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2009年5月31日 (日)

最近のお気に入り*ニコラ・コンテ

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数日前、夕飯にひと口カツを作っていて、3人分にしてはいささか多い、ひと口大に切

った肉に小麦粉、卵、パン粉を順に付ける、という作業を黙々とやっていて、あれ? 

何か変だぞ、なんか煮詰まってきたと思ったら音楽が何もかかっていないのだった。

最近、TVをつければただウルサイだけで笑えないお笑い芸人ばかり、ラジオをつけ

ればうんざりするようなJポップばっかりで、丸1日TVもラジオもつけずに無音で過ご

すことが多いこの頃だけど、料理をするときに音楽は必須です。

人によっては音楽を聴きながら料理をすると料理に集中できないとか、料理をしなが

らじゃ音楽は聴けないとか言うけれど、私の場合は全然そんなことはなくて、むしろ

音楽があったほうが料理に集中できる、料理をしながらでも五感はしっかり音楽を感

じとって新たな発見をする、って感じなので、音楽は必須なのです。

・・・ というわけで久しぶりに音楽の話。

実を言うとタイトルの『最近の』というのは正確ではなくて、私がニコラのアルバムを買

ったのは2月。あれはまだ1月だったろうか。ある日の朝、ラジオからいつになく気持

ちの良い音楽が流れてきた。疾走感のあるハウスっぽいバック・グラウンドに乗って、

夏の夜を涼しくさせるような大人の女性ヴォーカル。

いや、カッコイイな! 誰だろう? と思って、思わずそわそわとキッチンから洗いもの

の手をとめてコンピューターで検索しようと部屋に入れば、すでに似たようなことをして

いるヤツが ・・・。いやあ、カッコイイね! と息子。

もちろん、何から何まで趣味が同じってわけじゃないけれど、お腹にいるときから私

の聴く音を聴いてきた息子だけに、そうとう好きなものの傾向は似ているわけで・・・

そんなわけで2月の誕生日に3枚まとめて買ったニコラのアルバム。

届いたのはちょうど今日みたいな雨の休日で、「さて。何から聴きたい?」と息子に訊

けば、「ジェット・サウンズ」とすかさず答えが返ってきた。

Nicola_conte_03

このJet Sounds Revisited。

まずかけた瞬間に思うのは音(録音)がすごくいいってことで、それは当然と言えば当

然で、これは去年から何かと気になっているイタリアのJAZZレーベル、Schema(スキ

ーマ)のアルバムなのだった。実はニコラ、ギタリストでありながらスキーマ・レーベル

の発足にも参加し、スキーマの看板アーティストとしてDJ、コンポーザー、プロデュー

サーと、マルチな活躍をする才能の持ち主。ジャズ、ラウンジ、ハウス、ブラジル音楽

などが混然一体となるニコラの作る音楽を、一言で言うとしたらスタイリッシュ。

とにかくセンスが良くてクールでカッコイイとしか言いようがないのだけれど、私が買っ

たこのアルバムはJet Sundsのリミックス・バージョンだったらしく、よりダンサブルな仕

上がり。ちょっと矛盾した言い方にも聞こえるかも知れないけれど、モノトーンでありな

がらカラフルなサウンド。今回買った3枚の中ではこれが最も妖しくて、不穏で、映画

的で、聴いていると日の暮の見知らぬ都会のラビリンスに迷い込んだ異邦人のような

頼りない気持ちになってくる。折しも不安定な春先の暗い雨の日曜日なんかに聴いた

ものだから、いっそうそんな感じがしたのでした。これはどうやっても晴れた日より曇り

か雨の日、昼より夜の音楽。

そして次に聴いたのが最新タイトルとなるトップに掲げたRITUALS。

これはラジオから流れてきたヴォーカル・チューンが入っているアルバムで、5人の

ヴォーカリストをゲストに迎えてのヴォーカル中心のアルバム。疾走感のあるスリリ

ングなサウンド、シルキーなヴォーカル、一見すごく洗練されたお洒落な音楽に聞こ

えるのだけれど、でもそれだけじゃなくて(息子も言うように)『JAZZが死んでない!

そこが要でニコラのすごいところだと思うけれど、それは彼が実は正統的な生粋の

JAZZ人だからじゃないかと思う。曲もどれも良くて、これがほとんどすべてニコラ自

身の作詞・作曲によるものというんだから、すごい才能です。ただ、ごく個人的なこと

を言えば、惜しいかな、ヴォーカルの趣味が私には合わないってことだろうか。

ここでの白眉はやっぱり最初に聴いた『I See All Shades of You』。

アリーチェ・リチャルディというイタリア人ヴォーカリストが歌っているらしいのだけれど、

彼女はとてもいい。エアリーで軽やか、フェミニンで爽やかな色っぽさがある。久々に

とてもとても気に入りました。ヴォーカルは難しい。ヴォーカルの好みは個人の生理的

感覚によるところが大きいと思うから。

次にいいのはジャイルス・ピーターソンに絶賛されたホセ・ジェイムズなんだろうけど、

彼が出てくると一気にゴージャスでグラマラスな、まるで昔のコットンクラブみたいな雰

囲気になっちゃうのは、たぶん好みの分かれるところでしょう。私はよりナチュラルに

哀愁たっぷりに歌っている『Like Leaves in the Wind』が好き。

そしてこのアルバムで聴かれるニコラ・コンテのギターは、暗いトーンで地味だけれど

陰影が深くて印象的な音。

ラストの3枚目は、OTHER DIRECTIONS。

Nicola_conte_01

ブルーノート・レーベルだけあって、この3枚の中では1番ジャジーなアルバム。

といってもやっぱりニコラ色、ニコラ・スタイルのJAZZであって、1曲が4分からせいぜ

い6分くらいにまとまったキャッチーな楽曲作りで、ところどころまったりしたヴォーカル

チューンも入るけれど、時に軽いスキャットだけがフィチュアーされたボッサ、全体的に

はアップテンポな曲が多くて、とても聴きやすい。全13曲中11曲までがニコラのオリ

ジナル。10曲にヴォーカルが入っていて、ここでも全然ヴォーカルの声は趣味じゃな

いのだけれど(好きなのはLUCIA MINETTIだけ)、ここまでヴォーカルが好きじゃなく

ても聴けてしまうのは、もうニコラの圧倒的なサウンド・センスによるものとしか言いよ

うがない。それにミュージシャンたちは言うまでもなく最高。サックス、ベース、どれをと

ってもいいのだけれど、やっぱり私はタイコのロレンツォ・トゥッチ(っていうのかな?)

