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2012年4月30日 (月)

セツ展に行ってきました。

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けっきょく最終日になっちゃったけど、今日セツ展に行ってきました。

外は4月の終わりにして、はや梅雨のような湿度のある暑さの薄曇りの日。

しかし、何度見てもこのセツのバルコニーに生えてる樹はすごいよね。

これいったい地下でどうなってるのか、長年ここで働いている人でもわから

ないのだって。植物って不思議。

そして展覧会は写真に写っているギャラリーとロビー、それからいつもアト

リエで使っている階上の部屋にも飾ってあって、この写真の左手の建物の

1階の部屋では、亡くなられたセツの卒業生の遺作を展示していた。名前

はメモしてこなかったのだけれど、このあと追悼展も行われるらしい。

下の写真はロビーから2階に上がったところにあるセツ・カフェ。

黒板には『下品な缶ジュースは持ちこまないでください』の貼り紙。

展覧会が終わった後に打ち上げパーティーでもするのか、テーブルに何か

おいしそうなものを並べてましたよ。

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アトリエにあったこの年季の入った絵具だらけの机と椅子、すごい!

「いまどきこんなのあるんだね! こんなの久しぶりに見たよ」

と、中年男性の声。

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その椅子に座って、関係者の方なのかな、『ターナー賞』を受賞された2枚の

水彩画を熱心に撮影されていた方。

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その水彩画。

賞をとられるだけあって、とてもきれいな色彩。

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ちなみにこれは私が好きだった絵。

とくに理由はないけど。

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そして、こんなときでもないと滅多にないことなんじゃないかと思うけれど、

今日は上の部屋まで開放していて、そこはファッション部門で入選された方

たちの展示とともに、長沢節さんのデッサンも展示してあった。ガラスに光が

反射してしまってうまく撮れないのでほとんど撮らなかったけれど、これはそ

のなかのひとつ。

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ジバンシィのデッサンの隣りにあった、これはコム・デ・ギャルソンのデッサン。

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当然のことながら、といっていいのかどうか、セツさんのデッサンは飛び抜け

ていて、それは圧倒的な線のスピード感と洗練された美しさと自由度と、それ

から品格にくわえて華があった。モデルの一瞬の表情と動作を捉えるその筆

さばき。描いている本人がドキドキわくわくしているのが伝わってくるような鮮

やかな筆致。今日はこれを目の前で見られただけでもよかったと思った。

そしてロビーの受付の前では、『新装版デッサン・ド・モード 美しい人を描く

が発売されたとあって、その本の見本と、朝日新聞に取り上げられた記事の

コピーが置いてありました。ちょっと長くなるけれど、端的に長沢節という人を

知るために、またわざわざセツに行ってコピーを見られない人のために以下

に全文を記載しておこうと思う。

 新装版 デッサン・ド・モード 美しい人を描く (長沢節著、美術出版社)

教本にありがちな無味乾燥な記述はこの本とは無縁である。なぜか。

それは長沢節のデッサンが真摯な探求の結果であるからだ。

彼はファッション・イラストレーターの第一人者だった。であればこそ、手の

しさ顔との関係ではじめてわかるといったように大胆に説くことができた。

でも、それだけではない。彼は性差を超えた人間美を捉えようとしてッサン

をしていた。しかも、そんな美を抽出し表すことができたなら、「真自由なパ

ーソナリティを楽しみ合うような人間関係」が生まれると信じてた。

この本を手にとった者は、その線にみなぎるスピードと美しさと不思議な力

に魅られて、あるいは長沢の信念をどこかで感じとって、きっと真似をして

描いてみたくなる(長沢は生身のモデルを前にして描くべきだとはいうけれど

も)。そしてなんとか体得しようと手を動かしているうちに、彼の真似をしてい

てもダメなのではないかと下手ながらに気づく。 

そんな人を想定してか、長沢は本書の最後の方で次のように述べる。

「もし何か似たくなったときは、そういうものに惚れやすいという個性だっ

たのであり、立派な個性的行為と思えばいいのであって、むしろ勇敢にその

影響を受けるべきなのだ」と。

これは『美術」の教師からはなかなか出てこない言葉である。「美」の、それも

「人美」の探究者であればこそ言える言葉だ。

初版が1966年。改訂されたのが79年。そして今回の新装版。時代を超えて

み継がれているのも当然である。

 保坂健二郎(東京国立美術館主任研究員)朝日新聞2012年4月22日付

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バルコニーに出るとここも桜の季節を終えて新緑の季節を迎えていて、プランタ

ーには色とりどりの花が咲き乱れていた。パーゴラの下のテーブルでは談笑す

る学生たち。

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セツを出て坂道を降りていると、娘が言葉少なに「いろいろだったね」といった。

「そ! いろいろ。絵の世界は音楽にくらべてもぜんぜん制限がないもの。だか

ら好きに自由にやればいいのよ」と私はいった。

こんなこともこういうときじゃなければわからないことだけれど、セツ展ってその

年の卒業生の卒業制作を展示しているわけではなくて、入選者のみの展示な

んですね。入口でもらった入選者のプリントには応募点数364点、入選75点、

応募者数145名で、入選69名とありました。

さて。はたしてうちの娘はここでどんな絵を描きますことやら。

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2012年4月29日 (日)

ラブリー・ミュージック♪

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このあいだコトリさんに行ったら、「いま私に必要なのはこれだ。もういますぐ持ってき

て! くらいの勢いで買っちゃったの」といってworld’s end girlfriend の新譜『Starry

Starry Night』のジャケットを見せてくれた。いつか私が彼女に音楽を持って行ったとき

も、「いまの私に必要なものだった!」といってとても喜んでくれたし。

自分自身を含めて、私のまわりにはそういう人が多い。それはとてもいいこと。

そして世の中はゴールデンウィーク真っ盛りだけど、私はとりたてて何も予定がない。

もう何年も会っていない友人と先日電話で話して、この連休に家に来ないかといわれ

たけれど、まだ連絡がこないところをみるとまたお流れになっちゃったのかもしれない

な。なんたって忙しいヤツだから。

それで私はゆっくり起きてバラの手入れをしたり、このところ時間がなくてアイロンをか

けないまま着ちゃっていたリネンの服にまとめてアイロンをかけたり、遅いお昼に子ど

もといつもは食べないマクドナルドのハンバーガーなんか食べたり、ツタヤから送られ

てきたビデオを観たり、のんきに机を叩いて拍子をとりながら音楽を聴いたりしている。

特別なことは何もないけど、唯一の休日スペシャルがあるとしたらやっぱり音楽だ。

このところずーっと我慢していたCDをAmazonでまとめ買いした。

ちょっと昔のこと、成功法則を学んでいたとき、なりたい自分、欲しいものを絵に描ける

くらい明確にイメージしろといわれたけれど、うまくできなかった。私はいわゆる豪邸と

か、クラブメッドで行く海外旅行とか、高級外車に毛皮にブランド物にグルメ、とかには

ぜんぜん興味がなかったから。でも、いまならいえるな。好きなときに欲しい本とCDを

好きなだけ買えるくらい、それから行きたいと思ったときに行きたいところに行けるくら

いリッチになりたい、とか、あるいは、そうだな。1年に1回くらいは部屋中を好きな花

でいっぱいにできるくらい豊かになりたい、とかね。でも、そんなのはいつもじゃなくて

いい。人間の気持ちって複雑にして勝手だから、そんなことがフツーにできるようにな

っちゃったら意外とその時点で感動も薄れちゃうのかもしれないし。

いつか息子に聞いた話だけど、ギタリストのAさんが今の価値でいったらすごく高い、

いいアタッチメント(ギターのエフェクター)を、あるライブに行きたいばっかりに売って

しまったって話、それを聞いたとき、私はやっぱりそういう(ことの経験のある)人が好

きだなって思った。音楽の価値、一期一会のライブの価値、いまの自分の気持ちを1

番に行動するそんな人が好きだなあ、と。たとえビンボーでも。

そんな私のゴールデンならぬ休日に最初に届いたのがこのアルバム、HoSoNoVaだ。

めっずらしく細野晴巨なんて買ってしまった。

Amazonでこのアルバムの『悲しみのラッキースター』を試聴したとき、なんてラブリー

なんだろう! と思ったの。このアルバムはこころとからだをゆるめる音楽ですね。

父が2週間ばかり家にいたとき、その父を見ていて『この人はつくづく肝を傷める性格

をした人だな』って、病気の原因がわかった思いがしたものだけれど、今月めずらしく

私の胃がしくしく痛み続けたのも、実に自分の性格のなせる業で、それは私が必要以

上に自分の胃に緊張を強いているからなのだった。それは息子とのこともあるし、仕

事のこともあるし、もしかしたら人間関係のこともあるかもしれないけれど、まあ、おお

かた息子と同様、デリケートすぎるからですね。私が今ほどブラジル音楽にハマった

のはそんな緊張しいの体質とぴったり合って1番リラックスできる音楽だったから、だ

けど、それで細野さんに『ホソノバ』といわれちゃ、つい買っちゃうよね。

といってこのホソノバ、あからさまにボサノヴァをやってるわけじゃないのだけれど、細

野さんの肩の力が抜けた、それでいて深煎りの珈琲みたいないい香りのする声は何

も予定のない休日にぴったりだ。酸いも甘いも噛み分けて、痛みも苦しみも乗り越えて

ほんの少しのかなしみを匂わせて、それなりの諦観と、でもまだ希望の煌めきも携え

て、平穏。何があっても、また何もなくても、あのいつもの声で、おはよう、おやすみ、

といってくれそうな音楽。

ただ惜しいのは最初ヨーロッパ的な明るくて透明感のある軽いサウンドで始まったア

ルバムが、なんだか途中から和製ブルース的暗さに落ちてきちゃうところ。濁ってき

ちゃう感じなんだよね。できればアルバム1枚通して休日の午後的のんびりムードで

いってほしかった。個人的なことをいえば私、ボサノヴァ的のんびりは好きだけどブル

ース的のんびりは好きじゃない。ブルースはどんなにレイジーでもやっぱりどこかにと

がったところがないとね。女の子のヴォーカルもいらない。あくまで私の個人的な趣味

ですけど。

そんなわけで私は『ラモナ』、『スマイル』、『悲しみのラッキースター』、『ローズマリー

ティートゥリー』あたりまでが好き。

でも、とにかく、なんといったって『悲しみのラッキースター』がラブリー!!!

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2012年4月28日 (土)

浄化とプロテクション

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2日間降り続いた雨がやっと上がった土曜日。

外はいきなり夏日だ。

世の中はゴールデンウィークに突入。

そんな休日初日の昼過ぎ、プールに行こうとしていたときに突然、入ってきた訃報。

おととい私が連絡した人からだった。

たしかにあのとき、これはマズイ、と思ったけれど、まさかこんなに早く、本当にやって

しまうとは。その人からは昨日も、とりあえず最悪の状態からは脱したようだと連絡が

きて、ひとまず安心したところだったのに ・・・・・・

明るい昼のさなかに家の中に衝撃が走った。

私が連絡した人が最後にその人に会ってからたったの2週間。

そのあいだに何があったのか、真相は闇の中。

もはや何ひとつ本当のことはわからない。

息子は「吐きそうなほど気持ちの悪い話だ」といった。

それから私はいつもどおりプールに行った。

悪霊や低級霊なんか信じない、という息子が出がけに玄関で私に「くれぐれも自転車

の行き帰りに気をつけるように」としつこくいったのがちょっと可笑しかった。

外は暖かいを通り越して暑いくらいで、陽射しは眩しく、人が一人いなくなってしまった

のが信じられないくらいの明るさだった。

精神的にとことんまいっているときにここ数日の天気はなおさら良くないだろうなと思

っていたけれど、なんとか最悪の数日を乗り越えて、今日まで待てなかったか、と思っ

た。もちろん、その『今日まで』には何の根拠もないけれど。

プールでは先週から新しくなったコーチのもと、クロール、平泳ぎ、バタフライを万遍な

く泳いだ。プールのなかでは泳ぎのこと以外、何も考えないのがいい。相変わらず私

のからだはガチガチだったけれど、アップとダウンでは泳ぎが変わっていた。つまりダ

ウンはより自然に伸びやかに。本当は今日はアロマのワークショップに行くはずだった

のだけれど、それもちょっとしたことで行かないことになった。でも今日はいつもどおり

プールで泳いでよかったと思う。人は頭もこころもからだもバランスよく使って動かすの

がいいと思う。こんなときこそからだを動かすこと。からだを動かすことは本当に大事。

そして、こんなときこそ心身と身のまわりの浄化が必要。昨日は仕事が終わったあと

家じゅうの掃除をして久しぶりにセージを焚いた。

プールから帰って窓を開け放して精油を焚き、遅い2回めの食事を作っていたら一昨

日きてくれた修理の人から「部品が揃ったので今日行けることになった」と電話がき

た。最悪の場合、修理ができるのは連休明けになるといわれていたのに。ラッキー♪

今週は本当に何かが変で、どこか歯車が噛み合わないような週だったけれど、私は

全然ついてなくなんかないんだ、と思った。少なくともその亡くなった人からの災いな

んて何も受けてない。邪悪なものはこの世にたしかに存在するのかもしれないけれど

今回のことについては何もかも、彼が恐怖に支配されてしまったことによる妄想のな

せる業だったのではなかろうか。それをプロテクトする方法はなかったのか。

私が最初にクリスタルを身につけるようになったのは、毎日の通勤電車の行き帰りで

車内の人々が発散しているネガティブ・オーラにやられてへとへとになっていたからだ

った。ヒマラヤで採れたというその小さくて透明なクリスタルのネックレスは、胸にかけ

たとき人ひとりを包む以上のエネルギーの広がりを見せてくれるとあって、つけてみた

ら本当に絶大な効果があったのだった。


写真の石は六芒星のクリスタル。

強い浄化力と守護と愛のパワーを持つといわれる。

もともとこの六芒星、ヘキサゴンの図形自体に強力なパワーがあるとされていて、西

洋ではダビデの星と呼ばれて魔除けのシンボルとされた。日本では阿倍野晴明が用

いたことで晴明紋とも呼ばれている。

私は単純に石が好きなだけだけれど、こんな石を持っていなくても人は身近な人には

じまって、ありとあらゆるものに守られている。私は私が育てている植物にも守られて

いるし、かわいがっているノラ猫にも守られている気がする。

危ないのは依存すること。

それは煙草でもアルコールでも薬物でも甘いものでも恋愛でもペットでもヒーリングで

も仕事でも同じこと。

もちろん、パワーストーンだって水泳だって同じだ。

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2012年4月27日 (金)

