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2011年12月30日 (金)

天使の種と天使の羽

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今朝キッチンで今日やるべきことを考えながら洗いものをしていたら玄関のチャイム

が鳴って、「お届け物です、郵便局です!」という声がした。今年はもう何も注文してな

いはずだけどなんだろ、と思う間もなく娘が出て「福島県いわき市 ・・・」と住所を読み

だしたところで誰だかわかった。福島のangelseed 夏子さんだ!

きっと先日送ったCDのお返しに何か送ってくれたんだろうとすぐにわかったけれど、

彼女はいわきでカフェ&雑貨ショップをオープンしたばかりで超多忙なうえに、最近

ご身内に突然の不幸があったばかりで大変だと思うのに・・・ とこちらのほうが少々

慌ててしまった。

さっそく荷物を開封すると、angelseed さんの手になるものと思われる雰囲気のあるシ

ョップの写真が貼られた箱が出てきた。箱を開けると、さすがに雑貨の作家さんらしい

お洒落なラッピングがされていて。

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そして、包みをほどいて出てきたのはかわいらしい小さなリースでした。

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ドライフラワーの紫陽花とバラと木の実で作られた、とっても繊細なリース。

いままでブログでangelseed さんが作ったたくさんのリースを見てきたけれど、どれも

それぞれ個性があって素敵だった。いつか彼女の作ったりースが欲しいと思っていた

ら、それがこんな形で叶いました。これは私が今年最後にもらったプレゼント。

さっそくウォールミラーの埃りをパタパタ払って、その横のフックにかけて飾りました。

なんだかりースの分だけ部屋が暖かい雰囲気になりました。なんといっても友達の気

持ちがこもった手作りですから。

夕方になって電話で聞いた彼女の声はすごく元気そうで安心した。

来年の春からはお嬢さんが東京で働くことになっているので東京にはしばしば来るこ

とになりそうというangel さん。またの逢瀬がいまから楽しみです。

そして、私が今年最後に会った友達はコトリ花店のrica さんでした。

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予約していたお正月飾りを受け取りに行ったのだけれど、私が行ったときすでに先客

がいて、「作り始めたら次から次へとお客さんが来てしまって、まだ作れてないの。す

ぐ作るから待ってて」とrica さん。でもその言葉のとおり、作り始めると後から後からお

客さんが入ってきて店の中はいっぱいになってしまう。そりゃそうです。暮れに暇な花

屋がいたらそっちのほうが大変。やることはいっぱいあるけど今日は仕事じゃないだ

け気楽なので、その間私は店の隅でひとりでぼおっとガラスを透過してくる冬の光に

魅了されてました。いままでなかなか思うかたちのに出あわなかったけれど、今日つ

いにみつけたフロストガラスに小さなクロスがクリアに浮かんだ美しいかたちの天使の

羽。裏側のクリアガラスもレリーフのように立体的で美しい。いつもは飾っておくだけの

ものはもうなるたけ買わないようにしているのだけれど、これは手のひらに乗るくらい

の小さなものなので買ってしまった。

午前がangelseed さんのりースで、午後がkeinoさんの天使の羽。

・・・ 今日はそういう日なんですね、たぶん。

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本当は明日までの営業だったコトリ花店。

予想した以上に花が売れてなくなってしまったので、私が行った直後に早々に外にク

ローズの看板を出してしまいました。

そして、目の前でできあがるのを見ていたお正月飾りは、実にコトリ花店さんらしさが

詰まったかわいらしいもの。松の内まで我が家の玄関を飾ります。

最後にすっかり少なくなってしまった花のなかから控えめにお正月の花を選んで、今

年一年の感謝の言葉を言ったり言われたりして帰ってきました。

それにしても今日は北風がものすごく強くて寒かったーーー!

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今年最後にもらったものといえば、コトリさんにもらったディーン&デルーカのミニチュ

アボトルのオリーブオイルとオーガニックのハーブティー。

コトリさんはたまたまこのストロベリーのお茶を選んだのかな。

風水的に見るとイチゴには『始まりの気』があるそうで、年の始まりや月の始まりには

イチゴそのものはもちろん、イチゴ味のものを口にすると良いそうです。

というわけで、このお茶は1月1日元旦の日にいただこうと思います(^-^)

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2011年12月29日 (木)

仕事納め

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今日、午前で仕事納め。

午後からは大掃除をするつもりでいたけれど、昨日の夜に友達から「今年も残すとこ

ろ3日となったけど、ちょこっとお茶でもしませんか」とメールがきたので、「いいよ。会

おうか」ということになって、国分寺のほんやら洞で遅いランチをすることにした。

ここに来るのはとても久しぶりで、前は昼のほんやら洞に来るといつもムサビの女の

子がバイトで働いていたのが、今日は見知らぬおばあさんがいた。年齢的に言ってラ

ビさんおお母さんかな? と思ったけれどそうではないらしい。この人が最初なんだか

無愛想でぶっきらぼうで、テーブルに物を置くときの置き方がガサツでちょっとまいっ

たけれど、悪い人ではないらしかった。たぶん老骨に鞭打って働いてるから余裕がな

いのだと思う。ここのランチはチキンカレーか明太子パスタかボロネーゼパスタに小さ

なサラダと食後のコーヒーか紅茶がついて900円。飲み物をビールにすることもでき

る。私はここのセロリの味とスパイスが効いた細麺のボロネーゼパスタが好きだ。

店はなんだか妙に寒くて、店に流れているグレゴリアン・チャントのおかげでますます

寒かったけれど(さすがに店番をする人によってかかる音楽も違う)、友達とはごはん

を食べて珈琲を飲んで、3時間ほども話してたろうか。私のこどもが小さいときから近

くで見ていて、私の事情もよくわかってくれている友達はもはやこの友達だけになって

しまった。互いの育った土地や家庭環境、両親との関係性はまったく違うけれど、とも

にインナーチャイルドに傷があって、幼くして目覚めてしまったところは似ているか。

彼女との関係もすでに十数年になるけれど、彼女とはこの先もずっと長いつきあいに

なりそうだと思う。話しているとき何かの拍子で彼女の手に触ったらものすごく温かい

手をしていて、彼女には「相変わらず冷たい手してるね」と言われてしまった。色で言

うと寒色と暖色。パステルカラーとアースカラー。彼女とは専業主婦を7年やった後に

初めて勤めた近所の編集室で知りあった。つまり、私があのまま主婦のままだったら

知りあえなかった。人との縁はいつも不思議。

帰りは駅ビルのデパートの地下に行って、2人とも両手に重い荷物を持ったまま駅の

構内でしばらく話したあと、「それでは良いお年を!」と言って別れた。

ドアがまたひとつパタンと閉まった。

荷物は重かったけれど、今年はもう会えないと思ってたマリちゃんに今日会えてよか

った。電車を降りて、荷物が重いなと思いながら空を見上げてぼおっと歩いてたら、

行きに自転車に乗ってきたことをすっかり忘れて、馬鹿じゃないのと自分に言いなが

ら駅に引き返す。自転車に乗ってもまだ空を眺めていたら、裸木の林にまるで引っか

かるようにクレセント・ムーン。私のこころもゆらゆら揺れて、なんだか眠い。

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今日、マリちゃんから娘にもらったかっこいいドローイング・ペンシル。

娘は今日、私がいない間にせっせとフローリングの床と玄関のたたきの拭き掃除をし

てくれていたので(たすかった!)、とってもいいご褒美になりました。

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今年の味噌の出来

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じゃーん!

ついにキッチンの下から取り出しました。

今年2月に仕込んでから10ヶ月。

いつもこの瞬間がいちばんドキドキする。

だって、なんたって10ヶ月間も放置したまま中を見てないんですから。

今年の夏も暑かったし、それに今年は去年と違って倍麹にしたうえに減塩したのでカ

ビが生えていないかどうか ・・・

よ~く手を洗って少々緊張の面持ちで蓋を開けたところ、酒粕で蓋をしてラップして皿

を1枚、その上に載せたビニールに入ったままの塩の上までまっ黒な醤油が上がり、

豊潤な味噌のいい匂い。けれどもその黒い醤油の一面に点々と小さな白カビが ・・・

見た瞬間は「うわっ、カビだ!」と思ったけれど、ぜんぜん問題ありませんでした。

まずカビ臭さは皆無で、味噌のいい匂いしかしない。重しの皿と塩を取ってキッチンで

味噌の表面に上がった醤油をカビごと流し、酒粕の蓋をしゃもじで剥がすようにすくい

取ったら、その下の味噌はまったくの無傷! それどころか、いい感じにできあがって

います。さすがヒマラヤ岩塩化パワーと酒粕の蓋。

煮沸消毒したしゃもじで天地変えをして、よく混ぜたらできあがり。

はい、今年のお味噌です!

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今年は麹を倍にしたせいかな。麹のつぶつぶが去年より目立つ。

ちょっとつまんで食べてみると去年より甘くてまろやか。

去年とくらべてもめちゃめちゃおいしい!

家族の評価も上々。

やった! 成功しました(^-^)

そして、これにすっかり気を良くした私は、今後この味噌作りをライフワークにしようか

なんてぇことを考え始める始末で ・・・

すでに脱退したらしい味噌部発足会員第一号のcalligraphyさんはいっとき梅干し作

りに燃えていて、こうなったら梅干しを極める、目指せ梅干しばあちゃん!! なんて

ことを吠えておったのですが、されば私は味噌ばあちゃんを目指そうかと ・・・

( ま、実際のところ、それもやだけどね 笑 )

折しも昨日、そら屋さんでもらった『そら屋通信』を見れば、来年からお味噌の材料を

約できるとあるじゃあーりませんか。

これでもうネット通販しなくてもよいのです。

で、決まりました。

来年の寒仕込みのお味噌に使う大豆は高知県高生連のトヨマサリ、それに来年は麦

麹で行ってみます。もちろん、塩は来年もヒマラヤブレンドソルト。酒粕もそら屋さんで

調達します。2回やって私はどうやらこのふたつがカビが生えずにおいしい味噌がで

意と見たので。

3.11の原発事故以来、今年は何かと話題になった塩と玄米ご飯と長期熟成発酵さ

せた手作り味噌の持つパワー。私はこれで来年も家族の健康を守ります。

新しい味噌部会員2号のゆふりさん、大変お待たせしました。待っててね~

年内はもう無理かもしれないけれど、お味見品ちょこっと送ります♪

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2011年12月28日 (水)

バーンロムサイ

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先日、そら屋さんに行って店長といろいろ話していると、店長が「ああ、そうだ。こんど

うち新しい商品扱うんですよ。そこにあるカラフルなパンフレットちょっと取ってみてくだ

さい」と言うので取ると、そこには『バーンロムサイ』と書いてあった。

バーンロムサイはタイのチェンマイにある、エイズで両親を亡くし、自分たちもHIVに母

子感染した孤児たちの生活施設で、その運営費をまかなうために衣類やキッチン雑

貨、サニタリー商品など、様々な商品を売っているのだという。でも店長いわく、そうい

った社会的事情が先にありきの話ではなく、たまたまコットンヘンプのコーヒー・フィル

ターを使ってみたところとてもよくて気に入ったので自分の店でも取り扱うことにした、

ということだった。「それはもうここで見られるの?」と聞くとまだだったので、とりあえず

そのカラフルなパンフレットをもらって帰り、さっそく家に帰ってバーンロムサイのホー

ムページを開いて見ると、それはなかなか素敵なホームページだった。


    みんなの生きるをささえる、バーンロムサイ

 


何より南国的な明るさがいいし、ネットショップで扱っている商品も民族チック過ぎず

にシンプルで洗練されているのがいい。ふつうこういうショップでは服飾品までは買う

気にならないけれど、見ていると「これは着られそう。こんなの夏に着たら涼しくて楽ち

んだろうな」と思うものもあって、なかなかセンスがよかった。

それで、前から店長が言っていたメール会員登録をしたら年末セールの案内がきたの

で、初日の今日さっそく行って買ってきました。

バーンロムサイのコットンヘンプのコーヒーフィルター

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縁を縫っている糸とタグの色の組み合わせがいろいろあって、どれもかわいくて迷った

