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2011年7月31日 (日)

夏のアロマ

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コトリさんがTwitterで紹介していたそのワークショップに申し込んだのは、まだ7月最

初の連日30度以上の暑い日が続いていた頃。

真夏のカラッと晴れた日に精油の匂いを嗅ぐのはいいだろうなあ、と思った。

ワークショップをやるアトリエ0611というのが国立だったこともあって、窓から見える

鬱蒼たる緑なんかも想像できた。

まさか、涼しいくらいの雨の日に行くことになるとは思ってもなかった。

おまけに今日は明け方に地震があってひどく揺れた。お陰で寝不足だ。

久しぶりに国立の駅で降りると雨でも町はそれなりに賑わっていた。

アトリエまではゆっくり歩いて20分ほどだという。

ちょっと歩くと右手にカフェが見えてくる。ここは前から一度入ってみようと思いながら

まだ一度も入ったことがない。ask a giraffe(アスク・ア・ジラフ)。

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どこまでも桜並木が続く大学通り。

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鬱蒼たる緑。

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面白そうなお店もちょこちょこあって。

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レトロな理髪店。

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遠くを見ている紳士がいる骨董品屋のショー・ウィンドー。

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この通り沿いには瀟洒な邸宅やかわいい家が並ぶ。

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家にいたときは涼しいかと思ったけれど歩いたらけっこう蒸し暑くて、途中でミネラル・

ウォーターを買って飲む。うっかり目標を見過ごして行き過ぎたこともあるけれど、こん

な風に写真を撮りながら歩いていたら20分以上が過ぎてしまった。う~ん、まだ着か

ない、と思いながら歩いていたら、ついに発見! 不思議なマークのついた建物。

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外階段を上って、アパートになっているらしい2階の1室に行くと、エキゾチックな美人

講師と、このアトリエのオーナーだという爽やかな女性に迎えられて。ちょっとドキドキ

しつつ中に入るとすでに私以外の参加者2人は席に着いていて、私以外は皆さん顔

見知りのよう。それぞれ1人づつ簡単な自己紹介をして、講師の安西清香さんのお話

が始まる。そのなかで印象的だったのは、精油(エッセンシャルオイル)の香りとその

効用などについての知識を深めることで、いま自分が欲している香りから自分の心身

の状態を推し量ることができる。いわば精油を自分を知るための『ものさし』として使っ

てほしい、ということだった。そして彼女自身はこれから一生かけてアロマセラピーの

勉強をしてゆくということだったけれど、話を聞いているうちにその意味がわかった。

アロマセラピーって実に奥が深いのだ。植物学や代替医療の知識のほかに、歴史、

ラテン語なども勉強せねばならないらしい。植物に付けられたラテン語の学名ひとつ

とっても語源や意味があって、それに関わった人々のエピソードやレシピがあって、

植物から抽出された精油には想像していた以上の数多くの効能とパワーがあって、

そんな話を聞いているだけでもすごく面白かった。

そして、これが今日のテーマ。

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AROMATHERAPY WORKSHOP  
ハンガリアンウォーター作り~夏のアロマティックビューティー

中世ヨーロッパ14世紀、ハンガリーの王妃が愛した芳香水-ハンガリアンウォ

ターは「若返りの水」と呼ばれ現在にも伝えられています。

今回のワークショップではそのハンガリアンウォーターをベースにした化粧水を

お肌タイプに合わせて作っていきます。フローラルウォーターや精油を使って紫

外線によるお肌のダメージを優しく癒すオリジナルアレンジを加えたスペシャル

レシピです

アロマに関する知識を深めるための講義も盛りだくさんなので、アロマを生活に

取り入れたい方、コスメ作りの第一歩としてもおすすめです。

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安西さんのお話だけでも面白くて盛り上がったのだけれど、さらに楽しかったのがこ

こからの実践編。安西さんが持ってきてくださったレシピをもとに、自分の肌に合った

自分好みの香りの精油をブレンドして自分だけのハンガリアンウォーターを作る。

まずは基本のレシピ通りの材料を正確に計って遮光瓶に入れるところから。

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もうこのあたりから小学生の理科の実験のよう。

わいわいです♪

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そして、そこまで終わったら今度は安西さんが手渡してくれるムエット(試香紙)に沁

みこませた精油の香りを次々に嗅いで、基本のレシピに加える自分好みの精油を2

つから3つチョイスしてゆく。ひとつひとつの精油の香りは強すぎたり刺激があったり

してそれ単体では嫌だと思っても、それをいくつか同時に嗅いでみるとまったく違うや

わらかな香りになったりして、もうケミストリー! 

たくさんの精油の中から自分好みのブレンドを探すのは楽しくも迷ってしまう作業だ

けれど、それぞれなんとか決定してそれを加えてゆく。

さらにそこに香りを見ながら芳香蒸留水とハーブ抽出液を足していって、ついに自分

だけの100mlの化粧水が完成!

そのできあがった化粧水を3人でとっかえひっかえ嗅いでみると、まさに三人三様で

まったく違う。ここでまた大盛り上がり。ベースとなるラベンダー、ローズマリー、ベル

ガモットまではみんな同じなのに、まったく個性の違う香りの化粧水ができあがったこ

とに驚いた。1人の方のはユニセックスな森ガール風、もう1人の方のはやわらかな

日本女性らしい和の香り。そして私のは皆さんいわく、すごく優しくて大人っぽい女性

的な香りだそう。いつも自分で選ぶ香りはユニセックスな香りが多いので、それもちょ

っと意外だった。自分に無いものを求める潜在意識の表れか? ・・・ などと思ったり。

そして初めてこういうワークショップに参加した感想としては、もうめちゃくちゃ楽しかっ

たですね。まず知らないことを教えてもらうというのがすごく新鮮だったし、場も新鮮だ

ったし、それで初めて会った人ばかりなのにそうとは思えないほどオープンマインドで

リラックスできる楽しい方々だったし ・・・・・・。

いつもはなんてことなく終わってしまう日曜の午後を、風が通る気持ちの良い部屋で

アロマの奥深い講義を聞きつつ、温かなハーブティーとおいしいお菓子をいただきな

がら豊かな精油の香りに満たされて過ごした、とても優雅で贅沢な時間でした。

そして、これがローズとネロリを加えてできあがった私の化粧水!

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グリセリンを半分に減らしたことで、夏に使うのにぴったりな爽やかなテクスチャーの

化粧水になりました。ネロリとローズのうっとりするようないい香り ・・・・・

折しも今日は7月2回めの新月。

いつも書いていることだけれど、同じものでも新月に作られたものはパワーが全然ち

がう! ・・・・・・ というわけで、私にもハンガリアン・ウォーターの奇跡は起こるか?!

起これ!!!(笑)

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2011年7月30日 (土)

レトロなカフェでパフェを食べた

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私は特にすごく甘いもの好きってわけではないのだけれど、ときどきたまにパフェが

食べたくなる。子どもがもう少し小さかった頃はやっぱりそういうものが好きだったか

ら、お出かけしたときにはお出かけスペシャルと称してそういうものを食べさせてあげ

ようと思うのだけれど、これが意外とパフェをやってるところってないのです。

デパートの上のレストラン街に行けば多少はあるものの、出てきたパフェを見ると盛ら

れた器は小さいし、なんだかしょぼい。私が子どもだったときに食べたような大きな器

に盛られたゴージャスなのじゃない。これじゃあパフェじゃなくてサンデーだよ、と思う。

感動どころか、ちょっとがっかり。

やっぱりパフェは出てきたときに子どもが、うわあ、こんなに食べられるかな? 

って目をキラキラさせるようなのじゃなきゃね。

娘と出かけたときにパフェを求めていったいどれだけ歩きまわったことか。

・・・・・・ と、そんな話をたまたまいつか友達に話したら、うちの近所にそういうパフェや

ってるレトロなカフェがあるから今度行ってみる? ということになった。わお、行こう行

こう♪ となるのは高校時代の友達ならではだ。

そして今日、5週目でプールのない土曜日、タイミングよくお誘いがかかったので、出

かけることに。久々に夏らしい青空が見えて暑くなり始めた午後、家からふた駅先で

降りて駅のロータリーの日陰で待っていると、友達の乗ったミルクコーヒー色のクルマ

がやってきた。彼女を待ってるあいだ私の頭のなかでは”アールグレー、ミルクは入

れないで~♪”と流れていたのが、クルマに乗ったら『ふたりのギター』のちょうどサビ

の部分がかかっているぢゃないか、おあつらえむきだね! 『白熱』の2人。

このところずっと夏らしくない冴えない天気が続いていたけれど、フロントグラスに夏

の光が眩しく、やっぱり夏はこうでなくちゃあ、と言いながら10分ほどで着いた先は、

まるで軽井沢にあったらいいような、レンガ作りの塔に山小屋風の建物がくっついた

カフェというより喫茶店。

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そして、お店の入口のドアの外にはメニュー中に夏季限定のベリーのパフェと抹茶の

パフェの写真が載っている。中に入ると、たしかにショーウィンドーの中に昔懐かし大

きな器に盛られたプリン・アラモードとフルーツ・パフェ、それ以外にもけっこうな種類

のデザートが並んでいた。店内はウッディーな雰囲気で適度に暗く、窓際の席に着い

たら窓から見える緑が眩しいほど。天井も高くて落ち着けるでしょ、と友達。

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いろいろ種類があったので私にしてはめずらしく迷って、でもごくふつうのチョコレート

パフェを、友達は自家製のバニラアイスに濃いめに淹れた珈琲をかけたアフォガード

風のオリジナルパフェを注文した。

そして、出てきたチョコレートパフェ。

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そうそう、この感じ。

チョコレートパフェに缶詰のミカンとサクランボが載ってるところがなんともレトロ。

味はいかにも自家製って感じのバニラアイスがおいしかった。

「休日にパフェ。しあわせだね」と友達がつぶやく。

そう、なんてことないけどね。

休日にこうやってのんびりできるってことがしあわせだし、甘いものには甘いものにし

かないしあわせがあるから。子どもが小さかった頃は自分が食べるより、小さな子ど

もが大きなパフェと嬉しそうに格闘してるのをじぃーっと眺めているのがしあわせだっ

たなぁ ・・・・・ なんて思う。それもいまや遠い昔のこと。

けっきょく、お喋りに興じてこの喫茶店には3時間くらいいた。

珈琲は自分でいれたののほうが10倍おいしかったけどホットドッグはおいしかった。

ちなみにこの喫茶店、外に大きなクスノキがあることから『珈琲館くすの樹』というら

しい。友達はこのくすの木と思いっきりハグしておりました。

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いい加減長居して外に出ると明るかった空は俄かに不穏な色になっていて、今にも降

り出しそうな気配。「これは降られちゃうかもね」と言いつつクルマに乗りこむと友達が

「そういえばさ、田島さんと清志郎が前にTVでコラボした映像がYouTubeに出てるん

だけど、これがまたすごくいいんだ」と言うから「え?! そんなのあるの?」と聞いたら

「え、知らなかったの? 私はてっきり知っててこのあいだの記事書いたのかと思って

た」と言うのだ。「知らないよ。ただ『好運なツアー』の出だしがどうしても頭の中で清志

郎の声に変換されて聞こえてきちゃうので、これは一緒にやったら最高だろうなあ、と

思ってそのまま書いただけ。ファンの人には『またコイツはいい加減なこと書きやがっ

て』と思われてんだろうなあーと思ってた。じゃあ、私が書いたことはあながち間違って

なかったわけね?」なんて会話をした。

駅前で降ろしてもらって手を振って別れ、電車に乗ると忽ち激しい雨が窓を叩き始め

た。昼間はピーカンで私は傘を持っていなかったからこりゃ思いきり降られるなぁ~

と思ったら、わずかふた駅の違いなのに改札を出たらまったく降ってない。うわ、ラッ

キー♪ どこまで私って晴れ女なんだ、と思ったのも束の間、ドッシャー!! と降って

きて、見事に全身シャワーを浴びたみたいにずぶ濡れ。これも真夏の洗礼かと思うけ

れど、真夏の驟雨なら私はできればもっと陽性のにしてもらいたい。

そして帰宅してタオルにくるまってコンピュータの前に行き、見つけたこの映像!


 YouTube   →  忌野清志郎×ORIGINAL LOVE ステップ!


思わずウルウル ・・・・・・

キヨシローってもう存在がポップアートだよなあ! と思う。

そう言うと、うちの息子はキヨシローの何がいいんだかわからない、って言うけど、

ねぇヤツにはわからなくていいんだ!