いちごジャムふたたび

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自家製いちごジャムが好評なのと、友達にあげたりして思いのほかあっという

間になくなったのと、新しいホーローのキャセロールを使ってみたくて、なんと

今週もいちごを買ってしまった私。

2回めとなる今回はちょっと余裕で作りながら写真を撮ったので、写真付きで

手順をアップしようと思っていたのに、いま見たらフォルダごと写真を削除して

しまったらしい。

というわけで上の写真は、ジャム作りでできたいちごシロップで作った練乳苺

ムース・ゼリー。下の部分がいちごのシロップに練乳ミルクとメレンゲを混ぜて

作ったムースで、上がジュレくらいのゆるさのいちごゼリー。

ムースというとふつうは生クリームで作るのだけれど、生クリームを使いたくな

かったので練乳ミルクで作ってみました。メレンゲなんて久しぶりに作ったもの

だからミキシングは疲れるし、ちゃんとムースになるか心配だったけれど、なか

なかうまくできました(^-^)

ふわっと溶けるいちごミルク味のムースに、甘酸っぱいいちごのジュレ。

いい組み合わせです♪

そして、今回買ったいちごは1キロで、レモンが1個、お砂糖がイチゴの重量

の半分。それでボンヌ・ママンのジャム瓶に3個。前回がイチゴ2キロで6個

と少しできたから、これで分量もしっかり頭に入った。

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今回、お砂糖はグラニュー糖じゃなくて茶色がかったオーガニック・シュガー

を使ったので、できあがりの色がどんなふうになるかと思ったら、かえって

こっちのほうが色が濃くておいしそうなくらいです。

これからはずっとこれでいこう。

材料を提供してくださっているそら屋さんによれば、いつも加工用のいちご

は5月頭くらいまでなのだけれど、今年は寒かったから今月いっぱいか6月

くらいまであるんじゃないかなあ、とのこと。

え、いちごの時期ってそんなに長かったの? って思ってしまった。

そういえば国は違うけど昔、ルキノ・ヴィスコンティの『ベニスに死す』を見た

とき、主人公のアッシェンバッハがビーチでいちごを食べるシーンがあって

真夏にいちご? と思ったものだけど、真夏の真っ赤ないちごは爛熟を通

りこして退廃的でさえあり、コレラを連想させる毒にさえ見えた。このあたり

もヴィスコンティのうまいところだと思う。

そうそう、オペラを見に行った後のいちごとシャンパンってのもある。

いちご星人の夜更けの連想 ・・・・・・

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2012年4月26日 (木)

眠るための石

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昨日の夜から降り始めた雨がやまない。

ひどい雨と風の木曜のあさ。

私のベランダ・ジャングルは水浸し。

おまけに我が家は昨日の深夜に突然お風呂の火が点かなくなってしまって、今日は

朝1で修繕会社に電話をして修理の人が来るのを待たねばならなくなってしまった。

おかげで今日のアポイントは飛んでしまったし、外はけぶるような雨だ。

昨日ちょっとだけ石のことを書いたから、今日は石の話をしようと思う。

写真の石はスコレサイト。

私がいちばん愛用、というか、お世話になってる石かもしれない。

石の表面には昨日書いたセラフィナイトにもちょっと似た羽根のような模様があって、

ちょうど翼のようなかたちをしていることから私はAngel Wing と呼んでいる。

人によっては石の持つ意味から入る人もいると思うけど、私はこの石がいつも見てい

るパワーストーン・ショップのサイトにずらっと並んだとき、なぜかどうしても欲しくなっ

てしまって手に入れた。いつだって直感が大事。

そしてこの石が届いたとき、左手に握って横になったまま何かを読んでいたら、あっと

いう間に眠りに落ちてしまった。そのとき見たのが、夢の中でもうたた寝をしていて、

父が「こんなところで寝てると風邪をひくよ」といって毛布か何かをかけてくれる夢だっ

た。毛布をかけてくれたのが父、というのが意外だったけれど、ふわっとやさしい夢だ

った。目覚めてから自分はよっぽど疲れていたのか、それとも寒い寒いと思いながら

寝てたのかな、と思った。それからも何度も(たぶん、この石によって)誰かからいた

わられるようなやさしい夢を見た。以来、この石は私の眠るための石。

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この石のキーワードは、オープンハート、インナーピース、リラクゼーション、ハートチャ

クラの活性、プロテクションといったところだろうか。私はとくべつエネルギーに敏感な

ほうではないけれど、スコレサイトを握っているととても落ち着く、というか安心感があ

って、この石からはとろけるような穏やかで優しいエネルギーを感じる。

実際、スコレサイトは脳のセレトニンレベルを整えるともいわれていて、安眠や、より

良い夢を見たいときとか瞑想に最適なヒーリングストーンでもあるらしい。もっともこう

いうことは理論や理屈じゃなくて、実際に自分で体感してみないことにはどうにも信じ

られないだろうけれども。

昨日、私にクレイジーなメールを送ってきた人は、前に一度だけ参加したヒーリング

セミナーで講師だった人で、初対面の私に「その変なものをはずしてください」といっ

た人だ。彼はまったく石に理解がなかったし、石の力を軽視していた。私はその言葉

に素直に従ったし、ふつうの顔をしていたけれど、内心ちょっと不愉快に思った。その

石を扱っている人は天然のサイキックで、俄か仕込みの彼とは成り立ちも苦しみ方も

勉強のしかたもまったく別次元だったし、それに何よりふつうの人としての感じの良さ

もずっとずっと上だったからだ。その日はごくごく初歩的なことを教えてもらって、彼の

力もそれなりに感じて帰ってきたけれど、何かがすごく引っかかって、日に日にそれが

大きくなったので2度とそこへ足を運ぶことはなかった。そして、それは正解だった。

自分の直感を信じるべし。

昨日、彼を知る人と話したときに、その人は「スピリチュアル系には科学的証拠もエ

ビデンスもありませんからね」といったけれど(そのいいかたもじゅうぶん、わかるけ

れども)、もし科学的証拠とエビデンスのあるものしか信じられないとなったら、スピリ

チュアル系どころか、私が仕事で扱っている代替医療・補完医療なんてものさえ存在

が危うくなってしまうものが多いんじゃないかと思う。けれど実際は物的証拠なんか何

もなくても人はたいていの場合、目の前にいる人が自分に嘘をいっているかどうかわ

かってしまうし、相手の発する(目に見えない)ものから多くのことを読んでいる。むしろ

そういう感覚のほうこそ磨くべきなんじゃないかと思う。野性の勘とか第六感とか直感

とか、そして体感とか。正しい体感を得るために、心身ともにクリアーでいること。

おかしくなったその人もそうだけれど、およそ自分は科学的で論理的な人間だ、だか

ら非科学的なことは信じない、というような人に限っていったんハマるとどこまでも盲心

的に自己過信的におかしな方向に走る傾向にあるような気がする。

それよりも、人間が知ってることなんてごくわずかなんだ、自分が知ってることなど針

の先ほどにすぎない、というところで、対象と距離をとって冷静に自分が信じてること

だけが全てじゃない、と気づけばいいのじゃないかと私は思う。

しょせん、理論なんてたたみ鰯なんだから。科学的であることとか臨床データとか数値

だけではどうにもならないものがあるのがこの世なのだから。

そしてパワーストーンもほかの全てのものと一緒で、自分に必要なうちはやってくるし

必要なくなったらもういらなくなるのだと思う。

私はときどき人のこころの中を見るより石を見てるほうがいいから、まだ彼らといる。

彼らはまだまだ私に光を見せてくれるから。

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2012年4月25日 (水)

MANI@ベルベットサン

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昨日はすごく変な日だった。

おとといまでの寒さから一転、夏の始まりを感じさせるような気温になって、今日は絶

好のライブ日和♪ とハッピーな気分でいたら、完全に頭がおかしくなってしまったと

しか思えないイカレたメールが入ってきて騒然。数行メールを読むなり、これはヤバイ

と思ったけれど、人間の好奇心てヤツはどうにもならなくて、気味悪いと思ったものか

ら目が離せなくなる。しばらく息子とその話でもちきりになった。

先月だったか、ヤフーを開くたびにオセロの中島のニュースが目に飛び込んできて、

うちはほとんどテレビも見ないしお笑い芸人にもまったく興味がないにもかかわらず、

事の次第を逐一追わざるを得なかった。あれもほんとに気持ちの悪い事件で、3.11

以降、東京は長引く不況に追い打ちをかけるようなさらなる閉塞感が続いているから

これからこういう魑魅魍魎、というか、頭のおかしな人が増えるんだろうなと思ってい

たら、こんな身近なところでこういうことが起こるとは。

それほど長文ではないそのメールの途中から一気に崩れてくる混乱ぶりの激しさは

文体にも顕著で、こういう言い方がすごく不謹慎なのはわかっているけど、物書きの

視点で見るとこういう本当に頭がおかしくなってしまった人がおかしくなった直後に書

いた文章を見たのは初めてだったから、すごくリアルで、ある種、興味深かった。

とはいえ、いくら他人のこととはいっても文面からして本人はそうとう逼迫した状態に

あるようだからただ面白がっているわけにもいかなくて、仕事の合間に唯一知ってる

関係者に連絡をとったり、やりとりしているあいだにすっかり夕方になってしまった。

そのゴタゴタでライブ気分はどこかにすっ飛び、なんだか疲れてきて、いつものごとく

行くのやめようかと思ったけれど、いやいや待て待て、行くと決めからには行かねば、

と気合いを入れて家を出れば、出るときは晴れていたのが荻窪駅に着くなりひどい雨

だ。おまけに初めて行くライブハウスでなかなかたどり着けズ。


・・・・・・ というわけで、そんな変な日に行った荻窪ベルベットサン、MANIのライブ。

結果から先にいってしまうと、やっぱり行ってよかったです! (^-^)

この、前からいちど聴きに行きたいと思っていたMANIは、竹内直(sax)、市野元彦(g)

田中徳崇(ds)の3人からなるバンドで、バンド名となったMANIは直さんの提案でチベ

ット仏教のマントラ、「Om Mani Padme Hum」(オム・マニ・ペメ・フム)からとられたもの

だそう。ちなみにマニは宝珠、宝石を意味する。こんなところも直さんらしいなと思う。

昨日は悪天候だったのと、まだリニューアルしたばかりで認知度が低いライブハウス

だったためかお客さんがとても少なくて、そのせいというわけじゃないだろうけど直さん

のMCの声が小さくてほとんど聞き取れなかったので曲名なんかはわからなかった。

そのなかで私の印象に残ったのはチャーリー・ヘイデンのパッショナータという曲(こ

れも定かじゃない)と、今日初披露でまだ曲名がついてないという直さんのオリジナル

曲、それから最後にやった、これも昨日初めて聴いたオリジナルの『セラフィナイト』と

いう曲。シンプルに感想を書くと、ギターが入るとやっぱり音が複雑になって面白いよ

な、という。ギターだと点で置いても音が面となって途切れ目なく波紋みたいに幾重に

も広がっていくし、とくに市野さんの音はとても色彩豊かでイマジネーティブだから。

その複雑な色のなかでひたすら黙々と変幻自在のリズムをやすやすと叩きだす若い

田中さんのタイトな音、いつもよりフリー寄りのアプローチでじっつに自由にやっている

直さん。それを聴きながら、やっぱり直さんは自由にやりたい人なんだなあと思った。

三人三様、自由にやっててもぐちゃぐちゃにならないのはそれぞれが高度な技術を持

ってて三位一体の音になっているからだと思うけど、その入り混じった音の中から立

ちあがってくるようなサックスとギターによるユニゾンのメロディーがものすごく美しかっ

た。そして最後にやった『セラフィナイト』。

セラフィナイトって、天使の羽みたいな模様がついた深い緑色の石なのだけれど、石

の名前がついた直さんの曲はこれで何曲めになるんだろう。石の名前がついた曲は

ぜんぶいいから、私は直さんてよっぽど石が好きなんだなあ、と思うのです。

その最後の『セラフィナイト』で直さんの音は突き抜けるように気持ちよかった!