けれど、なんだか渋いのにしてしまった。

娘に見せたら「これでもうペーパーフィルターは買わなくてすむね、いいね♪」なんて言

うの。この人はいったいどこまでナチュラル・エコな人なんでしょうか。でも、これで時々

ペーパーフィルターを切らして珈琲が飲めない、ってことはなくなるから私もよかった。 

それでさっき1回めの珈琲をいれてみた。

最初はヘンプ特有の匂いがあるので煮沸して、ということで煮沸して干しておいたのを

使ったのだけれど、まだ珈琲の味に影響しましたね。変な味。それにペーパーフィルタ

ーより珈琲が濃く出る模様。あと数回の煮沸が必要かも。

そして、私がバーンロムサイのパンフレットを見てうっとりしたのは、とても素敵な宿泊

施設があるところ。南国情緒あふれるプール付きのコテージ。

あいにく私はバカンスの予定はないけれど、その予定がある方、お金のある方はぜひ

ここに泊まってお金を使ってくださいな。素敵なところに泊まって楽しい思いをして使っ

たお金が誰かの支援になるなんて、そんな最高の生き金ってないじゃないですか。

・・・・・・ というわけで私、来年の夏はタイパンツを履いてるかもしれません wink

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そうそう、今回の年末セールではそら屋さん初めて福袋をやるっていうので、500円

ならいいかと買ってみた。中身が上の写真。おでんともずくスープと上新粉とエバメー

ルのゲルのサンプル。ま、おでんともずくスープは今夜の夕飯のおかずの足しです

ね。上新粉は ・・・・・・ レシピを検索してみよう♪

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2011年12月27日 (火)

天光糖とのぶたさん

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今日は典型的な西高東低の冬型の気圧。

空は素晴らしく晴れて青空だけど、北風が強くて寒い。

フェアリーブルーさんから天光糖が届いたから、チャイを作った。

先日そら屋さんで買ったろばやのスパイスチャイにはすでに生姜、ナツメグ、カルダモ

ン、シナモン、クローブ、ブラックペパーなんかがブレンドされていたけれど、さらにそこ

に家にあったマサラ、カルダモン、チリペッパーを加え、天光糖を入れる。この天光糖

サトウキビ汁100%の含蜜糖。指でつまむともっちりしていて、見るからにミネラル

豊富でおいしそう。見た目は黒砂糖の濃厚な甘さを連想させるけれど、舐めてみると

とても自然でやさしい甘さ。珈琲と紅茶では圧倒的に珈琲党の私は紅茶は門外漢な

のだけれど、できあがったチャイはホットでスパイシーで、今まで飲んだチャイのなか

でも1、2のおいしいチャイになった。

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この天光糖、買ったのは今回が初めてだけれど、さすがフェアリーブルーの通販担当

のぶたさん一押しだけのことはある。製造工程からしてそうだけれど、この黒砂糖自

体にピュアなエネルギーを感じる。そして今回初めてこの砂糖を買ったのは私の父の

食生活から精製塩と白砂糖をなくしたかったのと、今月でのぶたさんがフェアリーブル

ーを辞めるからだった。ネットショップ立ち上げから通販担当として務めて今年で6年

だそうだ。その間、私が知っているのはその半分くらいだと思うけれど、彼女にはとて

もお世話になった。私はリアルショップでもネットショップでも扱っている商品の良さは

もちろんだけど、やっぱりそれを扱っている人がショップの善し悪しを決めていると思

う。とくに顔の見えないネットショップでは、メールのやりとりひとつでもただ無機質に

事務的なやりとりをしているだけなのか、こころがこもっているのかは歴然だ。そんな

意味でも彼女はとても良い仕事をされていたんじゃないかと思う。

フェアリーブルーさんで買い物をするとかならず荷物の箱の中に商品と一緒に入って

いるのが通販担当のぶたさんが手書きで書いている『ワクワク発送新聞』で、そこに

はのぶたさんのたわいない日常のあれこれなんかが書いてあるのだけれど、包みを

開けながらぼんやりそれを読むのが楽しみだったりもしたのでした。今日届いた箱の

中には最後の『ワクワク発送新聞』が入っていて、そこにはのぶたさんの最後の言葉

の代わりに彼女が大好きだというオライア・マウンテン・ドリーマーの詩が引用されて

いた。それを見たとき、私はフェアリーブルーさんはとっても大事な仕事仲間を失って

しまったんじゃないかと思ったのでした。私が東京 → 大阪と離れて仕事をさせても

らっている仲のいい同僚の女性もそうだけれど、仕事仲間に恵まれるってけしてあり

ふれたことじゃなく、希有なありがたいことだと思うから。

そして、その詩がとても素晴らしかったので、私もここに載せておこうと思う。

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      招待           オライア・マウンテン・ドリーマー


あなたが生活のために何をしているかは、どうでもいいことです。

私は、あなたが何に憧れ、どんな夢に挑戦するかを知りたいと思います。

あなたが何歳かということも関係のないことです。

あなたが、愛や夢や冒険のためにどれだけ自分を賭けることができるか

知りたいのです。


あなたがどの星座の生まれかということもどうでもいいことです。

あなたが本当に深い悲しみを知っているか、人生の裏切りにさらされたことが

あるか、それによって傷つくのが 怖いばかりに心を閉ざしてしまっていないかを

知りたいのです。


あなたが、自分のものであれ、人のものであれ、痛みを無視したり、

簡単に片付けたりせずに、 それを自分のものとして受け止めているかどうかを

知りたいのです。


また、喜びの時は、それが私のものであれ、あなたのものであれ、

心から喜び、夢中になって踊り、恍惚感に全身をゆだねることができるかを

知りたいのです。

気をつけろとか、現実的になれとか、たいしたことはないさなどと言わずに。


私は、あなたの話すことが本当かどうかには関心がありません。

私は、あなたが自分自身に正直であるためには、他人を失望させることでさえ

あえてすることができるかどうかを知りたいのです。


たとえ、裏切りだと責められても、自分自身の魂を裏切るよりは

その非難に耐える方を選ぶことができるかどうかを。

たとえ不実だと言われても、そんな時にあなたがどうするかによって、

あなたという人が信頼に値するかどうかを知りたいのです。


私は、あなたが本当の美がわかるかを知りたいのです。

それが、見た目に美しく見えない時でも、毎日そこから本当に美しいものを

人生に汲み上げることができるかどうかを。


私は、あなたがたとえ失敗しても、それを受け止めてともに生きることが

できるかどうか、それでも湖の縁に立ち、銀色に輝く満月に向かって

イエスと叫ぶことができるかどうかを知りたいのです。


あなたがどこに住んでいるか、どれだけお金があるかはどうでもいいことです。

それよりも、あなたが悲しみと絶望に打ちひしがれ、 どんなに疲れ果てていても、

また朝がくれば起き上がり、子供たちを食べさせるためにしなければならないことを

するかどうかを知りたいのです。


あなたが誰を知っているか、あなたがどうしてここに来たかは関係ありません。

私とともに決してひるまずに炎の只中に立つことができるかどうかが知りたいのです。


あなたがどこで、何を、誰と勉強したかはどうでもいいことです。

私が知りたいのは、皆が見捨ててたった一人になった時、あなたの内側から

あなたを支えるものは何かということです。


私はあなたが自分自身としっかり向き合い、その何もない時間の中にいる自分を

心から愛しているのかどうかを知りたいと思っているのです。


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2011年12月26日 (月)

THE LOVE WE MAKE

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ついに見そびれました!weep

アップリンク配給、東京では六本木ヒルズTOHOシネマズだけで23日までしかやって

なかったこの映画、THE LOVE WE MAKE(クリックするとすぐに音が出るので注意)

タイトルとなった『THE LOVE WE MAKE』は、ビートルズのスタジオ録音としては通算

7枚めのアルバム『アビイ・ロード』収録の『ジ・エンド』の歌詞に出てくる"the love you

make"(きみがその手で生み出す愛)という一節からとったものだそうです。

見たかったなあーーーー!

もしふたたび上映されるような情報を知った方はぜひ私までお知らせくださいませ。

そしてもしこの映画がBSかWOWWOWでやったら録って!

お願い!!!!!

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2011年12月25日 (日)

ふたりの王子さま

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コトリ花店さんに届いたばかりの幸福王子を見たとき、なんだかものすごくひっかかる

ものがあった。前にも書いたとおり私はもともとお人形がすごく好きというわけではな

いし、すでにひとつ持っているのにそれでもなぜか妙に惹かれて、そういえば幸福王

子を家に持って帰って娘に見せたときにすごく欲しがったことなど思い出して、とりあ

えず娘用にお取り置きだけお願いして帰った。それから数日経った頃、わざわざ遠

方から来たお客さまがこの幸福王子を欲しいと言ってるけれどどうしましょうとコトリ

さんから連絡がきて、それは娘へのクリスマスプレゼントにしようと思っていたけれど

わざわざそんな方がいらしたならお譲りしたほうがいいかな、と話したところ、それな

らいいんです、ごめんなさいこんな電話して、気にしないで、これはもともと娘さんのと

ころに行くものだったから、とコトリさんは言った。

そして後日、その2体めの幸福王子を受け取りに行くときに、本棚に飾ってあった自分

の幸福王子を箱に入れて持って行った。コトリさんはそんな私を笑ったけれど、カウン

ターにそのふたつ並べてみて、あ、と思った。

ふたつの幸福王子はとてもよく似た顔をしていたのだった。

そっか、それでか。と私は思った。

それであんなに引っかかったのか ・・・・・・。

コトリさんはコトリさんで、「この王子が入ってきたときこの顔はどこかで見たことあると

思ったら、さなえさんのところに行った子だったのか」なんて言っている。「ということは

やっぱりこの子は最初からさなえさんとこに行くことになってたんだね」と。

その日はとっても不思議な気分でふたつのうちひとつをラッピングしてもらって、それ

はずっと押入れのかごバッグの中で眠っていた。昨日の夜まで。

そのときは、後になってそれがどんな意味を持つことになるのかなんて考えもせずに。

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今朝、あらためて昨日封を解かれた幸福王子と自分のとを並べてみると、やっぱりこ

のふたつはとてもよく似ている。

左の、デリケートでおとなしそうな顔をした子が私ので、右のちょっと垂れ目でお鼻が

上を向いた、ちょっとやんちゃそうな愛くるしい幼い顔をした子が娘の。

ちょっとした光の当たり方やアイキャッチの入り方、見る角度によって様々に表情が

変わり、まるで生きているよう。いつまで見ていてもぜんぜん見飽きない。娘もそんな

ようなことを言いながら、ふたつを手にとってしばらく見ていました。

そして、奇しくもこのふたつの幸福王子は11月に作家の葉子さんが急逝されてしまっ

たことで、いまや彼女の形見になってしまった。あらためて最初に私がこの人形を見た

ときに激しく惹かれた理由や、今回妙にひっかかった理由について思いをめぐらさず

にはいられない。葉子さんが最期に遺してくれた宝物。特別なお人形。

その知らせをいち早く私にくれたコトリさんのメールの内容はここには書かないけれど

たぶんそのメールにあった言葉は一生忘れないと思う。『シアワセの種』 ・・・・・・

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私はこの幸福王子を見ているといつも小さかったころの自分のことを思い出す。

そして、誰にでも(たとえ、むくつけき男でも)自分のインナーチャイルドを癒してくれる

ものが何かしらあったほうがいいんじゃないかと思う。

いま、私の幸福王子は私のもとでたくさんの本や鳥やネズミや少女や猫の置きもの、

木の実や何より花に囲まれて、キャンドルの暖かい光にあかるい薔薇色の頬をして、

ここに来たときよりもこころなし健康そうでしあわせそうだ。王子が幸福そうだと私も嬉

しい。泣いてばかりだったさみしいこども時代の私も報われるような気がする。

きっと幸福王子を手にした人のなかには私のほかにも私と同じようなことを思っている

人がいるかもしれない、と思う。幸福王子の底には葉子さん手書きの一文字があって

それはまるで碑のようだ。残念ながら生前の葉子さんにお目にかかる機会はなかった

けれど、私のイメージのなかに彼女は存在し、やっぱり忘れることはないと思う。

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そして昨日、娘を喜ばせたプレゼントはもうひとつあって、

その小さなプレゼントはこれ!

