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2010年8月14日 (土)

夏の一日

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先週、蓮が見頃を迎えたと聞いてどうしても見たくて、今日はめずらしく早起きして友

達と出かけた。開園とともに入った小石川後楽園

あいにくピークはもう過ぎて蓮は数えるほどしか咲いてなかったけれど、それでもとて

もきれいな蓮を見ることができました。

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この世に美しい花数あれど、蓮の花って特別じゃないですか?

俗世界とはかけ離れた天上的な美しさ。

阿弥陀の開いた手の平のようでもあるし、内なる光が外に向かって柔らかく放射され

るような、不思議なエネルギーを感じる花。

花が散った後に残った花蕊もシャワーみたいな形で面白い。

人が乗れそうな大きな葉っぱも蓮の花同様、大らかで。

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花がピークの頃にはさぞかし天上的な景色だったろうなあと思う蓮池。

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小石川後楽園の存在は知っていながら行ったのは初めてなのだけれど、水戸黄門ゆ

かりの大名庭園だそうです。

蓮池の後、ちょうど昨日の夜『美の壺』で見たばかりの『白糸の滝』を見ました。

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角度を変えてもう一枚。

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最近、『美の巨人たち』や『美の壺』で日本庭園の知識を深めている我が家族。

庭にもストーリーがあるそうです。庭も知れば知るほど奥が深い。

日本の美のもっとも大きな要素は『静謐』にあるのではないかと思うのだけれど・・・

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見上げれば青紅葉の美しいこと!

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と、ふたたび石畳を歩き始めたら友人が短い叫び声をあげた。

「蛇がいる!」の声で地面を見ればたしかに長いものが・・・

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私は全然気づかなかったのだけれど、敷石の近くでまるまっていたらしい。

友人Sは気づかなかったら危なかったと言うけれど、人の指くらいの細くて長~いので

おとなしそうな子だ。蛇なんて久しぶりに見た。

このあと地図を見たら後楽園には蓮池のほかに睡蓮の池もあると知ってそちらへ。

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こうやって見ると蓮と睡蓮の違いは歴然。

睡蓮の近くにはあめんぼがスイスイ動いていて。

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そして、帰りは雀に会いました。

とっさのことでピントが合っていないのだけれど、またもや友人Sの足元にて何か言い

たげなこの子。よくよく見れば口ばしの端がまだ黄色いし、片っぽの羽がおかしい。

どうやら巣から落ちてしまった雛のようで、まだ飛べないうちに落ちたのか、羽を痛め

てしまったから飛べないのか、ぴょんぴょん跳ねて我々についてくるものの飛べない

らしい。

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鳥好きの私はしばらく後ろ髪引かれながら見ていたけれど、雀の子を拾っても育たな

いことは経験済みなので、あきらめてその場を去ることに。

こうして後楽園散歩は終わり、さて神楽坂でランチでもしようということになったのだけ

れど、なんたって後楽園を出た時点でまだ10時半! この時間じゃチェーン店のカフ

ェくらいしかやってるところはなくて、しばし涼しいカフェに入ってラテなど飲みながらお

喋りタイム。その後、お洒落な中華料理屋でランチをして、前から1度入ってみたいと

思いながら、ちょっと敷居が高くて入れなかったハンドメイドの靴屋さん、そしてSが好

きそうなラ・ロンダジルなど見てまわった。

そして今日の極めつけは最後に入ったここ!

前から話には聞いていたまんじゅうカフェことmugimaru2さん。

なんたってここは外観がすごいんだよね。

古民家を廃材などで改造したということだけど、もはや崩れそうな感じ。

友人Sと、「すげー、すげー、変!」とか言いながら店の外を見ていたら、その声が聞

こえたのか中から今あるまんじゅうの説明をする声がして、暗い店内を覗けばどこも

かしこも開け放しで暑いのか頭にぐわっとタオルを結んだ娘が顔を出した。これもなか

なかすごい。とりあえず礼だけ言って店の外観を観察し続ける2人。

ここは来る季節によって微妙に見た目が違うのだけれど今はジャングル状態になって

いて、実は私はもうここの写真は何度も撮ってるので、Sが携帯で写真を撮ってるあい

だ横で見ていたら、そこにやっぱりタオルで頭をぐわっと縛った変なお兄さんが現れて

ピースサインしながら店に入って行った。以下、Sが携帯で撮った写真。

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で、このあと結局、じゃあここで(話のタネに)お茶して帰ろうかということになるのだけ

ど、mugimaru2さんのまるで子供の頃の家にトリップしたような昭和レトロな店内もさる

ことながら、このお兄さんがなんともいい味してましたね。

今日は朝なんか涼しくて、カンカン照りじゃないだけいつもより暑くはないとはいえども

街を歩いているとうだるような蒸し暑さ。クーラー無しと思って心して入った店内は意外

にもクーラーがついていたものの、店に入って『特製かき氷』の文字を見て思わず頼ん

だ2人。「何頼んでもうちはまんじゅうが付いてます♪」のお兄さんの一言で、出てきた

のはこれ。

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う~ん、この器。(というか、この店内の光。) レトロじゃあー、と思って写真を2枚ば

かしパチパチっとやっていたら、背後から「とけるよ」というお兄さんの声が。

それがもう、なんとも優しく、なんとも(家族に言われたみたいに)自然で、あれっ? 

なんだろう、この感じ・・・ そういえば私、こんな風に誰かから声かけられたことって今

までの人生で(大げさ)あったっけかなあ?・・・ なんて、しばし頭の中でその声を反

芻しちゃいましたね。

で、写真の奥に見えている茶色と白いのが、黒糖まんとさつま芋まん。

これが、まんじゅうというよりは蒸しパンに近い素朴な味なのだけれど、めちゃめちゃ

おいしかったです。どれでも1個140円。テイクアウトもあり。

mugimaru2、いいです。この感じは滅多にない。ゆるいんだけどあったかい。自分の家

みたいにくつろげる。家の近所だったらちょくちょく通って常連になってしまいそう。

おかげでここで休日のまったり気分を味わい、まんじゅうですっかりお腹いっぱいにな

ってもう何もしたくなくなった私たち。夕飯なに作る~? などと言いつつ、まだまだ神

楽坂のディープな路地に引き込まれそうになりつつも家路をたどるのでした。

下はmugimaru2のメニュー。これまたレトロ。

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コメント

神楽坂下にはときどき行くのですが、坂上にこんなニャンなお店があるとは!
ぜひ行ってみたいと思います。

投稿: waiwai | 2010年8月18日 (水) 06:35

おっ! さすが!
waiwai さんのニャンなcatアンテナが動きましたね。
この日はニャンコはいなかったんだけど(2階の座敷にいたのかな?)
かなりの美猫が3匹もいるらしいですよ。
おまんじゅうもおいしいし、ぜひぜひ!
あっ、それともここで密会でもしますか?smile

投稿: soukichi | 2010年8月18日 (水) 22:50

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