« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »

2010年9月30日 (木)

9月のバラ

10stcecilia_05

9月も今日で終わり。

『9月のバラ』と書けるのも今日が最後だ。

その最後のバラはセント・セシリア。春とは違う花いろ。

そして今日も雨。最低気温18度で寒い。

9月は母と息子と親友と絵描きさんの誕生日がある月。

天秤座と乙女座の月。

今年の秋は短く、早々に冬が来るそうだから、

今年は早く衣替えしなきゃ。

| | コメント (0)

2010年9月29日 (水)

始まったばかりのコスモスの中で

10cosmos

風に舞う。

風に揺れる。

遥かな空にむかって深呼吸しているように咲くコスモスを見ていると

それだけで心が解き放たれるよう。

10cosmos02 

花は、思い思いの方を向いて咲くから美しい。             

10cosmos01

ひとつにして、ONENESS。

10cosmos03

淡く、濃く。

10cosmos05

どこまでも軽いエネルギーで

10cosmos04

紙風船のように舞いあがっていきそうだ・・・

10cosmos06

今日は年に1度の住宅の配管清掃の日で、清掃をやってもらっている間は家にいな

ければならないのだけれど、その後は1日断水で家事にも仕事にもならないので、娘

を連れてちょっとエスケイプ。向かった先は昭和記念公園

ここではいま毎年恒例のコスモスまつりをやっていて、しばし花のなかでしあわせな

時間をすごす。お陽さまの温かさが嬉しい、秋雨の間の貴重な晴れ間。

10cosmos07_2

そして、今日見つけた美しい木。

10icyou

この美しい銀杏の木がすっかり黄葉する頃に、またここへ来たいと思う。

その頃には大気はすっかり冷えて、セーターが似合う季節になっているだろう。

それから大好きなパンパスグラス!

10pampas_grass_2

そして帰りがけに猫に会った。

なんでもこの猫、奥にある日本庭園にずっと住みついている猫なのだとか。

日本庭園に住みついているなんて渋い!

でもって、なんだか可笑しいです、この人たち・・・

10lcat

昭和記念公園の中にはコスモス畑はいくつもあって、種類も違えば咲く時期も違う花

が植えられていて、コスモスの見頃はまだ始まったばかり。

コスモスまつりは10月初旬から下旬まで続くようです。

たぶん、私たちももう1回くらいは行くだろうなあ。

| | コメント (2)

2010年9月28日 (火)

『銀座の柳』復刻版

10nunozouri01

久しぶりにコットンビーズさんで紫の布草履キットが販売されたので、さっそく草履を

作る。これは手持ちの『かまわぬ』の手ぬぐいで鼻緒を作ったオリジナルで、以前『銀

座の柳』という名前をつけたものの復刻バージョン。

滅多に出すことのない我が家の(可哀相な)ミシンだから、出したときにはまとめて作

業してしまう。というか、滅多に出すことがないからたいてい出して電源を入れたばか

りのときは糸調子が悪くて、やっと作業も終盤というときになってやっと調子がよくなっ

てくるので、いつもやめるにやめられなくなるというだけのことなんだけど・・・

そのときに作っておいた鼻緒がまだあったので、作ってみたのでした。

これは長らくお待たせしてしまったCさんに。

布草履は素足で履くのが1番気持ち良いのだけれど、朝晩はだいぶ気温が下がって

冷え込んできたので5本指のソックスを添えて。

喜んでもらえるかなあ?


そして、コットンビーズの店長(最近は布草履の母?)こと社長の富本羊子さんとは、

使っているブログが同じココログということもあって初期の頃からおつきあいさせてい

ただいているのだけれど、50歳でホームページの作り方もわからずに起業されて、

いまや布草履の本も3冊もお出しになられて、NHKの『お洒落工房』にも出演された

り、様々なメディアでも取り上げられるという大躍進ぶり! 素晴らしいですね。

でも、もっと素晴らしいと思うのは、そんな富本さんがいわゆる起業家然とした方じゃ

なくて、とてものんびり・ほのぼのしたお人柄の方だということ。

今回もキットが届いた後にお電話でお話しさせていただいたのだけれど、私が「リブ

素材はもう出さないんですか?」と聞いたら、「じゃあ、出しましょう♪」とおっしゃって

その軽いノリに聞いた私の方がエッ?! なのでした。

富本さんいわく、「うちはとても小さな会社なので、お客さまからの要望をできるだけ

反映させようと思っているのですよ」とのこと。

そんな富本さんのお人柄がHPにもブログにもよく出ているような気がします。

なので、最近は似たような布草履のショップがずいぶん出てきているけれど、私は

コットンビーズさんの布草履が1番です。いまや私の必需品!

10nunozouri

・・・ ということで、あなたも履いてみてください、布草履(^-^)

| | コメント (0)

2010年9月27日 (月)

編みものの季節、到来。

Shimoda_naoko_2

前の記事にも書いたとおり、夏も終わり頃になって帽子を編んで、何やら俄かに編み

もの熱がむくむく湧きあがってきたこの頃。最近、娘と私は編みものずいてます。

次は何を編もうかと本を物色していて、この本をみつけて買ってしまいました。

 下田直子のかんたんニット

実は下田直子さんって、私は潜在的なファンだったのかもしれない。

というのもむかーし、若い頃、『一つ目小僧』というブランドのハンドメイド・ニットが大好

きで、よく買っていたのです。よく、といってもハンドメイドでそれなりの値段だからそう

そうは買えないのだけれど、バイトしてお金貯めては買っていました。

一つ目小僧のニットの何がかわいいって、デザインはいたってシンプルで、編み地も

素編みがほとんどで凝っているわけではないのだけれど、絶妙な形(パターン)と配色

と、ところどころ異素材を編みこんだりするテクスチャーの面白さで、とにかくかわいか

った。セールともなるとわざわざ広尾にあるアトリエまで行ったもんです。そのアトリエ

がまた一軒家の素敵なアトリエで、服を作ったときのハギレとか残り毛糸とかボタンと

かリボンやレースまで売っていて、そんなものを見ているだけでも楽しかったですね。

今より服にもっともっと夢があった時代。

それほど好きなのに滅多に買えないものだから、それでは自分で編んでやろうと思っ

たのが、編みものを始めたきっかけのようなものじゃなかったかと思う。幸い、家には

何をやってもプロはだしの母がいたから、母に聞きながらよく編んだものです。

その一つ目小僧のニットデザイナーだった1人が下田直子さんなのだそうで、はー、

それでか。なんて自分では思いました。

さて、この本のコンセプトもいたってシンプルなもの。

表紙の裏にはこんな風に書いてあります。(以下、一部省略、抜粋)

 いろいろ考えてみると、セーターって、いっしょうけんめい、ひたすら編んだ

 のに、トジ・ハギして、それからたくさんの縁編みをしなくてはいけない。

 いつも遠い先に出来上がりがあるイメージでつらい気持ちになっていました

 でも、この『かんたんニット』は、楽しい作業のうちに出来上がります。

 着てみると、袖つけもないので、気持ちがいいし、すごく楽で、また感激。

 はじめて編む棒針のセーターがこれだったら、途中で挫折した編みかけの

 残骸を見て、落ち込まずにすんだかもしれません。

 編みものをこれから始める方たちにも、楽しんでいただけますように。

下田直子さんはずっとセーターを作る気になれずにいたのだそうです。

理由は以上のとおりです。これって、編みものをしたことのある人なら誰でも、とは言

わないまでも、割と共感する人が多いんじゃないかなあ、と思う。

かくいう私もその1人で、そうそう、そうなんだよね~、と共感してしまいました。

まずゲージをとって、簡単でも編み図を作って、身頃と袖を別々に編んだらつないで、

ゴム編みをして、ゴム編み留めをして、糸の始末をして・・・ と考えただけでも面倒で

気が遠くなりそうです。ましてや長く編みものから離れていたならなおさらです。

なんたって私の編物道具は、ここへ引っ越してきたときに手伝ってくれた妹が「お姉さ

んには編みものをするヒマなんかないでしょ!」と言ってダンボールごと天袋にしまっ

ちゃったくらいなんですから。当時は家にいる時間は寝ているときと朝と晩のわずか

な時間だけ、平均睡眠時間3~4時間という状況で働いていたからそう言われてもし

かたないのだけれど、言われたときには「ひえ~(涙)」と思いました。

そんな私ですから、簡単にこしたことはありません。

それに簡単だからといって、ダサイわけではない。表紙の作品を見てもわかるとおり

シンプルなものってデザイン(パターン)がよくないとカッコ悪いんだけど、絶妙な形に

なってると思います。同じパターンで糸を変えるだけで雰囲気の違うものが作れるのも

楽しい♪

Shimoda_naoko_01

そんなわけで、前回同様、本を買ったからには作りましょうと、下田直子さんが大好き

だという、この本で使用の糸を買おうとネットの中を検索したら・・・

知らなかったのだけれどアヴリルの毛糸ってすごく素敵なんだけれど高いんですね。

10グラムいくらの計り売りで、着分買うと1万円くらいになってしまう。

今回ひっさびさに十数年ぶりくらいでカーディガンを編もうという初心者級の私には、

ちょっと手の出ない高価さ。

なので、似たようなループヤーンで代わりになりそうなものを探したら・・・

みつけました!