とピアノのピエトロ・ルッスですね。彼らの演奏が最高なのは当然だそうで、イタリアの

ジャズ・シーンのエリートたちだそうです。(このあたりは私はあまり興味がない。)

ここでは結局紹介しそびれてしまったのかと思うけれど、1番最初にスキーマから買っ

た現代クラブジャズ・シーンにも通用しそうな60年代のケニー・クラーク フランシー・

ボラン セクステットを彷彿とさせるような(攻めモードの)JAZZでありながら、そこに

今風のラウンジ的リラックス感と、音楽のジャンルをやすやすとクールに超えてしまう

リミックス的センスが入り混じったのがニコラの音楽と言えばよいだろうか。

とにかくカッコイイです。

ニコラ・コンテを聴きながらJAZZの可能性を感じるとともに、どうしてこれが日本でや

れないのかな、とも思う。レベル的にはまったく問題なくやれるミュージシャンはいっ

ぱいいると思うし、ヴォーカリストだって隠れた逸材がいると思うんですけれどね。

要はセンスがあって売れるコンセプトを持ち(と言うといやらしいかなぁ)、一家言ある

一筋縄じゃいかない日本のベテラン・ジャズ・ミュージシャンたちをエキサイトさせるだ

けの情熱と実力のある敏腕プロデューサーが必要ってことでしょうか。

ぜひとも出てきてほしいもんです。できれば若い世代じゃなくて、歴史を持ったニコラ

くらいの渋い世代で。

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2009年5月28日 (木)

記憶

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あさ、窓を開けたら、「今日は外が雨だから」と言う男の人の声が聞こえてきて、ふい

に「外は雨だから、君はここで待っていなさい。車をここにまわしてくるから」と言った

Kの声が蘇った。あの頃はそんな老練なスマートさに惹かれてもいたけれど、今はそ

んなことがさっとできない人でもいいなと思う。むしろもっと朴訥としていて、不器用な

くらいで。・・・ といってすぐに脳裏に浮かぶのは、若いスイミングのコーチの青い笑

顔だったりして。コーチの泳ぐバタフライは静かで、しなやかで、かっこいい。

外は静かな雨です。

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マダム・フィガロが枝についた花を一気に咲かせました。

淡くて優しい花。

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今日、最後となるであろう食卓に飾る花を切って飾りました。

ライラック・ローズとマダム・フィガロとナエマ。

どれも香りがあるけれど、ナエマが1番いい香りです。

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2009年5月25日 (月)

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小さな声で 僕を呼ぶ闇へと 手を伸ばす

静かで 長い夜

慣らされていた 置き去りの時から

這い上がり 無邪気に 微笑んだ 君に会うもう一度


強がるポーズが よく似てた二人は

弾き合い その後 引き合った

生まれた頃と 変わらない心で

触ったら すべてが 消えそうな 君を見つめていた


やがて 君は鳥になる ボロボロの約束 胸に抱いて

悲しいこともある だけど 夢は続く 目をふせないで

舞い降りる 夜明けまで


やがて 君は鳥になる ボロボロの約束 胸に抱いて

風に揺れる愛 優しい日の思い出 かみしめながら

つぎはぎの ミラージュ 大切な約束 胸に抱いて

悲しいこともある だけど夢は続く 目をふせないで

舞い降りる 夜明けまで


( Words & Music by 草野正宗 )

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なんだか急にハチミツ付きのバタートーストが食べたくなって、夕飯の買い物ついでに

ハチミツを買って、夜道を『ハチミツ』を歌いながら帰る。

家に帰って『ハチミツ』(CD)をかけた。

最近なぜか1日をほとんど無音で過ごす私だけれど、夕飯の支度のときには音楽は

必須。聴き慣れた・歌い慣れた曲ばかりだけど、この頃の草野マサムネの言葉って

完璧だ。どうしようもなく青春してて、まるで蛍の一瞬の輝きを捕らえたみたいで・・・

鮮やかに頭の中の架空の映像が立ち上る。

自分でも意外だけれど、このアルバムの中では『Y』が好きだ。とても暗い曲。そして

儚い曲。自分の中のどうしようもなくセンチメンタルな部分が引きずり出される曲 ・・・

若いときよく君は年齢不詳だと言われた。年の離れた大人たちに。

妙に老成してるかと思いきや、いきなり子供みたいで、と。

それを愛してくれる人がいる間はよかったけれど、それもない今いい歳をしてこの曲

を聴くたび泣く自分はどうしたものだろう。相変わらず未成熟な半分を抱えて?

途方に暮れて見上げた空には月もなくて、ひと匙すくって口に入れたハチミツはただ

甘いばかりで。

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2009年5月24日 (日)

ナエマ

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雨のあさ、ナエマが咲きました。

我が家にきて初めて咲くバラだけあって、このバラ本来のイメージからは幼い印象。

ニュアンスとははじめからついているものじゃなくて、年を経るごとについていくもの

なんだとわかる。それはたぶん、人もバラも同じ。

ニュアンスには欠けるけど、まだ幼く、素直な印象のナエマです。

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そしてやっぱりかわいい、しましま!