それを聴きながらものすごく直感的に、月も牡牛座に入ったことだし、これからのひと

月は気持ちよさを追求する月でもいいかもな、と思ったのでした。あるいは仕事でも

プライベートでも徹底的に気持ち悪さを排除していく月、とかね。いいと思う。

休憩のあいだに話した直さんによれば、このバンドだと、やっててどうなるかわからな

いところがスリリングだよね、と。

まだまだこれから自在に変容していきそうな未知数のMANI。

直さんのほかのバンド同様、これからも追っていきたいです。

それにしても昨日はハラヘリマシター! な夜。

知らずにバタバタ出かけて行ったのだけれど、ベルベットサンはチャージに1ドリンク

付きで後はドリンクのみのライブハウスだった (>_<)

最初にお店の若いお兄さんに聞いたら「なんだったら隣りにコンビニありますから、お

腹空いたら何か買ってきてここで食べてもいいっすよ!」だって。

ライブがハネた10時半に、そうだ荻窪商店街の入口にたしかロイヤルホストがあった

はず、と思って行けばもうすでになくなってるし。けっきょく空腹のまま、よたよたと電車

に乗って帰ってきたのでした(涙)

ここも上町63と同じく、ライブの前にごはんをすませていく店。

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2012年4月24日 (火)

夏のはじまり

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いつもバラの鉢から顔をのぞかせるスミレが今年は今ごろになって出てきた。

昨日おとといの冬のような寒さから一気に10度も気温が上がった今日は、ベランダ

に降り注ぐ光も夏の陽射し。またもや足の踏み場もなくなったジャングルのようなべラ

ンダで、ちょっとバラのケアをしていたらすぐに頭と背中が熱くなった。

ついに夏が始まった。

そして5月は新緑とバラの季節。

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2012年4月23日 (月)

かわいいホーロー鍋

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不要なものを処分して、入ってきたお金で欲しかったホーロー鍋を買った。

そして、いろいろ思い当るところあって(主に皮膚疾患)これを機会に家にあったアルミ

鍋をぜんぶ処分した。なんだかこれだけでもすっきり。

いま、人のからだに入ってくる有害物質は数限りなくあるから、ひとつを取り除いたとこ

ろで意味がないとかナンセンス、という話もあるけど、ひとつでも取り除けるものがある

なら取り除いた方がいいというのが我が家全員の一致した考え。

ホーローの鍋を買うにあたって野田琺瑯のNOMAKUと月兎印のこれと、どちらにしよう

か迷ったけれど、スタイリッシュなNOMAKUにくらべてどこかとぼけたかわいさのある

こちらのほうがうちにはあってると思ってこれにした。お値段もかわいかったし。

あいにくイチゴジャムを作るのには間に合わなかったけれど、届いてみたらこの鍋、

思っていた以上にかわいい。

それで、見ていたらピンときたのがこれ!

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以前、このブログで知り合った年下のかわいい女の子にプレゼントでもらった鍋敷き。

いままで出番がなくて大事にしまったままだったけど、このイラストのお鍋にそっくりじ

ゃない! ・・・・・・ ということで、さっそく置いてみたらこんな風。

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いやー、いい感じです。ぴったり。

それに今年の誕生日にハンタさんからもらった白い鍋つかみもあう!

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そして今回、ホーローの鍋と一緒に買ったマーナスプーンヘラ

これすごく使い勝手がよさそうです。

うちのぶきっちょさんでも使えそう。

というわけで、すっかり満足の主婦Sなのでした(^-^)

これで『おうちごはん』がますます充実し、この先10年も使えると思ったらキッチン用

品なんて実に安いもんです。

さて、新しいホーロー鍋も届いたことだし、さっそくラタトゥイユでも作りますか。

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2012年4月22日 (日)

花に包まれる日

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雨が降る前に家を出ようと、お手製のジャムとポットに熱々のジンジャー・レモンティー

を入れて家を出た。今日は都心の最高気温が11度というから、たぶんここはそれよ

りは1、2度は低いはず。下で自転車を出して走り始めようとしたら、去年、暴風雨で

無残な姿になった桜の木に花が咲いているのを見つけて思わず自転車を止めた。

あいにく私の階段の住人には花や緑を愛する人がいなくて、毛虫が出たから、落ち葉

掃除が大変だからなど、様々な理由で木を伐採してしまうものだから、うちの階段の

前だけ木が1本もない殺伐とした風景になっている。この桜の木だって無理やりノコ

ギリで切ったような妙なかたちをしているところを見ると、たぶん誰かが切ってしまっ

たのだろうと思う。引っ越したばかりのころはもっと鬱蒼と枝葉を伸ばしていたから。

その、もともと勢いのなくなった木を暴風が襲ったのが去年。以来、まるで手足をもが

れたような木になってしまった。ほかの桜の木が咲く季節になってもこの木には葉さえ

ろくについてない。・・・・・・ と思っていたら、こんな時期になって咲くなんて。

こんな小さな花でも、花を咲かせるって木にとってはものすごく体力がいることだから

まだまだ精気は残っているということだ。そう思ったらなんだか健気に感じて、たぶん

誰も見る人もないだろう小さな花をカメラにおさめた。来年はもっと枝が伸びて花がい

っぱい咲くといいね。私はここにずっといたいとは思わないけど、あなたはどこへも行

けないから。

久しぶりにコトリ花店に行くと今日は先客ありで、家具職人のkikiさんがいた。それか

らコトリ花店さんのフライヤーの写真を撮っているmicaさんが来て、それから稲村さ

んも ・・・・・・。「今日はたくさん人が来る日なのね」といったらコトリさんが「今日はこう

いう日だから」といって日めくりカレンダーを指さした。そこには『花に包まれる日』、と

書いてあった。ふと窓の外を見ると、先ほどから降り出した雨がいよいよひどくなって

きたから、私は早々に花を買って傘を借りて帰ってきた。

12liracfairbianca

今日、私が選んだのは娘の机の上に小さなマーガレット。

食卓にはライラックとフェアビアンカ。なんとも大人っぽい組み合わせ。

このフェアビアンカの白こそ、まさに包まれるような白。そしてすごくいい香り!

私のベランダのバラも、元気な葉っぱが出てきたと思った途端にぐんぐん伸びて、あっ

という間にジャングルになってきた。でも、この天候不順で健康そのものだった緑の葉

にもわずかにうどん粉病が。今年はキクノールという木酢液を使ってみるつもり。

そうそう、そして今日はひとつ良いことがあった。

うちの25年くらい使ってだいぶ傷んできた食卓の丸テーブルを、今日初めて会った

kikiさんが直してくれることになったのです。嬉しい! そして、信じられない!!

いい人っているものなんですね~~

そんな私の、花に包まれる日。

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2012年4月21日 (土)

カスピ海ヨーグルト復活

12kaspi

去年の3.11以降、あまりに年じゅう揺れるのと、冬の寒いあいだは朝つめたいもの

を食べるのが苦痛だったのでやめていたカスピ海ヨーグルトを、また再開した。

そうしたらずっと不調だった胃腸の調子がよくなってきたみたいだ。

やっぱり、カスピ海ヨーグルトは効く! と実感。

健康の要は腸をきれいにすることから、というのはいまやもう常識だし、あの免疫学

の大家、安保先生だって『40を過ぎるとからだの免疫システムは胸線から腸に移行

する』といっているくらいだから、腸のケアをするのはいいことなのだ。

何より、プレーンヨーグルトにジャムはよくあうしね。

ヘルシーな朝ごはん。

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2012年4月20日 (金)

鎌倉ランデヴー

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昨日はめずらしく仕事の休みをとって鎌倉へ。

健康上のこともあってしばらく会えずにいた友達と数年ぶりの再会。

電車に乗って1時間50分、鎌倉駅に11時前に着くと改札脇に立つ彼女の姿がすぐ

目に入った。私は髪を短くしたせいで彼女にはすぐにわからなかったらしい。

そして鎌倉は平日の午前だというのに相変わらずの人、人 ・・・・・・

駅前を歩きながら、ランチには早いけどどうする? といわれて、そうだ、それじゃイワ

タにいこう! といったら、マジで? イワタなんかもう何年も行ってないよ、といわれて

しまった。彼女は鎌倉生まれ、鎌倉在住の生粋の地元民。きっとまたすごい行列がで

きてるわよ、といわれてイワタに行くと、ラッキーなことに1人も並んでなかったので店

に入ると、中で待っている人が数人。そしてショーケースを見れば、あった。エクレア。

入口すぐの椅子で待つあいだ、しっかし、こんな何の変哲もない喫茶店がなんでそん

なに人気あるのかしらね、と私がいえば、あら、ここはお庭がすごくいいのよ、と彼女

がいう。順番がきて中に通されると確かに光でいっぱいの明るいテラスが目に入り、

その向こうは緑あふれる庭。かつてはテラスなんかなくて、庭にもテーブルと椅子が

出ていてそこでもお茶ができたのだそうだ。その明るい庭に面したテラスを除けば、

壁に絵画がかけられた店内は昔ながらのクラシカルな喫茶店という風。かつて、北村

太郎もここで新聞を読みながらのんびり珈琲を飲んでエクレアを大事そうに食べたん

だな、と思った。ここはそれだけでよかった。私がオーダーした珈琲はテーブルに置か

れる前に、ああ、駄目だと思ったし、店の中はオバサンたちの話し声でうるさすぎた。

北村太郎が来ていたころはこんなに混んでなかったのか、あるいは最も空いている時

間に来ていたのかもしれない。

数年ぶりに会う友達とは、そんなブランクをまったく感じないほどお互い気楽に好きな

ことを話した。彼女は私より10くらい年上の人だけど、こんなに気楽に話せるなんて

そんなありがたいことはない。喫茶店でさんざん話したあと、小町通りをブラブラ歩い

て彼女の友達のおススメだという『KURA』で軽くランチ。4月に入ってからずっと胃腸

の調子が悪い私としてはちょうどよいライトミール。そこでもお喋りに興じて時計を見

れば、すでに2時。

それじゃ、花見てから行こうか、と彼女がいうまで私はすっかり忘れていたのだけれど

事前に「鎌倉で行きたいところは?」と聞かれて、地元民の彼女といまさらお店めぐり

もないだろうし、元気になった彼女と彼女の猫に会うのがメインだから、どこかでまだ

咲いている遅咲きの桜でも見られたらそれでいい、といってあったのだった。

それで、たぶん今だとあそこの八重桜がいいと思うんだ、といって連れて行かれたの

が、駅からすぐの本覚寺。風があったのと光の加減でいい写真が撮れなかったけれ

ど、彼女の言葉通り、ここは八重桜がちょうど見頃だった。

それから、初めて彼女と鎌倉で会ったときも連れて行ってくれた妙本寺。

ここは駅からさほど離れてないのに奥深い山の風情があって、森の息吹が感じられる

ところ。鎌倉という土地の特色がよくわかる。

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清々しい新緑の青もみじ!

12myounonji

ここは海棠がきれいなのよ、と友達がいうとおり、門を一歩くぐった途端にパッと花が

目に飛び込んできた。海棠はもう盛りを過ぎていたけれど、まだじゅうぶんきれい。

木の前に立つと甘い花の香りが漂ってきて。

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それから海棠の脇にはピンクと白の八重桜もあった。

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今年は桜を見にどこかに行く、ということをまったくしなかったのだけれど、お陰でここ

でお花見ができてしまった。しかも数年来、念願だった鎌倉で。やっと果たせた思い。

とくに今日は関東地方は曇りの予報だったのに、鎌倉はよく晴れて、青空と花のいろ

と新緑の緑がなんてきれいなんでしょう!

