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2012年8月 7日 (火)

親知らずとミントアイス

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昨日の夕方、親知らずを抜いた。

なんたって抜歯なんてかれこれ20年以上したことなかったし、意外と人の悪い花屋

の店主に「親知らず抜くのお~? たーいへんだよお~」と悪い目で脅されたりもした

ものだから、昨日は内心こわごわ行ったのだけれど、当然のごとく歯医者はいたって

淡々としたものなのだ。

「それじゃあ麻酔しますからちょっと痛いですけど我慢してくださいね。肩の力ぬいて」

といったかと思うと歯茎に注射器の針が刺さる。でも昔と違っていまの歯医者はうまい

のか、それほど痛くない。ただ過去にかなりのトラウマがあるため一気に頭に血が上

って顔が熱くなるのがわかる。と、そのときだった。誰もいない待合室のソファに置い

た私のトートバッグの中の携帯がとつぜん鳴りだしたのは。あ、うっかりマナーモード

にしておくの忘れてた! と思う間もなく、静かな診察室にまで鳴り響くアメリのテーマ

ソング。なんちゅう、おまぬけな。ああ、恥ずかしい。いったい、こんなときに電話して

くるヤツ誰だよう。(広島の友人でした。)

それでもお互いポーカーフェイス(?)で麻酔の注射が終わり、少々時間をおいてから

「じゃ、取りましょう」といわれる。「痛かったら我慢しないでいってくださいね」といわれ

るものの、いったからってどうなるの? という思い。ここでももう麻酔が効いてるから

ぜんぜん痛いことはないけれど、ギリギリめりめりいう音がたまらない。頭の中で展開

されるのは地面から大きな木の切り株が無理やり引っこ抜かれるイメージ???

子どものときさんざん歯医者に通った私がこういうときどうしていたかというと、頭の中

でひたすら「人生でもっともツライ時間はあっという間に過ぎる!」と呪文のように唱え

ることだ。神さま!

じっとり汗をかくような最悪の時間が少々続き、はたして意外にも早く歯医者が「もう

歯はとれましたからね。あとは処置をしてゆきます」といった。そうですか、はい。

でも、その後もけっこう嫌だった。ずっと目をつぶってたからわからないけれど、神経

みたいなものを処理したり、糸で縫われたり ・・・・・・

そして、歯医者にうながされるまま口をゆすいで、「はい、それではもう今日はけっこう

ですよ」といわれて診察台を降りたのだった。

いつものように出口のところで今日の治療の説明をするとき、歯医者は何やら笑いた

いのを我慢しているような顔つきで「歯茎がビロローンとなっちゃったので糸で縫っと

きましたから」といった。私、ただ、まんまる目。

「いちおう化膿を防ぐための薬と痛みどめの薬をだしときますけど、でもその程度なら

痛みどめ飲まなくても大丈夫でしょう。もう血も止まってるし」といった。

やけに簡単ないいかただった。(本当にそんなんでだいじょぶなんですか? )

でも、そういわれて歯医者を出たとたんからドクドク血が出てきて口の中に溜まりだし

た。ぜんぜん止まってるどころじゃない。外は蒸し暑くて最悪の気分。頭も重いし、こ

れは早く家に帰って安静にしないとヤバそうだ。

そう思いつつ、ぐるぐるする頭で思ったのがミントアイスのことだった。

少しでも早く口の中をさっぱりさせたかったというのもあるけど、ミントには鎮痛効果

があるのだ。それで少々躊躇しつつも調剤薬局で薬をもらったあとスーパーに寄って

買ったのがこのミントアイスとミントティー。

家に帰るなり薬を飲み、ペパーミントとラベンダーの精油を焚いて、メディカル・アロマ

で見た精油の組み合わせ、ペパーミントとクローブとユーカリレモンの精油をたたんだ

手ぬぐいの中に垂らして、あいだに保冷剤をはさんで冷やしながら横になっていたら

いつの間にか眠ってしまっていた。

目覚めると外は真っ暗、気分はすっかり病人で、夕飯の買い物は娘に行ってもらって

玄米おかゆを炊くも、熱いものはなかなか食べられず。やっとこさで食事を終えて食後

に食べたミントアイスに、なんていうかとっても癒されましたねえ~

なんていうんだろ、おいしいという以上の、癒しとしか表現がないような次元を超えた

おいしさ。まぁ、ハーゲンダッツのアイスクリームがおいしいっていうのはそうなんだけ

ど、それ以上のものを感じたミントアイスなのでした。近々、歯を抜く予定のある方は

お試しください。ハーゲンダッツのクリーミーミント。

けっきょく深夜になっても血は止まらず、痛みもだんだん酷くなってきて、やっぱり医

者がいうようにはぜんぜん簡単じゃなかった。夜11時過ぎに、もう駄目だ、今日は

シャワー浴びて早く寝てしまおう、とバスルームに行きかけたときにこんどは家の電

話が鳴って、このタイミングの悪さはもうあの人しかない! と思ってディスプレイを

見れば、やっぱり一緒に仕事をしている医者の友人だった。開口一番「もう寝てまし

たか?」とのんきな口調でいいつつ、これから始まる爆笑問題の番組にまたちょっと

だけ出るから見て感想を聞かせてください、とかおっしゃる。それでしかたなく食卓に

座ってTVを見始めたのだけれど、ふだんほとんどTVを見ない者にとってはバラエテ

ィー番組のあのうるさい音とあざとい演出と下品な色の洪水はキツ過ぎた。深夜にも

かかわらずこれって何。少しのあいだ見ていたけれどいっこうに出てくる気配がない

のでビデオ録画に切り替えて終了、ふたたび痛みどめを飲んで就寝とあいなったの

でした。やれやれ ・・・・・・

そして翌日の今朝は見事に顔が腫れた。

私は35のとき、なんと子どものおたふく風邪が移って顔が多角形になっちゃって、あ

のときもそうとう凄かったけどこんども凄い。で、絶不調。

今日は1日仕事にならず、昨日と同じミントとクローブの湿布をしながらすごした。

例の人の悪い花屋の店主からはやさしいメールがきた。

夕方、もう少しで抜歯から1日が経とうというころ、やっと少し調子がよくなってきたの

で週末に届いたプリンタのセッティングをしてそのあと家の掃除をしたのだけれど、箱

を開けようにも力がでないし、なんだかいつもと同じことをするだけでもひどく疲れてま

いった。つくづくふつうに健康であることがどれだけありがたいことか思い知らされる。

そしていつもは娘が手ぬぐいの間にはさんで首に巻いていて、その格好がまるで「野

らさ行くだで」みたいで笑ってるんだけど、今回、思いのほか役に立ったのが保冷剤。

そういえばあの3.11の後の夏にも被災地でこれが役立ったといってましたね。

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冷蔵庫には山ほど入ってるんだけど、私が好きなのはコージーコーナーのケーキに

ついてきたこのシロクマ。

暦ってよくしたもので、早くこようが遅くこようが立秋を過ぎたころからもうなんとなく夏

が力ない感じになってきて、それって好きだった人が中年を過ぎて老年を迎えるのを

見ているみたいでなんだかさびしい。まだ夏らしいことはなんにもしていないのよ。

夏嫌いの人には悪いけど、あともう少し、Stay gold ! といわずにはいられない。

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