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2010年8月31日 (火)

夏の終わりのプレゼント

10okurimono

今日で8月も終わり、と思っていたら小さな封書が届いた。

差出人を見ると高校時代の友人だ。

なんで? と思いながら封を開けたら、かわいいアクセサリーが出てきた。

花柄のコットンの紐の先にLove と書かれた小さなチャームがついた、フランス製の

チョーカー・タイプのネックレス。

中にカードが入っていて『似合いそう』と書いてあった。

こんど会ったときに渡そうと思っていたけど夏が終わる前に、ってことらしかった。

チープシックなところがいかにもフランスっぽくてかわいいのだけれど、でも私にはち

とかわいすぎやしないか? とも思う。特に、最近つくづく歳を感じている私には。


女子高時代には対極だった私たち。

かたや大柄で大人っぽく見える彼女、かたや小柄で童顔の私。

よく彼女からは「ブルマーが似合う」だの「お花畑ってイメージ♪」なんてからかわれた

ものだ。そんな私たちがこんな歳になるまでつきあうことになろうとは。

人生って不思議。

そんな風だからいつまでも昔のイメージが抜けないのかもしれない。

昔から彼女はとても個性的な人だったけれど、彼女のくれるものは他の女友達にくら

べるといつもちょっと非現実の匂いがして、非実用的で、そこがとても彼女らしくって

面白い。

生なりの麻の、あまり首があいてないノン・カラーのチュニックがほしいな、なんて思

ったのでした。

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2010年8月30日 (月)

日本橋で

10nihonbashi

今日、何気なく開いた翠ちゃんのホームページに、先日見たときはなかった都内のス

ケジュールを見つけてリンク先に飛ぶと、いきなり手漉き和紙の動画が流れ出した。

それは日本橋で創業350年を誇る和紙の老舗、小津和紙

そこのギャラリーで30分ほどのミニ・ライブをやるらしい。

場所と時間からいって数曲やる程度にすぎないことはわかっていたけれど、日本橋、

という響きとその涼やかな手漉き和紙の音に誘われて、前から漉き和紙体験がした

いと言っていた娘を連れて、急きょ夕方から出かけた。

三越前の駅で降りると、そこは有名な日本橋。

といって土地勘がまったく無いものだから、そこから人に聞き聞き、やっとたどり着くこ

とジャスト・タイム。小津和紙の1階店舗から2階のギャラリーの階段を上り始めると、

聞き慣れたギターの音が聞こえだした。会場のギャラリーにはすでにたくさんの人が

集まっていて、和紙のドレスを着たマネキンがズラッと飾られたそこは何も前知識なく

行った私たちには不思議な空間。2年3ヶ月ぶりに見る翠ちゃんは髪を明るいショート

ボブにして、ホルターネックの黒いドレスを着て終始にこにこ。元気そうだ。

2年前に風邪がなかなか治らなくて危ぶまれた声の調子も今はすっかり戻ったようで

マイク無しでもOKなくらい声もよく出ているし。

着いたときにはスティングの『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』を歌っていた。

それからジョンの『イマジン』。でも、つくづく思ったのはこの人はやっぱりJAZZヴォー

カリストなわけで、歌い慣れた『The Song is You』を歌い出したらまるで水を得た魚の

ごとし! Song is You って、まさしく清水翠のことなのでした。

個人的なことだけれど、私はやっぱり翠ちゃんにはJAZZとブラジル音楽をやってもら

いたい! ・・・ 全部で6曲くらいをギターの須古さんとやって終わり。

終わるなり場違いな私たちは1階に退散。

1階でしばらく娘と和紙を見ていたら、何やらそこへ賑やかに独り言を言いながら近く

にきた人がいて、ふと見れば翠ちゃんじゃないか。

「気づいてた?」と聞けば、「すぐわかった!」と。

それからしばし店の中をうろうろし、買い物をすませてけっきょく三越前まで一緒に行

くことに。それがまた土地勘の無い私と方向音痴の翠ちゃんのことだから、あたりは

すっかり暗いし、またもや迷って珍道中。

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2年3ヶ月ぶりの再会と、蒸し暑い夜の散歩。

夏の終わりの小さなできごと。

10nihonbashi_02

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2010年8月28日 (土)

祭りの夜に

10matsuri

今年はいっこうに妹から連絡がこないから、もしかしたらどちらか具合でも悪いのだろ

うかと思っていたら、今朝になってメールがきた。

それによると数日前から妹が風邪をひいていて、声がまったく出ないのだという。

おまけに今日は出勤なのでおもてなしはできないけれど、桐箱に入った戴き物の揖保

乃糸があるから、よかったら取りにきませんか、というものだった。

お祭りと言って、もうそれを喜ぶような年ごろの子供もいなくなった。かろうじて下の子

はまだついてくるけれど、彼女のお目当ては綿あめだ。母が生きていた頃は子供に浴

衣を着せたり、みんなでご馳走を食べたりと楽しみもあったけれど、それも今はない。

つくづく家族の縁を繋いでいるのは女の力、特に母親の力だと思う。母方のきょうだい

親族も、祖母がいなくなり、私の母がいなくなってすっかりバラバラになってしまった。

神社のお祭りというもの自体も年々世代交代著しく、かつてのような風情のあるもの

ではなくなってしまって寂しい限り。だいたいなんでお祭りの夜店で、ジャガイモにカス

テラなの? わからん。

・・・ というわけなので少々面倒にも感じつつも、今は老父の様子伺いと仏壇にお線香

をあげるためにゆく。それでも父は待っているのだ。

10matsuri_01

駅前で花を買って、行きに神社でお参りをすませてから実家に行く。

年々、夜店の規模が小さくなっているけれど、今年もまた露店が減ったようだ。

実家では変わり映えのしない父の、ほとんど口癖みたいな話を聞く。

それでも今年は尋常じゃない猛暑で体調が心配だったけれど、父は顔色もよくて元気

そうだ。それだけがよかった。

風邪で具合の悪い人に気を遣わせては悪いので帰ってくる前にと席を立てば、父も駅

まで一緒に行くと言う。孫に綿あめを買ってやらねば。

神社に行く途中でばったり妹に会う。声はほんとに全然出ないようだったけれど、思い

のほか元気そうで安心した。2人がお参りをすませるのを待って娘は綿あめを買って

もらい、加賀屋でお蕎麦でも食べて帰ろうということになるのだけれど、結局いつの間

にか店はなくなっていて、パスタは嫌だという父の言葉で仕方なくそこで別れる。

それにしても加賀屋がなくなっていたなんて! 

実は蕎麦屋に向かった時点で、私の頭の中は久しぶりに食べられるおいしいとろろ蕎

麦のことでいっぱいになっていたのよ。これも Time goes by ね ・・・

でも家に帰ってから食べた綿あめは昔と変わらず甘かった!

で、お土産に買ったこれ。

10sauce_senbei

東京の子供は誰しも小さい頃はこれを食べて育ったんじゃないかなあ?

懐かしのソースせんべい。

上に載ってるのは梅ジャム。

実はおととい残り少なくなった梅酢をビンに移して、シワシワになった青梅をバサッと

捨てようとしてその前に1個食べてみたら、これが意外や意外、柔らかくておいしかっ

たので捨てるのがもったいなくなって、梅酢ジャムを作ったのでした。それが料理のセ

ンスのある人だったら和食の上品な甘酢あんにできそうなしろものなんですが、とりあ

えずソースせんべいにつけて食べたらおいしいかも、ということで欲しかったのです。

で、実際やってみたらなかなかいける。自然な味。

ところがこの赤い梅ジャムのほう。昔、子どもながらも、いかにも身体に悪そうだなあ

と思いつつ母に嫌がられながらもおいしいと思って食べていたのに、いま食べてみる

と、はり? こんなものかって感じで、ちーともおいしくないのだ。

つまり、これが大人になるってことなのか。

先日Mちゃんが言ってたとおり、Life is going on なのです。

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2010年8月27日 (金)

