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2010年4月29日 (木)

強風の日

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今朝、激しい風の音で目覚めた。

その音があまりにも凄いので、昨日の夕方干した洗濯物が気になって窓を開けて見

ると、案の定ハンガーにかけた洗濯物は残らず下に落ちている。それどころか、室外

機の上に置いていたバラの鉢がひとつ落ちているではないか。しかも別のバラの鉢の

上に。シャンタル・メリューの上に落ちたナエマ、だ。

うわっ! 最悪、と思いながら慌ててベランダに出て落ちた鉢を持ちあげると、落ちた

バラも下敷きになったバラも同じようにクタっとして枝が数本折れている。

なんてことだろう ・・・・・・。

先月来、何度もの強風に新芽をやられ、日照不足と寒さにも耐えてやっときれいな葉

っぱが繁り、たくさんのつぼみがあがってきたところだったのに。

でも、てっきり下敷きになったほうのバラは根元からぼっきり折れてしまったかと思い

きや、そうでなかったのはせめてもの救いか。

そう思ってベランダにばら撒かれた土を掃いて片づけ、傷んでしまったバラをできるだ

け風の当たらないところに避難させて部屋に戻った。と、しばらくしたら今度は風だけ

じゃなくて雨がバタバタと音を立ててベランダといいガラス窓といい、すごい勢いで叩

き始めた。雨? 空は晴れて明るいのに?!

いやはや、なんてことだ。なんて変な天気なの? いったい地球はどうなってるの?

2012年ももう近いというのに、これじゃ何が起きてもおかしくないな。

そう言ったら息子が楳図かずおの『漂流教室』のラストがなかなか示唆に富んで深い

んだ、と言うから、だったらこの連休中に読むから貸してちょうだい、と言ったところ。

2人の子供は何やら、えー、ほんとにー? 時間があるんだったらもっと別のもの読ん

だほうがいいんじゃないのぉ、とか言っている。

そうなのだ。

この連休は実はまたもやコンピュータのセットアップをする予定になっていたのだけれ

ど、配送が大幅に遅延しているとかで届かないことになったので、私はとりあえずこの

連休はそんな(緊張する)苦手仕事から解放されて、少しは本を読んだり、何かを作っ

たりできるといいなあ、と思っています。

あなたのゴールデンウィークの予定はどんなですか?

***************************

そんなGW突入の日、1日風は強かったけれど気温は一気に20度まで上がった。

私のベランダの今年の1番は、やっぱりルイ14世みたいです。

つぼみもこんなに大きくなってきました。黒に近い深紅のつぼみ。

できればもう、強風は吹かないでほしいんですけど。

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これはミニチュアローズのカプチーノ。

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そして、なぜかこの2日間連続でSの夢を見た。

目が覚めたらストーリーなんてない、ただの断片的なシーンがいくつか頭に残ってい

ただけだけど。

夢はいつだって不思議。

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2010年4月26日 (月)

