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2009年3月19日 (木)

飛び立つ鳥

09hakumokuren

清らかなものが好きだ。


合掌する祈りの手

許されて 

ゆっくり解けてゆくこころ

飛び立つ白い鳥のような


毎年おなじ印象のままに

今年も新鮮なハクモクレンの花。

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2009年3月17日 (火)

2009*Ivan Lins Live at BlueNote Tokyo*

09ivan_lins

「見つけてしまいました!」

と友達からメールがきたのは2月の後半頃。

出かけた先の駅のホームでイヴァン・リンスのライヴのポスターを見つけて、すぐにメ

ールしてきてくれたのだった。

その後、彼女からは今月になってからまたメールがきて、3月は何かと子供の行事が

多くて自分の予定を入れにくい状況、私はほとんど諦めモードです、と言ってきた。

私は私でその頃ちょうど仕事のことでひどくストレスを抱えていて、音楽も聴けない・

文章も書けないという状態が続いていたし、おまけに今月は超プアなのでどうしようか

と思ったけれど、でもそんなときだからこそ行きたい気がしたし、国内ミュージシャンと

違って外国ミュージシャンの場合、今年パスしたら次は来年になるか再来年になるか

さえわからない。ましてそれが愛してやまないイヴァンのライヴときたら、これが行か

ずにいられようか?  いられまい smile

・・・ ということで、行ってきましたブルーノート。2年ぶりのイヴァン・リンスのライヴ。

折りしもその日の東京は5月の初夏並に気温が上がって、コートがいらない陽気。

暖かい春風に誘われて、七分袖Tシャツにロング・カーディガンを纏っただけで出かけ

た表参道。スパイラルで待ち合わせた友達はその日もなんと5時まで子供の学校の

PTAだったそうで、少々お疲れモードだったけど、青山の夜風に触れたらそんな気分

もどこへやら♪ 向かったブルーノートは開演までそれほどあったわけじゃないのに、

席に案内してくれた女性が「いつもはこんなことないんですけれど」と言い訳をするくら

スカスカで、こんなところにも不況の影響が?

肝心のライヴは『Daquile Que Eu Sei』を皮切りに、去年リリースされた『Saudades

de casa』を中心に往年のヒット曲で綴られた。イヴァンのライヴというと、とにかく特

徴的なのが観客席もステージ上もすごくあったかいことで、イヴァンの歌声を中心に

会場全体がしあわせな空気に包まれる。

友達とはステージに向かって横に並んで見ていたので私は全然気づかなかったのだ

けれど、なんと彼女は3曲めから泣いていたのだそうだ。「だって、イヴァンの声があ

まりにもあったかくて・・・」

誰にとっても当たり前のように繰り返されるこのありふれた日常が、この先もずっと続

く保障はどこにもないこと、今年と同じように来年もまた桜が見られるかどうかなんて

誰にもわからないこと、イヴァンの歌を聴きながらそんなことをいろいろ思いめぐらし

ているうちに泣けてきてしまったのだそうだ。最近、2人の友人を亡くした彼女。

春はそういう季節なんだ、と思う。

2年前に来日したときとまったく同じメンバーだったかは記憶に定かではないのだけ

れど、今回突出していたのはサックスのマルセロ・マーティンズ。ソプラノ・サックスで

あれほど美しく柔らかな音色で、しかも温かく、軽やかに自在にパワフルに吹けるサ

ックスプレイヤーっていうのもそうそういないと思う。まるで激しい波に洗われて、角

が丸くなったビーチグラスのような音。ソロの重要な部分をほとんど担っていて、イヴ

ァンの音楽にはなくてはならない人になった、と思った。キーボードのマルコ・ブリット

も前回聴いたときよりずっと良くなっていて、バンドとして熟成してきた感じ。テオ・リマ

については今さら何も言うことがないくらい素晴らしいドラマーなのだけれど、この人

がまたいい感じの人で、ライヴが終わってステージを去るとき、通路脇にいた観客ひ

とりひとりの肩を叩きながら「Thank you!」と言っていました。テオ・リマ、素敵な人。

そして、アンコール1曲含むライヴがあっという間に終わって、気づけば、あれほどひ

どかった肩こりも首こりもなくなっていて、すっかり身体から余分な力が抜けて軽くなっ

た自分がいるのでした。ほんとに久しぶりに心底リラックスしました。行ってよかった。

イヴァン・リンスの音楽は愛と優しさの波動♪

それは人の心のみならず身体まで柔らかく解きほぐしてくれるんだ、と感じた夜。

この次がいつになるかわからないけど、この次もかならずきっと行くでしょう。

ひとつ残念なことがあるとしたら、去年に続いてまた今年も『Ai,ai,ai,ai,ai』のイントロだ

けでライヴが終わったところ。この曲ってすごく洒脱でいい曲なのよ、この次はぜひ

フルコーラス聴きたい。そしてブルーノートは入れ替え制で気ぜわしく、少々味気ない

ところ。これってなんとかならないかしらねえ?

