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2013年3月20日 (水)

お彼岸の中日

13ohigan

お彼岸の中日の今日は父と妹と母のお墓参りに行った。

朝の待ち合わせのことで父から3日続けて同じ内容で電話がかかってきて、ついにボ

ケたかなと思ったけれど、この人の心配性はますますきりがないらしい。

それでも、お墓の掃除をして花をたむけ、お線香をあげて手を合わせ、ひととおりのこ

とをすませたら父の顔が晴れ晴れしたのが印象的だった。

都内ではもう桜がかなり咲いたというから、路線の時間を調べるついでに昨日このあ

たりで桜を見られるところを探しておいた。それで父には「まだ咲いてないかもしれな

いけれど、帰りにお散歩がてらちょっと行ってみようか」といってみるのだけれど、ふだ

んどこかに行きたい行きたいといってる癖に、いざ人が行こうというと「脚が痛いから

行かない」とかいうのだ。それならお腹も空いたことだしさっさと帰ろうと、来た道を再

びバスに揺られて駅まで戻ると、もう午後1時だ。切符を買おうと私が券売機にお金を

入れてたら、妹がやっぱりさっきのところにちょっと行ってみようといいだして、一駅だ

け電車に乗って行ってみることにした。いままで降りたこともない、見知らぬ駅。

降りてみるとそこは想像以上に辺鄙な町で、駅から十数分歩くあいだに飲食店の一

軒もない。途中、大型スーパーマーケットとツタヤとモスバーガーが一緒になったショ

ッピングモールみたいなものを見つけて、しかたなくモスバーガーでお昼を食べた。

てっきり父はファーストフードなんて嫌いなんだろうと思っていたら、意外にも機嫌よく

食べていて面白かった。

そして初めて見る入間川。

川べりの桜並木はまだ一分咲きにもなってなくて、なんとも殺風景な風景ではあった

けど、たしかにこれが満開になったらすごくきれいだろうなと思った。浅い川の中には

シラサギが2羽、水の中にくちばしを突っ込んでエサをついばんでいて、橋の横の看

板には「4月某日からワカサギ釣り解禁」とあったから、川の水もけっこうきれいなの

かもしれないね、と話しあった。

それにしても本当に何もない町で、あたりは休日の郊外の退屈な空気に満ち満ちて

いて、舗道を歩いていると今日がいつでここがどこで自分が何をしているのかが全く

わからなくなりそうなほどだった。

駅前で、小さな花屋の店先に置かれていたポット植えのカレンデュラひとつ100円と

いうのが目に入って見ていたら、妹は枯らしてしまった母のジャスミンの代わりにこの

ピンクのジャスミンを買うというので、私もカレンデュラを2つ買った。店の若い男の人

が「コーヒークリームという品種です」と教えてくれた。コーヒークリームとは珈琲好き

の私にぴったりの名前だ。

青山ファーマーズマーケットで買ってきたカレンデュラはまるで線香花火のように、陽

のあるあいだじゅう咲き続けてあるときぱったり枯れてしまったと思っていたけど、一

年草ならそういうものだったのだ。

13calendula

今日は朝から蒸し暑く、終日しろっぽい薄曇りで、なんだかさびしいような春の日。

けれど日が真西に沈むお彼岸の中日である今日に、故人の霊を供養すると迷わず極

楽浄土に行けるといわれているそうだ。

来月は父の82歳の誕生日。

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