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2011年7月28日 (木)

朝霧に包まれたガーデンのような/mama!milk『Parade』

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コトリ花店のricaさんは、とてもゆっくりと静かに、言葉を選ぶように話す。

繊細で頼りなげな雰囲気だけれど、たぶんきっと芯は強い人なのだと思う。

そうでなければ大変なものを抱えて花屋を5年も続けられない。

一見して人に愛されて育った夢みる女の子のようだけれど、話すことが浅はかかと

言ったらそんなことはない。浅はかは嫌いだ。

そのコトリさんが「たぶん、きっと好きだと思う」と言って借してくれたmama!milkのCD

は、そんな繊細で優しい彼女の印象そのままの音楽だ。

今朝は起きると雨が降っていて大気が少し涼しく、窓を全開にしてこのアルバムをか

けたら、オープニングの眠たげなホルンの音が雨の朝にフィットした。

まるで朝霧に包まれた庭にいるようだ。

最初、他に何枚か借りたmama!milk のCDは、昔聴いたブライアン・イーノを思わせる

ちょっと環境音楽のようなもので、私は音の断片のコラージュみたいなものよりはもっ

と音楽になっているものが好きだと思ったけれど、このパレードはその今まで聴いた

CDのなかでは最も音楽的。ホール・レコーディングということだけれど、空間を感じさ

せるサウンドはちょっとオノ・セイゲンを思わせる。

それはヨーロッパのどこかの小さな町の風景のようでもあるし、そんな町に住む少女

の日記のようでも、短編集のようでもあるし、映画音楽のようでもある。風景のようで

ありながら軽くなく、ちょっとメランコリックな味がして、どこかに少し切迫したシリアス

な思いみたいなものを感じるのは、曲を書いている生駒祐子の資質だろうか。

生駒祐子の弾くアコーディオンに清水恒輔の弾くコントラバスのmama!milkのユニット

に、フルート、クラリネット、ホルン、ピアノを加えたアンサンブルによる全10曲。

私は表題曲のParade と、ピアノだけの7曲め、ao が好きだった。特にao が。

ao ってもしかしたらそのまま青のことかなあ ・・・・・・。

知らないからわからないけど、こういうかなしいくらいきれいな空の青ってあるよなあ、

と思う。mama!milk の音楽はコトリさんの纏っている雰囲気、世界観を壊さない彼女に

似合った音楽で、私だけでは出会えなかった音楽かもしれない。

そういうものを見つけられたとき、人との出会いは楽しくて貴重だと思う。

以下、ソングリスト。

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 Parede / mama!milk

1. Overture
2. Mimosa
3. Sometime sweet for Parade
4. Parade
5. Hourglass
6. Sometime Sweet
7. ao
8. Sones
9. Parade ( reprise )
10. an Ode

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2011年7月26日 (火)

麻を着る

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20代の頃の私は、夏ともなるとコットンや麻や楊柳のシンプルなワンピースをよく着て

いた。何よりそんな服が涼しくて楽チンで何より自分に似合うような気がして好きだっ

たのだけれど、洋裁学校に行ってきっちり仕立てたスーツやコートまで自分で作ってし

まえる母からすると、そういう私の服はシンプルすぎて(ただの簡単服みたいで)高い

お金を払って買う価値のないものだったらしい。よく、「そういう服がそんなに好きなら

いっそ麻袋に頭を入れる穴と袖の穴でも開けて着てなさい」なんて言われたものだ。

もちろん、私はそんなのどこ吹く風だったけれど ・・・・・・

最近、この歳になってまたよく麻の服を着る。

それこそ母に言わせたら簡単服みたいなシンプルなチュニックやワンピースを。

麻の良いところはまず洗濯機でガンガン洗えること。

最初はパリッと張りのあった生地がだんだんやわらかくなってニュアンスを醸しだして

ゆく。最初のパリッとしたのも好きだし、やわらかくなったのも好きだ。あたらしいうちは

よそゆき(これももはや死語か)で着て、くたっとしてきたら常着(日常着)にする。さら

にくたっとしたらホームウエアにする。布が変化してゆくのを見るのも好き。そして、重

ね着などをしながら1年中着られるのも魅力だと思う。

先日、男友達と服の話をしていて「麻のジャケットは着ないの?」と聞いたら、「皺にな

るから嫌い」と言われて思わず「それがいいんじゃないの!」と言ってしまった。

昔、『ヘカテ』という映画がロードショー公開されたとき、ポスターにあった『ルキノ・ヴィ

スコンティの再来!』という言葉にヴィスコンティ好きとしては見ないわけにはいかなく

なって映画館に行ったのだけれど、残念ながら映画自体はヴィスコンティとは似ても

似つかぬしろものだった。ただ映画のなかのファッションがとても素敵で、特に主人公

の端正な男が着ている麻のスーツが最初はパリッとしていたのが、ファム・ファタルと

もいうべき女に会って翻弄されてゆくにつれ皺になり、乱れてゆくのがそのまま彼の

心情みたいですごく色っぽく、それだけが強く印象に残った映画だった。麻のスーツと

か植民地ファッションって高田賢三が発表した頃から大好きだ。

そう、真夏に麻の唯一、面倒なところはアイロンをかけなきゃならないところだけれど

それも昨日のエコナッツで洗って干すときに皺をパンパンと伸ばして干したらそれなり

に着られないかな、なんて思っている。

着るもののことを考えるとき、ふと気づくと微妙な年頃になったと思う。

相変わらずカジュアルは好きでやめられないけれど、昔好きだったブランドは徐々に

似合わなくなってきている。母が自分の年齢だったときのことを考えると今の私より数

段高価できちんとしたいい服を着ていたけれど、今の時代にはそれはもう合わないし

私にはそれはやれない。かといって最近よく見かけるファッションと着ている本人にギ

ャップがある妙な人にだけはなりたくない。たぶん、まわりから若い若いと言われてい

るうちに自分で認識している見た目年齢と、他人が感じる客観的見た目年齢との間に

ギャップができてしまったのだと思うけれど、あまり麗しくないものを見るにつけ、自分

も大いに気をつけなければいけない、と思うのだ。間違っても若い店員の女の子のお

だてなんかに乗ってはならない。

年齢ごとに軽やかに素敵に年を重ねていくって、本当に難しい ・・・・・・。

それにつけてももっと鍛えて筋肉をつけて、柔軟な身体になりたい、と思う。

そして、麻の服はそんな今の私にもちょうどいい。

きちんとしようと思えばきちんと着ることもできるし、ラフにカジュアルにもできる。

そんなわけで麻の服は徐々に増えつつあって、この夏はそれらの服をヘビー・ローテ

ーションで着まわして過ぎてゆくことになりそうだ。

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2011年7月25日 (月)

ムクロジで洗う

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昨日の夕方、市役所に行ったついでに自然食材屋のそら屋さんに行った。

困ったことに年々、年をとるごとに敏感肌というかアレルギー傾向になっていたのが、

なんとこの夏は大人になって初めてあせもになんかなってしまったのだ。それでかゆく

てしょうがないので何かいいものはないかと寄ってみたのだけれど、無添加化粧品の

コーナーを眺めているときに足もとのバスケットに目がいった。これはなんだろ、としゃ

がんで見ていたら、店長が「それ、僕の超お気に入りの、超おすすめ商品です!」とい

つになく強力プッシュしてくるではないか。それで小さな布袋に入ったのをひとつ取っ

て、これ何? と聞くと、「天然のムクロジの実です!」という答えが返ってきた。

おお、ムクロジ ・・・・・・ !

「その小さい袋にムクロジ10個分の実が入っていて、それを洗濯物と一緒に洗濯機

に入れるだけで洗濯できるんですよ。洗いのときも濯ぎのときも入れたままにすること

で、柔軟剤の代わりにもなります。その小さい袋で約10回、洗濯できます」

ほぉ ・・・・・・ 。

そういえば去年、ムクロジのことを調べているときに、天然サポニンを豊富に含んだ

別名ソープナッツって書いてあったよなぁ、娘が実際にムクロジの皮をむいて試して

みたんだったっけ、と思い出した。

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そしてこの店長のお母さんは、合成洗剤を一切使わない人で、洗剤の代わりに米ぬ

かを使っていたのだそうだ。でも、米ぬかで洗った衣類はぬかの匂いがして臭いから

子どものころの店長は嫌だったのだとか。ところが大人になってから合成洗剤で洗っ

た衣類を着てみると、日に干してもなんだか衣類に洗剤が残っているような、ちょっと

湿っているような感じがして合成香料の匂いも気になったし、着ると肌がチクチクして

やっぱり嫌だったらしい。それ以来、洗剤にはこだわっているのだった。

だからこの店長は洗剤にはものすごく詳しい。

私も実は『濯ぎが1回で済むからエコ!』という売り文句に某有名洗剤を使ってみたこ

とがあるのだけれど、その洗剤で洗ったタオルをお湯の中に入れるとあきらかにお湯

が白濁して洗剤がきちんと落ちてないことがわかったし、それで洗った衣類を着てい

た冬はいつも以上に乾燥によるアトピー症状がひどかった。それで今はいわゆる無

添加洗剤と言われるものを使っていて、その洗剤も洗っているときは天然エッセンシ

ャルオイルのいい匂いがしていいのだけれど、乾いたタオルはときどき変な匂いがす

るときがあって、正直どこまで良いのかわからずにいたのだった。以前は娘に洗顔ソ

ープ・ジプシーと言われていた私だけれど、最近は洗剤ジプシーかもしれない。特に

うちは免疫不全で肌が荒れやすく、いったん傷ができるとなかなか治らないという厄

介な息子と、超自然派がんこ娘がいるのでやっぱり洗剤は気になる。

「ひどい汚れの洗濯物にはおすすめしないけど、今みたいな季節、1日着ただけの衣

類にはいいですよ」と店長の言葉は続く。ムクロジ洗剤にも2種類あって、ひとつは廉

価でいっぱい入った無選別ものと、もうひとつはオーガニックで最高品質の物があると

いう。でも、これは店長の超お気に入りなので今月いっぱいはそのオーガニックのほう

も20%オフで買えるというので、「じゃあ、こっちを買って使ってみる」と言うと、この店

長、なんていうか、どこまでもまっすぐでいい人なのだ。「いえ、おすすめして高いほう

買って気に入ってもらえないと困るので、まずはその小さなトライアルで試してみてく

ださい」とおっしゃる。

なので、昨日はとりあえずそのトライアルのほうを買ってきました。

それで今朝さっそく使ってみたところ、麻の服がいつもよりしわくちゃにならなかった気

がする。今日気づいたのはそんなところだけれど、あと9日間試して感触をたしかめて

みようと思います。

そしてムクロジといって思い出すのはやっぱりムクロジ族のあの人だ!!!

・・・・・・ というわけでSさん、明日トライアル送ります。

試してみてちょ scissors

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* エコナッツ 

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スイカまるまる

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昨日、横浜でごはんを食べるのをあきらめて馬車道まで戻ったら、駅なかにイート・イ

ンのヴィド・フランスがあるのを見つけて、そこでサンドイッチと珈琲でランチをとったら

なんだか落ち着いた。外はうんざりするほど暑かったけれど店内はひんやりクーラー

が効いていたし、カウンターに座ってガラスにぼんやり映る自分と向かい合いながら、

いと簡便なおひとりさま。やっとひとごこちついたところで急行で渋谷まで戻り、新宿

のデパートで用事をひとつ済ませた後そのまま地下に行く。休日の夕方で混みあう食

料品街を人を避けながら目指すは鰻だ。鰻、鰻 ・・・・・・ と思いながら歩きまわってい

たら去年とほぼ同じ場所に鰻の蒲焼きを売っているのを見つけた。今年は鰻が高い

と聞いていたけれどそれほど変わらない。去年とほぼ同じものを自宅用と実家用に買

って別々に包んでもらってデパートを出た。しばらく歩いたところで実家に電話すると

父が出てきたので、かくかくしかじか今から電車に乗るから着くころまでに駅の改札に

来て、と伝えた。なんたって電車にさえ乗ってしまえば急行の止まるその駅はあっとい

う間なので、それから20分以内に駅に着いて改札に行くと父はまだ来ていなかった。

「しょうがないな、歩くの遅いから」と思って待っていたものの、いっこうに父は来ない。

携帯で家に電話すると当然のことながら出ないし、父の携帯に電話しても当然のこと

ながら不携帯なので出ないのだ。駅の構内は暑いし荷物は重いし、途中で何かあっ

たかな、え~ん、こんなことならやっぱり家まで持っていくべきだったかあ? なーんて

思っているところに前から砲丸投げの選手よろしくたどたどしいペンギン歩きのじーさ

んがこちらに歩いて来た。見た瞬間、ああ、そういうことだったのね、と思った。

丸ごと1個スイカの入ったビニール袋を重そうにさげた父であった。

そのときの私の心情は(じーさん、もうスイカなんか買ってこなくてもいいのに・・・・・・。

丸ごとスイカと一緒に階段から転げ落ちたらどうするんだよー)であった。父は上気し

た顔で「リサが好きだから」と笑っている。うんうん、重いのにありがとうね。

それから鰻とスイカを物々交換して、暑い改札口の脇で汗をかきながら重いスイカを

持って駅の清掃員が出入りするのの邪魔になりつつ、もう100万回くらい聞いている

父の繰り言を聞いて、じゃあ暑いのでそれで栄養つけて夏バテしないように乗り切っ

てください、と言ってやっと帰って来た。スイカはそれほど大きかったわけじゃないけ

れどしっかり実が入っているらしく、駅から家までのあいだ重かったこと重かったこと

・・・・・・ 嫌になっちゃった。それで、途中から持っていた手ぬぐいを持ち手に巻いて

歩きながら、いったいぜんたいこんな重いものを薄いビニール袋1枚に入れて老人に

持たせるとはサービス心がないなと思ったり、母がよく『欲と2人連れ』とは言っていた

けれどその昔、自分が小さかったころに祖母と2人でスイカ丸ごと1個どころか2個も

買ってよくあの家まで持って帰れたよなぁ~、なんて思いだしたりしたのでした。

かつてはスイカってどこの家でもまるまる1個買うものだったけれど今は家族が少なか

ったり昔ほどスイカの人気がなくなったりして、半分どころか4分割のをそれ相応の値

段で買って来る。で、切ってラップがかかってスーパーに並んでたスイカはたいてい子

どものころ食べたものほどおいしくなかったりするのだ。そりゃ、まるまる1個買って食

べたほうがおいしいに決まってる!