雨の朝にはしましまもくっきり、ストライプのリボンで作った花のよう。

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もちろん、蕾だってしましまです。

これはまるでストロベリー・アイスのよう。

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そして先日来、咲き続けている桜貝。

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バラが終わる頃になってクレマチスもやっと咲きだした。

バラとクレマチスのコラボレーションってのを思い描いてベランダの貴重なスペースに

2株もお迎えしたのに、なかなかそうはうまくいかないのが自然の妙味??

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2009年5月23日 (土)

しましまちゃんが咲いた♪

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村田ばら園から我が家にきて2度目の初夏を迎えたストライプのバラ、ペルル・デ・パ

ナシェが咲き始めました。どうしても欲しくて、直接村田ばら園に電話して手に入れた

バラ。最初に電話したときには出荷できるまで育ったものがないと言われて、2年越し

できたバラ。なんで私はそんなに、しましまストライプが好きなのか???

もともと、とてもスロー・スターターのこのバラ、春先はうわっと葉っぱがいっぱい出て

きて、今年はどうなることかと期待したけれど、よく見たらブラインドが多くて少ししか

蕾をつけませんでした。咲き始めはこんな風 ↑

・・・ と思ったら、翌朝は一気に咲き進んでいて、こんなになっていました。↓

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散開型、というかポンポン咲きというか。

花径はまだ小さい。本来はもう少し中輪のバラじゃないかと思うけれど・・・

イングリッシュローズの安定感からするとオールドローズは株が熟成するまでに時間

がかかる。オールドほどではないけれど、それに似たところがあるのはフレンチ。

苗を買って翌年最初の春から完璧な咲き方をするものもあれば、まったくもって見る

も無残なものもあり。私にとってはオルソラ・スピノーラがそれで、かろうじて去年の秋

ああ、あなたはこういうバラなんですか、という花を1回だけ見せてもらったほかはこ

の春も全滅で(思い切ってゲンコツ剪定したのに!)、これを買ったのは間違いだった

かと思い出す始末。それにしても今日も風がものすごく強い。年々、自然が猛威を奮

い始めたように感じているのだけれど、そう思うのは私だけ? 激しい風に咲いたば

かりの重い頭を右に左に振られているバラたち。風がやむ一瞬を狙って、キツイ態勢

でカメラを構えているのは酔狂な私。

そう、今日ショックなことがありました。前にマダム・フィガロと言ってアップしたのはマ

ダム・フィガロじゃなくて、今季初めて咲いたソニア・リキエルさんでした。今朝、このバ

ラを見て気づいたの、スマートな株立ち、重ねが気持ち浅くてシンプルな花形、限りな

く白に近い淡いピンク。そう、あなたがマダム・フィガロでした。

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ソニア・リキエルが本来もっと強いピンクのはずなのが、あんなに淡い咲き方をした

ものだから間違えたのでした。

そして、つやっつやの女優顔、ライラック・ローズ。

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風に煽られて花びらが傷んでしまったけれど、もっと咲き進むとこんな風 ↓

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このバラの色が苦手という人がいます。その気持ちはよくわかる。

確かに春バラのときの、このバラのエネルギーはちょっと重い。

でもこのバラは秋がいいんです。もっとライトなライラックピンクで、春とはまるで違う

印象。秋風に揺れるふわふわの花びらはまるで清水翠のスキャットのごとし。

いつも書いているけれど、大人のピンクです。

そして咲き始めのときのコーラルピンクが印象的なクイーン・オブ・スウェーデン。

まるでオレンジ・シャーベット。

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一気に駆け抜けたバラのシーズンもそろそろ終わりです。

もう寿命なのか、今年まったく元気がないコンスタンス・スプライ、先ほど書いたオル

ソラ・スピノーラを抜かせば、まだ咲いてないのはナエマくらいでしょうか。

もう蕾は解けかけていて、明日の朝には開きそう。

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2009年5月20日 (水)

シャルロットも満開

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シャルロットがほぼ満開になりました。

もともととっても強健で、黄色のバラの割には病虫害にも強くて多花で育てやすいこ

のバラ、淡いレモンイエローのシャルロットが咲くと一気にベランダが明るくなります。

重ねの多い超カップ咲き、大輪、淡いアップルのような香りがするシャルロットは、花

の形からしてとてもかわいらしいのだけれど、意外とその魅力を写真にするのは難し

い。シャルロットとくらべると我が家の初代黄色いバラ、グラハム・トーマスの方がず

っとフォトジェニックだった気がします。シャルロットが内気な女の子だとしたら、グラ

ハム・トーマスはもっと陽性で快活な大人の女性、という感じ。

しかしてシャルロットは写真より実物の方がずっといいバラです。

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多花といえば、ローズマリーも多花です。

このバラが房咲きで一気に咲くところは見事。

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なんともいえないクリーミーな白。

バラを育てていると白にもいろんな白、ピンクにも実に様々なピンクがあることに気づ

かされます。何年やっていてもバラに飽きないのは、ひとつにはその色数の豊富さも

あるのかも。

このバラを見ながら私が何を考えているかというと、濃厚リッチ・テイストのバニラのソ

フトクリーム・アイスです。 思わずアイスクリームメーカーを買おうかと思ってしまいま

した。さんざん迷っているんですけれど、それを買うお金&材料費でハーゲンダッツの

アイスが何個買えるかとか考えちゃって ・・・ けっこうセコイです coldsweats01

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そして豪華に咲くイングリッシュローズの足元で慎ましやかに咲いているのはミニチュ

ア・ローズの桜貝。命名した人に拍手を送りたいような、まさに桜貝のようなバラ。

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イングリッシュローズも続々と開花、テーブルにはいつも摘みたてのバラが飾られ、

いつになく、そして束の間にぎやかで華やかな我が家です。

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2009年5月19日 (火)

梅の季節

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昨日は急に暑くなった。

朝いつものように起きようとしたら、急激な気温の変化に身体がついていかなかった

のか、くらくらと目が回ってしまった。なんとか朝ごはんとお弁当の支度をして娘を送

り出し、しばらく横になったらなんとか持ち直したからよかったものの、これからの季

節は睡眠不足は厳禁だな、と思った朝。

夕方、ダイニングテーブルで仕事の資料を読んでいたら、「ただいまー!」と娘が帰っ

てきた。今日は暑いねーと言うから「今日はオヤツがあるよ。冷蔵庫にアイスが入っ

てる。食べたら?」と言うと、娘は娘で「今日はお土産があるよ」と言う。

なになに、と覗くと、ショルダーバッグから何やら重そうに取り出したのは、青梅!