晩夏のバラ

10lilac_rose01

日本の夏はバラには過酷過ぎる。

特に我が家のように庭に直植えしているのではなくベランダで鉢植えのバラは、陽射

しをさえぎる木陰もなく、コンクリートの照り返しもキツイ。

いつもなら真夏でも蕾が上がってくるまま咲かせているのを、今年はあまりの暑さに

これではバラがまいってしまうと摘蕾することにした。

それなのに、いつの間に蕾が上がっていたのか、この暑いなかバラが咲いていた。

ライラックローズ。

今年の春はちっともまともに咲かなかったバラだ。

四季咲きのバラは春と秋では趣を異にするバラが多い。

ライラックローズの春の花は紫が強く、化弁も厚めでちょっと重い印象だけれど、梅雨

以降になると俄然淡くなってピンクがかり、軽やかな印象になる。

私は儚げなライラックピンクになる秋バラのこのバラのほうが好きかも知れない。

そして、見落としそうな枝の間にもうつむいて咲くバラが。

10sonia_rykiel

これはフレンチローズのソニア・リキエルか。

他にもミニチュアローズほどの小さなイングリッシュローズがちょこちょこと ・・・

いずれ陽射しが強いので1日で駄目になってしまう。

この夏はスタンダードローズに続いて大事にしていたルイーズ・オディエが枯れた。

もともと何度も枯れそうになりながらなんとか持ちこたえていた虚弱体質のバラだった

けれど、ものすごく蒸し暑かった梅雨時期から吸水しなくなった。

コンスタンス・スプライは相変わらず元気に枝ばかり伸ばすけれどいっこうに蕾もつけ

ないし、咲かない。この暑さで途中までうまくいきかけていた増殖にも失敗した模様。

こうやって小さなベランダのバラも毎年淘汰されて、少しづつ顔ぶれが変わってゆく。

そして、最近は暗くなってから水やりをしている。

昔はバラの水やりは午前10時までにすますのがセオリーだったのが、最近は夜シャ

ワーが良いことになって、バラの育て方もずいぶん変わったものだと思う。

それから、その後のバイタル散布。

自分が少々疲れていてもこれをやるのがいいのかなと思う。

変なことを言うようだけれど、このあいだ夜のベランダに出て一連の作業をして部屋に

入った途端に、「うちのバラはみんな私のことが好きだな」と思った。ごく自然に。

バラが私がベランダに出てくるのを待っているようなところがある。

実際、私の仕事が忙しくて息子に水やりを頼んでいたときには、1年で4分の1くらいが

枯れた。私ほどちゃんとやっていなかったのも原因なのだろうけど、それ以上に頼ま

れて嫌々やってたのがバラに伝わったのではないかと思う。

つまり、ここにも確かにあるのだ。気の交感ってやつが。

バラと私との信頼関係。

春にくらべて秋のバラは、基本的に香りが濃厚で鮮やかだ。

美しい形が長持ちする。

秋の濃くて深いバラを愛でながら、熱い珈琲がおいしくなるのは今年はいつのことだ

ろう?

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2010年8月26日 (木)

梅干しくらべ

10umeboshim

先日、calligraphyさんに会ったときに、今年もちょこっとお味見用に、お互いが作った

梅干しを交換しました。上の写真はcalligraphyさんからもらったもの。

今年は小梅も漬けた彼女。左の小さな瓶は小梅ちゃんです(^-^)

さて、同じところから買った同じ梅ながら、漬けた人が違うとやっぱり見た目も何やら

違う。左が私で、右がcalligraphyさん。

10umeboshi_ms

去年は彼女の梅のほうが赤かったのに、今年は私のほうが赤い。

して、お味は?

・・・ と、ここで娘と試食してみると、娘いわく「右のほうがしょっぱくない。で、左のほう

濃厚な味でトロっとしてる」だそうです。ほー、なるほどー。

自分のだけを食べてみたときは今年の梅干しは塩っぱくないと思ったのだけれど、確

かに2つをくらべるとcalligraphyさんのほうがさらに塩っぱくない感じです。

calligraphyさんのほうが気持ち乾いていて、私のほうがしっとりしている感じ。

この違いは最後にスプレーしたアルコールのせいでしょうか・・・

でも、どちらにも言えるのは去年のような、食べた瞬間に塩っぱさを強く感じることがな

くなったところ。2人とも去年、家族に散々に言われて学習した成果ですね(^-^)

そして、小梅。

杯様の小鉢に入れたら、これまたかわゆらしい。

10koumem

calligraphyさんは赤くならなかったと言っていたけれど、色も自然だし味もちょうどいい

感じ。

・・・ というわけで、今年は2人ともおいしい梅干しができあがったようです。

来年は気を良くしてお互いに増量か???

ちなみに、calligraphyさんは「めざせ!梅干しばあちゃん!」と言っていますが、私は

まだ、それには早いだろー と思っています。

ばあちゃんはとうぶん、というかずっと、私はパスです smile  やなこった。

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2010年8月25日 (水)

フルムーン

20100825full_moon

今夜の月は満月。

物事が成就する日。

写真の月は小さいけれど、肉眼で見る月はデッカイです。

君の願いは叶ったかなあ?

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It's A Wonderful World

10snoopy

It's a woderful world

It's a woderful world


とても日差しの眩しい日

風は葉を揺らし

人々は休日を寝て過ごしているらしい

子供はたまりかねて

家を駆け出してゆく日

It's a woderful world


一人でこの道を歩いてる

僕は深く呼吸してみる

昨日はすすけた煤煙が漂っていた wonderful road

車の長い列


一人でこの道を歩いてる

今は誰もいない大通り

太陽は今ゆっくり傾き

明日へ近づく


ざわめく午後の風の中に

ただ過ぎゆく時の流れの間に

僕は確かに大地のこだまを聞く

It's a woderful world


道に捨てられてる新聞紙

血で血を争う文字の見出し

とても眩しい夏の日差し

It's a woderful world

寝返りを打つ午後


人はひとなみに恋い焦がれ

探す To be free. Not to be Free?

子供は誰も皆 泥に塗れて

明日へ近づく


ざわめく午後の風の中に

ただ過ぎゆく時の流れの間に

僕は確かに大地のこだまを聞く

It's a woderful world


ざわめく午後の風の中に

ただ過ぎゆく時の流れの間に

僕は確かに大地のこだまを聞く

It's a woderful world

It's a woderful world


(Music & Lyrics By Takao Tajima )

****************************************************************

汗をかいて目覚める。

これほど汗をかく夏っていうのも今までなかったんじゃないかな。

毎日、大量の洗濯物!

それに、これほどこの曲が似合う夏ってのもまたない。

オリジナルラヴの It's a woderful world。→ YouTube

時期的には少し前の休日の頃の感じにぴったり。

すでに微かに移ろう季節の気配も感じられて・・・

夏が始まった頃には、もうこの暑さはビーチかプールサイドいるの以外は無理だと思

ったけれど、今年はこの時期になってもまだ35度前後の気温が続くスーパー残暑。

海辺のコテージに長逗留をきめこんだ人たちには最高の夏だったろうと思うけど。

つい私もぼんやり、いつかビーチにサーフボード立てて、このスヌーピーみたいな台詞

を吐いてみたいものだよ、なんてね(^-^)

毎日暑いけど、日に日に早くなる日の暮れ。

灯ともし頃ともなれば、すでに灯りの見え方は秋の夜長を連想させてサウダーヂ。

スヌーピーも今年でなんと60歳!

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2010年8月22日 (日)

アメリカ・アメリカ

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ダンスが終わってバックヤードから出てくると、いつの間にか格納庫の中も外もすごい

人になっていた。いったい、これだけの人がなんのために? と思う。

10dance40

もうお昼もまわって私たちもすっかりお腹は空いているのだけれど、この暑さだという

のに、ここで売っているものときたら超甘そうなチョコレート・ブラウニーだったりクッキ

ーだったり、コテコテのピザだったりフライドチキンだったり肉の塊にしか見えないステ

ーキだったりして、見ているだけでげんなりしてしまう。

この暑いなか平気でそういうものバクバク食べられるのって、もう感覚がぜんぜん違う

のよ、とMが言う。それに私は地べたに座って物食べるのが嫌。

そりゃ、子供の頃からまっとうな教育受けてたらそーだ。

出口で人々の歓声が上がり、空を見ると飛行機が。

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飛行機が通った後の中空には、この飛行機が落としたと思われるクラゲみたいな小さ

なパラシュートがいっぱい。

Tの父親は今日は来なかったのだけれど、来なくてよかったね、と思う。

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そして、実にアメリカンな風景を眺めながらMの口から出てきたのは、「よく昔の日本

人はアメリカに向かって行ったよね」だった。

軍事力や武器はおろか、身体がぜんぜん違うのに・・・

そんなことを言うのも戦争体験のある親を持つ昭和の子供が最後じゃないかと思うけ

れど、でもそれは先日NHKの戦後特集で当時の画像を見ながら私の息子が言った

のと同じだった。

「わかったから、もうここへは来ない」と言うM。

一刻も早くこの灼熱の地からどこか涼しいところへ逃れたいと足を早める私たちなの

だけれど、そう言っている間にも前からは続々とここへ押し寄せて来る日本人の群れ

でいっぱいで、どうにも身動きがとれないほどなのだ。

みんな、いったいここへ何をしに?

ふり向けば、さっきまで私たちがいた格納庫が。

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9・11ショック以来、アメリカは少しづつ変わってきていると言う私と、事あるごとにちっ

とも変わってないと言い続ける息子。

果たしてアメリカは変わったのか変わらないのか。

日本人は?

