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2012年5月31日 (木)

今日のバラ⑭

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 Fair Bianca フェアビアンカ イングリッシュローズ シュラブ

今季は受難だったフェアビアンカ。

冬から春へとまっ先に緑の元気な芽を出し、咲く直前までころころした赤いきれいな

つぼみをいっぱいつけていたのに、風でなんどつぼみつきの枝を折られてしまったこ

とか。そのわずかに残ったつぼみがやっと咲いた。デヴィッド・オースチンの白バラな

がら、グラミス・キャッスルともまた違うテクスチャーの白。カメラを向けると反射してし

まうほどの純白なのに、生クリームのようにやわらかな白。そして、この独特の香り。

先日、同じ白バラのローズマリーが咲いているときに香りが似ているような気がしてく

らべてみたけれど、ローズマリーは完璧なミルラ、フェアビアンカはミルラを含んだもっ

と複雑な香りだった。おなじバラ好きでも人によって深紅のバラが好きだったり黄色い

バラが好きだったり、好みはいろいろあるだろうけど、私はやっぱりバラは白が基本

と思う。そして実はこのフェアビアンカ、うちのベランダにはふたつある。1982年作、

というから今から30年も前に作られたこのバラは、切り花用としては今でもとても人

気があって、つい数年前までは美白に効果がある香りだとかでもてはやされたりもし

たようだけど、樹勢があまり強くないせいか持っているナーサリーが少なくて、いずれ

市場から消えてしまうのではないかと思ってふたつ手に入れておいた。万一、ひとつ

が駄目になったときのことも考えて。たしかにうちにある2本の木を見てもあまり強そ

うではない。それだけに、大事に育てたいバラ。

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 Madame Figaro マダム・フィガロ デルバール フレンチローズ

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今日ふたつめのバラは私がフレンチローズで1番好きなマダム・フィガロ。

この儚げなプロフィル、まるで天使がふわっと舞い降りたみたいじゃないですか?

なんともいえない浮遊感があって、空気を纏ってふわふわしたところが好き。

まるで体重なんかないみたいに踊るプリマのよう。

そして、マダム・フィガロのピンクは淡い淡い白に近いピンク。

それがまたとっても好きなところです。

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デルバールローズだからもちろん、香りもあって、それはアニスとレモンとローズが混

じり合った、これまた複雑にして素敵な香り。

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2012年5月30日 (水)

イヴリンとアンブリッジローズ②

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今日も咲いたバラはあるけれど、きれいに撮れなかったからあともう一日待つことにし

た。写真は房咲きのイヴリン(右)とアンブリッジローズ。

どちらも容姿、香りともに2鉢ずつあってもいいと思うくらい、好きなバラ。

今日は娘がセツに行っていて息子と2人のお昼だったのだけれど、食後に何を思った

のか息子がお皿を洗ってくれた。あまりに滅多にないことで、嵐でもくるんじゃないかと

思っていたらほんとに俄かに空が曇ってきてまた風が吹き始めたから、「こりゃ、やば

いぜ」と思ったけれど、今日は豪雨にはならなかった。

5月はいと凄まじき月だった。

6月はどんな月になるだろう?

願わくは『ムーンライト・セレナーデ』みたいな甘い月に。


  YouTube  → Moonlight Serenade  ONO LISA

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2012年5月29日 (火)

今日のバラ⑬

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 Amandine Chanel アマンディーヌ・シャネル ギヨー フレンチローズ

このあいだからイングリッシュローズとフレンチローズの違いについて書いているけれ

ど、結論からいうとフレンチローズのほうが濃い色のバラが多いように思う。たぶん、

イギリス人とフランス人では色の感覚もバラに対する考えもかたもまったく違うのでは

ないか。ガーデニングの国イギリスでは、やっぱり庭にあってより自然なバラ、ほかの

植物とともに景色になじんで美しいバラを作りだしているように思うし、フランス人の場

合はバラ単体として見たときの美しさと、『バラ』といって象徴される抽象的なもの、そ

の非凡性とかドラマ、ストーリーのほうに重きが置かれているような気がする。それは

女性の好みともどこか共通しているように思う。もっとも、これはあくまで私の推察にす

ぎないけれど。

このアマンディーヌ・シャネルは、とびきり美しい写真をさるところで見て手に入れるに

至った。でも、それはいま私が見ているアマンディーヌ・シャネルとはだいぶ違う。カメ

ラのスペックや写真の技術そのものの違いももちろんあるだろうけど、それ以上に花

が違う。やっぱりこのフレンチローズも木が成熟するまでは本来の咲き方にならない

ようだ。私の望みはこれよりもっとディープカップで、もう少し深い色をしたアマンディー

ヌ・シャネル。何年でそれが見られるだろうか。

あまい香りの超房咲き種。

二枝切って束ねたら、それだけでブーケができそうな。

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今日も風が強くてうまく咲けなかったバラ。

フレンチローズとイングリッシュローズという違いはあれど、こうやって同じ花瓶に生け

るとなんだかとっても似ている3つのバラ。

ソフトピンクのソニア・リキエルとアプリコットがかったセント・セシリアとホワイトのマダ

ム・フィガロ。

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けっきょく私はこういうバラが好きなんだなあ、と思う。

ちなみに私がフレンチローズで1番好きなのは、マダム・フィガロです。

この写真ではあっち向いててよくわからないけれど。

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2012年5月28日 (月)

気違いじみた豪雨に雹に雷、そしてまた晴れ。

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今日も爽やかに晴れたと思ったのも束の間、また強風が吹き始め、バラが煽られ始

めたからマズイと思ってベランダに出たときにはもう遅かった。いまにも咲きだしそう

なふっくらした健やかなつぼみを3つも携えたイヴリンとアンブリッジローズが長いステ

ムごとぼっきり折れていた。しかたなく切って花瓶に生ける。今年はこんなことばっか

り。長く伸びすぎた枝が返って仇になった。年々、亜熱帯化する夏と、1年を通して激し

くなる強風に、徐々にベランダでバラ栽培をする限界を感じている。いまあるバラがぜ

んぶ駄目になったら、そのときはもう終わりかな、とも思う。

それから午後、コンピュータの前で仕事をしていたら別の部屋に置いた携帯のメール

着信音が鳴った。誰からだろうと思いながらそのまま仕事していたらまた続けて鳴っ

たので、もしやと思って開いたらやっぱりそうだった。豪雨予報。

俄かに部屋が暗くなり始めたのであわてて洗濯物をとりこみ、朝は陽射しが強くて撮

るのをやめたバラの写真を数枚撮り始めたらポツポツときた。

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そのあとが物凄かった。

いままで経験したこともないような気違いじみた豪雨。

まるでトタン屋根に大量のビー玉でも叩きつけるようなバチバチという激しい音が北側

の窓でしだしたと思ったら、薄く開いていた窓の隙間から雨が吹きこみ始めた。ガラス

が割れるかと思うほどの激しさで窓ガラスに雹がぶつかる音。まるで天罰でも下った

ように空をカチ割る雷鳴と稲妻。恐怖におののく息子。外にいたら間違いなく身の危険

を感じたと思う。思わず父に電話、セツに行っている娘と、外で仕事をしている友達に

メールしてしまったほどだ。みんな無事でよかった。

それからしばらく家の中は真っ暗だったけれど、しだいに雨はやみ、夕方ころにはまた

太陽の光が射し始めた。思わず虹でも見えるかと思ってベランダに出てみたけれど、

まだ分厚い雲がいて見えなかった。テーブルの上の花瓶を見たら植物って不思議なも

ので、さっきまできれいに開いていたバラが部屋が暗かったわずかの時間に花びらを

ぎゅっと閉じていた。すっかり暗くなるころ帰ってきた娘によれば、都心では豪雨の後

ものすごくきれいな大きな虹が見えたそうだ。

夕飯どき、これからは折り畳み傘が必須かもね、と息子がいい、いやカッパのほうが

いいかも、傘は強風でさせないから、などと話した。この異常気象がいつから始まった

のかもう憶えてないくらいだけれど、ほんとになんでもありのいま、明日も大気の状態

は不安定になるみたいだから、通勤されている方、外でお仕事されている方はくれぐ

れも気をつけてください。

バラの写真は上左からアンブリッジローズ、イヴリン、2枚めはローズマリー。

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今日のバラ⑫

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St.Cecilia セント・セシリア イングリッシュローズ

大輪カップ咲き、淡いピンクから白のやわらかでやさしい雰囲気のバラで、数あるイン

グリッシュローズのなかでも好きなバラ。強いミルラの香り。

おととしの春はたくさんつぼみをつけてとてもきれいに咲いてくれたのに、ここ2年はあ

まりふるわない。今年は3番花くらいの小さな花を今ごろやっと咲かせた。つぼみはあ

と小さいのが2つだけ。何が悪いのかなあ、と考える。こんなとき、自分がサイキックだ

ったらと思う。人のこころを見透かしたり、オーラの色が見えたり前世がわかったり波

動調整できたりなんて特殊な能力はまったくいらないから、花や鳥や猫と話せたら、

と思う。いい歳して馬鹿じゃないの、って方はスルーしてください。

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2012年5月27日 (日)

5月の王子さま

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ローズゼラニウムが香る朝。

いつものようにベランダでバラの手入れをしていたら、近所の教会の鐘が鳴った。

午前10時。

日曜礼拝に行く習慣はないけれど、町に教会の鐘の音が響き渡るのはいいなと思う。

子どものころ、『兼高かおる世界の旅』っていうTV番組を見るのが好きだった。

あれはヨーロッパのどこかの町。

毎週日曜、家族で日曜礼拝に行った帰りにはかならずホールのケーキを買って帰って

家でみんなで食べる。ケーキはぜったいホールじゃなきゃいけない。それは家族の絆

の象徴だから。

子どもながらにそんなヨーロッパ文化の豊かさに憧れた。

うちは今日も遅いブランチ。

今週末は体調が最悪で、昨日はプールに行けなかったし、今日は仕事のアポイントを

パスしてしまった。頭から首から肩へと、ずきんずきん脈打つような頭痛。それでも家

の中をすっきりさせたくて、アスピリンを飲んで午後は掃除に没頭した。お陰で薬が効

くころには家の中もすっきり。

お花は昨日コトリ花店で、「花は売るほどあるんだけど、顔見にきた」っていう変な客

に、「まあ、座って座って」と椅子をすすめる変な花屋。「ではでは、バラがあるならバ

ラの脇役にこれを。そして、これは王子の横に」とベリーとスカビオーサとハーブ類を

くるくるっと束ねてくれた。

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でも私のベランダにバラがあるのもそろそろ終わり。

まだ咲いてないつぼみはあるけれど、今朝傷んだ花をバサバサ切ったらなんだかさっ

ぱりしちゃった。

5月も残りあと4日。

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追記:

数日したら王子の横に置いたバラが開いた。

バラってすごいよね。

あの小さなつぼみのどこにこれだけの花びらがしまわれていたんだか。

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2012年5月25日 (金)

ピクニック気分で♪

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娘が通うセツはなんたって『下品な缶ジュースやペットボトルの持ち込みは厳禁』とい

う学校だから、先日これを見つけて買った。

Helios(ヘリオス)のポット

最初からマグカップ付きのポットを探していたのだけれど、決めては全体のシンプル

できれいなフォルムとマグカップのかたち。そして、カラー。

コップ付きのポットは数々あれど、こういうマグカップらしいかたちのって意外とない。

低価格なのも魅力。

今まではサーモスのポットを愛用していて、機能や製品としてのクォリティはサーモ

のほうが上だと思うけど、やっぱり女の子の持ち物は楽しくて美しくないとね。

これに、夏は冷たいお茶やコーディアル、冬は温かい飲み物を入れて出かける。

相変わらず珈琲党の私ですが、最近はコトリさんの影響もあってハーブティーもよく

飲むようになった。前はハーブティーってあんまりおいしくないと思っていたけど、彼女

のおかげでハーブティーにもおいしいものがあるんだと知ったから。

いまのお気に入りは生活の木で買ったこのグリーン・ハーブティー。

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すっきり爽やかで気分転換にぴったり。

今日はこれの冷たいのをポットに詰めて持たせました。

このヘリオスのポットに入る容量は500ミリリットル。

見た目はちょっと大きくて重いけど、やっぱりこれくらいないとたっぷり飲めないしね。

ついでに自分のも買ってしまった。私のは白。

陽気がよくなってきて、こんなマイポットを持ってピクニック気分で出かけたい季節で

すね。それに今年もそろそろ来るべく暑い夏に向けて今から体力つけとかないと。

そうだ、今年は梅雨の梅仕事はしないつもりだったけど、去年、父に好評だった

ュースを作っておくのもいいかもしれないなあ ・・・・・・

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今日のバラ⑪

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 Dames de Chenonceau ダム・ドゥ・シュノンソー デルバール

今朝、めずらしく早朝目が覚めてそのままベランダに出てみたら、朝日を浴びてダム

ドゥ・シュノンソーが輝くばかりに咲いていた。このバラがこんなにきれいに咲くのはう

ちでは初めてくらいのことではないかと思う。

大苗で届いたときからずいぶんと立派な苗で、太い枝には凶器ともいえそうな大きな

鋭い棘がいっぱいついていて、ため息が出そうなほど強健な感じがしたものだけど、

いざつぼみがついてみればウドンコにやられていっこうに咲いたためしがない。やっ

と咲いても細いステムの先の大輪の花は支えきれずに偏ってだれて咲くから全然き

れいじゃない。バラによっては咲き始めから咲き終わりまでどの瞬間をとってもきれい

なバラもあるけれど、このバラは咲き始めのときは剣弁高芯のツンとした感じのバラ

で、どう撮ってもフォトジェニックじゃないことが多かった。こうして花が開いたところを

見るとはっきり5分割されるロゼット型だから難しいのかな、とも思う。それもあるいは

地植えなら問題ないのかもしれない。このバラは鉢植えの場合は早々に切り花にして

花瓶に生けてしまったほうがきれいに咲く。

とはいえ、こんな風にちゃんと咲きさえすれば、きれいなバラには違いないんだな、と

思う。中心がアプリコットがかった花びらは外にいくにしたがって淡いピンクになり、香

りもきわめて強香で素晴らしい。好みは分かれるところだろうけど、『ロワール河畔に

立つシュノンソー城の貴婦人』という名前どおり、ゴージャスな感じのバラ。

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 Brise ブリーズ デルバール フレンチローズ

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今日、ふたつめのバラもデルバール。

デルバールのバラとしてはめずらしい、淡い色の中輪、カップ咲きのバラ。

ちょっと咲き始めのヘリテージを思わせる淡いピーチピンクの小さなコロンとした花は

素朴で愛らしい。ブリーズという名の通り、直立型の長く伸びたステムの先で揺れる

姿はそよ風のよう。真夏の炎天下で咲いていても涼しげな風情。そしてその素朴な容

姿からは想像もつかないほど強い香りを持ち、風で揺れるたびにあたりに爽やかな香

りを撒き散らす。ラ・パリジェンヌ同様、病虫害をよせつけないきれいな緑の葉っぱで

きわめて強健。コンパクトな樹形で鉢植えにも最適。

今日咲いたなかでは1番好きなバラ。

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そして、ラストは今日、朝から私にショックを与えたバラ!