お陽さまみたいに笑い、風のように暮らす人/こばやしゆうの絵

Kobayashi_yu_6

最近、仕事絡みでもおつきあいいただいているCさんと、銀座で仕事の打ち合わせを

するついでにCさんが見たいという個展に行く。Cさんが前からそのブログを見て憧れ

ていたという、こばやしゆうさんの個展。私も事前にそのブログを見て、「うん、好き、

この感じ。行こう行こう!」ということになったのだった。

銀座から京橋のギャラリーへ、Cさんの勘だけを頼りになんとかたどり着いてドアを開

けると、中にいた人たちの視線がいっせいにこちらに向いた。真ん中に大きなテーブ

ルが置かれた、意外に狭い空間。そのテーブル席に座っている男性と、その方と立

ち話していたらしい年配の女性が二人。右側にいた女性が「いらっしゃいませ」と言い

「ゆうさん本人に会うのは初めてですか? こちらが、こばやしゆうさんです」と左の女

性を紹介してくれた。ヘアバンドをした短いボブヘアに、真っ赤なストールをぐるぐる巻

きにした小柄な女性が、パンみたいに日焼けした顔に真っ白い歯を見せて「こんにち

は!」と言って笑った。お陽さまみたいな笑顔だった。その瞬間、私はハーと思った。

これが、ゆうさんか。なんていうか、すごく人懐こくて子どもみたいな人だ。

Cさんと壁にかけられた大きな油絵、棚に並べられたぽってりと分厚くて面白い形をし

た器、小さな水彩画のスケッチなどを順に眺めている間も、ゆうさんの嬉々とした無邪

気な話し声は耳に入ってきた。モーリタニアが気に入って何度も1人で旅しているのは

ブログでも見て知っていたけれど、いつも3ヶ月ほどの旅に出るのにほんとに小さなス

ーツケースひとつだけで足りてしまう話とか、途中お金が無くなったから店の看板を描

かせてもらってご飯を食べさせてもらった話とか、家は自然光が入って風通しのいい

家じゃなきゃ駄目だ、とか。その話から、きっとゆうさんは自然に即してさえいればどこ

ででも寝れて、何を出されても感謝しておいしくいただけるたくましい人なんだろう、と

いう気がした。

私とCさんがひととおり作品を見終わる頃、先ほどの女性が「お茶が入りましたから、

こちらに座ってどうぞ」と言った。お礼を言って座ると、テーブルに積み上げられたハン

ドメイドの装丁がされたノートが目に入った。中を開くと、ブログの元となったらしい旅

先での日々のスクラップ帳だった。懐かしいアフリカの真っ赤な大地。鮮やかな食器

が置かれた朝の食卓。乾いた風景の中でひときわ風みたいな、頭から布をまとった

人たち・・・。その中に、『2月15日』と書かれた下にバースデイケーキのロウソクを吹

き消しているゆうさんの写真を見つけたので、思わず「2月15日が誕生日ですか?」

と聞くと「そうです」と言うので、「じゃあ、水瓶座ですね」と言ったら、「あなたも水瓶

座? 何日?」と聞かれた。「私は2月7日です。それで、私の娘は1日なの」。

私がそう言うと、ゆうさんは何を思ったのか立ちあがり、芳名帳を持ってきた。ペンと

ともに差し出されたので受け取ろうとすると隣りの女性が先に手を出したので譲って、

その人が名前を書き終わったあと私より字のきれいな(そりゃそうです。書家だもの)

Cさんに手渡すと、「ここに2月7日Birthdayって書いてあるから、あなたがここに書い

たほうがいいんじゃない」と言われて見たら、なるほど、そう書いてあった。

ここでも私はまた、ハー、ゆうさんってこういう人なんだ、と思った。

(ちょっと自分と似てるところがあるかも。)

あいにく私はとてもプアだったので何も買わずにギャラリーを出てきてしまったけれど、

ちょっと後ろ髪ひかれるものがあった。

昔から、田舎暮らしに憧れたりすることはあっても自分にはできないものと思ってい

た。刺激にあふれた都会を離れ、それこそなんにもない田舎に行ったって、日々退屈

することなく嬉々として自分の手からものをつくり続けてゆける人こそが、真にクリエイ

ティブな人だと思っていたから。ゆうさんはまさにそれだった。

ギャラリーでゆうさんを紹介してくれた、ゆうさんの友人と思しき女性は「誰もがゆうさ

んみたいな暮らしがしたいと思いながら、できないからゆうさんに憧れるんでしょうね

え。でも本当は、やろうと思えば誰だってできるんじゃないかしらね」と言っていたけれ

ど、私は誰にでもできることではないと思う。ゆうさんは圧倒的に自分の時間軸で生き

ているから、日本の海辺にいてもモーリタニアにいても、またこうしてたまには都会に

いても、自分のペースでスピリチュアルに生きられるのであって、そのためにはいつも

自分に厳しい選択をしているのだと思う。つまり1人でいること、1人でなんでもやるこ

と、という。昔、北村太郎の詩集の帯に『圧倒的に自由、圧倒的に孤独』と書かれてあ

って、悠々と空を飛ぶ鳥のようだと思ったけれど、そう評された詩人は詩集の中で、

『ゆうゆうと翔ぶ鳥のように/一点として/一面に悲しい、といえ!」と書いている。

ゆうさんだって、一点として一面に悲しいときがあるに違いない。

それをしても誰にも、何にも縛られずに自分のインスピレーションの赴くまま内なる子

どもの声に従って生きるのが楽しくて嬉しくてやめられないから、少々何が足りなくて

もそれがやれる環境を自分で確保しているんだと思う。(ある種の覚悟を持って。)

いろいろなことを書いたけれど、私のゆうさんの印象は、子どもがそのまま大人にな

ったような人。全てのチャクラが気持ち良くぜんぶ開いている人。今ここをパラダイス

にしてしまえる人。年齢をこえて不思議な愛らしさを持った人。流れにさらされてまるっ

こちくなった石みたいに、どこにも角ばったところのない人。そして、大地のような、風

のような人。それほど長い時間一緒にいたわけでもないのに、つまりわずかな時間を

共有しただけの人間に、これだけの印象を与えてしまう人ってことだ。

外に出てCさんと歩きながら彼女のことをいろいろ話していて、あ、しまった! と思っ

た。せっかくカメラを持っていたのに、1枚撮らせてもらうんだった。

そう、いまこれを読んでくれているあなたにも、ゆうさんのお陽さまみたいな笑顔を見

せたかったな!

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2010年4月25日 (日)

久しぶりに備前を買った。

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おととしのことになるか、もっと前のことかもう忘れてしまったけれど、1年のあいだに

