バターナイフマニア
木でできたものが好きです。
そのなかでもとくにバターナイフが好きです。
なぜそんなに好きなんだろう?
自分で考えてもわからないけど、とにかく見つけたら手にとらずにはいられない。
それで、好きなかたちと質感をしていたら、やっぱり買って帰らずにはいられない。
そんなふうだから、誕生日のプレゼントのなかに木のバターナイフを見つけたときは
「ついにきた!」と思った。
このブログにも『食器棚の引き出しの中がバターナイフでいっぱいになってもいいくら
い好きです』と書いてるのに、バターナイフを人からもらうのははじめてです。
なぜなんだろう? あまり本気にしてもらえないのかな。
バターナイフなんてそんなに高いものじゃないのにね。
今回もらったバターナイフは、オリーブの木でできたのです。フランス製。
かたちもなかなかうつくしい。
それで、私はもらったバターナイフを握ってニマニマしています。(病気か?)
これまでいろんなコレクター、いわゆる収集家というのを見てきて、収集家にだけは
なるまいと思ってきたけど、バターナイフについてはちょっと自信がない。ハッと気づ
いたら本当に引き出しの中がバターナイフだらけ、なんてことにもなりかねない。(ち
ょっとあやしい)。でもバターナイフの場合、カメラや骨董品みたいに高額のお金もか
からないし、第一かさばらないから、地震がきてもガサっとつかんで防災袋の中に入
れて逃げれば、何かの役に立つかもしれない。(立たないか)。
といって、いまはそれほど持ってるわけではないのだけれど、いま引き出しの中にあ
るバターナイフを並べてみました。
こうやって並べてみると、なんだか群れをなして泳ぐ魚みたいにも見える。
上から2本めまでがメープル、3番めが作家もののブラックウォールナッツ、4番めが
今回のオリーブウッド、最後のが竹製。
ひと口にバターナイフといっても使われた木によって色も質感もこんなに違うし、作り手
によって様々なかたちのバターナイフがあるから、いくつあっても飽きません。
・・・ というわけで、いまあるのはたったの5本だけど、まだまだ増えていきそうです。
そして、これだけ好きだと、いつか自分でも作ってしまうかもしれない。
(実はそういってるそばから近所の材木屋に端材が置いてないか見たり、ホームセン
ターに木を削る道具を見に行ったり、どこかで糸のこ使わせてくれるとこないかな、な
んていってるのでした。)
いつか、竹で端正な菓子切りやフォークを作り続けているすごい高齢のおじいさんが
いたけれど、いまから始めて10年とか20年とか黙々とやったらあんな風になれない
かな、などと本気で考える。我ながら実にアホとしかいいようがないけど、そのアホさ
加減こそが(たぶん)私の人生を救ってるのかもしれなくて。
そのうち、家の中が自分で作った不格好な木の食器だらけになるかもです。
そしていつか、自分で納得できるものが作れるようになったらコトリさんの店に置いて
もらうかもしれません。(ウソです。いまのところそんな予定はありません。)
冗談はともかく、初歩の初歩のはじめの一歩、くらいは近々、着手したいなあ、と思っ
ているのです。
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コメント
群れをなして泳ぐ魚かぁ、
すてきな表現。
写真も好きだなぁ。
あたしもひとつだけ持っています。
いつもバターかちかちでほとんど使わないけど、苦笑。
投稿: あたしベイベー | 2013年2月19日 (火) 09:02
ベイベーさん、
ん、そうかな?
いつもありがとう(^-^)
ベイベーさんの素敵なコトブキ報告を見てからなんだかずっとバタバタしていてその後のブログを覗けてないのだけれど、愛しあってるか~い?(キヨシローの声で。)
ごめん、相変わらずこの時間はとち狂っておりますが(^-^;、例のコメントの謎(っちゅうほどのものでもござんせんが)今週中に送るね。
まあ、とにかくほんとにめでたいわ。
おしわわせにね♡
投稿: soukichi | 2013年2月20日 (水) 23:25