« 2008年4月 | トップページ | 2008年6月 »

2008年5月31日 (土)

5月の詩・序詞

Soranihahon_3

    きらめく季節に

    たれがあの帆を歌ったか

    つかのまの僕に

    過ぎてゆく時よ


夏休みよ さようなら

僕の少年よ さようなら

ひとりの空ではひとつの季節だけが必要だったのだ

重たい本 すこし

雲雀の血のにじんだそれらの歳月たち


萌ゆる雑木は僕のなかにむせんだ

僕は知る 風のひかりのなかで

僕はもう花ばなを歌わないだろう

僕もう小鳥やランプを歌わないだろう

春の水を祖国とよんで 旅立った友らのことを

そうして僕が知らない僕の新しい血について

僕は林で考えるだろう

木苺よ 寮よ 傷をもたない僕の青春よ

さようなら


     きらめく季節に

     たれがあの帆を歌ったか

     つかのまの僕に

     過ぎてゆく時よ


二十歳 僕は五月に誕生した

僕は木の葉をふみ若い樹木たちをよんでみる

いまこそ時 僕は僕の季節の入り口で

はにかみながら鳥たちへ

手をあげてみる

二十歳 僕は五月に誕生した


(『寺山修司・劇場美術館』のための朗読音楽集『空には本』より)

****************************************************

3週間前の土曜日の午後、ラジオを聴いていたら流れてきた詩だ。

五月生まれの寺山修司は、とりわけ五月という月を愛した。

詩を朗読していたのは俳優の三上博史。

寺山修司に見出されたことによって役者の世界に入った人だ。

三上博史の声はそれだけでも充分に魅力的で、紙に書かれた文字

以上に、この詩の持つ世界観を表現していたように思う。

長いこと、詩の朗読というものが大嫌いだった。なんたって気恥ずか

しいし、妙にナルシスティックで首が痒くなってくる感じ。今だって、も

しそんな(ポエトリー・リーディングの)場に出くわしたら、走って逃げ

ると思う。でも、それをずいぶん変えたのは谷川俊太郎の朗読CD付

き詩集『モーツァルトを聴く人』で、作者自身によって朗読された詩は

妙にリアルで醒めた声と、やはり作者自身によって選ばれたモーツァ

ルトの断片的な美しい音楽とともに、ひどく心に響いた。あれはいま

聴いても名作。

先々週だったか、朝のラジオ番組に三上博史が出てきて、最近朗読

やナレーションなどの声の仕事をやるにつけ、声の持つ、人に伝える

力、声の可能性について興味を持つようになった、というようなことを

話していた。声というのは、いま現在のその人の心身のありようをつ

ぶさに映すものだというのだ。そして、声にはすごいパワーがあると。

それこそ、我々が仕事で立ち上げようとしているサイトのコンセプトそ

のものじゃないか、と思った。

声は人に伝わるとともに、自分の耳から入って自分の脳にフィードバ

ックする。人は自分が話す声を聴きながら内容を確認し、頭で思考

を整理しながら、思考をさらに深める。声は相手ばかりじゃなく自分

自身もインスパイアし、新たな発見をもたらすのだ。

それが声のパワー。

たとえば詩の朗読でいうなら、ふだん詩をまったく読まない人でも、

自然と耳から入ってきて自分をとらえた言葉になら、素直に反応し

て受け入れられるのじゃないかと思うのだ。興味の入り口、きっか

けはなんでもいい。私は人から「詩はわからない」「ジャズは聴かな

い」なんて言われるたびに、実につまらないって思う。そうやって否

定した瞬間に、あなたの前でひとつの世界の扉が閉じられ、私との

ひとつの道が封鎖されてしまうのだ。実につまらない。

(私が1冊も読んだことのない寺山修司の詩に耳を傾けたように)

ある日、ひとつの言葉があなたをとらえる。

気持ちの良い五月の朝に、それを歌った詩の一節に。

それは私自身が夢見るところでもある。

五月晴れの日がほとんどなかった今年の五月も、今日で終わり。

| | コメント (4)

2008年5月30日 (金)

今年のニュー・カマー

08mmefigaro_01

2週間前の土曜日、プールに行けなくなった運動不足解消にちょっと

遠くにあるドイトまで自転車で走ってこよう、なんて思ったのがいけな

かった。折りしもバラの季節、ドイトはバラでいっぱいだ。大量のイン

グリッシュ・ローズの見慣れたグリーンの鉢に混じって、キリンローゼ

スとデルバールの苗もある。ちょうど去年買ったフレンチローズのシャ

ンタル・メリューが好調で、フレンチをあと数鉢増やしたいな、なんて

思っていたところだったから、思わずバラに付いたタグを見てしまっ

た。去年迷って買わなかったマダム・フィガロもある。欲しいけど、す

でに家計はお給料日前カウント・ダウン状態。う~ん、どうしよう ・・・

辺りを3回くらい巡回した後、次々に入荷してくるイングリッシュ・ロー

ズをふぅふぅ言いながら台の上に並べているおじさんに訊いてみた。

「デルバールのバラはまた入りますか?」

すると、おじさんは断固として首を振った。

「デルバールのバラを入れるのは今回が初めてで最後です」

ガ~~ン ・・・

それで結局、買ってしまったというわけでした。

飛んで火に入るそうきちさんとはまさにこのこと。

ここでの教訓1.用もないのにドイトに行かないこと。

特にバラが欲しいときって、ふだんあまり食べない甘いものが欲しい

ときと一緒で、心にどこか隙のあるときで要注意です。

そんなわけで今年のニュー・カマー、マダム・フィガロ。

フレンチ・ローズとイングリッシュ・ローズの大きな違いは、フレンチ

の圧倒的な花もちのよさで、咲いて2日目か3日めには花びらがバ

ラバラにバサッと落ちてしまうイングリッシュと違って、フレンチは最

後まで花形が崩れないこと。これは驚きでした。

買った新苗には蕾が3つ付いていて、長くバラをやっている人間なら

迷わずすぐに切り取るところだけど、花をみてみたい誘惑に駆られて

咲かせてしまった。白に近い淡いピンクのカップ咲き。

咲いた後は早々に切って、バイオゴールドで養生しましょう。

08mmefigaro

| | コメント (2)

2008年5月29日 (木)

