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2010年12月14日 (火)

リサイクル

10recycle

なかなか着手する時間がなくて、あともう少し、のところで完成しない私のカーディガン

だけれど、このあいだ、あっ、そうだ、ずいぶん大昔に、チュニック丈で前にふたつポ

ケットのついた生なりのヒツジのもこもこセーターがあったはずだけど、あれ、どうした

っけかな? と衣装ケースを引っ張り出した。

・・・ と、そのセーターはさすがに処分したらしくて無かったけれど、代わりにこれまた

大昔の一つ目小僧のベストが出てきた。グレーの地にコットンテープで刺繍の入った

大きめのベスト。けっこう着たものだし古いものだけど、なんとなくかわいくて捨てられ

なかったらしい ・・・

娘に駄目もとで「これ着る?」と聞くと、いちおう鏡の前で着てみてから「着ない」と言っ

たので、「じゃあ、もう処分するからボタンだけ取ってくれる?」と言うと「捨てるの?」と

聞かれた。この人は『捨てる』という言葉に反応する人なのだ。

「うん。もうすごく古いものだし、けっこう着たものだから。着ないならとっておいてもしか

たないしね」と答えたら「ふーん」という返事が返ってきた。それで、しばらくたってから

娘の部屋を通ると、「これ、捨てちゃうんなら、ほどいてもいい?」と言うのだ。

「え? ほどくの?・・・ でも、そうまでするほどいい毛糸でもなさそうだけどなあ。硬め

のウールだし」とベストを手にとって見ていると、それでもいい、と言うので、じゃあ、お

好きにどうぞ、と言った。

それからだ。ほどくことほどくこと・・・ なんとまぁ、気の長いこと。大きな毛糸玉が2個

と小さいのが何個かできた。さらにそれをかせにして、水通しまでして干すこと丸1日。

驚いたのは刺繍してあったコットンテープまで1本残らずきれいにほどいて取ってあっ

たことだ。しかもそれも洗った様子。「うひゃあー、これも使うならアイロンかけたほうが

いいよー」と言ったら、夜にせっせとアイロンをかけている。

それで「なに編むの?」と聞いたら「バッグ編もうと思って」と言うので、「それならいい

ね。直接着るものはすすめない。ソックスくらいでもチクチクしそうだから」と言った。

それで、かぎ針編みで底の方から編み始めたのは知っていたのだけれど、できあが

ったバッグが娘の部屋に置いてあるのを、昨日見つけて驚いた。

娘の作ったバッグはまるきり私の一つ目小僧のベストそのままだったからだ。

それが上の写真。

そう、これがそのままベストになって、前立てにブルーのボタンが4つついた感じ ・・・

驚くべき再現力。きっと刺繍をほどくときに、どう刺してあるかしっかり観察していたん

でしょうねえ ・・・ びっくり!

なーんか、このバッグを見ているうちに、このベストを着ていた22、23の頃の自分を

思い出して、なんだかむちゃくちゃ懐かしいなあ ・・・

10recycle01

しかも中を見れば裏まで付いていて、ポケットに一つ目小僧のタグまで縫いつけてあ

るじゃないですか。なんちゅう凝りよう。

10recycle02

そして。これぞまさしくリサイクル!

小さい頃からこの子の物づくりのアイディアと器用さにはいつも感心させられてきたけ

れど、今回またまた感心してしまったのでした。

それにしても誰か、この子のセンスと器用さを仕事に使ってくれないかなあ~?

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日々のあれこれ」カテゴリの記事

コメント

きっと何かしら素敵なお仕事と出会うように
思います。
これから楽しみですね!

投稿: A.A | 2010年12月15日 (水) 11:45

ほんとにすごいお嬢さんですね!
感動してます・・・
ものを作る仕事について欲しいなぁ。
しかもただ作るだけでなく
思い出を壊さずにリサイクルしてくれる
そんな魔法の職人さんに。
そしたら
いつか何かオーダーしてみたいものです。
楽しみっ。

投稿: あたしベイベー | 2010年12月15日 (水) 15:45

A.Aさん(^-^)
そうですね、そう思います。
ただ、とっても大人しい子で、自分から積極的に自己主張したりするのは苦手だし、
しかも、超マイペースのスローペースの人なので、これでいつかほんとに自立して生きていけるようになるのかと心配になります。
基本的には、今がどうあれ、子どものポテンシャルを信じているんですけれども・・・

投稿: soukichi | 2010年12月16日 (木) 23:28

あたしベイベーさん・・・
ふふふ・・・
私がベンチャーなんかにいるせいかなあ、それともやっぱり私が大人になってしまったってことかなあ?
ベイベーさんが言うことは素敵だけど、そりゃきっと生活が成り立たないぞ、って思います(^-^)
実際、そういう素敵な人を知ってるんだけど、いつか私もオーダーしたい、と思っているうちに、その方は働き過ぎで身体壊して仕事やめてしまいました。
それこそ、そういう人には支援者(またはスポンサー)が必要ですね。

でもって、うちの娘がなりたいのは、アーティザンではなくてアーティストなんです。
だからよけいに自分で自分の個性を外に向かって打ち出していく強さが無いと・・・
と思ってしまいます。
なので、家で静かに物づくりをしているのはいいんだけれど、一方で、そんなことやってていいの、いつまでそんなことやってるつもりなの、ってのはあるね。
自分で自分の中に何かある、と本当に思うなら、とっとと外に出してしまわないとね。
私の二の舞になる。

投稿: soukichi | 2010年12月16日 (木) 23:45

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