12yaezakura_05

そして、お花見の後はもちろん、友達の家で猫を見せてもらいましたよ。

彼女の家は猫のためにリフォームしたようなもので、猫にとってはパラダイスみたいな

家。壁だけじゃなくて部屋の上にまで張り巡らされたキャットウォークを自在に猫が走

り回る。テーブルでお茶をしていると、足もとには猫、上を見ればキャットウォークから

テーブルを見降ろしてる猫、猫 ・・・・・・

「猫嫌いの人にはたまらない家だよね」と友達がいうから、「猫好きにもたまらない家

だよね」といいました(^-^)

この日、私のカメラはなんだかピントが合わないなあと思っていたら単にレンズが曇

っていたからなんだけど、これは人一倍(いや、猫一倍?)堂々と部屋の中をのして

歩いていたライオンみたいなビーさん。

12bsan

ちなみに私がいるのはテーブルの下。

12bsan_01

このビーさん、人にはすごく人懐こくてかわいいのだけれど、新参者の癖にあまりにも

傍若無人だからほかの4匹の猫さんたちには嫌われ者だそう。ときどき人間にだって

自分から近寄っておいて、フーッと唸ってシャッ! と引っ掻くんだとか。

カメラを向けるとなぜか一目散に近寄ってくるから撮れなくなってしまうのだけれど、こ

のときも鼻がくっつくくらいに近寄ってきたから、舐められるのかな? と思っていたら

ムフッ! とお魚くさい息を吹きかけられたのでした。

赤ちゃんと老人と猫、私にとってはぜんぶ見ていると眠くなる存在。

あっという間に時間が過ぎる。

12bsan_02

帰りは友達の本棚から、彼女が「これすごくよかったわよ」というをいただいて帰っ

てきました。前にも私の誕生日に自分がもっとも好きな音楽をくれた彼女。これって

私にとってはすごく嬉しいことで、何よりの贈りもの。しかもこの本、前にAmazonで

自分でもチェックしていた本だった。(ハンタさん、ありがとう!!)

それで、家を出る前日に「お土産、期待してるね♪」と子どもみたいなことをいってい

た息子へのお土産はこれ。

12warabi

去年、別の友達と鎌倉に行ったときに食べておいしかった『こ寿々』のわらび餅。

これ、おいしいんだけど、開けるとぜんぶビロロロ~ンとつながっていて切りにくいこと

ったら。でも、食べたらやっぱりめちゃくちゃおいしかった!

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桜もそろそろ終わりの頃、初夏が始まる前の鎌倉ランデヴー。

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2012年4月18日 (水)

いちご星人現る

12ichigo_jam

いつだったか自然食品屋のそら屋さんに行ったら、店長に「うちのホームペー

ジにそら屋◎倶楽部のことを載せていて、メンバーになるとメールでお得情報

が届くから登録したほうがぜーったいお得なのに、なんでみんな登録しないん

だろう」とぼやかれた。行こうと思えばすぐ行ける近所のお店のホームページ

なんかろくすっぽ見ないから、店長にそういわれるまで私はそんな倶楽部があ

ることすら知らなかったのだけれど、店長にそうぼやかれて家に帰ってすぐに

登録してみたら、やっぱりこれが便利なんですね。

そろそろお味噌の仕込みの時期だなあ、と思っていると大豆と米麹の入荷情

報が入ってくる。そら屋さんでは塩麹は扱わないのかなあ? と思っていると

そのメールがくる。それで先週は「加工用イチゴ1kg/500円始まりました!

今年も美味しくお買い得!」と入ってきたので、1キロ500円は安い! と

見るなり予約しました。このあいだオレンジのコンフィチュールを作って以来

次はいちごジャムを作ろうと思っていたところだったからなんてタイムリー♪

そして、月曜のお昼にダンボール箱持参で出かけて買ってきた、いちご2キ

ロとレモン2個。いちごを2キロも買ったのはこれが初めてだけど、想像以上

にすごい量です。(うちの一番大きいお鍋でぎりぎり。)

子どものころ、細くて小さくて弱くて食が細かった私は夕飯をお腹いっぱい食

べさせられた後に出てくる、ガラスの器に入って練乳ミルクがかかった山盛り

いちごが恨めしかった。できることなら、ごはんは食べずにごはん代わりに三

食いちごが食べたかった。それほどいちご好きの私だから、大きなボウルに

山盛りのいちごなんて、見てるだけでもう、しあわせな気分なのです。

さて、大量のいちごが手に入ったから、さっそくいちごジャムを作ろう♪

以下、私の覚書きのためのレシピ。

*****************************************************************

プレザーブスタイルのいちごジャムの作り方

 < 材料 >

  いちご        2キロ

  レモン        2個

  グラニュー糖    いちごの重量の50%

 < 作り方 >

 1.イチゴを洗ってヘタをとり、適宜水でゆすいできれいにする。

   傷んだ部分は取り除き、軽く水気をとっておく。

   (ヘタと傷んだところを取ったら2キロのいちごが1.7キロになった。)

 2.1のいちごの重さを量り、その半分のグラニュー糖を用意する。

   アルミ以外の鍋(あるいはボウル)にいちごを入れて、4分の1量だけ

   残して砂糖をまぶす。

   (ここでレモンの搾り汁も入れると、いちごがやわらかくなって水が上

    りやすいそうだけれど、私はペクチンの少ないいちごを固まりやすくさ

    せるために後からにした。砂糖を一気に混ぜないのも同様の理由。)

 いちごからたっぷり水が出てくるまで数時間、置く。

   (5~6時間放置しておいたけどなかなか水が上がってこなかったので

    鍋ごと冷蔵庫に入れて一晩置いたら、翌朝たっぷり水が上がっていた。

    これでOK!)

 3.鍋を火にかけたら強めの中火で煮始める。

    (この時点であたりに広がるいちごの甘い香り!!!)

    沸騰するとどんどんアクが出てくるので、丁寧にすくいとる。

    (ここで、ほんとに取っても取っても一気にどんどん泡が出てくるので

    ちょっと焦るけれど、ここで焦ってはいけない。ネットで見るとできる

    だけ強火で短時間煮るのがいちごの風味を損なわなくていいの

    最長でも20分以内、とかアクが残ると白っぽいジャムになってしまう

 とかいろいろ書いてあるけど、2キロのいちごともなれば煮詰めるの

    にはそれなりの時間はかかる。ここはじっくり落ち着いて。アクを取る

    のが間に合わなかったら火力を下げたりしながら丁寧にすくい続けれ

    ば、最後は驚くほど透明になってくる。

 残りの砂糖を入れて煮溶かし、レモンの搾り汁(種があるので茶こし

    で漉しておく)も入れて混ぜる。

  4.ある程度まで煮詰まってきたらジャムテストをする。

    水をコップに入れて、その中にジャムを一滴たらし、ぱぁーっとすぐに

    散ってしまったら固まらない。散らずに沈んでいくようならOK!

    (何度かジャムテストをして、完全ではないけどだいぶ重くなってき

 ところで火を止めた。この段階でゆるめでも、冷えると固まる。)

 5.鍋の火を止めたら、あらかじめ煮沸消毒しておいたガラス瓶などの保

    存容器にジャムが熱いうちに詰め、きっちり蓋をする。

    冷めたら冷蔵庫へ。

    (うっひゃあ~! できあがり~♪)

**************************************************************

そして、できあがったいちごジャムは、220グラムのボンヌ・ママンのジャム

6個分に、アオハタの小さいジャム瓶に半分。何やらいい感じです(^-^)

いちごがまるごとボコボコ入ったプレザーブスタイルのいちごジャム。

こんな大量に作ったのは初めてだけど、その割にはうまくいきました。

驚きなのは、いちごを煮ているあいだも煮終わった後も部屋じゅうがいちご

の匂いになったばかりか、鍋の前にずっと立っていた私まで全身いちごの

匂いになってしまったこと。もう部屋の中どこに行ってもいちごの匂い。

夜、バスルームで髪を洗おうと頭にシャワーをかけたら、ぶわっと立ち上る

いちごの匂い。すごいです。これじゃまるでいちご星人だー! ☆△○□

12ichigo_jam_01

それで、iいちごを煮ている間にアクをすくい続けると、どうしても泡だけじゃ

なくてエキスもすくえてしまうのだけれど、それも捨てるにはもったいないの

で、泡の部分だけ取って少しお湯で薄めてゼラチンで固めてみた。

ジャムを作った副産物でできたいちごのゼリー。

12ichigo_jam_04

すごくきれいな色!

そしてこれがまた、ものすごく濃厚で香り高くて、こんないちごゼリー食べ

たことない! ってくらいにおいしいんですよ。これはまたやってみたい。

すごく贅沢ないちごゼリー。

メレンゲと混ぜたらいちごのムースになる。

そして水曜の朝、さっそく出来立てのいちごジャムを食卓に。

12ichigo_jam_03

国産の有機いちごとレモンとお砂糖だけでできたいちごジャムは甘さもほど

よく、何より香りがフレッシュでおいしかったです。

「こんな贅沢ないちごジャムはないよ!」と娘。

トーストしたパンにつけても、プレーンヨーグルトにかけても。

本当は糖度30~40%くらいで作ろうと思ったけど、あんまり糖度が低いと

日持ちしないそうです。また、たいていの本やサイトには使う砂糖はグラニ

ュー糖と書いてあるけど、砂糖自体の雑味と色がなく、癖がなくキレイな色

に仕上げるにはグラニュー糖がいいけれど、そうでないなら、きび砂糖でも

なんでもいいらしい。この次は別の砂糖でトライしてみたい。

というわけで大成功のいちごジャム。

いつか友達がお母さんの家庭菜園で採れたブルーベリーでジャムを作って

持ってきてくれて、こんなのを作ると私もその友達に届けたくなってしまうけ

れど、彼女はいまアンタッチャブルだからしょうがない。

これだけあっても家で食べたり友達にあげたりして、意外とあっという間に

なくなっちゃうかもしれません。

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2012年4月17日 (火)

魅惑の猫ボックス

12neko_box

相変わらずパンダ(近所のノラ猫)は毎日のように私たちが夕方買い物に出て行くと

「待ってました!」とばかりに道に出てきては、「今日もくれるよね? くれるよねったら

くれるよね?」とでもいうように「にゃーん、にゃーん」と鳴きながら、あっちでごろりん、

こっちでくるりん、とやりながら、その大きな目をくるくるさせてこっちをじーと見る。

その愛嬌のよさったら、人間の女の子でいうところのコケティッシュそのもの。

それですっかり我々も猫エサがなくなるころには買いに行き、買い物に行くときは常時

ポケットに猫エサをしのばせているという有り様。しかも猫エサを買うときだって私など

しばし入念に箱の表示を見くらべてはどっちがおいしいかと真剣に考えるアホらしさ。

件のパンダは、いちばん最初こそモンプチのカリカリをうまそうに食べていたけれど、

最近はもっぱらシーバの『香りのマグロ味セレクション』がお気に入りである。

パンダはたしかにほかの猫にくらべると格段に表情豊かでかわいらしいけれど、家に

帰ってさして興味のない息子にまで「あの猫はほかの猫とはぜんぜん違う」なんてい

いだすあたり、ちょっとヤバイぞ、と思う。

とはいえ、そんなに懐いている風なのに、ちょっと触ろうと手を出しただけでサッと身を

かわすあたり、どこまでいってもノラなのだ。

先日、大の猫キチの友人に会ったときに、「そういえば前にわざわざ青山までカゴ持

って出かけてノラ猫連れてきたっていってたけど、そういう猫って懐くものなの?」と聞

いてみたところ、連れて帰ってしばらくのあいだはずっとニャーニャー騒いで「いますぐ

私をもとのとこに帰して! こんなとこ私の住むとこじゃないわ!」といっていたのだそ

うだけれど、しばらく経ったころにパタッと「私はわかりました」という顔をして、それ以

来はすっかり彼女の家の子になったそうだ。

その「私はわかりました」っての、なんだかすごくわかるなあ~、といって帰って来た。

はたしてパンダもそうなるものかどうかは不明だけれど、常日頃、生きものは子ども

だけでじゅうぶん! といってきた身としてはそうそう猫も飼えそうにない。

だから、というわけではないのだけれど、先日ミネットさんからメールマガジンがきて

思わず一目惚れして衝動買いしてしまったのがこれだ。

いわく、『魅惑の猫ボックス』。

商品名からしてそそる名前じゃあーりませんか。 

そりゃそうよね。『ミネット』って、フランス語で猫って名前を店につけるくらい店主も猫

好きなんだから。

上の写真の、かわいい切手とポンポンのついた箱の蓋をあけると、まずこんな手書

き文字が出てくる。(私は蓋のカレンデュラらしき切手も好み♪)

12neko_box_06_2

小学生みたいな文字とイラストがにゃんだかレトロでキッチュ。

で、さらにあけると、じゃ~~ん!