Voices in the rain

08ajisai_2

また雨だ。

昼間、買い物に行こうと長袖の薄いカット・ソーにジーンズという格好

で外に出て、寒くて上着を着に、また家まで戻ってしまった。

今日の最高気温17度。

ついでにポケットにデジタルカメラを突っ込んで。

まだ緑ばっかりのところにわずかにアメシスト色が入る紫陽花を撮る

ために。

私はこのくらいの方がむしろ好きだ。

すっかり真っ青になってしまった紫陽花は私にはなんだかちょっと重

くて。Blue in green って、まさにこんな感じじゃないかな。

それから、ふと目をやった公園の地面にできた水たまりに、きれいな

波紋ができているのを見つけて近くまで降りていった。いい大人が雨

のなか地面にしゃがんで、背中を濡らして、端から見たら何やってる

の、ってところだろうけど。

雨の雫が落ちるたびに広がる波紋は、それこそひとつとして同じじゃ

なくて、しばらく眺めていたら音楽みたいだなって思った。

先日行ったライブで聴いた滝野聡のギターを称して、息子は「雨みた

いなギター」と言ったけれど、確かにそうかもしれない。彼のフレージ

ングはとてもなめらかで、絶え間なく広がる波紋のような音色。

愛さずにはいられない、って言葉があるけれど、思わず支えてあげず

にはいられなくなるような風情のひと。

もちろん、そんなのリスナーの勝手な思い入れにすぎないけれど。

息子の弾くギターの音色も、最近驚くほどよくなった。

Voices_i_n_the_rain

| | コメント (6)

猫のいるライブハウス

Pianissimo_2 

写真を撮っておけばよかったな。

暗くて撮れなかったかもしれないけれど。

昨日行ったぴあにしもには猫がいた。

テーブルの上に置かれた三毛猫のコースターを指差して「かわいい

ね」と言ったら翠ちゃんは、「ここに猫いるんだよ」と言って店内を見回

してから「いまはお散歩に行っちゃっていないみたいだけど、そのうち

きっと帰ってくるよ」と言った。

その言葉通り、ステージが終ってスポットライトが消えると、私の脇を

通って猫がトンッとピアノの上に乗った。まるで重さなんかないみたい

に軽々と。そしてピアノの上に寝転がると、大きな口を開けてあくびを

した。どうやら猫はお散歩じゃなくて、ソファの上に乗ったカゴの中で

眠っていたらしい。音楽を聴きながら?

ピアノの上には秋山さんのギターが寝ていて、猫はそのすぐ脇にい

たから、いちこママが「ねえ、ギターはいじらないでよ」と言った。なん

でもギターケースで爪とぎするのが大好きなんだそうな。そりゃいけ

ません。

ライブがぜんぶ終ってチェックするときに、「かわいい猫ですね」と言っ

たら、いちこママは「柄がいいでしょ」と言った。確かに。背中に濃い

オレンジと黒がぼこぼこっと入ってるのがきれい。そう言うと、「この子

も野良だったんだけどね」と言う。「でも三毛はイタズラじゃないです

か?」と訊いたら「全然。この子はすごく大人しくて手のかからない子

なの。女の子だしね」という答えが返ってきた。あれ、誰かさんちの三

毛とは大違いだcoldsweats01

昨日初めて行ったから私はよく知らないのだけれど、いちこママもジ

ャズ・ヴォーカリストらしい。そういえばスケジュールにも名前があった

っけ。ジャズ・ミュージシャンに猫好きが多いのは有名だけれど、昨

日この猫を見ていたら、店内にどんなに人がいてどんなに騒がしくて

も自分だけの時間と空間の感覚を持ち、自分の作法で振る舞えると

ころがジャズ・ミュージシャンたちに合ってるからじゃないかなあと思

った。つまり下手な人間よりも人との距離のとり方が上手いのだ。

こんな猫なら自分の家にいてもいいかもしれないなぁ。

「コースターもかわいい」と言ったら「新しいのを持って行って。2枚」

と言ってくれた。今まで川崎という土地がどうも好きになれなくて(実

際ぴあにしもに行くまでの通りには客引き、特に帰りは黒服の客引

きばかり!)行かずにいたライブハウスだけれど、お店は喫茶店み

たいにカジュアルな雰囲気だし、いちこママは感じ良いし、猫がいる

空間もいいし、いつかまた来ようと思った。

コースターは猫、とりわけ三毛猫が好きなハンタさんにあげようcat

| | コメント (2)

2008年5月28日 (水)

清水翠@川崎ぴあにしも

Midoripianissimo

久しぶりの清水翠のライブ。

翠ちゃんに会うのは去年の暮れ以来もう約5ヶ月ぶり。

今夜は私が初めて行く川崎ぴあにしもで、ギターの秋山一将さんとベースの

加瀬達(かせ・とおる)さんと。翠ちゃんと秋山さんは数年前に1度だけ一緒

にやったことがあるそうだけれど私は聴いたことなくて、加瀬さんのベースは

翠ちゃんの2枚のCDではさんざん聴いているものの、ライブでは初めて。

そしてこの組み合わせでは初顔合わせになる3人。

そんなこともあってか、昨日のぴあにしもはお客さんでいっぱい!

