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2012年11月30日 (金)

くころカフェさんでランチ。

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先日、娘の成人式の写真を撮ってくださったmicaさんから「写真をお見せしたい」と連

絡があって、自宅でもぜんぜんかまわないのだけれどたまには私も外でゆっくりランチ

をしたいので、くころカフェさんで会うことにした。

このカフェ、コトリさんの近くにあって、いつもコトリさんから「おいしいおいしい」と聞か

されていたから、いちど行ってみたいと思っていたのでした。

今日もめっきり冷え込んだ冬の大気のなか、ホームページでプリントした地図を見な

がら自転車で走っていると、ありました、中学校の前の、一見ふつうの家みたいな入

り口。玄関を一歩入るとmicaさんの作品も飾られている棚はクリスマスムード。

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中で立ち働いている店主とおぼしき女性に予約名をいってテーブルセッティングが終

わるのを待っているあいだにmicaさんもやってきて、「寒いね~!」といいあう。

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「どうぞ!」といわれて入った明るくて清潔な木の店内は、どこか子どものプレイルー

ムのようでもあって。カウンターには手作りの焼き菓子や焼きたての天然酵母パンが

並べられていて。

さて、本日のランチです。

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チキンピラフのホワイトソースドリアに、グリーンサラダとコールスローサラダ、白野菜

のスパイシースープ。

店主によるとオーブン料理は来週からにする予定だったのが、あまりに一気に冷え込

んできたので急きょこのメニューにしたのだとか。そうしたら待ってましたとばかりに近

所のOLさんからの予約がドドっと入りました、と笑っていたけど、熱々のドリアはまさ

に今日みたいな寒い日にぴったり。白菜と大根の入ったスープとともに温まりました。

なんたっていつもは毎日ひたすら作って食べさせるほうだから、こんな風に誰かが作

ってくれたごはんを食べられるだけでもしあわせなのだけれど、それがこんなやさしい

味の手作りごはんならなおさらなのです。実は私は痩せてるからきっとあまり食べな

いんだろうと人から思われることが多いのだけれどそんなことは全然なくて、からだに

溜めがないぶん、お腹が空いてくると目がまわってきちゃうほうなので毎日3食しっか

り食べる。それで、見た目だけきれいな、いわゆるカフェ飯ってやつがあんまり好きじ

ゃないのだけれど、くころさんのランチは見た目よりずっとボリューミーでした。

もう、お腹いっぱい。

いわく、店主が食いしん坊だからだそうです。

食いしん坊、万歳! ですね。

そして、食後にはデザートとドリンクが。

今日はヨーグルトゼリーでした。私は飲みものはもちろん、コーヒー。

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ランチのことばかり書いているけど、micaさんとはしっかりお話できたし、渡したかった

ものも渡せたのでよかった。micaさんと店主が仲良しということもあるけれど、初めて

来たのにすっかりくつろいで、まるで友達の家でごはんを食べたようでした。

そして最初に(売り切れる前に)とっておいた天然酵母パン。

甘栗カンパーニュとショコラ。

もう名前だけでもおいしそうなパン。

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父の入退院に娘の成人式、それに会社のホームページのリニューアル、といろいろあ

った11月も今日で終わり。

そして明日からコトリ花店で始まる『Cinq Lumieres 5つのヒカリ』

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2012年11月29日 (木)

寒い季節のあったかスープ

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その人が久しぶりに夕飯時に家に来ることになったとき、「何か食べたいものある?」

と聞いたら、「クラムチャウダー」という答えが返ってきた。

そのときも、なんでクラムチャウダーなんだろう、と思ったけれど、いまでも作りながら

そう思う。クラムチャウダーなんてとくに作るのが難しい料理でもないのに。

このところ急に寒くなりだしてから、シチューとかスープとか、温かい汁物を作ることが

めっきり増えた。とくに冬の朝ごはんは冷たいサラダを作る気も食べる気もしないから

一品で野菜がたくさんとれて温まるシチューやスープが重宝する。

それで、こんな本を買った。

 Soup Stock Tokyo のスープの作り方

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スープストックトーキョーは西武新宿の駅の改札を出てすぐ左のところにあって、いつ

か入ってみたいと思っているのだけれど、私はご飯はたいてい家ですませてしまうし、

用事で1人で出かけたときは用事から用事へと時間に追われてお茶をする暇さえない

から、なかなかその機会に恵まれない。

ただいつか、仕事で六本木ヒルズに行ったときに店の前を通り過ぎるたら、チラッと見

えたメニューにはおいしそうなスープの名前がたくさん書いてあって、店の中からはい

い匂いもしていて、そそられるものがあった。それが家で作れるというのだからここで

一気に自分のスープのレパートリーを増やそうと思ったのだけれど、さにあらず。

本をめくって私が作ってみたいと思うレシピはハンドブレンダーを使ったものばかり。

それにシノワ、と呼ばれる濾し器もあったほうがいいらしい。

そういえばいつかcalligraphyさんに会ったとき、バーミックスが欲しいとかいってたな、

なんてことを思い出してちょっと検索してみたところ、それほど安くないこともさることな

がら、どう考えてもキッチンで場所をとる。もともとキッチン道具なんて揃えだしたらキ

がないし、できるだけ増やしたくないと思っているほうで、サラダスピナーを買うのだっ

そうとう悩んでから買ったのだった。(でも、あれはすごく重宝していて買ってよかっ

!)それに、いろいろなメーカーから出ているものをくらべてみても帯に短したす

に長しといった感じで決定打に欠ける。私がこれならコンパクトでキッチンでも場所

とらずにいつでも使えていいなと思ったのはコードレスで、価格を見たらすごく高い。

こりゃ普及版でも出ないことには私にはまだまだ買えるような代物じゃないなとあき

たのでした。もともとポタージュスープみたいななめらかなスープより野菜がごろご

ってるような具だくさんのシチューのほうが好きだから、まあ、いいかと思ったり。

それで、今朝はいつものように作ったクラムチャウダー。

ときには小麦粉をバターで炒めてホワイトソースから作るときもあるけれど、たいてい

ハインツのホワイトソースにあさりの水煮缶を使ってしまうから、わざわざここにレシ

を載せるまでもない。外でたまにこういうものを食べて気づくのは野菜をとても丁寧

細かく切ってあることで、これがいつもと違うのは野菜を小さめに切ったことくらい。

『オマール海老のビスク』は無理でも、クラムチャウダーくらいなら家庭で簡単に作っ

もじゅうぶんにおいしい ♡

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2012年11月28日 (水)

冬の最初の赤

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午後遅くになって空を覆っていた灰色の雲が切れはじめ、青空が見えだした。

今日は一段と冷えたから、道ゆく人はみんな膝下までのダウンを着ている。

街路樹の下のベンチに座っている老人の足もとには、落ち葉がたくさん溜まってかさこ

そ乾いた音を立てている。

斜陽とともに輝きだす空。

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輝きだす木々。

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冬の最初の色のような、真っ赤な落ち葉を拾った。

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2012年11月27日 (火)

満月前夜

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相棒をポケットに入れ忘れて出るときまって家に駆け戻ることになる。

今日は朝から典型的な西高東低の素晴らしい青空だった。

冬の陽がまぶしいような美しい一日。

でも夏とちがって美しい日もあっという間に終わってしまう。

夕方、買い物に行こうと外に出ると、満月前夜の明るい月と目が合った。

今日は朝から風が強かったけれど、夕方には北風が吹きすさんで寒さがいっそう増し

たようだ。思わずポケットに手を入れると、左ポケットには冬の石、ガーネットが入って

いて、まるでカイロでも見つけたみたいに握って歩く。

明日の満月も冬空に冴え冴えと美しいのかな。

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2012年11月26日 (月)

赤と青/重たく、あまい香り

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私のアロマライフはずっと続いていて、毎日の習慣になった。

