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2011年10月20日 (木)

ミッシェル

11michelle

若いころ、金子功の服が好きだった。

和だったり洋だったり、それまで見たことのなかったような繊細なテキスタイルや、ドレ

スダウンやミスマッチの感覚 ・・・・・・。

このあいだセツで長沢節の本をパラパラやっていたら金子功のことが書いてあって、

懐かしかったな。金子功はたぶん花好きで、たくさんの花を服のテキスタイルにしたけ

れど、そのなかに何ともいえないエレガントな中間色のカーネーションの柄があって、

すごく素敵だった。たぶん、ピンクベージュのようないろ。

金子功の服が好きだからって、若いころの私はピンクはほとんど着なかったと思う。

ピンクは男のひとのほうが似合うと思っていたから。

いや、ピンクの似合う男のひとが好き、と言ったほうが正確か。

金子功の服は女の子の服だけじゃなく男の子の服も素敵で、男の子のジャケットの胸

ポケットに挿してあったのもカーネーション。バラじゃないところがよかった。

・・・・・・ そんな昔のことをこのカーネーションを見ていたら思いだした。

このカーネーションの名前はミッシェル。

ミッシェルっていうと私はどうしても、一晩中ビートルズのMichelleを口ずさみながら私

がリクエストした複葉機のプラモデルを作ってくれたひとのことを思いださずにはいら

れない。私と同様、もういささか歳をとってしまったあなたのジャケットの胸に、このカ

ーネーションを挿してあげたいな。

こんなくすんだピンクなら、きっといまのあなたにも似合うでしょう。

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