・・・・・・ というわけで、今日のおやつは冷やしておいたスイカ半分。

スイカを包丁で半分に切るときのあのなんともいえない感触を久しぶりに味わった。

切りたてのスイカはさすがに甘くてジューシーでおいしかった。

いつもは食べない息子がめずらしく3つも食べた。

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2011年7月24日 (日)

やっと会えた!

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ブログを始めて早6年あまり。

その初期の頃からのおつきあいで現在にいたるまで続いている数少ないブロガー友

達であるangelseedさんとは、今までメールや手紙などで何度もやりとりしたことはあ

るものの、まだ一度も会ったことはなかった。それもそのはずで、彼女が住んでいるの

は福島のいわき。数年前に息子さんが東京の大学に入学してときどきは東京に来る

ようになったとはいえ、もちろん用があって来るのだからそうそう友達に会っている暇

はない。そのangelさんが今回、横浜赤レンガ倉庫で開催される『あーてぃすとマーケ

ット』なるイベントに参加するというお知らせがきた。でも、私がそのポストカードを見た

のはもう金曜日の夕方で、このところ外出続きだったのとプールの翌日に朝早くから

出かけるのは少々キツイので、う~ん、どうしよう、と一瞬思ったものの、そこはもう行

くしかないですよね。

私が福島に行くのは今のところちょっと無理そうだし、3月の震災以来ずっと気になっ

ていた人ではあるし、渡したいものもあるし ・・・・・・

それで、今日行って来ました。横浜赤レンガ館。

ここに行くのはJ.A.Mのライヴでモーション・ブルーに行って以来。

それで、うっかり行ったことのあるほうに入って行ったらそちらはショップなどがある2

号館のほうで、彼女が出店しているのは1号館の2階、46ブースでした。1号館のガ

ラス張りの階段を上って2階に行き、端から見て行ったら、ありました、ありました。

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この天使のお人形と家ですぐにangelさんだとわかりました。

そして彼女もすぐそばに・・・・・・

11angelseed05

昨日、わざわざ横浜まで行って会えないと嫌だと思って携帯の番号を教えてもらおうと

ご自宅に電話したら彼女はすでに家を出てしまった後で、旦那さんに電話番号を教え

てもらって夕方電話で話すことができたので昨日のうちに声は聞いていたのだけれど

やっとついにご対面! 初めて会うangel さんは前に写真で見ていた通りのショートヘ

アがよく似合う、小柄で優しそうなチャーミングな方でした。私はもともと人懐こいほう

なのだけれど、ブログ始めてすぐの頃から長年屈託ないやりとりをしてきたせいか、

初めて会う人、という感じは全然しない。三姉妹で、3人並ぶと森三中だ! という彼

女は今日は日光から来てくれたという姉と横浜に住んでいる妹さん、それに彼女の高

3のお嬢さんを連れて、彼女のブースだけアットホームな雰囲気。そこへ高校時代の

同級生やら友達なんかがやってきてますます賑やかに。震災後のいわきのこと、農作

物のこと、積まれたままのがれきのこと、ご主人の仕事のこと、息子と娘の就職のこ

と ・・・・・・ ひとしきり話していたものの、出店者としてはブースから離れてお茶をする

とかはできないようなので、次の逢瀬を約束して帰ることに。

他のブースもざっとは眺めてみたものの、ハンドメイドって実に種々雑多なものがある

なか、なかなか自分の好みにフィットしたもの、ピンとくるものがないんだよなぁ、と思

いながら、けっきょくは早々に出てきてしまいました。イベント自体の面白さとしては残

念ながらイマイチかもしれない。

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赤レンガの向こうに広がるのは海。

こんな船の景色も晴天だったらもっとスカッとしてると思うのだけれど、今日の空といっ

たら今にも泣きだしそうだ。で、こういう曇りの日のほうが熱がこもって暑い。

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そして横浜って素敵な街なんだけど家からは遠いし、なんたって手の届くところに何で

もあるようなこじんまりした街に慣れてる東京っ子としては道がだだっ広くてどこに行く

にもいっぱい歩かなくちゃいけなくて、少々疲れる街なのです。おまけに勝手がわから

ないので、お腹が空いてもどこでごはんを食べたらいいのかわからない。しばらくうろう

ろしてみたものの、無駄なのでもと来た通り馬車道からみなとみらい線に乗りました。

それで、勝手知ったる自分のテリトリーまで戻った途端にホッとする私は、まったくも

って猫のようです。

ともあれ、今日は念願かなってangel さんに会えたからよかった。

彼女が作った天使を1人連れて帰って来ました。

おるがん天使。

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後ろ姿がまたかわいい。

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なんたって長年こーゆー頭をしていて、それが私のトレードマークみたいだったもので

すから、なかなか親近感の湧く天使です。

私が今日程度で疲れたのだから、準備からあって昨日朝早く家を出たangel さんはさ

ぞかし疲れたことでしょう。家に帰ったらゆっくり休んでほしいです。

angel さん、2日間おつかれさま!

今日は会えてよかったです。

またいつか、もっとゆっくり会おうね! 

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2011年7月22日 (金)

久々のめちゃめちゃかっこいい!@マーク・マーフィー/Midnight Mood

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じきに今夜も夜中だけれど、少し開けた窓から入ってくる夜風が涼しい ・・・・・・

数日前までの暑さが嘘みたいだ。

このあいだこのCDが届いて初めて聴いた夜とは大違い。

でも、連日34度以上なんて異常な暑さは別としても、やっぱり夏は暑くなきゃ。

果実の味を甘く濃厚にするのも、秋の樹木を燃え上がるように色づかせるのも、人の

眼差しを深く濃く情熱的にするのも、みんな真夏の太陽の仕業だ。

サウダーヂな夕暮れ、シェーカーから注がれたばかりのきれいなカクテルを前に幻想

に耽るにしたって、目の前に熱いとろける滴のような真夏の太陽がなければサマにな

らない。そして、そんな暑い夕暮れにぴったりなのがこれ!

マーク・マーフィーのミッドナイト・ムード

以前ご紹介したサマー・サンバ同様、アカペラで始まる1曲目めのJump For Joy

のっけからスウィングしなけりゃ人生じゃない!ってな勢い。ここでもマーク・マーフィー

は酔っぱらってんじゃないの、ってくらいに絶好調。この人の、なんていうか軸のぶれ

ない緩急自在のグルーヴ、すごいです。思わず指でテーブルを叩いてリズムを刻み

ながら頭を振って聴いていると、思わずこっちまで酔っぱらってきてしまう。2曲めは

サックスとの掛け合いが粋な I Don't Want Nothin'。マーク・マーフィーって技巧派

と言われてるらしいけど、たしかにうまい。でも、うまいなんて言葉で片付けたくないく

らいだ。王道であってもけして優等生的じゃないから。で、3曲めのWhy And How

になると、もう完全にやられる。派手なホーン・セクションに負けないマーク・マーフィー

の切り裂くような低音のヴォーカル。途中から入る調子っぱずれのサックスがまたか

っこいい。調子っぱずれのかっこよさの次にくるのが超二枚目的(二枚目ってもう死

語?)Alone Togther。あまりのかっこよさに、これってこんなにかっこいい曲だった

っけ? とwineroses さんのブログで思わず歌詞を検索しちゃったくらい。『一緒に

なろう、というプロポーズの歌ながら、メロディの暗さ・歌詞の夢の無さではピカイチ』

と書いてあるけど、このマークの歌なら完全にノックアウトでしょうね。そして、その暗

いかっこよさから一転、まるで往年のAORみたいなポップさで明るく囁きかけるように

始まるYou Fascinate Me So。もちろんこれも超スウィンギー。これも歌詞が知りた

いな。とても素敵なラヴソング。そしてまたもや一転、秋の夕暮れに枯れ葉が舞うよう

Hopelessではこころゆくまでバラードを堪能し。そうもうまるで絶望的な気分になっ

たところで、今度は一気にキューバに飛んで、ラテン・フレイヴァーのSconsolato

涙ながらに甘さに酔って。いいなあ、キューバン・ピアノ、大好きだ。この曲はそうとう

好みです。あえてペラペラの安っぽい音出してるトランペットもなんとも味。8曲めの

My Shipはしっとりスタンダード的ヴォーカル。サン・セットに港から出て行く船を歌っ

ているのか。マーク・マーフィーの伸びのある声が余韻たっぷりの小曲。そして9曲め

Just Give Me Timeは軽快なドラムで始まる映画音楽みたいなアップテンポの、

これまたかっこいい曲。トレンチコートの襟を立てたクラシカルな2枚目俳優が足早に

列車から列車を乗り継いでゆくようなイメージ。10曲めは『Midnight Mood』という

アルバム・タイトルのラストにふさわしい I Get Along Without You Very Well

これは昔、チェット・ベイカーでよく聴いた曲だけど、マーク・マーフィーで聴くとまた違っ

た厳かな趣き。途中からやわらかくなるピアノの音とともにマークの囁きが優しく、もう

夜も更けたから帰らなきゃね、って気分にさせてくれる。全10曲、あっという間! 

バラエティーに富んだ選曲でまったく飽きさせない。Amazonレヴューに『とにかく全て

の曲が素晴らしいという、普通はまず滅多にお目にかかれない出来映え』とあるよう

に、これは買っても絶対損はない。そして同じくAmazonの『CDジャーナル』のデータベ

ースの文章によれば『真夜中にじっくりと聴けるタイトル通りの内容と雰囲気を醸し出

している』とあるんだけれど、このCDの裏面の英語を(英語だめな私が)直訳すると、

このアルバムのタイトルをミスリードしないでね、なぜってこれは絶対に夜遅くに聴い

ちゃだめですよ、このアルバムのマーク・マーフィーはMPS(このCDのドイツのレーベ

ル)のためのヨーロピアン・セッションを kicking (サッカーでわざと相手選手を蹴)る反

則技らしい)してるから、なんてなことが書いてある。確かにこれを夜中に聴いたら静

かな気分に浸れるどころか、(飲める人なら)も一杯飲んじゃおうかな、と思うこと間違

いなしです。そのマーク・マーフィーがキッキングしてるヨーロピアン勢というのがなんと

ここでも前にとりあげたケニー・クラーク=フランシー・ボラン・ビッグバンドで活躍した

面々。あの舌がもつぁれらチーズなサヒブ・シハブの名前もあったりなんかして。

どうりでね。バックもめちゃめちゃかっこいいわけです。

・・・・・・ というわけで、今夜は気分よくめちゃくちゃ酔っ払いたい! という夜におスス

メのCD。クラブジャズ系がお好きな方も、そうでない方も。

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2011年7月21日 (木)

いただきもの

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朝、いつもよりたくさん寝て目覚めると肩のあたりが冷たくなっていて、いきなり秋がき

