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2011年5月29日 (日)

草ぶえの丘めざして②

11reve_dor

午前中、強風と強い陽射しのなか園内を歩きまわってバラの写真を撮っていたら、な

んだか頭痛はしてくるしお腹は空いてくるしで疲れてきたなぁ、と思っているところにタ

イミングよく友人が「お昼にしますか」と言ってきたので、そうしましょう♪ とバラ園の

出口に向かう。

この日は天気予報では午後からお天気が崩れると言われていたのに園内はけっこう

な混みようで小さなカフェ・レストランは満席。市民センターのような少々無機質な食堂

で食堂的ランチをとりつつ、我々の作るごはんのほうがきっと高い値段がとれるね、な

どと話す。それでも食堂は冷房が効いていたので空腹も満たし、しばしホッ。

午後は午後で別れてまたそれぞれ好きなところを見て回った。

午前中は暑くてバラの名前もメモしなかった、と言うと友人は、バラを撮った後にネー

ムプレートも撮っていると言うので、こういうところ、私とは緻密さが違うんだよなぁ、と

思いながら、午後は私もそうすることにした。

それにしても、この友人は前に会ったときにはもうバラはいいとか言ってたし、私だっ

てもうかつてほどのバラ熱はないとか言いつつ、わざわざこんなところまで見に来なく

ても自分の家のベランダはいまバラでいっぱいなのに、この暑いなか熱心にバラを見

て回って名前まで確認するなんて、いったいどれだけ好きなんだ、と思う。

・・・・・・ というわけで、最初の写真のバラは、レーヴ・ドール。

大人っぽいエレガントな色あいで、形の整った美しいバラ。

以下、強風になんとかブレずに撮れたバラたち。下はペネロペ。

11penelope

そして、これは見るからに典型的なガリカローズの、グロワール・ドゥ・フランス。

Gloire_de_france

ソフィー・ドゥ・バヴィエール。

Sophie_de_baviere

これは典型的なティーローズ。マダム・アントワーヌ・マリー。

Mme_antoine_mari

園内は広くてたくさんのバラがあるのに、きれいに咲いている白バラは少なかった。

もともと白バラの品種が少ないのかそれとも弱いのか強風や病虫害で長時間美しさを

保てないのか。そのなかで比較的きれいに咲いていた、かわいらしい名前のホワイト

ママン・コシェ。私が初めて買ったバラの大苗はホワイト・クリスマスで、この日草ぶえ

に連れて行ってくれた友人は『バラは白が基本』という。

そのあたりは似ているのかな?

11white_maman_cochet

前の記事に載せたマップのとおり、園内はいくつものコンセプチュアルなエリアに分か

れているのだけれど、私が面白かったのは歴史コーナーかな。今まで本だけで見てい

たバラの歴史を実際に時系列で見られて、バラのメタモルフォーシスに思いを馳せる

ことができる。かなり何度もうろうろしてしまった。それと香りのコーナー。風が吹くたび

もう、あたりいちめんバラのいい香り!

これが許せるのは花のなかではバラだけだと思う。

そして、あなたはバラ発生の地をご存知でしょうか?

・・・・・・ 意外にもヒマラヤなんです。

そう、ヒマラヤ! 私の大好きなヒマラヤ水晶とヒマラヤ岩塩のヒマラヤ。

素晴らしい!

11asia

ということで、これは原種のロサ・カウダータ。

素朴で清楚なシングルローズ。

11

ピンクがかった花びらが可憐なロサ・ムルティフローラ・イネルミス。

Rosa_multiflora_inermis 

園内には日本のバラコーナーもあって、そこには地味でいかにも日本的なバラ、バラ

を知らない人には「これがバラ?!」と言われてしまいそうな、桜がバラ科であることを

思い出させるようなバラも咲いていたのだけれど、きれいに撮れなかったのでオミット

した。そしてラストは、ものすごく長い名前のバラ。

スーヴニール・ドゥ・マダム・レオニー・ヴィエンノ。

11souvenir_de_madame_leonie_viennot

11souvenir_de_madame_leonie_vienn_2

そして、この画像でもわかるだろうか。このときまだ1時をまわったくらいだったのだけ

れど、なんだか徐々に空が暗くなり始めたので我々は少し早いけれど引き上げること

にした。お約束のバラのアイスをご馳走になって。

11ice

ほのかにバラの香りがするピンクのアイスクリーム。

おいしかったです。

でも、これを食べてる間にもみるみる空に黒雲が出てきて急に暗くなり、午前中の暑

さはどこへやら、山の方から冷たい疾風が吹いてきたと思ったら今度は一気に寒くな

ったのでした。園庭で夏服を着てシャボン玉を吹いている子どもたちを大声で呼び戻

す親たち、荷物をまとめて慌てて帰り支度をし始める人たち ・・・・・・

次に来るバスの時刻はずいぶん空いていて、それまでにはまだだいぶあったけれど、

友人が電話でタクシーを呼んでくれたので、それに乗って今にもバタバタと降りだしそ

うな暗い空の下、早々に帰って来ました。

それにしてもこの時期の、なんという変わりやすい天気!

それほど長時間ではなかったものの、暑いなか起伏のあるところを歩いたせいで2人

ともすっかり疲れて帰りの電車の中では熟睡。車窓を叩きつける雨の音に気づいたと

きにはもうだいぶ東京寄りだったか ・・・・・・。

バラはまだ4分咲き、天気のせいでゆっくりはできなかったけれど、それでも一日バラ

の香りに包まれて歩きまわって楽しかった。一緒に行ってくれたブロガーの友人を抜

かしたら私のまわりにこれほどのバラ好きはいないし、一人だったら私はきっとこんな

遠くまでは行かないと思うから、この日誘ってくれた友人に感謝。

そして、下はオマケの写真。

まるでポリエステルか何かでできた作りものみたいな不思議な花で気になったので、

近くにいたガーデニング・スタッフの女性に尋ねたところ、『セントーレア』だと教えてく

れた。セントーレアって、宿根草の矢車菊のことなんですね。たーくさん種類があって

バラとの映りもよくて素敵なのもあるけれど、もちろん私のベランダにはもう余分なス

ペースはありません。残念ながら。

11centaurea_01

11centaurea

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