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もう出口あたりの端っこの場所で、暑い中もうもうたる煙を上げながら肉を焼くアメリカ

人が、ちょっとユーモラスでもあり少々わびしいようにも見え。

そんな風に感じるのも私がメランコ人間だからなのか。

ともあれ、すごく暑くて疲れたMと私のアメリカな半日も終わったのでした。

 注:後から知ったのだけれど、これは『横田基地 日米友好祭』というイベントでした。

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ダンス・ダンス・ダンス♪

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昨日は久しぶりにプールで泳いだらすごく疲れちゃって、おまけに情けないことにあち

こち痛くなっちゃって、Mから送られてきたメールの待ち合わせ時間を見たらその早さ

にびっくりして、もう今日は起きられないかなあ、と思ったけど。

なぜか6時半の目覚ましと同時に目が覚めたから、支度して出かける。

『好奇心ってヤツはどうにもならない』というのが持論のMにつきあって。

最寄りの駅で落ち合って、ゾロゾロと道路の端を列をなして歩く。

朝8時台にしてすでに陽射しは熱い!

そんな暑さのなか20分以上も歩いて向かった先は横田基地。

ゲートで簡単な手荷物チェック(人によってはボディチェック)を受けて、格納庫へ。

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格納庫の奥にはステージが設置されて、アメリカと日本の国旗が掲げられてるってこ

とは、これは日米友好イベントなのか?

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この女の子たちは今日の出演者たち。ダンススクールの先生と生徒です。

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友人が娘にダンスを習わせることになったきっかけは、アメリカのTV番組『アメリカン

ダンス・アイドル』を見ているときに娘が「ダンスをやりたい♪」と言ったからなのだそう

だ。それで先日、ダンスの先生からイベントに参加するか聞かれて、娘がYESと言っ

たら、それがこの基地でのイベントだったのだとか。

これは更衣室で。昨日、美容院で3時間もかかって編んでもらったコーンロウという髪

形が、実に似合って生き生きした顔のT。

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着替えもすませ、記念写真。今日のダンサーたちです♪

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さて、ここまでもけっこう時間がかかったのだけれど、ここから先がさらに長かった!

最初のステージ『沖縄エイサー!』が始まって終わるまで。延々バックヤードで待つこ

とになるのだけれど、格納庫の中は暑いうえに中でピザなんか焼いてるからさらに暑

い! 親も子も関係者もほとんど我慢大会のようになって立ったまま待つ。出番待ち

の若い女の子たちはその間ずっと化粧をしてるもんだからどんどん派手になって・・・

暑さにも待つことにも耐えられなくなって、そこいらを歩きだすT。

何気に歩いてるときにも肩を入れてステップを踏んでしまうあたり、なかなか堂に入っ

てます(^-^)

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そして、やっとステージ。ポーズして音楽が鳴るのを待つおチビ3人。

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次々にダンスは展開し・・・

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歌っているのはBAMBOOさんです。

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待っている時間の長さにくらべたら、あっという間の40分。

でも初めてのステージがダンス・スクールの発表会とかいうんじゃなくて、プロ・ミュー

ジシャンのバックダンサーというのは凄い!

無事ダンスを終えてステージから降り、一瞬ホッとした表情を見せるT。

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・・・ こうして1日アメリカン・ダンスアイドルTの、熱い夏が終わったのでした。

  以下、『アメリカ・アメリカ』に続く・・・

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2010年8月21日 (土)

東京のパワースポット

10kubikake_icyou

昨日calligraphyさんの個展を見た後、喉が渇いたのでお茶でもして帰ろうということに

なり、先日、小石川公園に一緒に行った友人から教えたもらったパワースポットのこと

を思い出した。

「そうだ。日比谷公園の中の老舗レストランの前にある銀杏の木の辺りが、すごいパ

ワースポットなんだって」と私が言うと、「老舗レストランっていうと松本楼? それじゃ

行ってみようか」とcalligraphyさんが言い、さっそく向かう。

人の記憶ってやつは実にどうしようもないもので、私は地下鉄の出口前あたりにある

『日比谷公園』の文字を見た途端に20数年前の記憶がよみがえってきて、何やら一

気にサウダージな気分になってしまった。あの夜、ここへ来たのも夏の暑い頃じゃな

かったっけ? ・・・

昔、好きだった噴水のある広場に来ると、そこでは今日から盆踊りが始まるらしく、大

きなやぐらが組まれていた。しきりにマイクのテスト中。

そして、松本楼前。上の写真がその噂の銀杏の樹だ。

銀杏の木の前には札があって、『首かけ銀杏』とあった。

首かけ、なんていうと一瞬おどろおどろしいことを想像してしまうが、そうではなくて、

この名前の由来は明治32年頃、道路拡張の為に伐採されようとしていたのを見て驚

いた『日比谷公園』の生みの親、本多静六博士の進言により移植されることになり、

当時移植不能とされていた銀杏の木を博士が「首にかけても移植させる」と言って

見事成功させたことによるそうだ。樹齢400年以上の立派な樹。

400年もの時を超えてこの樹が生き永らえたのは、この樹がもともと持っていた力だ

けではなく、何が何でも生かさんという本多静六博士の意思の力を反映してのことな

のだろうか。だとしたら凄い。

樹齢400年以上の樹ともなれば人1人の力など遥かに超えた力を持っていても当然

とで、こんな樹の前では人は教えてもらうことばかりだ。

ここでも私はサードアイに脈動するような銀杏エネルギーを感じた。

10kubikake_icyou01

それに、しばらく見ているとこの樹はただ大きいだけではなくて、野鳥の棲み処にもな

いるようだった。あまりの樹のパワーに見とれていっそ松本楼でお茶して行こう

と入口にまわると、その前の舗道にできた小さな水溜まりではせっせと雀が水浴びを

しているところだった。

そのかわいいこと! 

2人でしばらく飽きもせずに眺めていた。

松本楼に入ると、店内は木枠の窓に映った外の緑が鮮やかで、素晴らしい眺め。

この日は暑いのは暑かったけれど前日ほどではなくて、いったんクーラーの効いた

際の席に案内されたものの、外の席に替えてもらう。

大銀杏の真ん前の席に陣取って、私は今年2回めのかき氷。

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そして、私たちがテーブルにいる間にもしきりに雀が降りてきては目の前の土の中で

砂浴びをしたり、よくここでエサをもらっていて人に馴れているのか、テーブルの上ま

で飛んできてょんちょん跳ねまわったりして、とてもかわいかった。

この日は野鳥の声がするだけじゃなくて目の前の公園の中で合唱をする集団がいた

り、盆踊りのリハのカラオケが盛大に聞こえてきたりで賑やかだったのだけれど、この

大銀杏がすっかり黄色くなる頃に、ここを教えてくれた友人とまた来たいと思ったので

した。

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 日比谷 松本楼     

 〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1-2

 telephone 03-3603-1041

 地下鉄日比谷駅 A14出口 徒歩2分

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2010年8月20日 (金)

日比谷で、calligraphyさんと。

10hibiya

地下鉄の駅を降りて地上に出たらなぜかゴジラに迎えられる。

日比谷シャンテ前。

今日は最近、仕事でもあつきあいのあるcalligraphyさんと仕事もかねてランチ・ミー

ティングを。落ち合ったのは日比谷シャンテ2階にある「caféゆとりの空間」。

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少し遅れてやってきたcalligraphyさんは、真夏に会ってもいつも色の白さに驚かされ

るのに、今年はこの暑さにもめげず日頃のランニングと自転車のせいで、すっかり日

に焼けて健康的なお姿に。

さて、ランチです。出てきたのは、白身魚と野菜の揚げびたしごはん。

10hibiya_02

ここは栗原はるみのオリジナル・レシピが楽しめるお店ということで、ちょっと楽しみに

してきたのだけれど、毎日ごはんを作ってる主婦としては意外とどうってことなかった

かなあ? いわゆるカフェめしってヤツで、きれいに作ってはあるんですけれど、彼女

私も家で食べてるものの延長線みたいで。

でも夏バテで食欲不振、なんてことにはほとんど無縁な私たち。

ちゃんとたいらげました。

そして仕事の話の後は、いま日比谷パティオ・ウォールギャラリーでやっている彼女の

個展「墨だまり日和」を見に行きました。

その肝心の写真はないのですが、会場の様子はcalligraphyさんのブログに詳しく載

ってますのでそちらで。書画の展示即売もやっています。

私は書画なんて買えるリッチな身分ではないけれど、パッと見た瞬間に大好きな海が

そこにある、と感じさせる『漣』と、情熱がほとばしる瞬間を描いたような『瞬刻』がすご

く欲しかった!

calligraphyさんの書画のよさはモノクロームでありながら色を感じさせるところで、一

瞬の気の充溢と移ろいが紙の上に残っているのを感じるところ。色がないだけ、いつ

まで見ていても飽きません。実際に目の前で見ると、ブログでいつも見ているよりずっ

と大きな作品なので、ぜひお好きな方は実物をご覧になってくださいね。

で、帰りにとぼけたお侍さんの栞、もらいました。

10shiorim

calligraphyさんの個展墨だまり日和」はあと10日間、8月いっぱいまで。

日比谷パティオ・ウォール・ギャラリーで。

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2010年8月19日 (木)

海老蔵、という人

Ebizou

今日、TVをつけたらたまたまやっていたNHKの『プロフェッショナル』という番組で

見た海老蔵はよかったな。

今年6月に行われた『義経千本桜』のロンドン公演の上演までのメイキング映像と

上演当日の映像をインタヴューをまじえて見せていたのだけれど、鼓にされてしまっ

た親会いたさに、(義経の腹心)佐藤忠信に化けて義経の前に出てきた海老蔵演じ

る子狐が、鼓欲しさに身悶えして泣くシーンには思わず涙してしまった。

鼓が狐の皮でできているというのも初めて知ったけれど、歌舞伎のそんなブツ切れの

シーンのひとコマを見て自分が泣くとは思わなかった。

それだけ海老蔵の演技が真に迫っていたということだろう。

ご当地ロンドンでも大喝采、スタンディングオベーションで初日を終了し、その日初め

て歌舞伎を見たロンドンっ子たちも、「鼓が本当の親に見えた!」と興奮気味に感動

を伝えていた。

海老蔵、というと、初めてその存在を知った頃には、まるで山の上のとびきりきれいな

水のような、凛とした若竹のような清廉な印象を受けて、なんて美しい男なんだろう!