たみたいに涼しい。家じゅうの窓を開け放って風を通したら肌寒いくらいだった。

それから朝1でCさんから野菜が届いた。

かわいらしい小ぶりのジャガイモとタマネギと紫たまねぎ。

実家の家庭菜園でとれたものらしい。

Cさんは放射能のことを気にするのだけれど、近所のスーパーで売っているのだって

限りなくグレーゾーンの野菜ばかりだ。買い物に行くたびに政府や農協のやっている

ことに疑問を持たずにいられない。これだとますます自己免疫力を高めるしかない。

Cさんはこれでビシソワーズスープを作ったらおいしかったと言っていたから、私もや

ってみよう。

それから最新のCさんの仕事である琥珀堂の羊羹が3つ入っていた。

和のレトロモダンが粋なパッケージ。

素敵なお仕事。

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お昼の後に玄米茶をいれてさっそくいただくことにする。

羊羹なんて久しぶりに食べたけれど、今日は涼しいから熱い玄米茶も羊羹もおいしか

った。羊羹というと私には変な思い出があって、中学生の頃、多摩湖の近くで行われ

た全校マラソンのときなぜか人気のあったバスケ部の女の子を抜いて学年女子1番に

なってしまって、それがもとで都大会の選手に抜擢されてしまい、体育会系でもなん

でもない私が急きょ陸上部に入部させられて毎日放課後のグラウンドで暗くなるまで

走らされることになってしまった、ということがあった。当時走るのは嫌いじゃなかった

し、誰もいない夜の校庭に浮かぶ白線は今でも鮮明に脳裏に浮かぶほど新鮮だった

けれど、終わるととにかくお腹が空いて空いて家に帰るまでもたなくて、しかたなく駅

前の中村屋で羊羹を1本買って、途中のお寺の境内でまるまる1本完食して、何食わ

ぬ顔で「ただいま!」と家に帰ってふつうに夕飯を食べる、なんてことをやっていた。

いま考えても羊羹まるまる1本はすごいと思う。でも、そんなことをしても全然太らなか

った。いや、中学から高校生くらいまでが妊娠中を除けば生涯でもっともグラマーな時

代だったかもしれない。たまに電車の中で女子高生のふっとい脚を見るといつもその

ころのことを思い出す。

私は身体にまったくためがないから空腹になると目がまわってきちゃって、そのうえい

つもお腹減らしなのだけれど、いまではこの小さい羊羹でじゅうぶんだ。

Cさん、ごちそうさま!

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2011年7月20日 (水)

台風6号

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雨がやんで家の前の舗道が乾きだしたから仕事場兼家の掃除をやって、汗をかいた

からシャワーを浴びていいかげん昔から着ている45RPMの白の長袖コットンシャツに

生なりの麻のパンツに下駄、という私的無頼な格好で買い物に行ったら、思いきり降

られてしまった。さっきまで薄明るくなってきていた空はまた一気にシェードを下げたよ

うにまっ白。雨の音が激しくなったり、少しトーンが落ちてきたり。

今日は一日こんな風らしい。

去年この麻のパンツを履いてるときに「それ、いいパンツだな」と言った息子は今日は

「それ、いいシャツだね」と言う。さすがにパンツは丈が短かったけれど(でも入ってし

まった!)、いつもサイズ0か1を着ている私にしてはこのシャツはサイズ2なので試し

に着せてみたら、これが着られてしまうのだ。ほんとに細い子なんだなあ ・・・・・・

なので、洗濯したらあげることにした。

家でデニムの上に着ているぶんにはいいと思う。

それで、今年の誕生日プレゼントはかっこいいシャツかな、なんて考えている。

9月か ・・・・・・

9月なんてあっという間か。

・・・・・・ なんてと思っていると今年もあっという間か。

ちょっとヤバイぞ。

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2011年7月19日 (火)

猫、という不可思議な生きもの/猫の客

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それは引っ越した借家が面する小路がジグザグなイナズマのような形をしているため

夫婦が『稲妻小路』と名づけた道に突如あらわれる。最初、曇り硝子に映るちぎれ雲

かと思ったその影は、白いところに薄茶がかった灰墨の丸い斑模様の小さな仔猫で

あった。それは隣りの家の飼い猫となって『チビ』と呼ばれるようになった後に、しばし

ば庭をつたって夫婦の前にも姿を見せるようになり、やがて第二の我が家よろしく定

期的に訪れるようになる。もともとあまり啼かず、人に抱かれるのを好まない人に媚び

ることのない毅然とした猫であったため、妻はあえて抱かないと決めて、チビと球遊び

に興じるほかは、チビの気の向くまま好きにさせることをよしとしていた。それは、どん

なに可愛がって心を寄せたところで自分の家の飼い猫ではない、『猫の客』である。

内心そうわかって節度を保ってチビと接しているつもりでも、そこはそれ、人間に情と

いうものがある以上、そう簡単にはいかない。しだいにチビの行動が大胆に、また彼

ら夫婦に親和的なものになっていけばいくほど、彼ら2人の心の領分もその小さな白

い生きものによって占められていく。

そしてある日、その関係は唐突に断ち切られる。


この私小説ともいえる『猫の客』は、詩人・平出隆の初の小説であるそうだ。

フィクションをできる限り排除する、という書き方で書かれたこの小説に書かれたこと

は、だから限りなく事実であると言える。写真が同じ事実であっても撮るものによって

リアリスティックにもポエティックにもなるように、この小説は詩人の感性というフィルタ

ーを通して、ちょうど現実と非現実のあわいに位置しているようにも思われる。

小説の始まりが昭和63年から平成元年ということで、私はある特殊な思いで読み始

めた。ちょうどそれは私にとっては結婚した翌年であり、第一子を身ごもっているとき

だった。子どもが生まれた直後に天皇崩御が報じられ、年号が変わった年。時代的

には転換点でもあって、この小説にもあるようにそれまでの世界が崩壊してゆく予感

を感じさせる年で、あまりよい年ではなかったように記憶している。


そして冒頭にも書いたとおり、これは猫と人との交情を描いた小説ではあるけれど、

私の読み方は少し違っているかもしれない。

猫と人との関係以上に私が気になったのは、この主人公となる夫婦の密度の濃さで

ある。もともと子どものいない夫婦はどことなくいつまでも恋人同士のようでいいとは

思っていたけれど、これを読んで、子どものいない夫婦とはかくたるものか、と思っ

た。私が人一倍自由でいたい性格だからかもしれないが、私には正直言ってこの関

係はちょっと息苦しい。ふつう(と言ってしまってよいのかどうかわからないけれど)男

と女は陰陽のように、お互いまったく相容れない部分を持った者どうしがくっつくから

ぶつかるところもある半面いいところがあるように思っていたけれど、この2人はとて

も似ているのだ。ともに詩人で物書き。ひとつ屋根の下、部屋の南側に机を2つ並べ

て、夜半ともなると書きものを始める。詩、という、ことさらとらえがたい一瞬の言葉に

こだわり、それをとらえ、取り替えたり削ぎ落したり磨いたりしながら最終形にしてゆく

至極繊細な作業をする繊細な生きものがひとつ家に2人。見ている限り、別々の仕

事のとき以外、どこに行くのもたいてい一緒だ。似ているから互いの心情を理解する

ことはできようが、ひとたび同じ通奏低音が流れ始めたらずっとそのままだ。

子どもがいれば日常は嫌でも賑やかな喧騒と変化に彩られてゆくだろうけれど、似た

者同士の2人であればその単調さに風穴を開ける人間はいない。

そして、その重苦しさに風穴を開けたのがほかならぬ猫のチビだった。

そうであれば、その小さな生きものが一気に2人にとってのかすがいになったとしても

待ち遠しい客になったとしても不思議ではないだろう。

でも、だとしたらなおさら、こちらが積極的に招き入れたのではない、猫とは境を越え

て勝手にやってくるものなのだと言いつつも、誰が飼っているかわかっている人の飼

い猫に、エサを用意したり快適な寝床を提供したりして泣くほど情を移したりすべきで

はなかったのではないかとも思う。それがゆえに飼い主からは憤懣を買われる。

私は読みながら、前に見たのだったか読んだのだったか忘れたけれど、自分の夫だ

と思っていた人が実は他にも家庭があり二重生活をしていた、夫には自分の知らない

あと半分の人生、時間があったことを知って眩暈を起こして頭が真っ白になる女性の

ことを思い出した。猫ごときで何を大げさな、という人がいるかもしれないが、この小説

自体、猫が足繁く通うようになったことをマキアヴェッリの『フォルトゥーナ』という著作を

あげて『運命』と言っているくらいだから大げさなのだ。私は作者が『運命』という言葉

を使ったあたりからある種の慎重さを持って読んでいたのだけれど、当時自身の身に

起きた運命とくらべても(くらべてもしょうがないが)、この小説に運命と呼ぶほどの展

開が用意されていたとは思わない。


また、そういったことの一方で、猫とはこれほどまでに魅力、というか魔力を持ったもの

なのか、という思いも強くした。

猫という存在がもたらすやわらかな時間、よろこび、幸福感 ・・・・・・。

もともと著者である平出隆は猫が特に好きなわけではなかったという。

むしろ、猫好きの親しい友人の寵愛ぶりを見て呆れていたというし、猫好きというもの

にずれを感じていたともいう。

そういう人をしてこれか、と思う。

となれば私など、やっぱり猫には用心しなければなるまい、と思う。

ずいぶん前から、それこそ縁があったらそのときは猫を飼うかもしれないと思ってき

たけれど、こんなのを読むとうかうかと飼ったりはできない。

離婚するまでと離婚してからの十数年には実に様々なことがあり、そこで私が学んだ

ことはできるだけ所有しないこと、できるだけ執着心を持たないことだ。過度な執着は

苦しみの素になる。所有すればするほど、執着心を持てば持つほど人は自由ではい

られなくなる。私はできるだけ自由でいたいし、どうせ苦しむのなら私は猫より人のほ

うがいい。

詩人の描いた小説ということで、随所に美しい描写が散りばめられ、文字通り端正な

作品だと思う。でも私は個人的にはどんなに繊細でも磊落な明るいところがある詩人

が好きだし、先ほど書いたこの小説の通奏低音ともいうべきものが大げさ、というか

大時代的で暗くて重く、その息苦しさに読んでいる間中さっさと読み終えたい欲求に

駆られた。たぶん、私はこの著者とは好むところの感覚にずれがあるのだと思う。

個人的には、天窓状の半透明のガラス質の屋根のひさしの下に横になって、プレパ

ラートに載せた水滴のように春の雨が降ってくるのを観察しているシーンや、夏の庭

でシオカラトンボと気持ちを通わせるシーンが好きだった。

これは先日Cさんと会ったときにスパイラルの2階のスパイラル・レコーズで見つけた

本だ。彼女は平出隆が好きらしい。銀色の美しい書き文字で署名されたサイン本。


さて、親愛なる猫好きさん。

願わくは、あなたがこの本を読んだ感想も伺いたい。

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2011年7月18日 (月)

今年のピーピーヒョイくん

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去年の夏の間中、私と掛け合いで鳴いてくれたヒヨドリくん。

ベランダに出て彼の声がするとなぜか顔がゆるんで楽しくなったものだ。

もしかすると私はヒヨドリくんに知らぬ間にずいぶん助けられていたのかもしれない。

人はいつだってそうやって些細にも思えるいろんなものに助けられてるのかもしれな

い。けっきょくヒヨドリくんはその後もずっと鳴き続けた。秋になっても冬になっても春

になっても、そしてまた夏がきても。ヒヨドリには渡りをするものとしないものがいるら

しい。きっと君は渡りをしないヒヨドリなんだね。だからずっとここにいてくれるんだね。

この町にいるときはどこからともなくヒヨドリの声がしてくるけれど、たまにダミ声のヤツ

や変わった鳴き方のヤツもいるけど、今日の夕方のサウダーヂな時間、ひときわはっ

きりとヒヨドリの声がするからベランダに出てみたら、部屋のすぐ前の電信柱のてっぺ

んで鳴くヒヨドリがいた。

君はもしかして去年のピーピーヒョイくんかい?

訊いてみたけれど、いつものように「ピーピーヒョーイ♪」というとぼけた鳴き声が返っ

てくるだけだった。

でもいいんだ。君が去年のピーピーヒョイくんでも今年のピーピーヒョイくんでも。

ときどき、そこにとまって鳴いておくれ!

私も頭のてっぺんから宇宙のエナジーをもらって早々に君の言葉がわかるようになる

から、それまで待っててね!