さて、以下はこの日のメンバー&セットリスト。

Ivan Lins(vo,key)
イヴァン・リンス(ヴォーカル、キーボード)

Marco Brito(key)
マルコ・ブリット(キーボード)

Marcelo Martins(sax)
マルセロ・マーティンズ(サックス)

Nema Antunes(b)
ネイマ・アントゥンス(ベース)

Teo Lima(ds)
テオ・リーマ(ドラムス)

1.DAQUILO QUE EU SEI

2.A GENTE MERECE SER FELIZ

3.REI DO CARNAVAL

4.4×3

5.COMECAR DE NOVO

6.LEMBRA DE MIM

7.DANDARA

8.E DE DEUS

9.DESESPERAR JAMAIS

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そしてライブの後はいつものお気に入りのカフェでまったりと。

20代の頃から通ってるけれど、あの頃となんら変わらずにこのカフェがここにあるこ

とに、心から感謝。(この日は斉藤和義に似たお兄さんがいました♪)『カフェは第二

の部屋である』とはパトリス・ジュリアンの言葉だけれど、蓋し名言なり!

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09after_live_02

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2009年3月15日 (日)

芽吹きの頃

09mebuki

今日は朝から気持ちよく晴れた。

ベランダに出てバラを見てまわる。

どのバラ苗からも新しい芽が吹き出てきた。

まるで元気の塊りみたいな、この時期の健康でフレッシュなバラの葉っぱほどいいも

のってない。私のベランダにバラがなければ、頭をお日さまで温められながらこんな

風にしゃがみこんで植物を観察することもないだろう。

鉄柵の間からは階下のコンクリート剥きだしの何もない殺風景なベランダが目に入る

けれど、私はそんな部屋には住めない。

地表からわずか数センチで切ったミニバラにもこんな元気な葉っぱが出てきた↑

ルイさんからもらったジャック・カルチェと挿し木のバラもこのとおり、元気。

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そして植え替えのときに面倒だからと取ってしまったはずなのに、イングリッシュロー

ズの根に絡み付いて残っていたのか、コンパニオンプランツのハーブも芽を出した。

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世間も我が心中も日々いろいろあるけれど、日なたのベランダでの平和なひととき。

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2009年3月14日 (土)

虹!!!

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傘をさして自転車に乗り、雨のなかスイミングクラブに行く。

雨が降ろうが雪が降ろうが風が吹こうが、寝不足だろうが身体がバリバリに凝ってよう

が少々気乗りがしなかろうが、仕事が入ってない限り何も考えずに土曜の午後はプー

ルに行って泳ぐ。それが1番いいことなんだから。

帰りは雨が小止みのところを傘をささずに歌を歌いながら帰って来た。

天気がどうあれ泳いだ後はいつだって気持ちがいい。

家に帰って珈琲を淹れ、サンドイッチを食べてたら、急に空が明るくなってきた。

思わず食べかけのサンドイッチをお皿に置いてベランダに出ると、西の空には太陽が

燦々と輝いているのに雨が降っていて、雨の矢が陽に照らされてシャドウになってる。

「うわあ、変な天気だよ! 太陽が出てるのに雨が降ってる。でもなんだか綺麗だな」

すると一緒についてきた娘が後ろから「虹が出ないかな?」と言った。

虹、虹、そう言いながら東に目を移すと ・・・ あった!!

出てるじゃないか、しっかり。しかもすごく大きなまぁるいアーチ!

もっと早く気づいていたら、もっとはっきり・くっきりしたのが見られたかもしれない。

娘と一緒にベランダで、虹にみとれることしばし数分 ・・・

写真を数枚撮る間に、瞬く間に虹は薄れていった。

気づくのがほんのちょっと遅れたら見られなかったね。

今日は虹が見られただけでなんだかすんごくラッキーな気分だ。

虹が消えたあと再び西の空を眺めれば、ちっぽけなベランダからの景色とも思えない

雄大な雲のもくもく ・・・・・

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2009年3月13日 (金)

