« 桜に降る雪 | トップページ | そのとき »

2011年3月 8日 (火)

身体メンテナンス

11kawaduzakura_06

右肩が痛くなったのはもうかれこれ2、3年前からだった。

スイミングのおばさま方からは四十肩だの五十肩だの言われて、痛くても動かしてい

ればそのうち治る、と言われた。誰もがすでに経験済み、といった感じで、病院なんか

行っても湿布薬をくれるくらいでどうにもならないし、カイロだの整体だの鍼灸だのに行

ったところで、そのときは良くなっても完治するわけじゃないから、とも言われた。

さいわい、おばさま方の中にいた、包丁やドアノブが握れないほどの痛さで服を着る

のも困難なほど・・・ というほど重症ではなかったし、なんと言ったってプールでバタフ

ライを泳いでいるのだから医者に行ってレントゲンを撮っても意味ないだろう、と思っ

て医者にも行かなかった。コーチには週1回を2回から3回くらいにすると今より楽に

なると言われたけれどなかなかそれもできず、週1回プールで泳ぐことを続けながら

あとはできるだけMBTで歩いたり、官足法のマットを踏んだり、ウィートヒートで身体

を温めたりしながら、おばさま方が言うようにいつか自然に治る日を待った。

でも、いろいろな要因があるのだろうが、肩の痛みは良くなるどころかだんだんひどく

なり、それにも増して最近は慢性的な肩こりに首こりに背中こりで、ひどいときには頭

痛までするようになってきた。そしてさらに気になっているのは、起きたときに首だけ

じゃなくて、左の鎖骨の上が痛いこと。これっていったいなんなんだろう・・・

いつか友人に、朝起きたときどこも痛くなくて、気持ちよく爽やかに目覚めていた頃に

身体をなんとか戻したい、と言ったら、「そんなの私には物心ついた頃から無い」と言

われてぶっ飛んだ。聞けば、もう小学生の頃から普通に走っただけで身体が痛くなる

ような子どもだったのだそうだ。彼女は知り合った20代の頃から年中、鍼灸に行って

いるような人で、よくまぁ、その若さでそんなところにそれだけお金をかけられるもんだ

と思っていたから、それを聞いて心底驚いて、ある種納得してしまった。ただ、私の思

考回路だと、身体がそうなるということは必ず原因あってのことだと思うので、そこを

なんとかできないのかと、どうしてもそっちのほうに行ってしまう。ただの対症療法の

ため、気休めのためにそれだけのお金をかけるなんてことは私にはできないから。

基本的には自分の身体は自分で治すもの、と思っているから。

そんなロジックから先日、「私は今まで鍼灸とか整体とかカイロとかにはほとんど全く

行ったことがないので、どういうところがいいのかわからない」と会社の人に言ったら

逆に心底驚かれてしまった。やっぱり若い頃からそういうところのお世話になっていた

のだそうだ。「だって、自分にお金をかけられるとかかけられないじゃなくて、もう、そう

いうところに行かないと身体が動かないんですから!!」と彼女は言った。

びっくり ・・・。

ってことは、今までの私はラッキーだったってことかな?

親に感謝すべき、とか。

子どもの頃は弱くて母親から虚弱だ虚弱だと言われ続けた私なのに?


そんな私が今日いつも行っているスポーツクラブ内のカイロプラクティクに行ったのは

先週の土曜日いつものようにプールに行って、階段の踊り場の壁に貼ってある『身体

メンテナンス』というポスターが目に入ったから。今まではクラブ内にカイロがあること

さえ知らなかった。きっと痛いところがあるから目についたのだと思う。

ポスターにはキャンペーン中の5日間は会員に限り料金半額、とあったので、試しに

行ってみることにした。25分だからそれで治るわけないのはわかっていたけれど、

10日は大事なプレゼンがあるからそれまでに少しでもこのガチガチを治しておきた

かったのと、何よりこの凝りが病的(たとえば肺がんとか)なものではないということを

プロの目で確認したかった。

で、結果はというと、施術者の言葉によれば「背骨にこれだけ反りもあるし」「週1回泳

いでるせいか、痛いという割には肩の張りもそんなにひどくはないし」「病的なんかで

は全然ないですね」とのことだった。(ふぅ。)ただ意外なところ、腰と左脚がそうとう張

っているとかで、実際押されるとかなり痛かった。

そして、やっぱりこういうところに来るのは初めてだと言ったら施術者の若い男の人に

はとてもびっくりされてしまった。彼は、僕なんかどれだけ行ったかわかりません、と言

うので後でプロフィールを確認したら、高校、大学と野球の選手で、きっとスポーツ障

害を抱えていたんだろうと思う。そして、プールで泳いだ土曜日の夜は身体のあちこち

が痛くて眠れないことがあって、これくらいでこんなに痛いんだからマイケル・ジャクソ

ンはどれだけ痛かったんだろうと思った、と言ったら笑われた。

彼がたぶん若いせいと私が初めてだと言ったせいで施術は多少遠慮がちだったよう

な気もするけれど、なるほど、こういうことをするのね、というのがわかったし、とりあえ

ず今の自分の状態が手に負えない状態ではないことがわかったから、今日はそれで

充分だった。とにかく施術者の手はすごく温かった。私がそう言ったら彼は「(手から)