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タンドリーチキン別バージョン

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昨日、煮込むタイプのタンドリーチキンを初めて作ったら、息子に「僕は焼いたヤツの

ほうが好きだな」と言われて、自分もそれが食べたくなったので、今日は鶏の手羽先

を買ってきてふたたびタンドリーチキン。

これは昨日のにくらべるといたって簡単で漬けこむ時間もなく、フォークでブスブス刺

したチキンに昨日とほぼ同じスパイスをまぶして10分ほど置いてから焼いたもの。

つけあわせはイタリアンのアンティパストでよく出てくるオリーブオイルとガーリックで

炒めたブロッコリーとポテトとシシリアンルージュ。それにパンと珈琲のお手軽ランチ。

昨日のと今日のとどっちが好きと言われたら、う~ん、どっちだろう。

どっちもおいしいのだけれど、どっちでもない。

料理って、たったひとつの料理でも、自分のなかで「これだ!」と思うまでには何度も

回を重ねて作る必要があって、洗練なのかコツなのか、ひらめきなのかミクスチャー

なのかわからないけど奥が深い。肉料理の場合、まず焼き方が要だろうと思うから、

これはますます研究の余地あり! だ。

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2011年7月17日 (日)

白熱の夏ごはん②/枝豆のドライカレーとタンドリーチキン

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今日も外は呆れるくらい熱風の灼熱地獄。

思わずオリジナルラブのニュー・アルバム『白熱』をかける。

どこかレトロで懐かしいサウンドのこのアルバム。

『東京飛行』からなんと5年ぶりの『白熱』は、なんていうかお陽さまサンサンなハッピ

ー・サウンド。懐古趣味とかじゃなくてジャケットの写真といい、田島さんまるで若返っ

ちゃったみたいだ。あちこちに美メロが顔を覗かせて胸キュン。初めて聴いたときは

4曲めの『カミングスーン』で思わず吹いてしまった(ごめんなさい)。何もかも自分で

やったアルバムだっていうから田島さん、ついにラップまで自分でやっちゃったかと思

って。もちろん、そんなことはなくて、これはスチャダラパーとのコラボでした。

個人的には私はラップってどうでもよくて、こういうスタイル自体もうやり尽くされててち

っとも面白くないと思うから、この曲はできることならラップなしの別アレンジで聴きた

いと思ってしまう、すごくいい曲だからなおさら。でもこの曲はまさしくラブソングの王道

的気持ちよさ。で、5曲めの『春のラブバラッド』になると、ほんとにこの人のコーラスっ

てもう鉄板だな、と思う。昔はコーラスっていうと山下達朗の専売特許だったけど今や

田島貴男が完全にそれを超えた感じだ。ちなみにアルバム中うちの息子が1番好き

なのが『ふたりのギター』。たしかにこの曲のグルーヴは最高かもしれない。なんとい

ってもサビの部分の歌詞、”ふたりのギターが/間違いだらけの和音を/かきならした

あの頃/音楽がすべてだったあの頃”っていうところのメロがめちゃめちゃよくて、それ

を支えるバックのキーボードの音がロストの光でいっぱいで苦しいくらい。そして私の

1番はやっぱりなんといっても『好運なツアー』。これはそのまま去年のツアーのタイト

ルチューンで、去年渋谷AXでも聴いたけど、アルバムになってこんなに良くなるとは

思わなかった。出だしのギター弾き語りのところはちょっと忌野清志郎の『スロー・バ

ラード』を思い出してしまう感じで、全体としては田島貴男的ジョン・レノンの『Starting

Over』って感じのロックンロール。ノスタルジックとロマンチックとパッションがいい感じ

に融合されてます。間違いなくこの曲は『東京飛行』以来の名曲。すごくよくできてる。

これは忌野清志郎が生きてたら好きだったろうなあ! 

もしかしたらカヴァーしたかもしれない。そう思って聴いているともちろん、この田島貴

男の歌だけでもじゅうぶん泣けちゃうんだけど、頭のなかで勝手に忌野清志郎がこれ

を歌ってるところ、さらにはキヨシローと田島貴男が2人で歌ってるところを想像して、

もう2人がどんな声で、どんな動きで歌うかまでがありありと見えて聴こえてきちゃって

これが泣けるんだよなぁ ・・・・・・。(ほんとに泣く。)

そして、この田島貴男のグルーヴとテンション!!!

これが1人でスタジオでやったこととはとうてい思えない。ほとんどクレイジーですね。

音楽バカ。で、その音楽バカが人を魅了しちゃうんだと思う。こうじゃなきゃ音楽なんて

やれない。これだもん、ファンは大いに期待しちゃうよね、ライブに。今夜もきっと渋谷

AXのLIVEではみんな死ぬほど盛り上がることでしょう!

で、私は今日みたいな灼熱のお昼には白熱を聴きながら白熱の夏ごはんだ。

今日のランチは枝豆のドライカレーとタンドリーチキン。

このドライカレーはオリーブオイルで炒めたニンニク、たまねぎ、発芽玄米にカレー粉

ガラムマサラ、クミンシード、ターメリックなどのスパイスを加えて、あらかじめ茹でで鞘

から出しておいた枝豆とチキンスープを炊飯器に投入して炊いてしまったので枝豆の

色が悪くなっちゃったんだけど、ただ炒めて仕上げればもっときれいなグリーンになる

と思います。以下、タンドリーチキンのレシピ。

*****************************************************************

 ≪ 材料 ≫ 4人分

 鶏もも肉    400グラム 

 バター     20グラム

 サラダ油   少々 

 ●漬けだれ 

 プレーンヨーグルト(うちの場合はカスピイ海ヨーグルト) 400グラム

 ターメリック、クミン、ガラムマサラ、各大さじ1   カレー粉 大さじ2

 おろしショウガ  大さじ1

 おろしニンニク  大さじ2

 牛乳  180CC

 ホワイトペッパー、塩 少々 

 ≪ 作り方 ≫

鶏もも肉は両面をフォークでプツプツと刺しておく。

ボウルに漬けだれの材料をぜんぶ入れてよく混ぜる

②に鶏もも肉を入れて2時間、冷蔵庫へ。

③で漬けこんだ鶏もも肉を取り出して、漬けだれをなるべく取ってから薄くサラダ油

 をひいて熱したフライパンに皮のほうから入れて強火で焼く。焼き色がついたらひっ

 くり返して片面も同じように焼き色がつくまで焼く。

④の火をいったん止めて余分な脂を取り除き、漬けだれをぜんぶ入れたらバター

 を入れて火をつける。沸いてきたら蓋をして、強火で5分煮込んだらできあがり!

****************************************************************

そして、できあがりは写真のとおり。

今までタンドリーチキンというと私はパリッと焼いたのしか食べたことなかったけれど、

これは煮込んであるのでとってもやわらかくてジューシー。漬けだれはちょうどまろや

かなヨーグルトカレーって感じで、これはふつうのカレーみたいにごはんにかけてもよ

さそう。思いつきで作った枝豆のドライカレーは豆の甘さとごはんの辛さがいい感じ。

作ってる間は暑いし時間もかかるけど、こんなことをしていられるのも休日ならではっ

てことで、充実のランチ・タイムでした。

さて、次の白熱の夏ごはんは何作ろう?

また白熱聴きながら考えよう♪(^-^)

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 白熱 ORIGINAL LOVE

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2011年7月16日 (土)

真夏のヴィヴィッド

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人間に夏好きと夏嫌いがいるように、バラにも夏が得意なのとそうじゃないのがあるら

しい。真夏のバラで嫌なのは、切ったところから枝枯れが始まったと思ったら、わずか

数日で一気にぜんぶ枯れてしまうこと。毎年、数株やられる。

今朝、ベランダに出たらすっかり枯れたバラを発見。

これはフレンチローズのフローレンス・ディラットレだろうか。ショックだ。

そして、とうぜん夏が得意な生きものは、夏にその生命を輝かす。

私が先日の暑い午後に見惚れたのは、目の前をひらひらと絡み合うように飛んでいた

黒のくまどりに鮮やかなターコイズブルーの2羽の蝶、電車の中で目の前に座ってい

たセーラー服の女の子の薔薇色の頬と真っ赤な唇、キラキラ光る生意気そうな瞳。

どちらもすごくヴィヴィッドだった。

そして、ものすごく長い時間が経った今でも、ときどき19の頃に片思いしていた15歳

年上の人の、『僕はヴィヴィッドに生きたいんだ』という言葉を思い出す。

彼はいまヴィヴィッドに生きているだろうか。

私は?

真夏のエネルギーが細胞の隅々にまで行きわたって完膚なきまでに闇という闇を追

い払い、光の身体になって鮮やかに輝きだせばいいのに! と思う。そんなことを思

うのも夏という季節だけだ。

今朝、枯れたバラの横で強い陽射しにもめげずに咲いていたラ・パリジェンヌ。

目の覚めるようなヴィヴィッド。

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2011年7月15日 (金)

山陽堂書店のギャラリー

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いつも表参道に来ると用事がすんでも何故かすぐには地下鉄に乗りたくなくて、少々

疲れていても外が寒くても暑くても原宿まで歩こうかなって気分になってしまう。

今日もレストランを出るなり外はうわ! と声を上げるほど暑かったけれど、やっぱり

原宿まで歩いて行こうということに。それで、表参道の交差点まで来たところでCさん

が、「あれ? 山陽堂書店、きれいになってるんじゃない?」と言うので、見て行こう

見て行こうと中に入った。

なんと山陽堂書店さん、すっかりきれいにリニューアルして2階より上がギャラリーに

なっていて、ちょうど安西水丸さんのシルクスクリーンが展示してあるところでした。

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水丸さんと言えば村上春樹好きならお馴染みのイラストレーター。

で、青山にも縁の深い人。

昔、村上春樹と安西水丸が246沿いの道を歩いてるのを見た、とかよく聞きましたっ

け。かくいう私はラフォーレ前の横断歩道を村上春樹が奥さんと手をつないで渡るの

を見ましたです。それも遠い昔のこと。

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ギャラリーの中にはちょうど午後の斜陽の光が入って、なかなかいい雰囲気でした。

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星の王子さま発見!

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なんたって表参道の交差点角という絶好のロケーションだし、スペースも手頃なサイ

ズだからここならきっと人が入るでしょう、とCさんと話す。

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表参道で何かの帰りにちょっと本屋に寄ってギャラリーを見る。

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古くからのお店が次々に閉店して激しく様変わりしている表参道だけれど、表参道に

来たときの愉しみがひとつ増えました。

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神保町で古本屋&喫茶店めぐり

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会社の都合でできた、私にとっては夏休みの前半ともいうべき4連休。

今週は猛暑のなか日曜・火曜・木曜と立て続けに出かけたから少々疲れてはいたの

だけれど、こんなときでもなければゆっくり友達に会えない! ということで、4連休の

初日である今日は友達と出かけることに。前述のとおり、ボケボケしてるとつい私は

猫のごとく勝手知ったる街ばかりに足が向いてしまう人なので、友達にどこか行きた

いところはないかと聞くと「行きたいとこは別にないけど、おいしい珈琲が飲めるとこだ

ったらどこでもいいかな」という返事。「それなら、うちに来たほうが早いっ!」とツッコミ

を入れて、それなら前から気になっていた神保町に行こうかということになった。

膨大な古本とおいしい珈琲が飲める昔ながらの喫茶店がある街。

といって、大昔に岩波ホールにマイナーな上映作品を観に行った記憶があるくらいで

まったく不案内な街でもある。

そこでネットで調べて最初に腹ごしらえをするのに選んだのがここ。

カフェ・デ・プリマベーラ

神保町の駅を出て徒歩10分というこのお店。

不案内な上にこの鬱蒼たる緑に埋もれる外観のせいで、うっかり見落とすところでし

た。でも、中に入ると別世界。思いのほか狭いながらもいろいろな方が書いている通

り、まるでヨーロッパの地下聖堂にいるみたいなクラシカルな雰囲気。事前に写真嫌

いの店主と知っていたから写真は遠慮させていただいたけれど、ちょうどランチには

少し遅い時間に着いたせいか、店内は私たちだけでとっても静かなのでした。

そこで感じのよいマスターがメニューを持ってきてくれて、オーダーしたのは噂のボル

シチュー(ボルシチみたいなシチューってとこでしょうか)。

この暑いなかシチューなんてふつう食べられないと思うけど、店内は冷房が効いてい

て全然OK。そして出てきたボルシチューは具だくさんのシチューがまるい器にたっぷ

り入っていて、それに2つに切ったバタートースト、それにこれまたここの名物だという

ハチミツのかかったバナナ(!)が添えられていて、すごいボリューム!

食べながら一瞬これは完食は無理かもと思ったけれどちゃんと全部食べられました。

昨日もCさんと話したけれど、こんなに暑くても時間が来ればちゃんとお腹が空いて

おいしくものが食べられるって健康な証拠。で、神さまに感謝!