これで完全に目が覚めました。

 La Rose de Molinard ラ・ローズ・ドゥ・モリナール デルバール

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今朝まずベランダに出て驚いたのがこの色!!!

いったい私のベランダっていつからこんなにカラフルだったっけ? と我が目を疑うこと

しばし。つぼみのときから何やら蛍光ピンクが異常に目立ってていやーな予感がして

いたけれど、まさかこれほどとは ・・・・・・(絶句) これってまさしくショッキングピンク

ってやつでしょうか。正直なところ、「うわー、どうしよう」でした。

でも、もうひとつ驚いたのがこのバラの香り。

イングリッシュローズにはあまりないような、グレープフルーツみたいなリンゴをふたつ

に割ったときのような、フレッシュでフルーティーな素晴らしい香りがするのです。

それで、いますぐどこかにやってしまいたい気持ちを抑えていろいろ検索してみたとこ

ろ、明るいピンクとあるからこれがこのバラ本来の色というわけではないらしい。花の

かたちもディープカップ咲きとあってこれとは全然ちがう。つまり例によって、株が成熟

しないと完全形にならないというタイプのバラなのでしょうか。一見すると樹形は強健

そのものの棘だらけの直立型のハイブリッドティーだけれど、タグに記載された系統

はショートクライマー。だとすれば、枝を伸ばしてクライマーとして大きく育てれば花も

小さくなって色ももっと落ち着くでしょうか。う~ん悩むところ ・・・・・・

このローズ・ドゥ・モリナール、アルノー・デルバール氏のお気に入りだそうです。名前

についてる『モリナール』とは、南仏の香水会社の名前だとか。

とりあえず、すぐに誰かにやってしまうことはおいといて、しばらく様子を見てみること

にします。でも、「このバラが好きだ!」という方は私にご連絡ください。クルマで取り

に来られる方に限り、さしあげます。四季咲き、大輪、半つる、超強健、超芳香種の

フレンチローズ。

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2012年5月24日 (木)

今だけの贅沢

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午後、また風がすごく強くなってきてバラが煽られ始めたので、萎れてしまう前に早々

に切ってしまった。つぼみのまま咲かずに終わるよりいいと思う。

ナエマとイヴリン。

今季ナエマはブラインドの枝が多くて、ついたつぼみはたったふたつ。

たしかナエマは中輪くらいだったと思うけれど、この花はずいぶん大きい。

イヴリンはごくごく小さなつぼみだったのに、開いたらこんなになった。素敵ないろ。

それからこれもフレンチとイングリッシュ。

黄色にピンクの組み合わせってどうよ、と思うけれど、ジュード・ジ・オブスキュアとダ

ムドゥ・シュンノンソーには枝についた状態ではまともに咲いたことがない、というあま

り麗しくない共通点があるのでした。ビフォア・アンド・アフター、2枚続けて。

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私の大好きなジェーン・オースティン。

このバラはステムが細いからどうしてもうつむいて咲いてしまって枝についている状態

ではお顔がよく見えないのです。シャーベット・オレンジとでも呼びたいような、色も姿

も香りも、ものすごくフレッシュな印象のバラ。

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そして株の下のほうについていた小さな小さなシャンタル・メリュー。

小さくなっても花型は完璧!

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最後のバラはイングリッシュローズのスピリット・オブ・フリーダム。

すごく背の高くなるバラで、花びらの重ねが厚すぎるためか、このバラもおよそきれい

に咲いたためしがない。私のイングリッシュローズの中ではワーストに入る。それに、

どんどん伸びる勢いはあるのに、このお病気っぽい元気のない色。どうしたものでしょ

う。何がいけないのでしょう。喋れるものなら私に話してください、といいたくなる。

スピリット・オブ・フリーダム、なんて素敵な名前がついているのだから、輝くばかりの

自由さで咲いてほしいのだけれど。でもまだつぼみはいっぱい。

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毎年のことだけれど、この時期、朝起きたときからやることが多くて私はかなりへとへ

とです。いったんバラの開花にスイッチが入ったら、もうあとは次から次へと咲くので、

毎日の水やり、花柄摘みに支柱立て、木酢液散布、それから狭いところで服やら髪

やら帽子を棘にひっかけられながら鉢を動かしての写真撮影、撮った画像の処理。

たくさんありすぎてブログへのアップはぜんぜん間に合わないほど。

でも、お陰さまでこの時期は家の中じゅうバラだらけ。

唯一、切り花をまったく買わなくてもいい時期です。

これだけオールドローズやイングリッシュローズやフレンチローズをふんだんに飾れる

のは、バラを育てている者だけの贅沢だと思う。

1年でたった一度、5月の2週間くらいのわずかな間だけの贅沢ですけど。

私の手や腕はもうバラの棘でできた引っ掻き傷だらけでひどいことになってますけど、

「バラには棘があるから嫌!」なんていうのは、「猫は爪で引っ掻くから嫌!」というの

と同じくらい、ナンセンスってものです。

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今日のバラ⑩

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 La Parisienne ラ・パリジェンヌ デルバール フレンチローズ

このバラを買った人ならきっと誰もが共感してくれるだろうと思うけど、このバラほど掲

載サイトの写真と違うバラもないんじゃないかと思う。正直言って、初めて咲いたこの

バラを見たときはびっくりした。その花いろはもちろん、花のかたちもまるで想像したの

とは違っていたから。たしかに黄色にオレンジにピンクが混じった複雑な色のバラだっ

たけれど、派手というよりはグラディエーションのかかったニュアンスあるバラに見えた

し、何より写真で見る限りでは花びらの多いころんとしたカップ咲きの花だとばかり思

っていたのだ。最初は新苗についたまだ若い成熟していない花だからこうなのかと思

ったけれど、はたしてどうなんだろう? 逆にもし、何年育ててもああならないとしたら

そういうイメージ・オンリーの写真をバラ苗販売サイトに載せるというのはどういったも

のかとも思う。あのバラ苗サイトに載っていた、パリの雰囲気たっぷりの素敵なブーケ

の写真とこのバラの名前で思わずこのラ・パリジェンヌを買ってしまった人はたぶん、

多かれ少なかれイメージの違いに落胆したのではなかろうか。いま思うと、あの写真

に近いのは花の大きさこそ違うものの、ベビー・ロマンティカのほうじゃないかと個人

的には思う。あるいはペッシュ・ボンボンか。

私についていえば、もともとあまりオレンジって色が好きじゃないのです。

エルメスのオレンジとか、果物とか花とか、わずかに例外はあるものの、ふだん身の

まわりにおきたい色としては最初から選択肢にない。自分のなかに無い色。

だから最も色が濃くでるこのバラの1番花を見ると毎回ためいきとともにいったいどう

したものかと思うのだけれど、このバラの面白いところはひとつの株に色の出かたの

違う花が咲くことで、たとえばいまだとこんな風に違う。

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この2番めの写真になるとだいぶオレンジよりピンクの分量のほうが多くなっていて、

これくらいだとまだ許せる、というか、だいぶいい感じだなと思う。そしてさらにいうと、

花いろは時間とともに退色して淡くなり、そのころがこのバラが最も美しく見えるとき

じゃないかと思います。

ラ・パリジェンヌの美点はなんといってもこの照葉の濃い緑の葉っぱを見てもわかるよ

うに、病虫害にきわめて強いバラであること。少々じめじめした気温の低い雨の日が

続いても、このバラにウドンコがつくことはない。そして株立ちは素直な直立型で、ス

テムの上のほうにはほとんどトゲがないからとても扱いやすい。ほかのフレンチローズ

と同じように花もちもとても良いから、切り花にも最適。だから鉢で管理するのにも向

いているのだけれど、個人的にはいろいろ制限のある狭いベランダより、庭にあった

ほうがこのバラの大らかな長所が出て良さそうだと思う。

昨日、イングリッシュローズとフレンチローズとどちらが好みかと聞いたけれど、私はい

わゆる最近のフレンチローズとはまだつきあいが浅いせいか、やっぱりイングリッシュ

ローズのほうが好きかもしれない。あの、誰が育てても最初からカタログ通りの花が

咲く圧倒的に安定した再現性はデヴィッド・オースティンの偉業以外の何物でもない。

フレンチローズはもっと気まぐれな感じ。

それがよりオールドローズっぽい、ともいえるけれど。

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2012年5月23日 (水)

今日のバラ⑨

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 Chantal Merieux シャンタル・メリュー ギヨー作 フレンチローズ

このブログを調べてみたら2株のフレンチローズが私のところにきたのは2007年の

こと。もう今年で5年めになるとは思ってもみなかった。つい先日きたばかりのように

思っていたのに、月日が経つのは本当に早い。

私が初めてオーダーしたフレンチローズは、オルソラ・スピノーラとこのシャンタル・メ

リュー。残念ながら当初のお目当てだったオルソラ・スピノーラは一度もまともな花を

見ることなく、去年の暮れに近所の方にもらっていただいた。今年は環境が変わって

うまく咲けただろうか。そして、このシャンタル・メリューも初めて咲いた花を見たときは

正直言って<失敗したかも>と思ったのだった。このピンク、私には派手すぎる。

でも、そう思ったのも目が慣れなかった最初のうちだけで、自然に慣れた。

何より暗い雨の日などにこのバラが咲いているとパッとベランダが明るくなる。つられ

て気持ちまで元気になる。こんなにヴィヴィッドな色をしていても枝が細くて全体に華

奢だから、風にふわふわ揺れて重くない。それに何よりいい香り!

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シャンタル・メリューの最大の長所は、とにかく病虫害に強いこと。

この緑のきれいな葉っぱがうどん粉病にやられたことは1度もなければ虫に食われた

こともなく、つぼみがきれいに開かなかったことも1度もない。毎年あたたかくなるころ

からもりもり芽を出し、わさわさと葉を茂らせ、株いっぱいにつぼみをつけ、5月も半ば

ともなればそのハート型の花びらでいっぱいの中輪の花を次々と咲かせる。華奢だか

ら一見、弱そうに見えるけれど、健康そのもので実に優秀なバラなのです。

そしてこれはフレンチ全般にいえることだけれど、イングリッシュローズにくらべてフレ

ンチローズは株立ちが華奢でしなやか、そして花もちがすごくいい。うっかりしていると

1日で花びらがバサッとあたりに散ってしまうイングリッシュとくらべて、真夏でもかな

り長いこときれいな形をキープし続ける。そういう意味でもフレンチローズがベランダ

に混在しているのはいいなと思う。

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私の影響でついうっかりバラに手を出してしまった友達と以前話したのは、イングリッ

シュローズが健康的な良家の子女なら、フレンチローズは洗練されたフランス娘とい

った風。これがもっとも言い得て妙だと思うのだけれど。

さて、あなたのお好みはどちらでしょう?

今日は暑くも寒くもなく、1日爽やかな日だった。

暖房も冷房も何もいらない、いまが1年で最もすごしやすいときですね。

バラにとってもいい日和でした。

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2012年5月22日 (火)

イヴリンとアンブリッジローズ

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私のとっても好きな映画のひとつ、『セイント・オブ・ウーマン』のなかで盲目の退役軍

人のアル・パチーノは、盲目ゆえの感覚の鋭さで、自分の目の前に来た女性が使って

いる香水から、彼女が美人で優しい女かどうか、それに3サイズまでぴたりとわかって

しまうのだけれど、それがさしずめイヴリンやアンブリッジローズみたいな香りだったら

アル・パチーノじゃなくてもわかるだろうな、と思う。

先日の風が強かった日、いまや咲かんとしているイヴリンとフェアビアンカのつぼみの

上に洗濯物が落ちてきて、あろうことか花首が折れてしまった。それでしかたなく花瓶

に生けていたらいつの間にかイヴリンが咲いていた。数あるイングリッシュローズのな

かでももっとも好きな香りのひとつ。

それから先日、外出から帰って見てみたら、やっぱり折れていたアンブリッジローズ。

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リューカデンドロンをまんなかにはさんで、右が昨日咲いたので左が2日前に咲いたも

の。最初、なんともいえないアプリコットピンクで咲き始めたアンブリッジローズは、徐

々に退色して淡いピーチピンクになり限りなく白に近づいてゆく。その経過も美しい。

そして何よりこの素晴らしい香り!

さっき食卓で書きものをしていたらまるで薔薇園にいるようでした。

まさに一家にひと株のアンブリッジローズ。

今日は朝からずっと雨だから家のなかは暗いけど、我が家は家の中も外もバラの香り

でいっぱいです。

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カフェ

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カフェってバラもこのくらい小ぶりになってピンクがのってきたあたりが好み!

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今日のバラ⑧

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 Jayne Austin ジェーン・オースティン イングリッシュローズ

今年はやたらと身長が伸びてしまったバラが多いせいで、つぼみが色づいてくるまで

はなんだかわからないものもあったりするのだけれど、このイヴリンそっくりでイヴリン

と見紛うばかりの優雅なバラは、ジェーン・オースティン。

イヴリンと違うところは花の大きさがこちらのほうが小さいこと。それから樹形と香り。

ジェーン・オースティンは素晴らしくよいティーの香り。満開になってしまうと花が平たく

なってしまうところはイヴリンと同じだけれど、花色のニュアンスと優雅さにおいてはイ

ヴリンより上かもしれない、と思う。もう十数年も前に初めて手に入れたデヴィッド・オ

ースチン・ローゼスのカタログを見たときにも、小さな写真だったのにもかかわらず頭

から離れなくなってしまったバラ。

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La France ラ・フランス 1867年 ギヨー作 ハイブリッドティー

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ふたつめのバラは、バラ好きなら誰でも知ってる記念すべき四季咲きハイブリッド・テ

ィーローズ第1号のバラ。見るからに細くて華奢なステムの先に昔の洋画家が描いた

ようなクラシカルな剣弁高芯の大輪の花を咲かせる。花びらの裏が濃いピンクで表が

淡いピンクのこのバラがゆっくりめくれあがるように開いてゆくところを見ていると、ま

る折り紙で作ったみたいなバラだな、と毎回思う。とくに好きなタイプのバラではないけ

れど、娘が高校生のときに学校で初めて接いできたバラだということでうちでは大事に

している。一輪咲いただけでもベランダじゅう香るようなダマスク系の強い香り。

もっと咲きすすむと花びらがくしゃっとして上の写真より親しみやすいお顔になる。

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2012年5月21日 (月)

新しいことを始める日

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まだ一度も会ったことのないその人のことを思い浮かべるとき、その人はいつもホッと

するような笑顔で光のなかにいて、だから素通りすることができなかった。

彼女のイメージを、色でいうなら緑。

金環日食の新月の夜に、私に新しい場ができた。新しい仲間が4人もできた。

行くの迷っていたけど今日行ってよかった。

ぬかるみに嵌まっていた車輪がそこを抜けだして、徐々に加速していくイメージ。

どこまでも軽いエネルギーで。

音符も飛んで♪

半年間のスペシャルトリップを楽しもう。

家を出て行く前に食べたチーズケーキ。

昨日、友達が焼いてくれて彼女の家で食べて、お土産にももらったベイクド・チーズケ

ーキ。もうこれが絶品なの!

