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2011年11月30日 (水)

宿り木みたいな

11yadorigi

暮れに近づいてくる頃になるとなぜかきまって家電製品とかコンピュータの調子が悪く

なってくるのはなぜなんだろう。彼らも1年働き詰めで疲れが溜まってくるとか?

よりにもよって暗い朝とか、スイッチを入れた途端に電球は切れるし、コンピュータは

なんの前触れもなくいきなりシャットダウンしてブルースクリーンになるようなことが続

いていて、プリンタも不調。しょうがないのでちょっと遠くの家電量販店にクリーニング

キットを買いに行った。ついでに、そのすぐ近くにあるコトリ花店さんも寄ってみた。

今季初めて彼女が市場から抱えてきたという、宿り木が見たくて。

空に飛んでいきそうなプロペラみたいな葉っぱに黄色やオレンジのまるい実のついた

かわいい植物。宿り木を見るのは初めてのような気がしていたけれど、そういえばた

しかアフリカでも見たような気がする。もっともこんなカラフルなのじゃなくて、スヌーピ

ーがBOOっとしたときに頭の吹き出しに出てくるみたいなぐるぐるっとした鳥の巣みた

いなヤツ。あれはなんの木だったっけかなあ ・・・・・・

気づけば今年もカレンダーを1枚残すばかりで、今年もたくさんの人が亡くなった。

3月に起きた大震災と大津波でも、これまでに起きた様々な天災でも、病気でも事故

でも、またそれらのどれにも属さない死でも ・・・・・・

最近のところでは村田ばら園の村田晴夫さんが急逝されたのもショックだった。

バラに携わる人のなかでは最も好きで、昔から憧れの人だったから。

一度は会ってみたい方だった。

そしてもっと最近、大事な親友を亡くされたばかりのコトリさんは、このところ会うたび

に「私たち生きていかなきゃ。さなえさん、強く生きていこう!」とまるで自分に言い聞

かせるみたいに言う。私に向かって生き生きと元気に、何かを夢中で話しているとき

の彼女の顔を見ていると、私はなぜかいつも『グランブルー』のジョアンナを思い出し

てしまう。コトリさんの性格がジョアンナに似ているとか顔がとくに似ているってわけで

もないのだけれど、なぜか。なぜでしょう。

そしていつも、境を越えて行ってしまう人とこちら側で踏みとどまる人がいる。

それで、私はコトリさんのそんな言葉を聞きながらいつも「あなたはだいじょうぶ」「わた

しはだいじょうぶ」と思うのです。

今日は「日本人は年をとると陰鬱になるからいけないね。日本人は年をとったらラテン

系になったらいいのよ。毎日何があっても踊りを踊って、歌を歌って、楽器もこんな風

に鳴らしちゃって、赤いパンツなんかも穿いちゃってさ」と私が言ったら、「いっそブラジ

ルで暮らそうか!」なんて言う。どうも親族のなかに遠い昔にブラジルに移民した人が

いるらしい。古いモノクロの素敵な写真が残ってるんだって。

そりゃ、いいね! と言って帰ってきた。

そういえば、『日本ラテン化計画』なんていうのもあったなあ。

私はまじでいいと思います。

ヤドリギは寄生植物。

寄生、というとあまりいい響きではないけれど、でも誰にでも宿り木みたいな鳥の巣み

たいなのがあったらね。

誰にとってもあたたかい巣は必要。

11blue_bird

* めぐみさんの作ったへんちくりん15号は小さなティーカップのなかでくつろいでたよ。

Henchikurin15

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