今年もこの厳しい暑さをバテずに乗り切るには、どれだけちゃんと眠ってどれだけ食

欲を落とさずおいしく健康的に食べるかだと思うのです。で、その観点から言うとこの

お野菜いっぱいのボルシチューはとてもよかった。自分が作るのとそう変わらない、

手をかけた温かい家庭の味。そしてこちらがぜんぶ食べ切れるか心配してるところに

「トーストもっと食べられるようでしたらおかわりできますので言ってくださいね」と笑顔

で言ってくださるマスター、優しいですね。育ち盛りの方はぜひどうぞ(^-^)

そして食後はもちろん珈琲。私はいつもどおり1番濃いニレをオーダーしたのだけれ

ど、驚いたことに3種類の濃さがある上にさらにそれの浅いか深いかがあるのです。

それで私はニレの深を。ふつうニレを頼むとたいていデミタスで出てくるのが、ここは

カップが大きいのも珈琲好きには嬉しい。私のニレの深はさすがにひとくち飲むなり

脳みそが覚醒する味。友達は私よりマイルドなのを頼んだのだけれど、感動的なおい

しさだったみたいです。すごく丁寧に淹れた味、と言ってました。

カフェ・デ・プリマベーラは価格は少し高めだけれど、しっかり食べてゆっくりするには

ぴったりの店。ここはまたいつか行きたい。

Cafe_de_primavera_01_2 

さて、お腹もいっぱいになったところで古書店街に行きますか、と外に出たのはいい

ものの、神保町で自分の好みの古本屋を見つけるのってほとんどインドでカレー屋を

選ぶくらいに難しいのだ。(ま、インドに行ったことないからわからないけど。)

いったい古本屋だけでひとつの通りに何店舗あるんだか ・・・・・・

外は眩暈がしそうなほど暑いし、もうくらくらしてきます。

11furuhonya

でも、本好きにはたまらない街!

なんたって本の壁があるくらいですもん。

11furuhonya_01

で、友達とそれぞれてんで勝手に行き当たりばったりに古本を眺め、古本屋じゃない

書店にも入り、すっかり頭が迷宮化する頃に、疲れたからまた珈琲でも飲みますか、

ということに。なんたって今の東京は暑すぎて思考は回らないしすぐに喉は渇くし疲れ

るしで ・・・・・・

2軒目に入った店は今日、神保町の駅を降りて最初に見つけたミロンガ・ヌォーバ

ここも相当の老舗らしく、すごくレトロで渋い外観。

11milonga

ミロンガという名前のとおり、音楽はタンゴしかかからない、タンゴ好きにはたまらない

店。そこで、まだまだ外は暑いし、いささか汗もかいたので冷たいアイスコーヒーでも

飲もうかと一瞬思ったけれど、いやいや待て待て、私は真夏でも熱い珈琲派なんだと

思いなおしてミロンガ・ブレンドをオーダー。

・・・・・・ 正解でした。ただのブレンドにあらず。

友達とひとくち飲んで「おいしい♪」と目を見合わせてしまいました。

しかもやっぱりカップは大きめ。

友達など、これだけどこで飲んでもおいしいってことは、神保町では珈琲にハズレは

ないかも、なんて言い出すほどで ・・・・・・

かかっている音楽もとてもよくて、私は友達が話している間もかなり持って行かれてし

まった。 タンゴのグルーヴに。それで思わず「タンゴが踊れたらいいだろうねえ!」と

のたまったら、「あら、踊れるわよ」とM。

そうでした。この人は高校生の頃バスケだかバレーだかの試合やってるときに、たま

たま見に来ていた社交ダンスの親子にその強靭な足首と腰を見染められ、スカウトさ

れていっときは選手権にまで出ていた元ダンサーなのでした。私はフラでもタンゴでも

サルサでもなんでもいいから、彼女がまた踊りださないかなぁ~と密かに願っている

のです。そうすればまた彼女の中で卵が弾けて、夫のためでも子供のためでも誰のた

めでもない彼女のための人生の時間が輝きだすのじゃないかと ・・・・・・ だって、踊れ

るってすごいことじゃないですか。私は踊りたくても踊れない。

でも、時計を見るとすでに夕方6時で、それぞれ夕飯の支度に思いを馳せる我々。

外に出るとようやく風が少し涼しくなって、ほんとだったら”お楽しみはこれから”なのに

ね、と言いつつ地下鉄の駅を右へ左へと別れたのでした。

この企画はもう少し涼しくなった頃、そう秋にでもまたやろう。

今度は神保町公式ガイドブックでも持って。

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今宵の満月

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夕暮れの空に鬱蒼たる木々の影が降りかかり、大気は生ぬるく、熱を帯びたような月

が真夏の青い空にのぼる。もう7時を過ぎたのにまだあたりはわずかに明るい。

どんなに暑くても、私は日が長い夏が好きだ。得した気分になる。

深くて熱い珈琲を大きなカップで2杯。

もう今日は珈琲はいいや。

今夜も熱帯夜だろうけど、よく歩いてじゅうぶんに疲れたからちゃんと眠れるかな?

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2011年7月14日 (木)

青山HATAKEでランチ・ミーティング

11hatake

東京でどこが1番好きって、私は表参道かもしれない。

いろいろ理由はあるけれど、昔から馴染みの街だというのと、都心なのに空がスコン

と抜けて、街がごちゃごちゃしてなくて雑音が少なくて独特の光があって、自分が1番

気持ちよく個でいられる場所だからだろうか。

なので仕事で打ち合わせをするにしても、自分が場所を選べる場合にはついこの辺り

にしてしまうことが多い。渋谷や新宿や池袋の繁華街にはなるべく行きたくない。

人を避けて歩くだけでも大変だし、色も音も too much で疲れてしまうから。特に今み

たいに暑いときはなおさら。

というわけで、今日のランチ・ミーティングは青山HATAKE で。

パッケージデザイナーのCさんと。

11hatake_01

ここはHATAKE - 畑という店名のとおり、オーガニック野菜を中心とした食材にこだ

わったイタリアンのお店で前から一度来たかったところ。事前にお電話して聞いてみた

ところ、平日のランチの予約はできないってことで遅めの1時に行ったのに、まだ店の

外までお客さんが並んで待っている状態。しかも、今日もものすごい暑さだったのに、

オープンエアの席もいっぱい。

11hatake_02

そして、待つこと15分くらい。

通された店内はゆったりしていて気持ちの良いスタイリッシュな空間。

といって平日の昼間のこの時間は近所で働く女の子たちがランチに来ていて緊張する

という感じでは全然なく、椅子の座り心地もよくてなんだか一気にリラックス。

でも、もうこの時間では”お野菜がいっぱい食べられる”という一日限定50食のランチ

は無くなってしまったかと思いきや、まだありました。よかった!

出てきたお料理はまず枝豆のビシソワーズ・スープに米粉のフォカッチャ、それから大

皿にきれいに盛られたグリーン・サラダに野菜を使ったアンティパストいろいろ、それ

にシラスの入ったカッペリーニ。ラストに小さなドルチェとドリンクがついて1250円。

この場所でこの雰囲気でこだわりの食材でこのお値段はなかなかリーズナブル。

お料理はどれも見た目にもきれいで涼しげでおいしかったけれど、一瞬素麺かと思っ

た冷製パスタ(カッペリーニ)はシラスと大根おろしをガーリックとオーリーブオイルで

和えた和洋折衷の味でとてもおいしかった。これはこの夏、家でもやってみようと思い

ました。でもさすがにこの雰囲気では出てくる料理の写真を撮れる感じではなくて、残

念ながらお料理の写真は無し!

でも、お店の人の感じもとても良かったしお料理もおいしかったしくつろげたので、たぶ

んここへはまた来るだろうと思います。

そして、食事をした後は追い立てられることもなく、ゆっくり仕事の打ち合わせ。

Cさんには『しあわせなデザイン』を発注しました。

しあわせなデザインとはどんなものかと言うと、それをデザインしたデザイナーにとって

も、発注した我々にとっても、また商品となったそれを手にするカスタマーにとっても、

しあわせを感じるようなデザイン。

難しく考えると難しいですけどね。

でも、そうなることを願って。

帰り際、だいぶ人も引いたので店内の写真をパチリ。

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表参道B3出口より徒歩2分。仕事でもプライベートでも誰かとゆっくり話しながら食事

したいときにはおすすめのお店です。1階は1階でこれまたものすごくスタイリッシュな

ニコライ・バーグマンのフラワーショップがあって、「こんなお花もらいたいheart」とため

息まじりに眺めてきました。

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2011年7月13日 (水)

7月のあさ

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今朝はほんのちょっと気温が低いみたいだ。

いつになく爽やかな朝。

今日は久しぶりによく眠れた。

今朝、咲いていたのは風に髪をなびかれた女の子みたいなマダム・フィガロ。

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2011年7月12日 (火)

ブルックリン・パーラーで

11brooklyn_parlor

昨日1時に布団に入ったものの暑さでなかなか寝つけずにいたら、枕もとに置いた携

帯の着信音が鳴った。いつもだったらそんな時間にメールがきても朝まで見ることは

ないのだけれど、なんとなく気になって眠れないついでに見てみると『わしじゃ!』とい

う文字が目に飛び込んできて、広島のTだった。

急なんだけど明日仕事の研修会で東京に行くので、夕方に着ければそれから飯でも

行ける? ってな内容だった。いったん閉じて寝ようとしてから思い直して「オーケー。

また明日ね!」とだけ返信した。それが夜中の2時。それから、あれえ、この人がこん

な時間に思い立って急にメールしてきて飯でも行こうかってことは、なんかあったかな

なんてちょっと考えだしたら、ますます眠れなくなってしまった。

ま、そんなのも今日になって電話で話してみればただの私の考えすぎで、単に向こう

も暑くて眠れなかっただけということらしい。何もなくてよかったけれど、まったく人騒

がせなヤツだ。

それで待ち合わせは本が見たいから新宿のジュンク堂でと言うので、新宿にジュンク

堂なんてあったっけ、最近ジュンクって人気なんですね、と思いながら調べてから夕方

家を出た。ちょっと予定より家を出るのが遅くなってしまったので「いま、電車乗ったと

こ」とメールすると、とっくにジュンクで本でも見てるかと思ったTは、ホテルに着いたら

ドッと疲れが出ていま電車に乗るところだと言う。場所変更してもいいよと言われたけ

れど、そう言われてももうこっちは新宿に着くところだし、じゃあ、私が先に着いたら丸

井の地下にあるブルックリン・パーラーにいるね、と返信した。

ブルックリン・パーラー

あのブルーノートがやってるカフェで、前から一度行ってみようと思っていたところだ。

丸井アネックスビルの脇にある階段から地下に降りてドアを押すと、そこにはなかな

か素敵な空間が広がっていた。昔、南青山のイデーの地下にあった隠れ家みたいな

レストランにもほんの少し似てるけど、向こうのほうがもっとインティメートな大人の雰

囲気で、こっちはもっとカジュアル。今日も外はすごい暑さだし、こんなところに入ると

思わずきれいなカクテルでも飲みたくなるなるけれど、ノンアルコールのドリンクをオ

ーダーした。

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ジンジャーとミントとライムをソーダで割ったジンジャー・モヒート。

ミントのフレイバーがすっごく爽やか。

モヒートってたしかキューバのカクテルのことじゃなかったっけ。麗しのハバナ。

サルサ・ミュージックのことなんかを思い出してぼおっとしてたら、Tがやってきた。

いつもは仕事で東京に来ると真夏でも長袖シャツにかっちりスーツを着てるのに、今

日はスーパー・クールビズだ。ポロシャツを着たTの後ろにはブック・カフェよろしく壁

面いっぱいに本棚が並び、なんだか似合うな。この人は若いころはハードロック狂だ

ったけれど、見た目的にはJAZZが似合う。そう思っていたらiPodを取り出して今のラ

インナップを見せてくれた。私があげた竹内直にバート・シーガーにケニー・ドリューに

ビル・エヴァンスにユーライア・ヒープにツェッペリン? めちゃくちゃ。

ふるい馴染みの友人に会って話していると、私はときどき時間の感覚がわからなくな

ってしまう。もう気の遠くなるほど時間が過ぎ去ってしまった気がするけれど、といって

私たちの中身はルックスほどには何も変わってない気がするし・・・・・・

いつも書いていることだけれど、人の縁って不思議なものだ。

もう何十年とつきあっている親友の男友達のうち1人は高校生のときのペンパル(!)