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ドット・フラワーズ・クレヨン。

こどものころの私は絵を描くのが大好きで、図工と国語の成績だけが良くてあとはほ

とんど駄目だった。小学校の中くらいまでは絵描きになりたいと思ってた。

今はぜんぜん描けないからそんなことは思わないけれど、今は娘が描いてくれる。

小さい頃から彼女を見ていて、絵を描く子っていうのはこういうものなんだと知った。

残念ながらやっぱりそれは私じゃない。娘が小さい頃から外国のかわいいパッケー

ジの発色のいいクレヨンとかパステルとか画材をあげるのが好きだったけれど、そこ

には私の願望も含まれてるのかもしれない。ほんとは私も自由に描けたら、っていう。

いつかダイニングルームの壁一面にあの子の絵を飾るのが夢。

みんなそれぞれ、好きな方向に羽ばたいていってもらいたいもんです。

そんな私の Merry Christmas xmas

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ケーキの断面図

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昨日J-WAVEを聞いてたら、『スイーツ断面図鑑』なる本を出してしまったお菓子の

歴史研究家の人が話をしていて面白かったのだけれど、昨日食べたクリスマスケー

キがすごくおいしかった!

『変わったケーキがいい』という息子のリクエストにより、去年はフォンダン・ショコラの

クリスマスケーキで、今年はマロン・ショコラ。

なんたって昨夜は薄暗いキャンドルの灯りで食べていたものだから詳細がよくわから

なかったのだけれど、前述の『スイーツ断面図』の気分で今朝あらためてカットしたケ

ーキを眺めてみると、上の写真のようになっている。

まず、いちばん底がココアの薄いスポンジケーキでその上にマロンムース、次がチョ

コレート、そしてその上のクリーム色の部分はなんとプリン! 

そして生クリームをデコレーションした真んなかには栗の渋皮煮がたっぷりのってク

ルミも少し、それにココアパウダーが振りかけられているというゴージャスさ。

これでおいしくないわけがないよ! という組み合わせなのでした。

息子いわく、「これは今まで食べたケーキの中で1番おいしかった!」だそうです。

何よりカステラの部分がちょっとしかないのがいい。

栗好きの私も大満足のマロン・ショコラ。

これはクリスマスじゃなくても食べたい♪

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昨日、妹からきたメールによると、今日の午後は父がクリスマスケーキを持ってうちに

来るらしい。外はクリスマス寒波といわれるほど寒いし、なんたって齢80の父だし、

それに病気なんだからわざわざこんなとき来なくたって・・・ と思うけれど、そう言った

ところでやっぱりまた今日も不二家でいっぱいケーキを買って来るんだろうなあ ・・・

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2011年12月24日 (土)

Merry Christmas!

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テーブルにはキャンドルフラワー。

それから、昨日タンバリンギャラリーで買ったココリのチョコレートブラウニーと、

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今日コトリ花店で買ったココリのクッキー。

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子どもたちにはプレゼント。

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私には昨日友達からもらったあったかそうなソックス。

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そして、夜にはキャンドルを囲んで食事をするクリスマス。

今年もこんな風に家族で過ごせることに心から感謝。

今年はもうどうか揺れませんように。

そして世界中から戦争と核兵器が無くなりますように。

どうか全ての人にこころ安らかであたたかいクリスマスを!

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Kotori Christmas ☆

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今週はなんだか妙に疲れてしまってめずらしくプールで泳ぐ元気がないのと、プール

に行ってると明るいうちにケーキを取りに行けないので思い切ってやめにして、コトリ

さんにキャンドルアレンジを作ってもらいに行くことにした。

自転車で走ってると今日も寒いけれど、昨日より晴れて陽射しがあって風がないぶん

まだ暖かく感じる。

コトリ花店に着くとすでに先客ありだったので、待っている間にあたりをうろうろ。

入口のスナップボードの前にしゃがんでみると、昨日届いたばかりのやまぐちめぐみ

さんのココリのお菓子がもみの枝と一緒にとめてあった。

戸口には小さなリースと、デッキテラスの琺瑯の洗面器の中にはもみの木と柊の枝。

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お店の中にもさりげなくクリスマスのアレンジ。

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ピンクの小鳥をみつけました。

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それからこっちには木の小鳥と猫のカード。

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先客が買い物をすませて出て行かれたのでオーダーのリクエストをしていたら、また

次のお客さんが入って来ました。この時期、お花屋さんは大忙し。

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そして、その方も終わったのでついに rica さん、私のキャンドルアレンジを作り始めま

した。外のバケツに沈めてあるオアシスを取りに行ったと思ったらricaさん、私のオー

ダーを聞きながら手際よくオアシスに花を挿してゆく。

「そうだ。ユーカリも入れる?」と聞くからいつもの小さいまるっこい葉っぱのユーカリか

と思ったら、これ。このながっぽそい葉っぱのもユーカリなんですって。

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赤い実はユーカリの実!

ここに来るといつもめずらしい植物を見られるのも好き。

そして、できあがった我が家の食卓用のキャンドルアレンジ。

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最初、赤い花も挿してあったのだけれどやめて白い花にかえてもらった。

できあがったアレンジを見てricaさんはちょっと地味だと思ったみたいだけれど、私は

ホワイトクリスマスをイメージしていたからこんな感じでじゅうぶん。

蜜ろうのキャンドルに2種類のもみの木とユーカリの枝、スモーキーピンクのバラと白

のラナンキュラス、それに白のスプレーバラとフェアビアンカのつぼみ。

いまはぜんぶ蕾のバラが開いてくるともっと華やかになるかも、と ricaさん。

とりあえずドアにはリースをかけたものの、実はこのアレンジを作ってもらうまでうちは

ぜんぜんクリスマスっぽくなかったの。

よかった。これでやっとうちにもクリスマスが来ました(^-^)

・・・・・・ というわけで、Merry Christmas!

rica さん、いつも素敵なお花をありがとう!

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2011年12月23日 (金)

たまな食堂とタンバリンギャラリー①

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今年も昨日の冬至からついに10日を残すばかり。

カウントダウン状態に突入!ってことで、会うべく人には会っておこうと友達にメール

して「タンバリンギャラリーに行きたいんだ」というと、「私はワタリウムに行きたい」と

いうので、「じゃあ外苑前のがいいね。何時にどこにしようか」と返信すると、ややしば

らくあって「ビールのんだら思考停止。○○駅○時○分の急行でどうかしら」ときた。

オーライ、ほんじゃま、そういうことで、とメールを終了して昨日はゆっくりユズ湯に浸

かって1時半ころ布団に入り、やっと熟睡モードに入ったと思ったら、枕元に置いた携

帯のメール着信音が鳴り ・・・ 時間を見ればなんと夜中の2時40分。こんな時間に誰

じゃあ?! と思えばさっきの友達で、熱でも出して行けなくなったかと思いきや「行き

たい飯屋ができた」とある。ふん、あんたは男かい、と思いながら布団をかぶって寝た

のであった。

明けて今日は調子狂って寝坊して、時間を遅らせてもらうこと10分。

まあ、高校時代の友達なんてこんなもんです。

そして雪でも降りそうなさむーい、でもものすごく混雑した原宿駅で降りて表参道を抜

け、向かった先はたまな食堂。日本の昔ながらの発酵食と有機野菜中心のお店だ

そうです。表参道を上って交差点の横断歩道を渡ったら国道246を外苑方向に歩き

駐車場の脇の小路を降りて『風花』さんを右に見て左に曲がったところ。

11tamana_01

住宅街にあって、駅から近いわけでもわかりやすいところにあるわけでもないのに知

る人ぞ知る店らしく混んでいて、着いたときは満席。なにせ寒いので食堂併設の自然

食品売り場で食材を眺めながら時間をつぶすことしばし。商品のラインナップはうちの

近所のそらやさんに近いものあり。

11tamana_02

感じのよいナチュラルビューティーな店員さんに呼ばれて案内された席に着くと、食堂

は木の香りがしてきそうなウッディーで清潔な空間。メニューを見て食後に有機コーヒ

ーがついている『ほんじつのたまな定食』を注文。これがその内容。

11tamana_03

しばらくして運ばれてきたお料理とともに、店員さんが丁寧にお料理の説明をしてくれ

ました。

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ワンプレートに彩りよく盛られたお料理に無農薬玄米ご飯に麦みそ汁に納豆。

それに後から焼いた自家製厚揚げが青唐辛子の麹醤油とともに出てきました。

一見地味なごはんに見えるかも知れないけれど、これがなかなか滋味あふれるお料

理でけっこうなボリューム。食べ終わる頃にはかなりお腹いっぱいになりました。最近

家でも外でもこういう食事ばかりしている私でも新しかったのは麹の使いかた。店の中

には発酵食品特有の昔の田舎の家みたいな懐かしい香りがぷぅーんと漂っていて、

でも店の中は若いお洒落な服装をした若いカップルとかでいっぱいで、そのミスマッチ

感が面白かった。戦後50年で怒涛のように一気に西洋化してきたことによる日本の

歪みというか揺り戻しが、こんなところにもある、と思いましたね。

信じられないけれど、今日初めて納豆を食べたという納豆嫌いの友達は、そんなこと

からも大きな変化を感じたよう。たかがそんなことで、と笑っちゃいけない。医食同源

の言葉のとおり、どんなものをどんな風に食べたかでその人はできあがってるんです

から。そして食べ終わった後は冷えたからだが指の先まですっかりポカポカに温まっ

ていた。食後の珈琲もめずらしく濃くておいしかった。たぶん、この豆はろばやさんの

ダークローストじゃないかな。この豆は安くておいしくて苦めの珈琲が好きな人にはお

すすめ。

たまな食堂。

夜中にメールを見たときは私は『たまや食堂』と読んでしまって、たまやといえば私は

ドラマーの本田珠也さんしか思い浮かばなくていったいどんな食堂かと思ったけれど、

ここはよかったです。ここはまた行きたい♪

・・・・・・ ということで②へ続く。

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2011年12月22日 (木)

冬至

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このところ、日に日に気温が下がって寒い。

朝、窓を開けたときの息の白さよ。

これから季節は本格的な寒さに向かってゆくけれど、

それとは逆に、今日を境にまた少しづつ日が伸びてゆく。

本日、冬至。

陰極まって陽となる日。

今夜はTeruちゃんにもらった無農薬ゆず湯であったまろう。

陰極まって陽となれ!

そして今日のかわいいはこれ♪

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ユズ湯につかるカピバラ一家。

(22日午前、静岡県伊東市の伊豆シャボテン公園で)=佐々木紀明撮影

(読売新聞)22日11時19分配信

なんちゅーかわいさ!

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2011年12月20日 (火)

さこうゆうこさんのヒヤシンスポット

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『百草の庭』で買った、さこうゆうこさんのヒヤシンスポットにセットしたヒヤシンスの

根がこんなに伸びた。

セットしてから2週間とちょっと。

これより1週間も前にセットした2株のヒヤシンスのうち白いほうの球根にはなんとカビ

が生えてしまって、危うくだめにするところだった。カビの生えたところだけ剥いてなん

とか根が伸び始めたけれど、2株ともこんなにきれいに均一に根が伸びてこない。

これってやっぱりホームセンターで売られている大量生産の粗悪なガラス製品と、人

の手からひとつひとつ丁寧に生み出されたものとのエネルギーの違いなのだろうか。

さこうゆうこさんの作品は、やわらかなフォルムとなめらかで透明感の高いガラスが

特徴。この完璧なシンプルさが好きだ。

これだけきれいなかたちをしていると、水栽培をしていないときには花を生けてもいい

なと思う。

紫の球根のてっぺんからちょこっと出てきた緑のツノみたいな芽。

かわいいです。

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冬のコトリ花店

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今日お昼に10年ぶりに友達が来るというのにテーブルに花がなくて、家の近くで買っ

てしまおうと近所の花屋を覗いたけれど、けっきょくいい花がなくて北風のなか自転車

飛ばしてコトリ花店に行った。コトリさんのお花を知ってから、たかがちょこっとテーブ

ルフラワーを買うくらいでも他では買えなくなってしまった。まずいちばんに何が違うか

というと、パッとお店に入ったときに目に飛び込んでくる色。他のお花屋さんが原色の

揃ったふつうの色鉛筆の箱だとすると、コトリ花店さんはペールトーンの微妙な色ばか

りが集められた色鉛筆の箱。それにすっかり慣れてしまったいまは、他のお花屋さん

のヴィヴィッド過ぎる色に目がくらんでしまって落ち着かない。時間がないから今日は

お店に向かう途中で電話して、小さなブーケを作ってもらっておいた。

そして今日、コトリさんが選んでくれたのはこんな花。

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ほんとはここにフェアリーみたいな淡いピンクのラナンキュラスが入っていたのだけれ

ど、ヒヤシンスの茎が太すぎてこの花瓶には入りきらないので別の小さな花瓶に生け

てyokodollの横に。最近はいつもこんな風。

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2011年12月19日 (月)

カレンデュラ

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裏がストライプの花びらと、この乱れたような咲き方がなんとも愛らしくて

昨日わざわざ表参道から買ってこずにはいられなかったカレンデュラ。

太陽のハーブ。

私は春を通り越して太陽の季節が今から待ち遠しい!