大事にしていた備前のカップを3個も割られてしまったことがあって(おまけに極めつ

けは自分で備前の急須を割ってしまって)、すっかり意気消沈してしまい、やっぱり我

が家で備前の常使いをするのはまだ無理だったと諦めてしまった。備前を買っていた

頃だっておよそ余裕ならざる身ではあったのだけれど、そうこうしているうちに何やら

備前どころか器を買う気持ちの余裕すらなくなり、見ることさえしなくなって、久しい。

その間にも何度か『ギャラリー せい』のせいさんからは個展の案内の素敵なポスト

カードが届いてはいたのだけれど、行けば、そして手にとって触ってしまったら好きな

だけに何も買わずに帰ってくるなんてできないから、せいさんのことも備前のことも気

になりながら、自分を律して行かずにいた。そして何度かスルーした後の星正幸さん

のとき個展のとき、そのおおらかな色と造形に惹かれて、今度こそ行こうと思ったもの

の、残念ながらけっきょく仕事が入って行けなくなってしまった。

そんなこんなで、ついにせいさんから個展の案内がくることもなくなった。

そういえばどうしてらっしゃるだろう、とインターネットで検索したら、そういう勘って妙に

働くもので、どこかの方がブログでせいさんのことをお書きになっていた。日本橋高島

屋で星さんの個展をやってらしたというので、エッと思って開催日を見たら、あろうこと

か、ちょうどそれを見ていた日が最終日だった。お元気で、相変わらず備前な日々を

過ごしてらっしゃるのはよかったけれど、それにしてもなぜデパートで個展を? という

疑問が残り、それからぼーっと備前の検索なんか始めてしまったからいけない。

もう夜中だというのに、あっという間に数時間が経過。備前のショップは少ないながら

もそれなりにあるものの、好きな器となるとなかなかない。そりゃそうだ。備前ならなん

だっていいってわけじゃない。私はせいさんが選んでくる備前が好きだったんだもの。

6ページくらいまで見て、もうやめて寝ようと思ったとき、あるサイトで目が止まった。

ギャラリーせいでも見ていた駒形九磨さんの器があったのだ。しかも信じられないほど

安い! またもやそこでも十数ページ分ある器をためすつがえす眺めること数時間。

こうなるともうアホです。

そして久々に買ってしまったのがこの器。

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焼酎杯とあったので、先日、備前で大ぶりの焼酎杯を探していると言っていた友人に

いいかもと思ったけれど、私にはこれはどう見ても焼酎杯には見えません。

駒形さんは酒飲みだし、私は下戸だけど、やっぱり見えない。

私の感覚、というか好みで言うと、焼酎杯はもっと黒くてゴツゴツ角ばっていて、ワイ

ルドなのがいい。この器はとっても優しい風情なので。

裏から見たとこ。 緋襷のしましまがいい。

駒形さんらしい自然練り込み土を紐状にして形を作り、ろくろで成形したあと削って

仕上げるという手の込んだ丁寧なつくり。

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そして生地のアップ。こうなるともうアート。美しいです。

無釉の肌あい。

いつか『フェティッシュな備前』なんてタイトルで本を出してみたい。

などと、つい思ってしまう瞬間です。

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器とか、花とかを撮っていると、私はものを凝視する癖があるんだなあ、と思う。

それから小ぶりの面取り湯のみふたつ。

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ふたつ並べたらこんなに大きさが違いました。

このふたつは今年1月に窯から出したばかりの新作だそう。

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私は珈琲でもお茶でもたっぷり飲みたいのでほんとはもっと大きいほうがいいのだけ

れど、でもこれ備前どころか作家ものの器とも思えない価格で買ったので、文句は言

えません。特に備前がどんな風に作られるか、その気の遠くなるような時間のかかる

作業を知っていれば、なおさら。

備前のいいところは中に入れた飲み物なんでもおいしくなるところ。

いま、これを書いている間もこの湯のみで玄米茶を飲んでいるのだけれど、うひゃー

というくらいにおいしいです。

そして、もうひとつは使えば使うほど手になじみ、いい色になってゆくこと。

買ったばかりのときはどこかよそよそしく、気どったシールポイントのシャム猫みたい

だったこの珈琲カップも、毎日使っていまやとってもいい色になりました。

棚にずっと飾ってあったために割られずにすんだ、小林秀二さんの貴重な最後のカ

ップ。いつかまた、せいさんのところで片われを探したいです。

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Bizen_cup_01

そうそう、今年に入って、このカップじゃやっぱり小さいから、割られてしまった私の超

ご愛用の小林さんのトールサイズのカップがまた欲しいと言っていたら、息子が誕生

日に買ってくれると言ったのでした。でも、もう2ヶ月も過ぎたのにいっこうにその気配

なしです。でも、かといって忘れたわけでもないらしい。

ま、あまり期待せずに、でもうっすら頭の端に置いといて、その日が来たらにこにこ・

いそいそ、せいさんのところへ探しに行こうと思います。

(しっかし、仕事でひどくストレスが溜まってくるとつい甘いものが欲しくなったり、いつ

もは我慢している買いものに走ったりしちゃうのは、女の性なんでしょうか。いや、私

は全然そんなことない! というストイックなひとに私もなりたい。う~~ん・・・、でも、

それもちょっと味気ないかなあ? ・・・ ブツブツ ・・・ )

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HAPPY BIRTHDAY!

20100425

誕生日おめでとう!

これからの1年がすこやかで、

よき人、よい仕事、収入、愛情に恵まれて

しあわせで充実した年になりますように!

|

2010年4月23日 (金)

フェアトレードの珈琲豆とチョコレート

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以前は珈琲より紅茶のほうが好きだった2人の子供たち。

それが土居珈琲さんの珈琲豆を初めて買ってからすっかり珈琲党になってしまって、

珈琲を飲む愉しみはいつの間にか私だけのものではなくなってしまった。

特にこの4月からは娘まで家にいて日に数度は一緒に珈琲を飲むものだから、珈琲

豆の減るのが早いこと早いこと。今月はあっという間に無くなってしまって、とにかく珈

琲なしにはいられない私だから、次の土居珈琲の定期宅配が来るまで安くておいしい

豆はないかと探して探してみつけたのがこのフェアトレード・コーヒー。

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貧しいネパールの山奥の、農薬も化学肥料もない村で自然農法で作られた珈琲豆を