朝起きて家じゅうの窓をあけて空気の入れ替えをしてから最初にするのはアロマディ

フューザーで芳香浴をすることだし、芳香浴をしながらウォークマットを踏んだら、自分

でブレンドしたボディオイルで脚をマッサージし、顔を洗ったらやっぱり自分で作ったア

ロマ化粧水で肌を整え、洗いものの後にはアロマクリームを塗る。夜はヒマラヤ岩塩

にローズヒップオイルを数滴と精油を数滴落としたものをバスタブのお湯に入れてア

ロマバスをする、という具合。ほぼ一日じゅう何かの精油の香りを感じながら暮らして

いて、それがとても心地よい。何よりいつも植物と一緒にいる感じがする。

週に1度通っているスイミングクラブでは菊ごはんのお礼に私がHさんに作ってあげ

たアロマクリームがとても好評で、私に売ってほしいという人まで現れたけれど、公式

認定アロマテラピストでもない私が他人に売るなんてとんでもないし、本当なら自分で

自分に合ったものを作るのが1番いいと思うから、しない。ならば作り方を教えて、と

いわれて先週、作り方を書いたプリントを渡したけれど、はたしてやるだろうか。(たぶ

ん、やらないと思う。)お菓子作りでもなんでも、始めるときには必要最低限の道具と

材料と知識がいるのは当然のことで、私は面倒なのは嫌だから自分で作るよりできた

のを買ったほうがいいわ、という人は最初からそちらを選べばいいと思う。この手の市

販品は家族で使うには高くて無理だから私は手作りしているけれど、興味本位で1回

作ってみる程度では市販のものよりコストがかかってしまうこともあるからだ。

私はなんでも自分でやってみるのが好きで、それが楽しくてしょうがないからやってい

るだけで、それで自分の肌がきれいになったり、身近な人が心地よくなったらいいなと

思う。先日読んだいくつかの記事によると、オーガニック大国オーストラリアでは大手

化粧品メーカーの作ったクリームなどより、いまは天然の植物オイルが注目されてい

るというし、海外の有名人などもこういったものを愛用しているという。やっと実質主義

の脱ブランド時代になってきたのかなと思う反面、一過性のブームで終わらないとい

いけど、とも思う。

少し前のことになるけれど、初めてジャーマン・カモミールの精油を買った。

息子の顔のニキビというか湿疹がひどかったときにティートリーを直塗りしていること

は前に書いたけれど、それだとどうしても乾燥がひどいので、メディカルアロマセラピ

ーの本の中にあった『赤くなって炎症を起こしているニキビ』にいいという『ホホバオイ

ル5ミリリットルにティートリー2滴、ゼラニウム1滴』を混ぜたものを塗ったら、意外に

も効果があった。意外にも、というのは実は私も息子もニキビにオイルなんて良くない

んじゃないかと思っていたからだ。赤く腫れあがった炎症が治ってからはまた別のレシ

ピ、『ホホバオイル15ミリリットルに、真正ラヴェンダー2滴、ペパーミント2滴、ティー

トリー2滴、ローマン・カモミール1滴』というのを塗り続けていて、でもあるとき、ロー

マン・カモミールよりジャーマン・カモミールのほうが抗アレルギー作用、抗炎症作用

が高くて、ステロイド的な作用があると知ったからだった。ジャーマン・カモミールといっ

たら不思議な青い液体だけれど、直感的にあの青もなんだか効くんじゃないかという

気がした。それでいつも使っている上記のレシピにジャーマンカモミールを2滴ほど加

えて試してみたら、これが効く。

ちょうど日常的に摂っている自社製品のサプリメントの内容を少し変更してもらったこと

との相乗効果もあったと思うが、ブツブツ赤いニキビのうえに皮膚が乾燥してペリペリ

剥けていたのが、肌が乾燥しなくなってきたのと同時に、だんだん赤いニキビも治まっ

てきて、やっと人間らしい顔になってきた。いっときは口のまわりにできた炎症ニキビ

のせいで髭は剃れないし痛くて口が開けられないほどだったことを考えると、かなりの

改善だと思う。本人にぴったりの精油が見つかるとこれほどまでに効くのかと、あらた

めて発見したのだった。

それで私は私で愛用のアロマクリームがなくなったので新たに作ることにした。

昨夜作ったのは、いつものベース(ホホバオイルとローズヒップオイル、ビーズワックス

とシアバター)にネロリとマンダリン、ブラックペパーを入れたもの。それもとてもいい香

りだったけれど、今朝は別のを作った。

ジャーマン・カモミールを買ったときにアロマテラピストの安西清香さんに何と相性がい

いかアドバイスしてもらったら、「ジャーマン・カモミールは何とブレンドしてもあのハー

バルさは消えないので、同じハーバル系、クラリセージ、マジョラムやラベンダー全般

柑橘ならレモン、オレンジ」という答えが返ってきて、さらに「重たく甘い感じならローズ

ミルラなどがおすすめです!」とあって、最後のが気になっていた。

重たくあまい香りなんて、まるでイタリア映画みたいだと思う。

それで今朝は、赤いいろをした精油・ローズと、青い精油・ジャーマンカモミールを入れ

て作ることにした。

上の写真の左がそれで、ジャーマン・カモミールとローズのほかにラヴェンダー・アル

パインとベルガモットが入っている。右はローズのかわりにネロリ。

このふたつは似ているけれど微妙に違う。ローズはうっとりするようなあまくてしあわ

せな香り。ネロリはあまいけれどほのかに爽やか。どちらもいままで嗅いだことがな

いほどいい香り。ジャーマン・カモミール単体では少し癖があってそれほど好きでは

なかったのに、いくつかの精油と混ぜたとたんになんとも絶妙な香りに変化した。

ジャーマン・カモミール。

なんだかちょっと癖になりそうな香りです。

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2012年11月23日 (金)

LOOSE BLUES

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今日は一日、暗くて寒い雨の日だった。

4時にはもう暗くなり、すっかり日が暮れてからカーテンを閉めて、LOOSE BLUESを聴

いている。それで、これ秋山さんと竹内さんでやったらきっと似合うだろうなあ、リクエ

ストしたらいつかやってくれないかな、なんて考えている。

今日はお昼が遅かったのと、昨日作った鶏だいこんが鍋にまだ半分残っているせい

もあって夕飯の買い物に行くのが面倒になり、いささか遅くなってから重い腰をあげて

家を出ると、雨はもうやんでいて、しっとりと冷気が満ちている。そういえば子供のころ

母に「今日の夜ごはんはなあに?」と聞くと、「残りもののブルースよ」ということがあっ

た。いまにして思えば、うまいいいかただな、と思う。あの人は口うるさくて厳しい人だ

ったけど、頭のカタイ人じゃなかった。

最近ボスに電話をすると、きまっていつも電話を切る間際に今日の夕飯の献立を聞

かれる。私が答えるとボスは「それはうまそうだなあ」と、しみじみという。

ボスにそう聞かれるたびに、私は八丈島の独り住まいの雨漏りのする天井や、ところ

どころ床が抜け落ちそうになった台所の床を思い出して、夏でもうすら寒い気持ちに

なる。とくに寒い季節にはなおさら。でもそれだって私がボスの家を見たのはもう十数

年も前のことなのだ。先日私が送った、ボスの家の前で撮った子どもの写真を見ても

それが自分の家とわからなかったくらいだから、あの家だって私が見たときよりさらに

遥かに老朽化しているだろう。ボスの足腰が弱くなってからは家の周囲の雑草を刈る

ことすらままならなくなって、もはや家が見えないほどに丈高く草ぼうぼうになり、安倍

晴明の庭も真っ青な状態になり果てているらしい。その草を掻き分け掻き分け、ボス

の家に届けものをする配達人や、ガスや電気の検針員のなんとご苦労なことよ。

昔、私がボスの編集室に入ったころは、ボスはもうすでに白髪ざんばらの髪を後ろで

いっこ結びにしていておばあさんだかおじいさんだかわからないような感じだったけれ

ど、まだまだ元気で、南国の鳥みたいにかん高い声でよく喋り、猛然と食べ、背筋の

シャンと伸びた、ものすごい早足で歩く人だった。こう見えても若いころ、オレはすごく

モテて千人斬りだったんだ、とボスは私に自慢した。多分に誇張が過ぎると思うけれ

ど、それに対しての私の返事はいつも判で押したように「最低」だ。若くてピュアだった

私は数なんてなんぼのものか! と思った。実際、年をとったいまとなってはますます

そう思う。

近所のスーパーで買い物をすませて帰ろうとしたら、迷惑なことに通り道の公園の入

り口のまんなかで若い男女が抱き合ってキスをしているところだった。その横を非常

に無機質な気分で通り過ぎながら、私は空腹でいま買ってきた買い物袋の中の食材

のことばかり考えていた。

ときどき自分に過剰な努力を強いながら、努力している自分の姿をとても滑稽に思う。

でも人間のすることなんておよそどれも滑稽で、愛も涙もときにひどく滑稽ね。

頭のなかでは、さっき聴いたばかりのLOOSE BLUSEがまだ鳴っていて。

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青森からリンゴが届いた。

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先日ボスに珈琲豆やら何やら送ってあげたら、そのお礼に今日リンゴが届いた。

「いやあ~、今日すごい宝物の箱が届いたよ」と素直に喜ぶボスからお礼の電話がき

て、そんな声が聞けただけで私はよかったのに、お返しに郷里の青森からリンゴを送

るというから、きょうびリンゴも高いから送ってくれなくていいよといったのに、いや今回

だけは送らせてくれ、ときかなかった。

届いた箱はとっても大きくて、リンゴが2段になって32個も入った箱だった。

なかには『安心の生産者直送品です。家族親類総出で収穫しました』と生産者からの

ほのぼのするようなメッセージが入っていて、真っ赤なリンゴはふたつに割ったら金い

ろの蜜がいっぱい入った硬くていいリンゴだった。息子がよい音をたててリンゴを食べ

ながら、「こんなにおいしいリンゴ、ぼく久しぶりに食べたよ」といっている。

程よい酸味と甘みで、リンゴのいい匂いがあたりに四散する。

何より、かたく実がぎっしり詰まってるのがいい。

それでボスには「送ってくれなくてもいいよ」といったのに、嬉しくなって子供みたいに

「リンゴ、リンゴ♪」といっている。

今日ボスにお礼の電話をしたら、出てきたボスは憂鬱そうな声をしていて、何かと思

ったら、やっと当たった公営住宅の保証人に適当な人がいなくて困っているそうだ。

同じ東京都の住人ならいいんでしょう、といったら、島民じゃないと駄目なのだって。

まあ、なんてお国のやることは融通が効かないことか。

それでもなんとか頭をひねって搾りだしたという候補者のことを話すから、そのどちら

かの人がなってくれるからだいじょうぶ、あんまり気に病みなさんな! といって電話

を切った。なんて無責任な、という人がいるかもしれないけれど、だいじょうぶと思った

らそうなることになっているのだ。私だっていままでそれでなんとかやってきたんだか

ら。これでいいのだ。

真っ赤なリンゴは本当にひとつひとつが思い思いのかたちをしていて不揃いで、まる

で人間みたいだ、と思う。

リンゴ1日1個は医者いらず、というから、これから毎日、大事にいただこうと思う。

ボスの憂慮よ、今日の雨ととともに四散しろ!