10knit

 リッチモアのプリムローズ

この毛糸、もともとは高いものだけあって発色もよくてかわいいの。

ちょうど在庫限りの処分価格で底値でした。

これなら着分買ってもたかが知れてるし、お試しチャレンジにはもってこい。

もし失敗しても泣かずにすみます。

娘もチャレンジするというので、淡いピンクは娘の分です。

はたして、どうなりますことやら???

10knit_02

それで、この糸が来るまで練習がてら何か編もうと、ずいぶん前に買ってそのままに

なっていた毛糸でゲージをとり始めたのだけれど、なんたってついこのあいだまでは、

まだ毛糸を触るだけでも暑かった!!! 

それがここ数日のいきなりの気温の低下。

あっつい!! → 寒い! 

まで、実に極端すぎる天気だけれど、やっと編みものの季節到来です。

10knit_03

・・・ というわけで、私の涼しくなったらしたいことNo.1は編みもの、でした(^-^)

| | コメント (2)

2010年9月26日 (日)

Being for the benefit of Mr.KITE!とエル・ドラド

Sgt_peppers

秋だ。涼しい。

空は気持ちよく晴れて澄みきってる。

となると、ロンリー・ハートの私が今日聴きたかったのはこれだ。

ビートルズのサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド。

この中の何が聴きたかったって、高い空にどこまでも舞い上がってゆくようなシュール

なジョンの『A day in the life』なのだけれど(これを今聴くと来るべく2012年のことを

考えずにはいられない、何故か)、今日それより私の心をとらえたのはこっちだった。

Being for the benefit of Mr.KITE!

昔の音作りってなんて創造的で凝っていたことか!

一瞬にして、ここではないどこかへ連れて行ってくれる。昔から大好きな曲。

この曲自体は古いサーカスのポスターをヒントにジョンが書いた曲だそうだけれど、こ

れを聴いていつも私の頭に浮かぶのはなぜか遊園地なのです。大きな観覧車や回転

木馬。そう、豊島園にあるカルーセル・エル・ドラド。

なぜか毎年、晩秋ともなるとあれを思い出して撮りに行きたくなる。

もう地面には枯れ葉が降りつもった晩秋、時は黄昏。

背景にはまだかろうじて葉を残している銀杏が金色に黄葉していて、これから暮れて

ゆこうとする薄暮のなかで、ひときわ哀愁の輝きを見せるエル・ドラド。

私にとって秋最高のサウダーヂを感じるものかもしれない。

もう頭の中にはすでに何年も前から最高の構図であるんですけど。

(といって、そんな風に撮れないこともわかっているんですが。)

そういえば先日めずらしく朝つけたラジオ、ジョン・カビラの『THE HIDDEN STORY

というコーナーの中で、ドイツで生まれた伝説のカルーセル・エル・ドラドがアメリカを

経て日本に来るまでのいきさつと、来てからの修復の話をしていました。もともとヨー

ロッパでは、カーニバルをするための回遊型の遊園地の中で使われていた回転木馬

だそうです。カーニバル、回遊型遊園地、なんていう響きにも、私はとっても魅力を感

じます。

今年の秋こそ行ってみようかなあ。

相棒(カメラ)と行くならやっぱり1人かなあ。

| | コメント (5)

とろ生ドーナツ♪

10sweets01

昨日はめずらしく息子の誕生日に父と妹が家に来たのだけれど、仕事帰りに来た妹

が、玄関を上がるなり「あら、お父さんも甘いのにしたの? 私もこれ買ってきたのに」

と言った。

その妹が持っていた、すごくスタイリッシュなショップバッグに入っていたのがこれ!

Love Sweets Antique のとろ生ドーナッツ

巷のトレンド・スウィーツにはとんと疎くて、私の中では今のところ(というか未だに?)

カラフルなマカロンが最高のスウィーツだったりするのだけれど、息子は何やら知って

いた様子。わあ、なんだかお洒落♪ と言いながら箱を開けて、うまそう! と歓声を

あげておりました。

カラフルなドーナツが12個並んだところはちょっとアート?

10sweets

これ、ドーナツといっても、スポンジケーキにムースをのせて、ゼリーやフルーツと一

緒に冷やし固めたもの。いちご、フランボワーズ、オレンジや青リンゴ、マンゴーなど

の新鮮なフルーツを中心に、抹茶、ショコラなど合わせて全部で12種類。

要冷蔵であんまり日もちがしない、ということで私も朝から3個いただいたのだけれど

それほど死ぬほど甘いものが好き、というわけでもない私でも2個は楽勝で食べられ

ました。甘いだけじゃない、ひとつひとつ新鮮で個性的な味。とろける食感。カステラ

の部分がわずかだから、本物のドーナツやケーキみたいにはお腹いっぱいにならな

い。おいしくて見た目もカラフルでかわいいからギフトにも最適なんでしょうね。

でも、妹いわく、昨日はそうでもなかったけれど、いつもはこれを買うのに長蛇の列が

できていて、ゆうに1時間待ちは普通、なのだそうです。

トレンド・スウィーツを食べるのも大変ね(^-^)

まだ父の買ってきたマドレーヌは手つかずだし、そんなわけで我が家はとうぶんスウ

ィーツがいっぱいです。もう冬に向けて太ってやるー!(あたしはクマか。)

| | コメント (2)

2010年9月25日 (土)

人生の旅人へ

22th_anniversary_2

HAPPY BIRTHDAY ! !

22th_anniversary01

君の未来に幸多からんことを!

22th_anniversary02

Bon Voyage!

|

2010年9月24日 (金)

今朝のバラ

10scarborough_fair_05

一段と気温が下がった。今朝。

でも雨は降ってない。

これで洗濯かごいっぱいにたまった洗濯物ができる!

昨日の夕方やっと目を覚ました息子は更に熱が9度3分まで上がり、一時はどうなる

ことかと思ったけれど、急きょ医者の友人に電話して家にある解熱剤で使えそうなも

のを聞き、それを飲ませたのがよかったようだ。息子はさっき「熱は平熱に下がった。

お腹すいた!」と言って起きてきた。

やれやれ。まずはこれで一段落。

ベランダに出ると、冷やかな大気のなかでミニチュアローズほどの大きさのスカボロ

フェアーが一輪。まわりの、まだ蕾のバラからは濃厚な香りが漂い始めていて。

| | コメント (2)

2010年9月23日 (木)