赤くなった完熟豆だけ手摘みで収穫し、途中までの作業を(電気もガスもないため)全

て手作業で行っているというオーガニックな珈琲豆。

いままでもフェアトレードの珈琲は飲んだことも見たこともあるけれど、たいていは粉

状なのが、ここのは豆のままのがあるのがよかった。しかも私の好きな深煎り。

土居珈琲の豆を飲みつけてしまって以来、どこの珈琲を飲んでもあまりおいしいと思

えなくなってしまったこの頃だけど、これはとてもおいしかった。いつも豆を買うとまず

最初にするのが袋を開けて匂いを嗅ぎ、豆を一粒食べてみること。これは香りも高く

カリッとしていてロースト状態も保存状態もよかった。そして、いつものようにいれてみ

ると、深く濃い味わい。めずらしく気にりました。

そして、珈琲になんといっても合うのがチョコレート。

ちょうど珈琲豆を買ったフェアトレードのお店、ふぇあういんずさんでピープル・ツリー

のオーガニック・チョコレートがセールになっていたのでついでに買いました。なんとこ

のチョコレート、配送途中の事故で割れたものがたくさん出てしまったとかで100円引

き。でもご覧の通り、見た目にはなんら損傷したところもなく、中身もごくわずかに割れ

ているだけで何も問題なしでした。

そしてこのピープル・ツリーのチョコレートがめちゃめちゃおいしい♪

ゴディバとかノイハウスとか、最近はやりのカリスマ・パティシエ手作りとか、そういう

超高級チョコレートは別として、こんなにおいしい外国のチョコレートを食べたのは初

めてなんじゃないかと思うくらいおいしかったですね。上質な素材と、とろけるように濃

厚な味。おいしい珈琲においしいチョコレートときたら、もう珈琲好き、チョコ好きにはた

まらない至福の時間です。

チョコを包んでいる包装紙だって、こんなにかわいい!

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思わず娘が、この紙ちょうだい、と言ったくらいです。

でもね、この包装紙、裏にはこんなことが書いてあります。

ちょっと長いけどそのまま引用します。


  食べる人においしさを、つくる人にやさしさを clover

            ~ フェアトレードチョコレート ~


  食べるひとをハッピーにしてくれる、甘いチョコレート。

 でもその原料の書顔ができるまでの道のりにはいろいろな問題があります。

 市場価格が不安定だったり、仲介業者に買い叩かれるなどの理由から

 カカオを作る途上国の農家の多くが貧困にあえいでいます。その結果、農家

安い労働力を求めて子どもを買い、買われた子どもたちは極めて過酷な

 労働条件で働かされている、という例がたくさん報告されています。

 フェアトレードは、こうした問題に苦しむ途上国の小規模生産者をサポートす

 るための取引です。

 つくる人と環境に配慮しながら、すぐれた品質のものをつくり続け、つくる人が

 安定した暮らしができるように、適正な支払いを保証します。

 食べる人においしさを、つくる人にやさしさを届けるピープル・ツリーのフェアト

 レード・チョコレート。

 私たちはフェアトレードの商品を通じて、生産者と消費者をつなぎます。

 あなたが1枚のフェアトレード・チョコレートを選ぶことが世界をもっとハッピー

 にするのです。


いつもAmazonで買いものをすると箱の中に入ってくるフォスター・ペアレントの広告も

そうだけれど、こういうのを読んで、そこに載っている輝くばかりの笑顔の子どもたちを

見ると、毎度のことながら「世界はなんて不平等なんだ!」と悲しくなってしまいます。

といって、自分にすぐに何かできるわけでもないのがまた情けなくもあり。

ともあれ、おいしい珈琲やチョコレートを選ぶだけで自分も家族もしあわせになり、作っ

ている人を少しでも支援できるなら、こんなに簡単なことはないかな、と思います。

私が気に入ったネパールのオーガニック珈琲『シリンゲ村物語』も、ピープル・ツリーの

チョコレートもここで買えます。 送料もお安い設定で良心的なショップです。

                 ↓    

   フェアトレード&エコロジーの店 ふぇあうぃんず 


そして私の友人が手伝っているギフトアースもフェアトレードのショップです。

                 ↓

             ギフトアース

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2010年4月17日 (土)

かわいい♪

Broccoli

このドアップのパンチパーマくんは『のだめカンタービレ』に出てくるマスミちゃんの頭。

じゃなくて、ブロッコリーです。

おととい買って、今朝食べようと冷蔵庫から出したら黄いろいつぼみがふっくら。

花が咲き始めていました。

思えばブロッコリーって、このツブツブぜーんぶが花のつぼみなんですよね。

せっかくつぼみを付けても花を咲かせることなく食べられてしまうブロッコリーって、な

んてかわいそうな子なの、などと思いつつ、この黄いろいつぼみ全部が咲いたところ

を想像すると、なんてファンキー♪ と、何やらハッピーな土曜の朝。

このまま水に挿して花が咲くところを見たい欲求に駆られつつも小分けにしたブロッコ

リーは沸騰した鍋に塩をひとつまみ入れて固茹でし、低温でじっくり香ばしく炒めたニ

ンニクが入ったフライパンに投入。ヒマラヤ岩塩と大量のブラックペッパーをふりかけ

て味を調整し、お皿へ。よくイタリアンでアンティパストに出てくるアレです。ブロッコリ

ーはこの食べ方が1番好き。ちなみに、こういうゴロンとしたかたまりになったブロッコ

リーより、茎ブロッコリーはもっとおいしい。スーパーでは滅多に見かけないけれど、

まるで小分けしたような茎長めのブロッコリーを輪ゴムで束ねた形で売っています。

見かけたらぜひお試しあれ!

