愛しいツバメくん
今日、お昼にパン屋さんに行こうと商店街を歩いていたら、頭の上の方から賑やかな
鳥の雛の声がして、見上げるとツバメの子!
毎年、靴屋の看板ネオンの上に巣を作る常連ファミリーでした。
私のカメラではズームしてもこれが精いっぱい。
ちゃっちゃいけどわかるかなあ?
その場では自分の肉眼でも雛のお顔まではよく見えなかったのだけれど、帰ってコン
ピュータのディスプレイで見てみたら、まんなかの子が身を乗り出していかにも好奇心
旺盛そうなまっくろ黒のおめめでこちらをじっと見ておりました。
くちばしの黄色いでっかいお口といい、なんともはや、かわいい・・・
私がツバメの巣を見上げていたら店の中から店主夫婦もでてきて、しばし談笑。
向こうもすごく人懐こい人たちならこちっらもすごく人懐こいもんだから、まるで親類か
なにかのように話してた。小さい巣のなかはだいぶ大きくなった4羽の雛でぎゅうぎゅ
う状態で、店主のおばさんが「もうほとんどツバメのかたちになってるから巣立ち間近
かだね」という。見ていたらときどき大きく羽を伸ばしてパタパタやったりして、いまにも
飛び立ちそう。そして、ときどきお尻を巣の外に向けては、ぷいっと糞をする。
狭い巣の中が糞だらけにならないように、鳥なりの知恵。よくできてます。
人間さまは人間さまで、毎年のことで彼らのことはよくご存じなので、糞が落ちる下に
は新聞紙がガムテープで貼ってありました。その糞たるや、すごい量。
この時期、店頭が汚れちゃうから大変だね、といったら「そうなんだけど、かわいいか
らね」と優しい笑顔で、店主。ビルによってはさっさと巣をかたずけちゃうところもある
のに、靴屋のツバメくんたちはしあわせものだね。
親鳥が来ないかなあ、と思ってしばらく眺めていたのだけれど、私がここにいるのが
気になるのか、ビルのまわりを飛び回っているだけでなかなか寄ってこない。エサを
持って飛んできても、一瞬でやってきては即座に行ってしまうので、なかなかカメラで
捉えられないのです。店主によればエサはトンボとか小さなカマキリなどの生きた昆
虫らしい。死んでしまった虫は食べないとか。
それでもしばらく見ていたらやっと親鳥を捉えることができました。
ブレてしまったけど・・・・・・
いっせいに大きな口をあける雛鳥たち。
今日の空。
梅雨時は好きじゃないけど、梅雨空を低くかすめ飛んでゆくツバメは大好きです。
そんな人はきっと多いんじゃないかな。
6月の町の風物詩。
そしてこの時期、思わず思い出してしまうのはこの歌 ↓
YouTube 雨のステイション
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コメント
我が家にも玄関の上にツバメの巣があるんですが、2年くらい子育てしていたのですが、去年、今年は来ていません。
きっと人の出入りもあまりないし、どこかいい場所を見つけたんじゃないかって思いますが、ちょっと寂しいかなぁ。
ツバメが飛んでいると、うちにも来ないかな~と眺めています。
彼らの飛んでる姿と子育てを間近で見るのって楽しみの一つでした。
投稿: ノブタ | 2012年6月30日 (土) 22:45
ノブタさん、
まあ、そうですか。
ツバメにはツバメの好む物件てのがあるのかなあ
でもまあ、ツバメは人の出入りの多いところに巣を作るっていいますもんね。
ほかの生きものから雛を守るのに人間をガードマンにしてるって。
賢いよね(^-^)
ツバメ、ノブタさんのうちにもまた来るようになるといいけど・・・・・・
投稿: soukichi | 2012年7月 1日 (日) 22:20