ライブで音楽をやるのって、ミュージシャンとオーディエンスが、そしてミュージ

シャン同士で会話するみたいなことだと思うのだけれど、『I've Never Been

In Love Before』で始まったファースト・ステージはお互い相手の出方がわか

らない手探りの状態でハラハラのアドベンチャー。セカンド、サード、とセット

が進むうちに気心が知れてきて会話がスムーズになっていくのがわかる。

緊張していた顔に時折り笑顔が見えたりして。

この日は、実は翠ちゃんは肺炎がまだ完治してない状態で少々疲れた顔を

していたけれど、ぴあにしものそれほど広くない店内ではマイクがいらないん

じゃないかというくらい声がよく伸びていた。今年の翠ちゃんは年明け早々に

お母さんが亡くなったり、と辛いこともあったけれど、暮れに聴いたときよりず

っと明るく前向きになった感じがする。

最近ではすっかり定番になったギターの須古典明さんとのデュオだとボサノ

ヴァが多い翠ちゃんも、今夜はギターが秋山さんとあってジャズのスタンダー

ドとポップス中心のラインナップ。ふだんの秋山さんのリーダー・バンドでは

オリジナル中心でスタンダードばかりを立て続けに聴けることはないから、

そんな意味でも楽しめた。もちろん、翠ちゃんと加瀬さんはつきあいが長い

だけあって、あ・うんの呼吸。個人的にはポール・コーターの『Love For Sale』

とキャロル・キングの曲、いつもとはアレンジもテンポも全く違う『My Favourite

Thigs』がとてもよかった。My Favourite Thingsで見せた歌い方はかなり高度で

やすやすとこんな歌い方ができるジャズ・ヴォーカリストってそうそういないんじゃ

ないかと思う。それは今まで出した3枚のアルバムにも出しきれていない魅力の

ように思うし、翠ちゃん自身、日々進化していることもあって、彼女が隠し持った

ポテンシャルはまだまだずっと大きいように思う。それを今後、うまく花開かせる

ことができたら、日本のJAZZヴォーカルにおける清水翠のポジションもきっと

確立できるんじゃないかと私は信じる。

これも個人的なことながら、今夜の歌を聴いて、ハイ・スピードのジャズ・アレン

ジでサティの『ジムノペディ』なんかを歌ったら、翠ちゃんの高音がきれいに飛翔

するんじゃないかと思った。

ともあれ、いつか出るであろう4枚目のアルバムを期待したい。

ニュー・アルバムといえば25日に新譜をリリースしたばかりの秋山さん。

セカンド・ステージの終わりのMCでうっかりそのことを言い忘れそうになった翠

ちゃんに、「宣伝してくれないの?」と催促したのが可笑しかった。

とは言いつつ、そのCDをたった5枚しか持ってこないところがまた実に秋山さん

らしくもあって。奥ゆかしいというか、なんというか。

ちなみに、秋山さんのCDはディスク・ユニオンからも買えます。

前作のライブ・アルバムも合わせてよろしく!  → disk UNION 

さて、今夜も息子と一緒に行ったのだけれど、もともと息子が秋山さんにギター

を習うことになったのは翠ちゃんから紹介されてのこと。

数年前の秋山さんと翠ちゃんの出会いなくしてはなかったことだ。

そう思うといつものことながら人の縁とは不思議なものだと思う。

| | コメント (0)

2008年5月25日 (日)

秋山一将ニューアルバム『Dr.Rain』本日発売!

Drrain_4    

さて、今日は大事なお知らせです。

天才ギタリストにして、うちの息子のギターの先生でもある秋山一将さんの

ニューアルバム『Dr.Rain』が本日ついにアケタディスクから発売になります! 

レコーディングから約1年、満を持してのリリース。

参加ミュージシャンは渋谷毅、峰厚介、竹内直、清水くるみ、トオイ・ダイスケ、

石渡明廣、本田珠也、工藤精、と日本ジャズ界きっての名プレーヤーをゲスト

に迎え、カバー曲含むオリジナル曲で全8曲。

そのうち3曲で秋山さんがヴォーカルもとっています。

いつもながらのブルージーなテイストにくわえて2曲めの日本人離れしたファン

キーなヴォーカルは、初めて秋山さんを聴く人にとっては驚きかも。

ところどころで秋山さんのギターがものすごく! いい音をしていて、泣けます。

ぜひ聴いてください!

 秋山一将『Dr.Rain』 ご購入はここから → アケタディスク

実はなんと! 

恥ずかしながら私もこのアルバムに参加しています。バックヴォーカルで!

・・・ と言うのはオオウソで、あれは2月も終わりの頃、6時からのレッスンに出か

けた息子が、夜11時近くになっても帰って来ない。そこへ電話。出てみれば、

「息子を返して欲しくば写真3枚よこせ」と秋山さんのダミ声(失礼)が ・・・・・・。

新しいアルバム用の写真を撮ってくれというじゃあ、あ~りませんか。

「はあ?! なんで私が。プロのフォトグラファーでもなければいい機材を持って

るわけでもないのに・・・」といいかける私に、「たとえプロだって僕のいうことをわ

かってくれなければ話にならないんですよ。あなたはわかってくれそうだから。

それにもう決めちゃいましたから。プロのカメラマンは断りました」(キッパリ!)

は、はあ? 断った、ですって?

・・・ あたふたする私に秋山さんは平然と「まっ、そういうことですから。よろしく

お願いします。じゃ、これから息子は帰しますから」というとガチャンと電話を切

った。切られた私は子機を握ったまま鳩豆鉄砲の顔でしばし呆然 ・・・。

そして、おもむろに次にしたことはといったら、いつも使っているデジカメの取説

を出してスペックを確認することでした。

とまあ、そんなわけで、その脅迫電話以来、なんだか私も制作者サイドにまわっ

てしまったというわけですが、ここでもうひとつ、ぜひともいいたいのが「持つべき

ものは友達!」ってこと。そんなの当たり前じゃないか、いまさらそんなこといって

馬鹿じゃねぇのソウキチ、と思ったあなた。たしかにそうなんだけど、でも今回ば

かりはあらためてそう思わざるを得ないことがあったのですた。

初めて秋山さんとミーティングしたときに見せられた、秋山さんが描いた表ジャ

ケット用のラフスケッチ。それから私が担当するはずだった裏ジャケット。

ここには雨の写真を入れてといわれていたんだけれど、そのころ東京はまったく

雨が降らない状態で、それじゃあいっそポップにイラストと写真の合成にしません

か? と提案したものの、そうなると私1人の仕事ではできない。

どうしたものかと頭を抱えながら乗った深夜の帰りの電車の中で、突然イヒ!flair

とひらめいたのが、ブログで知り合ったカルロスさん。

カルロスさんはなんたって芸大出のプロのグラフィック・デザイナーだし、おまけ

に秋山さんの30年来のファンときてる!

もう、こうなったらカルロスさんしかいな~い!!!

でも、そうはいっても、電話で話したことはあるにせよまだ一度も会ったこともな

い相手にいきなりこんなこと頼んで断られたらどうしようと、1日メールの文章で

悩んで翌日やっとメールを出すと、「え、ぼく何やればいいの? 秋山さんのため

ならなんでもやるよ~」と快い返事が即返ってきた。

やった! ラッキー!! そして心底ほっとしました。

そんなわけで、秋山さんの意図をもとに、何度もメールのやりとり、そして実際の

カルロス×秋山さんの何度ものミーティングによって完成したのが上の表ジャケ

ットと下の裏ジャケット。

ちゃんとカルロスさんと私の名前もニックネームのままクレジットされています。

Drrain_01_3 

環境、つまり、よくいる場所が人の性格や雰囲気や、作り出すものに大きな影響を

与えてるんじゃないかと思ってる私が写真を撮るにあたって秋山さんにお聞きした

のは、「いつも東京のどの辺を徘徊してますか?」ってことだった。

秋山さんは「浅草」といった。

秋山さんは浅草生まれ、浅草育ちの東京っ子。

それじゃ浅草で撮りましょう、といって浅草で2回ほど撮影して、実際に使ってもら

ったのが下の写真。秋山さんが子供の頃よく遊んだという浅草の路地裏で。

ものを作るには自由でいたいからと音源を聴かずにそう決めたのだけれど、アル

バムを聴いたいま、それは実に正しい選択だったと思う。

Drrain_05m

そして写真では入れられなかった写真をもとに、カルロスさんがイラストにしてくれ

たのがこれ。

Akiyama_01_2_2

他にも3点使われているのだけれど、それはぜひ実際にアルバムで見てください

ませ。プロのミュージシャンがプロであり続けることは並大抵のことじゃない。

私がここでこんなに強くプッシュするのは後にも先にもこれが最後だと思うので、

どうぞよろしく!