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2010年4月16日 (金)

清見オレンジ

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先週の金曜、和歌山の果樹園から清見オレンジが届いた。

実はこれ、半年も前に予約オーダーしたもので、発送メールがくるまですっかり忘れて

いたのです。突然の発送通知にびっくり。

そして、届いた果実をさっそく切って、またびっくり。

濃いオレンジ色の切り口、あたりに広がるなんともいえないオレンジのいい香り!

箱の中に入っていた説明書どおり、スイカのように半分に切ってから更に6つに割って

かぶりつけば、ものすごく甘くてジューシー!

思わず「太陽の味がする!」、「太陽を食べてるみたい!」と言いながら夢中でガブガ

ブ食べました。いままでネットの産地直送では何度かフルーツを買ってきたけれど、間

違いなくこれがダントツのうまさです。あんまりおいしいので妹にも少しおすそ分けした

ら、すぐに「ベリうまっ!」のメールが返ってきました。

息子が皮までおいしいと言うので、農薬もワックスもかかってないからこの皮でオレン

ジピールを作ろうか、それで半分チョコがけしてオランジェットを作ろうか、なんて考え

てみることだけはしたものの ・・・ あっという間に食べて無くなりました smile

日本のミカンとオレンジの良いいいとこどりをしたという清見オレンジ。

これが食べられる期間はごくわずかで、それももうすぐ終わりだそうです。

さて、私もリピートしようかどうしようかと考えてます。


  和歌山果樹園の清見オレンジ


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2010年4月14日 (水)

やまざくら

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昼間、買い物に行った帰りに近所で濃いピンクの桜が咲き始めているのを見つけて

樹に付けられた名札を見れば、やまざくら。

やまざくらって、桜餅についてるみたいな赤っぽい葉っぱに白い花のだけだと思って

いたら、こんなにピンクの花のもあるんだ、と思う。

ピンクの花が青空に映えて、きれい。

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2010年4月13日 (火)

恋の島

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恋の島では

つまらない常識や羞恥心なんて

着ているものと同じように

かんたんに脱ぎ捨てることができる


恋の島では

恋人たちは萌える緑の草の上を

こどものように転げまわり

ささやかなことで腹の底から笑いあう


からだの内から湧きあがる輝き

太陽のような微笑み

日の沈むのとともに木陰で眠り

朝陽とともに目覚める


波が奏でるピアノの旋律

風が奏でるギターの音

指が奏でる熱い鼓動

君の瞳を胸に灼きつけよう


恋の島では誰だって

自由になることはすごくかんたんなんだ

恋の島では

恋の島では ・・・


*****************************************************************

まるで海のかけらのようなきれいな石を手に入れた。

それで私は今日はちょっと嬉しい。

手のひらにちょこんと載るくらいの小さな石なんだけど、お陽さまの光の下でキラキラ

輝いて心が湧きたつ。

ブルーオパール。

石が好きだ。

いつからこんなに好きになったのかわからない。

そのきっかけについてはいつかここにも書いたかもしれない。

でも今はそんな理由なんてどうだっていい。

私が石が好きなのは、スピリチュアルな動機というよりは子供心に由来している。

誰だって子供の頃には持っていたかもしれない、あの気持ち。

きれいなものが大好きだった。

海に行けば砂浜に落ちているきれいなビーチグラスや貝殻を拾ってポケットに入れて

帰ったし、河原に行けば流れに削られてまるくなったただの石ころを後生大事に持ち

帰った。小さなポケットはいつも素敵な宝物でいっぱいだった。大人から見たらただの

ガラクタみたいなそれら。

そんな心がいつまでも自分から離れない。

いつか、年下の男の人に「あなたのもっとも危険なところはその子供心だ」と言われた

ことがあって、その時は、この人、ほんとにわかっててそんなこと言ってるのかなあ?

と思ったにすぎないけれど、だとしたら、それってけっこう私の深いところを衝いている

のかも。

ブルーオパールのきれいなブルーに見入っていると、私の心は一気にタヒチの海まで

飛んでしまう。

それで、ドリ・カイミの歌を聴きながら石の写真を撮る一瞬のあいだに浮かんできたの

が、この詩というよりは何かの歌詞みたいな20行の言葉 ・・・

誰かこれをポルトガル語の曲にして私のために歌ってくれないかなあ。

いや、もとい。私のためだけに。

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2010年4月12日 (月)

焼き鳥屋にて

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昨日、ひと月ぶりに東京に来たTちゃんから電話がかかってきて、急きょみんなで会う

ことに。いつもだったら中野坂上のジェロニモに行くところだけど、今回はJちゃんが仕

事で忙しくて来れないというので、じゃあ焼き鳥屋なんでどう? このあいだ、おいしい

とこ見つけたんだ、と提案する。実は先週の土曜の夜、4日遅れの父の79歳の誕生

日をここでやったのだ。本当は息子ご推奨の浅草の焼き鳥屋に行きたかったのだけ

れど、浅草だと遠くて年寄りは帰りがツライので、ネットで探しに探して見つけたお店。

ネットでの評判通り、焼き鳥はもちろん、何を食べてもめちゃめちゃおいしかった。

おまかせコースで、最後に別に頼んだ日替わりデザート(この日はアイスクリーム)ま

で堪能。うるさい息子もうまい連発の店だからいいだろうってことで。

年をとると人は自分のテリトリーから出るのが億劫になるものなんだか、渋っていたI

さんと3人、ふたたびJAZZが流れる焼き鳥屋、とり成の暖簾をくぐった。

まずは生ビールの人、Tちゃんと私は先日飲んでおいしかった『ダバダ焼酎』のロック

じゃなくて今日は水割りで。それに今月のおすすめのササミのカルパッチョ、そら豆の

炭火焼き、レバ刺し、鶏わさ、玉子焼きなんかを頼み。お疲れさまの乾杯!

