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2012年4月 1日 (日)

昔なじみ

12windy_day_01

風の強かった日、久しぶりに会う友人とドイトの園芸売り場で落ちあって、自転車で

ちょっと走った先にあるカフェでお茶をした。このひと、近所に行くというのにスタイリ

ッシュな服装で颯爽と現れたと思ったら、人の顔みるなり「ちょっと空心菜の種だけ

てきちゃうから待ってて」といって店の中に入っていった。「もしかして、種から育

て食べるですか?」(気の長い・・・ )と聞くと、「そう。あっという間に伸びて、とって

もとってもすぐにてくるから便利なのよ」という。

こういうところ、相変わらずだなあと思う。

彼女がいってたカフェは私も何度も前を通ったことのある一軒家のカフェで、玄関

靴を脱いでフローリングの部屋に入ると、まるで誰かのリビングにいるようだ。

この友人とももう長いし、彼女も私と同様プライベートではボケボケしたひとなので、

いきおいくつろいでなごんでしまう。カフェにはおいしそうなケーキも何種類かあって、

私にしてはめずらしく迷った末に苺のロールケーキにした。

ケーキはホームメイドの素朴でやさしい味がした。

12windy_day

それからいったい何を話したものか。

夕方の数時間があっという間に過ぎた。

ちょうど彼女に会う前日だったか、買い物帰りに夜の公園を歩きながら自分の来し方

をぼんやり思って、「いったい私は何をやってるんだか」と思ったのが、この日それと

同じような言葉が彼女の口から出てきて可笑しかった。20代半ばで結婚、出産、そし

て離婚してからは生活することと子どもをまっとうに育てることだけに追われてきた私

と違って、彼女は自由に好きなように生きてきたんだろうと思うのに、それでもそんな

風に思うのかな、と思った。類は友を呼ぶ? もちろん、何をいわんとしているかはわ

かるけれど。

この日、友人が見せてくれた彼女がいまもっとも出したいと思っている本のダミーは

とても素敵だった。いままでにはなかったような洗練されたガーデニング本。

あの本にぴったりな出版元がみつかるようにと願わずにはいられない。

すっかりのんびりしていたら店員さんから閉店を告げられた。

店の人もおっとりしたいい方で、もう閉店から1時間も過ぎてから教えてくれたらしい。

気がつかなくてすみません、といったら、仕込みをしていたので、といってくださった。

暗くなりかけた自転車道を別方向に別れて走りながら、私も『これだけは上手に焼け

るの!』という自分の定番ケーキが3種類くらいは作れるようになりたいな、なんて思

っていたら、帰ってすぐに友人から『これが私の本当にしたいこと』というメールがきて

私もケーキなんていってる場合じゃないかあ、と思い直したり。

私の場合、気が多いのが難、か。

Yちゃんはファッションライターになればいいのに、と私は昔から思ってるんだけれど

本人にそういったらきっと一笑に付されておしまいなんだろうな。

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