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2012年6月27日 (水)

昔みたいに

12sabao_2

いつも美容院に行くたびに、この次はもっと早く来ようと思うのだけれど、なんだかん

だタイミングが合わずに行けないとなるとなかなか行けなくて、気づくといつも手に負

えないくらいになっていて、前回から早4ヶ月も経ってしまっているという有り様だ。

久しぶりに美容院に行った。

それで、もういささかいまの髪型にも飽きたから、久しぶりにクリックリにしてやる! 

と意を決して行ったのだけれど、美容師さんが思うクリックリと私が思うクリックリには

どうもギャップがあるらしくて、彼はどうしても仕事柄いまのトレンドを考えるし、私はト

レンドなんかどうでも、似合えばいいのよ、というタイプだし、今回も私の思うようには

ならずに、けっきょく超癖っ毛のワカメちゃんみたいになって帰ってきた。

クリックリといえば、20代のころMちゃんと私は同じようなクリックリ頭をして自転車に

二人乗りして夜の環七の大きな横断歩道を渡っては、パトカーの拡声器の大きな声で

注意されたものだった。なんど注意されてもやめなかったけど。

その彼女と今月もまた会うことになって、「どこがいい?」と聞かれて「君の隠れ家でも

いいよ。なんだったら昔みたいにまたデリカテッセンでいろいろ買ってのんびり部屋で

食べたっていいしさ」とこたえた。そういったのはいつも外で会うとゴチしてくれてしまう

彼女にあまりお金を使わせたくなかったからだけど、いってしまってから『昔みたいに』

なんて、ちょっとセンチメンタルだったかな、と思った。

結局どこにするかまらずに昨日、彼女がメールで「高田馬場にする?」といったときは

「なんで高田馬場やねん」と思ったけれど、彼女は彼女で私が電車1本で帰れる場所

がいいと思ったらしい。じゃ、安くてうまい焼き鳥屋でも探そうぜ、ということで駅前で

落ち合って知らない町を適当に歩き始めた。そして橋のたもとに出たとき、駅前の雑

多な色と喧騒は消えて、静かな景色が広がった。橋を渡った向こうはどうやら住宅街

だし、「それではリバーサイドと洒落こみますか」といったら、彼女が「私、リバーサイド

って好きなんだ」といった。この辺りって思いのほか飲食店の穴場っぽい。

そして友達が引っかかったのがこれ。

12sabao_02

いったん通り過ぎてからリバースしてきた。(リバーサイドだけに。オヤジ ┐(´-`)┌)