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2011年12月18日 (日)

3人だけのクラス会

11christmas

深夜の1時半過ぎに突然、携帯のメール着信音が鳴って「突然、メールしてすみませ

ん」という件名のメールがきたのは8月のこと。

常々、人の波動は電子メールに乗る、と思っている私はその重ーいメールにぎょっと

なり、続く本文の「深夜にメールなどして大変申し訳ないとは思いつつ、あなたのこと

が懐かしくて・・・ 憶えてますか?」といういささか気色悪い書きだしに、「いったいこん

な時間にどこの誰? それとも間違いメール?」と思いきや、続きを読めばなんのこと

はない、もう何十年も会ってない中学時代の親友Mなのだった。なんでもふいに私の

ことを思いだしたら懐かしくてたまらなくなり、共通の友達Hを通じて携帯のアドレスを

教えてもらって朝まで待てずにメールした、ということらしい。彼女のことはもう記憶の

彼方だったけれど、中学時代は彼女とHと私の3人は人からトリオと呼ばれるような関

係だった。いくら長いこと会ってないとはいえ、昔は親友だったのだからこんな堅苦し

いメールじゃなくてもっと気楽に連絡してくればいいのに、という気持ちとともに、どこ

かに違和感があった。朝まで待てないという気持ちは自分にもあるからよくわかった

し、そう言ってくれるのはありがたいような気もしたけれど、なんたって時間も時間で

私は眠くてたまらなかったからその日は返信せずに寝てしまった。

翌朝そのメールに、「メールでやりとりするのはまどろっこしいから、よかったら時間の

あるときにでも電話ください」と電話番号を書いて送信すると、ほどなくして彼女から電

話がかかってきた。妙に緊張した、固くて暗い声。今度は受話器から重い波動が伝わ

ってきた。いったい彼女ってこういう人だったっけか ・・・。

それからMは昔のことをとうとうと話した。私もかなり記憶がいいほうだと思っていたけ

れど、Mは私がとうに忘れてしまった昔のことをとても詳細に記憶していて、私を驚か

せた。そのほとんどは私にとってはもうどうでもいいことだったけれど、なかには自分

のインナーチャイルドに触れることもあって、私は懐かしいというより少し不快な気持

ちになった。何より彼女の声は重く掠れていておばあさんのようで、自分と同じ歳の人

間がこんなにも老けてしまうのかということにも愕然とした。すると、そんな私の気持ち

を察したように彼女が、「あなたは声も若いわね。生き生きしてる」と言った。

私のなかではこれほど長く会ってない友達のことを突然思い出してコンタクトしようと

思った彼女の気持ちに引っかかるものがあって、最後に何気なく「ご家庭は円満なん

でしょう?」と聞くと、彼女は「それが・・・ 、 いろいろとあるのよ。こんど会ったとき話す

わよ」と言った。私は、ああ、やっぱりそうですか、と思いながら「それじゃ、また」と電

話を切った。

それから何度か、『涼しくなったら3人で会いましょう』とか『秋になったら会いましょう』

などというメールをもらっていながら気乗りがしないまま秋も過ぎて、12月。

いっそ自分でとびきり楽しい企画でも作ってみんなで一度会うか、と思ったのは、やっ

ぱり3月の震災のことがあったからかもしれない。あの一件で私たちは『いつでも会え

る』と思っていた人に突然会えなくなる、ということを知ったのだ。

漠然とじゃなく、リアルに。

私のとびきり楽しい企画はあいにくHのノリが悪くて却下になったけれど南青山で会う

ことになった。日曜日の11時半、いつものごとく超ワンパターンにスパイラルで待ち合

わせて、エントランスを入るとまだ誰もいなかったので2階への階段を上がると、椅子

にかけていたMが私を見つけて「あっ! ものすごくお久しぶり!」と声をかけてきた。

Mに最後に会ったのはたしか成人式のとき以来なのに、よく一目で私だとわかったな

と思ったけれど、私も見た瞬間に彼女だとわかった。歳をとって老けても根本的なとこ

ろでは人のルックスってそれほど変わらないのだろうか。

すぐにHもやってきてレストランに向かったものの今日もそこは予約でいっぱいだった

から、青山なんか来たことないという2人とともに散歩がてら雰囲気のいいところを見

つけて入ることにした。

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骨董通りを左にちょっと入ったところにあるフラミンゴ・カフェ。

メインの料理を選んだら、サラダと飲み物はビュッフェ・スタイル。

ここでクリスマス・スペシャルじゃなく、きわめてふつうのランチをしながら話をした。

内容は、いい歳をした同じ歳の女が3人集まったらするようなどこにでもある嫁姑の話

ディスコミュニケーションの夫の話、老親の健康の話、息子の話、etc;・・・

全ては最初にMと話したときに私が想像したとおりだった。

つまりここでも私は我慢強く彼女らの、とくにMの今まで誰にも言えずにいたという積

年の思い、というか愚痴を聞いていなければならなかった。私は私たちが会っていな

かった二十数年の間に離婚した自分だけが苦労したなどとは毛頭思っていないけれ

ど、少なくとも結婚したときからマイホームがあり、今まで離婚することなく家庭をやっ

てこられた彼女たちは私よりは安寧にお暮らしなのかと思っていたのに、実際は私と

質こそ違うものの、様々な苦労や不幸を背負っていた。私たちが仲良かった少女時

代には誰も想像もしていなかった未来の現実がそこにあった。

そして、信じられないことに3人のなかでは私が1番自由らしかった。

自由。

お金があって不自由なのとお金がなくて自由なのとどちらがいいと聞かれたら、私は

迷わず後者を選ぶ!

Mの話はきりがなくて、あっという間にランチ終了の2時になった。

それから後は先日よく見られなかったファーマーズ・マーケットに行った。

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ここに来るのに2人にはエコバックを持ってくるように言ってあったのだけれど、ここで

もHはあまり盛り上がらることなく何も買わなかった。その理由は最後にお茶をしたと

き、Hの話を聞いて初めて知った。

私はマルシェで先日買えなかった玄米餅と半額で売っていた今治タオルを買ったけ

れど、花屋に並んでいた300円のカレンデュラがどうしても気になって戻って買うとき

に、「こんなところからこんなもの買って帰る私の気が知れないでしょう?」と言ったら

Hが「そんなことないよ。かわいい。ほんとに花が好きなのね。昔から好きなものぜん

ぜん変わってないのね。あなたらしいよ」と言うから、私は逆にそうなのかな、なんて

思ってしまった。

私はMよりずっと苦労しているようなのに明るいHのことがすごく心配になったけれど

自分の愚痴を言いたいだけの人というのはどうやら人の話を聞く気は全然ないらしく

MはHが話しだすとそわそわして話の腰を折り、けっきょくは自分の愚痴に引っ張りこ

む、というのが繰り返されたのにはいささかうんざりした。ヘヴィ・スモーカーではない

と言いながら風邪気味のHの前で平気で煙草を吸うMは典型的な病気になるタイプの

人だと思った。

帰りは表参道の駅で方向の違うMと別れ、途中まで一緒のHと話しながら帰った。

そこで初めてHの話をゆっくり聞けたのだけれど、彼女の暮らしは想像しただけでもそ

うとう大変そうだった。初めて聞くこころやさしいHの本音は真実だけにキツかった。

Hと別れて1人になると俄かに気持ちが落ちてきて、自分の駅に着くまでずっと膝の上

のカレンデュラによりかかるように顔を落として帰った。

私にはやっぱり花が必要だ。花のない生活なんて考えられない。

昨日見たドラマ『愛・命 ~新宿歌舞伎町駆け込み寺~』のなかで玄秀盛の放った

言葉が素晴らしく印象的で、それは1人の男のなかに潜む、奈落とも思える闇と同時

に清冽な光の存在をも感じさせる瞬間、美しい詩だったけれど、人はそのときどき、

瞬間的に目の前にある光と闇とを自ら選択し、それを見ているだけにすぎないのでは

ないかと思う。

そんなことを考えつつ、駅に着くと弾かれるように席を立って電車を降りた。

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2011年12月17日 (土)

念願のバターケース、到着

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昔から木で作られたものが好きです。

結婚するときに最初に買ったのはパインの丸テーブルに4脚の椅子、ウォール・ミラー

に食器棚、それに母に買ってもらったクローゼットとお揃いのチェスト。当時はパイン

材が流ってたころで、本当はテーブルとクローゼットはロイドアンティークスのがほしか

ったけれどとても高くて手が出せなかったので新品のにした。母は家具といえばもっと

重厚な高級素材のものが好きだったようで、白木のパインなんて安っぽいと言われた

けれど、私はアンティークが買えないなら新品のパインを買って自分でアンティークに

すればいいと思ってたから譲らなかった。それらはどれもいまは飴いろに変わって、

何度かの引っ越しでだいぶ傷がついて痛んだけれど、文字通りそれはアンティークっ

ぽくなってきたと思う。それに加えていまは机が3つ。それと、もう何年前になるかな、

オークションで国産一流メーカーの北欧風の中古の本棚をすごく安く手に入れたとき

はもう嬉しかった。せっかく安く手に入れたんだからと配送料をケチったせいで、死ぬ

ような思いをして配送業者と下から4階まで運ぶ羽目になったけど ・・・・・

これだけ木の家具があると引越しは大変だけど、でもこれらの木の家具のおかげで

どこに行ってもそれほど殺伐としないでホッとできる居場所を作れたように思う。

私の好きなカフェにも20数年前にあったのと同じ傷だらけのテーブルがあって、いつ

もそこに座って木のテーブルに手を置くと、「ああ、またここに来れたよ」と思って死ぬ

ほどホッとする。

木が好きだ。

それは家具みたいな大きなものじゃなくて小さなものでもいい。

たとえば、バターナイフ。

いま家には3本の木のバターナイフがあるけど、人からもらって引き出しの中が木の

バターナイフだらけになってもいいと思えるくらい好きなのです。これって変ですかね。

私はあんまりイライラすることはないけれど、もしイライラしてしょうがないって人は木の

バターナイフでもスプーンでも握ってればいいんじゃないかと思う。落ち着くから。

(まあ、ライナスみたいに毛布のほうがいいって人はそれでもいいけどね。)

そして数日前、ついに念願の木のバターケースが届いた。

これはいつかネット中を探して見つけたもので、これを見つける前は木のバターケー

スでは有名な男性作家のものにしようかと思っていたのだけれど、その角ばった体裁

がいまひとつピンとこなくて迷っていたら、冨田聡子さんの手になるこちらが出てきて、

見た瞬間に「これだ!」と思った。

なんたってこの丸みを帯びたやわらかいフォルムと木目がたまらない。

蓋とトレーの素材、色の組み合わせもいい。

けれど残念ながら私が見たときすでにこのバターケースは完売で、作家さんは出産の

ため産休中という。次回販売は未定とあった。いつになるかわからない。

それでもあきらめきれずにリンクをブックマークしておいた。

なんたっていま使っているのは20年以上も前にアフタヌーンティーで買ったテラコッタ

ので、しかもバターケースじゃない。蓋はとうの昔に壊れてしまってトレーだけになった

ものを捨てられずに長いこと使ってきてしまったのだからいまさら焦ることもないのだ。

と、先日たまたま久しぶりに古いリンクをクリックしてみたらなんとまた販売が再開して

いたのでした。事前予約のみ、とあるところを問い合わせてみると、買えるという。

となったら、もう高いとか言って迷ってる場合じゃないので思いきって買うことに。

そして届いたのが上のバターケース。

丁寧で美しい包みを開けて出てきたバターケースを手にとってしばしうっとり。

ウェブ上で見ていても素敵だったけれど実物を手にしてみるともっといい。

なんともいえない手触り。完璧な手仕事!

蓋を開けるとこんなふう。

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カバーが桜の木で、トレーとバターナイフはブラックウォールナットだそうです。

無垢の木を無着色のままオイル仕上げ。

バターナイフは持つと絶妙な反り方で手にフィットするように削られていて、うひゃー♪

でした。カバーもトレーも見た目のやわらかさとは違って硬い木でできているのですご

く堅牢そうです。

トレーの裏には工房COCOの焼き印が。

11butter_cace_02

これぞまさしく一生もののバターケース。

いやいや、それ以上に家宝のバターケースだと思いました。

木工芸家がひとつひとつ手間と時間をかけて作ったことを思えば、ぜんぜん大げさじゃ

ないと思います。これひとつで私はとってもしあわせな気持ちになりました(^-^)

猫を撫でたくてもうちには猫はいないから、代わりに私はこれを撫でようと思う。

あれ? やっぱりちょっと変かしら。


    手作り【冨田聡子】 ライトブラウン バターケース

   

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2011年12月16日 (金)

梅酒、完成!

