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2011年7月16日 (土)

真夏のヴィヴィッド

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人間に夏好きと夏嫌いがいるように、バラにも夏が得意なのとそうじゃないのがあるら

しい。真夏のバラで嫌なのは、切ったところから枝枯れが始まったと思ったら、わずか

数日で一気にぜんぶ枯れてしまうこと。毎年、数株やられる。

今朝、ベランダに出たらすっかり枯れたバラを発見。

これはフレンチローズのフローレンス・ディラットレだろうか。ショックだ。

そして、とうぜん夏が得意な生きものは、夏にその生命を輝かす。

私が先日の暑い午後に見惚れたのは、目の前をひらひらと絡み合うように飛んでいた

黒のくまどりに鮮やかなターコイズブルーの2羽の蝶、電車の中で目の前に座ってい

たセーラー服の女の子の薔薇色の頬と真っ赤な唇、キラキラ光る生意気そうな瞳。

どちらもすごくヴィヴィッドだった。

そして、ものすごく長い時間が経った今でも、ときどき19の頃に片思いしていた15歳

年上の人の、『僕はヴィヴィッドに生きたいんだ』という言葉を思い出す。

彼はいまヴィヴィッドに生きているだろうか。

私は?

真夏のエネルギーが細胞の隅々にまで行きわたって完膚なきまでに闇という闇を追

い払い、光の身体になって鮮やかに輝きだせばいいのに! と思う。そんなことを思

うのも夏という季節だけだ。

今朝、枯れたバラの横で強い陽射しにもめげずに咲いていたラ・パリジェンヌ。

目の覚めるようなヴィヴィッド。

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