暗い休日

10felicia

目覚めたら外は雨だ。

昨日の暑さから一転、ベランダに出ると寒いほど。

この急激な気温の変化。つくづく太陽ってなんて偉大なんだろう。

昨日、ネットショップで買ったセールのプチバトーの長袖Tシャツが届いたときは、こん

なもの着るのはまだ先だと思っていたのに、今日はそれを着てちょうどいい。

この急激な気候の変化には普通に健康な人だってついていけなくなりそうだけれど、

免疫力の弱っている人だったらなおさらだろう。


昨夜2時半頃、やっと髪を乾かして寝ようと思ったら息子に呼ばれた。

暑いんだか寒いんだかまったくわからないんだけど、何か掛け布団をだしてくれない

と言う。熱が38度7分あるという息子はまるでダーズベイダーのような荒い息をしてい

る。夜中に突然、声をかけられて、息ができない、とか、心臓がバクバクして心臓の音

がウルサクて眠れない、なんて苦しそうに言われると、びっくりしてしまって、クルマも

免許も持っていない私は一瞬、救急車か?!なんて思ってしまうけれど、そこまでの

ことはいらないらしい。急いで掛け布団を出して息子にかける。


朝10時に起きると息子はまだ寝ていた。

ひどい雨音と雷の轟音。暗い朝。

息子に声をかけると相変わらず荒い息をしていて、あまりよく眠れなかったらしい。

いつもならこんなとき、寝たら大量の汗をかいて熱が下がるのに、布団をかぶって寝

たのに汗もまったくかかないし、熱も下がらない、という。

その様子に、病院の救急外来に行く? と聞いてみたけれど、しばらく考えて、歩いて

病院に行くのは無理、と言った。その間も激しい雨のBGM。

それからすぐに昨日、息子が予約していた美容院にキャンセルの電話を入れ、明日

バースデイ・イヴをやる予定でオーダーしていたケーキを当日に変えてもらい、玄米

を磨いでおかゆにセットした。

うちは朝はいつもパン食だ。

ごはんは食べられる? と聞いたら「食べられる」と言って、しばらくたってからやっと

起きてきたけれど、用意していたお茶を少しと自分で冷蔵庫から持ってきた水とヨー

グルトを少し口にしただけ。

昨日は頭が痛いだけで、いつものことで寝れば治る、風邪じゃない、と言っていたの

に、今日になったら、咳は出ないけれど喉から下がおかしい、肺が苦しい、と言う。

そしてさっきは病院に行くのは無理だと言っていたのに、眠れないのがツライから、

何か眠れる薬がもらえたら僕は1番ありがたい、と言うのだ。

こうなると困るのは、この人が普通の人ではなく潰瘍性大腸炎を患っていることだ。

解熱剤にしても風邪薬にしても、どんな薬でも使えるってわけじゃない。

このひどい雨と雷のなか、無理して近所の(それほど評判の良くない)病院の救急外

来に行ったところで、まともな手当と薬の処方をしてもらえるかどうかわからない。

こんな天気の悪い日に当直になってしまった医者の心理状態と、それがたぶん全く

専門外の医師であろうことなどまで考え合わせると、一度、夜中に救急外来に行って

出された薬でひどいめにあっている私としては、ひどくリスキーに思われた。

そうじゃなくたっていつも医者の友人から今の医者の実情を聞いているし、プレゼンを

書く際に今の日本の医療崩壊がどれだけ進んでいるかも調べて知っている。

医者にかかるのも薬を飲むのも最小限、できることなら医者にかからないに越したこと

はないし、まして救急外来なんてもってのほか。が、私が普段言っていることである。

少し様子をみよう、と息子には言った。

少し様子をみて、眠れそうなことをしてみよう。それでどうしてもだめだったら雨が小ぶ

りになったときに救急外来に行こう。明日まで待てるなら、明日になってからいつもの

かかりつけの医者に行ったほうがずっといい。

息子には歯を磨いて顔を洗ってくるように言って、横になる前に眉間と喉と胸にクリス

タル水をかけた。そして夜中に出した布団の代わりに柔らかいマイクロファイバーの

毛布を出す。ヒマラヤソルトランプを点ける。熱のある顔を両手ではさむようにして

親指で耳の後ろ(耳下腺)を押す。それから息子の胸の上に眠るための石を置いて

しばらく手をあてがっていた。これで眠るだろうという予感があったけれど、やがて心

拍数が落ち着いてきて、あれほど眠れないと言っていた息子は急速に眠りに落ちて

いった。

こんなことを書くと、まるで私はまじない師か何かみたいに見えるかもしれないけれど

私はまじない師ではない。この石はほんとに効くのだ。毎晩、自分で実証済み。

医者嫌いの私が友人の医者を信じるのは、彼がスピリチュアルな感性を持った医者

だからだ。それで彼は自分のガンを治してしまった。


食事をしているときに息子には、体調を崩してちょっと具合が悪いだけでも健康のあ

りがたさがわかるよね、人間の心肺機能が自発的に動いてるんじゃなくて自然の摂

理と連動してることだけを考えたって、たとえ神様を信じてなくても何かに感謝せずに

はいられないよね、なんてことを話したけれども、私は私で息子の調子が最近良かっ

たものだから、私がいま考えなくちゃならないのは子供の自立と自分の今後のこと、

なんて思っていたのに、いや、その前に息子を健康にすることが先だった、と思い知

らされたのだった。

こんな灰色の雨の休日でも、ベランダに出るとバラはピンクの蕾を携えてバラの時間

を生きていて、私はそれだけで癒される。

| | コメント (4)

2010年9月22日 (水)

十五夜

2010jyugoya

昨夜の天気予報では今夜の十五夜は見られないと言っていたけれど、きれいに見え

ましたね。よかった、よかった。

しかし、昨日も今日も暑かった!

うちでは今夜は月見団子のかわりに、白くてまるくて甘くてつめたーい白玉を食べまし

た。黒糖で作ったシロップかけて。

10shiratama

でもって、今ごろ夏バテなのか夏風邪なのか、2日後は誕生日だというのに息子は熱

を出して今夜はとっとと寝てしまいました。

あーりゃりゃん!

| | コメント (2)

2010年9月21日 (火)

ブルーにならないで/Don't be blue

10kanban_neko_01

Don't be blue you ain't got far to go.

You see better when you're movin'slow.

   Don't get locked into your sadness:

   Cup of bluff...

   Strut you stuff.


If you stunble just be tongue-in-cheeek.

Love is always just like hide-and-seek.


Antony and Cleopatra did it too...

So don't, Just don't be blue.


    If this high-speed hassle get you down

    Remember,

    Everyone is lost until they're found.

Don't be blue the sun is bound to shine.

After winter comes the summertime.

   

   Don't get locked into your sadness:

   Cup of bluff...

   Strut you stuff.


If you stunble just be tongue-in-cheeek.

Love is always just like hide-and-seek. 

Romeo and Juliet did it too

So don't,  no don't be blue, just don't be blue.


( Words and Music By Michael Franks )

**************************************************************

昨日、誕生日を迎えた私の友人はだいぶブルーらしい。

なんだかカラッポの一歩手前なんだそうだ。

というのも昨日迎えた誕生日がいつもの誕生日とは違う、40代最後の誕生日ともな

ればそれもわからないじゃないけど、自分のときはどうだったかな、と思う。

たとえば10代最後、20代最後、30代最後のときは。

もちろん、年代ごとに全く違う。

それが年を追うごとにヘヴィになってることは確かだけれど、でもカラッポなんて言わ

ないで。ブルーにならないでくれ!

なんて思いながらお昼の支度をしていて、つい口笛で吹いていたのがこれ。

マイケル・フランクスのDon't be blue。

ブルーのときにはいつも思い出す、古い歌。

いったい私はこれをいくつのときから聴いてるんだか。

そう思って『スリーピング・ジプシー』をラックから取り出して5曲目をかけると、いきなり

弾けるようなデヴィッド・サンボーンのアルトサックス、まるでハイヒールの女の子が街

を闊歩しているような軽快にリズムに乗って、『ブルーにならないで/1人ぼっちじゃな

いんだから/君はゆったりしているほうが素敵だよ/悲しみに閉じこもってないで、思い

っきり気取って小粋に歩いてごらんよ』とマイケルが囁きかける・・・

身体でリズムをとりながら聴いているだけで、ハッピーになってしまう。

そういえばマイケル・フランクスをカヴァーする人ってあんまりいないな。

私がJAZZヴォーカリストだったらぜったい歌うのに!

軽快なアルトサックスを従えて。

そして、この歌、詩がとってもかわいい。


          恋なんてかくれんぼのようなものなんだから

         ロミオとジュリエットだってそうだったのさ


なんて歌ってくれる。

かわいい歌!

そして、Everyone is lost until they're found.

そりゃそーだ、と思いながら外に買い物に出れば、今日も天気はよく、空は青く晴れて

白い雲が浮かび、ベランダでは洗濯物が気持ちよさげに風に揺られてる。

おまけに商店街を走れば、滅多に見かけない靴屋の看板猫が店先で寝ているじゃな

いか! 人生はまだOKじゃないか?

・・・ 人生なんて見ようによっちゃ、なんとでもなるよ。

10kanban_neko_03

だから、Don't be blue.

| | コメント (0)

2010年9月19日 (日)

本日の休日スペシャル♪

1009sometime_2

今日の休日スペシャルはこれでした! ↑

サムタイムのサンデー・アフタヌーン・ライブ。

前から1度行ってみたいと思っていたのだけれど、今日は竹内直さんと清水絵理子

さんのデュオなので、これはハズセナイと(^-^)

いそいそと出かけたのはいいものの、自転車飛ばして駅に着いたらお財布忘れたこ

とに気づき(あたしゃサザエさんか)、全速力で戻ったりしてちょっと遅れて着いたのだ

けれど、電車の中で唱えた呪文が通じたのか、ライブはまだ始まっていなくてホッ。

でも予約もしないで行ったら昼間のライブだというのにすでに店内は満杯で、「ご相席

でよろしいですか?」と案内された席はステージの正面、4人掛けテーブル席のひと

つで、マイクスタンドのド真ン前。

そして始まった最初の1曲は、スペイン語のタイトルがよく聞き取れなくて曲名がわか

らなかったけれど、聞き覚えのある、たぶん家にもある音源で、とても素敵な選曲。

久しぶりに聴く清水絵理子さんのピアノは一音一音とても丁寧に大事に弾かれていて

しっとりと深く、それでいてドラマチックでエモーショナル。直さんとはもう『あ・うん』の

呼吸で、聴く側も落ち着いてサレンダーの境地で聴くことができました。

そして直さんはバスクラだけのニューアルバムObsidianが出たばかりということで、

今日もそこから数曲を。絵理子さんのピアノは中低音がとてもいいのだけれど、これ

がまたバスクラとよく合うんですね。先日来、いろいろなObsidianを聴いているけれど

今日もよかった。ものすごくミステリアスなイントロから始まって、一気に頭は右脳にシ

フト、異次元空間をトリップできました。小編成だとやっぱりバスクラの繊細な表現が

際立つようで、私もだいーぶバスクラの良さがわかってきたような(^-^)