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2012年11月22日 (木)

冬のラ・ローズ・ドゥ・モリナール

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天気予報ははずれた。

今日は晴れた。

それに寒くない。

毎朝、わずかな時間でも家じゅうの窓を開け放って部屋のなかに朝の大気を入れる。

ベランダでは長い時間かかってやっと開きはじめたラ・ローズ・ドゥ・モリナールが伸び

たステムの先に大きな花をつけて重たそうにしてしなだれていた。

はじめてこの花のいろを見たときにはびっくりしたけど、このバラにはもうひとつ難点が

あって、横張り型の株から四方八方好き勝手に枝を伸ばすものだから、まったく収集

がつかない。まわりのバラも迷惑。でも、いくら剪定したところでこのバラはきれいな樹

形になどなりそうにないな、と思う。切りたいと思う場所にぜんぜん芽がないのだ。

ただ、香りだけはいい。

一長一短は人と同じ?

11月もはや後半にさしかかった。

もうバラの剪定と植え替えを始めなければ。

11月の残りの日も、今日みたいに天気で暖かい日が続けばいいなと思う。

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2012年11月21日 (水)

冬の光

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昨日は疲れていたせいか、一晩じゅう夢から夢へという感じだった。

でも昨日の夢はシリアスな夢じゃなくて、かなりおかしな、思いかえしても面白い夢。

ちょうど吉本ばななの小説のなかの夢についての会話で『夢は自由よ。キリンとか、

あんこうとか出てくるしね。エンパイヤステートビルっていうの?あれとか。恋愛もね。』

『人の心って奥が深いわよね。昼間、思ってもいなかったことがどんどん出てくる』なん

て文章を読んだばかりだっから、『実に』と思ったのだった。

なぜか私にタンゴを教えてくれるカルロスさんとか(おまけに私がダンスの筋がいい、

とか。それはありえない)、これからバンドでツアーに行くマイクロバスのなかでイベン

トのために女装をしていた直さん(これがまた妙に似合う)とか。

そんな変な夢を次から次へと見て目覚めた朝は、今日もいい天気で、カーテンをあけ

た途端に白い光が虹とともに部屋のなかに飛び込んでくる。

それにしても冬の光ってなんて眩しいいんだろう。

まるで空が発光してるみたいだ。

そして今日はやっぱり彼女のことを思わずにはいられない。

午後からコトリ花店に行った。

幸福の王子の横に飾る花を買うために。

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でも、おかしな夢といい、今日はなんだかバランスの悪い、危うい日だったらしくて、自

転車で家の前の道をゆっくり走りだしたら突然小さな子どもが脇をすり抜けようとして

よけた途端に私ともあろうものが自転車ごと横倒しになったしまった。ガードレールの

あるところだったから地面にたたきつけられることはなかったけれど、腿とお尻をしこ

たまガードレールにぶつけた。起きあがり、やっとの思いで重い自転車を起こし、すぐ

に走り始めたけれど、私道から車道へ出る直前にブレーキをかけながら左にハンドル

を切ろうとして、あるはずの場所にブレーキハンドルがなくてクルマの前に出てしまっ

た。ああ、もう駄目だ ・・・、という感じで世界がゆっくりスロー・モーションになったけれ

ど、クルマは徐行していてスピードが出てなかったので手前ですぐに止まって難なきを

得た。脇道に自転車を入れてブレーキを確認すると、さっき倒れた衝撃でブレーキハ

ンドルがぐるっとまわってあさってのほうに行ってしまっていたのだった。グイっと回し

たら元の位置に戻ったけれど、今日はまずい、何かがおかしい、気をつけないと駄目

だ、と思った。にもかかわらず、少し先のところで、よそ見をしながらユーターンしてき

た男性の自転車にあわや突っ込まれそうになった。

そして今日はコトリ花店には2人の先客ありで、寒い外で待たねばならなかった。

持って行った熱いお茶と、コトリさんがくれたコナフェさんのホッとするやさしいお菓子

でこころはすぐに落ち着いたけれど、「2度あることは3度ある、の3度ぜんぶクリアし

たからもうだいじょうぶだよ」とコトリさんにいわれたにもかかわらず、帰りは帰りで2人

の人が擦れ違うのがやっとなくらいな細い道で、前からすごいスピードでコントロール

不能になったおばさんの自転車が突っ込んできて危なかった。

これから年末にかけてどんどん時間の過ぎるスピードが速くなって、人の気が浮つい

てきたりピリピリ立ってきたりするから、ほんとに気をつけないといけない、と思った。

魔がさす、って言葉があるけれど、人が無事でいられるのなんて、もしかしたらほんの

わずかな危ういところで成り立っているのかもしれない。

あの衝撃だった日から早くも一年。

一度も会ったことのないその人のことをどれだけ考えただろうか。

イブ・ピアッチェはなかったけれど、今日私が選んだのは、なんともいえない愛らしい色

あいとひらきかた、癖になりそうな上品でフルーティーな香りを持ったシェリルというバ

ラと、まるまったクモみたいなつぼみのスカビオサ、縁が淡いピンクの花弁にグリーン

のストライプが入ったカーネーション、それにゼラニウム。

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『シェリル』はフランス語で、『深く愛する』の意味があるそうだ。

幸福の王子は不思議な人形で、同じ日に買った花を別々に生けると、なぜかいつもき

まって幸福の王子の脇に置いた花瓶の花のほうが長もちする。

どう考えても人形から発せられた気が花を長生きさせているとしか思えない。

そうやってこの世から肉体は消えても、さまざまなところで彼女の思いは生き続けてい

るのだと思う。

私も手もとに幸福の王子がいるかぎり、彼女のことは忘れられない。

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2012年11月20日 (火)

父、退院

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駅から病院まで、私の足で歩いたら15分もかからないところを、父と歩いていると果