春の嵐

Fuonnaharu

不穏だ。

風の唸り声。

朝の天気予報では『春の嵐のような荒れた天気。夜から暴風雨』。

お昼の買い物に行こうと自転車に乗ったとたん、髪がメドューサのように舞い上げら

れる。向かい風に自転車が押し戻されてペダルが重い。

強風のせいで体感気温は下っているけれど、でも、風は、冷たいばかりじゃなくてど

こか生暖かい。大気には花の匂いが満ちている。

この感じ。

何かがむくむくと生まれ出でようとしている感じ。

予感とか、兆しを感じさせる何か。

それらは清らかであるとともにデモーニッシュなものも僅かに孕んでいて、吉兆には

違いないけれど、どこか妖しい。一言で言って不穏だ。

家に帰って息子にそう言うと、春は嫌いだけれど唯一それだけがたまらないよねぇ、

なんて言う。なんと因果なことでしょう。

桜の頃はそれが極になって、夜な夜な徘徊することになるのだ。

そう、春は不穏で落ち着かない。

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2009年3月12日 (木)

明日の神話

09asunoshinwa

光と影をあげる

色を見せてあげる

きみの空を廻る

太陽になるんだ


ほどけてしまわないように

ぎゅっとむすびつこうよ

寄り添って支えて

踊ろよずっと


ああ 長い時間をかけて

つくってゆく愛 Yeah

たがいの気持ちをこの世界に描くよ

たがいに思えば幻じゃなくなる

物語は


太郎と敏子のように

向かいあうふたりに

なれるのかなきみと

試してみよう


ああ いくつの障害を乗り越えられる

きみを愛してる Yeah


たがいの気持ちをこの世界に描くよ

たがいの気持ちがこの世界を描くよ

たがいに思えば幻じゃなくなる

物語は


(Lyric by 田島貴男 アルバム『東京飛行』から『明日の神話』)

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久しぶりに街に出ると、自分がモグラになったような気がする。

渋谷はいつでも人が多くて、仕事じゃなければなるべく行きたくない街。

器用に人をよけながら、足早に道玄坂を上る。

Kさんに会う。笑顔がなんだかとってもありがたい。

Kさんはずいぶん長いこと、人を信じることができなかった、と言った。若い頃。

意外だったし、私は本当にそういう人もいるんだ、と思った。

以前、Mちゃんに「あなたには嘘はつけない。あなたは人を疑うことを知らない人だか

ら」と言われたとき、「まさか。私だってそんなに馬鹿じゃないんだし」と思ったけれど、

いったん相手を信じてしまうと私は圧倒的に信じてしまい、そういう私を相手が圧倒的

に信じないのが不思議で、空しくもあり、人なんて気紛れな生きものだけど、そして時

にその気紛れこそが人を救うものだけど、でも圧倒的に私を信じてくれ! 簡単に疑

わないでくれ、なんて思う。・・・ いつだって全ては、信じることから始まるんだから。

Kさんと別れた後、渋谷で初めて『明日の神話』を見た。

1人の女性の情熱が、そしてその情熱に共感したたくさんの人の協力が、どこに行っ

たともわからなかったこの絵をここに運ばせた。

もうどこにも行かなくていいんだ。

もうどこにも行かなくていいって、なんて素敵なんだろう ・・・。


田島貴男は詩もすごくうまくて、無意味じゃない歌詞を書ける稀有なソングライターだ

と思うけど、こうして歌詞を書き出してみると歌を聴くときほどの感動はなくて、これは

歌詞でしかなくて、やっぱりこの歌詞はあの声と歌、音楽あってのものなんだと思う。

でも、『たがいに思えば幻じゃなくなる』ってところが好きだ。特に。

この三次元空間を幻じゃなくするのはあなたと私の思い、意識でしかない。

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2009年3月11日 (水)