ファーストセット全6曲。

そして私はてっきり昼の部は1回限りだと思っていたのでそれが終わったら帰るつもり

でいたのが、直さんに聞いたら2回あるというじゃないですか。こんな充実したライブを

昼に2回聴けるとは。まー、なんて贅沢な。

そしてセカンドセットはこの季節に聴くのにぴったりな『ルイーザ』『Someone to Light

Up My Life 』とジョビンの曲を2曲続けて演奏し、これがとてもよかった。大好きなジョ

ビンと言うだけあってよく歌う直さんのテナーと情感たっぷりの絵理子さんのピアノと。

そして明日が誕生日で新たな大台に乗る私の友人は今日はセンチだと言っていたけ

れど、今日の2人のラインナップ、演奏ともだいぶセンチメンタルだったような。

途中、アップテンポの曲も数曲あったけれど、全体的には逝く夏を惜しむような、そん

な情感たっぷりのライブでした。

後半、たまたま遊びに来ていたというヴォーカリストの斉田佳子さんが飛び入り参加し

て、『マイ・フーリッシュ・ハート』とシナトラの『タイム・アフター・タイム』を歌う場面も。

斉田佳子さんはけれんみのない、なかなか雰囲気の良い女性で、正統派JAZZヴォ

ーカリストという感じだったけれど、なんたって音楽によらず好きなものはピンポイント

しか存在せず、かつ忠犬ハチ公みたいな性格の私なので、女性JAZZヴォーカリスト

はやっぱり清水みろり(翠)ちゃんに限ります。

というわけで、今日のスペシャル。

座っていたのがマイクスタンドのど真ン前なので、こうなると私は恥ずかしくて正面か

らカメラを向けるなんちゅうことが全くできなくなり、誰かがカメラを向けたのに乗じて

早技でシャッター切ること全部通して4回きり。そのうち、かろうじてブレてなかった1

枚をアップしよう。

サンデー・アフタヌーン・ライブ、文字通り、私にとっては休日のスペシャルでした♪

1009naosan

そして、ここからは余談ながら私のつぶやきなのでパスしてくださいって感じなのです

が、今日聴いたジョビンの曲『Someone to Light Up My Life』がとてもよかったので、

家に帰ってYouTubeで音源を探したら、これがあんまりいいのがないんですね。

で、その中でよかったのがピーター・エルドリッジという男性ヴォーカリスト。

私はこの人は知らなかったのだけれど、ピアノを弾きながら歌ってる。コンポーザーで

もあるらしい。それを聴きながら、こういう歌い方をする日本人ヴォーカリストってなか

なかいないんだよねえ、とつぶやきながら更に下のリンクを見れば、ジェーン・モンハ

イトとやってるのがあって、そうか、やっぱりこの手のヴォーカリストはモンハイトみた

いな人とやるのね、と思ったわけです。(実際には師弟関係にあるようですが。)

で、このジェーン・モンハイト、いっとき清水みろりちゃんと歌い方がそっくり! と思っ

ていたことがあって、持ち歌を見れば、それもかなりダブってる。それで興味を持って

ついにいつかモンハイトのCDまで買って聴いたのですが、結果的には(あくまで個人

的な趣味としては)みろりちゃんのほうがずっとよかったです。

たぶん英語の発音とか、発声の仕方がすごく似ているんだと思うのだけれど、モンハ

イトのほうがちょっと女っぽすぎてベタベタしてる。(色っぽい、とも言うが。)

ヴォーカリスト(特に女性ヴォーカリスト)って、自分をどう見せたいか、どう見られたい

かについてものすごくコンシャスじゃないと成功できない世界なのかなあと思うけれど

たとえそういうことにコンシャスであっても、自分の歌を歌うこと、特にスタンダード・ナ

ンバーみたいにこれまで数多の歌手が歌ってきたような歌を自分はどう歌うかどう聴

かせたいかについては、あまりコンシャスではない人が多い気がする。そして、女性

JAZZヴォーカルというとたいてい腰の据わった低音の魅力のヴォーカリストが圧倒的

に多いと思うけれど、私はもっと軽くて、エアリーで、繊細で浮遊感のある(かつクリエ

イティブな)女性ヴォーカルがいいなあ、と思うのです。で、夜中に何を私はブツブツ言

ってるのかというと、この場合これは単純に言って、清水みろりちゃんへのオファーで

あり、宣伝です。彼女の歌は、そうそう無いと思うから。

みろりちゃんの歌を、もっと都内あちこちで聴けるようになるといいんだけどなあ!

| | コメント (0)

2010年9月18日 (土)

夏も終わりという頃になって夏の帽子を編んだ。

10boushi_02_3

この本を店頭で見かけて立ち読みして、思わず買ってしまったのはまだ梅雨の頃。

いつもなら編み物の本はだいぶ秋も晩くなってから、店頭に並んだ本を眺めて「かわ

いいなあ。こんなのが編みたい」とか思って、でも結局は買わずに帰ってきてしまうの

だけれど、この本はモデルといい、中に載っている帽子やバッグのデザインといい、

アートディレクションといい、全てがバランス的に私のツボだったので、つい買ってしま

ったのでした。

そして、滅多に買わない編み物の本を買ったからにはちゃんと活用しなきゃと、娘と

使用糸であるハマナカ・エコアンダリヤを探しに手芸屋さんを3軒くらいハシゴして探

すも、どこにも見当たらず。けっきょく、ネットショップで買い込んだのでした。娘用と自

分用、ふたつ分。

10boushi_03

それから予定では初夏くらいにはできあがっているつもりが仕事の関係やら何やらで

いっこうに着手すらできず、娘に「ねえ、帽子作らないの? もう夏だよ」と言われてや

っとその気になったのが仕事のお盆休み。そして、いざ編み針を持ったら、なんたって

編み物をすること自体が何十年ぶりなものだから、あれ? どうやるんだっけな??

みたいになっちゃって、その様子を見ていた娘が「自分で編むのも面白そう。自分で

編もうかな?」と言い出したので、ハイ、どーぞ! とばかりに娘の分は渡してしまった

のでした。この人、なかなか器用なうえにものづくりが大好きな人だから、私が教えた

のはごくわずかな部分だけで、あとは自分で本の編み図を見て編んでしまいました。

帽子を編むのはもちろん、かぎ針でちゃんと何かを編むのも初めてなので(おまけに

誰かさんと一緒で自分の実力以上に完璧主義者だったりするものだから)かなり時

間はかかったけれど、初めて編んだにしてはまあまあの出来なんじゃないかと思う。

それでついに娘の帽子が完成するにあたって自分のも編まないとまずいぞ、となって

やっと始めたのが今月最初のプールに行けなかった土曜日。

なまじ編み物だけは昔やっていたものだから、こんなのすぐに編めちゃうだろうと簡単

に考えていたらとんでもない。いざ始めてみたら木のパルプでできたエコアンダリヤは

編みにくいし、編み物をするとますます暑いし、ブリムは大きいし、老眼にはまだなっ

てはいないというものの、夜ともなると目を数えるのもキツくて、けっこう大変。これは

ちょっと悲しい誤算 weep

それで休みの日の明るい間にちょこちょこ編んで、やっとできあがりました~

先々週にはできあがっていたのを、先週やっと仕上げのスチームアイロンをかけて、

ついに完成!

10boushi

私のはカーキ、娘のはカフェオレという糸の色。

くらべるとこんな感じです。

10boushi_01

私のほうがさすがに目はきれいに揃ってる。

でも、娘はこだわって自分の頭にあわせてかぶる部分を浅くしたり、ブリムを小さくした

り、段変えのときの引き抜き編みの部分が目立たないように何度も編み直したりした

ぶん、引き抜き編みのところがきれいで、かぶりやすい形になってます。

そして、ひっさびさに編み物をして思うのは、なんでも経験ね、ってことです。

最近の私の教訓は「なんでも一度で成功すると思わないこと」なんですが、編み物も

またしかり。一度ぜんぶ編んでみることでわかることあり、修正点もみつかるというこ

とで、それは最初からわかることじゃないんですね。なので、最初に作ったこの帽子に

いろいろ満足できない点があってもしかたがないかなあ、と。

そんなやこんなで、たまたま『エコアンダリヤ・帽子』で検索して見つけた爆編みの女

王、編み物の猛者(というか、もうほとんどプロみたいな)Kaushikaさんのブログによ

れば、『ひとつ編んで様子がわかったので、いくつか“自分なりのこだわりポイント”み

たいなところをチェックし、2つ目、3つ目で本番、ぐらいのおおらかな気持ちで編めば

満足できるものが作れるんじゃないでしょうか』だそうです。さっすが、爆編みの女王。

ま、私にゃ3つは無理ですけど(^-^) 

でも編み物って編んでる最中は「もう嫌じゃあー」と思ったりしていても、できあがって

しまうと何故か「もう1個編んでみるか」となったりするから不思議なもんです。

娘も形違いのをまた編んでみたいと言っているし、これはまた来年編むかも♪

それで、つい先日気づいたんですけど、私、このブログの3周年まではアニバーサリー

ということでお知らせをしていたのに、去年、今年とすっかり忘れていたようです。

なんと、今年の6月でこのブログも5周年を迎えました。は、早い! 年とるわけだ!