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3匹の小さな猫さんとごはんのお皿がヒモでくくりつけられているのだ。

(ここで、猫の大きさに対して皿が大きすぎるんじゃないの? と娘が鋭いツッコミ。)

でも、いいんだ。かわいいから。

上から見たところ。

12neko_box_03

出してみたところ。

私はこの左のとぼけた顔の猫さんが気に入った。

12neko_box_02

後ろから見たところ。

後ろ姿もたまらない。

12neko_box_04

これ、手に入れたのはちょっと前のことなんだけど、なんだかもったいなくてまだ箱に

しまったままだ。そのうちまた本棚にでも飾るつもり。

猫を飼いたくてもなかなか飼えなくて、外に愛人、ならぬ愛猫がいる身としてはこれも

いいかにゃあー、というところ。

制作したのは去年、やっぱり超!!!!ネコキチのハンタさんの誕生日にプレゼント

して喜ばれた『ネコマフラー』を作ったおるがん社さん。

おるがん社さんもきっと大の猫好きなんでしょうなあ ・・・・・・

そして今週は2年ぶりにそのハンタさんに会える! 

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2012年4月16日 (月)

オマーラが来る

Omara_4 

先日、ブルーノートでもらってきたフライヤー。

オマーラ・ポルトゥオンドとチューチョ・ヴァルデスによ るデュオ。

オマーラが来ることはとっくに知ってはいたけれど、あんまり素敵なのでもらってきた。

二人が手をとりあって微笑んでいる表情がすごくいい。なんともいえない幸福感。

何より80歳を越えたオマーラのこのラブリーさ!

素敵です。

私がオマーラを知ったのはたぶん皆さんと同じ、このブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

の2枚のCDを聴いてから。

Buena_vista_01_2  Buena_vista

この2枚は当時まだ小さかった息子の散髪をするときの定番ミュージックで、家では

通称『床屋ミュージック』と呼んでいた。それはどこかレトロなその音楽が、散髪屋の

昔ながらのしましまネオンを思い出させたから。

これ、いま聴いても(というか少々年をとったいま聴くとなおさら)いいんだよなあ ・・・

南米的エレガンスとでもいいたいような、ロマンティシズムに彩られた幸福感あふれ

る音楽。愛というものが、なんのてらいもなく、また妙な照れもなく、自然に詩とともに

ある成熟した大人の音楽。

左のCDで年齢をまったく感じさせない青年のような朗々たる甘い声を聴かせてくれた

イブライム・フェレールさんも2005年に亡くなってしまった。そして、そのイブライム・

フェレールとのデュエットで、凜としたなかにも愛情深いドラマチックな歌声で魅了して

くれたのがオマーラだった。まるで大輪の薔薇のような華やかさ。

伝説のピアニスト、チューチョ・バルデス率いるキューバン・ジャズ・バンド『イラケレ』

のCDも1枚だけ持ってたんだけど、どこいっちゃったかな。

そういえば、映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』を撮ったのもヴィム・ヴェンダース

だった。なんだかまた観たくなってきちゃったなあ ・・・・・・

 * この二人のデュオの詳細は、ブルーノート東京まで

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2012年4月15日 (日)

昼寝とマンガ、あるいはクッキーを焼くこと。

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突然なんだけど、女の人がよく使う『自分にご褒美』って言葉がどうも苦手です。

単純に、自分だったら『ご褒美』は思いもよらぬときに人からもらったほうがずっと嬉

しいし、ありがたみがある。本来、ご褒美ってそういうものなんじゃないか、とも思う。

お殿様が侍従に、「そのほうに、褒美をとらす」とかね。

それに女の人がそれを使うときって、たいてい何か欲しいもの(とくに高額のもの)を

買うときの言い訳というか、口実にすぎないんじゃないかと思うからだ。

いつか、樋口可南子さんの着物の本を読んでいたら、彼女ほどの女優さんであって

も欲しいと思うときにいつでも欲しい着物が買えるわけではなくて、大変な舞台を演り

終えたときとか、映画を1本撮り終えたときに、それこそ頑張った自分へのご褒美とし

て欲しかった着物を買う、とあって、そういうのならわかるな、と思ったけれど、ふつう

の女の人は全然そこまでいかないレベルで、年じゅう自分にご褒美といっては高い服

を買ったり高い外食をしているように思う。痩せなきゃ痩せなきゃといいながらせっせ

と自分にご褒美の甘いものを食べたり ・・・・・・

誰か、なのか何か、なのかはわからないけど、何かに言い訳したり口実つけなきゃ手

に入れられないものなら、そんなの気が重いからやめたほうがいいと思うし、単純に

欲しいなら「欲しいから買っちゃった~♪」(アッケラカン)でいいと思うんだけどね。

でも、まあ、それもあくまで私の個人的な話。あなたを責めているわけではないからく

れぐれも私にクレームのメールを送ったりしないように。


そして先日ラジオを聴いていたら、冨永愛にその日のテーマであった「あなたにとって

自分へのご褒美とは?」と聞かれたはなちゃんの答えが可笑しかった。う~ん、と考

えてからはなちゃんがいったのは、「昼寝」。昨日は一日頑張って仕事したから今日

はちょっと昼寝しちゃおう! とか思うのだそうだ。そして、その際にマンガがあったら

もう最高のご褒美なのだとか。へぇ~と思って聞きながら、それくらいならかわいいも

んだし、それってありかもしれないなぁ~と思った。うちの娘は年中やってるけど、考

えてみたら人の親というものになってからは、昼間からゴロゴロしながらマンガを読ん

で、うとうと惰眠をむさぼる、なんてことはついぞしてない気がする。いや、していない。

それってたしかにご褒美かもしれないなあ~、と何やら妙に納得したのでした。


それで今日、昨夜なかなか寝つけずに明けがた変な夢を立て続けに見ていささか寝

坊して起き、遅い朝ごはんを食べて何も予定のない休日をボケボケすごしていたら、

父から電話があって「いまから行くから」という。「今日は家にいる?」でも「これから行

こうと思うが」でもなく「いまから行く」だ。ときどきこういう電話がくるんだけど、まいる。

今日なんかまだ日曜だからいいものの、平日に机の上も下も資料でとっちらかして仕

事しているときにそういう電話をされると、いくら私でもキレそうになる。

今日は今日で、あまりキレイとはいえない部屋の中でまだパジャマを着たままコンピ

ュータの前にいるときだったから、びっくりして「なんで?!」と聞けば、「なんでってこ

ともないけどいつも散歩してるから、ごにょごにょ・・・」とわけのわからないことをいう。

わざわざ今日持って来なくてもいいものを持ってくるという。悪いけれど今日はお断り

した。先週、体調の悪いのをおして食事会をしたばかりだったし、まだあれからたった

1週間だ。それに日曜は自治会の定時総会で書記なんてのをやらされて心底つかれ

たのだ。勘弁してくれ。

父はまだしのごのとねばっていたけれど、私だって疲れてるときもあればたまには自

分のペースですごしたいときもある。それになんの予定もない今日はのんびりクッキー

でも焼こうと思っていたのだ。

父の電話を切ると、ほかにもあきらかに2人ホッとしている人がいた。

彼らにも彼らのペースがある。

父は10分で帰るというけれど、電車に乗ってわざわざ来た人を10分で帰すわけに

はいかないし、かといって父がいるあいだは山手線のように同じところをぐるぐる回る

話をただ聞いてなくてはならなくて他のことが何もできないのだ。これもまた疲れる。

「来たい」という人を断るのもあまりよい気分ではないからすっかり休日ののんびりム

ードはそがれたけれど、午後遅くなってからコトリのクッキーを焼いた。

日曜日にクッキーを焼くのは私にとってはご褒美でもなんでもないけれど、ただいつも

なら夜しかできないことをまだ日のあるうちに時間を気にせずできるのは休日のよい

ところかな、と思う。今日のクッキーは強力粉を使った黒糖しょうがクッキー。

いつかゴールデンレシピができたらアップしようと思うのだけれど、いつも「ま、こんなも

のか」くらいのおいしさなのでアップできない。

才能ないのね。

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2012年4月14日 (土)

4月半ば

12shidare_zakura_01

昨日の夕方から降り始めた雨がやまない朝。

雨の土曜日。

歩いてプールに行くのもこれで何回めだろう?

遠目にもここの枝垂れ桜が咲いたのはわかった。

ひときわ濃いピンクだから。

おととい昨日の初夏の陽気はどこへやら、冷たい雨、それに風もある。

「この雨で桜も終わりね」

一緒に歩いてたクラブの人がいった。

4月になったと思ったらもう半ば。

そしてこの4月が終われば今年ももう3分の1が終わりだ。

ちょっと早すぎやしないか?

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2012年4月13日 (金)

助けてくれ、君が必要なんだ!/ヴィム・ヴェンダースの『リスボン物語』

Lisbon_story_3

落ちこむ、とまではいかないまでも、自分のなかで何かがうまくいってなくて、なんとな

く気分がローのとき、たまたま入った書店で何気なく手にとって開いた本のページに

まるで今の自分への神さまからの啓示なんじゃないかと思うような言葉を見つけると

きがある。つまり、それこそが直感力というものなのだろうけど、この映画を観ようと

思ったのもほんの気まぐれからだし、映画の3分の2あたりまでは、観終わった後に

こんな気持ちになろうとは予測もしていなかった。ヴィム・ベンダースの映画は映像の

美しさや構図の見事さ、音楽の使い方のうまさなんかで引きこまれるけれど、一方で

話の展開はやや冗長、というか退屈なところがあって、観るのに根気を要するところ

がある。この『リスボン物語』もそうで、実は途中までは退屈しかけていた。それを引

っぱり続けていたのはシーンにたびたび挿しこまれる重々しくて不穏なBGMが、この

先に何か恐ろしい展開があるんじゃないかと思わせる、妙に意味深でミステリアスな

効果をあげていたことと、それからひょうきんで冴えないルックスの主人公の魅力に

けっきょくのところ惹かれ始めていたのと、映画の中でカタカタと音を立てて回される

手回しカメラのフィルムから映し出されるリスボンの街が、主人公が今いる現実の街

以上に光り輝いて見えたことだ。そう、この映画は映画のための映画だ。


ある日、主人公の男フィリップ・ヴィンターが久しぶりに家に帰ると、うず高く積まれた

新聞やDMや郵便物のなかに、親友の映画監督からのポストカードを見つける。そこ

には、「撮影を続けられなくなった。君の録音機材を持ってすぐに来てくれ。SOS!」

と書いてあった。フィリップは映画の音響技師。ポストカードの消印の地はリスボン。

それからフィリップは片足を骨折している身をおしてすぐに旅支度をしてドイツ・フラン

クフルトからクルマを運転してヨーロッパの国境を越え、一路ポルトガルの首都リス

ボンに向かう。でもこの男、クルマのタイヤは途中でパンクしてしまうわ、タイヤ交換し

ようとして新しいタイヤのほうを川に落としてしまうわ、けっきょくクルマはバーストして

使いものにならなくなってしまうわで、とにかく、とことんドジでツイてなくて冴えない男

なのだ。唯一それを救っているのは彼のユーモアのセンスと簡単にはあきらめない

性格くらい?

そしてヒッチハイク同然でやっとリスボンの街に着いてみれば、フィリップをよんだ当

の親友のフリードリッヒはいない。いったい彼はどこに行ったのか? 仕方なく音を録

りに街を徘徊するフィリップのまわりに、幻影のようにちょこちょこ現れる謎の少年。

このあたり、まるでフリードリッヒが街でカメラを回していて何か重大な秘密に気づい

てしまい、深刻な事件に巻き込まれたかのように引っぱるわけです。

だけれどもさんざん引っぱった後で、意外にもあっさりとフリードリッヒはフィリップの

前に姿を現す。それではいったいフリードリッヒの身に何があったのか? というと

これがまたいかにもドイツ人らしいというか、深遠にして哲学的問題をはらんだ、実

に極端で、ある種シュールでクレイジーでさえある思わず笑っちゃうようなことなのだ

けれど、それで今まで真剣にフリードリッヒの身を案じて探し続けてきたフィリップが

呆れてドイツに帰ってしまうかと思えば、ここからが凄く良い!

つまり、もう映画監督である自分自身にも自分の撮るものにも徹底的に嫌気がさし

て絶望したフリードリッヒに対してフィリップは彼一流のユーモアセンスにあふれた

やり方で彼を叱咤激励するのです。それは私なんかがやったらともすると「おめー、

オレを馬鹿にしてるんじゃねえの?」といわれそうなやりかたなのだけれど、もちろ

んフリードリッヒとフィリップは気心の知れた無二の相棒。真意は見事に伝わって、

フリードリッヒのハートをぶち抜き、彼は息を吹き返す。そして、そこからの映像が

またハチャメチャに楽しくて素晴らしい!!!

