« 北村太郎のふたつの詩/『死の死**』『秋のうた』 | トップページ | 夏のおきまり »

2011年8月12日 (金)

ひまわり

11himawari_02

ひまわりといって思い出すのは、月並みかもしれないけれど子どもの頃に見て衝撃的

だった映画『ひまわり』とゴッホのひまわり。

映画は子供心にも深く深く刻まれた。

ロシアの大地をどこまでも埋め尽くす美しいひまわり畑。

そして、その下には戦没したイタリア兵やロシア兵が眠っているのだという。

それまで明るい夏を象徴する陽性の花だとばかり思っていたひまわりが、あれほど哀

しく見えたのはあれが初めてだったと思う。そしてそれはそのまま映画の中のソフィア

ローレンと重なった。戦争の悲劇を描いた映画はたくさんあるけれど、戦争シーンをほ

とんど挟まずにあれほど純粋に戦争の悲しさを描いて印象的な映画はないのではな

かろうか。

というわけで、ひまわりを眺めながらしばし回想 ・・・・・・

  YouTube  →  ヘンリー・マンシーニの『ひまわり』のテーマ

11himawari_03

11himawari_04

11himawari_05_2

11himawari_06

11himawari_07

そして、このひまわりの画像を開いて眺めていたときに「ほら! ひまわりだよ!」と言

って息子に見せたら、息子は「ふん。笑えるね」と言った。

11himawari_08

そう、笑えるの。そこがいいんじゃない! と私。

花を見て笑えるなんて最高じゃないか。

ひまわりって頭でっかち子どもみたいなの。

そう、太陽の子ども。

めらめら燃えてる。

11himawari_09_2

11himawari_10

ひまわりを見ていると、背の高いのも低いのもいて、でもみんながみんないっせいに

自分こそ少しでも陽を浴びようと精いっぱい背伸びをしてるみたいで可笑しい。

そんな彼らの賑やかな声まで聴こえてきそうだ。

そして、ゴッホがひまわりに惹かれて何度も描いた気持ちがわかる。

11himawari_11

11himawari_12

11himawari_13

11himawari_14

彼にとっては変な形をしたひまわりも、花びらがちぎれてしまったひまわりも、虫に食

われたひまわり、そしてうなだれたひまわりも、ぜんぶが生き生きと美しく輝いて見え

たんだろう。

11himawari_01

そんなひまわりの燃えるような後ろ姿。

11himawari_15

そう言ったら娘が「これも好き」と指さした。

君の頭に載せてあげよう、まだ開く前のひまわりのクラウン。

11himawari_16

|

« 北村太郎のふたつの詩/『死の死**』『秋のうた』 | トップページ | 夏のおきまり »

season colors」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 北村太郎のふたつの詩/『死の死**』『秋のうた』 | トップページ | 夏のおきまり »