12cheese_cake

私もいつかこんなのが焼けるようになりたい。(ただいまレシピ待ち。)

彼女の家に行くと、いつも珈琲をいれるのは私の方がうまいからといわれて私がいれ

るのだけど、ポットは家にはないような大きなのだし、豆はフレンチローストだし、なん

だかわかんないやと思いながらサーブしたけど、「なんでだろう? やっぱり、そうちゃ

んがいれたほうが全然おいしい」っていう。

そりゃあね。

私には珈琲豆の精霊がついてるのよ。

それに、私のほうがうまいものがひとつくらいなけりゃ、立つ瀬がないってものよ。

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パーフェクト・ローズ

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かつて『パーフェクトローズ』という同じタイトルで記事をアップしたことがあるけれど、

そのときのバラはコンスタンス・スプライだった。

コンスタンス・スプライが老木となってなかなかかつてのように咲けなくなったいま、私

が思うパーフェクト・ローズはこれだ。

アンブリッジ・ローズ。

この完璧な花型。それからちょうどよい大きさ。色あいとテクスチャー。そして香り。

どれをとってもまさにパーフェクト・ローズ!

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今日のバラ⑦

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 Jude the Obscure ジュード・ジ・オブスキュア イングリッシュローズ

今年はとにかく枝が異常に伸びすぎてしまったせいで、もともと半つる性のしなやかな

枝の先に中輪以上の花をつけるバラたちはすっかりしな垂れてしまって、こんな風に

手で支えるか切るかしないと写真に撮れない。あまりにもしな垂れすぎると変なところ

で枝が折れてしまいかねないから、けっきょくは切ってしまうことが多い。

このジュード・ジ・オブスキュアは私のベランダでは新しくきた部類のバラで、『美しく大

きな聖杯形の花形』ということだけれど残念ながらうちではまだこのバラの完璧な花を

見たことはない。見るからに華奢で腰高の輸入苗で、株の形もよくなかった。強健で

手間いらず、最初からカタログ通りの花が咲くデヴィッド・オースチンのバラのなかでは

脆弱な部類に入る、スロー・スターターのバラだと思う。それとも個体の問題だろうか。

毎年、新芽が出るのもほかのにくらべてとても遅いし、つぼみがつくのも、そして花が

咲きだすのも遅い。人間と同じでバラにもいろいろなタイプがいるんだなあ、と思うけ

れど、その原因のひとつにはこの名前のせいもあるんじゃないかと個人的には思う。

私がこのバラに魅了されたのは、ローズ・カフェで輝くばかりの姿を見たからなのだけ

れど、なにゆえ美しいバラにこんな名前をつけるのでしょう。

さて、この日蔭者ジュード。あろうことか去年の暮れに初めて発生したコガネムシの幼

虫にことごとく根を齧られて、ひねたゴボウのようになってしまったのでした。それでも

なんとか再生を願ってバラの家さん特製の上等な薔薇の土で植え替えて、バイタル

散布をしていたところ、みごと再生。ほかのバラが爆発しているせいで樹勢は多少弱

く見えるけれど、これだけの花をつけてくれたらもうお疲れさまって感じです。

ただ今年は暑さと寒さが交互にくるからやっぱり聖杯形のようには咲かない。終始う

なだれ気味。でも香りは最高に強くて個性的。私はレモングラスにそっくりの香りだと

思いました。新緑の5月の朝にふさわしい、爽やかでフルーティーな香り。

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 Rose-Marie ローズマリー イングリッシュローズ 

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今年はしなしなと伸びた枝の先に、かなり小ぶりの花を咲かせたローズマリー。

ヘリテージの枝変わり品種であるローズマリーは、ピンクのヘリテージが白になった

以外はほぼ同様の性質といわれる。咲き始めの、あのなんともいえないデリケートで

淡い中間色のヘリテージが好きで好きで、それが白になったら如何に、と思って ロー

ズマリーを買った人は多いのじゃないかと思う。かくいう私もその一人。

ピンクのヘリテージと同様、繊細で愛らしいバラ。

香りはかなり強いミルラ香。

イングリッシュローズを育てて初めて知った、このミルラの香りも大好き。

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 English Heritage イングリッシュ・ヘリテージ イングリッシュローズ

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そしてローズマリーの元の花であるヘリテージは、ローズマリー同様やわらかく伸び

た枝の先に、いつになく小さな花をつけた。それもそのはずで、これは去年、癌腫病

が見つかったバラ。専門家の指示通りに廃棄できずに、ジュードと同じように手厚くし

ていたら小ぶりだけれど花をつけてくれた。それだけでじゅうぶん。

今日のバラとしたけれど、実際に咲いたのは留守をしていた昨日らしく、この色はもう

咲き始めの色ではない。咲き始めの色はわずかにアプリコットがかったシフォンのよう

な淡いピンク。花びらの重なりもいつもはもっと分厚くて繊細。

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 Perle des Panachees ペルル・ド・パナシェ オールドローズ ガリカローズ

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今日最後のこのバラは、人間の女の子でいうとファニーフェイスっていうのかな。

美人じゃないけど面白い。かわいくて変わってる。

たぶん世間では好き嫌いが分かれるところだろうと思うけど、私はこのバラが大好き

なのです。初めて見たとき、不二屋の七五三の千歳飴を思い出した。イチゴとミルキ

ーのしましまストライプの飴。実はあれも大好きだった。子どものとき。

つまりあまり成長してないともいえる。

ペルル・ド・パナシェっていう名前も好きだ。意味もなくパフェを連想させて。

つまり私にとっては女の子的かわいさ満載の花なんですね。

おととしバラクラ・イングリッシュガーデンでこのバラの立派なのを見たら、うちのと同じ

バラとは思えなかった。でも私はこれくらい儚い感じのこのバラが好きだ。

ペルル・ド・パナシェは一季咲きのオールドながら、とてもうどん粉病に弱い。ゆえに、

つぼみはいっぱいつけども途中でほとんど駄目になり、株全体が花盛りになるなんて

ことはまずありえない。

でもいつか、そうなることを夢みて大事にしよう。

いまとなっては憧れの村田ばら園さんから来た最後のバラでもあるから。

強くて儚い、儚くて強いのは人の命もバラの命も同じこと。

なんだか、しみじみ。

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2012年5月20日 (日)

うちにおいでよ♪

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先日なんだかとても気になって、ここ数年会ってない旧友に1年ぶりでメールしたら、

翌日の夜遅く電話がきて、話の流れで「うちにおいでよ」ということになり、久しぶりに

遊びに行くことになった。彼女は社長業でいつも忙しくしているから、会うのはたいて

い年末年始や夏休みといった彼女が数日休みがとれたときくらいで、ふつうの週末

に家に行くのは初めてかもしれない。

ここに来ると彼女はいつも自慢の手料理でもてなしてくれるのだけれど、彼女がふだ

ん仕事でつきあってる気張る相手と違って気心の知れたふるい友達ともなれば、それ

はいたってカジュアルで和洋東西とり混ぜた料理が出てくる。今日も、「今日のメニュ

ーはすっごくめちゃくちゃだよ~」というから「いいよ~」といいながら待ってたら、彼女

の旦那さんが30個のにんにくを5時間かけて牛乳で煮て作ったという絶品のバーニャ

カウダで新鮮野菜をしこたま食べるのに始まって、彼女お得意の昆布締めと新鮮な魚

貝の刺身、グラスにきれいに盛られたカプレーゼ、牛筋の煮ものにひじきの煮たの、

下町チックなポテトサラダ、といろんなものが出てきた。かつては思いっきりフレンチが

出てきたこともあるけれど、最近は彼女も彼女の旦那さんもあっさりしたものが落ち着

くって、やっぱり年のせい? 自分だけじゃないんだなあ、と思った。

そしていつものように午後から夜までの間をずっと食べながら飲みながらお喋りしてす

ごした。食べながら飲んでいるせいか、ふだんはまったくアルコールを飲まない私でも

気づくと赤と白のワインを1杯づつくらいは飲んでいるのです。ここに来るといつもおい

しく飲める。もっとも、それは彼女の手料理がおいしいせいと上等なワインだからなの

だろうけど。

デザートは私が手土産に持って行ったマリオ・ジェラッテリアのドルチェ・パフェと友達

が焼いてくれたベイクド・チーズケーキ。それに私がいれたフレンチコーヒー。

さんざん食べたあげく彼女が作ったお惣菜やケーキ、密封パックされた瓶詰の上等な

フォアグラまでお土産にもらってきてしまった。

今日は久しぶりに会えた友達と屈託ない話ができてなんだかホッとした半面、少々何

かを抱えて帰ってきた感じ。いつも会うとさんざん馬鹿話をして終わる私たちも、今日

は馬鹿話だけしているわけにはいかなかった。彼女がいま抱える健康問題とか。もち

ろん、お互いの性格上、深刻になることはないのだけれど。

彼女とも出会ってからもう30年が過ぎてしまった。

これからどれだけ一緒の時間が持てるだろう。

最近はそういう人も減ったけど、私は気軽に「うちにおいでよ」といってくれる人が大好

きだ。私の母もそういう人だったし、私もそう。

そういえば、うちのテーブルを実費で直してくれるといったkiki さんの気が変わらないう

ちにさっさと連絡しようと思ってて、まだしてないな。さすがにそれだけじゃ悪いから、

テーブルを直して持ってきてくれたらご飯でもゴチしようと思っていたのだけれど。

もちろん、彼が迷惑じゃなければの話。

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これは、「張り替えするより新しく買った方が安いくらいだったわ」と友達がいった彼女

のお気に入りの椅子。

アリス・イン・ワンダーランドを思い出しました。

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今日のバラ⑥

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 Ambridge Rose アンブリッジローズ イングリッシュローズ シュラブ

今朝は出かけるので休日にしてはめずらしく早朝ベランダに出て、このバラがきれい

に咲いているのを見て嬉しくなった。なんともいえない淡いアプリコットの花いろ、整っ

た花型と優雅で繊細なその風情。そして素晴らしい香り。

なんて素敵なバラなんだろう!

アンブリッジ・ローズといって思いだすのは、美人アロマテラピストの安西清香さんが

唯一、ひと株だけ育てているバラだということ。彼女の名前、職業、そしてその雰囲

気からしてもぴったりなバラだと思う。

デヴィッド・オースチンのバラのなかでもとくに香り高い品種のひとつ。

横張りしない直立、木立性のコンパクトな樹形で棘が少ないので扱いやすく、鉢植え

にも最適。

その昔、ガーデニング・ショップで働いていたころ、「バラは難しいから」というお客さま

に、狭いベランダでたったひと株のバラを持つ喜びを『星の王子さま』のお話になぞら

えてよくしていたのだけれど、そのたったひと株にもお薦めの素敵なバラ。

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2012年5月19日 (土)

実生のプロスペリティー

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昨日、ベランダでバラに水をやっててハッと驚いたことがあった。

数年前にローズヒップをもらってきて、種から育てた実生のプロスペリティー。

親木はわずかに淡いピンクの入る白の小輪八重咲きのつるバラで、初めて花がつい

てから2年続けて咲いたのは、白にピンクの縁が入る極小輪の一重のバラだったの

に、今年はグレープみたいな濃いピンクの八重!

びっくりしました。

これってやっぱり株が成熟してきてプロスペリティー本来の花になってきたってことで

しょうか。咲き方はわかるとしても、この花色は?

ちなみに、おととしの写真と比較してみるとこんな感じです。

おととし。

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今年。

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こんなに違う。

葉っぱの感じも多少違うような。

もっとも最近、ピンクプロスペリティーっていうのがあると知ったから、これもありなのか

な、とは思うのだけれど。

さらにもっというと、同時期に同じ種から育てて生き残った実生のプロスペリティー2株

のうち、友達にあげたほうは今年もこのおととしの写真と同じ咲きかたでした。

彼女はかなり放ったらかしだから、肥料の違い???

