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2010年7月12日 (月)

ヤマモモ

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この辺ってやっぱり東京の田舎なんだよなぁーと思うのは、前にも書いたけれど、そこ

ここで収穫物を売っていることだ。

今日は近所のお弁当屋さんへ行く途中、材木屋さんの店先でヤマモモを見つけた。

ここはいつも店先で、板の切れっぱしを備え付けのビニール袋に入れ放題で100円

なんていうのをやっているところで、たまに家庭菜園でできたトマトとかジャガイモとか

庭の果樹に生った果物なんかも置いていて、秋にはカリンを買った。

先日、通りかかったときにはキュウリが置いてある横の、何もなくなったところに『ヤマ

モモ』と手書きの札だけ残っていて、ヤマモモ! 欲しかったなぁーと思ったのだった。

こんなパックに入って200円。

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実は私、まだ実際にヤマモモって見たことも食べたこともなくて、去年買った『マイガー

デン』の9月号に載っていたヤマモモの写真を見てから密かに憧れていたのでした。

こんな真っ赤な果実がたくさん生る果樹のある庭って、素敵じゃないですか。

ヤマモモ、って響きも東京っ子の私には何やらノスタルジー。

さっそくお昼を食べたあと洗って娘に見せれば、「これってほんとに食べもの?」という

反応。「なんだか恐竜みたい」。 

恐竜? 恐竜の背中はゴーヤでしょう。でも、たしかにチクチクして変わった手触り。

針葉樹みたいな強い緑の香りもするし。息子は離れた席から「僕は食べないからね」

と言っている。

いいからひとつ食べてみてよ、と言うと、おそるおそるひとくち齧った娘。

「酸っぱい。木の実の味」と言ってから、「わざわざ人が食べるものでもないと思う」と

言った。私もひとくち食べて見たけれど、それほど不味くはなかった。甘酸っぱい。

で、やっぱり針葉樹みたいな強い緑の味がして、少々えぐ味がある。フルーツ好きの

娘がそう言うだけあって、たしかにこれはわざわざ人が食べるものではないかも。

「リスとかが食べるのにいいんじゃない?」と娘。「鳥とかね」と私。

なぁ~んだ、3パックとか一気にまとめて買わなくてよかった!!

と言ったら、そんなに買う気だったのかと逆に子どもたちに呆れられた。

しかたがないので、ヤマモモは砂糖で煮てミキシングしてザルで濾してゼラチンを溶

かしてゼリーを作った。煮ているとき、コケモモとかハスカップみたいな匂いがした。

それも、実物じゃなくてジャムで知ってる匂い。典型的なそういう木の実の匂い。

仕上げにとっておきの(?)ブランデーを入れて。

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ゼリーはふつうにおいしかったけれど、こうして私のヤマモモ幻想は終わった。

どこか懐かしい味のするゼリーを食べながら、これって相手を何も知らずに恋するのに

似てる、と思った。ふいに、大きなヤマモモの木から大量に落ちてきた実を持てあまし

て困っている自分の姿が絵として浮かんで、どこまでマンガチックなんだ、自分。

つまり、知ることは大事、ね。

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