'2012さくら・さくら

2012年4月20日 (金)

鎌倉ランデヴー

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昨日はめずらしく仕事の休みをとって鎌倉へ。

健康上のこともあってしばらく会えずにいた友達と数年ぶりの再会。

電車に乗って1時間50分、鎌倉駅に11時前に着くと改札脇に立つ彼女の姿がすぐ

目に入った。私は髪を短くしたせいで彼女にはすぐにわからなかったらしい。

そして鎌倉は平日の午前だというのに相変わらずの人、人 ・・・・・・

駅前を歩きながら、ランチには早いけどどうする? といわれて、そうだ、それじゃイワ

タにいこう! といったら、マジで? イワタなんかもう何年も行ってないよ、といわれて

しまった。彼女は鎌倉生まれ、鎌倉在住の生粋の地元民。きっとまたすごい行列がで

きてるわよ、といわれてイワタに行くと、ラッキーなことに1人も並んでなかったので店

に入ると、中で待っている人が数人。そしてショーケースを見れば、あった。エクレア。

入口すぐの椅子で待つあいだ、しっかし、こんな何の変哲もない喫茶店がなんでそん

なに人気あるのかしらね、と私がいえば、あら、ここはお庭がすごくいいのよ、と彼女

がいう。順番がきて中に通されると確かに光でいっぱいの明るいテラスが目に入り、

その向こうは緑あふれる庭。かつてはテラスなんかなくて、庭にもテーブルと椅子が

出ていてそこでもお茶ができたのだそうだ。その明るい庭に面したテラスを除けば、

壁に絵画がかけられた店内は昔ながらのクラシカルな喫茶店という風。かつて、北村

太郎もここで新聞を読みながらのんびり珈琲を飲んでエクレアを大事そうに食べたん

だな、と思った。ここはそれだけでよかった。私がオーダーした珈琲はテーブルに置か

れる前に、ああ、駄目だと思ったし、店の中はオバサンたちの話し声でうるさすぎた。

北村太郎が来ていたころはこんなに混んでなかったのか、あるいは最も空いている時

間に来ていたのかもしれない。

数年ぶりに会う友達とは、そんなブランクをまったく感じないほどお互い気楽に好きな

ことを話した。彼女は私より10くらい年上の人だけど、こんなに気楽に話せるなんて

そんなありがたいことはない。喫茶店でさんざん話したあと、小町通りをブラブラ歩い

て彼女の友達のおススメだという『KURA』で軽くランチ。4月に入ってからずっと胃腸

の調子が悪い私としてはちょうどよいライトミール。そこでもお喋りに興じて時計を見

れば、すでに2時。

それじゃ、花見てから行こうか、と彼女がいうまで私はすっかり忘れていたのだけれど

事前に「鎌倉で行きたいところは?」と聞かれて、地元民の彼女といまさらお店めぐり

もないだろうし、元気になった彼女と彼女の猫に会うのがメインだから、どこかでまだ

咲いている遅咲きの桜でも見られたらそれでいい、といってあったのだった。

それで、たぶん今だとあそこの八重桜がいいと思うんだ、といって連れて行かれたの

が、駅からすぐの本覚寺。風があったのと光の加減でいい写真が撮れなかったけれ

ど、彼女の言葉通り、ここは八重桜がちょうど見頃だった。

それから、初めて彼女と鎌倉で会ったときも連れて行ってくれた妙本寺。

ここは駅からさほど離れてないのに奥深い山の風情があって、森の息吹が感じられる

ところ。鎌倉という土地の特色がよくわかる。

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清々しい新緑の青もみじ!

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ここは海棠がきれいなのよ、と友達がいうとおり、門を一歩くぐった途端にパッと花が

目に飛び込んできた。海棠はもう盛りを過ぎていたけれど、まだじゅうぶんきれい。

木の前に立つと甘い花の香りが漂ってきて。

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それから海棠の脇にはピンクと白の八重桜もあった。

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今年は桜を見にどこかに行く、ということをまったくしなかったのだけれど、お陰でここ

でお花見ができてしまった。しかも数年来、念願だった鎌倉で。やっと果たせた思い。

とくに今日は関東地方は曇りの予報だったのに、鎌倉はよく晴れて、青空と花のいろ

と新緑の緑がなんてきれいなんでしょう!