しかも小さい。伊那小梅というらしい。

今年は豊作だって、と言うからクラス全員もらったの? と聞くと(3年になるとバイオ

テクノロジーと生産類型のクラスに分かれるのだけれど)、生産の子だけ、と言う。

でも15人くらいの子が1キロずつもらっても、まだいっぱいあったそうだから、ほんと

に豊作です。・・・ と、目にも鮮やかなグリーンの梅を眺めながら、でも私は梅酒も作

ったことがなかったことを思い出した。

「う~ん、小梅かあ・・・。もらって嬉しいような嬉しくないような、複雑な気持ち」

と思わず言ったら、「うん、リサもこれどうするのかと思ったよ」なんて言う。

友達たちは何にするって言ってた? と聞けば、「梅酒とか梅干し」と言うのだけれど

それにはこの小梅はあんまり適してなさそうだしなあ。

こんなとき、おばあちゃんがいればね、どうしたらいいか聞けるのにね、なんて情け

ないことをブツクサ言ってみたけれど、そう言ってても仕方がないので現代の神器を

使うことにした。ネット検索すれば、たちどころにしてどんなレシピも出てくるこの便利

さ。小梅は果肉が少ないので、やっぱり梅酒や梅干しには向いてないらしい。しかも

梅酒は熟成するのに1年はかかると書いてある。・・・ 小梅でもかろうじて作れて、

たった1ヶ月で使える梅酢を作ることにした。

そうと決まれば、収穫したでて作るのがいいから、スーパーに酢と砂糖と保存するガ

ラス瓶を買いに行く。つくづく主婦というのは、少々疲れていようが具合が悪かろうが

やらなきゃならないことができたら即せっせとやらなきゃならないわけで。難儀なのか

それが喜びなのか、わかったもんじゃありません。

私が買い物に行っている間に、洗った小梅からなるべく傷のないものを選んで、楊

枝でヘタを取っておいてもらいました。ふだん何もやらない娘もこういう時だけは何

故か楽しそう。帰ったらもうできていました。そこまでやれば、あとはいたって簡単。

洗ったガラス瓶に、ひとつひとつ丁寧に水気を拭き取った小梅を入れて、小梅500

グラムに対して砂糖500グラムを入れ、450ミリリットルの酢を注いだら軽く揺すっ

て終わり。1週間後にかき混ぜて、それを繰り返して、ひと月後にはほぼ完成。

できあがった梅酢は水で割って梅ジュース、炭酸で割って梅サワーで飲んだり、ドレ

ッシングにしてもおいしい。

梅ってすぐに虫がついてしまうので無農薬で育てるのはとても難しく、市販の梅には

膨大な量の農薬が使われているのだとか。無農薬の梅は大変貴重なものらしい。

娘の学校は完全な無農薬ではないものの、低農薬有機農法だと聞いているから、

この梅も貴重と言えるのかも。

だいぶ暑くなってきたこの頃、手作り梅酢で青梅パワー、クエン酸サイクルで来るべ

く暑い夏を乗り切ろうと思う。

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2009年5月18日 (月)

ビーさんのマラサダ!(???)

Bees_malasada_2

『ホノカアボーイ』を見た日はすっかりビーさんに影響されちゃって、夕飯に煮物4品と

タケノコごはんを作ってしまった! という友達と、彼女の家で『ビーさんのマラサダ』

を作ることになって、先日行ってきました。

彼女の家のキッチンはなんたって広くて明るいのだ。それにうちと違って調理器具だ

ってなんだって揃ってるし、聞けば彼女、1年くらいお菓子教室に通っていたというで

はないか。さすが甘いもの好き! それなら彼女にまかせてOKでしょうと、他力本願

な私。前もってレシピはFAXしてあるし、 テーブルの上のタッパの中のグラニュー糖

にはちゃーんとバニラビーンズが潜ませてあるし。学校の調理実習よろしくエプロン

をつけたら、彼女の指示通り手を動かすだけ。デジタル・キッチン・スケールで粉を量

り、ドライイースト、砂糖、塩を混ぜ、そこに泡立て器で混ぜた卵とエバミルクと溶かし

バターを入れて ・・・ と、てっきり私はそこで映画みたいにテーブルはさんで2人座っ

て生地をコネコネするのかと思いきや、じゃーん、うちにはこんな便利なものがあるの

よ。パン焼き機。これで生地を捏ねて一次発酵までしちゃいましょう、と彼女。

はり? そうなの? なんだか予定と違うけど、そんな便利なものがあるなら、まっ、

いいか。鈍い音を立てて機械が動きだしたのを横目に、我々はティー・タイム。

それから1時間くらいも経ったころだろうか。生地をパン焼き機から取り出した彼女、

なんだか生地がカタイわ、ちっとも膨らんでない、と言っている。大体この粉の量から

考えるとエバミルクの量が少なすぎるのよ、云々・・・ それでも打ち粉をした台の上

に載せて、生地を四角く整えながらめん棒で2センチ厚さにのばす。

あのさ、生地にシワが寄っちゃってるんだけど、これって膨らんだら直るもの? 