気を出してますから」と言った。なるほど・・・

そして施術が終わった後、彼は「週1回、とは言いませんが、できたら月に1回くらい

は経過を診させていただけるといいかと思います」と遠慮がちに言った。

私は「クラブの中にこういうところがあるとは知らなくて、灯台もと暗しでした、また来ま

す」と言った。

この施術者の男の人も元はスポーツトレーナーであって、私がコーチからはカイロや

整体に行くよりも週3回泳いだ方がいいと言われたことを言うと、「それは正解です」

と言った。すごく正直な人だと思った。私も『自分の身体は自分で治す』という基本方

針は変わらないけれど、こういうところがあって、来ようと思えば来られる、というのを

知っているのはいいと思う。今日も少し年上の会社の同僚と電話で話したけれど、若

い頃とは違うところにお金がかかるようになったということだ。つまり自分自身を維持

(ケア)するために。

昨日みたいに雪こそ降っていないものの、今日も西高東低の典型的な冬型の気圧で

真冬並みの寒さだった。それなのにカイロが終わった後のジムの更衣室であやこさん

に会った。彼女は今日もすごく寒いね、マフラーしないで来たら寒くて思わず襟もと押

さえながら来ちゃった、と言いながら「今日は泳ごうと思って」と言ってさっさと水着に

着替えて更衣室を出て行ってしまった。すごいことです。76歳にもなってこの寒い中

泳ぎに来られるなんて!

私もあやこさんの歳になったとき、彼女みたいでいられるかなあ?

寒い寒い帰り道、自転車道でみつけたのも河津桜だった。

11kawaduzakura_05

|

« 桜に降る雪 | トップページ | そのとき »

Health&Beauty !」カテゴリの記事

コメント

いやあ、貴女は健康です(笑)

私は体が固いから、しょっちゅう痛めてます。
「今度はどこ?」と言われるくらい。
腰、足首、手首、首・・・・・・

よく通いましたよ。
知ってます?
医者に処方箋書いてもらって、治療として行くと、
鍼、お灸、マッサージセットで1時間ほどやってもらって、
500円しかかかりません(笑)
ちょっと反則かも。

そうきちさんは、まだまだ若いんだなあ・・・・・

投稿: 四季歩 | 2011年3月10日 (木) 20:43

そうきちさん
こんにちは。いつまでも寒いから身体が固くなっていまいそうですが、私、鍼灸、カイロ、整体、マッサージ等いまだかって、やってもらった事ないのです。水泳教室にも行ったことなし。
もちろん40肩、50肩もなし。更年期もなし。いつのまにか老年期に突入でした。
何か一所懸命やっていると、メンテの時間もないし、時々腰痛には悩まされますけど。でも忘れた頃には治っています。

投稿: aya | 2011年3月11日 (金) 00:00

そうきちさんのところは東京なので、
ご無事だとは思いますが、
ご家族などいかがでしょうか。

ご無事であることを祈ってます。

テレビから流れる悲惨な状況に胸が痛んでおります。
少しでも災害が少なくなりますよう、早く復興できるよう、
思うばかりです。

投稿: 四季歩 | 2011年3月12日 (土) 11:08

四季歩さま、
私が先日行ったカイロの施術師の若い男の人はその保険のことについて、「僕は保険は医師しか申請できないものだと思っています」と言っていて、そういうことに使っている保険が国の医療費を圧迫していることを憂慮してました。
私はそういう風に考える施術師もいるんだなあ、と思って、彼をとても良心的な人だと思いました。

そして。
ご心配いただいてありがとうございました。
数日、ブログを開ける気になれなくてお返事が遅くなりましたが、このとおり元気です。
でも、それにしても原発!
ほんとに心配ですね・・・

投稿: soukichi | 2011年3月14日 (月) 00:49

ayaさん、
ayaさんも大変でしたね!
ご無事で何よりです。
五反田からご自宅まで歩いて帰れたというのはすごい!
元気な証拠です。
医者に言わせると全てはDNAで決まるそうですから、
きっと素晴らしいDNAをお持ちなんでしょう。
夢中になれる何かを持ってるのも若さの秘訣でしょうね。


投稿: soukichi | 2011年3月14日 (月) 01:00

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 桜に降る雪 | トップページ | そのとき »