バラに限ったことではないと思うけれど、バラって、植物って、奥が深いです。

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今日のバラ⑤

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 Glamis Castle グラミス・キャッスル イングリッシュローズ シュラブ

イングリッシュローズのなかでも我が家では古株になるグラミス・キャッスル。

けれどもうちにある全てのバラのなかでもいちばん華奢で何年たっても大きくならず、

ついに去年10号鉢から8号鉢に格下げになった。細い棘だらけのステムにたくさん

つぼみをつけるも、うどん粉病に弱くて毎年つぼみも葉っぱもやられてしまう。株自体

も毎夏だめになりそうになりながらもなんとか持ち直す、ということを何度も繰り返して

いて、繊細さが際立つバラ。どうも私が好きなバラはそういうのが多いようだ。

とくにイングリッシュローズはいまの日本の夏にはとても弱いようで、花後にちょっとう

っかり深く切ってしまうと、そこから一気に枝枯れが始まることがあるから要注意。

それでもグラミス・キャッスルは純白の包みこまれるような雰囲気の本当に素敵なバ

ラで、大好きなバラだからなんとか株を大きくしたいところ。白バラについては私はこ

のグラミス・キャッスルとフェアビアンカさえあればあとはもういらないと思うくらい。

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 桜貝 日本 山崎和子氏作出 ミニチュアローズ

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これはグラミス・キャッスルよりもっと前の古株。

これを取り寄せたのはたしか秋田の小倉バラ園じゃなかったかなあ ・・・・・・

あのころはインターネット通販なんてものもまだなくて、まずは紙ベースのカタログを取

り寄せて、電話かファックスで注文、というのがふつうだった。初めて生きた植物が東

北なんて遠いところからダンボールで送られてきたときにはドキドキした。バラ園特製

の堆肥とピートモスまで買って、それほど日当たりのよくない借家の猫の額ほどの庭

で土作りからやっていたころ。

こちらもとっても華奢なバラでいっこうに大きくならないし、なんどか枯れる寸前までい

きながら、ここ数年は元気に花をいっぱいつけてくれるようになった。細い株全体を、

それこそ名前通り、桜貝のような花でいっぱい花盛りにするこのバラを見ていると私

はいつも『花咲か爺』を思い出してにこにこしてしまうのです。

こういう和風のミニバラを見ていると、バラ盆栽もいいかな、なんて思う。

もちろん、やらないけど(笑)。

それから、ここから下はもうすでに一度アップしたバラたち。

今朝このバラが咲いているのを見たとき、ああ、これだ、と思ったのです。

けっきょく私が好きなタイプのバラはこれなんだと。

最初の花はちょっと雰囲気が違ったけれど、ふたつめの花はいつものこの花になりま

した。今季はとっても背が伸びたソニア・リキエル。

整った花の中心を取り巻くように花びらがふわふわしているという、花のかたち。

これが好きです。

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そして少ない花数ながら、今年はいつもの年よりよく咲いているカーディナル・ド・リシ

ュリュー。

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この濃いグレープみたいな紫のポンポン咲きの花はやっぱり魅力。

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2012年5月18日 (金)

Still Life

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私のほうを向いて話している彼女の壁のうしろに、窓からの光が射しこんで、まるで幻

燈のように影が映った。それがあまりにきれいだったから話を聞きながらそちらに気を

とられていたら彼女が気がついて、「そう。1日のうちで夕方のこの時間だけ映るの、

わずか数分だけ」といった。それからしばらくふたりで壁の光を見ていた。今日も不思

議な時間を共有した。どうやら今日もどこかで引き合っていたらしい。

それにしても今日は変な日だった。

夜のあいだの激しい雨がやんで晴れたと思ったら昼から一転また激しいゲリラ豪雨、

隣りの市ではビー玉くらいの雹が降ってきて積もったというし、夕方はまたひどく揺れ

た。そして5月とも思えない寒気。

家に帰ったら息子が「今日はかなりヤバかったよ。ちょっと間違えば3.11なみになる

とこだった。ここはものすごく揺れた。長かったし」といった。

5月の新月を前にして、なんて落ち着かない気分なんだろう。

いったい私たちはどこから来て、どこに行くんだろう。

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今日のバラ④

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 Sonia Rykiel ソニエ・リキエル フレンチローズ ギヨー ジェネローサ

今朝ベランダに出たときはまだ遠くで雷鳴がしていて暗かった。

昨日の夜に見た天気予報は見事に当たり、日付けが変わる頃から空の高いところで

雷が轟き始め、しだいに風が出てきて激しい雨になった。時折り夜空にまたたく稲妻。

雷が鳴るたびに下の人が飼っている犬がうるさいくらい吠えてかわいそうなくらいだっ

た。寝る前に、ちょっと考えてからいつになく用心して電化製品のコンセントを抜いた。

深夜1時半ころは風も強かったから、もう咲くばっかりのバラがこの暴風雨でだめにな

らないように、むしろこの雷で開花のスイッチが入るように願って寝た夜。

そして朝ベランダに出てみれば、本当にスイッチが入ったようだ。

バラが咲き始めていた。

まず今日1番めのバラは、つぼみのときにはなんだかわからなかったバラ。

咲いたところを見るとどうやらソニア・リキエルらしい。

なんだかちょっといつもの様子が違うような気もするけれど、今季は全てにおいて色が

強く出たから。決め手は大輪クォーター・ロゼット咲きの花と、その色。

一見、この花はイングリッシュローズっぽくもあるのだけれど、イングリッシュローズと

フレンチローズの違いは、フレンチローズのほうが株立ちが華奢なこと、香りの系統

の違い、それからイングリッシュローズにくらべてフレンチのほうが花もちがよいこと。

ソニア・リキエルの香りは蜂蜜、ラズベリーなどの甘く濃厚なフルーツの香りといわれ

る。この1番花はちょっと重たい芍薬咲きのような感じだけれど、もっと咲きすすんで

中心がぐるぐる巻き巻きになったまわりを花びらがふわふわと包み込むようになった

ころが私は好き。

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 Queen of Sweden クイーン・オブ・スウェーデン イングリッシュローズ

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咲き始めはこんな風にアプリコットで始まり、開いたと思ったらあっという間にソフトピ

ンクへと変化する。直立型で上にまっすぐに伸びるコンパクトな樹形は鉢植えに最適。

アップライト型の花弁の多い中輪カップ咲きの花は、常にうなだれることなく上を向い

て咲く。このバラに私が何か形容詞を与えるとしたら、『素直』。

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横張り型で四方八方に枝を伸ばす我の強いバラと違って素直にまっすぐ伸びるから

場所もとらず、枝にはほとんど棘がないから扱いやすい。対病性にも強くて花つきも

とてもよい。それほど剪定の苦労なくきれいな樹形が保てて、手間がかからず常に美

しい花を咲かせる優等生のようなバラ。癖のないまろやかなミルラの香り。

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 Cafe カフェ ドイツ コルデス フロリバンダローズ

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これは去年、母の日に息子に買ってもらったバラ。

昨日、咲き始めのこのバラを見たとき、中心が割れたダブルセンターになってしまった

と思った。けれど今日見たらちゃんと咲いている。花弁がはっきりと5分割されたロゼッ

ト咲きになったためにそう見えたらしい。

今朝、起きてきた息子に「あのバラが咲いたよ」といったら、見るなり「変なバラ!」と

いわれてしまった。たしかにちょっとニャロメみたいなバラだ。(といっても今の子はニ

ャロメも知らないのだけれど。)色もちょっとどぎつい。

やっぱりこのバラはくっきりしたロゼット型より、散開型といわれるもっと自由に乱れた

感じのほうがカフェらしいと思う。こんなふうに。

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ふたつめの花ともなると花びらの色も少し淡くなって、花姿も格段に軽やかになり洗練

された。これぞまさしくカフェでしょう。おいしい珈琲でもいれて眺めていたい感じ。

そして最初のニャロメくんも、1日たつとこんなに退色して風情を増す。

オレンジに少々ピンクがのってきて中心が黄色がかってきたころが私は好み。

フロリバンダローズはおおかたものすごく強健なバラが多いのだけれど、このバラも

ご多分に洩れず、ぶっとい枝にはため息が出そうなほど鋭くて大きな棘がいっぱいつ

いていて、見るからに強健。

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 Charlotte Austin シャルロット・オースチン イングリッシュローズ シュラブ

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今日、最後のバラはシャルロットというかわいらしい名前のイングリッシュローズ。

名前の由来はデヴィッド・オースチンさんの孫娘さんからだそう。

きっとその孫娘さんもこのバラのように健康的で素直で明るい方なんでしょう。

中大輪の花は輝くばかりの黄色で始まり、時間とともに淡いレモンイエローになってゆ

く。その色はまるでレモンシャーベットみたいに優しく、爽やかで、そのころのほうが花

びらのテクスチャーもふわふわと軽くなって私は好きだ。しなやかに伸びた枝は縦横

にしなって棘もほとんどないから扱いやすい。よく伸びる日本ではショート・クライマー

としても扱える。対病性、対寒性にも強い優等生。ただし私のは輸入苗のためか、こ

こ数年シュートが出なくて株が更新できずにちょっと貧相な樹形になっている。真夏に

なると樹勢が落ちてきて枝の切り口から枯れてくることがあって、何度かだめになるか

と思ったけれど今年はまあまあよく花を咲かせた。強いティーの香り。

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2012年5月17日 (木)

今日のバラ③

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 Greenland Forever  グリーンランド・フォーエバー ミニチュアローズ

東京は昨日に続いて今日も夏日。

といっても爽やかな五月晴れとは程遠い、冴えない梅雨の曇り日のような蒸し暑さ。

そのせいかバラのつぼみがちょっとほころびかけたと思っても、そのまま一気に開花

とはならない。今年の開花スピードはほんとに遅い。それでもあと数日晴れの日が続

いたら開花期に入るだろうと思っていたら、また強い寒気が降りてきて大気の状態が

不安定になり、今夜から大荒れの天気になるという。予報では強い雨と雷、竜巻に注

意だそうだ。ふぅ、やれやれ。

そんなわけで今日もベランダのメインのバラはリーチ状態に止まった。

今日、咲いたのはミニチュアローズのみ。

私のバラ歴は処分寸前の安いミニバラを買って再生させたのが始まりだから、ミニバ

ラとの関係はいちばん長い。でも、もうミニバラはやらないと決めてたくさんあったのを

友達に譲り、いまあるバラを最後にしようと思ったのが数年前。

ところが、いけないのがこのミニバラの圧倒的な四季咲き性で、自分のベランダに何

も咲いてないような時期にたまたまホームセンターできれいに咲いてるミニバラを見た

りした日には、ついうっかり買ってしまう。なんたってミニバラは安いからお財布の負担

にもならないし、小さくて場所もとらない。でも、そう思って買ったバラだって、けっきょく

生きている間は一定の場所はとるし手間もかかるのだけれど。

そうやって去年、ついうっかり買ってしまったのがこのグリーンランド・フォーエバー。

フォーエバー・シリーズのバラって実に優秀で、強くて手がかからないうえにミニバラと

しては大輪系で、オールドローズを小型にしたような美しいバラが多い。それでいっと

きは集めていたほど。いまは友達にあげてしまって残ってないけど、これを最後のミニ

バラにしようと決めていたアムステルダム・フォーエバーがいつの間にか生産終了に

なってしまったのは残念だなあ。あのなんともいえない上品なアプリコットピンクのバラ

を大鉢いっぱいに咲かせたいと思っていたのに。誰か持っている方がいたらぜひ私に

株分けしてください。大事に育てます!

・・・・・・ と、話がちょっとそれてしまったけれど、このグリーンランド・フォーエバーも見

ての通りミニバラとしては大輪系のきわめて整形花。今回の花は中心がクリームがか

ったバニラアイスみたいな色になったけれど、本来は純白でもっとふわふわした感じの

オールドローズのような花。香りはごく淡い、バラらしい香り。この素敵なバラもいまは

生産終了になってしまったようだ。

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 TUTU OPTIMA チュチュ オプティマ ミニチュアローズ

2つめのバラは名前のとおりバレリーナのチュチュを思わせるミニバラ。

写真の花はいつもよりだいぶ色が濃いけれど、本来はもっと淡くて透明感のあるピン

ク。このバラもとっても優秀で、病虫害に強くて花つきもよく、繰り返し株いっぱいに花

を咲かせてくれる。ピンクで、バレリーナのチュチュを思わせるようなふわふわした花

だなんていうと、ちょっとかわいらしすぎて気恥かしい感じがするかもしれないけれど、

チュチュが鉢いっぱいに花ざかりになったところは本当に見事でそんなひねくれた気

持ちも吹っ飛んでしまう。ただただかわいらしいバラです。

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フォカッチャ改良版レシピ

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昨日と今日と二晩続けてフォカッチャを焼いた。

先日来フォカッチャを3回とマラサダを1回作ったせいでだいぶ粉の扱いにも慣れて

きた、というか、粉とも仲良くなってきたように思う。コツをつかめば生地をこねるのも

そんなに疲れずにできるし、なんといっても発酵した生地は生まれたての赤ちゃんみ

たいにふわふわであたたかくてやわらかで、さわっているだけで癒される。面倒な2回

の発酵時間も何かをしながらなら待つという感覚なしにすぐに経ってしまう。

つくづく思うのは、何をするにせよ成功体験が大事だということ。

1回でも成功できれば何度か失敗が続いたところで必ず成功できる。そしてそれから

は何度でも成功できる。要は最初の成功体験が鍵。

さて、フォカッチャ。

4回めにしてやっと思うような出来になったので、次回また自分で作るときのために改

良版レシピを書いておこうと思う。

これから作るという人は前回のじゃなくてこちらを参考にしてください。

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 オーブンで焼くフォカッチャ 

 < 材料 >

  強力粉             200グラム

  薄力粉             100グラム

  砂糖               大さじ1

  塩                小さじ1

  インスタント・ドライイースト     6グラム

  オリーブオイル         大さじ1と2分の1

  水(ぬるま湯)         190CC

  トッピング用のドライハーブ、スパイス、ブラックオリーブetc;

 < 作り方 >

 1.小麦粉をふるって大きめのボウルに入れて混ぜておく。

   そのまんなかに砂糖、ドライイースト、ちょっと離したところに塩を入れる。

   そのまんなかめざしてオリーブオイル、ぬるま湯を一気に注ぎ込む。

 2.ボウルを回しながらヘラで切るように混ぜる。

   まとまってきたらあとは手でざっとひとつにまとまるくらいにこねる。

   ひとつにまとまったら、強力粉でかるく打ち粉をした台にとり出して、生地をこちら

   から向こうに伸ばすようにしながら両手で右・左とリズミカルにこねる。生地が手

   に付かないくらいになったら10回くらい、思いきり台に叩きつけてはこねる、叩き

   つけてはこねる、とやって生地がなめらかにふんわりやわらかくなるまでこねる。

   生地がなめらかになったらまるくして炊飯器の発酵メニュー、あるいは保温で1時

   間半発酵させる。

 3.発酵して2倍以上にふくらんだ生地にパンチをして空気抜きをしたら、打ち粉をし

   た台の上にとり出してまるくする。この分量で写真の直径14センチくらいのフォカ

   ッチャを作る場合は生地を3分割に、好みで2分割でも大きいままでもいい。

   生地をそれぞれまるめたら楕円にかるくのばし、表面が乾かないようにオリーブ

   オイルを塗ってクッキングシートを敷いたバットの上に載せ、ラップをかけてさらに

   30分ベンチタイム(二次発酵)。

 4.二次発酵がすんでさらにふくらんだ生地にオリーブオイルを塗り、お好きなトッピ

   ングを載せたら指で全体にバランス良く穴をあける。

 5.180度に余熱したオーブンで10分、さらに裏返して10分焼いたらできあがり!

*****************************************************************

このレシピがいままで作ったのとどう違うかというと、とにかく生地がよくふくらむこと。

ゆえに、できあがりもふんわり厚みがあってやわらかい。とても食べやすい。

朝食にするのに朝、粉からこねるのが面倒だったら前の晩に一次発酵した段階で成

形して冷蔵庫に入れておいて翌朝二次発酵させて焼けば早いし、焼いたのをラップで

包んで翌日チンしてもおいしく食べられる。風味としてはローズマリーはオーブンから

出すときとてもいい香りだけど、私は輪切りのブラックオリーブに黒胡椒いっぱいが好

みかな。いずれにしても、ほのかにオリーブオイルの味と香りがする素朴な塩パン、と

いったところです。いつもこってりしたおいしいパンを食べている人には物足りないくら

いのシャビーなパン。ごはんみたいなパン。

フォカッチャもなんとかうまくいって、あ~、これですっきり!!