の生き残りだし、この人とは19歳のときにたまたま行きつけの喫茶店の男の子に紹

介してもらって初対面で「おまえ気に入った!」と珈琲をゴチしてもらって以来、やっぱ

り何十年のつきあいだし、今やその2人と一緒に仕事しているとはね。しかもそれが

医者と税理士とは。人生ってほんとにわからない。

そして親友が女友達だけじゃないことで私の人生は豊かになった、たぶん。私は自

分の(女の)頭だけではわからないことを彼らの頭を借りて考えることができたから。

私は結婚には失敗したけれど男友達には恵まれた。そしてこの先も恵まれるだろう

というような気がしている。これまたわからないけれど。

ある時間がきたら店内の照明がグッと落ちてBGMのヴォリュームがいきなり上がり

うるさくて話せなくなったのでブルックリン・パーラーを出て伊太利亜市場に行った。

ものすごく久しぶりに行ったのだけれど、ピッツァもパスタもカプレーゼも、何を食べ

てもおいしかった。特にナスとアンチョビとオリーブの辛いピッツァが絶品! 

ここではまたもやお互い仕事の話ばかりしていたけれど、最近は一緒にごはんを食

べておいしいと感じられる関係が良い関係だと確信している私。もはやこれは人間関

係を計るバロメーターみたいなもん。

で、それは絶対に当たってる!!

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2011年7月11日 (月)

真夏の陽射し

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なんてことない近所の風景だけど、これ見ても今日がどれだけ暑いかわかるよね? 

このハイ・コントラスト!

空には雲ひとつなくどこまでも青く、物の形はどこまでもくっきりして地面は灼熱、風は

そよとも吹かない。

暑い!

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ハロー、ツバメくん。

君のおうちも暑くないのかい?

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2011年7月10日 (日)

日本のゴッホと呼ばれた画家/山下清

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山下清のことは昔から芦屋雁之助演じる『裸の大将放浪記』というTVドラマでよく知っ

ているつもりだった。その独特な喋り方、子どものような坊主頭に太った身体。いつも

ランニングに短パンという格好でリュックを背負った姿がトレードマーク。放浪の虫が

求むるままに着の身着のまま、ほとんど無一文で日本各地を放浪し、お腹が空いたら

人からおにぎりを恵んでもらい、眠くなったら駅のベンチで寝て、そして行く先々で精緻

で美しい貼り絵を制作したという放浪の天才画家。

でも昨日、いつものように娘と『美の巨人たち』を見ていたら、本物の山下清は放浪の

際にスケッチブックを持って行くこともなければ、旅先で貼り絵を作ることもなかったと

知った。実際はいつも放浪の旅から帰って来てから、八幡学園の中で制作していたと

いう。それも山下清の貼り絵をよく見たらわかることだった。それは実に忍耐力と集中

力を必要とする細かな作業の膨大な集積に他ならず、旅先で簡単に作れるようなもの

ではなかったのだ。そして驚くべきは高度な貼り絵の技術もさることながら、その人並

み外れた凄い記憶力! 山下清は一度見ただけの景色をスケッチもせずに”まるで

写真に撮るように”正確に脳裏に刻み、またそれを絵で再現することができたという。

昨日の『美の巨人たち』があまりに素晴らしかったので、いつものごとく番組最後の図

録プレゼントに応募しようと思って携帯サイトを開いたところ、ちょうど今日まで山下清

展がやっている美術館があることを知り(少々遠かったので迷ったけれど)、娘を連れ

て行くことにした。

11chiba_prefectural_museum_01

それは駅を降りると風に乗って潮の香りがしてくる、千葉みなと駅から徒歩7分のとこ

ろに建った千葉県立美術館。初めて行ったここは、広い敷地の中に水が引かれ、鮮

やかな緑に映えるレンガ色の建物がなかなか素敵な美術館でした。

そして館内に入ると開催日がたった3日間のみということや、昨日TVで取り上げられ

た影響もあってか、すごい混みよう。いつもながら絵の前にはズラッと行列ができ、な

かなか動かないその列に並んで絵の前まで行くのはすごく忍耐と労力がいるという状

況。レンブラントのときと同様、絵がすごく精緻なのと、途中の展示からは絵の脇にそ

の絵が描かれた状況を説明する画家本人の(面白い)コメントが置かれているせいで

ますます列は遅々として動かない!

それでも、ほぼ200点にも及ぶ作品を見終えること2時間。

作品は八幡学園で初めて貼り絵に出合った子ども時代のころから丁寧に時系列で

並べられることで、最初シンプルだった作品がしだいに複雑に高度になってゆくのが

一目瞭然でわかるようになっていて、その後は18歳で放浪の旅に出た放浪時代の

もの、数年前から大々的に始まった修復プロジェクトによって鮮やかに蘇った作品数

点、画家としてヨーロッパを旅したときの作品群、そして49歳で亡くなるまでの遺作と

なったペン画による東海道五十三次を版画にした作品、『芸術家 山下清の全仕事』

と称して数少ない油彩と陶器に絵付けをほどこした作品やペン画など、それぞれテー

マごとに分けられ、それは『日本のゴッホ』と呼ばれるにふさわしい、素晴らしく見応え

のある展覧会だった。何よりその手先の器用さと、誰に教わったのでもなく独自に生

み出した微細な貼り絵の精緻さとその驚異の技術、日本的というよりむしろヨーロッパ

的とさえ思える気品のある素晴らしい色彩感覚。これだけのものが1人の人間の中に

もともとあったものだとは ・・・・・・ 。

ゴッホと山下清の絵を見くらべるとたしかに共通するところがいくつかあるのだけれど

山下清はなぜ自分がそう呼ばれるのかあまり理解していなかったようだという。ただ

多少意識はしていたものか、ゴッホの絵を貼り絵で模写したり、愛用の書物としてゴッ

ホの画集を宝物のようにしていたことなどがあげられていた。この展覧会ではそうした

画家本人の思い出の遺品も展示された。

私が多くの欧米の画家、また国内の絵描きとくらべてもまったく違うと思ったのは、山

下清の絵を描くそのこころのありようで、ふつうどんな画家でも野心や向上心やプライ

ドや、大成したいという強い欲求を持っているものだけれど、山下清にはそれがまった

く無いことだった。自分の絵が上手いと思っていたかどうかも定かではない。彼にあっ

ては自分の目の前に広がる自然の景色がただただきれいで、そのきれいな景色を

眺めているのが何より好きで、その自然がもっともきれいなのだから、それ以上にう

まく描こうとか、また描けるとは思っていなかったようだ。実際に、目の前の自然がも

っともきれいなのだから、絵がうまく描けなくたって自分はそんなことは全然気にしな

い、というような文章があった。山下清は放浪することと絵を描くことと貼り絵をするこ

とがただただ好きだっただけなのだ。山下清の絵を見ているとなぜか泣けるのは、そ

の子どものような無心な眼差しによるものなのか、それとも描かれた風景が日本人の

こころの原風景に似ているからなのだろうか。その生い立ちはけして幸福とはいえな

い。3歳のときに重い消化不良に陥り一命はとりとめたものの、その後軽い言語障害

と知的障害になったということだけれども、普通の人からくらべたら確かに欠損した部

分はあったにせよ、天はその欠損をしてもあまりあるような特異な才能を彼にお与え

になった。そして母親の愛情と、八幡学園の園長の愛情とによってその才能を花開か

せた山下清は、短くも充実した生命を精いっぱいに輝かせ、花火のように生き切った。

山下清を放浪の旅に駆り立てたのは、子どもの頃からいる八幡学園の風景に飽きた

のと、徴兵されて戦争に行かなくてはならなくなる恐怖からだったというが、奇しくもそ

の自由気ままな放浪の旅にピリオドを打たせたのは、海外メディアに取り上げられて

大捜索をされたことが原因だったというから山下清にとって有名になったことはいい

ことだったか悪いことだったかわからないが、でもそれがなかったら後にヨーロッパに

行くこともなかっただろうから、やはりいいことだったと言うべきだろうか。人生には同

じひとつのできごとにも常に良い面と悪い面が同時に存在している。

自由に、そしてあるがままに生きることの素晴らしさを感じた山下清の絵。

少々遠かろうが、暑いさなかだろうが来てよかったと思えるまさに一期一会の展覧会

だった。下は娘に選ばせた山下清の作品集と私が選んだ額絵とポストカードなど。

支払いをして娘にショップバッグを渡すと「やった!」と声が上がった。

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またいつか、どこかで見られますように。

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2011年7月 9日 (土)

スパンコール

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夕方、一日陽に焼かれてカラッカラになったバラに水をあげて、それから

バラにもシャワー。

バラの纏った水滴がスパンコールみたいできれいだ。キラキラ。

11spirit_of_freedom_07

涼しげな瞳のナエマは、フェルメールの描く女の人みたい。

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ふう。なんだかホッとしたね。

うん。

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関東もついに梅雨明け!

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東京もついに梅雨明け!

外は猛烈な暑さ!

でも生きてるって感じ!(半分やけくそ)

今週は絶不調な日もあって少々ヘロヘロでプールへ。

でも、こんな日にバッタばかり何本泳がされたことか・・・・・・。

私の後ろの人いわく「バッタがうまくなったわね!」

ほんとに?

自分としては視点が一点に定まってなかったし、キックした脚が落ちてくるときバラン

スが崩れてた気がするんだけど・・・・・・

コーチからは2週続けて(違うコーチなのに)肩の硬さを指摘される。

私の今の課題は肩甲骨を常に意識して、肩甲骨を使って泳ぐこと。

これは日頃から動かすようにしないと駄目かな。

それと手をまっすぐ伸ばそうとすると肘と指先に力が入るのを、抜くこと。

この身体から力を抜くっての、いくら言われてもなかなかできない。

でも少々疲れていたって泳ぎがどうだって水の中にいるのは気持ちいい。

これからの季節はなおさら!

プールの後の更衣室の鏡の前で、同じクラスの人から、いま改装工事中の市民プー

ルが今年の11月から使えるようになるらしいよと聞く。予定ではまだ数年先だと思っ

ていたからそれは朗報。冬からは週1プールを週2にできるかもしれない。

今日のシーズン・カラーは青空に輝くムクゲ! 

それから向日葵!

やっほー! 夏だ!

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泳いだ後はヘトヘトに疲れたので夕飯は簡単にボンゴレ・ロッソ。

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2011年7月 8日 (金)

さくらんぼ

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今年は山形のさくらんぼがすごく豊作らしい。

そのお陰で最盛期のいちごより安く食べられる。

もちろん、立派な箱に入ってお中元になるようなさくらんぼとは別格だろうけど、それ

にしたって今年のさくらぼは果肉が肉厚でとっても甘い。いつもの年だと、さくらんぼ

って高いのを意を決して買ってくる割には見た目ほどおいしくないなぁ、と思うのに、

今年はスーパーで買ってくるのでも充分おいしい。これってなんだかしあわせだ。

八重桜の咲く頃だったか、風の強い夕方に娘と買い物がてら散歩に出ると、いつも

は行かない団地の前の公園の路上に野菜の箱が出ていて、そこに大きくて真っ赤な

トマトを見つけて思わず立ち止まった。箱に値段は書いてあるけれど無人で、お金を

入れる箱も置いてない。「いやあ、いいトマトだな。でもどうやって買うんだろう」と言い

ながら見ていたら、どこからか「それ、すごくうまいよ! 熊本産!」と声がして、あたり

を見まわすと少し離れたトラックの中から八百屋の親父さんらしき人が降りてくるところ

だった。「なんだ、そこにいたのか」と思わず私が言うと、「だってここは風がものすごい

んだもの。ひっきりなしに吹いて。さっきまで隣りの市にいたけどこんなじゃなかった。

ここは人の住むとこじゃない、荒れ地だね」と言うので可笑しくなって、「人が住む所じ

ゃなかったら誰が住むのさ。荒れ地の魔女とか?」と言えばおじさん「マイケル・ジャク

ソンとか」と言うので、「そりゃいいね! トマト3つもらいます」と言って、その熊本産だ

というでっかいトマトを3つ買ってきた。それが本当にとてもおいしかったのだ。まだス

ーパーにいいトマトがぜんぜん並んでなかった頃で、もっと買えばよかったと思ったくら

いだった。

そして昨日、久しぶりにその前を通りかかったらまたその人らしき人がいて、暑いなか

今度はミカン箱に座って勤労学生よろしく本を読んでいた。一度通り過ぎてしまってか

ら『佐藤錦220円』という文字が見えて、佐藤錦が220円?!と引き返して「これ、お

いしい?」と聞くと「おいしいよ! 佐藤錦の2L」と言う。なんで佐藤錦が220円なの、

と言えば、さっきまで250円で売っていたけど今日は全然売れないから、だそうだ。

春先のトマトの話をしたら「ここで売るのは俺しかいない」そうだから、やっぱりあのお

じさんらしい。けっきょく、その岸部一徳みたいなちょっと性格に難のありそうな顔をし

たおじさんから佐藤錦2パックと桃2つと熊本産のトマトを1箱買った。全部で千円也。

買ってから後ろを振り向くと、おじさんはまた本を読み始めていた。

私とおじさんのやりとりを聞いていた娘が「面白いおじさんだね」と言う。たしかに。

でも、しっかし暑いなか、いつからあそこに座って売っていたのか知らないけど、全然

売れなくてあれで商売になるのだろうか、と思う。顔はあんなで物言いはぶっきら棒だ

けど、扱っている品はいいし、思いのほか性格も悪くないのかもしれない。

・・・・・・ というわけで今朝は2パックのさくらんぼを3人で分けて食べた。

甘い! 肉厚! さすが2Lの佐藤錦!