そこで、あんまり出来が良くないのでプレゼントというにはいささか恐縮ですが、この

kaushikaさんいわくヘレン・マネンスキー(笑)のカーキ色の帽子を、欲しい方にプレゼ

ントします。写真を見て、この出来でもいいという方は『帽子おくれ!』の件名でメール

ください。ただし自分用に作ったので小さいです。たぶんサイズ55~56くらい。

かぶりは深めでホールド感があります。これかぶって自転車こいでも飛ばないと思う。

まだけっこう暑くて陽射しの強い日はありそうなので(色もカーキなので)もうしばらくは

かぶれると思います。12センチブリムなので紫外線対策もバッチリ!

ということで、1番最初にメールを送ってくださった方に送りま~す♪

(あいにく誰からもメールがこなかったら自分用にしま~す♪)

ちなみに、娘がかぶったところはこんな感じです(^-^)

20100901

久しぶりに編み物をしたら少しだけ編み物の楽しさが復活してしまった私。

新たな本を買ってしまいました confident

| | コメント (4)

2010年9月17日 (金)

9月は解放の月。

10twilight

おととい、長いこと会っていない旧い友人の夢を見た。

目覚めた瞬間に夢の内容は忘れてしまったけれど、彼女の夢を見たという強い印象

だけが頭に残り、それから彼女の追憶が始まった。彼女は中学時代の親友だけれど

いったい私たちはいつまで実質的な友達だったか。成人式を終えた後、しばらく連絡

のなかった彼女が私に連絡してきて会ったとき聞いたのは、1年ほど前に彼女の家が

全焼して全てを失ったことだった。そのときの驚きと、自分は近くにいて何もしてあげら

れなかったという落胆。それから互いに結婚して、なかなか子供ができなかった彼女

にもやっとかわいい男の子ができて、地元の八幡様の夏祭りでたまたま再会したとき

彼女がひどくやつれて老けて見えたこと。彼女に「あなたは相変わらず若いわねえ」

と羨まし気に言われたことや何か・・・

いつも、とくべつ思っていたわけでもない人が突然夢に現れると、私はその人に夢で

呼ばれたような気がして気になってしまう。彼女については今までにもそんなことが何

度かあって、そのたびに電話をしても、結局話せないままになっていたのも心に引っ

かかっていた。そして、最後に会ってからもう十数年・・・

昨日、ふとんに入ってからそのことを考えだしたら眠れなくなりそうだったので、今日

は実家に用事ついでに行った帰りに、彼女の家の所在だけでも確かめておこうと思

ったのだった。

今まで実家に行くことは何度もあったのに、そこから近所なのに長いこと足を向ける

ことのなかった懐かしい路地を入って、うろ覚えに家の表札を探すと、はたして彼女

の家はあった。昔、一度だけ訪ねたことのある家。それで帰るつもりが、ふと見ると

窓が開いていて中に誰かいるようだったので、てっきりお母さんでもいるのかと思い

ついでに彼女の安否でも聞いて帰ろうと玄関のチャイムを鳴らした。激しい犬の鳴き

声の後、トントンと2階から下へ降りてくる軽い足音がして、「はーい」という聞き覚えの

ある声がした。間違いなくHだった。そして玄関のガラス戸が開いて、Hの驚いた顔。

会わない間にいささか老けてはいたけれど、若い頃の愛くるしい顔立ちの面影を残し

たHがそこにいた。

私が突然訪ねた理由を簡単に話すと、彼女は今日はたまたま仕事が早く終わって、

ちょうどいま帰ってきたばかりだと言った。ちょっとあがってかない? というHの言葉

に家にあがらせてもらって、それから1時間ばかりも話しただろうか。

Hはいつもは滅多にこんな時間に家にいることはないのだという。今日はほんとにた

またま早く帰れたからよかったけれど、あとちょっと遅かったら会えなかったね。よか

った、会えて、と言った。まるで導かれるようにここに来た私と、たまたま仕事が早く終

わって帰ってきたHと。やっぱり全てはタイミングなのだと思った。

通されたのは前とは違う1階の床の間のある部屋で、どうやらそこはかつては母親の

部屋らしかった。彼女の母は3年前に胃ガンで亡くなっていた。

ガンが見つかったときすでに手遅れで、入院するとき医者からは余命2カ月と宣告さ

れたのだそうだ。最初は完全看護なので時間に帰ってくださいと言われたけれど、も

ともとボケてもいたのが入院した途端にひどくなり、夜徘徊するようになって手に負え

ないので、申し訳ないが夜だけベッドに拘束しますと医者に言われて、いくらなんでも

ベッドに縛られるのはかわいそうだからと職場に無理を言って看護休暇をもらい、2ヶ

月病院に寝泊まりして24時間つきっきりで母を看たのだという。

ボケたお母さんとのその2ヶ月間のことは彼女の短い話を聞いただけでも壮絶だった

けれど、亡くなる日の朝、お母さんは突然正気に戻って娘と向き合い、「今までどうも

ありがとう。世話をかけたね。あんたのお陰で私は本当にしあわせだった。私は人生

で後悔することは何もない。しあわせな人生だった。私のことはもういいから、あんた

は早く家に帰って仕事なさい」と、はっきり言ったのだそうだ。その瞬間、Hはホッと肩

の荷ががおりるような気がしたそうだ。Hにしても、もうこれ以上は限界、というギリギ

リの状態にまできているときだったから、きっと母には私の限界がわかったんだね、

と言った。そしてその日、お母さんは末期ガン患者とは思えないような安らかな顔で、

静かに息を引きとったのだという。

たった2ヶ月だけど、自分にできる精一杯のことをやったから私としても何も後悔はな

い、とHは言った。それはお母さんが亡くなってまだ3年とは思えないほど穏やかな表

情だった。

もともとHは子供が好きで好きで保母さんになったような人だからとても優しい人なの

だけれど、その話の内容からもHの優しさがとてもわかって、普通の人には(そして私

にも)そうそうできないことを彼女はやってのけたんだな、と思ったら、なんだかしみじ

みしてしまった。実を言うと、私は子供の頃からHの母のことがあまり好きではなかっ

た。私の母とはまた違う口うるささで、いつも文句を言っているような人だったし、Hの

結婚だって自由にならなかった。婿養子、同居が条件で家に入ったHの夫ともずっと

トラブルが絶えなくて、その間に立ってHはずっと苦労してきたのだった。

そんな人でも最後はそんな風に悟り、しあわせな大往生を迎えられることができたの

は神の恩寵だと思ったし、何よりHの苦労が報われてよかったと思った。

今は私同様、たった一人の息子の自立を案じるHだけれど、これで本当に家族水入ら

ずになったのだし、これからは自分のための人生を作ってゆくときだね、と言って、

その日はおいとますることにした。実はなりゆきでHの家にあがることになったその間

そばには私の娘がいたのだ。中学時代の同級生が2人で話している間中ずっと本を

読んで待っていた娘は、Hの家を出ると「ふぅ、眠い」と言った。

それから、「今日は変な日だね」と言うから、私も「そうだね」と言った。

本当に不思議な日だった。

頭がぼぉっとして、まだ夢の続きにいるみたいだった。

昔、中学の帰り道によく渡った駅の線路をまたぐ歩道橋を上ると、先を歩いていた娘

が「空がきれい!」と言った。

その空を見た瞬間、私は長年Hに対して抱いていた思いから解放された気がした。

今日、思い立ってHのところに行ってよかった。

旧い友達を失わなくてよかった ・・・


先日送られてきたあるメールマガジンによれば、9月は手放そう月間なのだそうだ。

9という数字には、完成する・完結する・手放す・・・といったキーワードがあるのだとい

う。家の掃除に始まり、もう要らなくなったもの、無意識にとらわれている固定観念や

古い思考パターン、要らなくなった感情を手放すこと。

Hにしても、私に話すことでいろいろなことから解放されたのじゃないかと思う。

要らないものを手放した後のエネルギーはとても軽く、羽でも生えて飛んでいけそう

だ。そして本当に必要なものとは、いかにブランクがあろうと繋がってゆくのだと思う。

| | コメント (0)

2010年9月16日 (木)

9月のバラ

109gatsu_no_bara

早朝、激しい雨音で目覚めた。

タオルケットからはみ出た肩が冷たくなっていて、身震いするほど寒かった。

起きあがって、ちょこっとづつ開けておいた窓を閉めにいって再び眠った。

先週末はまだ暑くて、今週水曜あたりから気温が下がって長袖が必要な日が出てく

ると聞いても信じられなかったのが、昼すぎに雨のなか買い物に出たら、薄い7分袖

のサマーニットでは肌寒いくらいだった。

季節が急激に移り変わってゆく。

午後遅く、コンピュータの前にいて目が疲れたのでベランダに出れば、9月のバラが

咲き始めていて、春とは違う強い香り。

秋になって、音の聴こえかたがすっかり変わった。

| | コメント (0)

2010年9月15日 (水)