てしなく遠く感じる。とくに重い荷物を持って歩いてたりするとなおさら。

でも今日は真冬日だった昨日とは打って変わって晴天になり、とても暖かい。

いままで父の入退院のときはかならずといっていいほど悪天候だったから、それが何

よりありがたかった。昨日、病院の窓から寒そうな外を眺めて今日はすっかり真冬の

重装備をするつもりだった父の顔も、外を歩きはじめたらほころんだ。

そして、天気よりも何よりも、もっとありがたいのは1月のときとは違って父がとても元

気なことだ。今回は入院中もそれほど泣きごとや愚痴をいわなかったし、オペが終わ

った直後から、今回は自分の家に帰ってなんでもできそうだといっていたし、暖かくな

ったらバスを乗りついで都内をバスツアーして回るんだといっていた。今日は今日で、

明日からもう近所に散歩に行くという。実際のところはどうあれ、そんな気力があるっ

てことはいいことだと思う。

病院のある駅から家の最寄り駅へは急行に乗るとあっという間に着いてしまう。

駅のホームで時計を見ると、お昼を食べるにはまだ少し早いけど、でも実家に行って

も何もないから、駅前のお蕎麦屋さんにでも入ってお昼を食べていこうといってみるけ

れど案の定、父は「お父さんはまだお腹空かないから、あなただけ食べてきなさい」と

いう。しかたなく電車の踏切りのところで父を待たせて、すぐ近くでお寿司を買って実

家に行く。この人はお寿司ならお腹が空いてなくても食べるという人なのだ。

12時きっかりにお昼を食べ始めて、「ごはんを食べながらなんだけど、夕飯は何が食

べたいとか、ある?」と聞いたら、父はもうこの時間にお昼を食べたら今日はもう何も

いらない、という。自分はもう年だから一日二食でいい、というのが父の口癖だけど、

お腹減らしの私は、でもこの時間に食べてそれはないでしょう、と思う。

狭いキッチンの前には段ボールに入った野菜が置かれていて、ああ、これを使ってっ

てことなのね、と思った。一服してから、もはや勝手知らない実家のキッチンに何があ

るかをチェックして、持参したエコバックを肩にスーパーに買い物に行った。

実家の界隈で夕飯の買い物をするなんていったい何十年ぶりだろう。

私が見ないあいだにこの町もすっかり変わった。

それでも久しぶりに近所を歩く懐かしさに、そうだ、子どものころ休日の朝によくパンを

買いにやらされたあのちょっと高級なパン屋さんはいまでもあるかな、思ってちょっと

行ってみたけれど、もうとうになくなったみたいだった。小学生のころ『アタリヤ』と呼ん

で学校帰りによく行った駄菓子屋ももうとっくにないし、さんざんお世話になった小児

科の先生も高齢でリタイアしてしまったらしい。もうとくに私が見て懐かしいものはなさ

そうだった。路地裏で日向ぼっこしている貫禄じゅうぶんな猫にであったくらいだ。

スーパー・マルエツはこの辺にはなかった大型スーパーで、まだできて新しい。

私がいつも買い物に行っているスーパーとは品揃えが違って新鮮だったから、ここで

もウロウロしてしまった。切り花コーナーにはお仏壇用でも比較的悪くない花束があっ

て、買おうかと思ったけれど父の散歩の目的をとったら悪いのでやめた。

実家のキッチンはとても狭く、どこに何があるかもわからず、調理器具は母の代から

使っている古いものばかりで、何もかも勝手が違って苦労した。とくに包丁がぜんぜん

切れなくて、自分の手を切らないように注意しなけりゃならなかったし、熱湯をかけて

油抜きした油揚げを切ろうとしたらスパッと切れずに豆腐がぐしゃぐしゃになって出て

きたのには驚いた。それを見たら(仕事で忙しいからしかたないけど)、いかに妹がふ

だん料理をしていないかがよくわかった。

けっきょく、大根と油揚げの味噌汁、肉じゃが、ゴマのいっぱいかかった金平ごぼう、

ほうれん草のゴマ和え、という『基本のき』みたいな地味な夕飯を作って帰って来た。

それだけ作るのが精いっぱいだった。実家の炊飯器はガス釜で、勝手がわからない

のでいつも飯炊き担当の父がお米をといでセットした。父は久しぶりに水を触ったら

しく、「やっぱり病院とは違うね。病院はどこで水を使っても温かかったけど、ずいぶ

ん水が冷たくなった」といった。私は料理の途中でガス湯沸かし器が点かなくなってし

まったからほとんど水で洗いものをしたけど、自分の家の水道と違ってぜんぜん平気

だった。やっぱり都内と都下では水の温度もこれだけ違うんだと思ったのに、やっぱ

り父は体力が衰えていて、からだが冷えているんだろうなと思った。

7時過ぎに自宅に帰って、なんだかすっかり疲れて自分の家のご飯を作る気がしなか

ったから、息子が出かけてていないのをいいことに近所のカレー屋に夕飯を食べに行

った。店の外ではシェフがチラシを配っていて、相変わらず店内には1人も客がいなか

った。ここにはつい先日も来たけれど、このあいだと同じように昭和歌謡のインド語バ

ージョンのような変な音楽がかかっていた。

食後に、もう何度か行っているので顔見知りのオーナーがやってきて、また「だいじょ

うぶ? 辛くなかった?」と聞いた。私はまた「ぜんぜん辛くない。だいじょうぶ」と答え

た。今日は疲れたからここでカレーを食べたらさっさと帰って家でのんびりしようと思

っていたのに、そんなカレーの話から始まって今後の店の構想を延々と熱く語られて

しまった。私が内心この店の行く末を心配していたのがバレたのかもしれない。

コトリさんからインド人だと聞いていた彼らはなんと、インド人ではなくてほんとはネパ

ール人だった。オーナーとシェフはともかく、若い女の子は典型的なインド美人だと思

っていたのに。それでチベット・モモやチベット焼きそばメニューにあったのか。

レジでお金を払うときに「いまかかっているのはどこのポップス?」と聞いたら「インド」

という答えが返ってきた。「でも、あなたたちはネパール人だからインド人みたいに踊

ったりしないのね?」と聞いたら、「踊らない。ネパール人、日本人とほとんど同じ」とい

うから「でも日本人は踊るよ、盆踊りのときとか」と身ぶりをつけながらいったら、ネパ

ール人もお祭りのときは踊るのだそうだ。私は彼を面白いネパール人だと思ったけれ

ど、彼もまた私のことを面白い(変な?)日本人だと思ったに違いない。

家に帰ってしばらくしたら、妹からご馳走さまメールがきた。

あんな地味なご飯でも喜んでもらえたらしい。

父の体力が完全に戻るまでは、しばらくはときどき夕飯を作りに行くようだろうな、と思

う。ともあれ、今日無事に父、退院。

神さまに感謝。

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2012年11月19日 (月)

冬へ ・・・

12breakfast

今日は朝からいちだんと冷え込んで真冬日になった。

うちではこのあいだから私が「そろそろガスファンヒーターをつなごうか」といっている

のだけれど、そのたびに2人の子供が「まだいい」というので、今季まだ一度もストー

ブをつけていない。

でも今日はどんより曇って陽射しがまったくなく、火の気のない板の間にいると底冷え

するので、たまりかねて午後になってついにガスファンヒーターのホースをつないだ。

ガスファンヒーターのいいところは電源を入れたらすぐにあったまること。

スイッチを入れた途端に一気に温かい空気が出てきて、寒さで固まっていたからだが

ホッとゆるんだ。

それで、そろそろ父の病院に行かなきゃ、今日はついに冬のコートの出番かな、と昔

さんざん見慣れた寒々しい、でもどこか美しくもある西新宿の冬景色を頭に思い浮か

べていたら電話が鳴って、父だった。心配性の父らしく、すでに妹から聞いている明日

の退院時間の念押しと、それから「今日はもう来なくていい」という。もう週末に妹が来

てすっかり帰り支度はしてしまったし、あとは明日時間にさえ来てくれればいいという

のだった。けっきょく、その程度のことを話すのに病院の公衆電話からかけている電話

は途中で何度も切れ、いいかげん時間が経ってから2度め3度めとかかってきて、3度

めにやっと「わかった。じゃあ明日ね」と切るに至った。81歳の老人みんながこうとは

思わないけれど、実に年寄りというのは手間がかかる。寒いなか出かけていかなくて

よくなった私は気が抜け、同時に頭のなかにあった冬の幻想も消えた。

昔、三井ビルの前にある広場のテーブルで、テイクアウトした紙コップの薄いコーヒー

を飲みながら、冬ざれの街路樹を眺めるのが好きだった。あの感じ ・・・・・・。

夏の恋の次に鮮やかのは、冬の恋なのじゃなかろうか。

日に日に寒い朝、珈琲カップを3つ並べて、沸かしたてのお湯をそそぐともうもうたる湯

気が上がって、その、もうもうたる、っていう感じはとても好きだ。

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2012年11月17日 (土)

