'2010KIYORA・SAKURA
2010年4月14日 (水)
2010年4月11日 (日)
2010年4月 8日 (木)
さくら舞い散る午後の
春はそうじゃなくてもなんだか落ち着かないのに、桜も咲いて、こうも目まぐるしく天気
が変わりやすいと、ますます落ち着かない。今日は久しぶりにきらきらの天気が戻っ
てきた。朝からこんなに晴れるのは、東京ではなんと9日ぶりのことだそうだ。桜の時
期はいつも晴れても白っぽい空が多いのに、今日は輝くばかりの青空!
・・・ となったら、1日中コンピュータの前に座ってばかりもいられない。午後遅く、用事
を見つけてちょろっと家を出た。目指す駅を降りて階段を上がって外に出ると、そこに
はすでにたくさんの人の列。湖面を見降ろして「うわぁ~、きれい~!」という女の人の
声。開けた視界の先には花吹雪の舞い散る景色。
まにあった。たぶん、この景色はこれが見納め。
湖面にはすでに大量の桜の花びらが落ちて、明日は同じものは見られない。
さくら舞い散る午後の千鳥ヶ淵。
今日は陽の当たるところを歩いているぶんには暖かいけれど、ちょっと日陰に入ると
風が冷たく、湖面はずいぶん寒かろうと思うのに、ボートを漕ぐ人がたくさんいて。
デート中のカップルばかりじゃなくて、1人だったり、はたまた男同士だったり。
そして、本日1番お気に入りの1枚。
制服姿でボートに乗る女子高生の姿も。
千鳥ヶ渕全景。
千鳥ヶ淵を一巡した後、九段下から早稲田通りの坂を下って飯田橋に出る。
と、ここでも斜陽に照らされながらボートに乗る人が。右手に見えるのはカナルカフェ
のデッキ。この時期、東京はどこに行っても桜だらけ。前に聞いたことがあるけれど、
東京は世界でも類を見ない、最も緑の多い都市なのだそうだ。美しい都市だと思う。
東京都心にいると季節の移ろいを感じられないなんて言う人、私には信じられない。
そしてラストはおまけ。
I、この景色、懐かしくないですか?
私たちが花の(??)女子高生だった頃、見ていた景色です(^-^)
2010年4月 6日 (火)
2010年4月 5日 (月)
淡くはかない ・・・
このところ3週連続で『パイレーツ・オブ・カリビアン』なんか見てしまっているのだけれ
ど、たとえばあの海賊さんのように、海に放り出されて命からがら漂着した先が無人
島で、自分よりはるかに若い青年と2人だけで残されたとして、もし惹かれあったとし
たら恋に落ちることもありえないことではないかもしれない、と思う。つまり、この三次
元空間で、人が捕らわれている常識や様々な制限なんて、そんなものがまったく通用
しない、そんなものを遥かに超えてしまった世界では、すごくちっぽけなつまらないも
のなんじゃないかって。
でも、そんなことをチラチラ考えてみたところで、私が生きているのは思いっきり現実
の三次元空間だから、相変わらず私はつまらないことが気になって、そうやすやすと
は柵のむこうには行けないのだ。
昔、女子高生だった頃、毎朝のように駅のホームで会う男の子がいた。
自分より1学年くらい上の男子学生。
電車のドアの横に立って窓ガラスから外を見ていると、彼はいつもちょうど私が降りる
車両のドアの前に立っていて、私が降りるのと入れ違いに乗ってくる。一瞬、目が合っ
て擦れ違う。ただ、それだけ。
ただそれだけなのに、いつしか私はその一瞬を心待ちにした。いつも乗るその電車に
遅刻して乗りそびれてしまったり、いつも通りの時間に電車に乗ったのに彼がホーム
にいなかったりすると、がっかりした。人は毎日顔をあわせていると、その相手を好き
になってしまうという習性があるそうだけど、そんなものなくても同じことだった。彼はち
ょっと素敵な人だった。
そんなことがどれくらい続いたか。おぼえてない。けっきょく一度も口をきかなかった。
ただ、人は、いや人に限らず生きとし生けるものは、無言のエネルギーで瞬時に何か
を分かち合う瞬間があって、ときおりその人と一瞬合ったその目の中に、微笑や、あ
る種の感情が混ざることがあって、確かに私たちはその瞬間、何かを共有した。
それで私は今でも彼のことを憶えているのだ。彼が着ていたのが詰襟の制服だった
かテーラードジャケットだったかも憶えていないのに。
まだ好きとも、恋とも違う、淡くはかない感情 ・・・
(誰かのことが)視野に入るっていうのは、文字通り、その時点ではまだそれ以上でも
以下でもなく、ただ視野に入るってことなんだよなぁ、と思う。
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2010年4月 4日 (日)
花冷え
桜は咲いたけれど冴えない日曜。
空はどんより曇り、またもや寒い。
私はたっぷり寝たのに首こりから左の鎖骨あたりまでがなんだか重くて痛みがあり、
家にいてもまたどうせ深夜までコンピュータの前で仕事の続きをやるだけだろうから
娘を誘って近所のお花見に行く。
・・・ と、外に出た途端、早くもポツポツと雨が降り出した。
電車に乗ってちょっと先まで行ってみるつもりが、急きょ近所の霊園へ。
霊園に入ると、少し先にも同じ目的らしい男の人がカメラを持って歩いていて、みな
思うことは同じかな。
霊園の中はあげたばかりのお線香の匂いが漂っていて、お墓参りついでに花見に
来た人たちが寒いなかシートを広げて宴を囲んでいたりして。
でも、そう長くは座っていられないようだ。
広い霊園の中には桜だけでも何種類も植えられていて、花の色も雰囲気も様々。
私が知っているいくつかのポイントをめぐるうち、すっかり冷えて手が冷たくなってきた
ので、帰りは電車でひと駅乗って帰ってきた。
それにしても4月なのにこの寒さ。
下のピンクのほうきみたいなのも、桜。
ここだけ見ると春なんだけど・・・
2010年4月 3日 (土)
KIYORA・SAKURA
お陽さまが出てきただけで世界の見え方は一変する。
激しい強風にも冷たい雨の仕打ちにも耐えぬいた桜は、何ひとつ恨みに思うことなく、
ひとたび明るい陽が射せば、まるで何事もなかったように晴れ晴れとしてどこまでも清
らかで優しいオーラ。それこそが日本人の心じゃなかったろうか。
まだ昨日の風が少し残るなか桜の樹の下にいると、花々の優しさがさざ波のように押
しよせてくる。
昨日たまたまTVを見ていたら言っていたのだけれど、咲いたばかりの桜は強風で煽
られてもなかなか散らないのだそうだ。何故かというと受粉が済むまでは桜も簡単に
散るわけにはいかないので、文字通り『踏ん張って』耐えているらしい。
恐るべし、DNAに刻まれた種族保存の本能。
あんな可憐な花にそんな秘めた力が備わっていたとは。
今の人間よりよっぽど健全でまっとう、と思う。
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