夏に残った素麺で♪/ピリ辛肉みそにゅうめん

10nyumen

ライヴに行った日は夜もすごく蒸し暑かったし、昨日だって昼間は夏日だったのに、

今朝はいきなり涼しい。薄いタオルケットじゃ肌寒かったくらい。

こうやって季節はいつの間にか移ろっていくんだなあ、と思う。

いつまでも過ぎた季節に思いを馳せていてもしかたがないから、秋になったらなった

で短い秋の日を思いきり満喫しよう♪

ということで、久々の『おうちごはんがいいよね!』の今日のお昼ごはんは温かいもの

をということで、夏に残った素麺でピリ辛肉みそにゅうめん。

実は毎日暑かった夏の間だって私はけっこう暑さにもめげず新メニュー開発にいそし

んでいたのだけれど、さすがに作って食べるだけで精一杯で、料理を写真に撮ってア

ップするまでには至らなかったのでした。でも、毎日ちゃんと食べていたお陰で夏バテ

することなく、家族全員元気です(^-^)

さて、このレシピ、いつかTVをつけたらたまたまやっていた『The 料理王』で杉本彩さ

んが披露していたもので、翌日さっそくうろ覚えで適当に作ってみたらなかなか好評

だったもの。今日はレシピを手に入れたので、ある程度レシピに忠実に作ってみまし

た。変えたのは和風顆粒だしと昆布茶の代わりに家にあった白だし、豆板醤に加えて

これもたまたまあった『やみつき旨辛ラー油』を入れて味噌は入れず、ゴマ好きなので

大量にすりゴマとゴマを入れたくらい。当然、鶏ひき肉はももを使ったほうがこってりし

胸肉を使うとあっさりします。今日はあっさりバージョン。

このにゅうめん、審査員にも好評だっただけあって、けっこういけます。

下手なラーメンなんかよりお腹に負担がなくて、あっさりしていておいしい。

写真ではつゆの色が薄いけれど、上にのせた肉みそにしっかり味がついているので

食べているうちにちょうどよい味になります。パクチー(香菜)好きなら、パクチーを刻

んでのせても合いそう。夏バテで疲れたお腹に。余った素麺の消費のために。

ぜひ、お試しあれ!

以下、レシピ。

*****************************************************************

≪材料≫ (3人分)

そうめん 6束     鶏ひき肉 200グラム   干しシイタケ 2個

長ねぎ  1本     ショウガ ひとかけ

酒 大さじ3  みりん 大さじ2   しょうゆ 小さじ3   豆板醤 小さじ1 

味噌 大さじ1  和風顆粒だし 小さじ4  昆布茶 小さじ2   塩 適宜

水(1人分300ミリリットル×3)

≪作り方≫

①ぬるま湯でもどした干しシイタケの石づきを取り、粗みじん切りにする。

 長ねぎも粗みじんにして、ショウガは皮をむいてすりおろしておく。

②①の戻したシイタケのつゆも入れた分量の水を鍋で沸かし、沸騰したら鶏ひき肉

 を入れ、適度に煮てバラけたらザルで濾してひき肉を取りだし、できたスープを鍋

 に戻す。ひき肉は肉みそにするのでとっておく。

③フライパンに油をひき、③のひき肉を入れて炒める。①のシイタケと長ねぎを入れ

 て火が通ったら、酒・みりん・味噌を加えてさらに炒める。

④③に豆板醤、醤油を入れてさらによく炒めて、最後にすりおろしたショウガを入れ

  たら肉みその完成。

⑤②のスープを火にかけ、アクを取り除いたら和風顆粒だし、昆布茶を加え、最後に

 塩で味を調える。

⑥沸騰したお湯でゆで上げたそうめんをザルにあけ、器に盛ってスープを入れて肉み

 そをのせたらできあがり!

| | コメント (2)

2010年9月14日 (火)

Obsidian発売記念LIVE@新宿PIT INN

Obsidian_01_2

というわけで、昨日は行ってきました。

竹内直さんニューアルバム『Obsidian』発売記念ライヴ@新宿ピットイン。

うひゃあ~~、凄かったですーーーーー!!! 

なんて贅沢なんだ~!!

いやあ~ もう、まいりました。今回は言葉になりません。

以上!

・・・ で、今回は終わりにしたいくらいなんですけど、ほんとに昨日は最高でしたね。

まず中牟礼さんのギターの音色の素晴らしかったこと!

ギターってこんなに素敵な楽器だったんだ、ってあらためて何度も思ってしまいまし

た。音色がきれいなだけじゃない、果敢なアプローチは御歳77歳とはとても信じられ

ない若々しさ。中牟礼さんがソロをとっているときはギター・ソロを聞いているというよ

り、ギターが牽引するホールなサウンドを感じたし、いつまでもこの音を聴いていたい

と思ったほど。そして、この場合この言い方が正しいのかどうかわからないけれど、

百聞は一見に如かず。かつてTVとかラジオとかレコードでしか聴いたことがなくて、

今回初めて生で聴いた山下洋輔さん。昔のアバンギャルドなフリージャズのイメージ

が強かったのだけれど、今回その凄さがわかりました。手が切れてしまいそうなもの

すごくキレのいいソロを聴かせたと思ったら、まるで教則本のように一音一音丁寧に

フレーズをお弾きになる、盤石なバッキングでサウンドをサポートする、パッションあ

ふれるアバンギャルドなキレたプレイをする。自由自在。どんなすごいことでも易々と

やってしまう。聴きながら、今回なぜ竹内さんがこのお二人とどうしてもアルバムを作

りたいと思ったのか、納得しました。そして山下洋輔さんがどんなにすごいことをやっ

ても見事に連動していた江藤良人さんも凄い! 相変わらずのカッコよさ。

それで、私は陽介さんのベースの音色が大好きなのだけれど、井上陽介さんも終始

ニコニコ、じっつに楽しそうにやってましたね。

そして、直さん。・・・ は、いつも通りでした(^-^) 

おととい私はああいう風に書いたのだけれど、なんのなんの、楽器が変わろうが何だ

ろうがやっぱり直さんは直さんでした。制限なんかまるでなく、いつも通りの自由奔放

さで、ゴキゲンなソロを吹きまくる!

つまりアルバムとしての完成度の高い抑制された『静』のイメージのObsidian とはま

た別の、もっと遥かに広がりを持ったLIVEなObsidian が聴けたのでした。

やっぱり音楽はLIVEに限る!

CDもとても良かったけれど、LIVEはその10倍よかったです。私なんて昨日の音源が

欲しいくらい。

というわけで大盛況だった昨日のピットイン、構成もとてもよくて、ファーストセットでは

アルバム通りの小編成による演奏でじっくり聴かせ、セカンドは全員で熱く燃え。

ラストはクルディッシュ・ダンスで大盛り上がり、怒涛のアンコールでは何をやったか忘

れてしまったほど。終わるなり出てきた言葉が「いやあー、贅沢だー!」でした。

今回のアルバムでスペシャル・ゲストとなった山下洋輔さんと中牟礼貞則さんへの直

さんの、そしてメンバーの熱いリスペクトぶりが手にとるように感じられた今回のLIVE。

レコーディング・メンバーの5人が揃うのはなんと後にも先にも昨日1回きりなのだそう

です。「凄い人が5人集まると、凄いことになるんだねー!」と興奮気味の友人は、「こ

の5人が揃うのは今日だけなので、CD買って全員のサインがもらえるのは今日だけ

ですよー!」という最後の直さんのMCにやられ、CD即お買い上げ~♪

しっかり5人からサインもらいました。

なんて贅沢だーー・・・ lovely 

Obsidian_02

この日何度も「この5人が揃うのは今日だけ」を繰り返していた直さん。

LIVEの後サインをもらいながらもそう言うので、思わず「奇跡だねえ~・・・」と言ったら

直さんも同じように「奇跡だねえ~・・・」と、感慨深く。つぶやいてました。

でも、そんな奇跡のライヴを聴いた人がたった80人以下だなんて!

なんてもったいないっ!!!!!