冬空

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重くたれこめるグレーの堆積。

冬空。

今朝は昨日までより気温が下がった。

いつもの土曜日は娘は家にいるのだけれど、セツのシステムって変わっていて、入学

してから半年までの1級生の授業は月・水・金・で、2級生から上はずっと火・木・土に

なる。つまり2級生から初めて上級生に混じっての授業になるというわけ。

それで今日は娘は私がバスルームにいるあいだに出かけて行った。

それから30分後、私も雨がポツポツと降りはじめたなかを自転車で出かけた。

風もあって、スイミングクラブまでの行きの道は常に向かい風だから、かなり一生懸命

こがないと自転車がちっとも前に進まない。一生懸命こぐとかなり息が切れる。それと

同様、冬のプールは泳ぎ続けてないとすぐにからだが冷えてしまう、でも泳ぎ続けるに

は私には体力がなさすぎる。

今月第3週めは平泳ぎ。

まずコーチから、スタートキックをしてからひと掻きひと蹴りをするときにドルフィンを入

れるようにいわれる。北島康介がやったのが始まりで、いまでは公的にOKになった

テクニックだそうで、ひと掻きするとき、水を後ろに押すタイミングでドルフィンをすると

いう、たったそれだけのことなのだけれど、これがなかなかタイミングがうまく合わな

い。自分の身体能力のなさに嫌になる。この10年で私の瞬発力は見事に落ちた。

でも今日はアフタープールに収穫があった。

ジャクジーで同じクラスの人と今日のレッスンについて話しているとき、私が「すべて

は重心移動がうまくいくかどうかだと思う」と話したら、彼女はかつて、いまはもう辞め

てしまっていない コーチに別の場所で習ったことがあって、そのときに「全ては臍下

三寸だ」と教えてもらったという。つまり、どの泳ぎをするときにも腹筋に力を入れるこ

とで自然に重心が前に行き、上半身の力が抜けて楽に泳げるようになるのだそうだ。

コーチのところに行ったばかりのころは、ひたすら腹筋に力を入れてプールの中を歩

くことばかりを延々やらされて、「自分は泳ぎを習いに来たのに、プールを歩かされる

ばっかりでこれってなんなんだ!」と思ったけれど、後ろから見ているコーチに注意を

されながらしっかり歩いていたら、泳ぐときも常に腹筋を意識して泳ぐことができるよう

になり、すごく楽に泳げるようになったのだという。

「それってすごいね。いいこと聞いた! ありがとう!」と私はいった。

Iコーチには私も以前クラブで習ったことがあるけれど、独特な考え、独特な教え方を

する人だった。それというのも彼女自身はリウマチで片脚が完全に湾曲してしまって

いて脚の長さも違い、陸上では明らかに身障者なのだけれど、水泳のコーチなので

当然といえば当然のことながら、水中ではそんなことをもろともしない素晴らしい泳ぎ

をする。だから彼女の教え方は、ハンデのある人が人並み以上に泳げるようになるま

でに体得した、その自身の経験に基づくからだに無理のないノウハウなのだと思う。

そして、もうひとつの収穫は、いつも草原で草を食んでるロバみたいな顔をして、最近

じゃ泳ぐ前のプールサイドでカバさんのような大あくびをしている彼女が、実はとても素

敵な人だとわかったこと。本好きの彼女は大学の図書館で30年働いたあと退職して

そのあとも本が好きだったからとにかく本に関わることがしたくて、市のボランティアで

本の朗読、読み聞かせとストーリー・テリングをしながら月に一度、自宅の本棚のある

部屋を近所の子どもたちに開放して『絵本の日』というのをやっているという。子どもは

もちろん、大人が読んでも素敵な絵本がたくさんあって、それを気に入ってよく来てく

れたのが Iコーチで、それで知り合いになったのだそうだ。

大あくびのカバさんがそんなことをやっている人だったとは。びっくり。

それで昔から私も、自分に何かできるボランティアがあるとしたら本の朗読をテープに

録音することくらいじゃないかと思っていたから、大いに彼女のやっていることに興味を

持って、こんど彼女の家を教えてもらうことにした。すぐに空想が始まる私だから、『絵

本の日』に子どものお客さんで賑わう彼女の家に、子どもが喜びそうなウサギやリス

のかたちのクッキーをいっぱい焼いて訪問する日をいまから思い浮かべたりして、帰り

も雨に降られながら楽しい気持ちで帰って来た。

「人は見かけじゃわからないね」っていう発見は、実は私にとってはささやかだけれど

最高のギフトかもしれない、と思う。

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2012年11月15日 (木)

水筒の中身

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一日おきにセツに行く娘に、いつもポットに入ったお茶を持たせるのだけれど、今日の

ヘリオスのポットの中身は昨日コトリさんにもらったハーブティー。

 pukka love

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2012年11月14日 (水)

狐の嫁入り

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今日の午後、晴天なのに雨の音がして思わずベランダに出ると、青空に雨粒の斜線

が太陽の光を浴びてキラキラしてる。

「わあ、狐の嫁入りだ! これだと虹が見えるかも!」といったら、娘も自分の部屋の

窓辺に立って「なんだか幻想的だね ・・・」といいながら眺めてる。

新月の気に満ち満ちた、すごく明るくて、静かな雨。

太陽と青空と雨の不思議な光景。

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今朝、洗った白足袋を娘に見せながら「狐の足みたい」といったばかりだ。

それに昨日、うちの子は文金高島田も白無垢も似合いそうだな、なんて思いながら眠

ったからかな?

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しばし刻々と変わりゆく雲 ・・・・・・

そのなかを悠々と飛んでいく飛行機。

雨はわずか数分でやんだけれど、一気に大気が浄化されたように清々しかった。

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2012年11月12日 (月)

成人式の写真撮影@コトリ花店

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あれはまだ肌寒かった春のこと。

今年のお正月に父が入院してしまったため娘の成人式どころではなくなって、さてどう

しようと思っていたとき、キッチンで洗いものをしていて、ふいにひらめいた。

なんたってものすごくシャイで無口、緊張しいで目立つの嫌い、人に見られるの嫌い、

という人だから、もともと成人式に着物なんか着なくていい、写真撮影もしなくていいと

いっていたくらいで、下手な提案などしたら拒否されるだけ。でも親としては、女の子

だし、やっぱり何か思い出に残ることをしておいたほうがいいんじゃないかという思い

があって、このアイディアならきっと娘も承諾してくれるんじゃないかと思って話してみ

たところ、娘も知ってる相手で彼女のセンスを信頼していることもあっていつになく好

感触。それで、さっそくそのひらめきを駄目もとでコトリ花店の理夏さんに相談すると、

すぐに「わあ、素敵! やろう、やろう♪」といってくれて、今日のことが実現することに

なったのでした。

それは、コトリ花店で成人式の着物を着た娘の写真撮影をしてもらうこと。

なんたってコトリさんは花屋だから、髪飾りもブーケも作ってもらえる。それに、いつも

ウエディング装花のときに撮影スタッフとして同行している美香さんは写真撮影だけじ

ゃなくてもともとは着物の着付けが本業の人。コトリさん経由で美香さんに相談しても

らうと、ラッキーなことに彼女もすぐに快諾してくれた。

それから何度か打ち合わせをして、最初のひらめきから約半年後の今日。

緊張しながら待ちに待った日。

灰色の雨雲が垂れこめる朝から昼近くまで降った雨は、娘のヘアメイクが終わって美

容院に迎えにいくころには霧雨になり、みるみる雲が切れて晴れ間が広がり、着付け

の美香さんが家に来てくれるころには朝の空模様が信じられないような素晴らしい晴

天になった! 頭のなかでずっと思い浮かべていたイメージ通りの展開だったとはい

え、今日ほど天の采配に感謝したことはなかったかもしれない。

家に来る途中、電車が止まってしまったりするアクシデントがあったにもかかわらず、

家に着くなりきびきびした動きで着付けの準備を始めた美香さん。「それでは始めさせ

ていただきます」といったかと思うと、そこからは着せる人と着せてもらう人だけの静か

な時間が流れ始めた。うちの娘より小柄な方なのに、その動きはよどみなく迷いなく、

『仕事師』とでもいいたいくらいの惚れ惚れするような動きで、ただ衣擦れの音がする

なか、時間通りに素晴らしい着付けをしてくれた。

そしてヘアメイクと着付けを終えた娘は、まさに馬子にも衣装(私も成人式のとき親に

いわれました)といった感じで、どうやっても中学生くらいにしか見えないいつもの娘と

は別人のよう。そして、どうやら私より私の着物が似合ってる。

ふだんまったくのノーメークでおとなしい服装ばかりしている人だから、いささか親ばか

とは思いつつも娘のこの変身ぶりにはびっくり。(実は本人もびっくり。)

そして着付けも終わって向かうはコトリ花店。

時間通りにやってきたタクシーに3人で乗りこんで数分後に到着すると、奥のカウンタ

ーでは理夏さんが「早すぎる~」といいながらせっせと髪飾りの花のワイヤリングをし

ているところでした。

これが今日、娘の髪を飾った花たち。

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着付けのときとはまたまったく違う雰囲気でカメラを構えて撮影を始めた美香さん。

もうすっかり女・篠山紀信といったふうで、感激屋の彼女が撮りながら「もうだめ。限

界! うるうる~」なんていいだすと、横では私と理夏さんが「また美香さんのいつもの

が始まったぜー」なんて茶化す始末で。

写真館でカメラマンにいわれたとおりのおきまりのポーズで硬い笑顔で撮る記念写真

とは大違いの撮影風景。きっと自然でいい写真になったんじゃないかなと思います。

美香さんが撮影しているあいだ私は邪魔にならないように店の外にいたのだけれど、

そんななかで掠め撮った今日の1枚。

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なんたって写真を撮ってくれているのが着物を着せてくれた方なので、少々着物が乱

れても心強いのです。

こんな感じでほぼ1時間の撮影が終わり、みんなホッ。

娘にとってはもちろん、私にとっても心温まる、とてもしあわせな一日になりました。

今日のことを快諾してくれて何から何まで協力してくださった理夏さんと美香さんには

本当にこころから感謝の気持ちでいっぱいです。

それから、これはこのブログを読んでくださる皆さまへ、こんな夢のある花屋と、仕事

ができる撮影隊を抱えるコトリ花店をこれからもどうぞよろしく!