そして私がこの映画から受けとったメッセージは、「自分を信じろ。自分の目を信じ

ろ。それさえできれば君にはまだじゅうぶんに魔法を生み出せる力があるんだ!」

ってこと。驚くべくはフィリップで、この非力そうなからだつきをした冴えないルックス

の男が最後はこんなにも魅力的に見えてしまうなんて。今まで観た映画でも初めて

のことかもしれない。彼のユーモアセンスは苦境をやりすごすには最高の知恵にも

思えるし、苦難を乗り越えて友のところに駈けつけたところなんぞは友情の厚さを感

じるし、簡単にあきらめない我慢強さのなかには人を理解しようとする気持ちと映画

に対する熱い情熱があればこそなのだった。つくづく人間、見た目じゃありません。

それこそちゃんと本質を見抜く目を持たなきゃですね。そして何より持つべきものは

SOSを出したらどんなときでも駆けつけてくれる素晴らしい友!


人間だれしも時に自分が無力に、空っぽに思えてむなしくなるときや、やる気が全然

起きないときなんかがあるけれど、そんなときに観たら何らかのメッセージをもらえて

元気になれそうな映画。とくに実際に映像を撮っている人ならなおさら。

『明るい太陽の下では、音さえも輝く』とは、真実にして、なんて素敵な言葉!

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2012年4月12日 (木)

今日の君

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いまや盛りのソメイヨシノと、

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一気に咲き始めた里桜。

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そして、花吹雪 ・・・・・・

大気にはすでに夏の気配が感じられる午後に。

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2012年4月11日 (水)

メタモルフォーシス

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女の時間にはいろいろあって、男の子となんら変わりない無邪気な子ども時代から、

センシティブでデリケートな少女の時間、それがけっこう長く続いて母とやりあう娘の

時間、それから大人の女としての時間が始まって、その個として最も自由な時間を経

て結婚して制限のある妻の時間、子どもを産んで母の時間、そしていつしか中高年、

老年期、おばあさんの時間へと、年齢と経験に合わせて時間軸は変遷してゆく。

もちろん、男にだってそれはあるだろうけど、女性のようにからだのなかから生理とし

てそれを体験、認識してゆくのと、また社会や異性からの圧力で強制的に意識させら

れてゆくのと違って男性は女性ほど境がはっきりしていないように思う。世の中には

子どものまま大人になってしまったような男がたくさんいるのを見てもしかり。私の結

婚相手は2人の子どもがいるにもかかわらず「1人になりたい」といったものだから、

私の両親は激怒してしまった。当然だ。それで7年の、あまり安寧とはいえない専業

主婦生活からいきなり2人の子どもとともに放り出された私は、まるで地中深くから

いきなり地上に引きずり出されたモグラみたいなものだった。しばらくは眩暈ばかりし

て動けなかった。

いきなり地上に引きずり出されたモグラ、あるいは飛び方を忘れた鳥。

ある人は私に、『神さまは最初からその人に越えられない試練など与えない、充分に

越えていける力を持った人にだけそれは与えられるのだから、あなたはだいじょうぶ』

といった。確かにそれはそうかもしれないとは思ったけれど、そんなどこかからとって

つけたような言葉は私にはなんの励みにもならなければ、気休めにもならなかった。

それからこれまでの時間に私にもたらされたものは何か。

少なくとも結婚しているときよりは自由になった。

1人で考える時間だけはたくさんあったから、それなりに賢くなった。

そして、単純に年をとった。それだけ。

残念ながら、というか、少々情けないことにこれだけ時間が経っても私はまだ綱渡り生

活をしているけれど、お陰でもともとよかったバランス感覚にさらに磨きがかかった。

いいことかどうかはわからないけれど、バランス感覚が悪ければ確実に落っこちてた

と思う。自分ひとりならいざ知らず、子どもがいたら落っこちるわけにはいかない。

昨日会った友達とはそんなころからのつきあいで、私がもっともつらかった時代に支

えてくれた友達の1人でもあるのだけれど、久しぶりに話したら、彼女は彼女で知らぬ

間にあたらしい領域へ移行したようだった。つまり、あたらしい時間軸へと。

いつも書いていることだけれど人は何より痛みによって覚醒され、思考は1人の時間

によって熟成される。(もちろん1人でいさえすれば熟成されるわけじゃなくて、とことん

考えなけりゃ駄目だけどね。)そして、彼女の思考もまた1人の時間によって熟成され

たようだった。それは私がいままで知っているどの彼女とも違って、とても静かな大人

の顔をしていた。

女だって結婚したらいきなりなんでもできる妻になるわけではないし、子どもを産んだ

らいきなり良い母になるわけではないのだ。彼女にだって、夫の机の引き出しから昔

の恋人の写真(しかも美しい)が出てきて怒って私に電話してきたり、「今日の夕飯の

エビチリがめちゃめちゃうまくできたのよ~!」といってメールしてきたかわいい時代

があるのであって、妻になるのも親になるのもそれなりに時間がかかるのだ。結婚生

活が駄目になったとき私が思ったのは、「もう少し待ってほしかった」だ。人は急に大

人になれない。男も女も「この人」と決めて結婚したなら、相手が成長をするのをある

程度がまん強く待たねばならない、あるいは、待ったほうがいい、と思う。

そう、それも今になって思うことだけれども。

友達が移行した時間軸はあきらかに知的作業があって行きついた先だと思うけれど

得ることはいつも失うこととイコールだから、同時に私には彼女が失ったものも思わせ

た。けれど、それによって彼女が楽になったというならそれでいいのかもしれない。

彼女にはダンスに夢中な光り輝くミューズみたいな女の子がいて、いま彼女はその送

り迎えで忙しい。でも娘が踊っているあいだに突如できた空き時間で、彼女は昔の、

独身だったころの自由な時間感覚を思いだしているところなのだそうだ。その感じは

私にもわかる。それは結婚して以来、主婦の彼女にはまったくなかった時間だから。

わかるからその邪魔をする気はないし、またその時間が彼女に何をもたらすのかは

わからないけれど、願わくは時間をこえて、この先もおつきあい願えたらな、と思う。

数少ない、話ができる友達として。

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さくら、満開になったと思ったら今日はもう強風に雨、だ。

濡れた舗道を埋め尽くすさくらの花びら ・・・・・・

それでもまだ満開のさくらを下から見上げると、いっせいに花々の瞳にみつめられる

思い。集団にして個。群衆であってワンネス。の、強い思いを感じる。

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2012年4月10日 (火)

JANE MONHEIT with IVAN LINS@BlueNoteTOKYO

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やっぱり春は何かがうまく噛み合わないみたいでうまくいかない。

今朝7時半に滅多にないこと親友のMちゃんからメールがきて、「今日、何時にどこで

待ちあわせましょうか?」というのを見てびっくり!

一気に汗が噴き出して寿命が3つくらい縮まった。

そう、なんと私ともあろうものがイヴァン・リンスのライヴのスケジュールを1週間違えて

インプットしていたのでした (>_<)

なんたって、てっきり来週の火曜だと思っていたからまったくの想定外でうっかり別の

友達との食事の予定は入れてしまっているわ、昨夜も遅くまで仕事していて眼精疲労

でひどく疲れた顔しているわで、別のミュージシャンだったらもうすっかりめげてドタキ

ャンしそうなところを、でも、年に1度行けるか行けないかのブルー・ノート。しかも2年

ぶりのイヴァン・リンス! ときたらもう行かないわけにはいかないでしょう。

ということで、別の友達には「すまん! ニアミスしました」とキャンセルの連絡を入れ

Mちゃんにはさっそく連絡をして行くことに。けれど、なぜかこういう日に限って仕事も

バタバタするもので、午後は午後で悪戦苦闘。やっとのことでそれを片づけて、それ

から家の掃除をして夕飯作って、満開の桜が散り始めた春の宵に家を出るころには

もう目もかすんで、会うなりMちゃんには「もしかして目、そうとう見えてない?」と聞か

れる有り様で。「うん。見えてない。それに眼鏡も忘れた」というとMちゃん、「じゃあ、

前のほう行かなきゃ!」というわけで案内された席はなんと最前列のテーブル、しか

も私の席はイヴァンが座るキーボードの斜め前あたり。近い、近すぎる ・・・・・・

「ブルー・ノートでこんな前で見るの初めて」というMちゃん。

オーダーした飲みもの(私のはLet's Touch The Sky Blueというきれいなブルーのカ

クテル)がテーブルに運ばれて、飲み始めて少したったころに会場がとつぜん歓声で

沸いたと思ったら今夜のバックバンドのメンバーに次いでジェーン・モンハイトが登場。

アップテンポのスタンダード・ナンバーをそつなく歌う姿はまさしく Sophisticated Lady

といったところ。その堂々たる歌いっぷりは貫録ありましたね。

1曲歌ったところでモンハイトに呼ばれて出てきたイヴァン・リンス、その最初の曲は

なんと今日家を出る前に家で聴いていた『Time After Time』でした。やさしくてあたた

かいイヴァンの声。後で聞いたところによると、友達はこのイヴァンの第一声にぞくっ

としたのだとか(^-^)

それから約1時間半近く。

2人の関係の良好さを伺わせるような歌とお喋りで実にリラックスした楽しいライヴが

続き ・・・・・・ 。イヴァンのライヴに行くといつも思うのは、女性以上に男性ファンが多

いこと。それもかなり詳しくて熱狂的なファン。今夜も私たちのテーブルで相席だった

左の年配男性はずっと英語でイヴァンに話しかけ続けるわ歌うわ合いの手入れるわ

で、最後はモンハイトに指さされるくらい。そんなファンがフロアのあちこちにいて。

今夜の聴きどころはなんといってもこの2人のコラボレーションを生で聴けるところだ

けれど、個人的にはデュオでやった.『RIO DE MAIO』、『COMECAR DE NOVO』が聴

けたのがよかった。そして何よりアンコールでやってくれた『LOVE DANCE』を聴けた

こと! ・・・・・・ 堪能しました。

そして伸びやかで透明感のあるエアリーな声はどうしても誰かさんを連想させ、演奏

が終わるなりMちゃんが口を切っていった言葉が私が思ってたことと同じだったので

可笑しかった。まあ、それだけ私たちは誰かさんのことを想っているってわけですが

そういうファン心理ってミュージシャンにとっては鬱陶しいだけなのかなあ ・・・・・・

それともうひとつ、私にとってはおととしのコットンクラブ以来2年ぶりのイヴァン・リン

スだったわけなのだけれど、今回痛感したのは「イヴァン、年とったなあ」ということ。

たまたま今回の体調などもあるとは思うけれど、声が出なくなったし以前より歌えなく

なったような感じがした。それを若いモンハイトがフォローしているような感じ。だから

といってライヴ全体の何かが大きく損なわれるようなことはないのだけれど、イヴァン

の肉体的衰えを感じざるを得なかったのもたしか。来日のたびにふくよかになられて

いることから老婆心ながらいってしまうと、少々ワークアウトとケアが必要なのかも。

好きなミュージシャンにはいつまでも現役でいい音楽をやり続けてほしいから。

ブルー・ノートは通常2ステージの入れ替え制で、たいてい私たちはファースト・ステー

ジに来るので演奏が終わるとほどなく出て行かなきゃならないのだけれど今夜はセカ

ンド・ステージなので少し余裕があり。すると、こんなこと初めてだったけれど、「記念

の写真撮影はいかがですか?」とカメラマンが席に回ってきたり、それから「あちらで

イヴァンのサイン会をやりますよ」とスタッフがいいにきたり。

それで私たちもお会計をすませてそこに行くと、ファンたちがイヴァンをとり囲んで楽し

げに談笑したり、まるで友達のように肩を組んで記念写真を撮ったりしているところだ

った。「いいなあー」というMちゃん。「カメラ持ってるわよ」とはいったものの、なんたっ

てお疲れモードで来たものだから気後れしてしまってそうまでするには至らなかったの

でした。そこでMちゃんに頼んでテーブルカードにしてもらったイヴァンのサイン。

(友達の言葉がよく聞き取れなかったのか名前のスペルが変ですけど。)

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英語が駄目な私と違って国際結婚のMちゃんは英語でサラッと今日の感想を伝えて

イヴァンに感激のポーズをされておりました。やっぱりちょっとくらいは英会話ができな

いと駄目ね~ と痛感 (>_<) ポルトガル語で話せたらもっといいんでしょうけど。

さらに外に出てしまってから、私には前々から今日みたいに直接コンタクトできるチャ

ンスがあったら絶対しようと思っていたミッションがあったことを思い出し、撃沈。

それを息子にいったら「来年もまたくるよ」といわれたのでした。

この次イヴァンが来るときは、やっぱりいつものメンバーひっさげて来てほしい。

そして私もこの次そんなチャンスにめぐりあえたら、気後れしないピカピカのハイで元

気な状態で臨みたい。と、心底思います。

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2012年4月 9日 (月)

幻想的

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なんていう桜だろう ・・・・・・

これも桜。

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しばしファインダーのなかの色彩に遊んだ。

私に絵が描けたらなって思う瞬間。

水彩画にしたい。

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春うらら

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今日は一日風もなく、天気もよくて暖かったのに、ひと仕事終えてひどい眼精疲労を

抱えて気分転換に外に出ようとしたらもう夕方だ。

でも、なんとか日のあるうちに間に合った。

自転車でひとっ走り。

霊園の桜。

夕方だというのに、昨日までの寒さが嘘のようにあたたかい。

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それにしても霊園の桜って、なんてなまめかしいんだろう。

大いなる死の領域にある生だから?