月曜の夜だというのに混雑して歩きずらいノイズだらけの新宿の街を歩きながら、み

んなー、もっとまともな音楽にお金使おうぜー! と友人とブイブイ言いながら帰って

きたのでした、マル。

| | コメント (0)

2010年9月12日 (日)

静かなる情熱の結晶/竹内直『Obsidian』

Obsidian_2

先月27日、発売日から2日たってHMVから予約していた新譜が届いた。

竹内直さんのニュー・アルバム、Obsidian

まず手元に届いての感想は、ウェブ上でも見ていたけれどジャケットのアートワーク

スがすごくいい! 前作 Rupture も良かったけれど、前作よりさらに自由にイメージ

が小さなジャケットいっぱいに飛翔してる感じ。カラフルだけどシンプル。シュールに

してファンタジック。こんなところにも直さんのアルバム制作のコンシャスさを感じる。

届いてから落ち着ける時間を見計らって立て続けに2回聴いた。

その感想を端的に言うなら、たいへん渋い。

まず、井上陽介さんの刻むウッドベースの深いリズムと、ジム・ホールを思わせる中

牟礼さんの枯れた味わいのギターに乗って闇を進むような直さんのバスクラで始まる

アストル・ピアソラのオブリヴィオン、静かなバスクラのモノローグで始まり、ハンドクラ

ップとベースの絡みのみで、まるで水銀灯に照らされる夜の石畳のストリートにいるよ

うな気持ちにさせられつつ展開してゆくオプシディアン。この曲ではバスクラの音にフ

ルートの音を多重録音で重ねる凝った作り。もうこの2曲を聴いただけで一気にこの

アルバムの世界に引きずり込まれてしまう。そして3曲目でやっと山下洋輔さんのピ

アノが入って温かくも愛情いっぱいのスタンダードを聴かせるトライ・ア・リトル・テンダ

ネス。さらに一瞬ジョビンの曲と間違えてしまいそうだけれど、これが初共演だという

山下洋輔さんと中牟礼さんが聴けるショパンのプレリュード。これは泣ける。

そして後半になって最も耳を奪われるのがビューティフル・ラヴ。アルバム中もっとも

直さんのソロの自由度が光る作品のように思う。息子がこのアルバムで1番にあげ

たのもこの曲だった。続いて印象的な効果音のイントロから変則的なリズムで一気に

異国の地に誘われるクルディッシュ・ダンス。これが本作の山か。山下さんのアウト・

ソロとともに江藤さんのドラムと直さんのソロが炸裂する熱い1曲。続くオール・ザ・ウ

ェイのなんて優しいことか。この曲はピアノで聴くよりギターのほうが圧倒的にいいと

思ってしまった。

・・・ というわけで他にもあるけれど、全10曲すべてバスクラリネットによる直さんの

意欲作! 何かで読んだところによると、全曲バスクラだけのアルバムってクラシック

にもJAZZにもないそうだ。それだけ様々な音色、テクニックを駆使してアルバム1枚

聴かせるのは難しい楽器なのだと思う。2回通して息子が言った言葉は「すごい完成

度の高いアルバム! でも、いま聴いたの全部テナー・サックスで聴き直したい!」

だった。確かにその気持ちはわからなくはない。まず楽器の音色が全然違えばでき

ることも違うし、できあがる世界も違う。いつもの直さんのテナーの圧倒的なパワーと

爆発力、ちょっとぶっ壊れそうな危ういアウトのして行き方なんかにくらべるとバスクラ

はもっと端正でフォーマル、抑制された熟練の大人の世界だから。

単純に言うと、前作 Rupture が動なら、Opsidianは静。

かといって、もちろん静かなだけじゃない。単調でもない。このアルバムには直さんの

バスクラに対する愛着、愛情をふつふつと感じるし、(たぶん)テナー・サックスより幅

のないこの楽器から、まるでガラス職人が1個のガラスの塊から変幻する様々な色や

形を生み出すように、様々な音色やフレーズを生み出そうという気概を感じる。

(これもたぶん)聴けば聴くほどに味わいが増しそうなアルバム。

そして、明日はObsidian の発売記念ライブです。

新宿ピットイン、開場PM7:30 開演PM8:00 から。

本当はもっと早くこの記事を書きたかったのだけれど、このCDが届いたときにはまだ

真夏の暑さで、これを聴くにはちょっと早いと思っていたのでした。

これから秋の夜長にじっくり聴くのにぴったりなアルバムです。

・・・ ちなみにアルバム・タイトルとなっているオブシディアン、

黒曜石ってこんな石です。

10obsidian

これはレインボー・オブシディアンで、石の中にある色の層を利用してカットを施すこと

で、ハートを浮き出させている。私は実はこの石を持ったときちょっとこわかった。

光の中に真実はない、闇の中にこそ真実はあると言ったのが誰だったかは忘れたけ

れど、まるで心の深い底から何かがあぶり出されてくるような感じがしたんですね。

でも、それもさもありなん。石の意味を見たら、キーワードに『隠れた可能性』とあり、

自分自身の深く埋もれた部分とふれあい、新しい局面に向かうことで才能を開花さ

る。自分の内に宿る魂の存在を理解する』(クロージョーアイズHPより抜粋)と、あ

りました。直さんにぴったりな石、このアルバムにぴったりなタイトルですね(^-^)

| | コメント (2)

2010年9月11日 (土)

想像

10tegami

海辺に住む人から短いお手紙とどいた。

同封されていた陶器のビーズはプリミティブな手触り。

この小さな陶土がその人の手の中で丸められ、焼かれて、フラットな昼の光のなかで

木のテーブルに転がっていたところを想像してみる。部屋の中にはすでに8月とは違

う風が吹いていて、絶え間なく波の音がする・・・

この想像ってのが子供の頃から好きなんだな。

物語はその人の中に内包されてる。

このビーズはなんに使おうかな?

思いつくまではとりあえずバッグのチャームにしよう。

Charm

先週行けなかったから、今日2週間ぶりのプール。

年が明けると私はまたひとつ年をとって、スイミングを始めてから10年になる。

基本的に週1、仕事の関係とかで行けないときは月に2回程度だから、10年と言った

って毎日泳いでる人から見ればその3年にも満たない密度だと思うけど。

10年前と同じことをやっていても筋肉は落ちるばかりだし進歩がないから、誕生日を

機会に今度こそ週2にしようかなあ・・・

海辺に住む人は魚のように泳ぐ。波乗りをする。

それは正直言って、心底うらやましい。

10swimming

| | コメント (0)

2010年9月10日 (金)

夏の終わりのラバー・ソウル/1973年のピンボール

Rubber_soul_2 Murakami_haruki_2  

ついに爽やかな秋の朝!

この光。この空気感。季節感。

そう、この感じはあれだ!

で、やっぱり今年も聴いてしまいました。ビートルズの『ラバー・ソウル』。

村上春樹の『1973年のピンボール』の世界観とあいまって、この時期どうしても必然

的に、かつ自然に聴きたくなってしまう音楽。


人はやわらかい記憶のなかに戻りたがる。

まるで柔らかな毛並みのクマに抱かれるみたいに。


村上春樹の小説のすごいところは、最初その独特の文体のリズムに乗って小説世界

に落ちてしまうまでには時間がかかるけど、いざ落ちてしまえばどっぷりその世界観

にハマってしまえるところなのだ。そして、ひとたび自身の体験のごとくインプットされ

てしまった記憶は、映像と音楽をともなって読者間で共有できるとこ。(たぶん)。

さっき書いた『あの感じ』っていうのは、たぶんこの小説とラバー・ソウルを強く連動さ

せて記憶にとどめている人ならきっとわかってくれると思う。

で、これについては2007年の今時期にも書いたのでもうここでは書かない。

そしてビートルズのすごいところは、かけるとつい一緒に歌っちゃうとこですね。

歌詞を覚えてるところは歌を、覚えてないところはバック・コーラスを。

今日もキッチンでお皿を洗いながら、Woo、ランララ♪ と歌ってしまいました。

そして、ミッシェルのところでかならず思い出してしまうのは、一晩中この歌を歌いな

がら私がオーダーした複葉機のプラモデルを作ったというSのこと。

記憶っていうのはしょうがない。

ここだけ切り取って捨てる、なんてことはできないから。

有機的に繋がってるものだから。


開け放った窓から入ってくる風が気持ちいい。

私は今から双子と配電盤のお葬式にでも行きたい気分です。

とりあえず、熱い珈琲でもいれよう。

10florence_delattle_05

写真はいきなり秋色のフローレンス・ディラットレ。

| | コメント (0)

2010年9月 9日 (木)

もみじ市に行こう♪~おからクッキーを焼いた。

10okara_cookie

月曜だったか、インターネットで検索したら、いつの間にかできあがってました。

今年のもみじ市の公式サイト! →  もみじ市 2010

毎年、お天気のいい秋の2日間、食、音楽、手芸、陶芸、アート、工芸、文筆家、それ

から農家や古道具屋さんなどなど、た~くさんのものづくりに関わる人が集って多摩川

河川敷で行われる、知る人ぞ知る恒例のイベント!

サイトにアップしている去年のフォト・ギャラリーを見てるだけでも、これが楽しそうなん

ですよねえ。私はまだ行ったことはないのだけれど、今年はどうやら行けそうなので、

もうこの土曜日はプールも休んで2日続けて行っちゃおうかなあ! なんて、今からと

ても楽しみにしています。

できることならいつか私もここに作り手として参加したいもんです。

何で? って話なのだけれど、まあ、それはゆっくり考えるとして。

それで、そんな前ふりに関係あるやらないやら、昨日はおからクッキーを焼いた。

おととい、夕飯の買い物に行って、豆腐売り場で何気なくおからを手にとって眺めてい

たら、いつも話しかけてくるスーパーのおじさんが何やら、色々なものをおからで作っ

た話をするので、置いて帰れなくなったんですね。で、このおから、消費期限が短い。

ふつうに炊いて夕飯のお総菜にしてもよかったんだけれど、それじゃつまらないので

じゃあ、クッキーにしてみようということで。

ネットでレシピを検索すると、ある、ある・・・

私のはネットで見つけたレシピに少しアレンジを加えて、黒糖、ごま、ハチミツなんか

が入っています。砂糖とバターは控えめに。

昨日の夕飯の前に生地を作って寝かせておいて、食事のあと、まな板をテーブルの

上に持ってきて、まな板に打ち粉をして、生地を伸ばして型ぬき。上の写真は型ぬき

して余った生地を丸めてフォークで押して焼いたもの。メインはうさぎの形。

それで娘に、「ゴマで目をつけてくれない?」と頼んだらこうなりました。

10okara_cookie01

10okara_cookie02

本領発揮というかなんというか ・・・ たーくさん(写真に写ってるのの3倍くらい)作った

のに、ひとつとして同じ顔がないのが、さすがアーティスト!