Chiharu_kuroki_3   

ちなみに今日、美香さんが来るのを待つあいだ「何かリラックスミュージックでもかけ

ようか」といって私がCDラックの前であれでもないこれでもないと選んでいるときに、

めずらしく娘が「あれがいい!」といったのがこのCDでした。

黒木千波留の『Les Choses De La Vie 過ぎ去りし日の・・・

ちょっとこれにはびっくりしちゃったな。

これってとても大人っぽい音楽で、なんでもないときに聴いていても記憶のなかに迷い

こんでしまいそうな、聴いているだけで胸が詰まってきてしまうような音楽なのに。

(実際ふたたびこれを聴きながらいま画像の処理をするのに写真を眺めていたら、今

日までのいろいろなことが頭の中を去来して、胸がいっぱいになってしまいました。)

娘いわく、今朝はこういう気分だったのだとか。

それで着付けをしてもらっている間じゅう、この音楽が流れていたのでした。

そんなわけで、このCDは私にとっても今日の思い出の1枚になりそうです。

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成人式の写真撮影当日

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朝6時、昨日から激しく降り続けた雨がまだ降ってます。

でも、だいじょーぶ。

リサの照る照るパワーはすごいんだから。

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2012年11月11日 (日)

おめでとう!5周年☆

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土曜のプールのあとはゴーグルの跡バッチリのパンダ目にバサバサ髪で見られたも

んじゃないからいつも買い物だけして飛んで帰るのだけれど、昨日はシャワーも早々

にジャクジーにも入らずにコトリ花店に寄った。

コトリ花店、11日の今日でオープンから5周年。

昨日はぽかぽか陽気のいい天気だったから混んでるかな? と思いきや、タイムリー

にちょうどお客さんの切れ目だったらしい、店主ひとりで配送のお花かごを作っている

ところだった。入ってすぐの椅子の上に、いま作りたてだという、すごく私好みのブーケ

とお花かごが目に飛び込んでくる。

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と思ったらコトリさん、「お酒だいじょうぶだったっけ?」とふいに聞くから何かと思えば

彼女が差しだしたのはこれ!

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白とピンクとブルーのボンボン! 夢のようなお菓子!

子供のころボンボンが大好きだった私は親たちからさぞかしこの子は大人になったら

酒飲みになるだろうといわれていたのでした。あいにくならなかったけど。

いただきものの長崎堂のクリスタルボンボンだそうです。

アニゼット、マラスキーノ、コアントロー酒が口のなかでぽわんと広がる甘いお菓子。

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私が行ったときはちょうど午後の光が斜めに入ってくる時間で、木漏れ日があちこち

の壁で遊んでた。

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ここに来るといつも思うんだけど、ここには外界とは違う時間が流れているようです。

コトリ花店に来る人はたぶん、花だけじゃなくてそれを求めて来るんでしょう。

今日もどこかから迷い込んできたようなおばあさんがひとり。

「以前はよく来てたんだけど、通り道が変わっちゃって ・・・ しばらく来ないでいたけど

まだお店、なくならないであったんだねえ」なんていわれているから隅っこで笑ってい

たら、開店当初よくいわれたんだそうです。「私が来ないとこの店、なくなっちゃいそう

だから」って。

でもそうだよね。滅多にない、お気に入りのお店があったとして、たまに思い出して行

くだけじゃ続いていかない。本屋にしろ喫茶店にしろ雑貨屋にしろ、そうやっていくつも

好きな店をなくしてきたけど、好きなお店はお客さんが守っていかないと。コトリ花店も

そうやってたくさんの人に守られてここまでやってきたんだろうなあ、と思うのです。

みんなコトリさんだけにある特別が大好きで。

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窓辺で、小さな愛らしいものに囲まれて暖かそうにしていた初冬の『幸福の王子』。

私にとってここが特別になったのは、このお人形のせいもあるのかな。

私が大人になってから初めて好きになった人形。

コトリさんと「もうすぐ葉子さんの命日だね」と話した。

私が今日、自分のために選んだのは最初に目に入ってきたブーケ。

月曜になれば花はあるけど、それは娘の花束だし、先日、私に束ねてもらったのは

父のところに持って行っちゃったから。これは私の。

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かろうじて光のあるうちに撮れた。

バラとライラックとスカビオーサの花束。

それからこれはコトリさんからアニヴァーサリーでもらったプレゼント。

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アトリエ・コナフェさんが作ったマカデミア・ナッツ入りのドラジェもコトリさんがブレンド

したハーブティーもどちらもすごくおいしかったです♡

コトリさん、ありがとう。

また新たな1年、元気で、楽しんで、次の記念日まで充実した良い年を!

そして、これからもどうぞよろしく♪

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早起きの予行演習②

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撮影日前日の今朝はふたたび早起きの予行演習をした。

プールで泳いだ翌日はできればゆっくり寝ていたいところだけれど、そこはエイヤっと

起きる。でも娘はなかなか起きてこない。

朝6時過ぎ、いつものようにベランダに出ると、今朝は曇っていて一昨日みたいな日

の出は見られなかったけど、しばしブルーとグレーの変遷を見た。

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今日も飛んでゆくヒヨドリ。

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天気予報では明日の天気は雨のち曇り。降水確率90%の大雨・雷注意報だって。

でも、私も娘もいつもピンポイントで晴れ間を縫っていくような晴れ女だから、明日の

午後はどうか雨が上がって晴れますように!

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2012年11月10日 (土)

乾燥の季節、到来。

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私にとってはほとんどいいことばかりのスイミングだけれど、冬は泳いだ後、肌がすご

く乾燥してかゆくなってしまうのが悩みの種。

私が行っているプールは、塩素滅菌ではなくオゾン滅菌だからそれほど塩素による害

はないというけれど、それでも全然ないわけではないだろうし、人は入浴後が一番肌

が乾燥するというから、温水プールに温かいジャクジーにシャワー、というのがことご

とく肌を乾燥させる原因なのだと思う。

それにはプールから帰ったらすぐにお風呂に入ってからだを温め、清潔にしてから保

湿をするのが1番なのだけれど、先週の土曜日、帰ってから2度めのご飯を作って食

べたり洗濯物をしたり掃除をしたりしていてお風呂に入るのが6時を回ってしまったら

もうてきめんにきた。入浴後すぐに保湿をしたにもかかわらず、夜ふとんに入って、か

らだが温まってきたら俄かにかゆくなってきた。なんとか掻くのは我慢したけれど、もし

そのときうっかり掻こうものならもう肌は一瞬にしてボコボコのアトピー状態。そうなると

完全に治るまでには時間がかかってしまう。ひどいときには完全に治りきらないうちに

次のプールがきて、さらに状態は悪化することになる。

いつからこんなに敏感肌になってしまうのかと思うけれど、年々アレルギー傾向が強く

なってきて、この秋は生まれて初めて秋の花粉とやらに思いきりやられて酷い目にあ

ったことなど思うと、やっぱり年々、寄る年波で免疫力が落ちているのだと思う。

仕事がら、日常的にいろいろなことを調べるけれど、このあいだ乾燥について調べて

いたら、ニキビもシミもシワも、すべてはこの乾燥によって角質の保護バリアが壊れて

しまったことが原因だという。それどころか最近では、ドライマウスにドライアイなど、か

らだのいたるところが乾燥することによってダメージを受けているらしい。からだが乾

燥する原因としては、物理的なことのほかに強いストレスなどで自律神経が乱れ、ホ

ルモンバランスが悪くなることも関係しているようだ。

まあ、どれもこれも、さもありなん、といったところ。

ストレスといえば、肌がかゆくなるって、なったことのない人には想像以上のストレス

で、夜眠れないほどだったりするし、仕事中だったりすれば、集中できなくてイライラ

の原因になったりする。とにもかくにも不快である。

まずは、こまめな水分補給と保湿が大事。

ということで、今日はプールの前にメディカルアロマセラピーの本の中にあったレシピ

にローズヒップオイルを足してアロマバスに入って行ったらそれがよかったようだ。

レシピは、真正ラベンダー2滴にゼラニウムが2滴にローズウッドが1滴。

レシピではそれをホホバオイル10ミリリットルに入れて、というのだけれど、先日レシ

ピ通りのオイルバスにしたら家族に不評だったので、まずは精油をヒマラヤブレンド

ソルトに落として、そこにローズヒップオイルを数滴たらして浴槽に入れたら、ベタつく

ことなく適度に肌がオイルの保護膜でおおわれた感じがした。

そして入浴後は先日来愛用している清香さんのアロマワークショップで作ったアロマ

オイルを塗る。苦手だったイランイランの香りも使っているうちにすっかり嫌じゃなくな

った。昔はオイルケアなんて乾燥が激しい海外の、肌質の弱い外国人のためのもの

であって、この高温多湿の日本人の肌には向いてないと思ってきたけれど、数年前

ユイル・エ・ボームのアイ・コントゥア・セラムなんてものを初めて使ってその威力に目

からウロコの経験をしてからは、オイル(とくに植物の有用成分がたっぷり入ったオイ

ル)ってすごいと思っている。

そんなわけで日常生活の必需品になりつつあるオイル。

顔はもっぱらローズヒップオイルで、からだには主にホホバオイルを使っている。

ホホバオイルはかなりたっぷり手にとらないとからだに塗る分がなくなってしまうほど

肌への浸透率がよくて、塗ったあとはオイルとは思えないほどサラッとしてるからベタ

ベタするのが苦手な人(私もそうだ)にはおすすめのオイル。

そう、最近では生で食べるオイルというのも主流になりつつある。

オメガ3や6や9といった必須不飽和脂肪酸がたっぷり入ったアンドルー・ワイルもお

すすめの有機亜麻仁油とか、ウドズ・オイルブレンドとかインカインチオイルとか。

日常的に使うには少々高いし、いずれもそれほどおいしそうなものではないけれど、

アレルギー体質の緩和にはよさそうだし、からだの内側からの乾燥対策にもなりそう

なのでいずれ試してみたいと思っている。

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2012年11月 8日 (木)