もちっと捏ねたほうがよくない? という私に、「一時発酵まで終わっちゃってるから

もうあんまりいじらないほうがいいのよ」と彼女はかなーりアバウトに、しかし手際よく

生地を四角くまとめると、絞った布巾をかけて、「これでベンチタイム20分」。

そして20分後、またもや全然膨らまな~い、とブツブツ言いつつ彼女は生地を15個

の長方形に切り分けると、今度はオーブンの中で2次発酵。

「さて。これであと40分待たなきゃいけないから、そのあいだにランチでもしちゃいま

しょうよ。お腹すいちゃった!」と言って、とびっ子の入った和風パスタを作ってくれま

した。なんと彼女、とびっ子が好きなのだそうだ。とびっ子が好きな人なんて初めて見

たけど、それ以上に、好きと言いながらそれが何の卵か知らなかった彼女に「飛びっ

子だけに飛び魚の卵! 」と言ったら、ほんとだったのでびっくりしました。

そしてランチがちょうど終わる頃、電子レンジが「チン!」と鳴って、2次発酵終了。

はたして生地はやっぱり膨らんでなかったのでした。

「どうしてかしら? でも圧倒的に水分が足りないのよ」「でも揚げたら膨らむかも?」

「揚げてみましょう」 ・・・ なんて会話をして170度の油で揚げることしばし。

・・・ だんだんと膨らんできました。映画の中では、おでんのはんぺんみたいに膨らん

でいたけれど、それほどではないものの、倍くらいの厚さにはなってきた。

「ちゃんと揚がってるか1個割って食べてみましょう」と彼女、1個菜箸で取り出すと4

分の1分割したのをフォークで刺して口に運ぶ。モグモグモグ・・・

彼女の顔がみるみる変わって「おいしい♪ ちょっと生地がカタイけど、でも素朴な素

材の味がする!」 あなたも食べてみて・・・ というので私も食べてみたら、ほんとに

素朴な味! 映画で見たイメージとはちょっと違うけど、これはこれで悪くないかも。

さて、そこからが急に大忙し。揚げたてのマラサダを淹れたての珈琲でいただきまし

ょう、と慌てた彼女、ふだん珈琲党じゃないものだから電動ミルの使い方がわからな

い。豆を挽いたものの蓋が開かないというのでマラサダを揚げる手を休めて私がミ

ルを受け取れば、まだコンセントが入ったままだったミルがいきなり回りだして、挽き

立ての粉を思い切りぶちまける始末 ・・・ 。あたり一面コーヒーの粉だらけになって

悪いと思いつつも、いつもあんまり見たことのない彼女の一面、食いしん坊の慌てん

坊ぶりが可笑しくて可笑しくて、笑いが止まらない私。

まるっきりマンガな2人なのでした。

そして、ついにできあがったマラサダ!

Bees_malasada01

レシピには『子供の頃、おばあちゃんがおやつに揚げてくれたような、揚げパンでもド

ーナツでもない懐かしい味。甘みも控えめで、揚げたてのアツアツを頬ばればサクッ

フワッと夢のような食べごこち。(略)忙しい気持ちで食べていたら分らないくらいの、

心からやさしい味です』と書いてあったけど、う~む、はたしてこれはどうでしょう?

ちなみに1個食べたらもう充分でした。

こんなのを毎日食べてたら、そりゃエデリみたいなボディになるでしょう。

この日はお土産にいくつかもらって帰ったのだけれど、うちの子供の感想も、彼女の

家の子供の感想も「もっと柔らかいドーナツを作って!」でした。

でもって、これにはもっと笑える顛末があって、次の日、何気なくレシピを見ていたら、

材料のところには書いてないけれど、作り方の本文のところに水を2分の1カップ強

入れる、と書いてあるじゃあーありませんか。目が点になった一瞬。

思わず「わかった!」とメールしたら、彼女からは「ほんとだ・・・ 悔しいからもう一度

リベンジするわ」と返事が返ってきました。

私ももいちどリベンジならぬ、おさらいしよう。こんどはアナログでスローにいこう。

目指すはサクッ、フワッ、です。(にっこり)

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2009年5月17日 (日)

バラに降る雨

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いつかも、これとおなじタイトルで書いたことがあるような気がします。

そう、花に嵐は桜だけの常套句ではないのです。

全てが完璧に思えた今年のバラも、蓋を開けたら突然の雨続きと急激な気温の寒

暖差、それにひどい強風で、今年はきれいに咲いてくれるだろうと思っていた粉粧楼

のつぼみもすっかりボール化してしまい、今日すべて切り落としました。

花はいつでも受難です。

上はうなだれて咲く、緑の葉っぱも鮮やかなドュセス・ドゥ・ブラバン。

下はまるで頭に寝癖をつけたやんちゃな女の子、ルイーズ・オディエ。

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こちらは昨日に引き続きヘリテイジ。雨に打たれても完璧な花形。

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私の大好きなジェーン・オースティンも咲き始めました。

今年はこのジェーン・オースティンによく似た(親戚関係にある)イヴリンの完璧な姿は

まだ撮れていません。私がベランダに出ていく頃にはすっかり咲き進んで花形が乱れ

ているか、暑さや強風で萎れてしまっているかなのです。好きなバラだけに残念。

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クイーン・オブ・スウェーデンも次々と開花。

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バラの時期は毎年、自分1人で見ているだけじゃもったいないから誰かを家に招ぼう

と思うのだけれど、そう思っている間にも次々とバラは咲き進み、結局いつも誰も招

ばないうちに終わってしまうのです。

それくらい、あっという間の5月です。

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2009年5月15日 (金)

ファーストローズ

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長いことバラきちの私のことを横目で見ながら、バラにだけは手を出すまいと思って