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そして、お花見の後はもちろん、友達の家で猫を見せてもらいましたよ。

彼女の家は猫のためにリフォームしたようなもので、猫にとってはパラダイスみたいな

家。壁だけじゃなくて部屋の上にまで張り巡らされたキャットウォークを自在に猫が走

り回る。テーブルでお茶をしていると、足もとには猫、上を見ればキャットウォークから

テーブルを見降ろしてる猫、猫 ・・・・・・

「猫嫌いの人にはたまらない家だよね」と友達がいうから、「猫好きにもたまらない家

だよね」といいました(^-^)

この日、私のカメラはなんだかピントが合わないなあと思っていたら単にレンズが曇

っていたからなんだけど、これは人一倍(いや、猫一倍?)堂々と部屋の中をのして

歩いていたライオンみたいなビーさん。

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ちなみに私がいるのはテーブルの下。

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このビーさん、人にはすごく人懐こくてかわいいのだけれど、新参者の癖にあまりにも

傍若無人だからほかの4匹の猫さんたちには嫌われ者だそう。ときどき人間にだって

自分から近寄っておいて、フーッと唸ってシャッ! と引っ掻くんだとか。

カメラを向けるとなぜか一目散に近寄ってくるから撮れなくなってしまうのだけれど、こ

のときも鼻がくっつくくらいに近寄ってきたから、舐められるのかな? と思っていたら

ムフッ! とお魚くさい息を吹きかけられたのでした。

赤ちゃんと老人と猫、私にとってはぜんぶ見ていると眠くなる存在。

あっという間に時間が過ぎる。

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帰りは友達の本棚から、彼女が「これすごくよかったわよ」というをいただいて帰っ

てきました。前にも私の誕生日に自分がもっとも好きな音楽をくれた彼女。これって

私にとってはすごく嬉しいことで、何よりの贈りもの。しかもこの本、前にAmazonで

自分でもチェックしていた本だった。(ハンタさん、ありがとう!!)

それで、家を出る前日に「お土産、期待してるね♪」と子どもみたいなことをいってい

た息子へのお土産はこれ。

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去年、別の友達と鎌倉に行ったときに食べておいしかった『こ寿々』のわらび餅。

これ、おいしいんだけど、開けるとぜんぶビロロロ~ンとつながっていて切りにくいこと

ったら。でも、食べたらやっぱりめちゃくちゃおいしかった!

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桜もそろそろ終わりの頃、初夏が始まる前の鎌倉ランデヴー。

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2012年4月14日 (土)

4月半ば

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昨日の夕方から降り始めた雨がやまない朝。

雨の土曜日。

歩いてプールに行くのもこれで何回めだろう?

遠目にもここの枝垂れ桜が咲いたのはわかった。

ひときわ濃いピンクだから。

おととい昨日の初夏の陽気はどこへやら、冷たい雨、それに風もある。

「この雨で桜も終わりね」

一緒に歩いてたクラブの人がいった。

4月になったと思ったらもう半ば。

そしてこの4月が終われば今年ももう3分の1が終わりだ。

ちょっと早すぎやしないか?

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2012年4月12日 (木)

今日の君

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いまや盛りのソメイヨシノと、

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一気に咲き始めた里桜。

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そして、花吹雪 ・・・・・・

大気にはすでに夏の気配が感じられる午後に。

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2012年4月11日 (水)

メタモルフォーシス

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女の時間にはいろいろあって、男の子となんら変わりない無邪気な子ども時代から、