と思ったものだけれど、その後次々に報じられる女優達とのゴシップとニヤけきった顔

には、すっかり脂ギッシュになった感があって興味を失っていた。

それがまた変わったのはここ最近のことか。

ストイックに歌舞伎に向かい合うようになって伴侶が見つかったのか、伴侶となる人が

見つかったからますます歌舞伎に対する姿勢が真摯になったのか、どちらが先か私

は知らないけれど、いずれにしても生涯の伴侶と決めたその人が、海老蔵にとって探

し求めた最後のピースだったことは間違いないのだろうと思う。

先日、『好運なツアー』というライヴに行ったとき、そのMCの中で田島貴男が『人は1

人でちゃんと立っているために(自分にとっての音楽とかバイクとか)、人それぞれ心

の支えとなるような様々なつっかえ棒を持っているものだけれど、時々それが全部と

っぱらわれているときがあって、そんなときのほうが(何もつっかえ棒が無いときのほ

うが)良い曲ができることが多い』というようなことを話していたのだけれど、今日見た

海老蔵はまさしく、その全部がとっぱらわれた状態だった。

つまり、人は何かを無心でやっているとき、何かに夢中になっているとき、何かに果

敢に挑戦しているとき、損得勘定やリスクを考えることもなく、意味や怖れからも解放

されて、自由であると思う。そう、子供の頃には誰もが持っていたと思う、自分をとり

まく世界(宇宙)への圧倒的な信頼感!

海老蔵は自分が負っているプレッシャーの大きさ以上に、純粋な野心と欲望でキラキ

ラしていた。その海老蔵のとっぱらわれ方があまりに大胆で勢いがあるので、分別あ

る大人たちには危うく見えたり、非常識に思えたりすることがあるのだろう。

新しい伴侶の存在が良い意味でのストッパーになるのか、それとも安心してもっと自

由にやれるのかどうか、どっちなんだろう。

途中、司会の茂木健一郎が「梨園の御曹司に生まれたプレッシャーはとても大きい

だろうと思う。自分で選んで生まれてきたわけじゃないのに」というようなことを言った

とき、海老蔵はいたずらっぽい目をキラキラさせながら、「それが、選んで生まれてき

たんですよ」と言った。

天界で輪廻転生の順番待ちをしているとき、海老蔵が並んでいたのはまだ列の後ろ

のほうで、まだ自分が生まれ落ちる順番ではなかったのだそうだ。それを、前にいた

ヤツを押しのけて、この家に生まれたい! と自ら選んで生まれてきたのだという。

「確かにそういう記憶が頭に残ってる。この話を人にしても、誰も信じてくれないんです

けどね」と海老蔵は言っていたけれど、私は信じられる、と思った。

前に聞いた話では、人は自分が生まれる国も、親も、自分で選んで生まれてくるのだ

そうだ。そして何のために生まれてくるのか、そのミッションもちゃんとわかっているの

だけれど、大概の人は生まれてくる途中で全て忘れてしまう。そして、それを探す旅そ

のものが現世における人の人生となる。つまり、言ってみれば海老蔵にはその記憶

がちゃんと残っていて、現世でそのミッションを遂行しているだけなのかもしれない。

一流の仕事が全てそうであるように、ミッションに従い、ボディとソウルの求めるところ

がカチっと一致して意図したことが思うさま形を成したとき、そこには完璧な美が生ま

れる。海老蔵は自らの力でそれを生み出せる稀有な人だ。

結局、最初は見るともなしに見始めた番組のわずかな時間の間に、私だけではなく

家族3人が歌舞伎というものに、そして海老蔵自身に魅了されてしまったのだった。

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2010年8月17日 (火)

トロピカル布草履

Tropical_01

夏休みだからと、娘と一緒に布草履を作る。

娘は初めて。

私もすごく久しぶりだから、すっかり作り方を忘れてしまって四苦八苦。

初めてでいきなり裏をきれいに仕上げながら作る方法は娘にはちょっと難しかったか

もしれないけれど、娘は本を見ながら私の助けを借りずに作る。

作り始めはいつも手が慣れないから、私は練習がてらあり合わせの布で作った。

今まで使い道のなかったターコイズブルーを使って。私にしてははっきりした配色。

ちょっと変わった花柄の鼻緒を合わせたらトロピカルになった。

海の青と大地の色。そこに咲く花。

Tropical_03

わあ、これって○○さんにぴったりだ!

・・・ ってことで、そこからはその人をイメージして作りました。

誰でしょう?

内緒です。

Tropical_02_2 

久しぶりに作ったのであんまりうまくできなかったけれど、喜んでもらえるかなあ?

私の夏休みも今日で終わり。

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2010年8月16日 (月)