いたという女友達が、ローズカフェで初めて見た瞬間にまいってしまったのが、この

バラでした。そして彼女のファーストローズとなったヘリテイジ。

ふわふわのシフォンのドレスのような、なんともいえない、この絶妙なピンクのグラデ

ィエーション。女の子なら一度は憧れる世界かも。

若い頃はモノトーンの大人っぽいクールな服しか着なかったという彼女だって、本当

はこんなピンクの服が着たかったのかもしれません。

そういえば女子高生の頃、小柄でベビーフェイスの私を『○○ってお花畑みたいcute

とからかっていた大柄で大人っぽかった友人Tが、いい歳して結婚パーティーで着た

ドレスは、なんとピンクでした。足元はたしか、ふわふわのピンクの羽がついたロマ

ンティックなミュール!(あ、T。PCの前で怒っても駄目よ smile

Tの知られざる願望を見てしまった瞬間 ・・・。

ちなみに私のファーストローズはホワイトクリスマスです。

香り高いハイブリットティーの白バラ。

私がバラを始めた当時はオールドローズでさえ今ほど簡単に手に入らなくて、私は

一目惚れしたそのバラの大苗を、まだ小さかった息子の手を引き、バスと電車を乗

り継いで深大寺植物園から苦労して持ち帰ったのでした。

そして翌日、猫の額ほどの庭の陽のあたる場所に穴を掘り、ポール・マッカートニー

の『Winter Rose』を歌いながら植えたのを、昨日のことみたいに憶えています。

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2009年5月14日 (木)

強風の日

09roses

今日はものすごく風が強いです。

今朝は久しぶりに湿度もなく爽やかに晴れて、朝見たときは今年初めてのグラミスが

とてもきれいに咲いていたのに、家事をひととおり終えてベランダに出たときには、咲

いたばかりのバラたちは強風に煽られて、もうすっかりくたくたになっていました。

グラミス・キャッスル、シャルロット、イヴリン、ジェーン・オースティン、デュセス・ド・ブラ

バン・・・。中には今年の1番花もあって、萎れた花をただ切って捨てるにはしのびなか

ったので、集めて写真を撮りました。

春のイングリッシュローズは、きれいだけれど花もちが悪くて、強い陽射しにも強風に

もとっても弱い。それに較べるとオールドやフレンチは、見た目にはイングリッシュよ

り華奢で儚げなのに、すぐに花びらがだれることなく張力を保っている。

そのあたりもいま私がフレンチに惹かれている理由ではあるのだけれど、これは何

故なんだろう?

風が強い日は花の写真を撮るのも一苦労で、下はかろうじて撮れた写真。

最初は切ってしまう直前に撮ったグラミス・キャッスル。

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そして今年の1番花のマダム・フィガロ。

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まるでピーチ!

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光によって色が違って見えるけれど、限りなく白に近い淡いピンク。

この花って、ふわっと舞い降りた妖精のドレスのようじゃないですか?

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そして、フローレンス・ディラットレ。

最初の花より青味が強くなったようです。

こちらは、ごくごく淡いパープルピンク。

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つまり私は子供の頃からこういう淡い色の花が好きなのだけれど、それだけだと全体

の印象がボケてしまうので、もっとはっきりした色のバラを入れるわけです。

これは私がオールドの中で最も好きなバラのひとつ、ルイーズ・オディエ。

青味がかった濃いピンク、カップ咲き。とても繊細な印象でありながら、強さも感じる。

これを伸ばしてツルバラ様に誘引して、窓辺にいっぱい咲かせるのが夢なのです。

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そしてシャンタル・メリュー。

いつも完璧な美しさで咲いてくれる優秀なバラ。

その生き生きした印象はいつ見ても鮮烈!

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最後はスウィート・チャリオット。

ミニチュアローズではめずらしくダマスクローズのような香りのあるバラ。

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今日の恐ろしいまでの強風は、午後になっていっときやんだかと思ったらまた吹き荒

れ始め、結局一日じゅう続いたのでした。

今日ほど風を憎らしく思った日はなかったかも。

自然現象に腹を立てても仕方がないんですけれどね(^-^)

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2009年5月11日 (月)

Mothser's Day?

Mothers_day

昨日、夜遅くにようやく新しいコンピューターのセットアップをほぼ完了して、散らか

った段ボールを片づけてホッとしてたら、娘がやってきて「ハイ、これあげる」と言っ

て何かくれた。疲れてぼおっとしてたのもあるけど、あんまり思いがけなくて「へ?」

と言いながら受け取って見ると、動物くん勢ぞろい。

思わず「今日はまだ母の日じゃないけど、ありがとう!」なんて寝ぼけたことを言っ

たら、「え、今日って母の日だよ」と言われてしまった。

あ、そうか。ここ数日コンピューターの入れ替えのことで集中してたせいで、すっか

り忘れてた。

近くで2人の会話を聞いてた息子も、今年はすっかり忘れてたらしい。

はい、ここを順番に引っぱってね、と娘が言う。

ハイハイ ・・・

Mothers_day_02

おお! 出ました!

Mothers_day_03_2

はりゃあー、かわいい!

なんだか、しあわせだにゃあー cat

しかし、こういうアイディアはどこから出てくるの? リサって天才だね!

なんちゅうことを言うと娘は満足そうにニコニコして自分の部屋に戻っていった。

いつもこういうところは感心するけど、この子は自分の部屋で何かチマチマやってた

なあと思うと、こういうものを短時間でチャカチャカっと作ってしまう子なんである。

そういえば、このあいだはこんなのを作って見せてくれた。

Lisa_handmade

ハイカットのスニーカー履いたキリンのペンケースとキャップ。

学校の成績は最悪だけれど、モノを生み出す感覚はどこまでもオリジナル。

何より自分の力を信じてるのがいいんじゃないの、と思う。

できないことはたぶんいっぱいありそうだけど、その魔法の手で自分の未来を切り

開いていって欲しい。

こどもっていうのは時にものすごく厄介で手のかかる面倒なしろものだけど、でも毎

晩寝る前に思います。

こどもっていいよねー (^-^)  私はこどもが大好きだ!