センシティブでデリケートな少女の時間、それがけっこう長く続いて母とやりあう娘の

時間、それから大人の女としての時間が始まって、その個として最も自由な時間を経

て結婚して制限のある妻の時間、子どもを産んで母の時間、そしていつしか中高年、

老年期、おばあさんの時間へと、年齢と経験に合わせて時間軸は変遷してゆく。

もちろん、男にだってそれはあるだろうけど、女性のようにからだのなかから生理とし

てそれを体験、認識してゆくのと、また社会や異性からの圧力で強制的に意識させら

れてゆくのと違って男性は女性ほど境がはっきりしていないように思う。世の中には

子どものまま大人になってしまったような男がたくさんいるのを見てもしかり。私の結

婚相手は2人の子どもがいるにもかかわらず「1人になりたい」といったものだから、

私の両親は激怒してしまった。当然だ。それで7年の、あまり安寧とはいえない専業

主婦生活からいきなり2人の子どもとともに放り出された私は、まるで地中深くから

いきなり地上に引きずり出されたモグラみたいなものだった。しばらくは眩暈ばかりし

て動けなかった。

いきなり地上に引きずり出されたモグラ、あるいは飛び方を忘れた鳥。

ある人は私に、『神さまは最初からその人に越えられない試練など与えない、充分に

越えていける力を持った人にだけそれは与えられるのだから、あなたはだいじょうぶ』

といった。確かにそれはそうかもしれないとは思ったけれど、そんなどこかからとって

つけたような言葉は私にはなんの励みにもならなければ、気休めにもならなかった。

それからこれまでの時間に私にもたらされたものは何か。

少なくとも結婚しているときよりは自由になった。

1人で考える時間だけはたくさんあったから、それなりに賢くなった。

そして、単純に年をとった。それだけ。

残念ながら、というか、少々情けないことにこれだけ時間が経っても私はまだ綱渡り生

活をしているけれど、お陰でもともとよかったバランス感覚にさらに磨きがかかった。

いいことかどうかはわからないけれど、バランス感覚が悪ければ確実に落っこちてた

と思う。自分ひとりならいざ知らず、子どもがいたら落っこちるわけにはいかない。

昨日会った友達とはそんなころからのつきあいで、私がもっともつらかった時代に支

えてくれた友達の1人でもあるのだけれど、久しぶりに話したら、彼女は彼女で知らぬ

間にあたらしい領域へ移行したようだった。つまり、あたらしい時間軸へと。

いつも書いていることだけれど人は何より痛みによって覚醒され、思考は1人の時間

によって熟成される。(もちろん1人でいさえすれば熟成されるわけじゃなくて、とことん

考えなけりゃ駄目だけどね。)そして、彼女の思考もまた1人の時間によって熟成され

たようだった。それは私がいままで知っているどの彼女とも違って、とても静かな大人

の顔をしていた。

女だって結婚したらいきなりなんでもできる妻になるわけではないし、子どもを産んだ

らいきなり良い母になるわけではないのだ。彼女にだって、夫の机の引き出しから昔

の恋人の写真(しかも美しい)が出てきて怒って私に電話してきたり、「今日の夕飯の

エビチリがめちゃめちゃうまくできたのよ~!」といってメールしてきたかわいい時代

があるのであって、妻になるのも親になるのもそれなりに時間がかかるのだ。結婚生

活が駄目になったとき私が思ったのは、「もう少し待ってほしかった」だ。人は急に大

人になれない。男も女も「この人」と決めて結婚したなら、相手が成長をするのをある

程度がまん強く待たねばならない、あるいは、待ったほうがいい、と思う。

そう、それも今になって思うことだけれども。

友達が移行した時間軸はあきらかに知的作業があって行きついた先だと思うけれど

得ることはいつも失うこととイコールだから、同時に私には彼女が失ったものも思わせ

た。けれど、それによって彼女が楽になったというならそれでいいのかもしれない。

彼女にはダンスに夢中な光り輝くミューズみたいな女の子がいて、いま彼女はその送

り迎えで忙しい。でも娘が踊っているあいだに突如できた空き時間で、彼女は昔の、

独身だったころの自由な時間感覚を思いだしているところなのだそうだ。その感じは

私にもわかる。それは結婚して以来、主婦の彼女にはまったくなかった時間だから。

わかるからその邪魔をする気はないし、またその時間が彼女に何をもたらすのかは

わからないけれど、願わくは時間をこえて、この先もおつきあい願えたらな、と思う。

数少ない、話ができる友達として。

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さくら、満開になったと思ったら今日はもう強風に雨、だ。

濡れた舗道を埋め尽くすさくらの花びら ・・・・・・

それでもまだ満開のさくらを下から見上げると、いっせいに花々の瞳にみつめられる

思い。集団にして個。群衆であってワンネス。の、強い思いを感じる。

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2012年4月 9日 (月)