休日の贅沢

Bill_evans_1961

早い人では今日から仕事、明日までお盆休みという人たちは今日、明日が帰省先や

旅行先からの帰京ラッシュ、帰国ラッシュのピークになるのだろうか。

少し前のニュースによれば、今年の夏休みに海外旅行に行く人は久しぶりに増加傾

向なのだという。その理由のひとつは『節約疲れ』にあって、今年の猛暑もあいまって

バカンスは一気に涼しいところですごしたいということで北欧旅行がすごい人気で、予

約の段階ですでに満杯なのだと言っていた。

暑い日本を抜け出して北欧旅行! なんて贅沢な。

そんなのを聞くと、ふだん不況だ不況だと言っていても、まだまだ日本にはリッチな人

たちがいるんだなと思う。

でも、その一方で、電気代が払えなくてもう10年も前から電気を止められ、この尋常

じゃない猛暑の夏に扇風機ひとつなく閉め切った部屋にいて熱中症で死亡した年金

暮らしの老人のニュースが報じられたりして、やれやれ、なんてこの世は不公平なん

だ、とも思う。もちろん、今に始まったことじゃないけど。

私の友人は、わずか数日の夏休みが何も計画を立てていなかったせいであっという

間に終わってしまうことを嘆いていたけれど、私なんておよそ休日の計画など立てた

ためしがない。むしろ何も計画がないことのほうを楽しんでいるくらいだ。

ふだんは朝起きたときから時計を気にしつつ、何かに追い立てられるようにやらなき

ゃならないことを次から次へと頭の中でシュミレートしながら動いているのが日常なの

で、それがないだけでもどれだけ精神的に楽なことか。それに、私は土・日はおろか

夏休み、年末年始さえ関係なく働いていた時期がかなり長かったので、数日とはいえ

有給休暇がもらえるだけでありがたいと思う。おととい、いつになく早起きして、ほぼ

終日のんびり友達とすごせただけで、私はすっかり満足してしまった。夏休みは海外

旅行、なんて人たちにくらべたら実に安上がりだとは思うけれど。

そして、私が節約疲れで買ってしまったものと言えばCDだ。

夏休みにどこに行く計画もないんだから、家で聴く新しい音源くらい買ってもいいんじゃ

ないか、と買ってしまったもの。というのも、長らくAmazon で欠品していた写真のアル

バムが廉価で入っていたからだった。知る人ぞ知る、人にはもう説明の余地もない名

盤、1961年にヴィレッジ・ヴァンガードで収録された3枚組。もともと国内盤の初回盤

が5000円くらいだったと思うけれど、ひところ、これがAmazonマーケットプレイスで中

古で2万円という価格で出品されていたことがあって(そのときはそれしかなかった)、

大のビル・エヴァンス党の息子は2万出してもほしいとのたまったものだ。たしかにそ

の気持ちはわからないじゃないけど、2万なんて冗談じゃない。それにこの手のCDは

黙ってたって待ってさえいればいつかきっとまたどこかから出てくるんだもの。

そう思っていたら、やっぱり出てきたのでした。

ただし、このCDは輸入盤なので、ライナーを読みたいと思ったら英語を読まなきゃな

らない。そして、そんな風にして手に入れたこのCDが私にとって新しい音源なのかと

いうとそんなことはなくて、私がこのアルバムを知ったのはもうずっと昔のこと、まだ

ティーン・エイジャーの頃だ。

私の音楽好きに多分に影響をもたらしたと思われる大の音楽好きの叔父が、レコード

が増えすぎてその重量で床が抜けそうなのでいま整理しているところなんだ、好きな

のがあったら勝手に持って行っていいから見に来てくれ、と言うので、いそいそと祖母

の家に出かけた。叔父はアルバイトに出かけていて留守だったけれど、祖母に通され

たウナギの寝床のような叔父のレコード部屋はすごいことになっていた。整理途中な

のか、もうぐちゃぐちゃ。なんたって埃がすごかったし、そこは輸入レコード屋と同じ匂

いがした。ちょっと黴臭いような。

そのときの私がまだ今くらいでも音楽知識があったら、もうちょっと掘り出し物がいっ

ぱい探せたのかもしれないけれど、大量のクラシックのレコードに混じって置かれた

JAZZのレコードの中から、バド・パウエルとかマイルスとかコルトレーンとか、自分の

知っている名前を探すのがやっとこさだった。

そして、そのときの戦利品がこのビル・エヴァンスのアルバムなのだ。

当時のこの3枚組のアルバム・ジャケットは、今の『ポートレイト・イン・ジャズ』と同じ

ものだった。あとで叔父には電話で何を持って行ったか聞かれて、これだと言ったら、

さすがにいいのを持っていきやがったな、みたいなことを言われた。ビル・エヴァンス

のレコード数あれど、スコット・ラファロが生きてた頃のこのトリオが最高なんだ!と、

しばらくうんちくを聞かされていたように思う。

その音は、あたかもその場にいて一夜限りの奇跡的な音楽の恩恵に浴しているよう

な気持ちにさせてくれる素晴らしいもので、客の笑い声や食器の触れ合う音までもが

ひとつの完璧な世界を作り出していた。

引越しのときにターンテーブルとともに手放してしまって今はもう手元にないこのアル

バムは、かなり長いこと私の超愛聴盤で、同時に恋する私の精神安定剤でもあった。

・・・ と書いて、今とっても懐かしい。

そんなCDが今日、届いたのだ。

私にとってこれ以上の休日の贅沢があるだろうか?


・・・ と言いながら、実は今日は他のことに興じていて、まだ聴くどころか封も開けてな

いんですけどね coldsweats01

それに、大のビル・エヴァンス党の息子は昨日から泊まりがけで友達のところへ出か

けていて今夜もいない。となると、勢い娘と2人の夕飯はヘルシーで簡素なものでよい

ことになるわけで(男っていうのはなんで大きくても小さくても人に気を遣わせる生きも

のなんでしょう?)、もしかしたら、それが私の1番の休日の贅沢だったりして smile

変なオチがついてしまったけれど、輸入盤でよかったらこのアルバム、ただいま

Amazonでお買い得です。↓

 Complete Village Vanguard Recordings 1961


私の休日の贅沢は他にもあと2枚。

それらはどちらも全く未知の音源で、心に引っかかるものがあったらまたここにアップ

します。

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2010年8月15日 (日)

この夏、鳥との対話

10bird

前にチラッと書いたけれど、夏になった頃からだろうか、朝に晩に近くにやってきては

「ピーピーピョ~イ♪」と変わった鳴き声で鳴く鳥がいて、真夏の暑いさなかにも元気

に鳴くその声を毎日のように聞いているうちに、私はすっかりその鳥のことが好きに

なってしまった。

いつも聞こえているその声が数日聞こえないと、どこへ行ってしまったんだろうと気に

なる。そしてまたその面白い、よく響く、個性的な鳴き声が聞こえてくると、思わず嬉し

くしくなって顔がほころんでしまう。

今ではその鳥は我が家ではすっかりピーピーピョイという名前になってしまった。

10bird_01

ある日の夕方、バラに水をやっていたらまたその鳥の鳴き声が聞こてきたので、私も

それを真似て口笛を吹いてみた。

子供の頃、さんざん母に注意されたのにやめなかったせいで私は今でも口笛を吹くの

が得意だ。ポップスからモーツァルトまで、なんでもござれ!

もちろん、私の口笛が鳥の鳴き声と見紛うばかり、とはいかないだろうけど、さながら

それは離れたところで鳴く2羽のつがいの鳥のようだった。

10bird_02

向こうが「ピーピーピョ~イ♪」と鳴くと、こちらも「ピーピーピョーイ♪」と口笛を吹く。

そんなことをもうかなりのあいだ面白がってやっているのだけれど、まだその鳥の姿

を見たことはなかった。鳥の声がするとベランダに出て辺りを見回してみるのだけれ

ど、鳥の姿は見えない。近くの木立の中で鳴いているのだろうか。

10bird_03

今朝もバラに水をやりながら、ああ、また近くで鳴いてるな、と思っていたのだけれど、

夕方、洗濯物を取りこみにベランダに出た娘が、「またピーピーピョイが来てるよ」と

言った。どれどれ、と自分もベランダに出てみると、たしかにいつもの鳴き声がする。

はっきりとした、強い、よく響く鳴き方。

いつものように私も「ピーピーピョ~イ♪」と口笛でやってみる。

すると、すかさず向こうからも返ってくる。呼応する2つの鳴き声。

ときどき間があいて鳴かなくなるのでこちらが先行して口笛を吹くと、まるでそれを追

うようにして鳴き始める。それが面白くてしばらく飽きずにやっていた。

鳥の声は窓からちょうど正面にある、ひときわ背の高い木立の方角から聞こえてくる

ようだ。

10bird_04

・・・ と、その方角を眺めながら考えていたら、見ている間にその木立の中から1羽の

鳥の影が飛び出して、こちらに向かって飛んでくるではないか。

細長い、スマートな形をした鳥で、変わった飛び方をしている。

鳥は、私が住んでいる住宅の1番近くの電線まで来て、電信柱の1番高いところにと

まった。さっきまで自分と呼応するように鳴いていた仲間を探しているのか、きょろき

ょろ辺りを見まわしている。

こちらはこちらで、たしかにあの鳥が鳴いていた方角から飛んできたから間違いない

とは思うのだけれど、鳴かないのでほんとにあの鳥なのかわからない。

そう思いながら娘に「あの鳥が近くに来た!たぶん間違いないと思う」と言ったら、娘

も慌てて飛んできた。面白くなってきたとばかりに自分の部屋から顔を出して見てい

る。でも、いっこうに鳴かない。

10bird_05

しかたがないので、こっちが先に鳴いてみることにした。

「ピーピーピョ~イ♪」と調子っぱずれに口笛を吹く。

すると、どうだろう。

やや間があってから向こうも「ピーピーピョ~イ♪」と鳴き始めたではないか。

やっぱりあの鳥だったんだ!!

しばらく娘と沸いてしまった。

10bird_06

そのとき撮った写真がこの一連の写真だ。

私のカメラではこれがズームの限界。

コンピュータのモニタで拡大して見たけれど、なんの鳥だかわからなかった。

もし、鳴き方とこの写真でわかる方がいたら、ぜひ私に教えてください。

よろしくです。

10bird_07

で、ここで私の素朴な疑問。

いったい100のうち何割の鳥が渡り鳥で、いつからいつまで日本にいるのか?

と、この世には私が興味を持ちながらも知らないこと・わからないことがまだまだいっ

ぱいあって、できることなら死ぬまでの間にそのわからないことの何割かはわかるよ

うになっていたいと思うのです。

できれば鳥とも話せるようになりたいしね。

・・・ というわけで私と鳥の対話はまだまだ続く・・・・・・?

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2010年8月14日 (土)

夏の一日

10hasu_3

先週、蓮が見頃を迎えたと聞いてどうしても見たくて、今日はめずらしく早起きして友

達と出かけた。開園とともに入った小石川後楽園

あいにくピークはもう過ぎて蓮は数えるほどしか咲いてなかったけれど、それでもとて

もきれいな蓮を見ることができました。

10hasu_02_2

この世に美しい花数あれど、蓮の花って特別じゃないですか?

俗世界とはかけ離れた天上的な美しさ。

阿弥陀の開いた手の平のようでもあるし、内なる光が外に向かって柔らかく放射され

るような、不思議なエネルギーを感じる花。

花が散った後に残った花蕊もシャワーみたいな形で面白い。

人が乗れそうな大きな葉っぱも蓮の花同様、大らかで。

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花がピークの頃にはさぞかし天上的な景色だったろうなあと思う蓮池。

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小石川後楽園の存在は知っていながら行ったのは初めてなのだけれど、水戸黄門ゆ

かりの大名庭園だそうです。

蓮池の後、ちょうど昨日の夜『美の壺』で見たばかりの『白糸の滝』を見ました。

10kourakuen_2 

角度を変えてもう一枚。

10kourakuen03_2

最近、『美の巨人たち』や『美の壺』で日本庭園の知識を深めている我が家族。

庭にもストーリーがあるそうです。庭も知れば知るほど奥が深い。

日本の美のもっとも大きな要素は『静謐』にあるのではないかと思うのだけれど・・・

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10kourakuen04

見上げれば青紅葉の美しいこと!