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2009年5月10日 (日)

バラのスペシャル・ウィーク突入!

09charlotte

久しぶりに晴れて暖かくなったら、ベランダのバラが続々と咲き始めました。

今年もついに、1年のうちでも5月のたった2週間だけしかない、バラのスペシャル・

ウィークの始まりです。

今年は毎年悩まされるウドンコ病もほとんど出ず、アブラムシも出ず、出だし快調!

上はレモンイエローのシャルロット。た~くさん蕾をつけています。

そして、咲きだしはアプリコット、徐々に淡いピンクに変わってゆく、超カップ咲きの

クイーン・オブ・スウェーデン。

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見た瞬間、いちごの入った生クリームみたいな色! と思ったのは、今年初めて咲い

たフレンチさんのフローレンス・ディラットレ。今までなかったピンク ・・・

09florence_delattre

去年はてっきり、このまま枯れて駄目になってしまうだろうと思っていたルイーズ・オデ

ィエも今年は見事に復活して、小さいけれどきれいに咲いてくれました。

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この、ぐるぐる・巻き巻きが好き!

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つぼみもかわゆらし♪

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かと思うと、こんな一重の和風のバラも好きです。

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ベランダ中のバラが次々に開きだし、朝寝坊なんかしてられない。

なんとも目まぐるしくも華やかで賑やかな、バラ週間の始まりです。

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2009年5月 9日 (土)

ルイさんのバラが咲いた。

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去年、ルイさんからもらったバラが、昨日ついに開き始めました。

もらったときはほんのチビ苗だったこのバラ。

ルイさんというと無類のオールドローズ好き、中でもとりわけティーローズ、白バラ好

きがブロガー仲間では知られたところだけれど、これも初めてつけた花とは思えない

ほど見事な白バラです。

今朝は暑くなったせいで萎れかけていたのを、切ってコップに挿したらきれいに開き

始めました。とても優しい波動を感じるバラです。

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そして、もうひとつ。

これはルイさんに、おととしもらったペルル・ド・ジャルダン。

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いつもはウドンコにやられてなかなかきれいに咲かないバラなのだけど、今年はきれ

いに咲いてくれました。

こうやっていただいたバラの写真を並べて見ていると、男の人のバラの好みって、も

しかしたらそのまま女性の好みにも通じるんじゃないかなあ、なんて思います。

はたして、どんなものでしょ。

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2009年5月 8日 (金)

ドュセス・ドゥ・ブラバン満開

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忌野清志朗の葬儀以来、まるで涙雨のように続いていた雨。

そんななかでもバラは着々と開く準備をしていたらしく、今朝気づいたらデュセス・ドゥ

ブラバンが満開でした。

暗い雨の朝に咲いた、明るいピンクの花々。

人の心が癒されるのって、そんなたゆみない自然の営みにあるのじゃないかと、ふと

思えた瞬間。

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2009年5月 5日 (火)

友人宅で

Okonomiyaki

この町に引っ越してきてからもう20年近くになるけど、Nが自分から電話をかけてき

たのなんて、1人息子が生まれた夜以来じゃないかな。

それも私にじゃなくて、うちの息子に。

先日、息子がNに頼んでおいたCDができたから取りに来て、というのだ。

ついでに私がリクエストしていたお好み焼きパーチーもやろうということに。

この家に1家族がそろって食卓を囲むのも何年ぶりだろうか。

さしずめ雨降って地固まる、といったところ?

私にはほとんどセミ家族と言える人が何人かいて、彼らもそのうちのひとり。

ぜんぜん何も気にしない。まるで自分の家にいるみたいにまったくの素。

だからたぶん、何を食べてもおいしい。それにNの焼くお好み焼きときたら絶品なの

です。食べてる間にもNが息子に勧める音楽が流れる。息子は頭を振りながらお好

み焼きを食べる。6人の会話が賑やかに錯綜する。

エグベルト・ジスモンチの録画を見た。去年、紀尾井ホールでオーケストラとやったと

きの映像。「そうきちさんが来たら見せようと思ってたんだ」とN。まるで春のエナジー

が怒涛のように押し寄せてくるようなFrevo。わくわくした。

初めてジスモンチが話しているところを見たけれど、とても鷹揚な雰囲気で、レバノン

人の父とイタリア人の母を持つという彼の瞳はとても深くて、憂愁の色を湛えた複雑

な眼差し。美しいポルトガル語の発音に惹かれた。ポルトガル語。美しい言語。

貧富の差が青と赤ではっきり塗り分けられてるような国(ブラジル)で生まれた心あ

るインテリの目は、深くならざるをえないのかもしれない。それから打って変わって

彼らのお勧め映画の予告映像は、『テネシャスD 運命のピックをさがせ!

これ超おバカな映画なんだけど、滅茶苦茶面白そうです。

こんな時代に風穴を開けるのは笑い、だよね。

できれば、いま巷に溢れてる、ただうるさくてくだらないだけのお笑いじゃなくて、一見

ナンセンスなんだけど実はふかぁーくて、いろんな味のする笑い。

でもって、いつの時代にも大切なのは家族みたいな友達。

あなたにもいますように。

私はなんだかんだ言って世話焼きの心配性なのだ。

間違っても、どこにも行くところがないとか思って5月の夜半に公園のベンチでホー

ムレスみたいに寝たりしないように! 

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2009年5月 3日 (日)

ドカドカうるさいR&Rバンド

Kiyoshirou_067_3

バカでかいトラックから機材がおろされ

今夜のショーのためのステージが組まれる

街中のガキどもにチケットがばらまかれた

ドカドカうるさいR&Rバンドさ


ヤツはBluesをきめてギターをひきずる

オレはSpeedつけてステージを駆け抜ける

ホテルをうろつく女を誰かがヨロシクしてるぜ

ドカドカうるさいR&Rバンドさ


子供だましのモンキービジネス

よってたかって分け前をあさる

子供だましのモンキービジネス

まともなヤツはひとりもいねえぜ Oh Yeah!