幻想的

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なんていう桜だろう ・・・・・・

これも桜。

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しばしファインダーのなかの色彩に遊んだ。

私に絵が描けたらなって思う瞬間。

水彩画にしたい。

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春うらら

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今日は一日風もなく、天気もよくて暖かったのに、ひと仕事終えてひどい眼精疲労を

抱えて気分転換に外に出ようとしたらもう夕方だ。

でも、なんとか日のあるうちに間に合った。

自転車でひとっ走り。

霊園の桜。

夕方だというのに、昨日までの寒さが嘘のようにあたたかい。

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それにしても霊園の桜って、なんてなまめかしいんだろう。

大いなる死の領域にある生だから?

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だんだん日が暮れてきて、空の翳りのなかで揺れる白い桜に目をとめて自転車を降

りて見上げてたら、とつぜん横から燦々と斜陽が桜を照らし始めた。

ほんの一瞬のことだったけど、こんなとき彼女ならいうかな。

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世界はときどき美しい ・・・・・・

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2012年4月 8日 (日)

枝垂れ桜

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今日も風が強いからなかなかピントが合わないのだ。

花かんざしみたいな枝垂れ桜。

そして、これは龍みたいな雲を携えた昨日の満月。

今週はいらないものをつぎつぎ手放していく週にしよう。

心頭滅却、黙々と仕事をしつつ。

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2012年4月 7日 (土)

花冷え

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これも毎年のことだけれど、気温が上がってソメイヨシノがいっせいに咲きはじめると

また一気に気温が下がって寒くなる。

花冷えのなか、今日2週間ぶりのプール。

外は寒かったけどからだに重く感じるものはいっさい着たくなくて、リネンのシャツにカ

ーディガンにレギンス、という軽装でシャツの裾をひらひらさせながら自転車飛ばして

出かける。行きは寒くても泳いだあとはたいてい寒くない。

帰りに交差点で信号待ちをしていて、ふいに思い立って右に行くところを左に行って自

転車を止めた。

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線路脇の、野火止め用水のほとりに咲いたソメイヨシノ。

観光地じゃないし、町中どこにでもあるソメイヨシノだから、わざわざ立ち止まって見て

行く人もいない。

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でも私は君をおぼえていたよ。

そして今年も君をおぼえていようと思うよ。

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桜っていうのはどうやっても一心な花で、小さな橋の欄干に立ってしばらく眺めている

うちに、そんなことを思ってしまう。

今年の桜は今年の桜。

去年のとも来年のとも違う。

わたしのこころもそこに寄り添う。

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今年はなんどでもいうよ。

いまひとたびの、さくらさくら。

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これは昨日、妹が持ってきた赤坂青野 の桜もち。

うっすらピンクと、

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白とあって、こし餡とつぶ餡。

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私は ピンクのこし餡が好み。

塩漬けの葉のほのかな桜の香りと、塩味と甘さの妙。

日本人に生まれてよかった。

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2012年4月 5日 (木)

大島桜

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いきなり気温があがって今季初のぽかぽか陽気。

駅前の大島桜も咲き始めた。

風は相変わらず強いけど、あまい花の香りがして。

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2012年4月 4日 (水)

さくら満開

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天は凶暴なまでに荒っぽいやり方で地上を浄化していった。

まるで町ごと日本列島まるごと高圧洗浄したようなものだもの。

そうまでしないとならないほどこの日本は汚れているのか。

そうかもしれない、と思う。

けっきょく暴風雨は昨日の夜半まで続いた。

一夜明けた今日は嘘のような台風一過の青空。

清明というにふさわしい、明るく清々しい朝。

水道道路の前を通りかかったら、毎年いち早く満開になる桜が今年も満開に。

しばし散歩の足をとめて桜を見上げる人たち。

今年もまた、しあわせな季節の始まり。

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