10kourakuen02_2

と、ふたたび石畳を歩き始めたら友人が短い叫び声をあげた。

「蛇がいる!」の声で地面を見ればたしかに長いものが・・・

10kourakuen05

私は全然気づかなかったのだけれど、敷石の近くでまるまっていたらしい。

友人Sは気づかなかったら危なかったと言うけれど、人の指くらいの細くて長~いので

おとなしそうな子だ。蛇なんて久しぶりに見た。

このあと地図を見たら後楽園には蓮池のほかに睡蓮の池もあると知ってそちらへ。

10kourakuen06   

こうやって見ると蓮と睡蓮の違いは歴然。

睡蓮の近くにはあめんぼがスイスイ動いていて。

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10kourakuen08

そして、帰りは雀に会いました。

とっさのことでピントが合っていないのだけれど、またもや友人Sの足元にて何か言い

たげなこの子。よくよく見れば口ばしの端がまだ黄色いし、片っぽの羽がおかしい。

どうやら巣から落ちてしまった雛のようで、まだ飛べないうちに落ちたのか、羽を痛め

てしまったから飛べないのか、ぴょんぴょん跳ねて我々についてくるものの飛べない

らしい。

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10kourakuen11

鳥好きの私はしばらく後ろ髪引かれながら見ていたけれど、雀の子を拾っても育たな

いことは経験済みなので、あきらめてその場を去ることに。

こうして後楽園散歩は終わり、さて神楽坂でランチでもしようということになったのだけ

れど、なんたって後楽園を出た時点でまだ10時半! この時間じゃチェーン店のカフ

ェくらいしかやってるところはなくて、しばし涼しいカフェに入ってラテなど飲みながらお

喋りタイム。その後、お洒落な中華料理屋でランチをして、前から1度入ってみたいと

思いながら、ちょっと敷居が高くて入れなかったハンドメイドの靴屋さん、そしてSが好

きそうなラ・ロンダジルなど見てまわった。

そして今日の極めつけは最後に入ったここ!

前から話には聞いていたまんじゅうカフェことmugimaru2さん。

なんたってここは外観がすごいんだよね。

古民家を廃材などで改造したということだけど、もはや崩れそうな感じ。

友人Sと、「すげー、すげー、変!」とか言いながら店の外を見ていたら、その声が聞

こえたのか中から今あるまんじゅうの説明をする声がして、暗い店内を覗けばどこも

かしこも開け放しで暑いのか頭にぐわっとタオルを結んだ娘が顔を出した。これもなか

なかすごい。とりあえず礼だけ言って店の外観を観察し続ける2人。

ここは来る季節によって微妙に見た目が違うのだけれど今はジャングル状態になって

いて、実は私はもうここの写真は何度も撮ってるので、Sが携帯で写真を撮ってるあい

だ横で見ていたら、そこにやっぱりタオルで頭をぐわっと縛った変なお兄さんが現れて

ピースサインしながら店に入って行った。以下、Sが携帯で撮った写真。

Mugimaru2_01_2 

で、このあと結局、じゃあここで(話のタネに)お茶して帰ろうかということになるのだけ

ど、mugimaru2さんのまるで子供の頃の家にトリップしたような昭和レトロな店内もさる

ことながら、このお兄さんがなんともいい味してましたね。

今日は朝なんか涼しくて、カンカン照りじゃないだけいつもより暑くはないとはいえども

街を歩いているとうだるような蒸し暑さ。クーラー無しと思って心して入った店内は意外

にもクーラーがついていたものの、店に入って『特製かき氷』の文字を見て思わず頼ん

だ2人。「何頼んでもうちはまんじゅうが付いてます♪」のお兄さんの一言で、出てきた

のはこれ。

10mugimaru2_01

う~ん、この器。(というか、この店内の光。) レトロじゃあー、と思って写真を2枚ば

かしパチパチっとやっていたら、背後から「とけるよ」というお兄さんの声が。

それがもう、なんとも優しく、なんとも(家族に言われたみたいに)自然で、あれっ? 

なんだろう、この感じ・・・ そういえば私、こんな風に誰かから声かけられたことって今

までの人生で(大げさ)あったっけかなあ?・・・ なんて、しばし頭の中でその声を反

芻しちゃいましたね。

で、写真の奥に見えている茶色と白いのが、黒糖まんとさつま芋まん。

これが、まんじゅうというよりは蒸しパンに近い素朴な味なのだけれど、めちゃめちゃ

おいしかったです。どれでも1個140円。テイクアウトもあり。

mugimaru2、いいです。この感じは滅多にない。ゆるいんだけどあったかい。自分の家

みたいにくつろげる。家の近所だったらちょくちょく通って常連になってしまいそう。

おかげでここで休日のまったり気分を味わい、まんじゅうですっかりお腹いっぱいにな

ってもう何もしたくなくなった私たち。夕飯なに作る~? などと言いつつ、まだまだ神

楽坂のディープな路地に引き込まれそうになりつつも家路をたどるのでした。

下はmugimaru2のメニュー。これまたレトロ。

10mugimaru2

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2010年8月12日 (木)

台風通過

10typhoon

昨日は懐かしの赤坂。で、ミーティング。

昨日は台風の影響なのか、フェーン現象じゃないかと思うくらいに暑かった。

数日ぶりの猛暑。

ギラギラ輝く太陽、真っ青な空には白い雲がすごい速さでちぎれるように飛んでいて。

でも、夜には涼しくなる。


今朝は風の音で目覚めた。

そのあまりの激しさに眠ってられなくて、まだ起きる時間ではなかったけれどベランダ

に出て室外機の上からバラの鉢を下ろす。昨日とは打って変わったどんよりとした灰

色の空。窓を開け放して、風が入るままにしてもう一度眠る。

昼、買い物に出ると激しい風に乗ってパタパタと大粒の雨が落ちてくる。

外は蒸し暑かったから雨に打たれるのは気持ちいいくらいだったけれど、ちょっと近

所に買い物に行ったくらいなのに髪が強風に煽られるだけ煽られて、火の神様みたい

になって帰ってくる。

夕方、雨がやんで空が少し明るくなってきたなあと思っていたら、Mちゃんが興奮して

携帯に電話をかけてきて、なんだと思ったら虹だって!

しかもMちゃんの人生最大にして、ダブルの!!!

思わずベランダに出て空を見上げてみるけれど、残念ながらうちからは見えず。

それから久しぶりにMちゃんと小一時間も話したろうか。

それで昨日・今日、書こうと思ってたことは別にあったのだけれどぶっ飛んじゃった。

でも、それでいいのだ。

虹ひとつに始まって、あれだけ次々話せる友達なんてのも滅多にいないんだから。

それにしても、雨上がりの空にかかった、始まりと終わりまでくっきり見える、まるで渡

れそうなほどのでっかいダブルの虹! 

私も見たかったなあ!

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2010年8月10日 (火)

今日の空・新月・クリーニング&リリース

100810sky

今日もまた空です(^-^)

夕方仕事を終えてベランダに出たら、空がとてもきれいだったので。

立秋以来、暑いのは暑いけれど何かが変わった気がします。

もう、真夏のエネルギーではなくなったような・・・

少しさみしい気分。

100810sky_02

仕事が終わったので掃除をする。

最近は通常のルーティン掃除に加えて、その日気になったところを1ヶ所だけ熱心に

掃除するようにしている。この、ちょこっとオプションが家をきれいに保つにも私の精

神衛生上にもいいような気がする。掃除の後はたいていセージを焚く。

このセージを焚くことをスマッジングと言うのだけれど、私はスマッジングが好きだ。

私はサイキックではないし、特に何かが見えたり聞こえたりするわけではないけれど、

どうも眉間にある第3の目、サードアイと言われる第6チャクラだけが強いらしく、セー

ジを焚くとここにビンビン反応する。セージから立ち上る煙はまるで生きもののようで

その煙は熱くてパワフルだ。石をかざしていると見る間に輝きが変わるのがわかる。

Smudging

そして、今日は新月だ。

新しいことを始めよう!

時間がなくて読みかけのままペンディングになっていた本。

   セドナメソッド

自分の中の不要な感情を解放するためのメソッド。

Sedona_2

M.Mちゃん、メールありがとう♪

これは今のあなたにもきっと役立つ本だと思うよ!

