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2012年1月16日 (月)

通院日記③

20110116

久しぶりに陽のない朝。

外に出ると風もあってとても寒い。

冷たい向かい風に向かって歩いていると、目が弱いせいなのか自然に涙がぽろぽろ

出てきてしまう。

今日、父、退院。

荷物は昨日すでに娘に手伝ってもらって運び出してあるから、身一つで駅までタクシ

ーを拾う。病院というところは患者本人の感情とは裏腹に、病人にとってはやっぱり

すごく守られた安心できる場所なのだと思う。退院が決まった後あたりから急に父の

態度が緊張度を増してきた。それにつれてこころの硬度も増して妙にとげとげしい。

もう充分、人の世話になっているのに、『自分はなんでもできるから人の世話にはな

らない』というこの人の頑なな態度は、いったいどこからきてるんだろう。

やっぱり6歳で母親を亡くしたことに起因してるのだろうか。

つまりインナーチャイルドの問題は、自分自身で意識してどこかでしっかり解決しない

限り、いくつになっても(たとえ80になっても)解決されないまま引きずるってことなん

だろう。私はそこに父の病の源泉を見る思いがする。

家に連れて帰ってくる道中のやりとりだけでもほとほとげんなりした。

人はこころが固くてもからだが固くても病気になる。両方ならその可能性はもっと高く

なる。こころもからだもしなやかでエネルギーが滞りなく循環していれば人はたいてい

の場合、健康でいられる。それにつけても私はもっとからだを柔軟にしないとな。

父が退院したからってこの通院日記が終わるわけではないのがつらいところ。

この先も延々、検査と経過観察のための通院が続くのだ。

その最初の検査がよりにもよって私の誕生日とは。

母が乳がんで入院したのも私の誕生日だった。

いったいどこまで ・・・・・・ と思う。

私の2月は父の病とともに過ぎていきそうだ。

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