冬支度

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毎年、ホットカーペットをかたづけるころになると「もういささかボロになってきたから来

年こそカーペットカバーを買い替えよう」と思うのだけれど、夏が終わった途端に冬は

すぐにやってくるから、天袋からついこのあいだしまったばかりのように思える箱を引

っぱりだして、またもや前の年と同じものを使うはめになる。いったいそれをなんど繰

り返したことか。さすがそれももう限界だし、近々来客もあることだから、それまでに新

しくしておこうと、急きょカーペットカバーを買い替えた。それと同時にスリッパも冬用の

にしなければ。ここはテーブルのあるダイニングルームがフローリングだから、冬は足

もとがすごく冷えるのだ。とくにまだ暖房をしてない、いまごろの火の気のない時期は

とても冷える。それで以前、長いことモンゴルの大学生のホームステイを受け入れて

いるご縁から、最近仕事でモンゴルのカシミアとフェルト製品を扱うようになった友人

の家に行ったとき、モンゴルのフェルトスリッパがすごく暖かくてお洒落でいいよ、買う

ときはちょっと高いけど、家で洗えてすごくじょうぶだから5年は使える! と聞いたの

思い出し、じゃあ今年の冬は思い切ってそれを買おうと友人にメールすると、あいにく

先日どこからかお引き合いがあって在庫分ぜんぶ持って行ってしまったばかりだとい

う。世の中なかなかうまくいかない。

それでは、と散々ネットの中を探して手頃な値段のシープスキンの暖かそうなスリッパ

を見つけて4足買った。そして昨日届いたスリッパは、中がもこもこの羊の毛ですごく

あったかい。見た目もかわいいし値段の割にはいい買い物をしたと大いに満足した。

そして今日の午後はホットカーペットカバーが届いたから、待ってましたとばかりに部

屋の掃除をして押し入れの天袋からホットカーペットの箱をおろし、自分の仕事部屋

に敷いてさらに掃除機をかけ、カバーを敷いて、さあつけましょうとスイッチを入れたら

電源ランプがつかない。あれえ、どうしたんだろ、接触不良かな、といいながらパチパ

チやってたら、娘がやってきて、そういえばこのホットカーペット、突然つかなくなっちゃ

ったんじゃなかったっけ? という。ウソ、そうだったっけ? とまったく記憶にない私。

だいいち壊れてしまったものをそのまま仕舞う、というのが自分がすることのように思

えない。片面だけつかなくなっちゃったとかじゃなかったっけ? といってみるが、娘は

断固として、いや去年壊れたんだ、という。ふぅ。そうか。それなら敷いてるあいだにも

っと早くいってくれればよかったのにー といって本日は終了となった。がっくり。

こんどはホットカーペット本体を探さなきゃならない。

そんな私の冬支度。

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早起きの予行演習

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来週月曜日に予定している娘の着物の写真撮影は美容院に朝8時半入りなのだけ

れど、なんたってうちの娘は朝寝坊なものだから、万一、当日起きられなかったら困

るし、ぎりぎりの時間に起きて顔がむくんでたりしたら本人も嫌だろうから、いまから

早起きの予行演習をしておくことにした。

朝6時すぎにベランダに出ると、ちょうど朝陽が上りだすことろで、日の出を見たのな

んていつ以来だろう?

見ているだけでからだがジンジンしてくる。

ものすごい太陽のパワー。

明けの海のような空を賑やかに囀りながら飛び立ってゆくヒヨドリたち。

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2012年11月 7日 (水)

通院日記・秋

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昨日の朝はあんなにひどい雨で寒かったのに、今日はよく晴れて上着がいらないくら

いのぽかぽか陽気だ。昨日、仕事の出勤前に荷物と傘を持って父の入院に付き添っ

た妹は、さぞかし大変だったろうな。

コトリさんのところでそわそわしていたのは、家を出る直前に妹からメールが来たせい

もあった。入院直後にきた妹のメールの話では、明日のオペは午後1時から始まって

遅くとも5時までには終わっているということだったのに、先ほどめずらしく病院にいる

父から妹の携帯に電話がきて、明日のオペは6時間くらいかかるといわれたから、あ

まり早く病院に来てもらっても待たせるだけなので、私にそう伝えてくれといったのだ

そうだ。母の乳がんの手術のときに、予定より大幅に時間がかかってハラハラしたの

がたしか7時間くらいだったから、それとくらべてもずいぶん長い。それに父の場合は

がんの切除手術ではないのだから、そんなに時間はかからないはずだ。それに昨日

の今日でなぜ急に医師のいうことがそんなに変わってしまうんだろう。もしかして入院

後の予備検査でまた何か見つかったとか? ・・・・・・ 妹のメールを見るなり瞬時にそ

んなことが浮かんだものだから、頭が半分そっちに行ってしまったのだった。別の用

事もあって娘を連れて家を出てから、妹には「これから病院に行くからお医者さんに

何か聞けたら聞いてみる」と電車の中から返事を送った。

そして父の病室に行ってみると、家族のそんな心配をよそに父はいたって機嫌良くの

ほほんとした顔をしていた。やけに血色のいいきれいな顔をしていると思ったら、いま

お風呂に入ってきたところだという。入院して初めて看護婦さんが背中を流してくれた

と嬉しそうにいう。なんでオペの時間が長くなったのか聞いてみるけれど、わからない

けど今朝、看護婦さんにそう説明されたとだけいう。それじゃあ埒があかない。

調子はどう? と聞くと、昨日の朝、病院に来るまえに急に胸が痛くなって、くしゃみを

してもズキン、水を飲んでもズキンと痛んでたまらなかった。入院してから湿布をして

もらったけれどぜんぜん効かなくて、鎮痛剤をもらったらやっと治まってきた、こんなひ

どい痛みで苦しんだのは生まれてこのかた初めてだ、というので、相変わらず大げさ

だなあ、と思いながら、「初めてって、退院してきた直後がちょうどそんな風だったじゃ

ない」というと、父はきょとんとした顔で、「そうだったっけか」といっている。あんなに大

騒ぎした癖に、10ヶ月過ぎたらすっかり忘れてしまったらしい。続けて、「何か検査は

した?」と聞くと、エコーをやったという。それじゃ、そのみぞおちの痛みとエコーの検

査の結果によることなのかなあ、などと思いながら、3人で持って行ったモロゾフのプ

リンを食べた。明日は父は一日絶食なのだ。食べてる間も父はそんな人の思いをよ

そに喋りまくった。いつも聞いている話。

いつまで聞いていてもキリがないからそろそろ帰ろうかと思ったときだった。

ベッドを囲んでいるカーテンが開いて、医師と看護婦が4人で回診にやってきた。

まるで俳優みたいな顔をした医師が父のいまの調子を聞いてから、「それでは明日は

治療をしていきますからよろしくお願いしますね!」と明朗快活にいった。その雰囲気

からはなんだかすごく聞きづらかったけれど聞いて帰らないわけにはいかないので

「あの、すみません。明日のオペが6時間と長くなってしまったのはどうしてでしょうか」

と言葉を挟んだら、きょとんとしたのは今度は医師のほうだった。「昨日、妹さんにも

ご説明したとおり、オペは午後1時から始まって、正確な時間はいえませんが遅くとも

5時には終わる予定です。ただ、その後6時間は絶対安静になりますが」。

それを聞いた瞬間、なんだそれか、と思った。

父は看護婦さんが「術後6時間は絶対安静です」といったのを、オペが6時間かかる

と早合点しただけなのだ。やれやれ!