 秋山一将『Dr.Rain』 ご購入はここから → アケタディスク

アルバムの内容については初めて聴く人に先入観を与えたくないのでよけいな

ことは書かないけれど、一言でいうと、スルメみたいなアルバムです。

噛めば噛むほど味が出る。

1回や2回聴いたくらいじゃ、たぶんこのアルバムの本当の良さはわからない。

聴くたびに発見があるし、聴くたびに違う印象がする。

前半かるく書いたけれど、ここからは真面目に書くと、今日これを書くためにあら

ためて聴いていたら、わかった、というか、感じたことがあった。それは秋山さん

がどこか胸に痛みを抱いて生きている人なんだってこと。で、それは私も同じで

そのあたりをきっと読まれたんだな、と、今日、思ったのでした。

さて、あなたはこのCDを聴いてどんな感想をお持ちになるでしょう?

JAZZ好きはもちろん、今まであまりJAZZは聴いたことないという人にもぜひ! 

聴いてもらいたいCD。

そして、よかったらコメントなりメールなりくださると嬉しいです。

長い文章を最後まで読んでくださったあなたに、心から感謝heart01

| | コメント (4)

2008年5月23日 (金)

堀秀彰・浜崎航4+滝野聡@御茶ノ水ナル

Naru_001_3   

先月に引き続き、昨夜は息子のたっての希望でライブに出かけた。

昨日初めて行ったライブハウス、御茶ノ水NARUはJAZZを聴くのに

ふさわしい、シックで大人の雰囲気の店。

そしてこの日は日本の若手JAZZプレイヤーの中でいま最も注目され

ているというピアニスト、堀秀彰とサックスプレイヤーの浜崎航、両名

義による双頭バンドのCD発売記念ライブだった。本来はカルテットの

このバンドに、昨日はスペシャル・ゲストとしてレコーディングにも参加

したギタリストの滝野聡が加わってのクインテット。

巷のコアなファンの間では幻の天才ギタリスト、生きた伝説、とまで

言われながら、そのプレイするところはおろか、なかなか音源さえ手

に入らないこの人こそ、昨日の息子のお目当ての相手なのだった。

もともとは秋山さんから「こんなギタリスト知ってる?」と言われて音

源を貸してもらったのが始まりで、すっかり滝野聡のファンになった息

子。ネットで探し当てたドラマーのホームページから最近のライブ活

動を知り、「その堀さんなら前に翠さんが絶賛してたピアニストで、1

度聴いてみたいと思ってたんだ」と今度は私が堀さんのホームペー

ジを検索して昨日のブッキングにたどり着いたというわけ。

そんなわけで、ひと月前から嫌が上にも期待が高まるなか、メンバー

がステージに現れた。小柄で童顔のアイドルみたいなルックスの堀

秀彰、見るからにシャープな印象の浜崎航、朴訥として人のよさそう

な高瀬裕、いかにもベテラン・ジャズ・マンといった広瀬潤次、そして

他の4人とは別世界の繊細な空気感を漂わせて、どこか茫洋と浮世

離れした雰囲気の滝野聡。曲はニュー・アルバム『ENCOUNTER』か

ら、堀、浜崎2人のオリジナル曲を交互に。

ひとたび演奏が始まれば、クールでスタイリッシュな浜崎航のサック

ス、この人のサックスはどこまでも冷静で、ものすごくコントロールし

尽くされてる、対して、おっそろしいスピードでリズミックに駆け抜ける

堀秀彰のピアノ。スキャットしながら実に楽しげに笑顔さえ見せなが

ら易々と綱渡りをやってのけるこの人は、紛うかたなき天才。そんな

フロントの2人を煽るようなドラムと、徐々にパルスを上げていくベー

ス。そしてついに滝野聡にソロが回ってくると、そこは異次元空間に。

浜崎さんは『宇宙と交信してるような』なんて言っていたけれど、この

人は纏っている雰囲気も異次元なら、出す音も異次元。豊かな音色

なめらかなフレージング。指を見ている限り超絶技巧なんかはしてい

なくて、むしろ指の動きと聴こえてくる音数が合わない感じなのだ。

指の動きより、聴こえてくる音の方がずっと多くて豊か。それは余韻

に余韻を重ねて音が綴れ織りみたいに鳴っているせいだろうか。い

つまでも聴いていたい心地よさ。そして何より特筆すべきはフロント

の2人が書く楽曲の良さと完成度の高さで、プレイのみならずソング

ライティング能力の高さを感じた。この2人、スタンダードには熱烈な

愛を持っているそうなのだけれど、このユニットではオリジナルをや

ろうと最初から決めて、去年2人でたくさん書き溜めたのだそうだ。

6曲くらいやっただろうか、あっという間のファースト・セット。

演奏中、ずっと釘付けだった息子も終るなり「いやあ、すごい。カッコ

イイね!」と。昨日は新譜を買ってそれにサインしてもらうつもりだった

息子。タイミングを見計らっているところに休憩に出てきた滝野さんが

見えたので、「今だ行け!」とCDを買いにやらせた。

そのとき買ったCDと、メンバー全員のサインがこれ! ↓

Encounter_2 

Encounter_001_2 

昨日は平日で終電の時間が遅いこともあって、3ステージのラストま

で聴いて帰ったのは言うに及ばないのだけれど、念願かなってライブ

で滝野聡のギターを聴けた息子はすっかり満足の様子で、口を開け

ば「いやあ、滝野さん凄かったね」「カッコよかったね」しか言わない。

あげくの果てに「これはもう恋だね」と言ったときには私は目が点に