11umesyu

うちの女の子は集中しだすと一気に集中して仕事をするんだけど、それまではのらり

くらり・だらだらしてばかりで、いっこうに何かを始める気配がない。

この梅酒のラベルのイラストも依頼すること数ヶ月前。

もう今年もあとそんなに日がない! という今になってやっとやってくれました。

それでやっと自家製梅酒、完成。

農芸高校の果樹園で採れた無農薬青梅で作った梅酒と、

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WAYS SHOPさんで予約して買った完熟南高黄梅で作った梅酒。

こちらも無農薬。

11umesyu_01

あらかじめ買っておいたボトルは3本あって、どういう比率で詰めようかと娘と2人でほ

んのちょっと味見をしてみたところ、青梅のほうが2年物で黄梅のほうがまだ1年物な

のに、なぜか黄梅のほうが焼酎臭さがなくて熟成されたフルーティーでまろやかな味で

断然おいしい! 

青梅のほうはもっとドライでピリッとした感じ。

やっぱり熟した果実がもともと持つまろやかさによるものなんだろうか。

・・・・・・ というわけで黄梅を2本、青梅を1本瓶に詰めることにして夕飯の買い物に出

かけた。2人ともほんのちょっと味見しただけなのに赤い顔して。

夜遅くなってから瓶詰作業をしたのだけれど、意外と難しかったのがラベル貼り。

イタリア直輸入のガラスボトルは表面がでこぼこしていて空気が入りやすい。

こんなことを夜な夜なやってるからますます寝る時間が遅くなるんですね。

瓶詰め作業をしている間に嗅いだ梅酒の匂いだけで酔っぱらいました~ coldsweats01

できあがった梅酒は明日スイミング・コーチに1本持ってゆく予定。

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2011年12月15日 (木)

焼き菓子の季節

11digitalcookingscale

今日、Amazonからコトリのかたちのクッキーの抜き型と、デジタルクッキングスケール

が届いた。

なぜか12月ともなるとふだんは滅多にやらないこと ─ クッキーを焼くとか ─ がした

くなってきちゃうのは何故なんでしょう。まわりが急激に慌ただしくなってくることへの

反動? 自己逃避? ・・・・・・ それでますます忙しくしくなって自分の首を絞めること

になるんだけど。

届いたコトリの抜き型は思ってたよりずっと小さい。

去年買ったトナカイのクッキー型は思ったよりものすごく大きかったし。

つまり私がいいかげん、ってことですね。

でもこれくらい小さいとカレルチャペックの紅茶缶に入れるのにちょうどいいかなあ。

そして、やっすいデジタルスケール。

いままで料理をするのもほとんど目分量で、クッキーを作ったりするのも計量カップで

適当に計っていたのだけれど、クッキーくらいはまだそれでよくても、パンやケーキと

なるときちんと正確に粉を量らないことには失敗すると去年痛感して今回買うことに。

日常的にケーキ作りをする友達がちょうどこんな簡易のを便利に使っているのを見

たせいもある。道具というとつい私はいいのを買ってしまいそうになるけれど、たまに

しか使わない私にはこれでじゅうぶんだ。

とうめん、いつクッキー作りができるかはまだわからないけれど、作ろうと思っている

のは、はちみつ生姜クッキー。

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2011年12月14日 (水)

アンチョビと春キャベツのパスタ

11anchovy_pasta

昨日、夕飯が軽かったせいか寝床に入ってからお腹がすいちゃって、ふいに思ったの

が「アンチョビのパスタが食べたい!!」だった。

それでさっき、お昼の買い物にスーパーに行くと、12月なのに春キャベツが山積みさ

れていて、いいキャベツだったのでまるごと買って帰って『アンチョビと春キャベツのパ

スタ』を作った。このパスタを作るポイントは、パスタがゆで上がる数分前にキャベツを

投入して一緒にゆでてしまうこと。作り方はいたって簡単なのだけれど、唯一めんどう

なのは、あらかじめ缶詰のアンチョビをお皿に取り出して細かい骨を取り除いておくこ

と。これが意外と時間がかかって面倒。手がオイルでベタベタになって魚臭くなるし。

でも、これを丁寧にやっておかないと仕上がりの食感は悪くなる。

子どもが小さかったころは、このパスタを作ると子どもに「刺が入ってた!」と言われて

おまけに子どもにはアンチョビはしょっぱすぎるらしくて不評だった。

今日は久しぶりに作ったのだけれど、今日も不評かなと思ったら大好評。

アンチョビのしょっぱさとキャベツの甘味とシャキシャキ感、ガーリックと鷹の爪、コショ

ウが効いた大人のパスタ。春キャベツの鮮やかな緑が目にも麗しく。

食べたいときがうまいとき! なので、とてもおいしく食べた。

難をいえばアンチョビの処理がもうちょっと面倒じゃないといいんだけどなあ ・・・

そしてアンチョビの骨を抜いてるときから考えてたのは食後の珈琲のこと。

やっぱりパスタに濃い珈琲は欠かせない。

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2011年12月13日 (火)

カレンデュラの話

11aroma_07

東京はここ3日連続で乾燥注意報が出てるそうです。

どうりで。私は顔がぱりぱり・カサカサ・剥け剥けです。

ほんとに、どの季節にも1回はこうなる。

もうこうなると、どこかへ出かけて行こうとか誰かに会おうとかいう気が全然なくなって

くるから最悪です。

そこで登場したのが、アロマテラピストの安西清香さんのアロマセミナーで作った手作

りのメディシナル・クリーム。

湯煎でとかした蜜ろうとシアバターに、いくつかのオイルの中から私が選んだホホバ

オイルとカレンデュラオイルを加え、粗熱がとれて固まりだしたら、たくさんの精油の

中から同じく選んだラバンジン、ローズ、ローマンカモミール、サンダルウッドを加えて

よくかき混ぜたらできあがり。

そうしてできあがった私だけのクリームは、そんなに香りが強くない優しい香り。

お風呂上りの寝る前に使うのにぴったりなクリームになった。

いつも清香さんは実践編の前に今日使うオイルや精油の効能などとともに、それらの

もととなった植物の学名のラテン語や、またそれにまつわるギリシャ神話のお話など

をしてくれるのだけれど、それが実践編と同じくらい面白くて楽しい。

このクリーム作りのときはカレンデュにまつわるギリシャ神話。

それはこんな物語。

太陽神アポロンを、とても崇拝しているクリムノンという少年がいた。

クリムノンはアポロンが日輪の馬車に乗って、大空を駆け巡っている昼間はと

も幸せだったけれど、アポロンの姿の見えない夜はさびしくて悲しかった。

アポロンはそのことを知ってクリムノンを愛おしく思った。

ところが、嫉妬深い雲の神が2人の仲を嫉妬してアポロンを8日間、雲で覆い

してしまった。アポロンの姿がずっと見えないので、クリムノンは悲しみのあ

まりに死んでしまった。

9日目にやっと姿を現わしたアポロンはクリムノンの死を知り彼をとても哀れに

思い、クリムノンをいつも太陽に向かって咲くカレンデュラ(キンセンカ)の花に

変えたという。

かなしい愛のお話。

こんなお話をしてくれるのが清香さんだからまたぴったりなのです。

思わず私はうっとりしてしまいました。

カレンデュラはラテン語でまた『月の最初の日』、『朔日』、『新月』を意味するそうで、

カレンデュラのまんまるいオレンジ色の花はお金(コイン)にも見えることから、豊穣

も意味しているのではないか、とのことでした。

このクリームの使い心地は、オイルを使っているのでこっくりしていながら塗ったあと

はベタベタしなくて意外とさっぱり。

天然の植物の力でカサカサ・ムケムケがつるつる・すべすべになることを期待して♪

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2011年12月12日 (月)

今年の一文字

2011kizuna

今日のこの絵、きれいだったなあ ・・・・・・

 絆

文字で書くほどそれは簡単じゃなく、深くて難しい。

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2011年12月11日 (日)

『観察映画』から見えてくる今の日本の現実

Peace_2 

数年前の夏の盛りのこと。

私はめずらしく夏風邪なんかひいていて、寒いくらいに冷房のきいた電車に乗ってふと

この世の中って全て健常者の視点でできているんだ、と思った。その日はふだん何気

なくしていること(できていること)の何をしてもしんどくて、東京の街のどこにいてもそ

れを痛感するばかりだった。たかが夏風邪くらいでそれだから、もし私が骨折でもして

松葉杖をついたり車椅子のお世話になったりする身にでもなれば、この世界はもっと

もっと不便で不自由になるだろう。

全てが『健康』という、不安定で危うい前提の上に成り立った社会。


先日、久しぶりに会う友人と話していて、ともするといい歳をした私の妹なんかより自

分の子どものほうがよっぽど物事を受けとめるキャパシティが大きいと感じることがあ

る、と言ったら、「それはやっぱりマイノリティの立場を経験したところによるところが大

きいと思うよ」と言われた。それはこの場合、私の子どもは母子家庭の子どもで、彼

女の子どもは混血児だということを意味する。そこで久しぶりに『マイノリティ』という言

葉を聞いたのだけれど、今まで私はその言葉を意識して生きてきたことはなかった。

いつもそれは他人によって強力に意識させられるものだった。

マイノリティってそういうものだ。


この映画にも様々なマイノリティが出てくる。

様々な障害を持った障害者たち。末期がんで生活保護と在宅ホスピスを受けながら

暮らす一人暮らしの老人。それから野良猫たち ・・・・・・

想田和弘監督いうところの『観察映画』であるこの『Peace』は、そんなマイノリティたち

と、それをほとんど無償でケアする老夫婦のドキュメンタリー。


岡山で暮らす柏木夫妻は、夫婦で福祉有償運送サービスの仕事をしている。

自分では遠くまで移動することのできない障害者や老人などをクルマで目的地まで連

れて行ったり、散歩をさせたり、買い物につきあったり、一緒にごはんを食べたり、定

期的に病人の自宅を訪問して家事のヘルパーをしたり、その仕事は実に多岐にわた

る、時間と手間のかかる仕事。何より忍耐を必要とする。

そして、私がこのドキュメンタリーを見ながらずっと感じていたのも忍耐だった。

なんたってこれは柏木夫妻の日常生活の観察映画なのだから、彼らの毎日の仕事

ぶりが延々と続くだけなのだ。そこには人間の感情に作用する美しい音楽もなけれ

ば場を説明するナレーションもない。ドキュメンタリーだから決まった台本も演出もな

ければ、起承転結のあるストーリーもない。ただ目の前で淡々と繰り広げられる彼ら

の日常を見せられるだけ。テレビじゃないから日常の雑音は音が大きくてうるさいし

あまり見たくもない人の顔をこれでもかというくらいアップで見せられる。活絶の悪い

聞きとりにくい会話を大きな音で聞かされる。どれも私にとってはかなり忍耐がいる

ことだった。(これはもちろん監督の意図あってのことだろう。監督の仕事も忍耐以外

の何物でもない。)