今日、私はこれを実践するための『解放ノート』を作りました。

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2010年8月 7日 (土)

立秋

10rissyu

立秋。

今日も暑いけれど空が高い。

炎天下、自転車をこいでスイミングクラブへ。

プールサイドに出ると、いつも閉まっている窓が全開になっていて、入ってくる風が心

地よい。でも水はぬるい。来週から9日間クラブは夏休みに入るので、「今日は泳ぎ

納めをしましょう!」とコーチ。

というわけで、またもや来週は休みなのだ。週1スイマーとしてはツライところ。

私の泳ぎは上手くなるどころかどんどん駄目になっているような気がするけれど、そ

れでもやめないで続けること。

クラブは全体的には圧倒的に女の人のほうが多い。

でも最近、1番下のクラスには男の人が増えた。ときどき2レーンあけたそのクラスか

らこっちに視線が飛んでくる。それでこちらも向こうを見ると、1番下のクラスだけあっ

てコーチは手とり足とり熱心に教えているけれど、彼らの泳ぎはひどい。

今の自分がいくら駄目駄目だとしても、自分にも多分あんなときがあったんだもんなあ

と思って眺める。願わくはもう一度手とり足とり教えてもらいたいくらいだけれども。

泳いだ後は身体がほぐれて呼吸が深くなる。

プールの行きも帰りも空を眺めている。

10rissyu_01

空は海に似ている。

海に行きたくても海にはすぐに行けないから、空を眺める。

この1週間、徐々に負のエネルギーが強くなってきて、夜などその充溢するエネルギ

ーに押しつぶされて息ができなくなりそうだったのが、一気にほどけてゆくようだ・・・

あの空のあおいところをきれいなクロールで泳ぎたい。

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2010年8月 6日 (金)

I SOULD CARE

Nao_takuchi_2 

この暑いさなか、113歳の老人の所在不明の一件から、何やら俄かに日本全国で

所在不明の老人探しが始まって、日に日にその数が増えている。親が100歳を超え

るとなるとその子供もすでに70代以上の人が多いわけだけれど、なんとも気持ち悪い

のが、取材されたその息子や娘が口をそろえたように言う「母親と最後に会ったのは

もう20年前」だとか「30年前に家を出て行ったきり知らない」という言葉。思わず、親

ってそんなものなのか?! と思ってしまう。

もちろん、親であれ子であれ、家族がどんなに思ったところで、自分から断ち切るよう

にして出て行ってしまう人もいるから一概には家族を責められないところがあるけれど

それにしてもなんとも痛ましいことだと思う。その所在不明老人たちのその後の行く末

のことを考えたら、ひどく暗澹たる、いたたまれない気持ちになってしまった。

NHKのニュースキャスターは、人と人との絆が失われてしまった社会、と言った。

そんなこともう今さら言うまでもなくかなり前からそうだと思うけれど、その後キャスター

はさらに続けて、壊れているのは社会ではなく自分だと考えたほうがいいのかもしれ

ない、というようなことを言ったから、へえ、TVを見ていて、たまにはいいことを言う人

もいるんだな、と思った。まさにその通りだと思う。今のこの社会や環境のありようを

壊れた人がいるもんだ、壊れた社会だ環境だ、と他人事にするのではなく、壊れてい

るのは自分だ、と考えることで、初めて自分の問題にできるのだと思う。だって、全て

は繋がっているんだから。まさに、ホ・オポノポノ。

これはもう、ホ・オポノポノするしかないないな、と思いながらTVを切った。


私にはいつも複数の気になる人がいる。

もしかしたら、もう私が気にすることはないのかもしれない、と思うし、私に「もういい加

減にしたら」と言う人もいる。それについては、ときどき自分でも自問自答する。自分に

とってはかなり厳しい質問。でも、それに対する私の答えはいつも決まっていて、逆に

たとえどう論理的に私が気にする必要がないとわかったところで、だって気になるもの

はしかたがないじゃない? とも思う。

それについてはMちゃんが言った「人の縁というのは切ろうとして切れるれるもんじゃ

ないのよ」という言葉が、自分の気持ちに1番しっくりくる。私はふだん理路整然として

いて明晰なほうだから、私のことを白黒はっきりさせさなきゃいられない性格と思って

いる人もいるようだけれど、実はそんなことはなくて、私もまたどうしようもない曖昧さ

の中で生きているのだ。(だから苦しむんでしょう? と言いたい。)

同時に、この世界広しと言えども私がそんな長きに渡って気にする人がそうそういる

わけじゃなし、またこの広い世界の中で、ずっと同じ人を気にし続ける人間が1人くら

いいたっていいんじゃないの、とも思う。

たとえ無駄でも。人から馬鹿だのお人よしだのと言われても。そこに血のつながりが

あろうと、なかろうと。


寒かったら寒かったで、暑かったら暑かったで気になるのでボスに電話する。

相変わらず根詰めて書きものしていたのと栄養失調で数日前まで夏バテで仮死状態

だったのは予想通りだったとして、事務所に最後にいたK子ちゃんからのアドバイスで

過去に払いすぎた税金を返してもらう方法を聞き、冷やかし半分の駄目もとで役所に

行って申請をしたところ、本当に還ってくることになったんだという最新の話を聞く。

おかげで先月から家賃も税金も払わなくてよくなり、何がしかの還付金だか給付金だ

かが毎月出るようになったらしい。食うのに困らなくなったら精神的に少し余裕ができ

て、落ち着いて書けるようになったよ、というボスの声を聞きながら、どんな人生にも

救いはあるもんだな、と思う。

また、そうでなければ1人でなんかとてもやってられないか。


最初に掲げたのは前にも紹介したことがあるけれど、竹内直さんのアルバム。

 THOMPKINS SQUARE PARK SERENADE

この1曲目に入っている I SHOULD CARE がすごくいいのよ。

酸いも甘いも噛み分けた大人の歌、という感じ。

こういう音を聴いていると、直さんの人生もそんなに簡単じゃなかったんだろうな、

なんてことを思ってしまう。

夏の終わり、海の見えるバーで、暮れなずむ空と海を眺めながら、心を預けてただ

ただボーっと聴きたい曲。

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2010年8月 5日 (木)

書中お見舞い申し上げます。

10semi

鳥が焼き鳥になって空から落ちてきそうです。

外はそれくらい暑い。

物の輪郭がくっきりしてる。

このあたりはとても緑の多い町で、そうじゃなくても明け方、空が明るくなり始める頃か

ら鳥の鳴き声がうるさいくらいに聞こえるのだけれど、今朝はひときわ賑やかだと思っ

たらうちのベランダで鳴いているのでした。私のベランダも緑でいっぱいだから、ひと

とき日陰を求めてやってきたのか。声はすれども姿は見えずで、どこにいるんだろうと

探していたら、ちょうど目隠しになったフェンスの裏にヒヨドリがたくさんとまっていて、

私に気づくと鋭い鳴き声をあげながらバタバタと飛んで行きました。鳥が暑いときにや

る、口ばしを大きく開けた顔で、見るからに暑そう。せめて水場を作ってやろうと、水

盤に水を張ってフェンスのそばに置きました。この暑さじゃすぐにお湯になってしまうだ

ろうけど。

梅雨明け直後、いきなり暑くなった炎天下を歩いていて、傍らでゼイゼイ言いながらカ

ートを押して歩く頼りなげな老人を見ながら「こりゃ、下手したら今年は死ぬな」と思っ

たその日から、実際に熱中症で死亡した人の人数が報じられてびっくりしてしまった

ほど、今年は尋常じゃない暑さ。

昨日は昨日で、夕方の6時から7時までの約1時間、畑仕事をしていた所ジョージさん

が、熱中症からきたと思われる過呼吸症状を訴えて救急搬送されたニュースがやって

いたけれど、昼間にくらべたらだいぶ涼しくなるそんな時間に、たった1時間畑仕事を

したくらいで熱中症で運ばれるとは、運ばれた本人が一番びっくりしてるんじゃないか

と思う。つまり、今年はいつもやっていることが当たり前にできないほど尋常じゃない

暑さだってこと。

・・・ そんなわけで皆さま、くれぐれもこの暑さには注意して、この夏ぶっ倒れることの

ありませんように!

水分補給に塩分補給、それにできたらクエン酸サイクルってことでビタミンC、黒酢、

梅酢などの酢、そして鉄や亜鉛も必要なので、この時期は安くてもいいからマルチビ

タミン&ミネラルのようなバランスの良いサプリメントを摂ることをお勧めします。

この夏、元気に! とはいかないまでも、最低限のダメージで乗り切れますよう、くれ

ぐれもご自愛のほど。


下の写真はいつも目が合うと嬉しそうに目を細めて駆け寄ってくるチビたん。

駐輪場のコンクリの上でグターっと寝ていたのに、セミを見つけて目が離せない。

10chibi

そして、もう一匹。

”こんな暑い日は風の通る日陰で寝るにかぎるにゃあー!”

