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2009年12月11日 (金)

梅うどん

09umeudon

息子が患っている潰瘍性大腸炎という病気は、何が原因で発症するのかもまだわか

っていないし、治療法も確立していないうえに完治する率はたったの20%だと言われ

ている。緩解と再燃を繰り返しながら、病気の治療は長期に及ぶ。

今年の6月、初めて医者から病名を言われた息子は帰るなり玄関で「一生、治らない

んだってさ」と言った。まだ20歳になったばかりの未来ある男子に、どうして医者は平

気でそういうことをあっさり言うかな、と思う。だから医者は嫌いなんだ。

だいたいにおいて何が原因で発症するかもわかってないなら、何が原因で良くなるか

だってわからないし、その点においては治る確率も治らない確率も50:50じゃないの

と、ロジカルな母親は言う。医者のそんなおかしなロジックに騙されちゃだめ、と言うと

「そうだね」と息子は淡々と言う。

それに、この世で医者が病気の原因としていることなんておよそ三次元的なことにす

ぎなくて、病の本当の根源はそんなとこにあるんじゃない、って、イハレアカラ・ヒュー

レン博士も言ってるよ。毎日にこにこ笑って暮らしてれば治るわよ、なんてことを言い

出す母なのだ。先日ミーティングした相手によれば私の考えも使う言葉も世間でいう

ところの『普通』ではなくニッチを超えてマイノリティーなんだそうだけど(自分では全然

そうは思ってない)、ま、それで話が通じるんだから、たしかにうちは変わってるのか

もしれない。

感心するのは息子が毎食後きちんと三度三度忘れずにきちんと薬を飲むこと。

それ以外、今のところ治療法がないのだから仕方ないとも言えるけれど、実際の副作

用を考えるとそんなことを何年もやり続けていいのだろうかとも疑問に思う。

この夏以来、日々の食事に玄米や酵母を取り入れたり、毎日カスピ海ヨーグルトを食

べたりして良くなりつつあるかに見えた息子だけれど、それで調子に乗ってまた大好

きな肉を食べたりしていたら、ここのところまた悪くなってしまった。ふだん、お粥やう

どんなんて嫌だと言っている息子が、下血したらさすがにビビッたみたいで、しばらく

肉は食べないと言い出した。辛いもの、刺激物はもちろん、珈琲や甘いものも駄目な

ばかりか普通は身体に良いはずの繊維質のものも駄目なのだ。

食べるものがありません。

そんなわけでこのところ、お粥やお雑煮、うどんなんかばかり食べています。

写真は梅うどん。

むかーし、小さな編集プロダクションで働いていた頃、新宿3丁目に『志村』という手打

ちうどん屋さんがあって、頑固そうな店の亭主がいつもガラス張りの座敷のなかで黙

々とうどんを打っていた。親父さんは頑固そうだったけれど店の人はみんな家族みた

いにアットホームで、うどんのつゆは関西風の上品な薄味で、ゆで上がったうどんは

ぴかぴかで、つるつるしこしこ美味しかった。志村、いまでもあるかなあ?

この手のつゆを作るときは、とにかく鰹節をケチケチしないでバサッと入れて、濃いめ

の出汁を作ること。そうすれば、たいがいおいしくできる。あさつきか小葱の刻んだの

おぼろ昆布に梅干しを添えて。もちろん、この梅干しはお手製です。製造から半年近く

経って、だいぶ熟成していい感じになってきました。でも、すごく酸っぱい!wobbly

シンプルだけれど、さっぱりしていておいしい梅うどんです。

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おうちごはんがいいよね!」カテゴリの記事

コメント

わたしの10年来の友人が「潰瘍性大腸炎」です。
病名を見て驚きました。

彼女の場合は、酒ものみ、肉も食べ元気に過ごしていますが
(彼女とはいつもおいしい食べ物の話題ばかりをしています。笑)
おなかに病気を飼っていて、あまり無理をさせずほどほどに住ませて
いる、といった様子に見えます。

息子さんはまだまだ若いし、いろいろ食べられるといいですね^^

投稿: ble | 2009年12月14日 (月) 12:18

若いのに好きなもの食べられないなんて
なんてことだろ!
一生治らないなんてそんなこと
あってほしくないですね。(言ってほしくない!)
ほんとに笑って暮らしてたら
治っていてほしい・・・って思います。

すいません、部外者だけど
薬を毎日飲んでる息子さんを想像すると
涙出るくらい切なかったので。

おいしいおうどん、どんどん作ってあげてください。
かつをぶしもケチらずにwink

投稿: あたしベイベー | 2009年12月14日 (月) 13:11

医学も進歩しますからね、期待することにしましょう。

人には、どうしてもなんらかの試練とか
重荷が必要なんでしょうかね。
私にしても、約二つかかえてますけど。

いろんな難病の人なんかもテレビで見ます。

みんな頑張ってますからね。

お蕎麦はダメなんでしょうか。
渋谷に「梅そば」をやってる店があって、
学生のときから、そこが好きだったもんだから。

投稿: 四季歩 | 2009年12月14日 (月) 21:33

私のカミサン(40代前半)は18,9の頃かな
大病して30まで生きられないと言われたそうです。
少し身体が弱いけどゼンゼン元気で子供まで出来たし
私なんかいつもやられてしまいます。
私の父も子供の頃身体が弱くいろいろな病気で毎日病院通いでしたが
今ではもうすぐ80歳になりますが 車を運転して遠出したりします。
きっと身体を大切にいつも気を使っていれば 大丈夫ですよ。
ガンバレー!!