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だんだん日が暮れてきて、空の翳りのなかで揺れる白い桜に目をとめて自転車を降

りて見上げてたら、とつぜん横から燦々と斜陽が桜を照らし始めた。

ほんの一瞬のことだったけど、こんなとき彼女ならいうかな。

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世界はときどき美しい ・・・・・・

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花のある本棚

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花のある本棚。

いい感じ。

今日、外はだいぶ暖かいようだけれど

相変わらず部屋の中はひんやり。

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幸福の王子の瞳にいま映っている景色はしあわせ?

それとも、ふしあわせ? 

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2012年4月 8日 (日)

枝垂れ桜

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今日も風が強いからなかなかピントが合わないのだ。

花かんざしみたいな枝垂れ桜。

そして、これは龍みたいな雲を携えた昨日の満月。

今週はいらないものをつぎつぎ手放していく週にしよう。

心頭滅却、黙々と仕事をしつつ。

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新しい花瓶とライラックと

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日々、生まれては消えてゆく色やかたち、感情 ・・・・・・

時折り、消えていかずにいつまでも滞ってしまう厄介な感情があって、

家族のあいだでぎくしゃくと気持ちが噛み合わない日。

そんな日も、いつもとおなじように花を束ねるのが仕事の花屋と

そんな日も、いつもとおなじようにごはんのしたくをするのが仕事の私と

陽はあるけれど風が強くて寒い日曜の午後の数時間を

いつもより少しぼんやりとすごす。

店の前にはまるで『スズメのなる木』とでもいいたいような木があって、

北風のなかでもたくましく元気なその小さなまるまるした姿にみとれる。

先日、娘のお祝いにいただいたkeino glass さんの花瓶。

見たときにこれには白と紫のライラックが似合うと思ったの。

それでさっそくライラックの花を2本買って、また北風のなかを自転車飛ばして帰った。

ちょうどJ-WAVEで『サウジ・サウダーヂ』の始まる時間で、ラジオから流れるブラジル

音楽を聞きながらお湯を沸かして珈琲をいれた。

新しい花瓶に生けたライラックは娘の机の上に。

シンプルなかたちのいい花瓶はいくつあってもいい。

大昔、結婚したばかりのころに渋谷の『アフタヌーン・ティー』で買った花瓶もまだ壊れ

ずに使っているし、10年以上も前にMちゃんからもらった花瓶もまだ愛用してる。

背の低い花瓶は食卓の真ん中に置くのにちょうどいいから、この花瓶は娘にときどき

貸してもらうつもり。

Rさん、ありがとう *

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2012年4月 7日 (土)

花冷え

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これも毎年のことだけれど、気温が上がってソメイヨシノがいっせいに咲きはじめると

また一気に気温が下がって寒くなる。

花冷えのなか、今日2週間ぶりのプール。

外は寒かったけどからだに重く感じるものはいっさい着たくなくて、リネンのシャツにカ

ーディガンにレギンス、という軽装でシャツの裾をひらひらさせながら自転車飛ばして

出かける。行きは寒くても泳いだあとはたいてい寒くない。

帰りに交差点で信号待ちをしていて、ふいに思い立って右に行くところを左に行って自

転車を止めた。

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線路脇の、野火止め用水のほとりに咲いたソメイヨシノ。

観光地じゃないし、町中どこにでもあるソメイヨシノだから、わざわざ立ち止まって見て

行く人もいない。

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でも私は君をおぼえていたよ。

そして今年も君をおぼえていようと思うよ。

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桜っていうのはどうやっても一心な花で、小さな橋の欄干に立ってしばらく眺めている

うちに、そんなことを思ってしまう。

今年の桜は今年の桜。

去年のとも来年のとも違う。

わたしのこころもそこに寄り添う。

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今年はなんどでもいうよ。

いまひとたびの、さくらさくら。

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これは昨日、妹が持ってきた赤坂青野 の桜もち。

うっすらピンクと、

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白とあって、こし餡とつぶ餡。

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私は ピンクのこし餡が好み。

塩漬けの葉のほのかな桜の香りと、塩味と甘さの妙。

日本人に生まれてよかった。

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2012年4月 6日 (金)

父の誕生日

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1月に、父がいるときから今年の誕生日はうちでやろうと決めていた。

今日、父、81歳の誕生日。

細くて小柄で小食で、昔は胃腸が弱かった父が81歳まで生きるとは思わなかった。

たぶん、いちばん驚いてるのは本人。

父の友人たちも仕事仲間のほとんども、もうとうに亡くなってしまったし、私はこんなだ

し妹はまだ未婚だし、母の死後、親類たちともさっぱり疎遠になってしまったし、唯一

の生き甲斐だった仕事もクルマももうないけど、でもいまも、この先も「あー、生きてて

よかった!!」ってことがたくさんあればいいなと思う。

今日は子どもの誕生日をやるときのように食後にバースデー・ケーキにろうそく灯して

電気を消して、バースデー・ソングを歌って「父、81歳のお誕生日おめでとう!」とみん

なでパチパチ拍手をしたのに、父はかしこまったまま燃え続けるロウソクを眺めたまま

だ。「何やってるの、はやく吹き消してよ!」といったら、もの凄い形相で吹き消し始め

た。そのなんとも下手なこと。途中で咳きこみだすありさま。みんなで大いに笑った。

笑えてよかった。

でも、いまになってたぶん、今日のが父にとって生涯最初のバースデー・ケーキのろう

そく消しだったんじゃないかと思い当った。たぶんそうだ。父の子ども時代はそういう

時代じゃなかったというのもあるけど、小さいころに母親を亡くして3人も連れ子のい

る義母が家に入ってからはずいぶんとつらい思いをしたみたいだから。そう思うと何

やら感慨深いものがある。

妹は仕事帰りに来たから、彼女の食事が終わってケーキタイムが終わってしばらく話

したらもう10時になっていた。もうそろそろ ・・・・・・ と立ちあがった父はまだ妹がコー

トも着ないうちから玄関で靴を履いて待っていたと思ったら、玄関に飾ってあるMさん

の書をしげしげと眺めている。「いいでしょ。書家の友達が書いたんだ」といったら、

「なかなか趣きのあるいい書だね。この字なんか」といって指さしたりして、けっこう好

きらしい。そういえば、ときどき都バスのシルバーパスを使ってひとりで美術館めぐり

をしたり、古い三本立ての映画を見に小さな名画座に行ったりするといっていた。

いつもこの父は私たちがすでに耳にタコタコタコ ・・・・・・ ないい加減聞き飽きたこと

ばかりいってるから心底うんざりしてしまうのだけれど、意外とまだ全然しらない面が

あるのかもしれない。父のそういう面を引き出すにはどうしたらいいんだろう?


今日は先日作って好評だった春巻きとヤムウンセンと中華スープを作った。

先日よりうまくいってさらにおいしかった。

ともあれ父の誕生日がぶじ楽しくやれてよかった。

でも、前にも書いたかもしれないけれど最近、何かひとつイベントを終えるたびにホッ

とするのと同時に深く疲れるのはなぜだろう。一気に白髪が増えるような気がする。

今夜は神経過敏な息子と妹が顔を合わせるのに神経遣ったし、久々のおもてなしに

も少々疲れた。今年、私が家族に果たさなきゃならないことはあといくつあるだろう?

みんなは私を器用とかいうけど、実はがんばってこの程度なのよ。

でも、一日の労苦は一日にて足れり。

もう寝よう。

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2012年4月 5日 (木)

大島桜

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いきなり気温があがって今季初のぽかぽか陽気。

駅前の大島桜も咲き始めた。

風は相変わらず強いけど、あまい花の香りがして。

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私のバラ

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私のバラ、すごいよ。

元気な緑の葉っぱがもくもく出てきた。

(バラをやってる家は今ごろみんなそうだろうけど)

バラをやっててワクワクするのは花の時期はもちろんだけど、この緑が出てくるときが

1番かもしれない、って思う。

これから忙しくなるなあ。

これからは早起きしなくちゃ!

台風でやられなくてほんとによかった。

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四月の花

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私が選んだのは、ビバーナムと紫のライラックと花弁にグリーンのラインが入った

白のチューリップ。

フレッシュな4月の朝。

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昨日も大気は冷たかったけれどお店のなかは暖かかく、お天気がよかったせいか

ひっきりなしにお客さんが訪れて、しばし花の中で会話を楽しんでいた。

それはとっても日常的なことでありながらちょっと日常と違うのは、この空間が店主

のりかさんによって作られた特別な空間だからなんだろうな、と思う。

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昨日、目についたのは小さな黄色いスイセン。

そういえば私も『春は黄色から』って記事をいつかここで書きましたっけ。

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外のデッキの椅子の下にも黄色いスイセンが。

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ここに来るといつも誰かしらに会ってしまうのだけれど、昨日はいつか安西清香さん

のアロマのワークショップで一度だけご一緒したことのあるYさんが来た。

ピアス、私はしないけど、この日Yさんはフェルメールの『真珠の耳飾りの少女』みた

いな大粒のしずく型のバロックパールのピアスをされていて、とても似合っていて素敵

だった。清楚で素敵なひと。

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淡い春の花からヴィヴィッドな初夏の花へと移ろいつつあるコトリ花店で。

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2012年4月 4日 (水)

さくら満開

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天は凶暴なまでに荒っぽいやり方で地上を浄化していった。

まるで町ごと日本列島まるごと高圧洗浄したようなものだもの。

そうまでしないとならないほどこの日本は汚れているのか。

そうかもしれない、と思う。

けっきょく暴風雨は昨日の夜半まで続いた。

一夜明けた今日は嘘のような台風一過の青空。

清明というにふさわしい、明るく清々しい朝。

水道道路の前を通りかかったら、毎年いち早く満開になる桜が今年も満開に。

しばし散歩の足をとめて桜を見上げる人たち。

今年もまた、しあわせな季節の始まり。

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2012年4月 3日 (火)

クロヌマタカシ・さこうゆうこ二人展

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去年、『百草の庭』で買った、さこうゆうこさんのこのヒヤシンスポット。

ヒヤシンスが終わった後はふつうにフラワーベースとして愛用している。

透明度が高くてシンプルなガラスは何を生けても似合うし、テーブルフラワーのベース

としては大きさも小さすぎず大きすぎずちょうどいいのです。

その、さこうゆうこさんの展示が始まるという案内がきました。

今回は木工作家のクロヌマタカシさんとの二人展だそうです。

会期は、今月4月12日(木)~21日(土)まで。

『百草の庭』さんは木・金・土、11:00~16:00の営業です。

4月はなんだかあちこちでアートイベント目白押しですね。

時間や諸事情あって、行きたいところぜんぶには行けないのが残念。

二人展の詳細は『百草の庭』のサイトをご覧ください。


 百草の庭  道草マーケット Vol.4

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セツ展のお知らせ

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昨日、娘の入学許可書とともに『セツ展』のポストカードが届いた。

在校生のタブローの展示だそうです。

こういうの見ると、いよいよだなって思う。

私もたのしみです。

春の始まりはあたらしいことの始まり。

5月の半ばともなれば、セツのテラスも緑でいっぱいになっていることでしょう。

つるばらも咲いて。

OBの方、興味のある方はぜひ。

私も娘と出かけます。

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青白い紙

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一晩じゅう腹痛に苦しんで、あさ起きればまたもやすごい風。

強風になぎ倒されそうなバラの鉢を気休め程度に移動する。

それから朝ごはんのしたくをして食事をとりはじめたら急に熱が出てきて、眩暈と気持

ち悪さが臨界点に達してかろうじて薬だけ飲んで横になった。それから1時間ばかし。

薬が効いてやっと治まってきたので起きあがると、ふと鏡に映った自分の顔はぞっと

するほど青白い。ちょうど息子の病気がもっとも重かったころ、毎朝こんな青白い紙の

ような血の気のない顔をして起きてきた。その顔を見るたび心底ヤバイと思った。

気づくと息子が猫みたいな顔で心配そうにこちらを見ている。

いちど医者に行ったほうがいいんじゃないの、という。

でももっともツライときには医者に行く気力もないんだよね。

それに実際なんどか医者にも行ったけど、けっきょく何もわからなかった。

良い医者をみつけるのは難しい。

アンドルー・ワイルがいっていることの要の部分をそこそこ実践することはできるけれ

ど、厳密にやろうとなるとかなり難しい。それに私には悪いといわれてもやめられない

ことがあって、それは珈琲と黒胡椒と砂糖。医者の友人は食の好みなんて単なる癖

にすぎませんよ、という。そうかもしれないけれど、そういう彼にしたってストレスがた

まると甘いものを食べる癖がやめられない。この友人はちょっと前まで珈琲を飲むこ

とには否定的だったのが、いつのころからか、私が「でも私は酸化した珈琲なんか飲

んでませんから」というと、「高品質な珈琲は下手な薬よりいいからね」と同調するよう

になった。いつどこでそうなったんだろう?