「そうちゃん、ここで生カキで白ワイン1杯飲んでからハシゴしようよ♪」というので、OK

といって入る。でも、それが運のつき、というか、やっぱり酒飲みの食いしん坊って鼻

が利くというか、最初に出てきたその岩手県三陸産の生牡蠣がとびっきりフレッシュで

クリーミーでおいしかったものだから、彼女の目つきが”ムム!”となって、「ほかにも

いろいろ食べたくなってきた!」といったかと思うとメニューを食い入るように見つめ、

オーダーすることすること ・・・・・・・

けっきょくハシゴどころか最初から最後までここに3時間以上いたのでした。

オーナーとお酒の話で盛り上がっていた友達がいったい何を何杯飲んだかは知らな

いけれど、たぶん相当飲んだと思う。(まあ、いつも通り。)ふだん全くノン・アルコール

で生きてる私は最初の(いつもより多めに注ぎましたという)スパークリングワインとデ

ザートワイン程度で酔っぱらっていたので、もう何を食べたのかよく覚えてないのだけ

れど、友達が目をつけただけあって和洋(フレンチとイタリアン)何を食べてもおいしか

ったですね。それに場所柄もあってかリーズナブル。お店の雰囲気も高級感がありな

がら適度にカジュアルでよかったです。

なんたって長いつきあいの友達なのでお互いいいたいことをいい、なんだか私もかな

りなことをいわれたようなのだけれど、酔っぱらっていたので忘れちまいました。

デザートに枇杷のコンポートとアイスクリームをいただいて、外で珈琲のんで帰ろう、

といわれて外に出てきたのが1番上の写真。店の前に4人がけのテーブルがひとつ。

もう6月も終わりの夜半だというのに夜風は冷たくて寒かった。

ここでも何を話したやら。

あのころはあのころでいろいろあったにせよ、思えばいまより100倍ものほほんと生

きてた私たちは気づけばもうふつうに余命くらいを考える歳になっていて、愛らしかっ

た彼女の顔も15年の会社経営ですっかり厳しくなってしまったし、昨夜も私は彼女の

言葉にちょっとdistanceを感じてしまった、かな。昨日もすごく楽しかったのだけれど、

私たちくらいの年になると楽しくてもぜんぶsweetにはならなくて、bitterをともなうのは

しかたがないことなのかもしれない。

この日も彼女が発したいくつかの言葉は私の胸にしまわれた。

そして昨日の店の名前、がよかった。

12sabao_01

炎としゃぼん

どちらも儚い。どちらも好きだ。

ここへはまた誰かと来るかもしれないな。

川沿いの道はこんな風に続いていて、向こうに山手線が走る光がときどき見えるの。

これもなんだかシャビィでレトロでセンチメンタルだった。

12sabao_04

それにしても2005年からもう7年もやっているこのブログだけど、こんな風に心情を

吐露するのもごく限られたわずかな人たちだけにして、ブログなんてもうやめっちまお

うかなあ。

ブログ上からきれいさっぱり姿を消す。

私がどうしてるか、直に会う人以外はもう誰にもわからない。

それもいいかもしれないな。

まじめに考えてみよう。

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ある日のこと」カテゴリの記事

コメント

そうかあ、そうきちさんのブログは
読んでいる人は、生身のそうきちさんを知っている人が多いんですね。

私はいっさい誰かわからないようにして、
ときどき日々のあれこれを書いていて、
誰かわからない人がコメントいれてくれたりして、
楽しんでます。

人の縁て不思議なもので、取り上げているテーマや
文章なんかで、類は類を呼んでいますよね。

現実の人づきあいは、bitterなところが交るけど、
ブログのお付き合いは上っ面なんだけど、
嘘はないから、気持ちがいいなあと自分では思っています。

投稿: elm | 2012年6月30日 (土) 13:38

elmさん、やっほう!
いつもコメントありがとう!

いや、多くはないよ。
教えてないし。
基本、教えないし(^-^)

でも私の場合、ニックネームがそのままだから、
それで検索したら出てきちゃうじゃない?
それで私の知らないところで(知らん顔して)
実は読んでたってことがある。
それがけっこう面倒臭かったりしてね。

私は好きに書けるのがよくてやっているだけだから、
ブログで誰かとつながろうとか思ってない。
そういうのは副産物としてあって、この7年のあいだに
その恩恵はじゅうぶんに受けてきたかなあって思います。
ブログ始めたころには思ってもみなかった恩恵。
ほんとに感謝ですよね。

そして日に何百アクセスがあっても、コメントしてくれたり
コンタクトしてきてくれる方はごくごくごくわずかだから、
それが数年来のことになればやっぱりネット上だけの
上っ面な関係ではいられなくなりますよね。
そうやってできた友人も何人かいて。

いまは生身の関係でお互いの本心がわからなくなりつつある
時代ですよね。
それなのにネットでは本心を曝していたりして。

私はブログでも生身でもそのまんま。
ブログになんでも書くわけじゃないけど。
書くのが好きでやってるから創作もありだし。

投稿: soukichi | 2012年6月30日 (土) 14:26

気を許せる友達との
初夏の美味しい話ー♪なんて
美味しい食べ物をあれこれ想像して
読んでたら、おしまいはあれよあれよと
違う展開に⁉

そうきちさんの文章も内容も
大好きだからこうして読めるのはすっごく
嬉しいんだけとなぁ(*^^*)

早く直接お会いしなくちゃ!
って思った次第です。

投稿: ble | 2012年7月 1日 (日) 07:29

bleちゃん、
楽しかったし、すごくおいしかったのよ。
でも私たちくらいの年になると心身ともに無疵じゃいられないし、
社会的に置かれた立場によってまったく視点も違うじゃない?
昔みたいにいかないのはしかたがないことなんだと思う。

その点、旧い男友達のほうがもっと気楽かな。
私が何も持ってなくても、私が私であるというところだけで
つきあってくれるから。

で、まだだいじょぶですよ、たぶん。
まずこの中にある膨大なファイルをなんとかすることから
学習しなきゃならないし。

またいつかハシバミさんのオフ会に行けるといいのにね。
あれ、楽しかったなあ~

投稿: soukichi | 2012年7月 1日 (日) 22:29

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