ラヴ ショコラ!
昨日、吉祥寺で友人に誘われるまま入った超スタイリッシュなパン屋さんの名前は
Dans Dix ans(ダンディゾン)。ダンディゾンはフランス語で『10年後』の意味だそうで
その名のとおり『10年後』の未来を見据えて、保存料や添加物をいっさい加えずに
からだにやさしい素材で丁寧につくられるパンを目指したという。
まず驚くのは通りからはちょっとわかりにくい立地にあって、しかも地下、店の外観も
およそパン屋とは思えないつくりで、ガラス張りの店はいったいどこから入るの、と思
っていると重厚な木の自動ドアがガーっと開いて、広がる薄暗い照明の空間はギャラ
リーかブティックかジュエリー・ショップかと見紛うほど。
その店のまんなかのショーケースに、スポットライトを浴びてどこかうやうやしく並んで
いるパンたち。それをまた自分で取るんじゃなくて、白の揃いのコスチュームを着た女
の子たちに「オ・ルヴァンを2つ!」とか言って取ってもらって、レジまで持って行っても
らう、という(気取った)スタイルなんですね。まぁ、なんというか、きわめて東京的!
とか思ってボケボケ傍観してたら友人が、「わたし買っていい?」と言うから「どぞどぞ」
と言って私もどれにしようか見ていたのだけれど、とにかくドアが開いた瞬間から今ま
でどこででも嗅いだことのないようなパンのいい匂いがするのです。これはもうほんと
に、大げさじゃなく。上質な素材の香りというのか濃厚なバターの香りというのか。
それで、私も買わずにはいられなくなって買ってみました。
まず1個だけ残っていたラヴ ショコラ。名前がいいでしょ?
なんたってラヴだしチョコ好きだし珈琲に合うし♪
それからクルミとレーズンがぎっしり入ったずっしり重いハードなパン『シュシュ』とチー
ズがたっぷりかかった長細い『グリュイエルブルー』。
グリュイエルブルーのほうは「焼き立てをお出しします」と言われて待っていたのだけ
れど、もうすごくいい匂いがぷんぷんして、思わず店を出てから食べちゃおうかと思い
ました。実際、店を出るなりパクついてる女の子が後ろにいましたっけ(^-^)
そしてこのパンは今朝のブランチに食べたのだけれど、すごくおいしかったです!
噛みごたえがあって、噛めば噛むほどに味わい深い味 ・・・・・・
ラヴ ショコラは食卓に出す前に1人で食べちゃったもんね!
1個しかなかったし、私の休日スペシャルということで
チョコ好きにはたまらないパンでした。
それで昨日は「まだ熱いので袋を二重にいたしました」と言われてペーパーバッグを
受け取ったのだけれど、中はこんな包装でした。
テープもわざわざ白の紙テープで留めてあるの。
いったいどこまでこだわってるんでしょうね。
で、ついベンチャーなんかやってる私は、この物の売れない時代にこんなリッチなパン
がパカパカ売れちゃうなんて、なんてすごいブランディングなんだろう!とか思ってしま
うわけです。中身はもちろんのこと、ほんと仕掛けって大きいですね。
ちなみに店名の『10年後』には、10年後にも変わらず訪れてもらえたら、の思いもあ
るのだとか。私は毎日食べるパンにこれは選べないけれど、たまに吉祥寺に行ったと
きに寄ってみるのはいいかな、と思います。友人へのお土産にしても喜ばれそう!
そうそう、5月2日から9日までは、あの映画『かもめ食堂』のシナモンロールを販売す
るんですって!
私はシナモンロールとラヴ ショコラだけ買いにまた行ってみるか、なーんて思ったりし
ています。(思うだけで終わるかも。)
Dans Dix ans 『ダンディゾン』
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-2 B1F
Tel. 0422-23-2595
営業時間|10:00~18:00
水曜・第一、第三火曜休
(JR中央線、吉祥寺駅下車徒歩10分)
* ダンディゾンで面白いブログをみつけました。これ笑えます(^-^)
SodaBlog → ダンディゾン
| 固定リンク
「しあわせの力♡」カテゴリの記事
- 晴れの日の自分に周波数をあわせる(2020.11.25)
- 誕生日の翌朝(2020.10.04)
- 花とケーキ(2020.10.03)
- 息子が生まれた日(2020.09.25)
コメント
ここのパン、やばいよね。
ほんとにパンが好きなんだね、ここの店主
もうあちこちのパン屋へ行かないかも
ここのパンが食べたい!
パンパンパンパンパン。。。
投稿: あまの | 2011年5月 6日 (金) 12:59
あまのさん、
がはは・・・そうとうダンディゾンのパンにやられてるね!
ほんとにすごくいい匂いだったもんなあ! ダンディゾン。
パン屋であんないい匂い嗅いだの初めて。
素材の良さに尽きるんだろうなあ、きっと。
それにあまのさん、ほんとにパンが好きなのね(^-^)
でも私はたまの贅沢だったらいいけど、いつもはあんなに気取ったパンじゃなくてもいいかなあ~
私はゼルコバのパンも好きだし、国分寺のキイニョンのパンも好きだな。
それに毎日のことだったら近所のメルポーチで126円で買えるブルーベリーのベーグルでも、フィグとクルミとレーズンがぎっしり入ったパンでも充分、満足です。
それに、ついお仕事的な眼で見てしまうと、『日常的なものであるパン』を『たぐい稀なるもの』に変えてしまうあの仕掛けのほうが気になるし、いちおう実際にプロダクトを作っている身からすると、あのスタイルにかかっているコストが気になる。
・・・って、こう書いてみて初めて気づくけど意外にも私ってお仕事人間なんですね(^-^;
そうそう、チョコクロ昨日買って食べました!
あっためないで食べると???だけど、ちょこっと温めたらおいしかった!
投稿: soukichi | 2011年5月 7日 (土) 00:02