帰りの電車の中から妹に「なんてことはなかったよ」とメールしながら、でも父はもうそ

れくらい人がいったことを正確に理解することができなくなってしまったんだ、と思っ

た。妹からは「ふぅ、そういうことでしたか。よかったです。まったくヒヤヒヤさせてくれる

ね!」と返事がきた。

ともあれ予定通りでよかった。

あとは父ができるだけ苦しまないように、オペがうまくいくことを祈るだけ。

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立冬

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昨日はけぶるような雨の、暗くて寒い一日だったのに、立冬の今日は嘘みたいに暖か

い。陽があるだけで外の見えかたはぜんぜん違う。

人も同じだよね。

happiness と sadness では同じ人でも別人のよう。

今日コトリ花店に自転車を飛ばしてる途中で美しい人を見た。

美しい老婦人。

見事に白髪のやわらかそうなウェーブのかかった髪をうしろでひとつに束ね、明るい

肌色に知的な顔立ち、穏やかな眼差しが印象的で、長身にベージュのトレンチコート

がかっこよかった。あんまり素敵なので通り過ぎてから後ろを振り返って見てしまった

ほど。おばあさんではあったけれど背筋のしゃんと伸びた溌剌とした歩きかたは若々

しくて、後ろから見ると若い人のようだった。もし、あんなおばあさんになれるなら、お

ばあさんになるのも悪くないかもしれない、と思ったけれど、彼女と私じゃあまりに違

いすぎる、とも思う。

コトリ花店に着くと、店主から前にも聞いたことのある、京都にお住まいで私のブログ

を読んでくださっているという方がまた来店されたときにいってらしたとという言葉を伝

えてくれて、そのなかの『感謝』という言葉が妙に沁みて、もともと涙もろいうえに最近

少々まいってるものだからうっかりうるうるしそうになった。この世界って思っているよ

り狭い。どこでどう誰とつながってるかわからない。でも、私の知らないあいだにもどこ

かで誰かとつながっているなら、私のラストピースもいつかどこかでふいに見つかるか

もしれない。

今日はこのあと病院に行かなきゃならないから、とそわそわしている私に帰り際、コト

リさんが花を束ねてくれた。私に束ねてくれた花だけれど、彼女の花はどんなに小さく

ても特別だから、病院に行くときに持って出た。父は花なんか持って来なくてもいいと

いうけれど、病室は無機質すぎるし、生きている花は無意識のうちにもいつでも人に

エネルギーをくれるから。

自転車を飛ばして帰る途中に見た、きれいな立冬の空。

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2012年11月 5日 (月)

初冬のラ・フランス

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リサのバラが咲いた。ラ・フランス。

11月2週めの月曜日。

日が射さないと外は一気に冬景色になる。

明日は父が入院する日。

入院してしまえば2週間は病院食になってしまうから、夜、子供を連れてお寿司を買

って実家に行った。父は顔の色つやもよくきれいな顔をしていて思いのほか元気そう

だった。今日は滅多に来ない孫が2人とも来たものだから父はご機嫌。昨日の夜は

夜で、妹にどこかのいい和食屋に連れて行ってもらって、おいしいものをたくさん食べ

てきたらしい。しかも出されたものはぜんぶ完食してきたというからびっくり。ふだんは

お腹が空かないといって雀の涙ほどしか食べないのに、意外とこの父、美食家なのか

もしれない。行き帰りはタクシー。昼間は入院の準備やら家の片づけに追われて妹も

そうとう疲れてたと思うのに。

1月と11月、80も過ぎて1年に2回もきついオペを受けなきゃならない父がいちばん

大変だとは思うけど、まわりはまわりで大変。

また私の嫌いな病院通いが始まる。

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2012年11月 3日 (土)

フレームのなかの季節

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あさ目覚まし時計が鳴って目覚め、今日は起きられたと思ったのも束の間、いつのま

にかまた眠ってしまったらしい。

インカローズが持つ力のひとつは過去に受けたトラウマからの再生。

それで昨夜はインカローズをして眠ったら、二度寝のあいだに夢を見た。

夢のなかにある人がでてきて、ずっと長いこと聞けずに苦しんでいたことをついについ

に聞けたのだった。それは私が考えていたこととはちょっと違うことではあったのだけ

れど、その返ってきた返事に自分の感情をぶつけることもできた。そして彼はそれを

受けとめた。最後に、もうひとつだけ聞いてもいい? といってあることを聞いたら彼は

「隠したい(いいたくない)ことはいっぱいある」と答えた。そのきっぱりしたいいかたに

妙に納得して「そう、わかった」とだけ私はいった。そういってしまってからぼんやりして

たら、「もっと軽く考えていいよ」と彼がいった。それが夢の最後。

でも、その最後の言葉は、彼からではなく、天からいわれたような気がした。

夢を見ているあいだは相変わらず苦しかったけど、目が覚めたらすっきりした。

夢で彼から聞いた言葉は現実のものではないかもしれないけれど、もうそんなことは

どうでもいいような気がした。目覚めた直後はまだ不安定にこころが少し揺れていた

けれど、まるで水に落ちた絵具が溶けていくようにすぐに淡くなった。

今年、子供との話し合いのときになんどか「もういいかげん、立ち直って変わらなきゃ」

といったけれど、デスペラードの歌詞じゃないけど、もう本当に過去に踵を返して変わ

るときだ。

いつもの休日のように、ブランチをしながら自分の席から窓の外を見たら、遠くの木立

ちの上のほうだけが赤く色づいているのが見えて、こんな小さな窓のフレームのなか

でさえ、季節が移ろっていくのを感じた。この時期になると毎年、絵画館前の銀杏並

木のことが気にかかる。そして絵画館前の銀杏並木といったらもうアル・クーパーの

ジョリーだ。もうこれは条件反射というか連想ゲームみたいなもの。燃えるように黄葉

してゆく銀杏の木と、アル・クーパーのパッショネイトな歌がマッチするわけ。糸杉の木

を死ぬほど愛して描き続けたゴッホが空に燃え上がっていくような銀杏の木を見たら

やっぱりすごく好きだったんじゃないか、なんて思う。

それで何年も前に作ったセレクトCDをかけていたら、2曲めのオリジナルラブの接吻

のところで、「この曲のベースライン、すごくいいな」と息子がいった。

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ベースラインだけじゃなくて歌詞がすごくいいんだよ! といった。

ジョリーも接吻も、けだし名曲。

「1枚めに作ったのにくらべるとこれはあまり好きじゃないと思っていたけど、やっぱり

いま聴くといいね」とかおっしゃる。ふつうのポップスのあいだにJAZZ、それもライブア

ルバムからのテイクなんか入れてるから尺のバランスは崩れてるんだけど、それは私

が好きだからしかたない。聴きながら、私が竹内直さんの音が好きなののひとつは、

宙に問いかけてるみたいな音だからだなあ、と思った。

それは現実にはできない問いかけなのかもしれなくて、問いかけている人はとても孤

独なのだけれど、でも宙に投げられた問いにはかならず答えが返ってくる、といわれ

ている。ほんとかどうかわからないけど、問いかけてみないことには答え自体が存在

しない。なおかつ、返ってきた答えが自分の望む答えのときもあるだろうし、そうじゃな

いときもあるだろうけど、それは受けとめないとならない。

で、ここからはある人へ向けてのメッセージなのだけれど、こころあたりのある人は誰

でも聞いてもらっていいと思う。もし、あなたが何かの理由でもう実際には相手に投げ

られない問い(苦しい問い)を抱えてるとしても、それにはいつかきっと答えがでるとき

がくる。それはもうあなたがその問い自体を忘れているときかもしれないし、年をとって

からかもしれないけれど。そしてわかっているのは、その問いの答えがなんであれ、

何があってもなくても、誰がいてもいなくても、人生は続いていくし、生きてかねばなら

ないのだということ。そして生きてゆくからにはできるだけ健康なほうがいいから、ちゃ

んと食べてこころとからだを動かし、よく眠ったほうがいい。また燃えるようなこころが

戻ってくるまで。

「君の上にも虹がかかるさ」

少しの楽天性は人生には大事な要素だから。

この週末、天気予報が外れて外は見事な秋晴れ。

下は紅葉し始めたクスノキと今日の青空。

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2012年11月 2日 (金)

成人式の髪型

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今日は夜から娘の成人式のヘアスタイルを決めるためのカウンセリングで美容院に

行った。自分のときは母にいわれるまま当日の朝、近所のよく知っている美容院に行

って髪もメークも適当にやってもらった記憶があるから、あらかじめこんな風に時間を

とってくれるのはきめ細やかでありがたいなと思ったけれど、実際、髪を結い始めてみ

たら、うちの子は頭の上で髪をゴムで束ねるくらいでも痛くて無理だというし、ある程度

長さがあると思った髪は実は内側で短く切ってあったりして、美容師さんが一瞬、困惑

するシーンもあって、傍で見ていた私はハラハラ。おまけに当人は相変わらず無口と

きてるし。こんなこともあるから事前のカウンセリングはお客様のためでもありつつ、

美容師さんが良い仕事をするためにも必要なことなんだろうなあ、と思った。

ともあれ、優しい美容師さんでよかったけれど。

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2012年11月 1日 (木)

Bon cinq ☆

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11番めの月の最初の日は白い朝。

昨日の決め手はラムズイヤー、子羊の耳。

なんたって昨日は寒い日だったので。

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その質感はまさしく動物の耳!

なんともフェティッシュ。

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でも、これにいったいなんの花があうかなあと考えていたら、りかさんが選んでくれた

のは、バーゼリア、ブルジョン・ドゥ・レーブという白いバラと『ふわり』というバラとユー

カリ。このまるい葉っぱのユーカリはユーカリ・ポポラスだったかな。

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コトリ花店のりかさんのおかげで植物の名前にもだんだん詳しくなってきた。

今年11番めの月は、彼女にとっては花屋になって5年めの11番目の月。

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今日はその始まりの朝。

初冬。ロマンチックな季節の始まり。

今日は昨日より暖かくなった。

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