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2008年5月14日 (水)

薔薇日記

08louise_odier

もうバラを始めて14、5年になるけれど、バラの様子は毎年ちがう。

桜と一緒で、毎年ちがって、毎年わからない。

一昨年の暮れ、いま考えつく最高級の肥料入り培養土で植え替えを

して消毒、剪定をした翌年の春はウドンコは出なかったけれどアブラ

ムシに死ぬほど悩まされて、去年の暮れは不精をして植え替えも消

毒もしなかったのに今年はアブラムシどころか虫の姿すらない。

一昨年は超暖冬。去年は異例の大雪。今年の春先は雨がほとんど

降らずに毎日お陽さまが当たっていたせいで、バラにはウドンコも出

ず、このあいだまで絶好調だったのに。蕾がたくさんあがってきて、

開花が近づいた頃になっての天候不順、気温の低下。

・・・ なかなかうまくいかない。

先日、私の庭を見て行った友達は、この日当たりのいいベランダで

ウドンコになるのはバラの数が多すぎて風通しが悪いからだろうと言

ったけれど、去年これより10鉢以上あったのに出なかったことを考え

ると、そうとばかりも言えない。上は植え替えのたびに素晴らしい勢

いで芽が出て、美しい葉がブッシュのように繁るのに、なぜか蕾がつ

くころになると葉が黄色く元気がなくなってきて、ウドンコまみれにな

ってしまうルイーズ・オディエ。

思えば、ここに来た翌年の花が最も大きくて良かったと思う。去年は

あわや枯れるかと思ったのを苦土石灰とバイタルで持ち返した。今年

こそ良いかと期待したのに、2年続けて不調。これ以上、開かない蕾

をつけておいても木が弱くなるだけなので、返り咲きを期待して今日

蕾をぜんぶ切った。

四季咲きなら1年に何度も咲くからいいけれど、一季咲きのバラがこ

れだとがっかりだ。粉粧楼もあれだけたくさん蕾をつけていたのに、こ

の天候で全てボール化。このバラは春は弱い。そしていつもなら1番

に咲くはずのデュシス・ド・ブラバンもなぜかひとつも開かない。

今年初めて花を見るバラとして期待したフレンチローズ、オルソラ・ス

ピノーラの一番花は発育不足とウドンコで全滅。下はオルソラを買う

ついでに買ったバラ、シャンタル・メリューだけれど、青みがかったか

なりはっきりしたピンクで、付いていた札の写真とも思っていたのとも

全然違う。けれどこんな暗い天気の日にはあってもいい色だろうか。

08chantal01

オールドローズ、フレンチローズの不安定さにくらべるとイングリッシ

ュの安定感は抜群で、中でもイヴリンとジェーン・オースティンの耐病

性と言ったら素晴らしい。こんな天候でもウドンコにもならずによく咲き

続ける。気持ちクライマーの質の入ったこのバラは、あまり強剪定し

ないほうがいいようだ。上がイヴリンで、下がジェーン・オースティン。

08evrin_06

08jayne_austin_09

そして今朝はクイーン・オブ・スウェーデンが咲いた。

クール・ビューティーといった感じの、清潔感のあるライト・ピンクの

花。カップ咲きから徐々に平たくなる。

08queen_of_sweden_02

08queen_of_sweden_04

08queen_of_sweden_05

でも結局のところ、この毎年わからないのがいいのかな、とも思う。

簡単に思うようになってしまったらそれもなんだかつまらないし、すぐ

に飽きてしまいそうだし、 人だってちょっとミステリアスくらいのほうが

魅力的だしね。

というわけで、私のバラの日々はまだまだ続く・・・

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