そして、このドキュメンタリーのなかで柏木夫妻はその忍耐のいる仕事を実に忍耐強

く、よくやっている。その行動や言動は親切を超えてとても優しい。これは感心する、

とかいうレベルを遥かに超えて、頭が下がる。

しかもこの福祉有償運送サービスの仕事は、『有償』、『仕事』とはいってもそこには

国の厳しい規定があって、支払われる報酬(というのか手当というのか)はごくわずか

そこからクルマのガソリン代や修理費などといった経費を差し引いたら手元には何に

も残らないというのだ。もちろん、給料なんてものは出ない。つまり実質ボランティア。

彼らが毎日していることはお金ではとても換算できないほど大変なことなのに、それを

無償でやっているとは。まずそこに驚かされてしまう。

でもある日、そんな福祉有償運送サービスの説明会にたくさんの人が訪れる。

なかには若い人もいて、最初は柏木寿夫さんの説明を受けながら車椅子に乗ってク

ルマの中へ運んでもらう人や運ぶ人を実習したりして和気あいあいとした雰囲気が流

れる。けれどもそれは部屋に入って寿夫さんがこの仕事によって得られる報酬につい

ての説明を始めた途端に一転、参加者の白けきった顔に変わる。寿夫さんはそこで

「確かに報酬は少ないが、この仕事にはお金には代えられないものがある」と熱弁を

ふるうが、参加者の顔は冷たくふてくされきったままである。つまり彼らは言ってみれ

ばていのいいアルバイトを探しにきたにすぎないのだ。そんな風だから柏木さんたち

のいる事務所には年寄りばかりだったのだ。つまり60をとうに過ぎて身体のきつくな

ってきた彼らの代わりに働いてくれる若い働き手はいないってことだ。

だからといって私には参加者たちのことは責められない。たぶん誰にも責められな

い。よっぽど働いて収入を得る必要のない人ででもなければ誰だって働いて生活を

立てていく糧が必要だ。むしろ自腹切ってまでこの仕事をやり続けている柏木夫婦

のほうが不思議なくらいだ。そういう信じられないくらい優しくて仕事のできるいい人

たちの好意にただただ依存しなければ成り立たないこの国の制度はおかしい。

そういったこと、そういう見ていてあまり面白くないことを想田監督は実に我慢強く、

ただ見続け、聞き続け、撮り続け、私たちに見せ続けているのだ。

そして私がここで書いたようなことを考え続けなければならなかったように、この映画

のなかで無言の問いかけを無数にしているのだと思う。

そんな日本の今の現実とも言うべきこの映画の中で、唯一ホッとさせてくれるのが寿

夫さんが世話している野良猫たちの存在。

寿夫さんにとってもひたすらボランティアに明け暮れる日常の中で猫と触れ合ってい

るときが一番安らぐようだ。猫といるときが一番いい顔をしている。でも、最初は一匹

だった野良猫も今はすっかり増えてしまい、寿夫さんが野良猫にしていることは近所

から苦情もきているようだし、こと猫に関しては同じ仕事をしている奥さんの廣子さん

とのあいだにもちょっとした冷たい戦争(これ、生前の母がよく使ってた言葉)がある。

ほんに人の世は難しい。

野良猫ってのもの自体がまぁ、マイノリティみたいなものだけれど、そのなかにもさら

にマイノリティの猫ちゃんがいる。お腹にかわいいハート柄を持っているのにクルマに

轢かれたのか一本の脚を引きずっている子。それから寿夫さんがかわいがる野良猫

たちのエサを横から掠め取っていく目つきの悪い見るからにこ汚い泥棒猫。

寿夫さんはその猫を泥棒猫と呼び、「迷惑しとるんじゃけど・・・」と言いながらも、その

猫にもちゃんとエサを与える。それでも泥棒猫はとても用心深くて、やさしい寿夫さん

にだってぜんぜん懐かないし近寄ってもこないけれど、エサの時間ともなるとどこから

か忍び寄ってきてはオス猫のパワーで徐々に図々しくのさばるようになってきた。最

初はあからさまに怒って「シャー!!」と背中の毛を立てて威嚇していたメス猫たちも

しだいに脇に追いやられ、隅のほうでエサを食べるようになってしまう。さあ、これから

どうなるのか、と思うけれど、あれだけお互いに嫌がってた者同士が、最後のほうに

なるといつの間にか一緒にいるではないか!

何食わぬ顔で寿夫さんの猫たちに混じって毛づくろいをしている泥棒猫。

寿夫さんは淡々と、「みんなのほうがあいつのことを許したんじゃろ」と言う。

こころなしか泥棒猫の人相(ニャン相)が良くなっている。

このあたりは人間と同じで可笑しい。

寿夫さんはもう20年以上も猫を飼っているけれど、どうしてもわからないことがある

そうだ。それはどんなにかわいがってエサをやり続けて懐いた猫でも、年数が経つと

いつの間にかいなくなってしまうこと。いつの間にか一匹ずつ姿を消したかと思うと、

また知らぬ間に新顔が入ってくるのだそうだ。それはまるで年寄りが若いもんに場を

譲っているようなのだとか。さて、ここらへんに上のフライヤーの吹き出しの中の言葉

の意味がありそうだけれど、正直なところ私としてはこの映画にそれほどのものは感

じなかった。全体的にいろいろなことが散漫で、フォーカスされていないように感じた。

それは私が社会の勝者ではなくマイノリティで、この映画のなかで描かれているよう

なことも非日常ではなく日常的に見ていることであり、それなりに忍耐しながら暮らし

ているからかもしれない。映画の中でまで私はこれはいいや、というのがあった。

この映画は80歳の父と見る予定だったのだけれど、天気が悪くて寒かったので父は

行かないことになった。結果的には行かないことになってよかったと思う。

初めて渋谷のアップリンクで映画を見たときは2階の部屋がすごく暖かくて椅子もリラ

ックスチェアで楽ちんだったのが、この日は1階で寒くてお尻が痛くなった。同じ猫と戦

争が出てくるドキュメンタリー映画なら、私は父には『ミリキタニの猫』を見せたい。

現実、という意味では父はもうじゅうぶん見てきたと思うから。

そして最後に、これは皮肉に聞こえたら困っちゃうのだけれど、映画の興行において

予告とフライヤーがどれだけ大事かわかった。前回、アップリンクでグレン・グールド

の映画を見たときに流れていたのがこの『Peace』の予告で、それがすごくよかったの

だ。なんていうか、淡々としたなかにも観終わった後にふつふつと生きる力が湧いて

くるような映画なんじゃないかと勝手に思ってしまった。(それで80歳の老人だ。)

このフライヤーだってとてもよくできている。もしこの映画のタイトルが、『岡山で福祉

有償運送サービスをしている老夫婦の観察映画』だったら、少なくとも私は父を連れ

て行こうとは思わなかったと思う。

ちなみに、この日もアップリンクの会場内はガラガラだった。

来るときに一緒になった、ちょうどこの映画の廣子さんくらいのオバサマ軍団と1人で

来た初老の男と、それから若い人が少し。退屈したのかやりきれないのか、時折フー

ッと長い溜め息が聞こえていたりしたけれど、みんなはこの映画をどう見たのだろう。

下は映画を見た後に併設のカフェレストランTabela で食べたクスクス。

11tabela

たくさん具材を使ってるし素材にもこだわっているみたいなのに、なんでこんな味にし

かならんかなって味。まるで一度ピタッと味が決まったところに人数分足りなくなった

からお湯を足しちゃった、っていうような。とにかくお腹もすいていたし身体が冷え切

っていたので冷めたらますます不味くなると思ってばくばく食べたけど。

そして食後の珈琲。

最近は機械でぷしゅーと抽出しているところが多いからどこで飲んでも大体同じクオリ

ティなのだけれど、ここはふつうのコーヒーメーカーで作っているのか、サーバーに落と

してそのまま保温していたとっておき珈琲が出てきた。つまり珈琲もだめ。

雰囲気は悪くないし、アップリンクがプロデュースしているっていうからもうちょっといい

かと思ったのになー!

いいことはサラダがおかわりできるらしいことと映画を見ると食事の150円引き券が

付いてくることくらい。たまに外で食事をすると、いかにふだん自分の作ってるごはん

がおいしいかってことを痛感するのです。やれやれ!

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2011年12月10日 (土)

てるてるパワー

11medetashi

人がふだんの暮らしのなかで何に豊かさ・心地よさを感じるかというのは千差万別だ

と思うけれど、私にとってそのひとつはタオルで、最初にそれを私に教えてくれたのは

キッドブルーのタオルでした。キッドブルーの淡いベビーブルーとアイヴォリーのしまし

まタオルが大好きで、ファミリーセールの葉書がくるたびにそれを目当てに代官山の

アトリエに行きましたっけ。並ぶの大嫌いな私が並んでまで手に入れたかったそのタ

オルは、ダブルループで分厚くてやわらかくてふわふわで素敵な色で、お風呂上りに

包まれるたびにしあわせになるタオルでした。そして、良いタオルのすごいところは何

よりじょうぶなこと。10年以上使ってもだめにならない。キッドブルーのタオルがあん

まり好きなので友達の誕生日プレゼントに贈ったら、彼もやっぱり10年以上愛用して

くれて、だいぶへたってきた頃に「大事にしてたのに嫁にいつの間にか処分されちゃっ

て」とぼやくので、再び結婚祝いに贈ったくらい。

そして10年前にスイミングを始めたときに買ったのはこれまた大好きなポール・スミス

のマルチカラーストライプタオルで、これは基本週1の出番だったけれど、これも活躍

してくれました。今はそのどちらも散々使ってまだ捨てられなくて、バスマットに縫って

使ってます。だから買うときはちょっと高かったけれどコストパフォーマンスもばっちり。

そんなタオル好きの私が気に入ったのが、先日TeruちゃんからもらったMEDETASHI

(めでたし)のオーガニックコットンのレインボータオル。

まずブランドネームの『MEDETASHI』ってのが可笑しいでしょ。

なんたってこのTeruちゃん、無印良品でデザイナーをやった後に自分で作ったブラン

ドが『かめとつる』で、どこかのブランドにつけてあげた名前が『ハレ』で、こんどが『め

でたし』で、うちの息子が「1年じゅう正月みたいにめでたい人だね」っていうくらい、ハ

ッピーオーラを振りまいてる人です。常にエネルギーの高いものを身につけ、エネル

ギーの高い場所でエネルギーの高いものを食べ、エネルギーの高い人とつきあう、と

いうポリシーも実に明確。そんなTeruちゃんが作るものだから、彼女のプロダクトには

いつも明るいエネルギーが満ちています。そうきち名づけて『てるてるパワーsun

このタオルで何よりまず私が気に入ったのは、このかわいいレインボー・カラー。

11medetashi_01

これ、左から右まで一色たりとも同じ色を使ってないそうで、この多色使いの糸の染め

をするのが大変だったのだそう。しかもその素材は均一じゃないオーガニックコットン

の糸。しかも『MEDETASHI』オリジナルデザイン仕様のドビー織り。

これをやれるのはタオルでは国内トップクラスの今治の池内タオルさんしかない! と

池内タオルの社長さんにお願いしたものの、社長さん頭を抱えて「こんなに手間のか

かることをやるところはない。うちにとっても全てが挑戦です」と言われてしまったのだ

とか。サンプルの段階で何度も家庭で洗濯して、長く愛用してもらえるタオルを目指し

て改良に改良を重ねてできあがったのがこのレインボータオル。実は初回ロットで生

産終了で2度と同じものは作れないから、買えるのは今あるっきりだそうです。

それでもちろん、とことん織りにこだわったタオルだから、ふわっふわ。

すごくやわらかくて乾きやすい。

これでバスタオルだったらさぞかし気持ちいいだろうなあ、と思ったら、在庫のなかでも

バスタオルが1番少ない、というのでさっそくキープしてもらいました。

レインボータオルにはハンドタオル、フェイスタオル、バスタオルと3種類の大きさがあ

って、100%オーガニックコットン、国内(今治)産、スイスエコテックス認定という品質

も折り紙つき。そして、タオルについているめでたしのマークにはこんな意味があるそ

うですよ。

11medetashi_02

 お多福   =  福が多い

 富士山   =  日本一の高さを誇る美しい山

 鯛      =  赤い色がめでたい

 鶴と亀    =    長寿のシンボルとしてめでたい動物

 松・竹・梅    =    吉祥のもの

 俵      =  食べものに不自由しない

 虹      =  おおらかで晴れ晴れした気持ちになる

 ハート    =  愛

 ローズ      =   人々の暮らしに役立つ美しい香りの植物

なんでもこのマークひとつ作るのにも手間ひまかかっていて、バラの色もひとつとして

同じものはないんですって。

MEDETASHIの商品には、タオルのほかにも素材と製法にこだわりぬいたローズヒ

プの石鹸やローズヒップの美容クリーム、オーガニックのアロマキャンドル、小麦胚

不使用の玄米麺などがあります。私も作っているものこそ違うけれど製品づくりをや

ているのでわかるけれど、手間ひまかけて品質にこだわればこだわるほどコストがか

かって利益が出ないのはどこも同じのようで、MEDETASHIも例外ではないよう。

会社としてはツライところだけれど、でも本当に良いものがわかる人に喜ばれるものを

作る、それをやり続けていればいつかきっと福がくる、という信念に揺らぎはなさそう。

こんなところもうちと似てるかなあ ・・・・・・

というわけで、1年がんばった自分へのプレゼントに、めでたい新年のご進物に、ぜひ

福がいっぱい詰まったMEDETASHIタオルを使ってくださいませ。

めでたしの一部の商品を扱っているのは青山ウィメンズプラザ1階にあるフェアトレー

ドの店『パッチワーク』さんと、銀座にあるバッグショップ『アナビー』さん、それからネ

ットではさっき見つけた『たのしくらし.com』さんでも扱っているようです。

よかったらぜひ覗いてみてね♪

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2011年12月 9日 (金)

