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2012年10月27日 (土)

ヘリテイジ

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今朝は久しぶりに悪い夢で目覚めた。

どこかの知らない日本家屋の居間で、夢の中では母だということになっている母とは

違う顔の女性と、親類らしき知らないおばさんがちゃぶ台に並んで座って朝ごはんを

食べながら、離婚に際してのあれやこれや(主に私の相手)について私に小言をいっ

ている。もう、とうに過ぎたことなのに何をいまさら、と思いながら私はなぜか居間に立

ったまま、黙ってそれを聞いている。けれど、いつまで聞いてもいっこうに黙る様子の

ないその親類のあまりのいいように我慢も限界になり、その女性に向かって「そんなこ

とをいいながらごはんを食べておいしいですか」といってしまう。すると、いったん口を

切ってしまったらそれまで我慢していたものが一気に壊れてあふれ出したかのように

私のむき出しの手首から腕にかけてダーッと赤い蕁麻疹が出てきて、それは見る間

に大仏の頭にあるような奇妙な硬い突起になってゆくのだった。それを見ながら自分

でも眩暈がしそうなほどの気味悪さに襲われて、「あなたがそんなことをいうからこん

なことに ・・・・・・」といいかけたところで目が覚めた。

いつだって人間の想像は現実を上回る。

夢の中で感じた激しい憤りの感情や一気にからだにブツブツができていく感じはもの

すごくリアルで現実と見紛うほどだった。眠ったはずなのに起きたときからひどくから

だが重くてだるかった。過去のことで人からあんな風に責められる夢を見るなんて、

私のなかに未だ解消しきれない過去への呵責があるからだろうか、と思った。

唇の裏にできた口内炎が赤く腫れあがって痛かった。

このところなんだか疲れを感じていたけれど、夢は五臓六腑の疲れというから、たしか

にちょっと疲れているのかもしれない。

まだ子どもが小さくてハードワークに明け暮れていたときは、ときどき過労とストレスと

睡眠不足から風邪をひき、風邪をひいても仕事を休めないのでなかなか治らずに気

管支炎を起こしたりして酷いめにあった。昔は咽喉が私のアキレス腱で、いつも風邪

をひくとすぐに咽喉にきて咳がとまらず、酷いときは呼吸困難になりそうになった。

「この気管支炎の薬を1週間飲んで、それでも治らないようだと肺炎になる可能性があ

ります」なんて医者にいわれてひどく落ち込んだものだ。そんなことを何度かやって心

底懲りて、このままじゃ駄目だからなんとか体力つけなくちゃと思って始めたのが水泳

でもあって、お陰でぜんぜん風邪はひかなくなったけれど、最近は疲れとストレスが溜

まって免疫力が落ちてくるときまって口内炎ができたり舌炎になるようになった。たか

が口内炎といってもこれはこれでけっこうつらい。

それでも目が覚めて何もできてない自分の腕を見たらホッとした。

心底、夢でよかったと思った。

疲労やストレスが溜まってきたと感じるこんなときに私が必要だと思うのは浄化で、

人は古来から太陽、月、雨、火、水、塩、香、そして音などで自身や自分をとり囲む環

境を浄化してきたけれど、私の場合、浄化とともにこころにいちばん活力を与えてくれ

るのは音楽だから、来週は久しぶりにライブの予約を入れることにした。

どんなにだるくてもひとたび起きてしまったらきびきび動くようにしているので、起きた

ときの半袖Tシャツのままひんやりしたベランダに出たら、小ぶりだけれど久しぶりに

ヘリテイジが咲いていた。癌腫病になって日当たりのあまり良くない東側に隔離して

からはもう昔のような大らかな大輪の花を咲かせることはなくなってしまったけれど、

いつかまたすっかり元気になったら日当たりのいい場所に移してあげたいなと思う。

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