イキがったりビビッたりしてここまできた

ツアーがどこに行くのか誰も知らない

オレは浮ついた歌でおまえの気をひくだけさ

ドカドカうるさいR&Rバンドさ


子供だましのモンキービジネス

よってたかって分け前をあさる

子供だましのモンキービジネス

まともなヤツはオレしかいねえぜ Oh Yeah!


バカでかいトラックに機材が積まれて

明日もどっかの街でイカレタ音を出す

悲しい気分なんかぶっ飛ばしちまいなよ

ドカドカうるさいR&&バンドさ


Hey hey!

悲しい気分なんかぶっ飛ばしちまいなよ Baby

ドカドカうるさいR&Rバンドさ


(作詞・作曲/忌野清志郎・仲井戸麗市)

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先日、Cさんと『少年メリケンサック』を見に行って、映画自体は佐藤浩市と宮崎あお

いの弾けたすごい熱演を除けば、パンクロックを特別愛していない(でも音楽をこよ

なく愛している)私から見てもただパンクをギャグってるだけのク○な映画だったけど

途中なかだるみの映像を見ながら、ただこの歌だけを思い出していた。

この歌ほどリアルなライブツアーのわくわく感が伝わってくる歌もないから。

そして、つい数日前は最近やっと本調子になってきたアホなMちゃんと久しぶりにア

ホアホ・パワー全開で半日過ごし、帰りに寄ったほんやら洞でまたラビさんのニコッ』

にやられ、ラビさんの頭ってキヨシロみたいだなあ、なんて思ったばかりだったのに。


清志郎ちゃんが逝ってしまいました・・・

おとといの夜、いつものようにコンピュータの前にいたら息子が「忌野清志郎、死去

だって」と言う。嘘・・・。ただその言葉だけでショックで半分パニックになりながらヤ

フーを検索するも、まだそのときはヤフーにはニュースが載ってなくて、グーグル検

索してやっと「32分前に亡くなった」と知った次第です。

実は今年、そう遠からぬ日にそういう日がくるんじゃないかということは予測してはい

たのだけれど、事実となったら違いました。全然、受け入れられなかった。

身近な近親の死とかじゃなくて、こんなに動揺したのは久しぶりです。

今日の夕方、忌野清志郎デビュー35周年に、パルコ劇場で4日間連続で行われた

ライブのDVDを引っぱり出して見ました。・・・ 泣けました。

特に清志郎とヒロトが『上を向いて歩こう』を歌っているのがあるんだけど、これが

いいんだよね。この声、この歌い方、このシャウト、この動き、このファッション ・・・

誰にも真似できないし、清志郎がやるからこそカッコよくて、他の誰がやってもこうは

ならない。うちの息子は「どこがいいかわからない」って言うけど、清志郎くらいになっ

たら曲がどうとか歌詞がどうとか歌が上手いとか下手とかそんなのはどうでもよくて、

もう存在そのものがアートなんだよ、って言っている。わからなければわかんないで

いい。そんなことで議論する気もない。考えるな。感じろ! の世界だから。

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これが録られたのは2005年。これほど元気にタフにステージを飛び回ってたキヨシ

ローがわずかその4年後に逝ってしまうとは。このライブでも、40周年も50周年も

やりたいね、と言っていたのに・・・。本当に早すぎる死。

ガンという病気のことを思うとき、ここ数ヶ月はただただ苦しいだけだったろうことを

思うと、胸が痛みます。

唯一救いなのは、キヨシローが現世の全ての苦しみから解放された季節が、1年で

最も緑の美しい、生き生きと健やかで安らかなこの5月だったということくらいか。

まだまだ、ご冥福を祈る、というような心情には達しないのだけれど、今は大好きな

キヨシローの歌を歌ったり、ライブ映像を見て泣いたり笑ったりしながら偲びたいと

思います。

合掌。

Kiyoshirou_2 

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2009年5月 2日 (土)

5月の朝

09duchesse_de_brabant_05

朝起きたらすぐにキッチンに行って水を飲む。

それからベランダに出る。

休日でも朝8時半までには起きて、10時前までに太陽を見ること。これが大事。

それからバラを見てまわる。5月はこれが毎朝の日課。

私のベランダはいまバラの蕾だらけだけれど、いっこうに咲き出さない。

思うに花が咲くときって、すごいパワーがいるんだと思う。鳥の雛が卵の殻を割って

出てくるときくらいの。ともすると力およばず蕾のままで終わってしまう。

子供の頃の私は、夜ふとんの中で自分が死んで残るのがお墓だけだったらどうしよ

うと思うと本気で気が狂いそうになって眠れなくなっちゃうような変な子供だったけれ

ど、花の蕾のそれって、人間と同じじゃないかと思う。咲くにはパワーがいるんだよ。

桜の花があんなにきれいなのは、それが圧倒的なエネルギーの放出だから。

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去年、ルイさんからいただいた、ジャック・カルティエの鉢の中のチャイブも咲いた。

フレッシュでかわいらしい。

今朝の気分はなぜか『BTTB』。Back To The Basic!

Bttb_2  

タンスの引き出しから古い45RPM STUDIOの白いコットン・シャツを引っ張り出して

着る。妙に馴染む。この髪でこんなシャツを着た私はまるきり男の子みたいだ。

いったい私はティーンエイジャーの頃から何が変わったのだろう???

今年も下駄登場。

白のコットンシャツにジーンズ、それに下駄、という格好で自転車に乗って買い物に

行く。世の中はすっかりゴールデンウィークだけど、私にはどうやら関係ないみたい。

ただ季節の過ぎるのだけが早くて。

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