なりました。息子はたぶん滝野さんのルックスにもやられたんだと思

う。私は帰ろうとしたら出口のドアの前に立っていた浜崎さんと堀さん

にちょこっと挨拶しただけで滝野さんを間近で見たわけではないのだ

けれど、近眼のおめめで見た限りでは、滝野さんはほぼ20年前とほ

とんど変わらぬ繊細でシャイな雰囲気の方だった。これは私がヤフオ

クで手に入れた滝野さんの衝撃のデビュー・アルバム。

Takino_satoshi_001

昨日買った『ENCOUNTER』はもう何度も聴いたけれど、全体に心地

良い疾走感のある完成度の高いアルバム。とにかく曲がいい。キャ

ッチーなんだけれど今までどこかで聴いたことあるような感じじゃ全然

ないところがすごいし、思うように好きに書けて、それをまた自在に易

々とプレイできる2人の才能はすごい。全11曲捨て曲無し。まさに今

上り坂にある若い2人の音楽、と言った感じ。ジャズというよりフュー

ジョンに近いので、これならふだんジャズを聴かない人でも聴けるだ

ろう。また朝聴いても夜聴いても気持ちいい、聴く時間を選ばないア

ルバムになっていると思う。

まだレコ発記念ライブは始まったばかり。聴いてみたい方は堀秀彰さ

んのスケジュールを要チェック! →  堀 秀彰 公式HP

 『ENCOUNTER』 が欲しいならここから → discUNION

ラッキーだったらスペシャル・ゲストの滝野さんのギターも聴けるかも

しれない。

| | コメント (0)

2008年5月22日 (木)

まるで花束のような

08sweetchariot

スウィート・チャリオット。

伸びたシュートの先にピンクの濃淡の花がいっぱい!

花は小さくても香りはダマスク・ローズの香り。

この後、このまま切って机の上に飾りました。

窓から風が入ってくるたび、いい香りです。

| | コメント (6)

Pink Stripe!

08perle_des_panachees

前からずっと欲しくて去年の暮れにやっと手に入れたオールドローズ

ベルル・ド・パナシェが咲きました。

このバラを持っているナーセリーは少なくて、おととし村田ばら園が持

っていることを知って電話をしたら、あいにく生育状態が悪くて出せな

いということでした。去年もまた電話をして訊いたら出せそうなのが2

株だけあると言う。そのひとつを送ってもらったのがこれ。木がまだ成

熟してなくてこのバラ本来の咲き方ではないけれど、株が大きくなる

ともう少し花弁がゆったりした中輪ポンポン咲きになる。初めてこの白

にピンクのストライプのバラを見たとき、こどものとき大好きだったペコ

ちゃんの千歳飴みたいだなあと思ったのでした。このバラをベランダ

の西に立てる(予定の)トレリスいっぱいに埋めつくしたいと目下、画

策中。それってすっごくかわいいんじゃないかと私は思うのだけれど

日本ではストライプのバラってあまり人気がないんだそうです。私は

大好きなんだけど。しましま!

08perle_des_panachees_01

| | コメント (4)

2008年5月21日 (水)

おひさま復活!

08heritage02

台風が去って、また光が戻ってきた穏やかな今朝のベランダです。

上はヘリテイジ、下はシャルロット。

08charlotte_04

08charlotte_05

シャンタル・メリュー。

08chantal_merieux_09

クレマチス。

08clematis_01

ミニバラのチュチュも花盛り。

08tutu_04

そして散ってしまう前のコンスタンス・スプライ。

08constance_spry_06

08constance_spry_05

| | コメント (2)

2008年5月20日 (火)

台風のさなかに

08constance_spry_04

一晩中続いた雨と風は、朝になってもまだすごかった。

朝方、バラの枝がものすごい強風で窓ガラスに叩きつけられる物音

を聞きながら、いったいどれだけの惨状になっていることかとまだ雨

の降るベランダに出てみると、そこは散ったバラの花びらだらけ。

ちょうど開こうとしていた私の好きな一季咲きのバラも、無残に散って

しまっていた。

でも、悪いことばかりじゃなかった。

拭いても拭いてもウドンコの膜が張っているようで固く開かなかった

バラの蕾が、激しいシャワーのような雨できれいに洗われて、雨の中

いっせいに咲いている。

台風も、雨も、雷も、全て浄化。

特に昨夜は満ちようとする月のパワーがあたりに満ちていたから。

咲きたいと思ってついた蕾なら、たとえ雨の中で咲いても満願成就だ

ろう。

08heritage_04

08charlotte_06

08charlotte_07

08rose_me_02_3

08rose_me_01

今朝また宅配業者から電話があった。

ついに諦めて送り返してもらうことにした。

今日、久しぶりに、長い、苦しい手紙を書いた。

|

2008年5月19日 (月)

春の嵐のような/ピアソラが好き

Astor_piazzolla_005

外は嵐だ。台風4号だって。

台風が来るのは今季これで2回め。なんでこんな時期に? と思う。

咲いたばかりの私のバラに、容赦なく吹きつける暴風雨!

