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2012年6月22日 (金)

夢とその周辺のこと。

12tomato_soup

明け方、まるで水道の蛇口を全開にして出しっぱなしにしているような水の音で目覚

めると、外はまたもや豪雨だった。仕事部屋のカーテンだけ開けて、トイレに行ってま

た眠った。それから、目覚める直前に見た夢。

私はいつかも夢で行ったことのある見覚えのある町を歩いていて、ある路地にさしか

かったとき後ろを歩いていた二人が「ここの路地にある小さな焼き栗屋が作る焼き栗

が絶品だから、ぜったい買って帰らなきゃ」と話すのが聞こえて、それなら私も、と歩

いてゆく。 ・・・・・ と、店に入るところも買うシーンもなく私は唐突に道に立ったまま、

斜めがけした革のバッグから思い出したように何かをとりだしている。とりだしたくちゃ

くちゃの紙の中に入っていたのは栗で、私の手のひらのなかで栗はまだすごく熱く、

弾けるようにとびだした実はほくほくと黄金色をしていて、ひとくち口に入れるとそれは

ただの栗とも思えない、まるで神さまからのギフトのようなおいしさで、私は思わず「あ

りがとう!ありがとう!」と繰り返し何度もいってしまう。するとそこに突然、Sが現れた

のだったか声がしただけなのだったか。Sがいるとわかっていても、この栗を食べさせ

ることもできないと思ったらなんだかすごく切ない気持ちになってきて、バックにギター

チューンなんか流れているものだからなおさら切ない気持ちになってきて ・・・・・・

目が覚めた。

目覚めるとまるで全身発熱したかのように熱くて、あたまもからだもまだ半分以上眠

気に浸かったままで、重くてだるくて最悪だった。最近、Sはまた私の夢によく出てくる

けれど、これってなんなんだろう、それにいったいなんだって栗なんだ? と思いなが

らキッチンに行った。

それにしてもあの栗は、この世の食べものとも思えないようなおいしさだった。

私はそれをまるで神の恩寵のようにうけとった。

とてもわずかな時間に見た夢で、目覚めは悪かったけどその部分においては悪い夢

じゃなかった。

今日はまた一日じゅう降るのかと思っていたのに、明け方あれほど降っていた雨は娘

が出かけるころにはやんでしまった。

上の息子は凄いピンポイントの確率で雨男だけど、下の娘は完全に晴れ女らしい。

それからまたキッチンに行ってマイケル・フランクスを聴きながらお昼の支度をした。

マイケル・フランクスってたまに聴きたくなるよなあ! 

いつも聴くわけじゃないけど、聴きたいとき家にないと困るCD。

最近、ずっと廃盤になって手に入らなかったマイケル・フランクスのアルバムが初回限

定生産の紙ジャケット仕様で再販されて、あれも欲しいと思ってる。『N.Y.ストーリー』と

『シティ・エレガンス』の2枚。20代のころ散々聴いた。あのころは、いつかマイケル・

フランクス的生活がしたいと夢みてた。そしてあの時代には、いまと違ってそんな甘い

夢がいつか叶いそうな”雰囲気”だけはあったと思う。愚かなりし我がこころ。

お昼の支度を終えてキッチンから出てきたら、息子が「今日のこの薄曇りの天気にぴ

ったりな音だね」といった。

お昼は昨日の残りもので作ったトマトスープとフォカッチャ。

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