10mike

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2010年8月 2日 (月)

砂の花 ~ Desert Rose ~

Japanese_twin_2 

ああ、

砂漠を旅して

錆びた時計のように

心は動かない

止まったまま

だから嘘のように

生まれる前のことを

思い出したような

なつかしさ

激しく降り出した

スコールのような

喜び

突然きらめいて

現れた君と

まるで Yeah ・・・


最初の恋のように

振るまえたらいい

ただの奇跡さ


最初のときのように

嘘をつけない

初めてのように

通り過ぎればいいのか


ああ、

オアシスのように

あざやかな瞳

言葉は眠たげな

朝のソーダ水


太陽のように笑い

月のように目を閉じ

都会に描かれた

砂の花


短い雨を浴び

呼び覚まされた

ときめき

突然 輝いて

現れた君と

まるで Yeah ・・・


最初の恋のように

振るまえたらいい

ただの奇跡さ


最初のときのように

つかまえたらいい

初めてのような

愛し方をして Yeah ・・・


最初の恋のように

振るまえたらいい

ただの奇跡さ


最初のときのように

つかまえたらいい

初めてのように

通り過ぎるか

引き寄せられる


(アア、アナタガ チカヅク・・・ )

(アア、アナタガ ソバニヨル・・・ )

ああ、砂の花が咲く


(アア、アナタガ チカヅク ・・・)

(アア、アナタガ ソバニヨル ・・・)

ああ、砂の花が咲く


(ORIGINAL LOVE / Lyrics by Takao Tajima / Music by Ryutaro Kihara )

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なぜだかわからないけど、このあいだから頭の中でこの曲がずっと流れてる。

オリジナルラヴの砂の花 

 YouTube →  http://www.youtube.com/watch?v=SxGm4TFg6ro


いつかMちゃんから聞いた、砂漠で好きな男から砂漠の薔薇(Dseart Rose:文字通り

砂漠の中から見つかる薔薇の形をした石の結晶)をもらった話はよかったな。

まるで自分の記憶のように、古いシネマのフィルムのように鮮明に絵として憶えてる。

男でも女でも、素敵な人に出会って、昔の、もっとも輝いてた頃の宝物のような思い出

話を聞いてしまうと、自分もその時代、その人とリアルタイムに生きてみたかったと思

って、なんだか切なくなってしまう。まして、そんな時間を共有してしまった相手なら、

そうは簡単に記憶から抹消することなんて、できやしない。

好奇心というのはどうしようもない、がMちゃんの口癖だけど、この感受性っていうのも

どうしようもないよ。それがあるから自分だと子供のころから思ってきたけど、昔から

ただ持てあますばかりで。

写真は、デザートローズならぬジャパニーズ・ツイン。(別名バタフライ)。

日本式双晶と呼ばれるレアな水晶で、ふたつの水晶が84度30分という不思議な角

度で交わってハート型に結晶することから、あらゆるパートナーシップをサポートする

石と言われる。わずか十数ミリの水晶ながら、透明度が高くて私には魅惑だ。

私が石に惹かれるのは単純にこの不思議さと美しさのせいだけれど、生きた石の不

思議さを見つめているうちに、生きた人間の心の不思議さも、そのわからなさも、突

如として湧いてくる不可解な感情も、その割り切れなさも、まったく同じもののように思

えて、受けとめられるような気がしてくるからなのかもしれない。

物理的には限りなくパラレルに見えても、本当はひとつなんだという想い。

ただの奇跡?

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2010年8月 1日 (日)

花を買って帰ろう

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光でいっぱいの国分寺の駅へ降りると、あたりにはバンドの音が響き渡っていて、演

っているのはビートルズのDon't Let Me Down。

思わず、I'm in love for the first time ・・・ と頭で口ずさみながら、なんだ、これじゃ

20年前とちっとも変わらないじゃないかと思う。変わったのは私だけだ。いや違う。

やっぱり何もかもだ。続けてGet Back。やれやれ。

花屋の前で花を見ていたらMちゃんに声をかけられる。

彼女に会うのは1月以来、約半年ぶり。

開口一番、元気だった? と聞くと、元気だよ、と返ってくる。

2日続けてのほんやら洞。タイムリミットは2時間弱。

壁にボブ・ディランのポスターが貼ってある個室みたいな狭い席で、主婦としての日常

のことやら子どものことやらイデーのことやら。

Mちゃんは日本語の不文律で話せる数少ない人。 

特に今日みたいにお互いのテンションが合っているときはすごく楽だ。

今日の2人のテンションは低めニュートラルってとこ。

昨日・今日、続けて女友達と会って思うのは、母親が子どもにしてあげたいことってい

うのにはキリがなくて、それは子どもがいくつになろうがおんなじで、でも時にそれは

自分のキャパをやすやすと超えてしまう。それなのに、その超えたところに自分を合

わせようとするから疲れてしまうんだ。そして、できない自分が嫌になるんだ。まして

そいういう気持ちを別の誰かにも持ってしまったら ・・・

自分の気持ちを大事にすることと我儘は違うと頭でわかっていても、普通に自分を大

事にするって難しいな。いつも自分を後回しにすることに慣れてしまっていると。

駅前で、ダンスのリハが終わる娘を迎えに行くMちゃんと別れる。

ときどき、別れた直後に何やら寂しくなる人っているけど、彼女はいつもそうだ。

なんなんだろう、これって。

デパ地下で夕飯の食材を買ってふたたび花屋の前。

今日は小さくても食卓に花を買って帰ろう。

何があっても負けないでいこう。

今日から8月。

夕暮れの空っていつもサウダージだけど、夏の夕暮れほどサウダージなものってある

だろうか?

ないね。

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ティンカーベルのピクシーダスト☆

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あたしベイベーさん風に言うと、きのうは。

今日もあっという間に暮れてゆくんだろうなあ、と思っていたら、夕方メールの着信音

が鳴って、突然、花火のお誘い。渡りに船と、慌てて支度をして電車に飛び乗る。

国分寺の改札で、慣れないローカル線に乗り替え損ねて10分遅れるという女友達を

待ちながら、髪を盛り、バッチリ化粧して勝負浴衣でキメた力の入った若くてキラキラ

な女子に気押されながら、プール帰り同然になんとも力の抜けたルックスの私。

手を振りながらやってくるSちゃん。

私にとってはなんちゅうタイムリーな助け舟! と思ったSちゃんのメールだけど、歩き

ながら話せばどうやら彼女も昨日、私とほぼ同時間帯に娘とやりあっていたらしい。

Sちゃんの場合、先に切れたのは彼女のほうだけど、抱えているものはほぼ一緒だか

ら、我々の口から出た言葉もほぼ同じようなもので。

なんだ、なんだ、そうだったのかと言いながら喧騒と混雑でごった返す立川の駅を降

りて、人波に沿って花火会場へ。

メイン会場はまだ先だけれど、どうやらもう始まりそうな気配と入口付近の芝生の空い

たところにシートを敷いて座れば、ほどなく聞こえてくる花火の音。

「おっ、始まった! いいねー やっぱ夏は花火だよね~ アハハ~」

と、酒も飲まないのにすでに一杯気分でご機嫌なSちゃんと、それから約1時間半。

夜空に弾ける夏の花と轟音に見入ったのでした。

あたりに広がる火薬の匂い。夏の夜の匂い。

「浴衣なんてもう何年、着てないかなあ~? 嫌いじゃないんだけどね、着物」

とSちゃんが言うから、「あたしも何年も着てないや。じゃ、今度は浴衣でも着てばっち

りキメて来ますか」と言いながら立ちあがる。

帰りは国分寺のほんやら洞へ。本物の酔っ払いのごとく終電まで。

それにしても昨日、ほんやらのカウンターに並んだ男たち(+女1人)は壮観だったな

ぁ~! 聞こえてくる会話はプログレだ、ビーチボーイズだ、週末ダッチローラーズだ

と、大学生となんら変わらん。言ってみればいささか年とった大学生というところ。

みんな自分のアイデンティティの居場所をみつけて気持ちよく寛いでいらっしゃる。

今どきこういう店は貴重よ。みんな、ラビさんの店があってよかったね!

我々も日頃人に話せないことをさんざん喋りまくって、すっかりスッキリして店を出たの

でした。


さて、慌てて終電乗り継ぎに急ぐSちゃんと別れて家に帰り、カメラの画像をコンピュ

ータにダウンロードして開いてみると・・・

これが全然ちゃんと写ってないのだ。去年みたいには。

去年と違ってメイン会場から遠くて小さかったし、空は雲が多くて真っ黒のスクリーン

のようじゃなかったしカメラのスペックも違うしで・・・

と、たくさんの使えない画像を見て行くと、何やら不思議なキラキラの1枚が。

おお、これってティンカーベルのピクシーダストみたいだ。

妖精が身にまとっているキラキラの粉で、この粉を浴びて信じる心を持てば空を飛ぶ

ことができるっていう、ピクシーダスト。

さしずめいい歳して相変わらずどこか夢見る夢子の私たちなら飛べるかもしれないな

あ、などと思いつつ ・・・

いつか、この世から消えるときには最後にこんなキラキラな粉をあたりに振りまいて、

人をしあわせにしてからいきたいなあ、なんても思うのです。

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