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2012年2月20日 (月)

根頭癌腫病

12heritage

昨日、残り半分のバラの剪定をやっていて、とてもショックなことがあった。

あるバラの根元に根頭癌腫病らしきものを見つけたのだ。

癌と名前が付くだけあって、ぶくぶくと気持ち悪く肥大したその塊はまっ黒く根元の表

面に広がっていて、雑草取り用の先の細いシャベルで必死にこそげ落とすとボロボロ

崩れた。鉢に挿したラベルを見たらヘリテイジだったからよけいにショックだった。

もう二十年近くもバラをやっていて、自分のバラに根頭癌腫病が出たのを見たのは初

めてのことだったけれど、これは根頭癌腫病で間違いない。必至で削り落としたもの

は表面の土と一緒にすぐゴミ袋に捨てたけれど、はたしてこの後どうしたものか。

いちおう知識として根頭癌腫病とその対処法については知ってはいたけれど、いまま

で出たことがなかったからリアルに考えたことがなかった。その対処法とは、この病気

が出たら治る見込みはないし、バラの苗木どころか土も汚染されていて放っとけば他

の植物にも移って爆発的に増殖するから、苗木は根っこごと鉢から出して消却し、土

はまわりに散らないように処分して、この木に触れた剪定バサミやシャベルなどの器

具は全て熱湯消毒しなければならない、というもの。

つまり、苗木は完全消却、完全処分。

あらためてネットで検索して調べてみたけれど、やはりどのサイトにもほぼ同じような

ことが書いてあった。しかも根元に広がるほど大きくなったものは末期症状だという。

なんたって我が家は狭いベランダにところ狭しとバラの鉢を置いているから、もし他の

鉢にも伝染してしまうようなことにでもなったら泣いても泣ききれないことになる。

それで昨日は完全処分を決意してヘリテイジの鉢だけ端によけておいたものの、患

部を切りとって1日たったこのヘリテイジを見る限りでは、どこも悪そうには見えないの

だ。少なくとも土から出ている苗木に目立ったダメージはまったく見受けられない。枝

の色もおかしくなってないし、樹勢もあって枝ぶりも悪くない。枝には新芽がふっくらと

ふくらみ始めている。これを本当に処分しなければならないのだろうか。

まだ生きているのに?

昨日から延々考えたけれど、どう考えてもそうする気持ちにはなれなかった。

とくに私は基本的には人も木も同じだと思っている。とくにアンドルー・ワイルの本で、

「どんな人でも本来自身のなかに治る力を持っている」なんていうのを読んでしまった

いまでは、ますますそうだ。

そうこうしているうちに、しつこく調べた甲斐あって、『根頭癌腫病は治せる』というのが

出てきた。癌腫病にかかったバラには木酢液が効くという。効果のほどは実際にやっ

てみないことにはなんともわからないけれど、私はこれに賭けることにしてヘリテイジ

を生き残らせることにした。まずは苗木を鉢から引っこ抜いて、汚染された土を替えな

ければ ・・・・・・

仕事の合間を縫って今日さっそくヘリテイジを鉢から抜いてみると、土から上の苗木ど

ころか、根もしっかりまわって成長状態も良好そのもの。この苗木のどこが病気にやら

れているのかますますわからなくなったけれど、放射能と同じでウィルス病原菌も見え

ないのだからしかたがない。いつもなら根鉢の3分の1を切ったら土の角を落として新

しい土に植えるところを、根をほぐして土を限りなく落としてから水道の水で洗い流し

た。とってあった空いた別の鉢に鉢底炭を入れて、今回初めて買った『バラの家』さん

のとっておき『薔薇の土プレミアム』を入れて植え替え終了。さすがに『バラの家』のス

ペシャルな土はふわふわして、でも軽すぎず良い土だった。

昨日使った剪定バサミはアルコール消毒、シャベルと根を切ったキッチンバサミと鉢

は熱湯消毒した。

やれることはやった。

ヘリテイジはこのまま他の鉢とは反対側の、もはや何をやっても枯れそうもないご神

木と化したコンススタンス・スプライの近くで様子を見ることにする。

どうかヘリテイジが無事に復活しますように!

夏になってまた別の鉢から癌腫病が出てくることがありませんように!

あとは祈るだけ。

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