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2011年9月19日 (月)

オオナンバンギセルとチランジア

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先日、コトリ花店に行ったとき、その手前にあるクスクスさんに、めずらしいオオナン

バンギセルを見せてもらった。ナンバンギセルという植物の名前は知っていたけれど

実物を見るのは初めて。クスクスさんもオオナンバンギセルを見るのは初めてだそう

だ。花のかたちが煙草を吸うキセルに似ていることからその名前がついたらしい。

そういえば私のおじいちゃんも私が小さかった頃はキセルで煙草を吸っていた。煙草

を吸ってはゴホゴホとくぐもった咳をする。子どもの私にはそれはひどくミステリアスで

実は遠目に見ないふりして(私は祖父がこわかったので)吸い方をじっと観察したりし

ていた。その煙草が原因だったのか祖父は私が高校生の頃に早々に亡くなってしま

ったけれど、キセルで煙草を吸っていた姿だけは今でも目に浮かぶ。その後、もう少

し大きくなってからはテレビなどで見る芸者がキセルで煙草を吸っている姿がなんとも

アンニュイでカッコよく見え、自分も一度やってみたいものだと思っていた。そう、私は

小さい頃から頭だけはマセガキだったのだ。

このナンバンギセル、クスクスさんは別の植物(なんだか忘れてしまった)を買って植

えておいたらその根元から勝手に生えてきて、ありゃ、もしかしてこれはめずらしいオ

オナンバンギセルじゃ、と思って調べたらそうだったのだそうだ。

この草(笑)です。

11kusa

もともとイネ科の植物に寄生する植物だそうで、その根は寄生した植物の根に食い込

んで栄養分を吸収し、もとの植物を枯らしてしまうこともあるのだとか。これも進化途上

で体得した植物の知恵なのか、ちょっとおそろしい気もするけれど。

それから、この日はコトリさんでもうひとつめずらしい植物を見た。

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チランジア。

生育するための土を必要とせず、空気中のわずかな水分でも生き延びれるためエア

ープランツとも呼ばれる。これも今までメデューサの髪みたいに踊っている葉だけの

は見たことがあるけれど、こんな花がついたのを見たのは初めて。シルバーグレーの

葉にうっすらピンクがかった花がなんともcosmicで可憐な感じがしたので気に入って

最後にひとつ残っていたのを買って帰る。家で娘に見せると、これはどういうところに

生えている植物なのかと聞くから、知らないけど多分ものすごく乾いた環境で、流木と

か岩とかにしがみつくように生えてるんじゃないかな、と答えたけれど、ウィキペディア

によれば『生息環境は40度近くの直射日光が照りつける場所か、森林地帯の様な

ほとんど日の当たらない場所で、崖や丘、木の上などの風通しが良い場所である』と

あるから、あながち外れてはいなかったようだ。先ほどのオオナンバンギセルが寄生

植物なら、こちらは着生植物というらしい。これも過酷な環境下での進化途上に獲得

した性質なのだろうけれど、それほど水分や栄養を必要としないところはエコ植物とも

言えそうだ。動植物が過酷な環境下でその環境に合わせて生きられるような際立った

進化を遂げるなか、さて人間はこの先どんな進化をたどることやら。

それにしてももう2年も前に買ったあの分厚い本を読み終えなきゃ!

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