そして、今朝の朝食。

12focaccia_03                

よく息子が「今日は友達と会うから夕飯はいらないよ」といって出かけるときに、「あな

た達は豆か芋でも食べてなさい」とかいうのだけれど、昨日はチキンと豆のスープだっ

た。今日のは一見ただのトマトスープに見えるけれど、カレー粉少しにクミンにターメリ

ックにコリアンダーにガラムマサラにチリペッパーが入ったクスクス風の味。昨日は豆

の缶詰を買い忘れたので前に難民お料理会に行って習ったスープを家でも再現しよう

と買っておいた赤レンズ豆があったので、それで代用。赤レンズ豆って戻す必要がな

くすぐ使えるのですごく便利です。これを入れたことで、よりクスクス風に。

フォカッチャともとってもよく合いました。

さて、次は休日にピザでも作りますか。

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2012年5月16日 (水)

パクチーはお好き?

12harusame_02

食わず嫌いも含めて大嫌いという人が多いパクチー、実は私も数年前までは駄目だ

った。食べて食べられないことはないけれど、いまでも苦手なのはセリ、三つ葉、春菊

お正月に食べるクワイetc。つまり香りが強かったり苦かったりする食べもの。要は大

人じゃないのね、と思うけれど。

そんなパクチーが平気になったのはいつだろう?

平気で食べられるようになったらむしろ好きになってしまったくらい。

食の好みっていうのも不思議なものだけど、要は好きと嫌いは紙一重、とりたてて好

きでも嫌いでもないってものは意識の端にものぼらないってことなんでしょうか。

ん? それって人でも同じこと?

それで昨日、大きなボウル1杯分のヤムウンセンを作りながら思ったのは、このパク

チーの香りにはどうやらすごい浄化力がありそうだってこと。昨日みたいに1日じゅう

雨が降ってからだに水毒が溜まりそうな日に、しかも病院なんてところに行っていたも

のだから、私は無意識に浄化のためにパクチーを欲したのだな、と。

実際、私が持ってるデトックス本にも『パクチーには驚異的なデトックスパワーがある』

と書いてある。鉛、カドミウム、ヒ素、水銀などの有害ミネラルを排出するはたらきが

あり、速効性も非常に高いそうです。なるほど、なるほど ・・・・・・

レモンとナンプラーとパクチーが合わされば食卓は一気にタイにひとっ飛び!

大量のヤムウンセンを食べた後はなんだか気分もすっきりしました。

「この味にももう慣れた」という息子は、つまりこのあいだまではやっぱり苦手だったっ

てこと? でもいまはすっかり好きになったのだそうで、昨日は暑かったせいもあって

しばらくこんなものばかり食べたい、といってました。

そして下は最近、阪神に住んでいる友達からいただいた伊勢陰陽院の『招福珈琲』。

12cofee

ここに書いてある但し書きによれば、

   招福珈琲とは、妖魔徐障香で空間の邪気や妖気を振り払い

     夜月霊乃神塩で結界を作り焙煎機を浄化させ

     そして最後に結界屠蘇酒で自らの体や精神についた邪気を払い、

    そこから神が宿りし豆を厳選し焙煎したものです

とある。笑っちゃいけないけど、なんだか凄いですね。効きそうです(^-^)

さて、さっそく飲んでみようか、いやまず家の掃除をしてから、それとも次の満月まで

待つか ・・・・・・ なんて考えてます。

いずれにしても、いまは栄養をとること以上に浄化、キレートが大事。

あたまとこころをクリアーにするにも、肝機能を上げるにも、家の気の流れを循環さ

せるためにも浄化、です。

ちなみに昨日、病院で聞いた父の3ヶ月ごとの検診の結果は、がん数値はほぼ正常

肝機能も良好、エコーの画像でがんはあるものの、寿命に関わるようなものではない

から治療の必要なし、というものでした。父もホッとした様子。よかった!

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今日のバラ②

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 Cardinal de Richelieu カーディナル・ド・リシュリュー

一季咲きのオールドローズ ガリカローズ 世界最古の紫バラ。

ポンポン咲きのかわいらしいぶどう色の花は時間とともに退色し、グレーがかった濃

い紫色に変わる。我が家ではめずらしい紫バラで、きれいに咲いてくれれば淡い色の

バラが多いベランダ・ガーデンの引き締め役となってくれるはずなのだけれど、うどん

粉病に弱くてなかなかそうならない。もともとは強くて大きくなるバラで、刺が非常に少

なくて扱いやすいため、クライマーとしてフェンスやアーチに誘引するといっぱい花が

つくようだ。それもすべてはたぶん地植えにしたらの話で、鉢で育てているうちでは何

年たってもコンパクトなブッシュのままだ。濃い紫のバラもこのくらい小ぶりのカップ咲

きだとかわいらしいと思う。下の写真でも葉っぱがちょっとうどん粉病になっているの

がわかると思うけれど、問題はつぼみについたほうで、まるっこいつぼみについたうど

ん粉はまるで花びらに封をしてしまったようで、これだけつぼみがついてもどれだけき

れいに開くかわからない。一季咲きのバラだけに、なんとかきれいに咲いてほしいとこ

ろ。バラのサイトによっては強香と紹介していても、うちでは香りはごくわずか。

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 Ben Moon  ベンムーン ミニチュアローズ

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ミニバラとしては数少ない強香種のひとつで、それに惹かれて買った、うちではめずら

い険弁高芯のバラ。きわめて整った花型は、花の大きさこそ違えどバラといって人

思い浮かべる典型的なハイブリッドティーのよう。これは紫バラの特徴でもあるのか

最初赤みの強い濃い紫で咲き始めた花は、時間とともに透明感のあるやわらかなラ

ックピンクに変わってゆく。

上の写真からさらに咲きすすむとこんな感じになる。

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紫の花びらに黄色の蕊が鮮やか。

つぼみのときも美しい。

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全体像。まだつぼみがいっぱい!

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それから、白い花びらに濃いピンクの縁取りがかわいいハーレクイン・コルダナと、

どこかの試作品の名もないミニバラと。

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* 追記:カーディナル・ド・リシュリュー、夕方にはこんなに色が濃くなりました。

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2012年5月15日 (火)

しあわせの味

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このあいだ、友達からかわいいキューブのパッケージに入った長崎カステラをひとつ

お裾分けでいただいて食べたらすっごくおいしくて、一気に子どものころの記憶が蘇

ってしまった。わたし子どものころ、ザラメがいっぱいついたカステラが大好きだった。

いまみたいに贅沢で種類豊富なスウィーツなんてものがなかった時代、カステラはい

まよりずっとずっと高級なお菓子だった。桐箱に入ったカステラをお中元やお歳暮に

あげたりもらったりしていた時代。それに高校生の修学旅行で九州に行ったときは、

長崎カステラと博多めんたいこをお土産に買ってきたっけ。まあ、超定番中の定番で

すけど。それでなんだか俄かに無性に長崎カステラが食べたくなって、私にしてはめ

ずらしく、お取り寄せなんてことをしたものの、できれば母の日に着いたらいいなと思

っ注文したのに届かない。なんでもテレビ番組の母の日特集に取り上げられたとかで

注文が殺到したためらしい。

そして注文から1週間で、やっと届いたのが昨日のこと。

それまで子どもみたいに「カステラ・カステラ♪」といいながら待ってたものだから、届

いてすぐにいただきました。どこか懐かしい甘い香り、ふわっ、もちっとした食感にザラ

メのシャリシャリ感。う~ん、しあわせー♪

1本10切れ入りのを2本買って、注文したときはもうこころゆくまで食べてやろうと私

にしてはいつになく食いしん坊気分でいたのが、ひとくち食べた瞬間、あっ、これは父

も好きそうだわ♡ と思って急きょ父に1本あげることに。妹あたりはもしかすると「なん

だ、カステラかあ」と思うかもしれないのだけれど ・・・・・・

さて、ふだんは牛乳なんてまったく飲まない私ですが、カステラを食べるときにはなぜ

か牛乳がいい。カステラのあの甘みと牛乳って絶妙に合うと思うんです。

そういったら娘が「あんパンにも牛乳だよね~」といいました。うん、あんパンも牛乳!

そんなわけで牛乳でカステラを食べたあと、苦い珈琲を飲みました。これまた絶妙。

そしていまになって知ったのだけど、福砂屋の長崎カステラって福岡と東京では赤坂

でしか買えないのかと思ってたら、新宿伊勢丹でも買えるのね。なーんだ、それならま

たついでのあるときに買ってこよう♪ なんて思ったのでした。

子どものころはカステラといったらなんたってあのテレビCMでおなじみの『カステラ1

番文明堂』だったけれど、子どものころ食べてたザラメいっぱいのあの味って、どこの

だったんだろう ・・・・・・。

こんど文明堂のと福砂屋のと食べくらべてみよう、などとも思い。

カステラ・カステラな数日なのでした。

食においても幼児体験ってとても大きく、クッキーなんていまいくらでも贅沢なのがあ

るなか、でも私がいまでもこの世で1番好きで自分で買ってでも食べたいクッキーは

泉屋のクッキーなのです。あの缶に入ったご進物用のじゃなくて、家庭用のお徳用袋

にいっぱい入ったヤツね。下手な誕生日プレゼントだったらあれのがずっといい。

そうしたら先日、鎌倉で会った友人も「私もおんなじ」だって。笑っちゃったね。友達って

変なところが似ているもんです。

そういえば母は文明堂の『三笠山』も好きだったなあ ・・・・・・

ちなみに、福砂屋のカステラはこのレトロな柄の包装紙もかわいい。

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2012年5月14日 (月)

セツ時間スタート!

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さっき娘はバタバタとお昼ごはんも食べずに出かけて行きました。

先週、学校説明会があって、今週から授業がスタート。

今日は先生のレクチャーと顔のデッサンだそうです。

なんたってこの人、何をするのも超スローなうえに時間感覚っていうのがまったくない

ものだから、もう出かけなくちゃいけない時間にまだ鉛筆を削ってたりする。

おまけに超純粋培養というか無菌培養というか世間知らずというか無知というか、つ

まりとってもトロイので、通学の行き帰りだって大変。先日もあれだけ説明したのに帰

りの電車間違えたっていうから、もう信じられない。自分が二十歳だったころのことを

考えてもありえない感じなのだけれど、でも全てはもう自分でやってみて体得するしか

ないね、と思う。私や息子がどれだけいったところで自分で体得しなけりゃ。

ともあれ、これで我が家のタイムテーブルもちょっとは変わるかな、というところ。

写真は土曜日プールで泳いで帰ってきたら娘が「装苑にセツが載ってた!」といって

見せてくれたもの。2008年12月号の装苑に、数ページにわたってセツがロケ現場

として使われています。さすがプロのカメラマンが撮っただけあって素敵に撮れてる。

こんなところで好きなだけ絵が描けるなんていいなあ、と親の私でも思う。

折しも季節は光り輝く5月!

娘にとってはここからどんな時間が始まるのでしょう。

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今日のバラ

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Duchesse de Brabant デュセス・ド・ブラバン

オールドローズのティーローズ。

いつもこのやさしいカップ咲きのふわふわした儚げな花を見ると、ミア・ファローを思い

出すのです。最近ではこのピンクのデュセス・ド・ブラバンの枝変わり種として白のホ

ワイト・デュセス・ド・ブラバンや、ピーチピンクのロック・ヒル・ピーチ・ティーなんていう

のもあるらしい。淡いティーの香り。

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2012年5月13日 (日)

Mother's Day

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ラジオでは朝からずっと母の日、母の日といってる。

だからといって我が家はとりたてて何もないのだけれど、おととい息子が「2日早いけ

どあさって母の日なので手紙書きました」といって手紙をくれた。息子から手紙なんて

いうとつい「あのー、これって私に何か隠れて悪いことした反省文ですか?」って感じ

でぎょぎょっとしてしまうのだけれど、内容はいたってまじめな日頃の感謝の意を書い

た手紙。やっとこの人もこういうことをいえるまでになったか、と思うのと同時にこんな

とき、うまくいえないのだけれど子どもって面白いなあ、と思うのです。

自分の子どものことって、たいていのことはわかっているつもりでも、まだわかってい

ないことがある。というか、これは自分の性格でもないし、子どもの父親の性格でもな

いし、子どもってやっぱり別の人格なんだなあ、と思う。しみじみ。

( 私、親にこんな手紙かいたことあったっけ? ・・・・・・ ないね。 )

その手紙は、何かあったときすぐ持ちだせるように子どもの小さいころの大事な写真

が入った小箱に一緒にしまっておこうと思った、おとといの日。

だから、今日はとりたてて何もないけど特別な母の日です。

実は今日届くといいなあ~と思って私にしてはめっずらしくお取り寄せスウィーツなん

か頼んだのだけれど、残念ながら今日は届かなかった。私のベランダのバラはいっこ

うに咲かないし食卓の花も切らしているから、コトリ花店にミッシェルでも買いに行こう

かとも思ったけれど、今日はきっと母の日のラストスパートで忙しいだろうからやめに

して、代わりに自分でケーキを買ってきた。ま、子どもがいなけりゃ母の日も何もない

んだし、これは私から子どもたちへってことで。

それから、これまた私にしてはめずらしく買ってしまったとっておきのDVDを見た。

私のブラジル。麗しのブラジル。クイーカ。素敵な楽器。

それで私はふたたび自分のなかにあるDNAを感じたのよ。

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色づくつぼみ

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もう5月の半ばにさしかかろうとしているのに気温がなかなか上がらない。