食べながら、娘がこんな大きなさくらんぼ見たことがない、と言う。

それで、また公園に行ったらあのおじさんがいないかなあ、などと話している。

さくらんぼを食べているとどうしたって『子供より大人が大事』と言って子供の分まで食

べてしまった無類の桜桃好きの太宰を思い出さずにはいられないけど、でもそれ以上

に思い出すのは私にとっては憧れの絵描きさんにもらったさくらんぼだ。

佐藤さんにもらった佐藤錦。

あれって、なんてsweet だったんだろう!

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2011年7月 7日 (木)

七夕

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とりたてて特に理由はないけれど、今年は七夕の笹を飾らなかった。

買わなくても近所には笹がたくさんあって、お願いすればすぐに切ってくれるおじいさ

んもいるのだけれど。それだけちょっとした気持ちの余裕がなかったということか。

昨日今日、私は絶不調で2日続けてアスピリンのお世話になった。

それで、どうしようかと思ったけれど、お昼の買い物に行くついでにクロシェさんのイベ

ントにちょこっと顔を出す。7月7日のイベントだし、小さな子どもがよく行く駄菓子屋さ

んの奥のスペースでのことだから、ここならきっと笹飾りが見られるだろうと思って期待

して行ったのけれど、何もなくてちょっとがっかり。

クロシェのshiho さんお手製のスタンプが押されたかわいいノートを2冊買った。

それと同じくアンブレラの繊細なスタンプが素敵なレターセットとポストカード、それにプ

チミュゼさん出品の、花瓶にするのにちょうどよさそうなガラスビン。

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このガラスビンにはよく見ると☆のエンボスがあって、それが買うことにした決め手。

唯一、これだけが七夕っぽいかな。

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帰ってすぐに、連日の暑さと湿気でまいっているイングリッシュローズの2番花をパチ

パチっと切って生けた。ベランダで咲いたバラは小さくてもすごくナチュラル。

夕方、仕事のあと娘を連れて今度は夕飯の買い物のついでに少し遠出して、むかし

息子が通っていた幼稚園に行く。ここは毎年、七夕のときは正門近くに空にも届きそ

うな大きな七夕飾りを飾るのだ。ここだったら絶対に見られると思ってわざわざ行った

のに、なんと今年はここも何もなし! なんだか夢がないなぁ~ ここは幼稚園なのに

小さな子どもの胸には願いごとがいっぱいなのに!  と、ブツクサ言いながら帰る。

この辺りもしばらく行かないうちにすっかり変わってしまって、なんだかやたらに空き地

が増えて雑草ばかりが生い茂り、さびしい感じ。そう思いながらその脇を歩いたら、強

い夏草の匂いがした。日の暮れまで遊んでいた頃の、懐かしい夏の匂い。

私が子どもの頃は、そういう入っちゃいけないところにわざわざ入っていって蚊に刺さ

れまくったり、バラ線で痛い引っ掻き傷をこさえたりしたものだけど、いまはそんな草ぼ

ーぼーの中に入って行く子どももいないんだ。

昔の光いまいずこ。

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2011年7月 5日 (火)

スコール

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いま、すごい勢いでスコールが過ぎて行った。

突風。あらゆるものを激しくたたく雨。熱したコンクリートが瞬く間に濡れて発する砂の

匂い。電線に垂れさがった雨の滴が逆光にキラキラしてきれいだ!

それで私、思わずベランダに飛び出して行ってずぶ濡れ。

馬鹿みたい。でも生きてるって感じ。

真夏の驟雨って昔から大好きだ。

あっという間に雨が通り過ぎた後には東の空に淡い虹ひとつ。

でもそれもすぐに消えた。

それにしてもなんという蒸し暑さ!!!

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2011年7月 4日 (月)

2番花、点々と。

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私のベランダでは相変わらずミニチュアローズかと見紛うばかりのイングリッシュロー

ズの2番花が咲いている。今年はいつものこの時期にも増して花が小さいようだ。

年々、日本の気候が亜熱帯化して、バラに向かなくなっているような気がする。

今の蒸し暑い天気はバラにとってもそうとう堪えるようだ。

それでもバラは健気につぼみをつけ、咲き続ける。

これが終わったらあとは全部摘蕾して、土を中耕して堆肥を混ぜ、バイタルをかけて

養生しよう。この黄色いバラはシャルロット。

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小さくても香りのするイヴリン。

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まっ白くなってしまったヘリテイジ。

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2011年7月 3日 (日)

鶏のささみときゅうりのゴマ・ピーナツ和え

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今日も朝から蒸し暑いです。

昨日の夜はなんだかぜんぜん眠れなくて、私は今日は寝不足でだるいです。

で、こんな日の遅いお昼はあっさり素麺にしようと思って思いついた副菜がこれ!

鶏のささみときゅうりをゴマとピーナツで和えただけの簡単メニュー。

以下、いつもながらのいい加減レシピ*

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 ≪ 材料 ≫ 3~4人分

 鶏のささみ      3本くらい

 キュウリ        2本

 ショウガ        ひとかけ

 練りゴマ        大さじ2

 すりゴマ        大さじ2

 粉末ピーナツ     大さじ2

 酒           大さじ1

  塩・コショウ      少々

 醤油・ゴマ油     少々

  ≪ 作り方  ≫ 

 耐熱容器に鶏のささみを入れてひとつまみの塩をパラパラっとかけ、お酒をか

  けてラップをし、電子レンジで2分弱温める。

  ささみが色が変わったのを見てレンジから出したら粗熱をとり、細かく千切って

  皿に入れて冷蔵庫で冷やす。

 きゅうり2本はまな板の上で塩をふりかけて板ずりし、端を切って3等分したのを

  さらに細切りにする。軽く揉んでサッと水通しし、水気を切ってボウルへ投入。

 ②に冷やしたささみ、すり下ろしたショウガ、練りゴマ、すりゴマ、粉末ピーナツ、

  塩・コショウ・醤油・ゴマ油少々を入れて全体をあえる。

  味をみて足りないようだったら塩などを足す。

  冷やして器に盛ってできあがり!

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作り方は簡単だけど、ゴマ油の香りとショウガのぴりっとした味、それに芳ばしいゴマ

とピーナツの味で、これけっこういけます。鶏のささみは低カロリー高タンパクのヘル

シー食材で、ダイエットをしている人、筋肉をつけたい人にもおすすめ!

で、私が最近ハマっているのがすりゴマと粉末ピーナツで、野菜と肉の炒めものや和

えものなど、これを半々ずつ入れるだけで何でも芳ばしくおいしくなります。ほんとに何

にでも入れてしまう。ゴマは誰でも知ってるセサミン・パワー、ピーナツにはオレイン酸

リノール酸がたくさん含まれていてコレステロールを減らす働きがあるばかりか、腸内

の善玉菌であるビフィズス菌を増やすオリゴ糖や整腸作用を持つ食物繊維を豊富に

含む、などなど、アレルギーさえ持ってなければいいこと尽くしの健康食材。

これからの暑い時期には飽きるほど蕎麦や素麺を食べることになるので、どうやった

ら飽きずに食べられるか、栄養が偏らないようにするかを考えることになります。

夏は1年でもっとも体力を消耗する季節。

食欲を落とすことなくおいしく食べて、今年も夏バテ知らずで秋まで元気に乗り切りた

いです。

・・・・・・ というわけで、今日の素麺はシンプルに。ゴマだれで。

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2011年7月 2日 (土)

7月の朝

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テーブルの上の小さなブーケ。

ガーベラとミッシェルとレースフラワーとユーカリとベルガモット。

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ベルガモットのいい香り ・・・・・・

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風に揺れるグースベリー。

私はこれからプールです。   

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2011年7月 1日 (金)

家族って努力かも

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生きている間

家族といる時間や

過ごす日々は

私の中では

想像以上に大きいものになっていると思う


大切に思うからこそ

家族だって

違った者同士の集まりである事実はそこにいる


小さなことでも

毎日の中にはすれ違いだったりすることがあって

心の痛むことも起きたりもする

起きたことが悪いんじゃなくて

放っておくと

最終的に

もっと心が痛んだり

苦しい気持ちになることがあって


小さいころから

母はいつも家族で話し合うのが好きだった

なにを思っていて

どうしたいのか

どうするべきなのか


よけいに面倒なときもたくさんあった

黙って下だけ向いていれば楽なんだろうな

って感じることもあったけれど


人として合わないから

もう家を出るしかないのかな

と思ったり


でも家族の問題っていうのは

そっち側にあるのではなくて

こっち側にあるのではなくて

実は中間で

ぷらーっとしているような気がするんだ


感じることや大切にしたいものや

時間、生活のリズム

理想とする生活

それが違う者同士が集まっているわけだから

噛み合わないことが

自然なことなのかもしれない


噛み合わないのに

強い強がりを感じたり大切に感じたりする

そうゆう、わりとやっかいな関係だったりするから

家族って努力だよね


寒いね

今日は

雨も降ってる


(扶桑社刊 / 東野 翠れん『Lumiere ルミエール』から『家族って努力かも』)

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7月のスタート日にして新月、しかも今年で1回しかない新暦と旧暦が同じ日、という

スーパー・パワフル・デー。

今日は朝早く起きてリズムよく1日を始めたのに、途中でそれを中断する人がいて

すっかりまずいてしまった。それでもなんとか定刻までに仕事をすませて、予定

夕方コトリさんに行くと、先日「これから夏の間はますます緑・緑になると思う」と言って

いたとおり、お店の中はグリーンだらけ。

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初めて見る涼しげなグースベリーの実に思わず声をあげた。

それから何やらおかしな鳥の頭みたいなベルガモットの花。

ベルガモットの香りは大好きだけれど、生のベルガモットなんて初めて見た。

ここはそんな初めての花たちや植物に出合える場所。

これは緑のサンキライ。

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コトリさんに来るとたいていいつも長居してしまうので今日は花を買ったらさっさと帰ろ

うと思っていたのに、「まあ、座って」と椅子をすすめられて座る。彼女とは知り合って

それほど時間が経っていないせいかなんなのか、話が尽きない。音楽の話とかアート

の話とかいろいろ ・・・・・・ そうしているうちにも、お客さんが入ってくる。店の中に素

敵な花かごが2つできてるなと思ったら、それは明日の結婚式でブライドメイドの女の

子が新郎新婦に贈る花かごでした。

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そして、彼女が接客している間にふと手にした赤い表紙の本の中にあったのがトップ

の詩。読んでちょっとびっくりした。まさしく今朝うちで起きたことそのものだったから。

こんなことを私は今朝、家族と話したのだった。

それでお客さんが帰ったあと、コトリさんに「これいいね!」と言った。

若い子が書いた詩みたいなものをいいと思うことはあまりないけど、これはいいね。

15歳なのにすごく練れた子だね。そう言うと彼女は「東野翠れんちゃんね」と言った。

15歳から写真を撮っていてモデルもやっている女の子らしい。骨董商の日本人の父

とイスラエル人の母の間に生まれたハーフで、最後のページにあるセルフポートレイ

トを見るとちょうど昔のシャルロット・ゲンスブールみたいだ。『ルミエール』はそんな翠

れんちゃんが6年間撮りためた写真に書き下ろしの文章をつけたもの。本を開くと頁

にはコトリさんがいつも店で使っているローズウッドの香りがすっかり染みついている。

私がいいねと言ったらコトリさんはあっさりこの本と東野翠れんが8ミリで撮ったという

CD&DVD『ローペン』を借してくれた。

さて、今日も花を飾ろう! 新月だ。

今日も最後に残っていた小さなブーケとグースベリーを1本買って帰る。

自転車で府中街道沿いを走っているとき、西の空にレンブラント光線が見えた。

今日は俄か雨が2回、この町を濡らしていった。

家に帰ってコトリさんに借してもらった mama milk を聴きながら夕飯を作る。

いままで借りた3枚の中では私はこの『パレード』が1番好きかも。

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