あぁ、最低 ・・・・

気を取り直して書くと、最近私はすっかりJAZZ漬け(新種の漬物で

す)なのだけれど、毎日それだとやっぱり少々疲れてきて違うものが

聴きたくなる。で、何を聴いているかというとアストル・ピアソラだ。

ピアソラというと今までもっと別の季節のイメージがあったのだけれど

これが春先のはっきりしない天気の日に聴くと思いのほか合う。春の

酷薄として儚く移ろってゆく感じに、とても。特に黄昏時。

この場合、春にとても合うと言っているのはタンゴ、ではなくて、あく

までアストル・ピアソラだ。

ピアソラのCDは好きで何枚も持っているけれど、ピアソラのCDには

今のところ1枚として失敗はない。上のCDは安物の輸入盤なので詳

細はよくわからないけれど79年の録音で、めずらしく一部オーケスト

レーションが使われている。そのせいなのか、単純に選曲によるもの

なのか、ピアソラの他のアルバムに較べると明るく軽快で、そのせい

でよけい春に合うのかもしれない。あのヨー・ヨー・マがやって一世を

風靡したリベルタンゴが入っているので買ったのだと思うけれど、古

い音源のためか録音レヴェルがとても低くて、今まであまり聴いたこ

とはなかった。それが先日、気まぐれにCDラックから取り出してヴォ

リュームをマックスにして聴いたらハマった。折りしもあのときも風の

強い夕暮れ。ちょうど春用のセレクトCDを作った後で、作ってしまっ

てから足りないキーワードを見つけて、何曲か入れ替えようと思って

いたのだった。週末、そんなことをする時間もないままCDを送った相

手から感想メールをいただいた。そこには、『やさしく穏やかで、かつ

新緑へエネルギーを増していく春という季節は大好きでわくわくしま

す』と書いてあった。でも私の春はそれだけじゃないのだ。先日CDを

作るのに足りなかったキーワードは、『春は落ち着かない』、『春雷』、

『春嵐(はるあらし)』だ。

春には固まった何かを破って生まれる強力なエネルギー、開花へと

高まり充溢するエネルギーがあって、ざわざわと落ちつかない。それ

は一方では破壊のエネルギーでもあって、既存のスタイルを壊して

生まれ続ける、かつ壊れて消えてゆくものにも充分な愛惜が感じら

れるピアソラの音楽が春に合うというのも、そのあたりにもあるのか

もしれない。

ついでに書くと、夕暮れ時にピアソラを聴く具体的な効用は他にもあ

って、私は食事の支度をするときには必ず音楽が必須なのだけれど

夕方、だいぶ疲れて眠くなってきたときにピアソラを聴くと目が覚め

る。料理に集中できる。前に、何かをしながら音楽を聴くと音楽に集

中できないというコメントをいただいたけれど、私の場合、音楽を聴

きながら料理をするのは、料理にも集中できるし、音楽にも集中でき

る。スピーカーから離れたところで雑音混じりに聴くのでディティール

までは聴こえない代わりに、新たな発見をしたりして。

そんなわけで、天候不順で天気も頭もはっきりしないこの季節には、

ピアソラはお薦め。ピアソラ音楽の嵐のような激しさの後にやってく

る、なんともいえない(首筋がぞくぞくするような)至福感は、極上の

快楽。

いま、もうすぐ日付けが変わるところ。

窓の外はますます酷い暴風雨だ ・・・

| | コメント (0)

2008年5月18日 (日)

ローズカフェのバラ

08rose_cafe_27

ローズカフェにはイングリッシュローズだけでも100種類以上植えら

れていて、花の形や色や株立ちの様子など、そのバラごとの特性を

実際に見ることができるから、バラをやっている人にはとても参考に

なるし、私の友人のようにここで咲いているバラに魅せられてバラを

始める人もいると思う。地植えということを考えても本当によくこれだ

けのバラをオーナー1人でこんなにきれいに咲かせていると思うけれ

ど、それでも毎年来ていると庭が少しづつ変化しているのを感じるこ

とができる。つまり去年すごくよかったバラが今年もいいとは限らない

し、どんどん大きくなっているバラもあれば、衰退してゆくバラ、いつ

のまにか消えて(枯れて)ゆくバラもあるということ。小さな庭では顕

著にわかるそんなことも、これだけ大きな庭ではあまり目立たないの

だと思う。この環境で、ほとんどプロのような人が育ててもそれなら、

ベランダで鉢植えなんていう悪環境ならなおさらだろう。持って生ま

れた種の強さ、自然淘汰のことはさておき、先日ルイさんと来たとき

に「よく限られたスペースで次々新しいのを置けますね」と言ったら、

「だって、ずっと同じバラ見てると飽きませんか?」と言われた。つま

り(飽きると)ときどきお嫁に出してるようなのだけれど、それで女友

達とも話したのは、こんなところにも男と女の違いがあるんじゃないか

ということ。

いつかMが、「咲いたら完璧に美しいバラだったんだけど、どうしても

愛せないので手放した」というようなことを言っていたけれど、女の人

の場合、この好きで買ったのに実際に手に入れてみたらどうしても駄

目だった、というようなことがけっこうあるように思う。つまり女性の場

合とても感覚的に本当に自分に合った(愛せる)バラをみつけるため

にバラ遍歴を重ねているようなところがあって、ひとたびそれを見つけ

てしまったら、もう飽きるなんてことはなく長年連れ添うのじゃないか

と思うけれど、男の人の場合、どんなに好きなバラでも飽きる。つまり

バラに関しても生まれながらのドンファンなんじゃないかと思うけれど

ハイ、ルイさん。反論があったらどーぞbleah

私自身も長年の遍歴の末、最近やっと本当に自分の欲しいものがわ

かってきたような気がする。結果的にはもうフロリバンダもハイブリッ

ド・ティーもいらないし、ミニバラも好きなものが少しあればいい。

これでもう失敗することはないんじゃないかと思うけれど。はたして。

さて、これ以下はローズカフェのバラたち。品種はぜんぶはわからな

いので、お好きな方は考えてみてくださいませ。

08rose_cafe_25

これは初めて見たレダ(オールド・ローズ)。

純白に薄紫の覆輪。つぼみは赤いイチゴのよう。

08rose_cafe_06

ラベンダーピンク、緑の葉、放射状に整った花型 ・・・???

08rose_cafe_26

これはもう一見してヘリテイジでしょうね。

08rose_cafe_30

アイスバーグ。

08rose_cafe_28

チャールズ・レニー・マッキントッシュかな?

08rose_cafe_24

光を浴びてピンクの宝石のような・・・

08rose_cafe_21

健康なつぼみ。開くと花びらがひらひらのフリルになるこれは?

08rose_cafe_23

ジェントル・ハーマイオニー?

08rose_cafe_29

私の好きなアプリコット。

08rose_cafe_31

房咲き!

08rose_cafe_18

夏の強烈な陽射しが似合う、カルロスさんが好きそうなバラ!

08rose_cafe_20_2 

| | コメント (6)

今年のローズカフェ

08rose_cafe_04

5月のピークのときにMとローズカフェに行くのも、もうすっかり毎年恒

例となってしまった。初めてここに来たとき、坂を上る途中で向かい風

がふわっと吹いてきたらバラの香りがした、あの感動はもうなくても、

今年もあのクラクラを求めて。

最初に迎えてくれたのは、今年もピエール・ドゥ・ロンサール。

08rose_cafe_05_6 

ルイさんといつか眺めたあの壁面いっぱいの蕾も、いまはこんな風に

バラ・バラ・バラで埋めつくされて。

08rose_cafe_08

08rose_cafe_14

08rose_cafe_13_2

そして、しあわせなバラのアーチ。

ここを訪れた人の誰もがきっと、自分の家の庭にもこんなアーチがあ

ったらって思うんじゃないかな。私なら、小さな庭でいいからガゼボが

欲しい。などと話しつつ ・・・

08rose_cafe_11

暑いくらいの陽射しに、爽やかな5月の木陰。

08rose_cafe_09

真っ白なプロスペリティ越しの木漏れ陽!

08rose_cafe_10   

これは、もうひとつのピンクのバラのアーチ。

コロンとした超カップ咲きのバラはなんでしょう?