このところ朝晩は肌寒くて1枚多く羽織るくらいだもの。

それで私のバラにもなかなかスイッチが入らない。

大きくふくらんだバラのつぼみはもう色づいて、開花のタイミングを待つばかりなのだ

けれど ・・・・・・

先日も書いたとおり、開花に時間がかかりすぎて咲くタイミングを逃すと咲かずに終

わってしまうことになりかねない。折しもこのところのあまりの天候不順。竜巻でも起

きそうな強風が吹くたびに、つぼみがみんなやられてしまうんじゃないかとハラハラし

てしまう。それで先日来、アルゴフラッシュのような液体肥料を使ってしまおうかと考

えているところです。基本はバラがつぼみをつけたらもう肥料はやってはいけないの

がセオリーだけど、これだけ繁茂してつぼみをつけると、途中で肥料切れする可能

性もある。いったいこんなとき、プロはどうしているんでしょうねえ。

基本、私は自然のなすがままの栽培法なのだけれど、もし開花のスピードを上げる

ための方策をご存知の方がいらしたら教えてください。

・・・・・・ というわけで今日は色づくバラのつぼみのオンパレード。

これだけつぼみばっかり載せるとまるで自分がつぼみフェチにでもなったようだけれ

ど、バラのつぼみってそれだけでも造形的に繊細で美しく、まるでひとつひとつがプリ

マのようだと思う。先日はマニアック・クイズなどといってみたけれど、今日はわかるか

ぎり名前を載せてみましょう。

上の最初の写真のつぼみはフレンチローズのシャンタル・メリュー。

病虫害にとても強い優秀花。ただし返り咲きは弱い。

下はオールド、ガリカローズのカーディナル・ド・リシュリュー。

これはうちではたくさんつぼみをつけてもうどん粉病にやられて咲かないバラの代表

選手。

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特徴的な細長いつぼみはティーローズのデュセス・ド・ブラバン。

これもうどん粉に弱い。やや脆弱。

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この小さくてかわいいのは村田ばら園からきたピンクと白のストライプのバラ、ペルル

ド・パナシェ。これまたうどん粉に弱い。

なんたって小さな葉っぱが鉢いっぱい繁るものだから。

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直立型のコンパクトなイングリッシュローズで鉢植えに最適なクイーン・オブ・スウェー

デン。最初オレンジがかったピンクだった花は時間とともに退色して淡いピンクに。

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この大きな濃いいろのつぼみはイングリッシュのライラック・ローズ。

素敵な大人ピンクのバラなれど、春は花びらが厚く見えてしまうようなちょっと重たい

感じの色あいで、秋のほうが軽やかなライラック・ピンクで好ましい。香りも複雑にして

濃厚。うどん粉に弱いうえに、何年育てていてもちっとも大きくならないバラ。

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まだまだ小さいこの可憐なつぼみはフェア・ビアンカ。

咲くと純白のバラなのに、つぼみのときピンクなのはグラミス・キャッスルと一緒。

これもうどん粉に弱い。白とか黄色のバラは基本的に弱いのが多い。そのなかで強

健といってもよかったのはグラハム・トーマスくらいかな。あの輝く黄色が懐かしい。

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コロンとしたまるっこいつぼみを房咲きでいっぱいつけているているのは、フレンチロ

ーズのアマンディーヌ・シャネル。かつて新苗で買ったのは早々に駄目になってしまっ

て、これは大苗で買った2代目。今年は初めてちゃんと花が見られそう。

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そしてこのイチゴみたいな鮮烈な印象のつぼみ、これがなんだかわからない。

株のかたちからするとフレンチローズなのだけれど、だとするとマダム・フィガロ?

う~ん、ちょっと違う気がするなあ ・・・・・・

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去年の植え替えのときにコガネムシに根っこをほとんど食べられちゃっていたイングリ

ッシュローズのジュード・ジ・オブスキュア。枝ぶりはやや悪いものの、こんなに大きな

つぼみをつけてくれました。今年こそちゃんと咲いて素敵な花を見せてほしい。

これは典型的な腰高の輸入苗の樹形で、やっぱり国産苗に勝るものなし!

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この大きなつぼみは、枯れてしまったグラハム・トーマスの後にきたシャルロット。

一般的には強健ということになっているけれど、うちではそうでもない。

貧弱な株に今年は元気なシュートがいっぱい出てきますように!

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超房咲きのこのバラはなんとイングリッシュローズ、ヘリテイジの色変わりのローズ

マリー。これからまだまだつぼみが大きくなる。

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元祖ハイブリット・ティーの、娘が接いだラ・フランス。

か細い株は脆弱そのものだけど、うちでは意外と強い。

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ルイさんからもらった問題児のジャック・カルチエもうどん粉にもならず今年はたくさん

つぼみをつけた。大輪のバラだというのに、その脆弱さゆえ大きくなれずに入っている

のは6号鉢。

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ラストはイングリッシュローズのなかで最高の白バラといわれるグラミス・キャッスル。

包みこまれるようなやさしいカップ咲きの大好きなバラなのだけれど、これまた脆弱。

か細い枝はまるで自分を見てるよう。大きく育って花をたくさんつけてほしかったのに

いまや10号鉢から8号鉢に格下げになってしまった。

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でも今年は大好きなあの花がたくさん見られるかなあ ・・・・・・

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もちろん、これはベランダにあるバラの一部でしかなくて、いったいどれだけあるんで

すかって話なのだけれど、今年のバラの爆発が低線量下にあることによる影響なの

ではないかと先日書いて、例外なく全てのバラが好調かと思っていたらそうではなか

った。今日よくよく見たら枝はたくさん出て繁茂しているけれど、その枝の全てがブラ

インドで1個もつぼみをつけてないのを発見。これは完全に日照不足、低温による影

響でしょう。強いといわれるナエマもうちではいつもブラインド率高し。

でもこれだけのバラのつぼみがいまかいまかと待っている状態。

今日は朝から気持ちよく晴れたから、とりあえずバイタルを入れた水でもやろう。

昨日から国際バラとガーデニングショウも始まったことだし、今日は順調に気温が

上がってゴールデン、ならぬローズウィークの幕開けとなりますように!

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2012年5月12日 (土)

シネマティック・ピアソラ! Astor Piazzolla/Oblivion

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なんだかすごく当り前で変なことを書くようだけど、ピアソラをピアソラ自身で聴くのって

格別ね!

光り輝く特別な世界。

ものすごくドラマティックなモノクロームの映画を見せられてるような。

元の音源がそうとう古そうなアナログの音だけになおさら。

これ、たまたまヤフー・オークションのなかを物色してるときに見つけた中古CDで、た

ぶん海外の廉価盤らしくライナー・ノーツも何もないから詳細はぜんぜんわからないの

だけれど、そんなCDながら中身はとてもいい。

いわゆる代表的なピアソラのアルバムとして世に出回っているものからするとマイナ

ーなのだろうけど、それだけにむしろ新鮮。私が持っているどのアルバムとも選曲が

かぶってないのもいい。

このアルバムを一言で表現するなら、タイトルにも書いたシネマティック!

まるで先のわからない映画にどきどきしながら引き込まれていくようなんです。

それは、とてもとても美しい愛の映画。

すごいですね。この表現力。この世界観。

やっぱりピアソラはピアソラでなけりゃ、と思う。

それで、じつはこのCDを買ったのは、タイトルがOblivion だったから。

いつも竹内直さん(バスクラリネットかサックスか)で聴いているこの曲の原曲が聴き

たかったからなのだけれど、このピアソラのアルバムのなかではタイトルチューンに

なっているわりにはあっさりした演奏だった。メロディーラインが美しい小曲という感じ。

演奏時間も短いし。

そしてこのピアソラの原曲を聴いても直さんの曲の解釈はすごくいいんだなと思った。

行間(あるいは情感)がものすごく増幅されてるし。

え? そんなことない、ピアソラのほうがいいって?

いいのよ。私はいつだって直さんラブなんですから。

なんだったら聴きくらべてからいってよ。

全12曲。

トータル・タイム55分35秒の、上質の映画を見ているようなピアソラの世界。

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 Astor Piazzolla / Oblivion

1.Jeanne Y Paul

2.El Penultino

3.Oblivion

4.Enrico IV

5.Tanti anni prima

6.Remembarance

7.Cavalcata

8.Baires 72

9.Oda Pala un Hippie

10.Fuga

11.Homenaje a Cordoba

12.En 3×4

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2012年5月10日 (木)

ムーンストーン

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今日キッチンで洗いものをしてたらいつのまにかオリジナル・ラヴの『GLASS』を口笛

で吹いていて、それでマツケン(松本健一)さんとの絡みで田島貴男の歌が聴きたく

なっちゃって『ムーンストーン』を聴いてる。このアルバムの中のマツケンさん、すごく

いい音してるんだよなあ ・・・・・・

軽くて、自由で、繊細でもあり無頼でもあり。このアルバムでは全曲吹いてるんだけど

私はとくに1曲めの『夜行性』と3曲めの『GLASS』と6曲めの『守護天使』のマツケンさ

んが好き。田島貴男の声ともほんとによく絡んでて、音聴いてるだけで惚れちゃうね。

私はやっぱりサックスの音が好きなんだなあ、と思う。

それで、いま何やってるんだろうとホットでスケジュールを見たら新ユニットを組んで

た。サックス、ギター、ベース、パーカッションの4人編成。たぶんメインストリームなん

てやらないんだろうと思うけど。去年は横浜の小さな小料理屋でやったライブに行って

直接お話しすることができたんだけど、いま演奏してたミュージシャンと同じテーブル

で飲んだり食べたりしながらプライベートな話ができてしまう、なんていうのもJAZZミュ

ージシャンならではのことだと思う。それにしても横浜も浅草も、この東京の西の果て

から行くにはちと遠い。

オリジナル・ラヴのアルバム『ムーンストーン』と『東京飛行』だと私は『東京飛行』の

ほうが好きで奇跡的に圧倒的に完璧なアルバムだと思うんだけど、息子が好きなの

は『ムーンストーン』。何かが吹っ切れてなくてエネルギーが内にこもってるぶん、より

こっちのほうが切なくて苦しい感じで、ぽいといえばぽいのだけれど。

ちなみにアルバムのタイトルチューンでもある『ムーンストーン』という曲の中に、『夢

をかなえてムーンストーン』っていう歌詞があるんだけど、夢をかなえる石ということな

ら、ムーンストーンよりラピスラズリだと思う。

青い宇宙みたいなところに星、銀河がスパークしているようなとてもきれいな石です。

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また降ってきました。

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午前中はまだ晴れていたのに、お昼を過ぎた頃から暗くなり、まるでお約束のように

また降ってきました。お昼の買い物に出て、帽子をかぶってるから少しくらいならいい

やと思ったら思いっきり降られた! (>_<) いきなりの激しい暴風雨、雷まで。

この天気、5月とも思えない。

天気予報もこんなに当たらなくてもいいのにね。

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そしていまはもう何事もなかったように晴れてる。

一日の終わりに、こころが溶けそうなカプチーノのブラウニー・オレンジ。

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2012年5月 9日 (水)

開花のスイッチ

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これは毎年思うことだけど、バラの開花のタイミングのスイッチってどこにあるのかな。

気温の上昇なのか、個体のDNAの発動によるものなのか、はたまた何かの臨界値み

たいなものなのか。・・・・・・ と思っていたら『Welcome to My Rose Garden』とい

うサイトの『秋剪定と到花日数』という記事のなかに『バラは剪定から開花まで芽が曝

された温度の積算(その日の平均気温の総和)で開花が決まるそうです。一般的に

1000℃と言われています』と書いてありました。

ふ~ん、なるほど、バラ展に出展する人やプロはそうやって開花予定日から逆算して

剪定しているんですね。とはいえ、相手は天候によって大きく左右される生きもの。

プロでもそう簡単にはいかないだろうなと思います。

1年、あるいは最低でも半年、自分が丹精したバラにつぼみがいっぱいつくと大いに

期待するものだけれど、これがなかなか開かない。つぼみはもう充分にふくらんで、

あともう一歩、というところなのに、これがもうなかなか開きそうで開かないのです。

そうこうしているうちに、どこかからやってきた憎っくき虫につぼみをパックンと食べら

れる、うどん粉病にやられて花首からしなだれる、気温が上昇しないまま大きなつぼ

みがボール化したまま咲かずに終わる、強風になぎ倒される、ただただ茶色くなって

枯れる ・・・・・・。とくにこれだけ天候不順が続くと、バラのほうでは充分に用意万端だ

ったはずなのに、いつまでも開花のスイッチが入らないまま終わってしまう可能性が

高くなってくる。四季咲きのバラなら1番花の開花が失敗してもすぐに1ヶ月後には2

回めの開花時期がやってくるからまだいいようなものの、一季咲きともなればまた1

年待たなくてはならない。なんとかそうならずに開花してくれるようにと願う日々です。

何事にもタイミングとスピードは大事。

・・・・・・ というわけで、いま私のベランダで次々に咲いているのはルイ14世だけ。

赤いキャンドルみたいなつぼみをいっぱいつけたこのバラは、ちょっとの気温上昇でも

すぐに開きだす。そのかわり、花はほぼ一日花。濃厚な香りをあたりにふりまいたと思

ったら、あっけなく終わってしまう。真っ赤なベルヴェットを纏った太陽王。

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それから小さくてもすごくいい香りのベン・ムーン。

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2012年5月 7日 (月)

バラが爆発しています。

2012_veranda

毎年この時期、私のベランダがジャングルになるのはいつものことなんだけど、今年

はなんだか様子がおかしい。バラが爆発しています。

暖かくなってきた途端になんだか恐ろしいくらいの勢いで枝が伸びて鉢を覆ってしまう

ほど葉が繁っているし、ふつうなら花が終わった後に出てくるシュートが春の寒いうち

から出てきたり。これだけ天候不順だといつもならうどん粉病が蔓延しているはずな

のに、それもごくわずかに出ているだけ。いつも春先は不調の脆弱なバラまで今年は

いままで見たこともないほど元気に蕾をいっぱいつけている。なんと根頭癌腫病に罹

ったバラまで!

