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2012年12月21日 (金)

術後の1ヶ月検診

12isetan

今朝は8時台に父と駅の改札前で待ち合わせた。

携帯を持っていても不携帯の父と朝早く外で待ち合わせるのは気を遣い、どちらかが

電車1本遅れても、それに最近ありがちな電車が遅延しても父をハラハラさせることに

なるから、なんだか今日はよく眠れなかった。ろくろく朝食もとらずに家を出た。

電車が父の乗るホームに滑りこんだとき、車窓から父の姿がチラッと見えてホッとした

けれど、腰を曲げて顎を突きだし、前傾姿勢で歩く父はひどく老人臭かった。このあい

だ電話でボスもいってた。自分のからだがもう自分のからだのように動かないんだと。

父の場合、最近は頭だってどうかわからないけど、頭で思うようにからだが動かず、

いちばん当惑したりイライラしているのは本人自身なんだろう。

といって、もうどうやったらそういう人とスムースな、あるいはお互い気持ちの伝わる交

流ができるのかわからないのだけれど。

今日は雨でもなく、比較的寒くないのだけが何よりありがたかった。

病院にやっとの思いで着いたら4階で血液検査。

ものすごく混んで待たされることもあるそうだけど、今日は思いのほか早く終わって、

かわりに診察まで1時間も待たなければならなかった。この病院は営利主義なものを

できるだけ排除しているという名目で喫茶店もレストランもないから、こういうとき、ひた

すら電光掲示板の下の椅子で待たなくてはならない。さすがに今日は父も椅子により

かかって目をつぶっていた。

例によって例のごとく、1時間以上待って診察は10分足らずで終わった。

退院前日にやったCTスキャンの結果は良好。担当医は「ずいぶんきれいにガンを取

ってくれたんだね」といった。(取ったわけじゃないけどね。)

肝機能は悪くないし、今日やった血液検査も正常値。「合併症もないし、よかったね」

ということだった。それは本当にそう思う。それでは次は2月に再発してないかの検査

をするのでCTの予約を、と医師はいい、いつものように父に同意書を差しだして自分

で書けるかと聞いた。それを聞きながら私が1行1行書いてあることを読んで父にチェ

ックしてもらい、最後にサインをしてもらった。それで医師にはお礼をいって会計票を

持って1階会計に行き、支払いをして終わり。

こうやって文章に書いていて、それだけといったらそれだけなのだけれど、それがどう

してこんなに疲れるのか。いつも父に会って病院に行くと私はかなり持っていかれる。

いちばん嫌なのはひとたび病気になると延々、医者と縁が切れないことだ。

81でいま肝臓がきれいでも、また3ヶ月後にCTスキャンを受けねばならないのだろう

か。厳寒の2月に、父のいう寒い検査室で ・・・・・・

父と駅までゆっくり歩くあいだにもう昼になってしまいそうだったけれど、相変わらず父

はまだお腹が空かないというので、父を駅の改札まで送って、私は暮れの用事を済ま

せがてらお昼を食べに伊勢丹会館に行った。この時期のデパートの地下はもっと混ん

でいるかと思ったけれどそれほどでもなくて、世話になった人に贈りものの手配をして

から、今日は血をいっぱい採られたという父に焼き鳥を買って帰りに家まで届けた。

玄関で父を呼ぶと案の定、父は残りもののパンなんか齧ってるところだった。人が誘

ってるときに一緒にちゃんとしたごはんを食べればいいのになあ、と思うけれど、頑固

な人なのだ。こんなこともただ「ありがとう」といってくれればいいのに、ずいぶん金を

使わせたね、なんていうから、いろいろへこんで帰った。

次はまたしても娘と私の誕生月の2月。

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