08rose_cafe_19

空に向かっていっせいに伸びる蕾。

重たく咲いてしな垂れるバラ。

08rose_cafe_16

バラが面白いのは、白バラでも黄バラでも蕾のときはピンクだというこ

と。これはバラ科の桜も同じで、緑の桜でも蕾のときはピンク。

08rose_cafe_17

自由に伸び伸びと咲くグラミス・キャッスル。

08rose_cafe_22

そして最後は、さっきのアーチを反対側から見たところ。

08rose_cafe_12_2

| | コメント (0)

2008年5月17日 (土)

五月の朝

08jayne_austin_10

昨日から晴れて気温も上がり、ベランダのバラも咲きそろって、やっと

5月の朝らしくなった。5月も半ばを過ぎた頃に。

上は目が覚めるような朝のジェーン・オースティン。

下は今季初の甘いピンクのヘリテイジ。

08heritage

スシャリファ・アスマとシャルロット。

08sharifa_asma_04

08charlotte_03_8 

実生苗も次々と開花。

08mishou_04

そして、まんまるのコンスタンス・スプライの蕾。

08constance_spry_01

開きかけた大きな大きなコンスタンス・スプライの蕾。

重力でちょっと下に引っ張られています。

08constance_spry

シャンタル・メリューも咲き進むにつれ、さらに完璧な形になった。

08chantal_merieux_04

08chantal_merieux_05

08chantal_merieux_06

08chantal_merieux_07

このバラはとても軽やかなのに、なんというかすごくリアルな存在感

のある華やかなバラだ。

08chantal_merieux_08_5   

昨日の夕方、また散々悩んで棘に刺されまくって配置換えをした。

狭いベランダ・ガーデンの理想的な形を求めて。

| | コメント (2)

2008年5月16日 (金)

フレンチさんが咲いた♪

08chantal_merieux_02

去年、うちにやってきたフレンチローズが初めて咲いた。

Chantal Merieux シャンタル・メリュー

薄いハート型の花びらが、ぎっしり詰まったようなバラ。

つぼみと咲き始めのときの青味がかったブライト・ピンクは、咲き進む

に連れて深みが増してきて少し落ち着いたように見える。

でもイングリッシュローズのなかにあると明らかに違う雰囲気。

さしずめイングリッシュローズがすくすく育ったイギリスの良家のお嬢

さんなら、フレンチローズはコケティッシュなフランス女、という感じ。

まだ木が若くてか細いせいもあるけれど、フレンチローズは枝ぶりも

花も風に舞う羽のように軽やか。優しい色あいの似たようなバラが多

いうちのベランダにあっては、こんなインパクトのあるバラもいいかも

しれない。特に暗い雨の日なんかは。

木が成熟するにしたがって、花型も花いろ樹形も、まだまだ変わって

ゆきそうなバラ。香りはフランボアーズ、ミルラ、アニス、シードルの混

じりあったようなオールドローズの香り。強香。

08chantal_merieux_01

まだ若い株なのに、花つきはとても良い。

08chantal_merieux

| | コメント (2)

2008年5月15日 (木)

久しぶりの青空

Aozora080515

今日久しぶりに晴れた。

東京はなんと6日ぶりだそうだ。

なんと長くて寒くて陽の射さない冴えない1週間だったろう。

今週は晴れたら、仕事のあと夕方から何度か市民プールで泳ごうと

思っていたのに、毎日の雨と寒さですっかりそんな気持ちも消え失

せた。お陰ですっかり鈍ったこの身体。週末は3週間ぶりのプール。

陽が射しただけで世界がぜんぜん違って見える。お陽さまのありが

たさを感じる。

道端では午後の温かい風をうけて、はるじょおんが気持ちよさそうに

揺れていて。

Harujyoon_01

| | コメント (4)

2008年5月14日 (水)

薔薇日記

08louise_odier

もうバラを始めて14、5年になるけれど、バラの様子は毎年ちがう。

桜と一緒で、毎年ちがって、毎年わからない。

一昨年の暮れ、いま考えつく最高級の肥料入り培養土で植え替えを

して消毒、剪定をした翌年の春はウドンコは出なかったけれどアブラ

ムシに死ぬほど悩まされて、去年の暮れは不精をして植え替えも消

毒もしなかったのに今年はアブラムシどころか虫の姿すらない。

一昨年は超暖冬。去年は異例の大雪。今年の春先は雨がほとんど

降らずに毎日お陽さまが当たっていたせいで、バラにはウドンコも出

ず、このあいだまで絶好調だったのに。蕾がたくさんあがってきて、

開花が近づいた頃になっての天候不順、気温の低下。

・・・ なかなかうまくいかない。

先日、私の庭を見て行った友達は、この日当たりのいいベランダで

ウドンコになるのはバラの数が多すぎて風通しが悪いからだろうと言

ったけれど、去年これより10鉢以上あったのに出なかったことを考え

ると、そうとばかりも言えない。上は植え替えのたびに素晴らしい勢

いで芽が出て、美しい葉がブッシュのように繁るのに、なぜか蕾がつ

くころになると葉が黄色く元気がなくなってきて、ウドンコまみれにな

ってしまうルイーズ・オディエ。

思えば、ここに来た翌年の花が最も大きくて良かったと思う。去年は

あわや枯れるかと思ったのを苦土石灰とバイタルで持ち返した。今年

こそ良いかと期待したのに、2年続けて不調。これ以上、開かない蕾

をつけておいても木が弱くなるだけなので、返り咲きを期待して今日

蕾をぜんぶ切った。

四季咲きなら1年に何度も咲くからいいけれど、一季咲きのバラがこ

れだとがっかりだ。粉粧楼もあれだけたくさん蕾をつけていたのに、こ

の天候で全てボール化。このバラは春は弱い。そしていつもなら1番

に咲くはずのデュシス・ド・ブラバンもなぜかひとつも開かない。

今年初めて花を見るバラとして期待したフレンチローズ、オルソラ・ス

ピノーラの一番花は発育不足とウドンコで全滅。下はオルソラを買う

ついでに買ったバラ、シャンタル・メリューだけれど、青みがかったか

なりはっきりしたピンクで、付いていた札の写真とも思っていたのとも

全然違う。けれどこんな暗い天気の日にはあってもいい色だろうか。

08chantal01

オールドローズ、フレンチローズの不安定さにくらべるとイングリッシ

ュの安定感は抜群で、中でもイヴリンとジェーン・オースティンの耐病

性と言ったら素晴らしい。こんな天候でもウドンコにもならずによく咲き

続ける。気持ちクライマーの質の入ったこのバラは、あまり強剪定し

ないほうがいいようだ。上がイヴリンで、下がジェーン・オースティン。

08evrin_06

08jayne_austin_09

そして今朝はクイーン・オブ・スウェーデンが咲いた。

クール・ビューティーといった感じの、清潔感のあるライト・ピンクの

花。カップ咲きから徐々に平たくなる。

08queen_of_sweden_02

08queen_of_sweden_04

08queen_of_sweden_05

でも結局のところ、この毎年わからないのがいいのかな、とも思う。

簡単に思うようになってしまったらそれもなんだかつまらないし、すぐ

に飽きてしまいそうだし、 人だってちょっとミステリアスくらいのほうが

魅力的だしね。

というわけで、私のバラの日々はまだまだ続く・・・

| | コメント (0)