初雪

11hatsuyuki

昨日、だがしカンパニーさんでどこかのおばさまが話しているのを聞いたときには、い

くらなんでもまだ東京に雪は降らないだろうと思ってたのに、今朝起きたらほんとに雪

でした。びっくり! まだ12月の第2週なのにね。

上の写真は「うひゃあ~」と思いながらベランダから下を見下ろしたところ。

さすがに冷えてます。

どうせ降るならクリスマスに降って、ホワイトクリスマスにならないかなあ~と思う。

とくに素敵な予定は何もないのだけれど ・・・・・・

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2011年12月 8日 (木)

小さいドア@だがしカンパニー

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いまにも雨が降りそうな寒い寒いあさ。

市役所に行こうとたくさん重ね着をして自転車に乗ったら、こぎ出したとたんにミストみ

たいな雨が降り出した。かまわずにそのまま走り続ける。息が白い。でも、カシミアの

ストールと手袋で首もとと手をガードしているせいか思ったほど寒くはなくて、きりっと

冴えていながらしっとりとした大気のなかを気持ちよく走った。

12月というのは忙しいうえに1年で1番賑やかな月で、今月はいたるところでイベント

が目白押し。今日はクロシェさんが『だがしカンパニー』で不定期にやっているイベント

『小さなドア』の日で、ちょうど市役所の帰り路なのでちょっとだけ寄ってみた。

11crochet_05

ふだんは学校帰りの子どもたちで賑わう駄菓子屋さんのこの店。

店で買った駄菓子を奥の部屋で食べられるようになっているのだけれど、そのスペー

スを借りてのイベント。出店者は消しゴムはんこのクロシェさんと自家製酵母焼き菓子

のヨポポネさん、それからフランス雑貨とリースのチャクラさん、アクセサリーのシトロ

ンさんとリネンのお洋服のノアさん、革のハンドメイドバッグのアトリエ55さん、そして

コトリ花店さんでもお馴染みのガラス作家のケイノさんと、羊毛・キャンドル作家のアン

ジュールさん。いつもは開店と同時にたくさん人が押し寄せて狭い店いっぱい身動き

もとれないくらいになっているのだけれど、今日はこのお天気のせいか寒さのせいか

いつもより出足が悪いそう。私の後から寒い寒いと大騒ぎしながら入ってきたおばさま

によれば、明日の東京は雪だそうだ。まだこれくらいの寒さじゃびくともしない私は、大

げさだなあ、と思いながら聞いた。でもまだ12月の2週にしてもう雪?

今日、買ったのはヨポポネさんのお菓子。

11yopopone

クリスマスのお菓子、シュトーレンの生地をかためて焼いた粉砂糖のクッキーと、さく

っさくの食感が芳ばしいスパイスクッキーと、ワインのおつまみになりそうな塩パイ。

3人の子どものお母さんだというヨポポネさんはいつ会ってもきれいで、すごく清潔感

のある素敵な人。彼女のその健康的な感じっていうのは自家製酵母にこだわるふだ

んの食生活にもあるのかな、と思う。お菓子、どれもとってもおいしかったです。

そして、もうひとつはクロシェさんの手作りはんこグッズ。

11crochet_07_2

クロシェさんの使う紙は私好みで、昔っから『ぺんてるぺん』でしか字が書けない私に

はすごく書きやすくてぴったりなので、もはや定番的になってしまった。今回はかわい

い図柄が多かったのでほとんど娘に行ってしまいそうだけれど ・・・・・・

来週の土曜日には神楽坂の赤城神社境内で行われる『あかぎマルシェ』にも出店す

るクロシェさん。「あかぎマルシェにも行きたいけど土曜はプールだから行けないや」と

私が言うと「いいですよ~、遠いから」なんて言うのだ。神楽坂のどこが遠いんでしょ。

買い物をすませて出ようとする私を追うように、「今年も1年お世話になりました。来年

もどうぞよろしくお願いします」とクロシェさんが丁寧に言った。

そうか、今年はこれで最後だもんね。

そうそう、この感じ。次々に目の前でドアがぱたんぱたんと閉まってく感じ。

これが昔から私にはちょっとさみしいような困った感じなんだなあ。

さて。今年、ラストに会うのは誰でしょう。

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2011年12月 7日 (水)

冬のバラはゆっくりゆっくり

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昨日、ずっとつぼみのままだった大輪のラ・パリジェンヌがやっと咲き始めたと思ったら

今朝はナエマがやっぱりとても大きなつぼみをゆっくり開き始めていました。

日に日に気温が下がり、日照時間が短くなるのとともに冬のバラの開花はとてもゆっ

くりになっていきます。それにくらべて人間のほうは、師走の声を聞いたと思ったら何

やら一気にわさわさしてきて気ぜわしいったらありゃしない。

昔、私がまだ子どもだったころ、母がこの時期になるとよく『東京脱出!』と言っていた

けれど、たしかにこの暮れの慌ただしい都会から抜け出して、山の奥の鄙びた温泉宿

で過ごす年末年始はなんと長閑で非日常だったことか。

浴衣の上にあったかい丹前を着て、下駄を鳴らしながらした散歩。温泉で温まって部

屋に戻ると上げ膳据え膳で出てくるご馳走。夜、ふとんに入ると枕もとまで聴こえてく

る川のせせらぎ、除夜の鐘 ・・・・・・

子どものころは退屈なだけでよくわからなかったけど、あれって実にらくちんで贅沢だ

ったとなあ、と今さらになって思うのです。とくに一家の主婦となった今ではなおさら。

先日、父の肝臓ガンが発覚して、でももう80で進行が遅いからそんなに慌てて何か

することもなかろうと悠長にかまえていたら、医師の画像所見でかなり大きなガンが

あって放っておくと破裂する可能性があるからということで、初めて病院に行った日に

来年のお正月明け早々の入院と手術が決まり。と同時にそれと一日違いで予定され

ていた私の大阪出張が延期になり。

なんだかますますバタバタしてきて日常からエスケイプしたい気分。

でも、急いては事をし損じる、の諺にもあるように、わさわさバタバタとイライラはつき

ものだから、鄙びた温泉宿に行かないまでもたまには頭を日常からかっ飛ばして、自

分のペースを保たなきゃなあ、とも思うのです。

それこそ冬のバラのように、『ゆっくりゆっくり』とおまじないのように唱えながら。

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2011年12月 6日 (火)

砂糖菓子みたい

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昨日、コトリ花店で買ってきたラナンキュラスとヒヤシンス。

昨日はこのピンクと緑の子にやられちゃいました。

ふわふわした花びらがなんというかわゆらしさ!

そして、ヒヤシンスの茎が太いのでひとつの花瓶には入らなかったのだけれど、もう

1本はこれ。

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ベビーロマンチカ。

名前もかわいい。

そ。私はこの手のころころしたのに弱いです。

今日はこれにする、と言って選んで束ねてもらったら、「わ、かわいい。まるでお砂糖

菓子みたい」とコトリさん。

世の中には「甘いのは嫌」というクールな御仁もおられるけれど、私はこと花に関して

は思いっきり甘いのも好きです。甘露、アムリタ、なんて言葉もありましたっけ。

ひとつの花瓶に入らなかったこのバラは、一輪挿しに挿して幸福の王子の横に置きま

した。最後にコトリ花店さんに来たとき花を欲しがったという葉子さんのために、最近

はいつもそうしているの。すると、涙でうるうるしているような幸福の王子の瞳がきらき

らと晴れやかに、明るく見えてくるから不思議です。

生きている花のパワー。

これから冬のあいだのコトリ花店さんは、「いったいどれだけラナンキュラスが好きな

んだよ!」ってな風になるのですって(笑)

それも今から楽しみです(^-^)

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2011年12月 5日 (月)

青いミトン

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先週土曜日からコトリ花店さんで始まっているイベント、『青いミトン』。

それも今週水曜で終わりなのだけれど、明日からは天気が悪くなるというのでお昼の

パンを買いに出たついでに急いで自転車を走らせて行ってみた。

店に着くと、まず今日はどこもかしこもハチミツいろの宿り木だらけ!

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宿り木なんて栽培できないと思うのにどうするの? と言ったら、花屋が山で採取して

くるのだそうで、この宿り木はお隣りのクスクスさんが採ってきてくれたのを買い取った

のだそう。店の中も、軒下にも宿り木。

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そしていつもと違うのは、店の中にkeino glassさんのガラス作品やun jourさんの羊

毛やキャンドル、matin fraisさんの布花など素敵なものがいつも以上にたくさんディス

プレイされていて。

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このイベント会期中はたくさんのお客さまが訪れて、毎日それはそれは賑わっている

ということでした。そして店内の写真を撮らせてもらっているときに目についたのは壁

の1枚のポスター。いつも素敵なフライヤーを作っているのはbonetunerecordsさんだ

そうで、知らなかったけれどun jourさんの妹さんなんですね。

これは去年のイベントのフライヤーなんだけれど素敵すぎてはずせないの、というコト

リさんの言葉どおり、とっても雰囲気のある素敵なフライヤーでした。

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昔から私はガラスは大好きなので、見ていると思わず買いたくなってしまうけれど、残

念ながらいま住んでいるところはそういうものを素敵に飾れるような部屋じゃないのと

プチブルなインテリアショップで働いていたとき毎日せっせとガラスの棚に置かれたデ

ィスプレイの埃を拭いていて、とってもこんなこと家ではやれないと思ったのと、今年の

震災のときに大事にしていたものがかなり壊れてしまったせいで、以前以上になるべ

く物を持たずにシンプルに暮らそうと思ったこと、などなど ・・・・・・。 飾っておくだけの

ものは滅多に買わなくなってしまった。今はむしろ、わずか数日、目を楽しませてくれ

て、部屋の中にフレッシュな気を運んできてくれる花のほうが気分かもしれないなあ。

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というわけで、今日も私は花を買って帰ることに。

今日もコトリ花店はかわいい花でいっぱい!

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私は今日は緑とピンクのコントラストがかわいい砂糖菓子みたいなラナンキュラスと、

白のヒヤシンスと、コロンとしたかたちのベビーロマンチカというバラを買いました。

またもや混んできたのでおいとまして外に出ると、来るときは気づかなかったけれど

デッキテラスの上にも宿り木が。

11moufle_du_bleu_13 

いまはこんなにいっぱいあるけど、きっとあっという間に売れちゃうんでしょうね。

『青いミトン』はあさってまで。

あさっては雨もあがって少しは晴れ間も見えるみたいですから、お近くの方はぜひお

立ち寄りください。

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コンスタンス・スプライ復活!

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挿し木でついたチビ苗を鉢上げする暇がなくてすっかりアップするのが遅れてしまった

けれど、9月の台風のものすごい暴風雨のときに継ぎ目からバキっと折れてしまった

スタンダード仕立てのコンスタンス・スプライが見事に復活しました!

あのとき、暴風雨のなかで風と雨にもみくちゃにされながら枝をガシ! と握って何ご

とかバラの木に向かって念じ続けたのがよかったのかなあ?

もしかして私の手にはハンドパワーがあるとか??? smile

そう思ってしまうくらい見事な復活。

不思議なのは台風で折れた以前よりも樹勢が良くなって芽吹きの勢いが増したことと

葉っぱが以前とはまるで違うこと。

コンスタンス・スプライの葉っぱはその花と同様、とても大きな葉っぱで濃い緑をしてい

て病虫害には強いものの、しばらくすると端から茶色くなって痛みが目立つのだけれ

ど、新しく出てきた葉っぱは小さな淡い緑で時間がたってもフレッシュなまま。

つまり、以前とはまるで質が違うというか、生まれ変わったようなんです。

これで来年、花が咲いたらどうなんだろう?

すごく不思議なのとともに来年の春がとっても楽しみなのとともに、バラのたくましさを

感じています。

以前ここに、『長年バラをやっていると、バラの冬から春の様子に死と再生の力を強く

感じずにはいられない』というようなことを書いたら思いっきり意地悪なコメントをされて

凹んだことがあったけれど、私はやっぱりバラからずいぶんたくさんの元気をもらって

いるなあ、と思います。

だって考えてもみて。

バラの木だって、いちど思いきり折れたってこんな風に生まれ変われるんだよ!

