サンデー・ブランチにピザを作ろう!
物事なんでもバランスが大事だけど、バランスをとるのってなかなか難しい。
私の場合、仕事のことばかり考えてると食のことにぜんぜん気がまわらなくなり、夕方
遅く買い物に出て行って、ノー・アイディアのまま買い物かごぶらさげてスーパーの中
をうろうろしたあげく、時間がないのを理由にごく簡単なワンデッィシュ・ディナーとあい
なる。それでもうちの子はあまり食べるほうじゃないから、その一皿さえおいしければ
どこからもクレームがくることはないのだけれど、しばらくそういうことが続くとだんだん
作っている私のほうにストレスが溜まってくる。何を作ったらいいかぜんぜん浮かばな
い! 何を食べたいかわからない! でも、何か画期的なものが食べたい! となる。
それで最近、粉ものが楽しい私なので、がぜんピザを作ろうという気になった。
実はピザを作るのはこれで2度め。
金曜の朝にも生地をしこんでランチに食べて、それはそれで初めて作ったピザにして
はじゅうぶんおいしかったのだけれど、失敗したのはその日の夕方。娘の分の生地を
まるく伸ばして冷蔵庫に保存しておいて、娘が帰宅してからトッピングして焼いたのだ
けれど、その際、冷蔵庫から出してすぐに焼いてしまったせいでピザの縁がクリスピー
を通り越して固焼きせんべいみたいになってしまったのでした (>_<) 冷蔵庫で保存し
た生地を焼く場合には30分くらい常温に置いてからじゃないと駄目らしい。
そんなわけで娘には悪いことをしてしまったので、今日はリベンジということで。
2回やってみて「より売りものに近くなった!」と息子がいったので、自分の覚え書き
のために以下、レシピ。
● 辛口チョリソーとピーマン、アンチョビとブラックオリーブのピザ
< 材料 > 直径20cm 3枚分
生地 強力粉 180グラム
薄力粉 60グラム
塩 4グラム
ドライイースト 5グラム
オリーブオイル 大さじ1
ぬるま湯(40℃~45℃くらい)140ミリリットル
トッピング
辛口チョリソー 1袋
輪切りのブラックリーブ 1袋
アンチョビ 3枚くらい(骨をとって細かくしておく)
ピーマン 1個
イタリアンパセリ 2束(葉先をつまんでおく)
シュレッドチーズ 220グラム
スライスしたニンニク お好みで
オレガノ、黒胡椒 お好みで
トマトソース
ホールトマト 3分の2缶(あらくつぶす)
塩 ひとつまみ
オリーブオイル 小さじ2
< 作り方 >
1.ボウルに、ふるった強力粉と薄力粉と塩を入れ、ぬるま湯で溶かしたドライ
イーストを回しかけ、全体にざっと混ぜたらオリーブオイルを加える。
かき混ぜながら生地がだいたいひとつにまとまったら打ち粉(強力粉・分量外)
をした台に出し、なめらかになるまでよくこねる。もうこれでいい! となったら、
まるめて表面が乾かないようにオリーブオイルを塗り、ボウルに入れてラップを
して1時間、発酵させる。(オーブンや炊飯器の発酵メニューを使ってもよし。)
2.発酵してふくらんだ生地を打ち粉をした台にとり出し、スケッパーで3分割して
まるめておく。生地のひとつを台に置き、生地のまんなかを手のひらでかるく
押して平たくし、生地のまんなかに左手を置いて右手で生地の端をつまんで回
しながら薄く伸ばしてゆく。
3.生地が伸びたら、フォークの先で全体に穴を開け、かるく打ち粉をしたアルミホ
イルにのせる。混ぜたトマトソースを中心から外側に向かってぐるぐると塗り、
トッピングをバランスよくのせる。
4.3を天板にのせ、220℃~230℃に温めたオーブンで、様子を見ながら10分
~13分焼き、最後にオレガノ、ブラックペパーをふる。できあがり!!
上の写真から今日焼いた順です。
上の2枚は辛口チョリソーとピーマンのピザ。
1枚めは仕上げのオレガノをふり忘れました。
そして、3枚めのはアンチョビとブラックオリーブにイタリアンパセリをのせたピザ。
2種類ともおいしくいただきました。
さて、肝心のピザ生地。
こないだあたり、さんざんフォカッチャを作ったのでお陰さまで生地を作るのはだいぶ
うまくなり、かなり慣れたもんになってきました。ピザ生地はフォカッチャと違って一次
発酵だけでいいので、発酵までは早い! 問題はピザ生地の伸ばし方。
いまはこういうことも動画で見られるから実に便利だと思うけど、YouTubeで検索する
といろいろ出てくるのでプロのやり方をあらかじめ見ておいて、あとはもう習うより慣
れろで何回もやってみて自分の手で覚えるしかないですね。で、少々変なかたちにな
ってもそこは素人のご愛嬌、ってことで、おいしければいいと思う(^-^)
なんでもそうだけれど、回を重ねるほどにやり方はスマートになって洗練されてくるし
それにともなって見た目の仕上がりもよくなってくるから、とにかく数やるしかない。
ちなみに2回やってみてわかったのは、ピザはトッピングに塩気の多いものが多いか
ら、生地の塩分やトマトソースの塩分は控えめでいいということ。うちは使っているの
がヒマラヤ岩塩なので、とくに。それと焼くときにはアルミホイルにオリーブオイルを塗
るよりも強力粉でかるく打ち粉をしたほうがくっつかなかった。さらに、最初の1枚はト
ッピングしてすぐに焼くからいいけれど、焼くまでに時間のあるときはトッピングをのせ
る前に生地にかるくオリーブオイルを塗っておくとソースがしみなくていいかもしれな
い。それから生地の端にはかるくエッジをつけ、食べるときに手でつまむ部分を考え
てトッピングは端までのせないこと。絵としては最初の1枚がいちばん理想的かなあ。
要するに欲張って具をたくさんのせ過ぎないほうがいいみたいです。(家で作ってると
つい欲張っていっぱいのせたくなるけど。)
2回でこれだけわかったから、3回めはもっとうまくいくかな、と思う。
だいぶ要領もわかって、お腹的にも大満足のブランチでした。
2人の子どもからは次回はシンプルなマルゲリータがいいとリクエストが入りました。
理想は(いつも書いてるかもしれないけれど)、『かもめ食堂』のサチエさんみたいに
突然「シナモンロール作りましょ!」とかいったと思ったら、よどみない動きでさっさと
作れちゃうことですね。
そうなるまでにはどれだけかかるかわからないけど、とにかく精進あるのみ!
・・・・・・ というより、最近はこれが私のストレス解消法なんです(^-^)
ちなみに、私が参考にしたのはこの動画 → 家で作れるピザ(シネマ食堂)
粉をこねる飯島奈美さんの焼きたてパンみたいなふっくらした手がいつ見てもうまそう
なんですよ
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