こんなことは20年近くバラをやっていても初めてのことです。

どう考えてもちょっとおかしい。ちょっと生育がよすぎる。

とくに去年は全ての鉢の植え替えをしたわけじゃなかったし、剪定したのも遅かったし

それに何より3月以降、東京はずっと日照不足で寒かったにもかかわらず ・・・・・・

直感的におかしいと思ったのはバラの葉っぱが出てきたころで、今年の葉っぱはあま

りにも元気な緑できれいすぎた。まるで人工的なまでに。

ずっと鉢バラをやってて癌腫病になったバラを初めて見たと思ったらまたもうひとつ出

てきて、こんなことも初めてのこと。それをたまたま春先に会ったガーデナーの友達に

いったら「長年バラをやってるあなたがおかしいと思うんだから確かなことだと思う」と

いってから、「それって放射能の影響なんじゃないの?」という。まさかと思ったけれど

実際、彼女の庭ではいままで見たこともなかったような植物の様々な異変を確認して

いるとか。それでインターネットでちょっと調べたら出てくること出てくること ・・・・・・

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夜中にちょっと気持ちが悪くなってくるような画像をいっぱい見ていて、あ! と思った

のは『ブルヘッド』というバラの奇形。これは去年の夏、私のベランダでも見た。バラの

花の中心から茎が出てきて、そこにまたつぼみがつくというヤツ。そのときは「なんだ

これ。変なの」と思ったけれど、バラってときたま変異することがあるのでそれほど気

にしないで切った。あれも放射能の影響だったのだろうか。もっともブルヘッドは別の

原因でもなるみたいだけれど。それより私が気になったのは道端にふつうに生えてる

雑草や農家の野菜の巨大化現象。「近所のイチゴ農家の人が今年は肥料も農薬も

使わないのにイチゴが面白いほどよくできる、といって分けてくれたイチゴが、まるで

作りもののように立派できれいだったのでなんだか気持ち悪くなって子どもには食べ

させなかった」というような証言。自分の感覚ともぴたっと合っているし、去年の福島

原発事故後にいわきの友人から聞いた「今年は桜の葉っぱも花もなんだかすごく大

きい。おばあちゃんが畑で作った玉ねぎも大きくて気持ち悪いから子どもには食べさ

せないの」といっていたこととも符号している。先日、近所の河原が見たこともないほ

ど黄色い菜の花で埋め尽くされているのにも違和感を感じたし、昨日もスーパーでど

う考えても大きすぎる(キャベツみたいな)ブロッコリーを見たし。

そんなことを考えながらワッサワサ葉の繁ったベランダを見ていると、なんだか呆然と

してしまうのです。

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いつも、5月のバラの時期は咲いたバラの写真を撮るために毎朝早起きしてベランダ

で1時間くらい、鉢をあっちにやったりこっちにやったりして撮るのだけれど、これだけ

繁ってしまうとほんとに身の置き場もない。鉢の移動も無理そうだな、と思う。だいいち

これだけ枝が錯綜しているといったいどの鉢から出ているんだか、もとの枝をたどらな

いとわからない状態。バラ好きとしてはバラが元気でつぼみがいっぱいなのに越した

ことはないし嬉しくはあるのだけれど、この先にあるもののことを考えるとちょっとこわ

いし、眩暈がしている状態です。

そして今年の一等賞もやっぱりこのバラ!

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ルイ14世。

このバラがある限り永遠不滅の1等賞かな、と思う。

それじゃつまらないからたまにはどれか別のバラがルイ14世を出し抜いて咲かない

かな、と思ったり。

次いで咲いたのはミニチュアローズのカプチーノ。

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まだ勢いはついてないけれど、いったん咲き始めたらもう写真を撮るのも間に合わな

いほど次々に咲きだすバラ ・・・・・・

今年はいったいどんなことになるんでしょう。

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窓辺に花。

なんだか、とてもよくもっているガーベラ。

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2012年5月 6日 (日)

今日の虹とスーパームーン

120506rainbow

4月は低気圧と高気圧が交互にきて変わりやすい天気だったけれど、5月に入っても

相変わらず大気の状態は不安定のまま。今日も晴れているときから携帯に『豪雨予

報』が入ってきたと思ったら、ほどなくしてすごい勢いで雨が降ってきた。それからしば

らくしたらまた晴れてきたのでベランダに出てみれば、虹!

もうこのときすでにうっすらとしか見えなかったけれど、今日もおとといみたいにきれい

に見えてたんだろうか。おとといの虹はなんとダブルレインボーだったそうだ。

そして日が暮れたころ娘が「今日の月、すごく大きくてきれいだよ!」とキッチンにいい

にきた。なんでも今夜の月はスーパームーンといって、最も地球に近い満月で、今年

のほかの満月よりも14%大きくて、30%明るいんですって。

私のカメラのスペックではなんだかよくわかりませんけど。

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Rosemary,Teatree

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Rosemary,Teatree

花が咲き 風が薫る

花も風も 夢のよう


Rosemariy,Teatree

君が去り ぼくも消える

なにもかもが 幻


静かに尽きる 燃える思い

目覚めの雫 生きるあかし

It's a good day to die, it's a good day to die

この香り 愛しい日 窓辺に花


Rosemary,Teatree

部屋に残る 面影も

消えてゆく 夢のよう


Rosemary,Teatree

花が咲き 風が薫る

なにもかもが 幻


命の後に 残る香り

涙の雫 生きるあかし

It's a good day to die, it's a good day to die

憶えてる 愛しい日 空には雲


( Music by Haruomi Hosono )

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昔、働いていたショップでは精油も扱っていたから、精油のことはそのとき多少勉強し

た。そのとき買ったアロマセラピーの本を最近、久しぶりに開いてみたら、ひととおり

必要なことは書いてあって、これってまだ使えるなと思ったところ。

数年前の誕生日にアロマディフューザーをもらってからは精油はときどき焚いていた

けれど、去年あたりから毎朝、焚くようになった。そのせいか今年の春は息子も私も

いつもより花粉症が軽かったようだ。1番のお気に入りはローズマリー。目が覚めて

頭がはっきりするから。ティートリーもたまに使う。それからベルガモット、ローズウッド

フランキンセンス、ラヴェンダー、ネロリ、などなど ・・・・・・

そして精油といえば、いつでも精油の香りであふれているのがコトリ花店。

店の雰囲気、花の精気とともに店に一歩入った途端に別世界に行った気がするのは

精油の香りのせいもあると思う。店の中にあったものはすべて、花を包んでくれたワッ

クスペーパー1枚まで精油の、コトリ花店の香りになっている。

そして先日買った『HoSoNoVa』に入っていたこの曲、Rosemary,Teatree。

最近のお気に入り。

『It's a good day to die』はネイティブ・インディアンの言葉だそうです。

その意味するところはとても深い。細野さんもこんな言葉をさらりといえる年になってし

まったってことなのかな。

上の写真は昨日のコトリ花店で。

このグリーンのバラはたぶん原種のバラだけど、名前はわからない。

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すっかり咲いたトキンバラ。

でもバラと名はついていても、実はこれ木イチゴの仲間だそうです。

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それから昨日買ってきた白のライラックとリューカデンドロン。

ライラックを見るとつい買ってしまうのだけれど、実際ライラックを仕入れるとあっという

間に売り切れてしまうのだとか。それはライラックがすごくフレッシュな生き生きした印

象の花で、それを見ていると見ている人までそのフレッシュなパワーをもらえそうな気

がするからじゃないかなあ、と私は思うのだけれど、どうでしょう?

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荒れ荒れの天気だった冴えないゴールデン・ウィークも今日で終わり。

徐々にこころもからだもいつもの通常モードに切り替えないとですね。

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2012年5月 5日 (土)

Brilliant green

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新緑の最初のごく淡い緑はみるみる濃くなってしまうけれど、まだ健在だ。

数日、激しい雨が続いたあとの今日はいきなり暑い。

夏の女の子みたいな格好で家を出た。

私のなかに青い細胞はあとどれくらい残ってるだろう?

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Bee's マラサダ

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ビーさんが台所で作るマラサダは、

街のベーカリーで売られているものとはちょっとちがいます。

子供の頃、おばあちゃんがおやつに揚げてくれたような、

揚げパンでもドーナツでもない懐かしい味。

甘みも控えめで、揚げたてのアツアツを頬ばればサクッ、

フワッと夢のような食べごこち。

冷たくなってもじんわりおいしい。

忙しい気持ちで食べていたらわからないくらいの、

心からやさしい味です。


( honokaa boy guide book より )

*****************************************************************

昨日の夕方、娘と駅前を歩いてるとき建物のあいだの小さな空に、おっきな虹がかか

っているが見えた。建物や街路樹に邪魔されて見えたのはちょこっとだったし、もう消

えかけだったからバウムクーヘンの4分の1くらいの大きさだったけど、空がひらけた

高いところから見たらさぞかし大きくてきれいだったろうと思うような虹だった。

だからというわけじゃないし、こどもの日だからってわけでもないけど、今日ビーさんの

マラサダを作った。これを作るのは2回め。でも前回は友達の家で、友達がほとんど

作ってくれちゃったから、今日初めて作るようなものかな。家に帰ってから気づいたの

だけれど、あのときはガイドブックのレシピの材料のところに「水」が書いてなかったせ

いで生地に水を入れ忘れちゃって、友達が「なんだか生地がふくらまない膨らまない」

って騒いだのだった。けっきょく「映画で見たのとなんか違うね」といいながら、「でもこ

れはこれでおいしい♪」と食べたりして。いまとなっては楽しい思い出。

彼女とあのときマラサダを作って失敗しなかったら、今日もういちど作ってみようとは思

わなかったかもしれない。私がお菓子やパンを作る理想というのは、「さあ、作るぞ!」

って身がまえて始めるんじゃなくて、ちょっとした空いた時間やふいに思い立ったとき

なんかにさっと、それこそ慣れたお惣菜を作るように作れるようになること。それがで

きるとすごくいい気分転換になるんじゃないかなあ、と思うのです。

でも、そうなるまでには精進あるのみ。

本日は「さあ、作るぞ!」って思いっきり身がまえて(?)作りましたです。

そして結果を先にいってしまうと、丁寧な仕事にはちゃんと結果がついてくる、と実感。

今日はめちゃめちゃうまくいきました!(^-^)/

映画『ホノカアボーイ』のなかでビーさんが台所でマラサダを揚げているとき、揚げ油

のなかに浮かんだマラサダが「はんぺんでも揚げてるのかい?」ってなくらい、ぽっこ

んぽっこん膨らんでたのだけれど、まさに今日がそれ。それを見た瞬間、「ああ、神さ

ま。今日は成功しました♪」と思ったのでした(大げさ)

・・・ というわけで、以下はガイドブックに書いてあった半分の材料で作ったレシピ*

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 ● マラサダ (15~18個分)

 < 材料 >

  強力粉     200グラム

   薄力粉      200グラム

   ドライイースト  12グラム

   砂糖       50グラム

   塩         小さじ1

   水         50cc

 B タマゴ      1個(よく溶く)

   エバミルク    130ミリリットル

   とかしバター   30グラム

 トッピングのシュガー

    グラニュー糖   適宜

   バニラビーンズ 1本

 

 < 作り方 >

 1.前日にグラニュー糖を入れた容器にバニラビーンズを入れて香りをつけておく。

 2.大きめのボウルにふるったAを入れ、さっくりと混ぜる。

 3.Bを別のボウルに入れて合わせ、泡立て器で混ぜる。

 4.1のボウルに2をいちどに加え、木ベラで切るように混ぜる。

   さらに水4分の1カップ(50cc)を少しづつ加えて混ぜ、手でひとまとめにする。

 5.強力粉でかるく打ち粉をした台に4の生地を取り出し、台に10回ほど強く打ちつ

   けながら、生地がなめらかにやわらかくなるまでよくこねる。(はじめは指につくよ

   うでも、こねているうちにグルテンが働いて離れてきます。)

 6.5の生地がなめらかになったら丸め、サラダ油を薄く塗ったボウルにもどし、ラッ

   プをかぶせて暖かいところに1時間ほど置いて発酵させる(一次発酵)。

   (私はここでも炊飯器の発酵メニューを使いました。)

 7.約2倍に膨らんだらガスぬき(こぶしで一突き)し、薄く打ち粉をした台の上に取

   り出す。生地を四角く整えながら麺棒で2cmの厚さにのばし、ふきんをかけて

   15分~20分休ませる(ベンチタイム)。

 8.7を6cm×7cmくらいの長方形に切り分け、ふきんをかけてさらに30分~40分

   置き、ふっくらと厚みが出るまで待つ(二次発酵)。

 9.揚げ油を熱し、170度の中温で揚げる。(ちなみに簡単に温度を見分ける方法

   は、菜箸を濡らして拭き、それを揚げ油の中に入れて勢いよく泡が立ってまわり

   に広がるようだったら170度~180度)。ぷっくり膨らんできたらときどき返し

   がら、薄い小麦色になるまでじっくり揚げる。

   網に揚げて油を切り、熱いうちにグラニュー糖をまぶす。できあがり!!

*****************************************************************

自分で作って食べてみた感じは、ガイドブックの言葉どおり。

映画では松坂慶子演じる食いしん坊で太っちょのエデリがマラサダを1日にいくつも

食べるのを見て、あんな揚げてお砂糖のいっぱいついたお菓子をいくつも食べるな

んて無理、と思ったのだけど意外や意外。いわゆる揚げドーナツなんかと違ってぜん

ぜん油っこくないし、生地が甘くないからお砂糖がいっぱいついててもそれほど甘くな

い。揚げパンともドーナツとも違う食感。ほんわり、ほのかにバニラの香り。あっさり3

個は食べられました。最初あんまり期待してなかった風の息子なんか5つも食べた!

映画館で一緒に『ホノカアボーイ』を見た娘は「映画で見たマラサダだ~♪」といってく

れたし、大成功!(^-^)

発酵とベンチタイムだけで2時間、なんだかんだいってできあがりまでには3時間以上

かかるから、さすがに休日のおやつ、といった感じだけれど、ホノカアボーイを見た人

なら、あのハワイ島の乾いた空気感とまったりゆるい時間を思い出しなら、のんびり

楽しんで作るのにいいんじゃないかな、と思う。まさに忙しい気持ちで食べていたら

からないくらいの、心からやさしい味。少なくともこれをどこかの有名店にわざわざ食

べに行くってのは違うと思うよ。

そして私の作ったマラサダ、ガイドブックでは30個分のレシピを半分だからほんとは

15個のはずなんだけど、18個もできた。さすがに家族だけでは食べきれないから、

できたてをバスケットに詰めて友達のところに持って行きました(^-^)

12bees_malasada_03   

『作りたい私』には実は作りたいものがもうひとつあって、それは映画『かもめ食堂』の

ナモンロール。もうずいぶん前にカルディでみつけてワッフルシュガーも買ってあるし

飯島奈美さんが作り方を実演しているYouTubeもブックマークしてあるんですけど ・・・

シナモンロールとなると私にとってはさらにハードルが高いから、いつになったら作れ

ますことやら。

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2012年5月 4日 (金)

炊飯器でフォカッチャを作った。

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昨日はほぼ一日じゅうひどい雨降りだったから買い物に行かずにすませたのだけれど

そうなると朝のパンがない!