10okara_cookie03

10okara_cookie04

そして1回目めが焼き終わったところで試食タ~イム♪

初めて作って食べたおからクッキーは、もちもち・ふわふわ不思議な食感で、クッキー

というよりパンみたいな感じ。そう、乾パンみたいな感じ!

食物繊維がいっぱいなので、2個食べたらすぐにお腹いっぱいになった。

なんたって、この試食タイムをしたのが夜10時半なものだから、すでにお腹は夕飯に

食べた玄米ご飯(食物繊維で)でいっぱいなのです。

でも、甘さ控えめで低カロリー、食物繊維が豊富ですぐにお腹いっぱいになると言っ

たら、なるほど、レシピを検索しているときに出てきた『ダイエット・クッキー』の理由も

わかるってもんです。

「これ、朝のパンの代わりになるかも」という娘の言うとおり、とりたてて特徴的な味が

ないから、スープやちょっとしたお料理にパンの代わりにつけても合うかも。

いわゆるカフェめしってヤツですね。

ダイエットしてるのについ小腹が空くと甘いものを食べちゃうって人にはお勧め!

私としてはもっと際立った味がほしいので、先日『ためしてガッテン』で見たウルトラし

ょうがを細かくして入れ、シナモンを入れたジンジャーシナモン・クッキーなんかが作っ

てみたい。ウルトラしょうがが身体を温め、シナモンにはデトックス効果があるから、

食物繊維との相乗効果で更にデトックス効果倍増となりそう!

・・・ といって、「すごくおいしい!」ってものでもないから、特にレシピは載せません。

このクッキー、170度のオーブンで焼くこと20分×4回。

こんなこと夜遅くやってるんですから、とうてい早寝・早起きなんてできませんね。

10okara_cookie05_2 

しばし、このうさぎたちの顔になごむ ・・・ confident

| | コメント (4)

2010年9月 8日 (水)

センチメンタルジュエリー

10rainbow_brace

先週の金曜日、いつものように娘と美の壺を見ていたら、アンティークジュエリーの特

集だった。ヨーロッパでは、作られてから100年以上経た宝飾品をアンティークジュエ

リーと呼ぶのだそうだ。歴史を超えて遥か昔の時代から、人は石に魅せられ、その力

を信じてきたわけだけれど、人から人へと贈られるジュエリーには、実は隠されたメッ

セージがあるのだという。

たとえば、金細工の鳩がブルーのトルコ石を配した花をくわえているブローチは、戦

地に赴く兵士が、「私を忘れないで」というメッセージをこめて恋人か妻に贈ったもの

だという。それを見ながら「センチメンタルだな」と思わずつぶやいたら、すぐその後に

『センチメンタルジュエリー』というテロップがでてきて、ああ、なんだ、やっぱりそうな

のか、と思った。そんな風に、送り手の思いが込められたジュエリーを「センチメンタル

ジュエリー」と呼ぶのだそうだ。

そういう意味あいでは、私が今月ある人に贈ったものもセンチメンタルジュエリーと言

えなくもないのかもしれない。もちろん、私のはジュエリーなんてレベルのものではなく

て、ただのパワーストーン、ネイティブアメリカンのお守りに近いものだけれど。

時代の変遷と、変わらない人の思い。


新月の月変わりだ。

願い事を新しくしよう。

テーマは過去からの解放と現実の創造。

| | コメント (2)

9月の雨

1009rainyday

目覚めると久しぶりの雨。

窓を開けると昨日までの暑さが嘘のように涼しい。

9月最初の雨は植物たちにとってはまさしく慈雨に違いない。

ひと月以上も灼熱の太陽に焼かれ続けた緑が、ホッと息をつくようだ。

地上の水たまりでは雨だれのハーモニー。

1009rainyday01

| | コメント (2)

2010年9月 7日 (火)

アゲハ蝶

10ageha

今朝は久しぶりに陽射しがやわらいだ。

少しのあいだクーラーをつけずに窓を開け放して自然の風のなかにいると、やっぱり

こっちのほうが全然いい。でも、それも束の間のこと。

昼間、郵便局に行こうと外に出ると、鮮やかなノウゼンカズラのまわりをアゲハ蝶がヒ

ラヒラと何羽も飛んでいて、しきりにお食事中。

と思えば、一対でもつれあうようにランデブー飛行したりして、そうか、蝶にとっては今

が恋の季節なのか、と思ったりする。

夾竹桃もひまわりもうなだれる、晩夏。

| | コメント (0)

2010年9月 3日 (金)

うろこ雲

1009urokogumo

陽射しは相変わらず凶暴なくらい強いけど、空にはいちめんのうろこ雲。

今って夏と秋、ふたつの季節が共存しているなあ・・・

1009urokogumo_01

たまーに自転車で町を走っていて、視界の広がるところで空を見上げていると

私は何故ここにいるんだろう って思う。

1009urokogumo_03

それはいつか、あなたの部屋の前で、もうここにいる理由などとうになくなってしまった

のにあなたは1人ここで暮らしていたんだとわかってしまったときの気持ちに似ていて

ちょっとシュールで

1009urokogumo_02

センチメンタル・・・

| | コメント (4)

2010年9月 2日 (木)

太陽のパワー

20100902sky

アフリカでは、いつも目覚ましが鳴る前に自然に目覚めた。

たいてい5時前。

まだ起きるには早すぎると思ってもう一度目を閉じるんだけどもう眠ることはできなくて

6時前にバンガローの端にあるシャワールームにシャワーを浴びに行く。

水はちゃんと出たり出なかったり。

石鹸を使おうものなら、いつまで流しても落ちたんだか落ちてないんだかわからない。

鉄分の多いぬるぬるの水はサラサラ透明な水に慣れ切った日本人の私にはなんだか

わからなかったけど、ミネラル豊富な水は髪にも肌にも良かったようだ。

夜明けとともに目覚めるから、夜8時か9時には自然と眠くなる。

テレビもラジオも携帯電話もファックスも、コンピューターもない生活。

そこでは見ず知らずの他人が家族のように自然に集い、今日の行き先のほか、過去

のことも未来のことも考えなかった。怖れも不安もなく、ノー・リミットの空の下。

旅程を除いて正味7日間のアフリカの旅は、文字通り神様からもらった特別な時間。

この先、そんな時間があるかどうかもわからないような。

今の私なら。受けとれるものはもっとあったろうと思うけれど、でもいいんだ、たしかに

それは与えられたんだから。

この夏、たくさん汗をかいて目覚め、毎朝バスルームに飛び込む。

でも東京の私はちっとも早起きができない。

朝起きたときにはすでに太陽はカンカンなのだ。


ビーチハウスで暮らしてる、とびきり元気な黒焦げの early bird さんから、夏の元気

が届いた。

この人ほど、アフリカ時間でもどこ時間でもなく自分時間を生きている人っていないん

じゃないかなあ!

その笑顔のパワー。

太陽のパワー。

それですっかり現実的だった私も、もうちょっと夏にとどまっていようと思ったんだ。

Stay Gold !!shine

胸キュンだね!

その early bird さんから教えてもらった、彼女の記事が載ってる雑誌はこちらです。

私は今日、近所の本屋を2軒もまわって探したのだけれど無かったので、Amazonプ

ライムで買ってしまいました。ビーチガールズ

Bg_3

ちょっとチラ見せ heart

Bg_yu_2 

それで私はますます彼女のファンになっちまいました(^-^)

| | コメント (0)

2010年9月 1日 (水)

9月

2010september

9月はよく磨かれた窓に映る ちょっとつれない空。

9月は残り少ない預金通帳のような月。

9月は現実的な月だ。

私は今月は超プアだから、家で大人しくしていようと思う。

仕事と勉強の月。

今月リミットの仕事はあるし、読むべく本もあるし、聴きたい音源もある。

作ってしまいたいものもある。

そして行きたいライブが2つ。

ひとつは昼間だからチャージはそんなにかからない。

もうひとつは1DRINK付きチャージでOK!

なんとか両方行けるかな?

その前にもっとも苦手な、嫌なことをかたしてしまおう。


・・・ そんなわけで私は今月は仕事以外は基本的に家におりますが、訪ねてくださる

のは大歓迎です。

常時かならずあるのは良い音楽とおいしい珈琲くらいですけど*

| | コメント (2)

« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »