Obsidian発売記念LIVE@新宿PIT INN
というわけで、昨日は行ってきました。
竹内直さんニューアルバム『Obsidian』発売記念ライヴ@新宿ピットイン。
うひゃあ~~、凄かったですーーーーー!!!
なんて贅沢なんだ~!!
いやあ~ もう、まいりました。今回は言葉になりません。
以上!
・・・ で、今回は終わりにしたいくらいなんですけど、ほんとに昨日は最高でしたね。
まず中牟礼さんのギターの音色の素晴らしかったこと!
ギターってこんなに素敵な楽器だったんだ、ってあらためて何度も思ってしまいまし
た。音色がきれいなだけじゃない、果敢なアプローチは御歳77歳とはとても信じられ
ない若々しさ。中牟礼さんがソロをとっているときはギター・ソロを聞いているというよ
り、ギターが牽引するホールなサウンドを感じたし、いつまでもこの音を聴いていたい
と思ったほど。そして、この場合この言い方が正しいのかどうかわからないけれど、
百聞は一見に如かず。かつてTVとかラジオとかレコードでしか聴いたことがなくて、
今回初めて生で聴いた山下洋輔さん。昔のアバンギャルドなフリージャズのイメージ
が強かったのだけれど、今回その凄さがわかりました。手が切れてしまいそうなもの
すごくキレのいいソロを聴かせたと思ったら、まるで教則本のように一音一音丁寧に
フレーズをお弾きになる、盤石なバッキングでサウンドをサポートする、パッションあ
ふれるアバンギャルドなキレたプレイをする。自由自在。どんなすごいことでも易々と
やってしまう。聴きながら、今回なぜ竹内さんがこのお二人とどうしてもアルバムを作
りたいと思ったのか、納得しました。そして山下洋輔さんがどんなにすごいことをやっ
ても見事に連動していた江藤良人さんも凄い! 相変わらずのカッコよさ。
それで、私は陽介さんのベースの音色が大好きなのだけれど、井上陽介さんも終始
ニコニコ、じっつに楽しそうにやってましたね。
そして、直さん。・・・ は、いつも通りでした(^-^)
おととい私はああいう風に書いたのだけれど、なんのなんの、楽器が変わろうが何だ
ろうがやっぱり直さんは直さんでした。制限なんかまるでなく、いつも通りの自由奔放
さで、ゴキゲンなソロを吹きまくる!
つまりアルバムとしての完成度の高い抑制された『静』のイメージのObsidian とはま
た別の、もっと遥かに広がりを持ったLIVEなObsidian が聴けたのでした。
やっぱり音楽はLIVEに限る!
CDもとても良かったけれど、LIVEはその10倍よかったです。私なんて昨日の音源が
欲しいくらい。
というわけで大盛況だった昨日のピットイン、構成もとてもよくて、ファーストセットでは
アルバム通りの小編成による演奏でじっくり聴かせ、セカンドは全員で熱く燃え。
ラストはクルディッシュ・ダンスで大盛り上がり、怒涛のアンコールでは何をやったか忘
れてしまったほど。終わるなり出てきた言葉が「いやあー、贅沢だー!」でした。
今回のアルバムでスペシャル・ゲストとなった山下洋輔さんと中牟礼貞則さんへの直
さんの、そしてメンバーの熱いリスペクトぶりが手にとるように感じられた今回のLIVE。
レコーディング・メンバーの5人が揃うのはなんと後にも先にも昨日1回きりなのだそう
です。「凄い人が5人集まると、凄いことになるんだねー!」と興奮気味の友人は、「こ
の5人が揃うのは今日だけなので、CD買って全員のサインがもらえるのは今日だけ
ですよー!」という最後の直さんのMCにやられ、CD即お買い上げ~♪
しっかり5人からサインもらいました。
なんて贅沢だーー・・・
この日何度も「この5人が揃うのは今日だけ」を繰り返していた直さん。
LIVEの後サインをもらいながらもそう言うので、思わず「奇跡だねえ~・・・」と言ったら
直さんも同じように「奇跡だねえ~・・・」と、感慨深く。つぶやいてました。
でも、そんな奇跡のライヴを聴いた人がたった80人以下だなんて!
なんてもったいないっ!!!!!
月曜の夜だというのに混雑して歩きずらいノイズだらけの新宿の街を歩きながら、み
んなー、もっとまともな音楽にお金使おうぜー! と友人とブイブイ言いながら帰って
きたのでした、マル。
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