キッチンのかごにちょうどホットケーキミックスが入っていたから、それでパンケーキで

も焼くかと思いながら料理本を眺めていたらフォカッチャの作り方が載っていて、家に

あるものだけでなんとか作れそうだったのでそれを作ってみることに。

パンとなると発酵時間やら焼く時間やらあるので今朝は早起きして作るつもりでいた

のに、けっきょく起きたのはいつもの休日どおり目覚ましが鳴ってから2時間後。つく

づく駄目な私です (>_<) だがしかし、ひとたび起きてしまったら動きは早い。

まずはヤカンにお湯をわかし、雨のあいだに溜まった3日分の洗濯物を洗濯機に放り

こみ、花の水を替え、精油を焚き、テーブルの上に広げた料理本を見ながら作ったフ

ォカッチャ。私が買った料理本『炊飯器で調理革命』によれば普通の炊飯器でもできる

みたいだけれど、最近の炊飯器って便利ですね。ちゃんとパンの発酵・焼成がメニュ

ーにある。なんだかんだいってそれなりに時間はかかったけれど、パン作りに慣れて

ない私でもかなりお手軽にできました。パンとか焼き菓子の楽しさは、オーブンから焼

き上がりのいい匂いがしてくること。それにつられてオーブンの前でにこにこしながら

待っている子どもあり。これも休日ならではのこと、かな。

そして、できあがったフォカッチャ!

できあがりに岩塩をパラパラっとふって。

12focaccia

あつあつ、ふわふわ、モチモチです。

オリーブオイルとバジルのいい匂い!

うん。これはやっぱりトマトスープに合うね。

パンを買い忘れたときとかご飯を炊き忘れたときのおかずのつけあわせにもよさそう。

今日は家に乾燥ハーブがバジルとローズマリーしかなかったからそれをトッピングした

のだけれど、本にはブラックオリーブをのせた写真があってそれがおいしそうだった。

クレイジーソルトなんかも合いそう。

・・・・・・ というわけで、めでたく定番メニュー入りしました。

以下、自分の覚書のためのレシピ*

*****************************************************************

 ● 炊飯器で作るフォカッチャ

 < 材料 > 直径18センチのもの2枚分・5号炊きの炊飯器の内釜使用

  生地     強力粉        200グラム

           ドライイースト     6グラム

             砂糖          大さじ1

            塩           小さじ2分の1

             ぬるま湯        120CC

             オリーブオイル   大さじ1と2分の1

  トッピング   オリーブオイル   少々

            塩           少々

            乾燥ハーブ     タイム、ローズマリーなど

           ブラックオリーブ   輪切りのもの少々

 < 作り方 >

 1.ボウルに強力粉、ドライイースト、砂糖、塩を入れて手で混ぜ合わせ、中央に

   ぬるま湯とオリーブオイルを加える。手で粉をくずしながらよく混ぜる。

 2.生地がまとまって手についてこなくなったら、台の上に取り出す。なめらかになる

   まで手首のスナップをきかせながら力を入れてよくこね、ひとつに丸める。

 3.炊飯器の内釜のまんなかに2の生地を入れ、保温のスイッチ、あるいはメニュー

   に発酵があればそのスイッチを押して15分から20分おいて発酵させる。

 4.生地が2.5倍くらいにふくらんで、指で生地を押して穴が残るようならOK!

 5.内釜から生地を取り出し、分量外の打ち粉(強力粉)をふった台にのせ、2つに

   分けて丸める。それぞれ直径18センチくらいの円にのばす。上面にはオリーブ

   オイルを塗り、1枚はハーブ、もう1枚にはブラックオリーブをトッピングする。

 6.内釜に1枚をトッピング面を上にして入れ、スイッチオン。(焼成メニューがある

   場合はそれで50分焼くに設定してON )。30分加熱したらスイッチはそのままで

   一度取り出して裏返したら、さらに20分加熱する。できあがったら熱いうちに塩

   をふって召し上がれ!

   1枚を焼いている間もう1枚はラップをして冷蔵庫に置いておき、室温にしばらく

   置いてから同様に加熱する。

*****************************************************************

ちなみに、起きたのが遅いものだから作ってるうちにお腹がすいてきちゃって、1枚づ

つ炊飯器で焼く、なんて悠長なことをやってられなくなったのでもう1枚はオーブンで焼

いたのだけれど、できあがりはまったく別物でしたね。炊飯器で焼いたのがふっくら・

モチモチだったのに対してオーブンで焼いたのはセンベみたい。

やっぱり粉ものってレシピどおりの作り方じゃないと駄目なんだなーと実感。

急いては事をし損じますな。

それにしても強力粉をこねるのとか発酵したほわほわの温かいパン生地を触るのっ

てすごく気持ちよくて、またもや続けて何か作りそうな予感が ・・・・・・・ (^-^;

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2012年5月 3日 (木)

青い鳥

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凍てつくような風が

きみの名を吠える

切りの荒地にひとり

瞬く炎を胸にして


ずぶ濡れで

なにもない空をにらみ

そばにいた奇跡の

青い鳥が飛び去った


悲しくもここにいて

生きてゆけるのさ

きみが望んで決めたこと

ぼくも望んで明日を待つよ


もういちど愛を

見つけられたとしても

我慢をできるかな

青い鳥はどこにもいない


凍てつくような風が

きみの名を吠える

孤独な深い霧に

飲みこまれた夜


雨を浴びながら

星のない空をにらむ

運命を知ってる


青い鳥なぜ飛び去った

何処にいるのさ いま

黙ってないで なにか答えて


Lyrics by C R Bridges・ Leon Russel・ 田島貴男 / Music by Leon Russel )

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先週の日曜、いつものように家族で遅い朝ごはんを食べていたら、息子が「ん?」とい

う顔をしていちばん最初に気がついた。ラジオから流れる田島貴男の歌。そして「すご

くいい曲だな!」という。「うん、いい曲だね!」といって、その曲が流れるあいだだけラ

ジオのボリュームを高くして聴いた。うちはみんないい耳してる。

田島貴男って何よりこの声、歌い方が圧倒的だし、実にげんなりするような今のジャ

パニーズ・ポップスにあって数少ない日本が誇れるシンガーだよ! なんて話した。

そのときはあんまり聴いたことがない曲だったからてっきり新曲かと思ったりしたのだ

けれど、そうじゃなかった、このアルバムに入ってる曲だった。レオン・ラッセルの曲

のカヴァー。歌詞は田島貴男。今日あらためて聴いてみたらこの歌、歌詞もすごくいい

んだよね。深い。私がとくに深いと思うのは「もういちど愛を見つけられたとしても/我慢

をできるかな/青い鳥はどこにもいない」ってところ。いまだから、この年になったから

わかる深さっちゅー感じですが、いまでもずっと続いてる人って青い鳥がいなくてもこ

の「我慢ができた」人たちだと思うので。


4月は自分のからだの不調とともに何かがすごく危うい感じの変な月だったけど、5月

になってそれも終わったものと思っていた。でもまだ完全には終わっていないのかもし

れない。先日のことに次いで、昨夜のSOSの電話。

いまは誰もが危ういところで生きているのか、そういう時代なのかそれとも子どもばか

りじゃなくて大人も脆弱になったのか。みんなちゃんと生きてくれよと思う。

今朝ラジオを聴きながらお昼ごはんを食べていたら矢野顕子が出てきて、「これから

のそして今の生活で、とくに衣食住でこだわっていることは何ですか?」という質問に

答えて、衣食住でとくにこだわっていることはないけど、もし自分がこだわっていること

があるとしたら、それはあらゆる意味において健全さを保って生きることだ、といって

いて、私が昨夜SOSの電話に応えて一生懸命に相手にいおうとしていたことはこれだ

と思った。健全とか健康とかって言葉を口にするとやたらと反発する人がいるけど、

健全であることや健康であることと芸術における毒とを一緒にしないでくれよ、と思う。

全ての芸術から毒を抜いたら物凄くつまんないものになることくらい、私だって知って

る。そうじゃなくて、表現者である人がどうしようもなく病んでしまったら、どうやって人

にいいエネルギーを伝えていけるの? 表現したいというそのエネルギーそのものさ

え弱くなってしまうじゃない、って話なのだ。もし大事な人やものがあって、やりたいこ

とがあって、そのために健全で健康でありたいと思うなら、それと反対の方向へ自分

を引っぱるようなエネルギーはことごとく捨てちゃったほうがいいと思うんだけどね。

毒っていうのは限りなく魅惑的でおいしいものなんだけど、どうしてもそれを欲するなら

少々毒を食らっても平気なくらい体力・精神力・バランス感覚を身につけなさい、と思

う。(もちろん、自分にもいう。)

今朝、息子とそんな話をしていたら、「みんながお母さんみたいに強いわけじゃないか

ら」といわれたのだけれど、それこそみんなして「あなたは器用だから」とか「あなたは

強いから」なんて、そんな簡単な言葉で片づけないで、と思う。私だってできるようにそ

れ相応に努力してるのだし、人知れず泣いて暮らした日々だってあるんだから。


矢野顕子がいう「健全」って言葉がすごくわかって共感した日。

青い鳥が飛び去って悲しくても人は生きてゆけるのよ。

生きていかなくちゃいけないのよ。

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バラのつぼみ

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一晩じゅう降りつづいた豪雨。

豪雨予報が入るたびに枕もとに置いた携帯が鳴ってうるさかった。

早朝は激しい雨の音に混じってベランダで賑やかな鳥の声。

鋭い鳴き声はヒヨドリとして、あのかわいらしい囀りはなんの鳥だったろう。

あまりの雨の激しさに、いっときここに逃れてきたらしい。

たぶん、上空から見てもこの緑の小さなジャングルはひときわ目立つのだろうから。

あれだけ鳥がいたらきっと糞を落としていっただろうなと起きてからベランダに出てみ

たら、案の定バラの葉に落し物がかかっていた。ジョーロのシャワーで一気に流した。

雨はまだ降り続いてる。

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5月になって壁の猫カレンダーは、咲き乱れるバラの木の近くで太陽の光を浴びてくつ

ろぐ猫の写真に変わった。5月はバラの季節。

今朝、私のベランダは雨の滴をまとったバラのつぼみでいっぱいだ。

つぼみはまだ小さいから咲くまでにはもうちょっとかかりそうだけど、それもたぶん、わ

ずか数日のこと。

今年の一等賞はやっぱり1番上の写真のルイ14世かな?

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バラのつぼみ、とひとくちにいっても、バラのつぼみにも種類によっていろんなのがあ

る。イントロ当てクイズじゃないけど、バラのつぼみだけであなたはいくつバラの名前

がわかるでしょう?(マニアック・クイズ smile  )

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12tsubomi_04

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12tsubomi_05

ちなみに、こうやってバラの画像をアップしながら見ていても、私にもすぐにわかるもの

とわからないものがある。それどころかタグをはずしてしまったものなんか、花を見るま

でなんだかわからないものもある。

ま、そんなもんです。

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そしてこれは、去年の冬にうちにきてから片時も休むことなく咲き続けているカレンデ

ュラ! ほんとにずっと咲き続けてる。花ってなんて健気なんでしょう。

君じゃないけど、私は太陽が恋しいよ。

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2012年5月 2日 (水)

緑のトンネル

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昨日もコトリ花店にいるときにバケツをひっくり返したようなゲリラ豪雨に見舞われて

びっくりしたけど、今日も朝からひどい雨だ。最近、ほんとによく降るね。

そしていつも歩いてるこの道も、あっという間に緑のトンネル。

雨の滴をしたたらせて揺れる新緑もきれいだけれど、私はやっぱり明るく晴れた爽や

かな陽射しの下で緑のさざなみを感じたい。

お陽さま、はやく戻ってこい!

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2012年5月 1日 (火)

5月 ─ すずらんの日

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5月1日の今日はJOUR des MUGUETS、すずらんの日。

フランスでは5月1日はメーデーで国民の祝日であると同時に すずらんの日と呼んで

家族や恋人やお世話になった人など大事な人にすずらんを贈る習慣があって、贈られ

た人はしあわせになるといわれている。イタリアには Festa della Donna といって男性

から女性にミモザを贈る日があるし、こういうのって素敵ね。花をもらって嬉しくない人

なんて滅多にいないでしょうし、それがかわいいすずらんの小さな花束だったり、抱え

るほどのミモザだったりしたら、なんて素敵なんでしょう!

日本にももうちょっと花を贈る習慣があったらいいのにな、と思う。

すずらんには思い出があって、子どものころ両親と母の友達夫婦と山にハイキングに

行って、たけのこ掘りをした帰りの山道で、葉の形状から「これは絶対すずらんに違い

ない!」と女たちがいう植物を根を傷めないように苦労して男たちが採って持って帰っ

てきたというのに、いざ咲いてみたらすずらんではなく似て非なる花でした。チャンチャ

ン。という、笑えるお話。そして、そのときの母と女友達の残念がりようといったら!

まあ、それだけすずらんが好きだったってことだろうし、また当時貴重でもあったのか

もしれないけれど、母はよく私と道を歩いているときなんかにも学校のフェンスに絡ま

るつるバラをちょっと失敬してきたりして、上手に育てていたなあと思う。

まあ、その母にしてこの子あり、ってことなのだろうけど、若いときはいまみたいに自

分が狭いベランダをジャングルのようにして暮らそうとは思わなかった。

母がいま私のベランダを見たらなんていうんでしょうねえ。

今日は5月になったのに降ったりやんだりのはっきりしない天気のなか、雨の合間を

縫ってすずらん求めてコトリ花店へ。もちろん、今日はお店の中も外もすずらんだらけ

なのだけれど、下は彼女が好きな秋色あじさいとイタリアンベリーとビバーナム。

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これは外でみつけた緑と白のストライプのバラ。

野ばらの一種だそうで、トキンバラという変わった名前。

2色のストライプだったり、くしゃくしゃしてたり、私はこういうのに弱いです。

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デッキテラスではkeino さんのグラスに入った赤いハーブティーの色がきれいだった。

雨が降って風もあるせいか、今日は昨日より大気がひんやりしてちょっと肌寒く ・・・

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そして今日、娘に買ってきたすずらんの入ったミニブーケ。

ローズゼラニウムのハーバルないい香り。

このほかにもすずらんの小さな花束がひとつ。

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こういう緑と白の花だけで作った花束、好きです。

女の人もこういうタイプが好き。(なんのこっちゃ、って人はパスね。)

できることならこんな花束をたくさん買って、大事な人に届けて歩きたいくらい。

そして、私はコトリ花店の回し者じゃないけど、大事な母の日にコトリさんの作る素敵

なブーケはいかがですか?

花はいつか萎れてしまって残らないけど、花を贈られた思い出は残る。

それこそがかたちに残るものよりずっと素敵なこと。

だって私の娘はもう二十歳だけど、彼女がまだランドセル背負った小学校2年生の頃

学校から飛び跳ねるように帰って来て私に渡してくれた小さな花束のことを今でも憶え

てるもの。娘が私の誕生日に初めてくれた花はピンクのチューリップが2本。そのうち

1本は花屋のおじさんのオマケ。彼もいい花屋だった。

母の日は今月13日。

ちなみに父の日は来月6月17日です。

父の日に花束を贈られて喜ぶ男性がいたら、それもまた素敵だなあ!

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