このひと月の間にTちゃんは妹を亡くし、Iさんと私の間では今日はTちゃんを励ます会

というような暗黙の了解があったような気がするのだけれど、気がつけばいつものよう

に賑やかに話し、笑い、食べて飲んで、けっきょくはゴチになって終わる、という、いつ

ものパターンなのだった。それでも、妹さんが亡くなった後で見つかった保険証書を見

たら予想をはるかに超える金額の生命保険に入っていて、その受取人が2人の息子

だけじゃなく兄であるTちゃんとお母さんの4人均等分割になっていて驚いた、という話

は、それが彼女にできる最後の、精いっぱいのことだったんだろうと思うと泣けた。

私なんか、いま死んだところで残るのは借金だけだもんなぁ、と思って、しみじみ。

途中、Iさんが「もう、こんなこといちいちメールしてこなくたっていいのに」と言って携帯

を見せるから何かと思ったら、ヨメから「食パン買ってきて」と1行だけ書かれてあって

笑った。いいじゃん、いいじゃん、食パンくらい、買って帰ってあげなさいな。私なんて

夕飯の買い物行って、さあ作ろう! というときに買い忘れたものがあったりしたら、

どんなに疲れてたって、外がどーんなに寒くたって雨だって、自分で買いに行かなきゃ

ならないんだぜー(えーん)と泣きを入れてみたりして。そうよ。いつまでも今のままで

はいけないわ、なんて、焼酎の水割りたった1杯で酔っ払った頭で決然と思うのだ。

とり成を出たら無性に珈琲が飲みたくなって、お茶くらいゴチする、と入ったスタバで

それぞれ違うものを飲みながらTちゃんがしみじみ「しかし、これからみんなどうなって

ゆくんだろうなぁ~」と言う。「10年後とかさ。俺はどうなってるかなぁ~」と言うから私

も真似して「そうきちさんはどうなってるのかなぁ~?」と不安げに言えば、すかさずT

ちゃんが「だいじょうぶ」と言ってくれる。「バラ色の未来がまっとる」。

そう言うTちゃんの目はどこまでも愛情に満ち満ちて優しいのだけれど、そう言われて

Tちゃん、そんなこと本気で思ってるのかなあ、と思ってしまう私は、自分でも気がつか

ないうちにどこかあきらめてしまっているんだろうか。

今すぐにセミリタイアしても悠々自適に暮らしてゆけるIさんと、子供が小さいからまだ

まだ頑張らなきゃならないTちゃんと、10年後はおろか、1年後のことだってわからな

い私。三人三様それぞれ、思い思いの春の宵。

ともあれ、Tちゃんがだいぶ元気になってよかった。今日も焼き鳥がうまくてよかった。

ほんとにおいしい店って滅多にないから、とり成さんは簡単に人に教えたくないくらい

なのだけれど、このご時世どこの飲食もやっていくのは大変だから、ここに紹介してお

こうと思う。焼き鳥好きな人はぜひ行ってみてくださいませ。


 JR中央線 阿佐ヶ谷駅南口3分 炭火焼き鳥 とり成


ちなみにここの店主、大の音楽好きで自分でもギターを弾くらしく、店内にはギターが

飾ってあったりアルフィーの坂崎さんと一緒に撮った写真があったり。先日行ったとき

は息子が、「ここの人よっぽどJAZZ好きだよ。堀さんの幻のデビューアルバムが置い

てあるもん」と目ざとく見つけ、引っぱり出してみたら、なんと堀秀彰さんのサイン入り

でした。たまーにJAZZのライブなんかもしているらしい。

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2010年4月11日 (日)

今年の枝垂れ桜

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昨日プールに行くとき今年も見事に咲き始めた枝垂れ桜が目に入ったので、今日は

お散歩がてら娘と見に行く。

ここの枝垂れ桜はピンクの色が濃くて、ひときわ華やか。

風に揺れるその花は、いまにも大気に溶けてしまいそうなピンクの砂糖菓子のよう。

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予報では今日の晴れ間は昼までということだったけれど、午後2時過ぎでこの青空。

最高気温はなんと!22度ということで、歩いていると長袖1枚でも暑いくらい、汗ば

むほどの陽気。これじゃ、まるで5月のゴールデンウィーク並。

でも、それも夜には一気に下がって雨になり、しばらく雨の日が続くのだそうだ。

貴重な晴れの日曜。

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2010年4月 8日 (木)

さくら舞い散る午後の

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春はそうじゃなくてもなんだか落ち着かないのに、桜も咲いて、こうも目まぐるしく天気

が変わりやすいと、ますます落ち着かない。今日は久しぶりにきらきらの天気が戻っ

てきた。朝からこんなに晴れるのは、東京ではなんと9日ぶりのことだそうだ。桜の時

期はいつも晴れても白っぽい空が多いのに、今日は輝くばかりの青空!

