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2011年11月 4日 (金)

ローマのお土産

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昨日は娘の成人式に着せる着物を見せてもらいに実家に行った。

かつて自分が20歳のときに着た、朱赤の総絞りの着物。

私の母はふるい人だったから、結婚するときには嫁入り道具の一環として、訪問着数

枚に留袖や夏の絽の喪服まで用意してくれたのだけれど、うちには和ダンスなんかな

いから、というのを理由にぜんぶ家に置いてきてしまった。母が亡くなってからは着物

の手入れをする人もいなくなって、いつか久しぶりに妹が和ダンスを開けてみたらまっ

たく袖を通していない私の着物にまでシミができたりしていて、もう着られないかも、と

言われたときはちょっとショックだった。それは、けして裕福ではなかった家で母が苦

労して揃えてくれた着物だったから。それで、せめて娘の成人式のときは、レンタルし

なくてもいい着物があるのだから母のためにもそれを着てほしいと思ったのだった。今

の私にはどうやったって娘に着物を買ってあげることなんかできないんだし。

といって、娘はちっとも乗り気じゃないのだけれど ・・・・・・

そして昨日、実家に行くと、ひと部屋いっぱいに着物一式が出してあった。

そこでなんと、20歳の自分に遭遇。

妹からは先日「着物は見つかったけど帯と草履とバッグがどれかわからない」と連絡

がきて、「私はたぶん見たらわかると思うけど、記念写真でもあればわかるんじゃない

かしらねえ」と答えたら、どうやらその記念写真を探し当てたらしい。そのまったく身に

覚えのない写真館の名前の入った古色蒼然たる記念写真を開いて、びっくり!

当時、いい大人の男の人から「君ってスマートな子だね」なーんて言われていたのに、

はれえー、私って20歳のころ、こんな鈍臭い顔してたっけ。これじゃ口の悪い男友達

に「七五三みたい」って言われてもしかたないか。ショック。

で、次に出てきた言葉が「リサに似てる!」でした。

妹も即座に「似てるよね」と。

それを帰って娘に話したところ、「ということはつまり、私が鈍臭い顔してるってこと?」

「そう」「それはあんまり嬉しくないね」(おっとり)、なんて会話をしたのでした。

恐るべし、DNA!

写真はしばらく会っていなかった妹からのローマのお土産。

ビスコッティとジグソーパズルになったミケランジェロのポストカードと『真実の口』のオ

カリナですって。なんでイタリアまで行ってビスケットなのさ、と思うけれど、なんたって

格安チケットで急きょ旅立ったものだから、イタリアでの滞在期間は正味3日で、お土

産を買う暇もなかったんですと。まぁ、お土産なんていらなかったからいいんだけど。

ビスコッティは中身の味はともかく、缶はかわいい。

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ジグソーパズルになったポストカードはいつも『美の巨人たち』で最後の番組プレゼン

トに出てくるタイプのものだったから、娘が喜んだ。

そして息子へってことでもらった『真実の口』のオカリナは、スペイン広場で1人のおじ

さんが売っていたのだけれど、誰ひとり見向きする人もいなかったのだそうだ。妹がお

じさんの前にしゃがんで手にとって見ていると、「これはひとつひとつ私の手作りなん

だよ。音もちゃんと出るよ」とか言って人寄せに吹いてみせたりしたのだか。妹いわく、

真実の口ってほんとにこういう風だったよ、ってことでした。

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息子はぜんぜん興味を示さなかったけれど、 石好きの私からすると手の上に載せた

ときのころんとしたかたちと感触がいい感じ。これは陶器みたいな感じだけれど、どう

やって作っているんだろう?

オカリナがぜんぜん売れなくて困ってたおじさんがこんな辺境の国・日本のブログに載

っている自分のオカリナを見たら、びっくりするかもね。世界は広くて狭い。

そして裏をひっくり返すと、そこに書かれた文字もかっこいい。

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