すごいよね ・・・・・

そして一昨年に、私が苦手な挿し木をして1本だけ根付いた子孫も健在です。

イングリッシュといってもその起源となったふるいふるい一季咲きのバラなので、この

チビ苗が花をつけて咲くようになるのはまだまだ先のことになるだろうと思うけれど。

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そして1番上の写真からさらに元気に伸びた今のコンスタンス・スプライ。

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今朝の青空に向かって、なんて気持ちよさそうなんだろう!

わたしもまたがんばろう。

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2011年12月 4日 (日)

表参道から吉祥寺へ

Spiral

AM11:30 青山スパイラル。

今日は20数年来の友達Teruちゃんと2年ぶりの逢瀬。

最初は新宿で待ち合わせることになっていたのだけれど、晴れた休日に新宿に行く気

がどうもしなくて、昨日前日になって急きょ変えてもらった。

HATAKE青山でランチをするつもりで階段を下りてゆくとあいにく今日は貸し切りだそう

で、Teruちゃんが前から入ってみたかったというデイルズフォード・オーガニックへ。

類は友を呼ぶというか、彼女とはほとんど志向・嗜好が一緒なので、やっぱりここもオ

ーガニック・レストラン。感じのいい笑顔の店員さんの案内で2階へ行くと、真っ白い店

内はとても明るくて、しかもとっても暖かい。

本日のランチセットから、『長野県産きのこと雑穀・根菜のチキンブロフ』をオーダーし

た。まず最初に出てきたのは生野菜と季節のディップ。

石窯で焼いたパンがついて。

11daylesford_organic

しゃきしゃきしたカラフルな生野菜がおいしい。ウサギになったみたいに食べる。

11daylesford_organic_01

チキンブロフもあっつあつでおいしかったです。これは家でも作ってみよう♪

食後はオーガニック・コーヒーをオーダーしたのだけれど、残念ながらこれは私には

すごく薄くて酸味が強くてイマイチでした。本当においしい珈琲を出す店は少ない。

なんたってTeruちゃんと会うのは2年ぶり以上なものだから、その間の積もる話はい

ろいろあって、ごはんを食べてるあいだじゅうずっと彼女のユニークで超破天荒な、

かなり困りものの息子くんの話を聞いていた。若いころからとにかく仕事が好きで家

庭より外でバリバリ働いてきた彼女が同居している高齢の母親に代わって家庭中心

の生活をするようになってはや数年。遅くにできた子どもの思春期と自分の更年期が

見事にぶつかって去年はそうとう大変だった様子。誰しもみんな、多かれ少なかれ子

どもでは苦労するよなぁ、と思いながら話を聞いた。それでも母親としたらかなりキツ

そうなことを面白おかしく笑い飛ばしながらできる彼女は相変わらずパワーがあって、

つくづく性格が明るいっていい! とも思うのです。

仕事のほうも相変わらず忙しそうで、幼馴染の友人と構想を練ること1年、実際に会

社を興して1年のMEDETASHIも、少しずつながら市場にその商品が出回るようにな

ったようで、今日は苦労してやっとかたちになったというTeruちゃん一押しのレインボ

ータオルをいただいた。MEDETASHIの商品は銀座のお店のほかに、ここからすぐ

ウィメンズプラザの中にも入ってるから見る? というので見に行くことに。

都がやっているという『東京ウィメンズプラザ』の1階、『パッチワーク』という、主にフェ

アトレードの品物を扱っているお店の中にそれはあった。小さい店ながらかわいいも

の、おいしくてからだによさそうなものがいっぱい。大好きなピープルツリーのチョコレ

ートを見つけたので買おうとしたら、レジの脇のところで『にこまるクッキー』発見!

( YouTube → にこまるプロジェクトとにこまるクッキーの作り方

思わず「あ、にこまるクッキーだ。びっくり!」と声に出して言ったら、店長さんが「以前

はここから送ってたんですよ」「このブタちゃんはレアなんだけど、今回の袋にはぜん

ぶ入ってるの」なんて説明してくれるものだから、それも1袋購入。

なんだかやっぱりいろいろなことはどこかでつながってるなあ、と思ったのでした。

11nikomaru

ウィメンズプラザを出ると国連大学前では週末恒例となったファーマーズ・マーケット

が開かれていて、たくさんの人で賑わっていました。

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ここも興味をひかれるもの、おいしそうなものがたーくさん!

今日はTeruちゃんも私も次があったので一巡しただけで終わりにしたけど、ここはい

つか軽くて大きなエコバッグ持っての~んびりお散歩&買い物に行きたい。

「今日、これからまだ仕事の打ち合わせ」というTeruちゃんとは表参道の駅で別れて、

私は渋谷で井の頭線に乗り換えて吉祥寺へ。表参道から吉祥寺なんて行ったことな

かったけど、意外とすぐなんですね。なんとか日のあるうちに着きました。

ますます晩秋の趣きを増した井の頭公園。

夕暮れの空にはハーフムーン。

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今日は久しぶりに晴れて暖かだったから、池にはたくさんのボートが ・・・・・・

11kichijyouji_01 

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初めてこんな時間に来た。Room1022。

いちど定休日以外なのに閉まっていた日も数えると、ここに来たのはこれで4度め。

今日は入ったときは満席で、どうしようかなあ、渡すものだけ渡して帰ろうか、と思って

いたら、席をあけてくれた方がいてぶじ着席。

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今日はめずらしく考えた末にチャイを頼んだ。

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ここの店主の作るチャイはすごく甘いかなあ、と思ったけれどそんなことはなく、適度に

甘くてスパイシーでおいしかったです。お隣りでは仲良し親子連れの3人がすごーくお

いしそうなオムライスを食べていて。一気にお腹がすいてしまった。

本日、やまぐちめぐみさんの個展『ソラトブウミ』の最終日。

この個展で本当にたくさんの人がつながったんじゃないかなあ、と思う。

それが直接めぐみさんの元気につながって、めぐみさんがこれからも素敵な絵をたく

さん描いて、かわいくておいしいお菓子をいっぱい作って、ご活躍されることを陰なが

ら願ってやみません。

またきっと、いつかどこかで。

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2011年12月 3日 (土)

冬の日の過ごし方

11mogusa_2 

つめたい雨の降る日、友達と落ち合って『百草の庭』に行った。

ここは前から何かを探して検索するたびに何度かヒットしたホームページがあって、

いつか一度は行ってみたいと思っていたお店。とはいえ、家からはちょっと不便なとこ

ろにあってなかなかその機会がなかったのだけれど、今日は久しぶりの友達に会う、

という楽しみのほかにちょうどここではいま『冬の日の過ごし方』という展示イベントを

やっていて、ある目的があって行くことに。何せ乗り慣れない路線でこの日も来た電車

に飛び乗ったら止まらない電車で目的地を過ぎてしまって友達を待たせてしまったりし

たのだけれど、着いてしまえば駅からは歩いてすぐ。

その店は緑の多い閑静な住宅街のなかにひっそりとありました。

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看板がなかったら一見ふつうの素敵な邸宅。

ドアを開けて中に入ると、庭に面してあたたかい雰囲気の空間が広がっていて。

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作家ものの器や、繊細な刺繍のほどこされたティーコゼーやクッションカバー、羊毛や

皮や鉄やガラスのセンスのいい素敵な作品がたくさん並んでいました。

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欲しいものはいろいろあったのだけれど、今日の私のお目当てはこれ!

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そう、作家ものの手吹きガラスのヒヤシンスポット。

手前のヒヤシンスポットの向こうにある小さくてかわいいのはムスカリポットですって。

手作りなのでひとつひとつ大きさもかたちも違って、さんざん迷った末にひとつだけ買

って帰って来ました。ポットを買うと球根をひとつ付けてくださって。このヒヤシンスポッ

トにはブルーのヒヤシンスの球根。家に帰ってさっそくセット。

きれいに咲いてくれるかなあ ・・・・・・

私が買ったヒヤシンスポットは白根が出てきたころにでもまたアップしようと思います。

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2011年12月 1日 (木)

白いコーヒー

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さわやかな風が吹いている 六月

ゆうべはあんなに恐ろしく雨戸やガラス窓を

揺り動かし、小さな蛍光灯で翻訳小説を

読んでいたぼくの額に、青い汁を垂らせていたのに


いま朝 あの邪悪な風の意思、あの

入り組んだ話の筋を追うのを中断させた忌々しい

うなり声、ついにぼくの手から本を奪って

ウィスキー・グラスを押しつけた、あの険悪な息は


ない! 悩ましげに身を揉んでいた

ミズキやソメイヨシノの林は、無数の葉を

さざなみのように瞬かせ、窓に光の挨拶を送っている

なんということだろう、ゆうべの


闇の吊り上がった目がいまはこんなにも

やさしい緑の微笑に変わってしまう風の表情

自然にからかわれているだけなのか、ぼくは

と、すこし憂鬱になってしまう でも


涼しい風は快く、青空のした、遠くの街から

いまにも行進曲が聞こえてくるみたいな ── パンを

一枚焼き、コーヒーをいれる 茶色の

茶碗にフィルターペーパーをかぶせ、ひとさじの粉に最初の


熱い数滴をそそぐと、たちまち芳香がひろがる ついで

一気に一杯ぶんの湯を これで

気分のわるいわけはないのだが、それでも

心が揺れ動くのは、自然のなかの自分が


ゆうべのあらしから、錨の爪でひっかかれる

海底の砂のように、荒らされ、曇っているからなのだろう

「あるものはないものばかり」つづめていえば

そうなるが、ムクドリも、ヒヨドリも


愉快そうに林から出たり入ったりしているではないか!

茶碗に入ったコーヒーを見る 茶色の

容器のなかの茶色い液体とは、ずいぶん

陰気だな ── ともあれ、あした


また、口笛のように風が吹きだすとしても、きょうは、

きょう、生きるに値する幻があればいいのだ

たとえば、白いコーヒーがなみなみと

茶色い茶碗につがれる、ある夜の!


( 北村太郎詩集『笑いの成功』より、『白いコーヒー』 )

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12月になった途端に真冬の寒さになった。

今日つめたい雨のなかを白い息を吐きながら歩いていたら、八王子では雪になるかも

しれない、という昨夜聞いた天気予報の言葉もありえないことではないと思えた。

そんな風にいきなり寒くなると人の感覚って面白いもので、暑いあいだにはそれほど

ほしいと思わなかった甘いものが急にほしくなる。来るべく寒い冬に備えてからだが少

しでも脂肪を蓄えておこうとするのか、それとも寒さでかたまったからだをほぐしてホッ

とリラックスしたいと思うのか。毎年この季節の寒い夜には、ふだんは飲まないスパイ

スの効いた甘いホットチャイとかホットチョコレートを飲む。

写真のカップに入っているのは、白いコーヒーならぬ白いココア。

私にとってはこの詩のイメージが鮮烈な記憶になっていて、パッケージを見たときから

ずっと気になっていたのを、ただ茶色いカップに入った白い飲みものが見たい、という

理由だけで今日買ってみた。まず見た目は泡立った白いミルクにバニラのつぶつぶが

入っていてかなり悪くない。そして味は濃厚なホワイトチョコレートの味でおいしい。

でも、すごく甘い!

これを濃ゆいエスプレッソと半々に割ったりしたらもっといいかもしれない、と思う。

そして詩の感覚でいえばこの詩も6月の詩であって今の季節ではないのに、私がこの

詩を思いだすのはいつもきまって冬。

12月ともなると今年ももうすぐ終わりだという思いと同時に、今年中に会うべく人には

会っておこうというような妙な気持ちに毎年、なる。時間はひとつらなりのものだから

今年の12月31日と来年の1月1日にどんな違いがあるかと聞かれたらとくべつ何も

ないのだけれど、こんなところも、けじめ、始まりと終わりにこだわる日本人の性か。

クリスマスまで毎日ひとつづつ窓を開けてゆくアドベントカレンダーなるものがあるけ

れど私の感覚はむしろ逆で、大晦日に向けてひとつづつドアが閉まってゆく感じ。

そして、きまっていつもこころの片隅に立ち上ってくるのは微かな苦い後悔の念。

後悔なんてなんの役にも立たないのに ・・・・・・

この詩のなかで好きなのは最後の4行。

とくに『きょうは、きょう、生きるに値する幻があればいいのだ』の一節。

それって真理で(少なくとも私にとっては)、そう思えれば後悔することなんてほんとは

何もないのかもしれない。

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