・・・ となったら、1日中コンピュータの前に座ってばかりもいられない。午後遅く、用事

を見つけてちょろっと家を出た。目指す駅を降りて階段を上がって外に出ると、そこに

はすでにたくさんの人の列。湖面を見降ろして「うわぁ~、きれい~!」という女の人の

声。開けた視界の先には花吹雪の舞い散る景色。

まにあった。たぶん、この景色はこれが見納め。

湖面にはすでに大量の桜の花びらが落ちて、明日は同じものは見られない。

さくら舞い散る午後の千鳥ヶ淵。

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今日は陽の当たるところを歩いているぶんには暖かいけれど、ちょっと日陰に入ると

風が冷たく、湖面はずいぶん寒かろうと思うのに、ボートを漕ぐ人がたくさんいて。

デート中のカップルばかりじゃなくて、1人だったり、はたまた男同士だったり。

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そして、本日1番お気に入りの1枚。

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制服姿でボートに乗る女子高生の姿も。

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千鳥ヶ渕全景。

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千鳥ヶ淵を一巡した後、九段下から早稲田通りの坂を下って飯田橋に出る。

と、ここでも斜陽に照らされながらボートに乗る人が。右手に見えるのはカナルカフェ

のデッキ。この時期、東京はどこに行っても桜だらけ。前に聞いたことがあるけれど、

東京は世界でも類を見ない、最も緑の多い都市なのだそうだ。美しい都市だと思う。

東京都心にいると季節の移ろいを感じられないなんて言う人、私には信じられない。

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そしてラストはおまけ。

I、この景色、懐かしくないですか?

私たちが花の(??)女子高生だった頃、見ていた景色です(^-^)

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あれから、なんて月日が過ぎたんでしょう。

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2010年4月 7日 (水)

曇り空に似合う

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このところ1日おきに晴れたり曇ったり雨だったりが続いていて、なかなか天気の日

が続かない。ラジオはもうずいぶん前からJポップばかりかかってつまらないので、

TV同様、決まった曜日の決まった時間にしかつけなくなっていて、1日を通して無音

の時間が多くなってきているのだけれど、今朝は息子が日野皓正のアルバムをかけ

ていて、それを聴いている。最近、息子がiPodでさんざんヘヴィ・ローテで聴いている

お気に入り。これが今日の曇り空に合うのだ。

しょっぱなはヒノテルの、まるで日本の古楽器を思わせるようなちょっと気の抜けたゆ

るい音で始まり、シンバルの音でテンポアップしながら徐々にスリリングなインプロヴィ

ゼーションが展開してゆく。

「なんてアルバム?」「メイ・ダンス」「ギターは?」「ジョンスコ」「ジョンスコか。やっぱ、

いい音してんな」「日野皓正が日本人で初めてブルーノートと契約したミュージシャン

だってさ」「へぇー、知らなかった」「ギターがジョンスコでドラムがトニー・ウイリアムス

でベースがロン・カーターって凄いよね」「超豪華キャストだね」

そんな会話をしながら聴いている。

日野皓正とジョン・スコフィールドの音の色のトーンが合っている。

それが曇り空にぴったりなのだ。暗いトーン。

超クールでかっこいいアルバム。

私は1曲めも好きだけれど、5曲めと6曲めが特に好き。

それでうちの息子ときたら、晴れの日よりも雨や曇りの日が好きときてるのだ。

変わってるよなあ!


以下、アルバム詳細。

リリースされたのははるか昔、1977年だけれど、CDでは去年の9月にリイシューさ

れたようだ。興味のある方はどうぞ。

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日野 皓正: メイ・ダンス/TERUMSA HINO: MAY DANCE
FLYING DISK, VIJ-6002 (LP)
(C)(P)1977 VICTOR MUSICAL INDUSTRIES,INC., JAPAN
RECORDED: MAY 7, 1977
RELEASED: 1977, JAPAN 


CREDITS (musicians) :
Terumasa Hino (日野 皓正) : trumpet 
John Scofield : electric guitar 
Ron Carter : acoustic bass 
Tony Williams : drums 

TRACKS (total time 44:02) :
1. Wind Blows Your Skin (7:12) [Terumasa Hino] 
2. The Wild Lady (8:42) [Terumasa Hino] 
3. Big Celebration (8:11) [Terumasa Hino] 
4. Free Land (9:26) [Terumasa Hino] 
5. Moss On The Rock (6:27) [Terumasa Hino] 
6. Lovein' May (3:54) [Terumasa Hino] 

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2010年4月 6日 (火)

春の野川

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また今年もこの季節になりました。

満開にはまだ少し間がある、野川の枝垂れ桜。

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久しぶりにぬるんだ水ではカモが遊び、

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ソメイヨシノはそろそろ散りかける頃 ・・・

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これからが野川の春の本番です。

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2010年4月 5日 (月)

淡くはかない ・・・

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このところ3週連続で『パイレーツ・オブ・カリビアン』なんか見てしまっているのだけれ