投稿: jose | 2009年12月16日 (水) 01:47

>毎日にこにこ笑って暮らしてれば治るわよ、なんてことを言い出す母なのだ。
大賛成!!
そうやって医者の言うこときかず、5年生きてるヤツもここにいますから。。
絶対、自分で治してみせますから!!(笑)
いずれ私のblogでもupしたいと思っていますが、
中には(うちの夫のよに)理解不能な方もいらっしゃるので
まだまだむずかしい世の中だけれど、
私の飲んでるお水の顧問の先生は
「潰瘍性大腸炎」の原因を、まず第一にストレス!とおっしゃっておられます。
もともとは脳外科の先生なんですけどね。。

でもね、自分についてはこんなえらそうなこと言ってますが
けっきょく、うちの猫1ぴき助けてあげること出来ませんでした、、
しばらく凹んでて、ココに来たらこーゆー話だったので
ちょとえらそうなこと言ってしまいました。。ごめんなさい。

まずは私が自分のカラダで結果出さないとね。
でも昨日ちょうど結果出された方の講演会に参加して
元気もらってきたばかりです!
その方もお医者さんの言う事きかず、病院抜け出して
自分で治しちゃったって方です。
「自分を癒せるのは自分だけ!」なんですよね。

お医者さんの「一生、治らない」なんて呪文に
どうか息子さん、ひっかからないでね!!

投稿: necomal | 2009年12月20日 (日) 22:11

bleさま、
お返事大変遅くなりました。
今年はなんだか年末年始関係なく仕事になりそうな気配・・・

潰瘍性大腸炎はもともとティーンエイジャーからちょっと上くらいの若い男の子がよくなる病気だったらしいのが、最近は50代以降の男性や、若い女性にまで多く発症しているそうです。
原因のひとつには肉食(特に加工肉、ハンバーガーは最悪!)があって、また免疫不全とも遺伝とも言われているみたいだけれど、いまだ定かならずといったところ。
お友達は大人の女性だから、病気とうまくつきあってるんでしょうね。
あんまり何もかも制限するのもストレスになるだけだし。
ただ悪化させてしまうと怖い病気だから、その方にも気をつけてほしいなって思います。

コメントどうもありがとう♪

投稿: soukichi | 2009年12月25日 (金) 22:42

あたしベイベーさま、
ベイベーさんって優しいんだね!
このコメント見たとき、まいったなあ・・・と思ってしまいましたweep
たしかに切なくはあるんだけど、日々一緒に暮らしてるとお金がかかって世話が焼けるうえに態度が悪かったり屁理屈野郎だったりするので、まったくもーgawk って思うことの
ほうが多いです。
人と始終一緒にいるのはたとえ家族でもときどき苦痛です。
たいがいにおいて私は非常に優しい母親なんですけどね。

潰瘍性大腸炎ていうのは、まさしくハリネズミ(私がつけた息子のニックネーム)にぴったりの病気だと思うの。
その針で他人のことも自分のことも刺してるのよ。

投稿: soukichi | 2009年12月25日 (金) 22:53

四季穂さま、
ハイ、私はぜんぜん悲観してません。
もともと反骨精神旺盛で、逆境に強いタイプなので。
息子には「明るい母でよかったわねー!」と言ってます。
私と家にいたら暗くなりようがないですから(^-^)

そうね、みんな何かしら抱えてますね。
だからこそこうやってネット上のブログなんかで知り合って会話をかわすようになるのかもしれないし。

お蕎麦は江戸っ子だから大好きだったはずなのに、息子はこの病気になってから、どうやら蕎麦アレルギーになってしまったみたいなんですよね。
食べると気持ち悪くなるんですって。
因果なことじゃ。
お陰で最近は息子がいないときにお蕎麦を食べています(^-^)

四季穂さんの『約二つ』も、いつかなくなるときがきますように!

投稿: soukichi | 2009年12月25日 (金) 23:01

joseさま、
ありがとう。
私も小学校に入る前まではとても弱くて2回死に損なったし、母はいつも「おまえは虚弱体質だから」と言って、私はワカモトやら肝油(ご存じ?)やら養命酒やらを飲まされてました。
18くらいのときに母が連れてきた近所の手相見には「身体が弱いので結婚もできないし子供もできない」と言われたんだけど、ぜーんぜん当たりませんでしたね~smile
人の言うことなんて、そんなものです。
だから全然気にしてない。
ただ一家の主婦としては、できるだけおいしくて健康的な食事を心がけたいと思ってます。

私は身体に気を使うというよりはむしろ、そういう状態を忘れるくらい何かに夢中になることが息子を変えるんじゃないかと思ってます。
日頃つまんないことにピリピリし過ぎてるので。

投稿: soukichi | 2009年12月25日 (金) 23:17

necomal さん、
私もその先生と同じ意見です。
1番の原因はストレスだと思ってます。
それも他人のせいではなく、自分自身のせいだと。

息子もそれはよくわかっているみたいなんだけれど、そうそう性格は変えられないし、
また私みたいに感情をうまくコントロールできないと言う。
当然なんです。こっちは年の功ですから。
それだけ多く傷ついてこの歳になってるわけだから。
特にあの年頃の鬱屈したエネルギーってのはどうしようもない。
卵が先か鶏が先かって話ではあるけど、体調が落ち着いたらどんどん外へ出て行けばいいと思ってます。
行動しない限り、今のままじゃ体力もつかないしね。

しっかし今の子ってどうして家にいるのが好きなんでしょうねえ?!
あのくらいの年頃のとき、私は家になんていたくなかったものだけど。
ほんと不思議。

投稿: soukichi | 2009年12月25日 (金) 23:26

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