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2013年1月17日 (木)

やっと平熱

13umeboshi

土曜の朝に微熱が出て、息子に買ってきてもらった小児用ジキニンを1本飲みして眠

って夕方起きたら熱が38度4分になっていて、おまけに酷い寒気と悪寒、頭痛に咽喉

痛に全身筋肉痛、関節痛になっていて、こりゃインフルに違いないと思ったもののその

状態で医者に行く元気もなく。思わずインターネットで検索したら『インフルエンザ考

なる文章がでてきて笑って大いに納得してふたたび布団にもぐりこみそうになるも1人

で暮らしているわけじゃなし。家族に移っても困るので、医者の友人に『熱が38度以

上あって寒気がして頭痛がひどく全身が痛いのだけど、この状態でどうしても夜間外

来に行かないとマズイでしょうか』とメールしたところ、しばらくして電話がかかってきて

「医者に行かずにいると最低3日は高熱が出てかなりしんどい思いをするから早く医

者に行ったごうがいいよ」と穏やかな声でいう。それでがっくりしつつも意を決して身支

度を整え、かつて何度かお世話になったことのなる夜間外来に行ったのが夜の8時。

でも、くらくらしながら夜道を行ったにもかかわらず当直医は発熱してからまだ時間が

経ってないから今の時点では検査ができないという。けっきょく、ただの風邪薬を2日

分出されて翌日また行くことになった。でも、そうだった。前に『ためしてガッテン』でイ

ンフルエンザ特集をやったときに、インフルエンザは発熱から1日後じゃなきゃ検査が

できず、しかも発症から48時間以内にタミフルを飲まないと効かないという厄介な病

気だと知ったんだった、覚えておこうと思ってすっかり忘れてたよ、と思った。そして帰

ってから出された薬を飲んで眠ったところ、翌日目覚めたときには熱は36度8分まで

下がっていたのであった。こうなるとインフルじゃなくてただの風邪だったんじゃないか

という気もしてくるのだけど、インフルの場合、いったん熱が下がってもまたすぐに上が

ってくるということだったから、翌日日曜の午後にふたたび外来に行く。すると女性の

検査医も私と同様いまの熱を聞いて「インフルでそんなに熱が下がるかなあ?」とい

ぶかるので、「じゃ、検査は必要ないですか?」と帰ろうとしたら「ちょっと待って!」と

止められてけっきょく検査になった。私が記憶する限り初めてのインフルエンザ検査。

私はてっきり採血でもするのかと思ったら、鼻水を取って検査するのだという。その時

点でマスクを渡されて天井を向いているあいだに採取され、結果が出るのを待つこと

10分あまり。そのあいだにも自分と同様の患者が6番窓口の前にやってくる。

結果は見事に『インフルエンザA型』だった。

すると検査医とは別の夜間外来のときの男の先生が出てきて、ふてくされたような態

度で「タミフル出しますよ」というから思わずマスクをずらして「エッ」といったら、「あん

たはインフルなんだからちゃんとマスクしてなさいよ」といわれて、感染症とわかった

瞬間こういう扱いか、と思ったのでした。「これからタミフル飲んで自室に籠る感じ。家

族に移さないためにはご家族には協力してもらって全員マスクをしてもらって、もっと

協力してもらえるならご飯もご家族に作ってもらったほうがいいですね」という検査医

の女性の明るい声を聞きながら、ほんとにそうしてもらえたらいいんですけど、と思い

ながら病院を後にした。少々つらかったのがタミフルを出してくれる薬局が病院から

遠かったことで、ふだんならなんでもない距離が、ひとたび病気になった途端になんと

遠く感じられたことか。でも免疫力がまだあったせいか、少し歩いたらお腹が空いて、

薬局の近くにあった鯛焼き屋で鯛焼きを3つ買って帰った。それが外に出た最後で、

それから玄米粥を食べてタミフル飲んで眠り続けること2日間。土曜日からだと計4

日寝こんだことになるけど、健康なときあれほど眠くて眠くてしょうがなかったのに、

3日も眠り続けるともう4日めには眠ることにも飽き、おかゆにも飽きてきて、4日め

は夢の中でまでひたすらお風呂に入ってすっきりすることばかり考えていた。『千と千

尋の神隠し』に出てきた『薬湯』に入りたいなあ、とか。

そして火曜の夕方、息子が出かけた後に数日ぶりにヒマラヤ岩塩が入ったお風呂に

ゆっくり浸かったらやっと人ごこちがついた。息子が小さかったころ、手のひらの皮が

剥けてくると「お母さん、脱皮だよ、脱皮!」といって見せてくれたけど、巳年の今年に