ど、たとえばあの海賊さんのように、海に放り出されて命からがら漂着した先が無人

島で、自分よりはるかに若い青年と2人だけで残されたとして、もし惹かれあったとし

たら恋に落ちることもありえないことではないかもしれない、と思う。つまり、この三次

元空間で、人が捕らわれている常識や様々な制限なんて、そんなものがまったく通用

しない、そんなものを遥かに超えてしまった世界では、すごくちっぽけなつまらないも

のなんじゃないかって。

でも、そんなことをチラチラ考えてみたところで、私が生きているのは思いっきり現実

の三次元空間だから、相変わらず私はつまらないことが気になって、そうやすやすと

は柵のむこうには行けないのだ。


昔、女子高生だった頃、毎朝のように駅のホームで会う男の子がいた。

自分より1学年くらい上の男子学生。

電車のドアの横に立って窓ガラスから外を見ていると、彼はいつもちょうど私が降りる

車両のドアの前に立っていて、私が降りるのと入れ違いに乗ってくる。一瞬、目が合っ

て擦れ違う。ただ、それだけ。

ただそれだけなのに、いつしか私はその一瞬を心待ちにした。いつも乗るその電車に

遅刻して乗りそびれてしまったり、いつも通りの時間に電車に乗ったのに彼がホーム

にいなかったりすると、がっかりした。人は毎日顔をあわせていると、その相手を好き

になってしまうという習性があるそうだけど、そんなものなくても同じことだった。彼はち

ょっと素敵な人だった。

そんなことがどれくらい続いたか。おぼえてない。けっきょく一度も口をきかなかった。

ただ、人は、いや人に限らず生きとし生けるものは、無言のエネルギーで瞬時に何か

を分かち合う瞬間があって、ときおりその人と一瞬合ったその目の中に、微笑や、あ

る種の感情が混ざることがあって、確かに私たちはその瞬間、何かを共有した。

それで私は今でも彼のことを憶えているのだ。彼が着ていたのが詰襟の制服だった

かテーラードジャケットだったかも憶えていないのに。

まだ好きとも、恋とも違う、淡くはかない感情 ・・・

(誰かのことが)視野に入るっていうのは、文字通り、その時点ではまだそれ以上でも

以下でもなく、ただ視野に入るってことなんだよなぁ、と思う。

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2010年4月 4日 (日)

花冷え

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桜は咲いたけれど冴えない日曜。

空はどんより曇り、またもや寒い。

私はたっぷり寝たのに首こりから左の鎖骨あたりまでがなんだか重くて痛みがあり、

家にいてもまたどうせ深夜までコンピュータの前で仕事の続きをやるだけだろうから

娘を誘って近所のお花見に行く。

・・・ と、外に出た途端、早くもポツポツと雨が降り出した。

電車に乗ってちょっと先まで行ってみるつもりが、急きょ近所の霊園へ。

霊園に入ると、少し先にも同じ目的らしい男の人がカメラを持って歩いていて、みな

思うことは同じかな。

霊園の中はあげたばかりのお線香の匂いが漂っていて、お墓参りついでに花見に

来た人たちが寒いなかシートを広げて宴を囲んでいたりして。

でも、そう長くは座っていられないようだ。

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広い霊園の中には桜だけでも何種類も植えられていて、花の色も雰囲気も様々。

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私が知っているいくつかのポイントをめぐるうち、すっかり冷えて手が冷たくなってきた

ので、帰りは電車でひと駅乗って帰ってきた。

それにしても4月なのにこの寒さ。

下のピンクのほうきみたいなのも、桜。

ここだけ見ると春なんだけど・・・

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2010年4月 3日 (土)

KIYORA・SAKURA

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お陽さまが出てきただけで世界の見え方は一変する。

激しい強風にも冷たい雨の仕打ちにも耐えぬいた桜は、何ひとつ恨みに思うことなく、

ひとたび明るい陽が射せば、まるで何事もなかったように晴れ晴れとしてどこまでも清

らかで優しいオーラ。それこそが日本人の心じゃなかったろうか。

まだ昨日の風が少し残るなか桜の樹の下にいると、花々の優しさがさざ波のように押

しよせてくる。

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昨日たまたまTVを見ていたら言っていたのだけれど、咲いたばかりの桜は強風で煽

られてもなかなか散らないのだそうだ。何故かというと受粉が済むまでは桜も簡単に

散るわけにはいかないので、文字通り『踏ん張って』耐えているらしい。

恐るべし、DNAに刻まれた種族保存の本能。

あんな可憐な花にそんな秘めた力が備わっていたとは。

今の人間よりよっぽど健全でまっとう、と思う。

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2010年4月 1日 (木)

九段の桜

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4月になった。

久しぶりに晴れて暖かくなったのはよいけれど、またもやすごい風。

激しい強風に煽られながら新宿南口のホテルのロビーで大阪勢と落ちあい、ランチを

してセミナー会場へ。

セミナーが終わった後はお茶をして九段下に向かうも、あともう少しというところでクル

マがまったく動かず。それもそのはず、この辺り一帯はただいま桜まつりの真っ盛り。

しかたなくクルマを降りて靖国神社の中を抜ける。たくさんの露天と人、人。

でも私は隣りで歩きながら話すKさんに謝られたり泣かれたりして桜どころじゃないの

だ。いつも思わぬところでふいに誰かの涙に出くわしたりすると、私はそのことに打た

れてしまって、まるっきり手放しになってしまう。みんな意外とぎりぎりの心で暮らして

いるんだな、とか。機会さえあれば噴出してしまう何かを抱えて。


写真は会議室から見た九段の桜。

この景色に惚れてどうしてもここにオフィスを持ちたかったと言うだけあって、このあた

り一面が眺望できるロケーションは素晴らしい!

会議が始まるほんの一瞬の隙で、ちゃんとフレーミングもできなかったけれど。

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それで私はといえば、太刀打ちできないほどすごい人の前では実は内心気後れして

いて、こんなこと自分には全然向いてない、とか思ってたりするのだ。目の前にいる人

からは全然そうは見えてないんだろうけど。

・・・ それにしても今日は、なんてすごい風!

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