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2010年3月 2日 (火)

寒の戻りにすいとんを作った。

10suiton_2

毎日ほとんど3食作っていると、さすがにときどきネタ切れというか、なんにも作りたい

ものが浮かばないときがあって、昨日の昼に何を作ろうか考えていて、ふと浮かんだ

のが「そうだ、すいとん作ろ」だった。

昔、母が作ってくれたすいとん。

外は冷たい雨が降っていてとても寒く、先週中頃の春の陽気が嘘のような、完全な寒

の戻り。もう着ることはないと思っていたダウンを着てちょうどいい。

とはいえ、さすがに仕事の合間の昼に作るには時間がかかるから、お昼はもっと簡単

なものにして、夕飯に作ることに。

今日はその残りのアレンジ。

あれはいつだったか、母は終戦記念日にすいとんを作って出してくれ、終戦当時はこ

んなものしか食べるものがなかった、と言った。母が作ったすいとんは充分においしく

私はこんなにおいしいなら毎日すいとんでもいいやと思ったけれど、もちろん当時と今

とじゃ、入っている具材は天と地だろう。

母はお雑煮様のすいとんのほかに、枝豆をつぶして作るずんだ餅、くるみ餅なんかも

すいとんで作ってくれたけれど、くるみ餅はたいそうおいしく、今でもときどき心底食べ

たいなぁ、と思う。くるみ餅を作るときには私もくるみを割ったり、渋皮を取る手伝いを

した。

母が作るすいとんは柔らかめに作った小麦粉の生地をスプーンで熱湯の中にぽとん

ぽとんと落としたものだったように思うけれど、私のは小麦粉を練って生地を丸めて

寝かせてから、手で引きちぎって丸めて伸ばしたもの。小麦粉の量に対して、塩をひ

とつまみ入れたぬるま湯を半分強、というのが目安だろうか。ボウルに入れた小麦

粉の真ん中を少しくぼませてぬるま湯を入れ、菜箸でかき混ぜて粉とぬるま湯が混ざ

ったらひとまとめにして10分ほどこね、ラップをして20分くらい寝かせる。

このぬるま湯を混ぜて作った生地がほんわり温かくて、粉を練るという作業にはハマ

ってしまいそうな魅惑を感じるのだけれど、手首や手の関節があまり強くない私はや

めておいたほうがよさそうだな、とも思う。

できあがった私のすいとんは、コネが甘かったのか水が少なかったのか寝かしが足り

ないのかもっとゆでたほうがよかったのか少々アルデンテで、息子いわく「ニョッキ?」

だそうだ。たしかに。似てないこともない。それはそれで噛みごたえがあっておいしか

ったのだけれど。母の懐かしのすいとんの味には遠く、及ばず。

そして、私の必需品 = ギャルソン・エプロン。

いったい、いま使っているのはいつ買ったんだったか、ついに穴が開いてしまったので

その代わりに今日オールドローズさんから届いたギャルソン・エプロン。

10apron

リトアニア産の漂白も染色もしていないリネンだそうです。

布は手ぬぐいにしてもリネンにしても使えば使うほどやわらかく、味わい深くなっていく

のが好きです。

穴が開いてしまったエプロンは、全体に薄くなってしまってはいるけれど、娘にパッチ

ワークをしてもらって洗い替えに使うことにしました。

布はなかなか捨てられない。

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コメント

お母さんの味、覚えていて
再現するというのは素晴らしいですね。

私は、根っから料理しない派なので、
たまに思い出しても、自分では作れず、
こんなふうにと注文もできず・・・・・・・

記憶の世界でしかありません(汗)

エプロン良さそうですね。

着たとこ見たいなあ・・・・・・ダメ?

投稿: 四季歩 | 2010年3月 6日 (土) 19:14

四季穂さま、
う~ん、料理しない男の人だとそうかもしれないですね。
奥さんに頼むといったってなんだか「この人ってもしかしたらマザコンだったの?」とか、「私の作るものじゃ満足できないってわけ?」なんてなりそうだしね(^-^)
でも母親の存在って、亡くなってからのほうが大きく感じませんか?
私、母が亡くなってから、もう一度食べたいんだけど自分では作れないものってけっこうあります。クルミのすいとんもそうだけれど、麦とろご飯とか、生たらこと糸こんにゃくの甘辛煮とか、あ、そうそう、かぼちゃの煮つけとかカレイの煮つけとかね。
食の記憶っていうのは実はとっても大事な気がします。
で、私も今しっかりやってるつもりなんですけどね。

エプロンは前は厚手のコットンのを使ってたのだけれど、コットンってケチャップやソースや油がつくと洗っても落ちないんですよ。
その点、麻はどんなに汚れても洗うとさっぱりきれいになるから良いです♪
でもって私のエプロン姿ですか?
そんなにいいものじゃないっす!delicious


投稿: soukichi | 2010年3月 8日 (月) 00:03

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