ふさわしくまさに一皮剥けたような感じ。それで昨日からやっと仕事に復帰している。

昨日はまだ腰痛が酷くて、微熱もあって頭がふわふわしていたのが、今日はそれもす

っかりなくなった。今日は朝から天気になったから、朝から窓を開け放っていたるとこ

ろ掃除して、病のあいだ着ていたものはぜんぶ洗濯機に放りこみ、シーツと布団カバ

ーと枕カバーも洗って干したらやっとインフルエンザの気を家から一掃したようですっ

きりした。このインフルエンザで寝込んだ数日、何がつらかったって1番つらかったの

は前述した様々な症状が一気に襲ってきたことだけど、とくに全身の痛み。その痛み

はからだのなかでウイルスと免疫システムが火花を散らして戦っているからだと思うと

なかなか感慨深かったけど、とくに腰の痛みは最後まで残って、これは筋骨系の痛み

かとすら思ったほど。それがタミフルを飲み終える今日になってすっかり消失したとい

うことはやっぱりぜんぶウイルスのせいだったわけで、健常者にとってのタミフル5日

分というのはしごく妥当な処方なのだと思った。逆にいうと、ふだんから持病を持って

いたり、体力のない小さな子どもや老人などハイリスクに入る人たちには到底耐えら

れることじゃないから、できることなら予防接種は受けておいたほうがいいと思う。

病気になると当然のことながらそれまで毎日ふつうにおいしいと思って飲んだり食べ

たりしていたものがぜんぜん食べられなくなって、あれほど好きだった珈琲も飲めなく

なって、かわりにいつもは酸っぱすぎると思っていた(自分で作った立派な)梅干しが

ふつうに食べられて、いったい人間の味覚なんて幻想に過ぎないのかと思う。

昨日は数日ぶりに娘と夕飯の買い物に行ったのだけれど、まだ食欲があるわけじゃ

なく、何も浮かばないので、ずっと粗食だったからとりあえず鰻でも食べて栄養つけよ

うと思ったけれどさすがに季節外れで思うようなのがなかった。すっかりあてが外れて

ボー然としたところに目に入ったのが鱈の切り身で、そうしたら鱈ちりが頭に思い浮か

んで俄然元気が出てきて、鱈をたらふく食すのだとばかりに鱈の切り身を3パックも買

って、豆腐に白菜にきのこにかぼすにポン酢も買って、夕飯は今季初鍋となった。

実際食べ始めたらやっぱりまだ思うようには食べられなかったけれど、鱈のいっぱい

入った鱈ちりはいとおいしかったです。

さっぱりと清潔な衣類、寝具で眠れるしあわせ、あったかいお風呂でホッとくつろぐし

あわせ、寒い冬に家族で鍋を囲むしあわせ、おいしいものを食べておいしいと感じら

れるしあわせ、書いたらキリがないほど人のしあわせにはいろいろあるのだけれど、

それもすべて健康あってのことだということ、またあらためてしみじみ感じましたね。

幸いにもいまのところ家族に移った形跡はないのだけれど、よかったとすれば暇さえ

あれば精油を焚いていたこと、家族でエキナセアのサプリメントとコーディアルを摂り

続けていたこと、だろうか。(寝るときにマスクの内側にユーカリとラベンサラの精油を

垂らして寝たのも咽喉の炎症を防ぐのに役立ったと思う。)

インフルエンザ、かかってしまったら本当にこんなにキツイものはないし、ピークは毎年

1月から3月だといわれることを考えるとまだまだ油断は禁物。いまこれを読んでくださ

っている方もくれぐれも気をつけて、どうかかからないようにしてくださいね。

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コメント

随分ブログの更新がないので心配していました。
インフルエンザ・・・6,7年前に長男からもらったのが
最後。
それからは、小さな風邪をひくくらい。
これから本番ってとこでしょうか。
気を付けます。

投稿: ノブタ | 2013年1月18日 (金) 07:49

ノブタさん、
心配してくださってありがとうございます。
私ももうずいぶん長いこと風邪もひいてなかったから今回はほんとにまいりました。
いままでインフルエンザの予防接種なんて考えたこともなかったけど、このひどいのを経験するとちょっと考えちゃいますね。
今日もニュースのトピックになってたけど、いま物凄い勢いでインフルエンザの患者が増えていて、今月末にはピークになるそうです。
少なくとも人混みに行くときにはマスクをしたほうがいいかもですね。
ほんとに気をつけてください。

投稿: soukichi | 2013年1月18日 (金) 23:21

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