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2011年6月19日 (日)

保存用飲料水

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震災直後に注文した水が今ごろになって届いた。

折しもこれを注文したときは、放射性物質が大気中に大量にばら撒かれて東京の水

も飲めなくなるんじゃないかと言われたときで、近所からミネラルウォーターの姿が消

えたときだ。あの頃は水だけじゃなくパンもお米も、またそれに準じる主食になりうるも

の全て、ありとあらゆる食材、乾電池とトイレットペーパーなどの紙類も全然なかった。

さいわい、それもそれほど長くは続かなかったけれど、それでも今になっても震災の

余波で潤沢じゃないものもあるようだ。つい数日前も娘にサランラップを買ってきてと

頼んだら、震災の影響でサランラップが足りなくていつものはないと言われたとかで、

見たこともないメーカーのを買ってきた。スーパーのレジに並んでいるとき、何気なく

目に入った煙草のケースはカラッカラ。

そして昨日は久しぶりに2度ばかりちょっと大きな揺れがあった。

折しも遅めの夕飯を食べ始めたとき。

それから、たまたま見ていたMXテレビで石原慎太郎の『東京の窓から』が始まった。

昨日のゲストは防災のエキスパートといわれる山村武彦。

そこで始まった2人の会話は、震災後これまで何度となく息子や友人と話した疑念が

そのまま含まれていたから、国のトップの人たちでもこれかと、ちょっと驚いた。例えば

未曾有の震災が起きた緊急時であっても法や規則で定められた『やり方』や『管轄』

や『書類』が優先されて物事がいっこうに進捗しないことや、同じく公平を喫するために

苦慮しているのか被災者にいっこうに義援金が配られないことや、いざとなったら自分

で責任をとるだけの覚悟を持って自分の頭で考えて決断を出せるリーダーがいないこ

と、などなど ・・・・・・

その一方で、防災の視点からすっかり壊れてしまった東京の人と人との繋がりをどう

再構築してゆくかという話や、個人・家庭レベルでも最低限の食料と水の備蓄をすべ

き、という話はそれなりに考えさせられるところでもあった。それは震災後の自治会の

常任理事会でも話題となったことだけれど、今や社会全体で抱える問題も小さな自治

体が抱える問題も一緒なんだなと思う。去年、自治会の役員になったときは最低限、

消化器くらいは使えるようになっておこうと防災センターに行って体験実習をしてきた

し、今年は今年で防災訓練のときには焚きだしもやるというからそのときは手伝おう

とも思う。私は誰とでも口をきくいたってオープンな性格だし『人に優しく』がモットーで

はあるけれど、かといって同じ住宅に住んでいると嫌なこともあってお互い良い感情

ばかりではないから、ふだんほとんど何の繋がりもないご近所と日頃から意識して仲

良く、と言われても正直それほど積極的にはなれなかったりする。通り一遍のつきあ

いはしても興味のない人間とそれ以上関わりを持つのが面倒だという気持ちもある。

つまり自分の母親のしていたことと自分をくらべても私は”今風”なのであって、今の

世の中の風潮のなんら例外ではないのかもしれない。

震災後、人と人との繋がり、絆が毎日ことのほか叫ばれる一方で、原発のある福島と

そこから電力を供給されている東京、地方と都市、関東と関西という構図意外に同じ

思いをしたはずの被災地の中ですら『心の壁』がくっきり見えた気がする。

そんなことを思いながら山村さんの言う『近助』を考えると、国が先導してそれを意識

的に構築してゆくのは簡単なことではなさそうだと思う。

世の中、いろんな人がいるからね。

もちろん、それが今の社会に緊急に必要で、やるなら今が最大のチャンスだとは思う

けれども。さて。

私の会社には阪神淡路大震災の経験者がいて、その同僚によると震災後何が困っ

たといって、それは水不足だったという。以来、押入れには常時ミネラルウォーターの

買い置きがしてあるのだとか。

・・・・・ というわけで、この水はしばらくの保存用になる。

これ以外にも実はすでに押入れには水のダンボールが1箱入っているから、とうめん

水はだいじょうぶかな。防災袋もきちんと充実させていつでも持ち出せるところに掛け

ておいたほうがよさそうだ。

『喉元過ぎれば熱さ忘れる』にならないために。

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