ふしぎ・大好き

Crystal_05

「石オタク」、と言われてしまった。

今年のお正月、冬の陽が燦々とあたる窓辺で、届いたばかりの福袋ならぬ福箱を開

けて、中から出てきた群生水晶を光に透かしながら、「なんてキレイなんでしょう!」と

みとれていて、娘に。

昔から私は家にいるより外にいるほうが好きだから、どうやったって私はお宅じゃなく

てお外でしょう、と思っていたのに、最近どうやらそうとも言えなくなってきて、おまけに

石については確かにそういうところもあるかも、なんて思う始末で。

1日の大半をコンピュータの前で、ごく限られた人、ひどい時は誰とも喋らずにメール

とチャットなんかでやりとりしていると、どうしたって心は有機的なものへと向かってい

いって、いっそ誰かに電話して話そうかとも思うけれどそれもなんだか億劫だし、ベラ

ンダに出てもこの時期花も咲いてないしと、そんなときには、石を眺める。

Crystal_02

石っていうのは不思議なもので、ふと気づくと手元に届いたときとはいつのまにか様

相が違っていることがある。かつてはなかったクラックができていたり、またなくなって

いたり、インクルージョンが複雑になったり、クリアーになったり、そうかと思うときれい

な虹が出現したり。私はサイキックじゃないから石が持っているエネルギーを正確に

感じたり、石が発しているというメッセージを人間の言葉で読み取ることはできないけ

れど、つくづく石っていうのは生きものなんだな、と思う。

このあいだ、もう元気がなくなってしまったインカローズのブレスレットを机の引き出し

の中にしまって、翌日開けたらゴムが切れてバラバラになっていた、ということがあっ

た。着脱時に負荷をかけたならともかく、何もしないでゴムが切れるというのは不思議

なのでちょっと調べたら、そんなときには再び作り直したりしないで、もうお役目を果た

したということで、お礼を言って御神木の根元に埋めたほうがいい、とあった。そのブ

レスを買った時期も理由もはっきりしていたから、なるほど、と思った。私はもうその

一件からはすっかり立ち直って、開放されたってことなんだろう。

まさかどこかの御神木の下を勝手に掘って埋めるわけにもいかないから、それは唯一

庭に植えてあるバラの根元にでも埋めようと思う。インカローズだけにぴったりかと。

この不況のせいで世の中はパワーストーン・ブームだそうだけれど、パワーストーンを

買った6割の人が効果を感じていないどころか信じてもいないらしいというのはまったく

馬鹿げたことだと思う。ただのお守りなら他にいくらだってあるのに。

少なくとも私は石からの恩恵を受け続けていると思っている。

石が人を浄化する。石の持つ波動が人を愛でいっぱいに満たす。日常にシンクロニ

シティや変化をもたらす。縁や運を運んでくる。

そして人生までをも変えてしまうことがある。

そんなこと信じるものか、という現実主義者、唯物論者はそれで結構。

時に人と話すより、無言で何かを語りかけてくるような石と向き合っているほうがずっ

と安らげるときが私にはあって、それはそれでいいじゃないかと思う。

もし、いつでも行ける近さに海があったら、石はいらないかもしれない。

でも、ここには海はないから、石の中に広がる一筋のきらめく天の川、ティンカーベル

が振りまく光の粉、雨上がりのレインボー、嵐の荒れた海を思わせる波のかけらなん

かを眺めている。

Crystal

写真は六芒星のクリスタル。この六芒星は愛の波動、だそうだ。

これを誕生日にプレゼントした友人は、取り出して初めて手のひらにのせたとき、な

んだかブ~ン* と細かなバイブレーションのようなものを感じたそうだ。

不思議。

子供の頃から不思議って大好きです。

Crystal_07

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2009年3月10日 (火)

光の模様

Hikarinomoyou

Hikarinomoyou_01_2

Hikarinomoyou_02

やっと晴れた。

久しぶりに暖かいベランダに出て10日ぶりにバラに水をあげる。

すると、すぐさま鉢の底から出てきた水に陽があたり、白い壁にキラキラと不思議な光

の模様を描き始めた。

鉢底から出てきた水は中心から細かい波紋を描きながら外に向かって徐々に広くなっ

ては消え、また生まれ、それを何度も繰り返して、まるでインスタレーション・アートみ

たいにきれいだった。しばし動きを止めて目を奪われた。

小さい頃から光の模様を見るのが好きだった。

祖母の家で遊んでいて、陽だまりや木漏れ陽、庭の水たまりに反射した光が壁や天

井に不思議な模様を描くのを、寝転がってひとりでぼんやり眺めていた。

ともするとそれは目の前に実際に在るものより私の興味をひいた。

そう、いま目に映っているものだって、ひとたび陽の射し方が変われば、私の視点が

ちょっと違えば、まったく別物になってしまうんだ。

全てはそういうことだ。Don't mind ・・・

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2009年3月 3日 (火)

ひなまつり

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朝の天気予報では、今日の東京の予想最高気温4℃。

『凍えるような寒さ、夜から雪』。

今日の雪は積もるらしい。

この冬、凍えるような寒さの日ってまだなかったように思うけれど、ダウンにニット帽、

皮の手袋をして外に出ると、すでにチラチラ冷たいものが頬にあたった。いつになく

そんな格好をしていても寒いので、とっとと用をすませて家に帰ると、すっかり窓ガラ

スが曇りガラスみたいになっていて。

明日の朝はこの窓から見える景色も一変し、いちめん銀世界になっているだろうか。

底冷えするような桃の節句。

09hinamatsuri

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