珈琲は食事と一緒にとると鉄分ほかビタミン・ミネラルの吸収を阻害する。したがっ

てサプリメントなども珈琲をのんだら15分以上は空けて飲んだ方がいい。かわりに

珈琲は片頭痛を和らげる効果があったり、からだの代謝を高めたり、成人病予防に

効果があるともいわれている。

でも、先日あたり連日みぞおちが痛んだのと、潰瘍性大腸炎の息子には朝1の珈琲

はどう考えたってよくないので、朝だけはオーガニックのダージリンを飲んでいる。

それにもだいぶ慣れた。

先日会った友人も、かつては無類の珈琲党だと思っていたけれど、最近では珈琲は

たまにしか飲まないといっていた。朝はショウガをいれたミルクティーだそうだ。たしか

に珈琲はからだを冷やす飲みものだけれど紅茶はからだを温める。けれどもカフェイ

ンは珈琲よりも多いしステインも付く。牛乳はできれば飲まないほうがいいくらいだ。

いいだしたらきりがないね。

自己防御のために身内に毒を抱える生物はいっぱいいるけど、いったい毒を毒だと

知ってて自ら好んで食らう生きものは人間くらいのものなんじゃないだろうか。それと

も毒にもそれなりの効用があるのだろうか。

体調が悪いときにこの風の音はよくないな、と息子がいった。

ひとのからだも自然の一部である以上、自然と呼応して生きているから ・・・・・・


それにしてもほんとに今日のきちがいじみた風と雨の猛威は凄かった。

私もかつてはこういうなか都心まで働きに行っていて、自分がぶじ家に帰りつけるか

ということ以上にどれだけ家のことが心配だったかわからない。今日もこんななか通

勤していた人たち、お疲れさまです。

私にとってもつらかった一日の終わり。

いったい日本は(地球は)どうなっちゃったんだろう ・・・・・・

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2012年4月 2日 (月)

春を食す①春巻きとヤムウンセン

12harumaki

昨日じゃなくて先々週の日曜日、いつものようにJ-WAVEではなちゃんのタイ

ム・フォー・ブランチを聞いてたら、その日は『五反田で春を食べ尽くす』ってい

うのがテーマだった。それで、何を食べるのかなあ? と思っていたら、立てつ

づけに入った中華料理店とベトナム料理店で春巻きとヤムウンセン(タイ風春

雨サラダ)と生春巻きを食べていた。春だから春巻き、ってなんだか思いっきり

ベタな気もしないではないけれど、実際に春のお料理らしい。何より揚げ春巻

きを食べる音のおいしそうなこと!

それで、いきおい春巻きが食べたくなって、母の作る春巻きはおいしかったよ

なぁ~と、しみじみ思いだしたのでした。

実はわたし、春巻きって作ったことがない。

昔から餃子も焼売も作るけれど、なぜか春巻きは作ったことがなくて、どうも大

量の食材を切って炒めて冷まして、あのぴちっとくっついた皮を1枚1枚はがして

包んで揚げる、ってのが私にはハードル高かったわけです。でも欲と二人連れ

食べたいときがうまいとき、ってわけでついに意を決して(ってちょっと大げさか)

作ってみることに。

で、春巻きだけじゃかっこがつかないのでついでにヤムウンセンも。

結果、食材がだぶっている都合でこの2つの組み合わせは大変よろしく、かつ

とってもおいしかったので我が家の定番メニュー入り決定となったのでした。

というわけで、『春を食す』第一弾の以下、レシピ。

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春巻き 

≪ 材料 ≫ 10~12本分

 春巻きの皮     10~12枚

 豚もも肉       200グラム

 たけのこ       2分の1本(200グラム)

 しいたけ        3~4枚

 白菜          2~3枚

 春雨          50グラム

 にら          小ひと束(10本くらい)

 ショウガ、ねぎ      少々

 日本酒         小さじ1

 醤油             小さじ1

 塩              小さじ2分の1

 鶏ガラスープ        200cc(または水)

 ごま油            少々

 豆板醤           少々

 揚げ油           適宜

 片栗粉・水         各大さじ1

 春巻きをとめる糊  小麦粉(適宜)を同量の水でとく

≪ 作り方 ≫

1.ショウガとねぎはみじん切り、ニラは粗みじん切り、豚肉とたけのこ、シイタ

  ケ白菜は千切り。春雨はボウルに入れて熱湯をかけて10分置いてザルに

  あげ、 幅3~4センチに切る。春巻きの皮は常温にもどしておく。

2.大きめのフライパンか中華鍋に油大さじ1程度を入れて熱し、ねぎとショウガ

  を入れ、香りが出たら豚肉を入れて強火で炒める。豚肉に火が通ったらニラ

  と春雨以外の残りの材料を入れてさらに炒める。

3.春雨と鶏ガラスープを入れ、酒、塩、醤油、好みで豆板醤を加える。

  煮詰まってきて、スープが鍋の底に少し残る程度になったら水溶き片栗粉を

  加えてとろみをつけ、火を止める。

4.フライパンの中身をバットなどにあけて粗みじん切りのニラを加えて混ぜ合

  わせ、早く冷めるように広げておく。

5.具を冷ましている間に小麦粉を水で溶き、糊を作る。

  常温に戻しておいた春巻きの皮を1枚1枚はがしておく。

6.具が冷めたら、春巻きの皮をひし形に置いて衷心より下に適量の具をのせ

  手前から三角に折ったら両端を中に折り、くるくるっと巻いていく。巻き終わ

  りの縁に糊を漬け、しっかり閉じる。少しゆるめに円筒形に巻くとカラッと揚

  がる。

7.160程度に熱した揚げ油に春巻きを入れ、低温でじっくり揚げる。

  両面に色がつきはじめたら最後に火を強めてカラリと仕上げる。

  できあがり! お好みで、からし酢醤油などをつけていただく。

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ヤムウンセン(タイ風春雨サラダ)

≪ 材料 ≫ 4人分

 エビ          12尾

 豚もも薄切り     4枚

 緑豆春雨       50グラム

 紫玉ねぎ       半分

 万能ねぎ       6本

 香菜          1株

 きくらげ        大2枚

 水           カップ2

 A酒          大さじ2

 A塩          少々

 Bレモン汁      大さじ4

 Bナムプラー      大さじ4

 B砂糖         大さじ1

  B鷹の爪       輪切り2本分

≪ 作り方 ≫

1.エビは殻をむき、背を方に浅く切り目を入れ、背ワタを取る。

2.ボウルに春雨を入れて熱湯を回しかけ、10分漬けてもどす。

  ザルに揚げて水にとって水気を切り、ザク切りにする。

3.紫玉ねぎは根もとを切って薄切りにし、塩水でさらして水気を切る。

  万能ねぎは2~3センチ長さに切る。

  香菜は葉を摘み、軸は1センチ幅に切る。

4.小さなボウルにきくらげを入れて熱湯に10分漬けて戻し、水洗いして石

  づきを取り、食べやすい大きさにちぎる。

5.鍋に分量の水を入れてAを加えて沸かし、1のエビを約3分ゆでる。

  中まで火が通ったら取り出す。

6.5の鍋で豚肉を1枚づつ広げてゆでる。肉の色が完全に白っぽくなったら

  取り出し、アクをすくい取る。2の春雨を加えてサッとゆで、ザルにあげて

  汁気をきる。

7.大きめのボウルに冷めたエビ、春雨と豚肉を食べやすい大きさに手で

  ちぎり入れ、Bで調味する。3の野菜、4のきくらげを加えて全体に混ぜ合

  わせてできあがり!

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さて、揚げたてアツアツの春巻きをひとくちサクっと噛めば、ラジオで聞いてた

とおりのいい音! 

あわててかぶりついて口の中を火傷する息子、食卓に無言で春巻きを食べる

音だけが続く数分間 ・・・・・・

いやあ~、久しぶりに食べた春巻きはおいしかったですね~

見た目は、娘の巻いた具のいっぱい入ったチビデブのや、私が具を入れなさ

すぎたやせっぽちのやらいろいろあったけれど、これも1回やれば次はもっと

きれいに巻けるでしょう。というわけで殿堂おかず入り。

春巻きは中の具に春野菜を入れて揚げることから春巻きなのだそうで、それ

こそ中に入れるものは様々のようだけれど、食べながら、これは余った皮で

蒸し鶏とアスパラとチーズ、なんてのを巻いて揚げてもいいかも、なんて、お

かしなアイディアが次々湧いてくるのでした。

そして、ヤムウンセン。これはもうほんとにタイの味。

なんたってナンプラーとレモンとパクチーが入っただけでこの味になっちゃうと

ころがすごい。レシピ通り作ってこのおいしさなら、もう別にタイレストランに行

かなくてもいいや、と思ってしまうおいしさなのでした(最近これが多い。)

油で揚げたものと油を使ってないもののとり合わせもベストマッチで、何気に

野菜がいっぱいとれて、後口さっぱりのメニュー。

大満足の春ごはん、これは春のおもてなしにもいいかも♪

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2012年4月 1日 (日)

昔なじみ

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風の強かった日、久しぶりに会う友人とドイトの園芸売り場で落ちあって、自転車で

ちょっと走った先にあるカフェでお茶をした。このひと、近所に行くというのにスタイリ

ッシュな服装で颯爽と現れたと思ったら、人の顔みるなり「ちょっと空心菜の種だけ

てきちゃうから待ってて」といって店の中に入っていった。「もしかして、種から育

て食べるですか?」(気の長い・・・ )と聞くと、「そう。あっという間に伸びて、とって

もとってもすぐにてくるから便利なのよ」という。

こういうところ、相変わらずだなあと思う。

彼女がいってたカフェは私も何度も前を通ったことのある一軒家のカフェで、玄関

靴を脱いでフローリングの部屋に入ると、まるで誰かのリビングにいるようだ。

この友人とももう長いし、彼女も私と同様プライベートではボケボケしたひとなので、

いきおいくつろいでなごんでしまう。カフェにはおいしそうなケーキも何種類かあって、

私にしてはめずらしく迷った末に苺のロールケーキにした。

ケーキはホームメイドの素朴でやさしい味がした。

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それからいったい何を話したものか。

夕方の数時間があっという間に過ぎた。

ちょうど彼女に会う前日だったか、買い物帰りに夜の公園を歩きながら自分の来し方

をぼんやり思って、「いったい私は何をやってるんだか」と思ったのが、この日それと

同じような言葉が彼女の口から出てきて可笑しかった。20代半ばで結婚、出産、そし

て離婚してからは生活することと子どもをまっとうに育てることだけに追われてきた私

と違って、彼女は自由に好きなように生きてきたんだろうと思うのに、それでもそんな

風に思うのかな、と思った。類は友を呼ぶ? もちろん、何をいわんとしているかはわ

かるけれど。

この日、友人が見せてくれた彼女がいまもっとも出したいと思っている本のダミーは

とても素敵だった。いままでにはなかったような洗練されたガーデニング本。

あの本にぴったりな出版元がみつかるようにと願わずにはいられない。

すっかりのんびりしていたら店員さんから閉店を告げられた。

店の人もおっとりしたいい方で、もう閉店から1時間も過ぎてから教えてくれたらしい。

気がつかなくてすみません、といったら、仕込みをしていたので、といってくださった。

暗くなりかけた自転車道を別方向に別れて走りながら、私も『これだけは上手に焼け

るの!』という自分の定番ケーキが3種類くらいは作れるようになりたいな、なんて思

っていたら、帰ってすぐに友人から『これが私の本当にしたいこと』というメールがきて

私もケーキなんていってる場合じゃないかあ、と思い直したり。

私の場合、気が多いのが難、か。

Yちゃんはファッションライターになればいいのに、と私は昔から思ってるんだけれど

本人にそういったらきっと一笑に付されておしまいなんだろうな。

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春をよぶ鳥、デビュー

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やっと吉次さんの小鳥のカップを食卓に載せられた。

このガラスの器には買ってきたジャムじゃなくて自分で作ったジャムを入れたかったん

だ。ジャムを入れたらやっぱりこれ、すごくかわいい!

最初パッとみたときの印象はりんごジャムだったけど、そのときもうすでに紅玉はなか

ったから、オレンジジャム。これからはベリー系かな。

自分で作ったオレンジジャムはあっさりした自然な甘さ。

日曜のブランチ、J-WAVEからはジェイミー・カラムの歌が流れてくる。

食卓でイングリッシュ・マフィンが焼けるのを待ちながら ・・・・・・

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