« 祝♡成人 | トップページ | ZIGZAG »

2009年1月19日 (月)

心模様

Celestite_2

人は迷っているときには間違いをおかしやすいものだけれど

問題なのは

迷っている最中は自分が迷っているなんてことにさえ気づかずに

そのときの自分の選択を(ベストとまでは思わないまでも)不可避だと

思ってしまうことで、たった数年前に自分がしたことを、いまの自分

いまの思考回路に照らして、どうしても理解つかないというときになって初めて

あのとき自分は何かに迷っていたんだ、と気づく。

時すでに遅しで、過ぎ去った時間は消せやしないし

『過去があるから今の私がある』なんて常套句じゃ追いつかないほどに

虚ろになってゆく自分を感じながら、同時に

心がこんなわずかな時間にも変容してしまうのを知るんだ。

だから人の心変わりを責めるつもりもないけれど

自分の迷いの全ての根源がどこにあるのかは知ってる。

けっきょくのところ、十数年もかかって

私はまだ完全に自己修復できてないってわけなんだ。

・・・ そんな思いにとらわれていたこの週末。


100年に1ミリ、という気の遠くなるような時間をかけて結晶する水晶には

地殻の急激な変動などでできたクラックや折れた部分を自己修復したり

再結晶化させたりした跡が残る石があって、セルフヒールド、なんて呼ばれる。

セルフヒールドの入ったファーデン水晶って、私にはすごい魅惑。


いつか、夜中に、ブラウザいっぱいに並ぶ明るい曇り空のような青い石を眺めていて

どうしてもひとつの石から離れられなくなって

初めて買ったセレスタイト。

なんだか妙に嬉しくて、そんなことが話せる友人に

「私が買った石はこれだよ!」とメールすると

それを見てくれた友人から

「あの石見たけれど、あなたにそっくりな石だと思った」と言われて

石に似てるなんて言われたのはそれが初めてだったから、なんだか

不思議な気分だったけれど

好きな石だったから嬉しくもあり

以来それはもうひとつの自分になった。


天上の青、という意味で天青石と呼ばれるその石は

人を癒す石みたいだけれどとても脆くて

いつのまにか私の石はエッジが擦れて傷んでしまったけれど

いたるところに虹を内包して美しい。


そして最近、ちっちゃなセレスタイトのハートを手にいれた。

冬の陽に透かすとクラックがいっぱい入っていて

これもまた自分にそっくりじゃないか、と思う。

|

« 祝♡成人 | トップページ | ZIGZAG »

モノローグ」カテゴリの記事