2008年5月13日 (火)

海底に沈んだタイタニック号より重い君の沈黙

08mini_01

久しぶりにRに電話すると、Rの背後では盛大に物音がしていて、Y

が日曜大工でもやってるのかと思ったら、水餃子を作っているのだ

った。Yは相変わらずなんてマメなんだろう。

ひとつの恋が終って、今年家に帰ったR。それを何事もなかったよう

に迎えたY。ここでは音楽ができないから1人になりたいと言って出て

行ったのに、それじゃあ誰かさんと一緒じゃないか。そして今度は私

は1人じゃいられないからと言って帰る。やっぱりYが好きだからとい

う理由でもなく。それなのにYはRの持って帰って来た荷物をせっせと

片づけ、夕飯の支度までしてるんだから。世の中、楽な人はどこまで

も楽で、苦労する人はどこまでも苦労してるように見えるけれど、さん

ざん家族に尽くしたあげくに夫に酷いことをされて離婚したOのことを

考えると、いったい神様はどうなってるのと思う。

この2年半、Yはただただ岩のように忍耐し続けた。誰にも泣きつくこ

となく相談もせず、Rが何か言おうとするのも、話し合いも一切拒否し

て。心を閉じたまま沈黙し続けた。この1年は、うちの娘より40分も

早く出て行く息子のために、毎朝お弁当を作った。Rは「冷凍食品ば

かりだったみたいだけど」と言うけれど、それだって誰にでもできるこ

とじゃない。もともとYはミノ虫みたいなヤツだったけど、その憔悴ぶり

は久しぶりに会った息子がショックを受けるほどだったし、ひとつの感

情のなかに檻のように閉じ込められるのが何より苦痛な私には、ちょ

っと理解の範疇を超えるものだったけれど。でも、こうしてRが家に帰

ってくることだけがYの望みだったのなら、Yのこの2年半の忍耐も報

いられたと言えるのだろうか。

でも、この2年半のYの気持ちは、誰にもわからない。Rにだってわか

らない。Yが黙っている限り、それは一生誰にも理解されずに謎のま

まで終るのだ。私に一生、Sの気持ちがわからないのと同じように。

人に心を開かないって、ちゃんと話さないって、そういうことだ。暗い

海の底に沈み続けるタイタニック号だって、もっといろんなことを語っ

ているよ。私は嫌だな、そんなの。人とちゃんとわかりあいたいと思っ

てる私には、そんなのとても耐えられない。

ある日突然、大事な人を失って、遺された人の心が押し潰されるのも

そんなところが一番大きいんじゃないだろうか。もう2度と訊けないあ

のときの疑問。

キミハ ドウシテ ナニモ イッテクレナカッタノ?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

でも、心を開いてくれなくたって2人とも友達なんだ。

彼らがまたこれで、何もなかったようにやり直すことができるなら、そ

してYがまた元気になれるなら、それに越したことはないと思う。私に

したって、行こうと思ったらホイっと行ける近所に友達がいた方がい

いしね。まして家族ぐるみの関係なら。

先日の晴れた日にRがバラを取りに来た。

留守の間にすっかり殺風景になってしまった彼女のベランダに持って

ゆくために。ミニを2つとオールドとフロリバンダをひとつずつ。歩いて

来たというRに軽い鉢を2つ持たせて、私は自転車の前カゴに重い鉢

を2つ乗せてRの家まで押して歩いた。途中、歩きながら「もうほんと

にだいじょうぶなの?」と訊いたら、「Yも変わろうとしているみたいだ

し、私も変わらなきゃと思うんだ」とRが言った。うん。そうだね。

彼らのマンションの部屋は前に行った時より格段にきれいになって

いた。Rはいま十数年分の掃除をしているのだそうだ。それだけ住め

ば家だってあちこち汚れるし、ガタもくるでしょう。掃除はいいよ。心ま

ですっきりする。余分なものはぜんぶ捨てちゃえばいい。

夫婦って傷だらけのいびつな球体みたいだな、と思う。一見透明に見

えても中は傷だらけ。それでも最後まで持ち越せればOKか。

今日、先日Sに送った荷物が長期不在で届けられないと宅配業者か

ら電話があった。私の心配はいつなくなるんだろう?

私がここにこんなことを書くのもあとわずかだ、たぶん。

| | コメント (0)

2008年5月11日 (日)

不滅の輝き/SONGS IN THE KEY OF LIFE

Songs_in_the_key_of_life_2

今から2週間以上も前のこと、前述のハリネズミ息子が友達の家に

泊まって機嫌よく帰宅した直後に私を呼ぶから何かと思ったら、「今

日、友達と話してたんだけどさ、いつも母の日にはケーキとか買うけ

ど、ケーキじゃツマラナイからCD2枚選んどいて」と言うのだ。

ふぅ~ん、と思いながら「ケーキでいいよ」と言う。

「なんで?」と息子。

「ケーキなら家族のぶん買ったって1000円で済むじゃない。それで

いいわよ」

「いいんだよ。とにかくCD2枚探しといて」

「じゃあ、1枚でいいよ。バイト代少ししかないんだから」

「あ、そう。別にいいのにな。 まあ、じゃ探しといて」

そんな会話の後で、いつも自分でCDを買うときよりそうとう考えて選

んだのがこれだ。スティーヴィー・ワンダーの『SONG IN THE KEY OF

LIFE』。去年、高音質盤でリイシューされたリミテッド・エディションの

が欲しくて、カートに入れておいたものの高くて買いそびれたCD。

昔、LPで持っていて、手放してからもずっと欲しかったCD。好きな曲

がいっぱい入っているCD。限定盤じゃない通常盤が出ていたのだ。

これならもう手放すことなくずっと持っていられるだろうから。

それが先週の週末に届いて、さっそく聴いた。すごくよかった。いま

聴いてもすごく新鮮! その溢れる才能に、情熱に、生きるエネルギ

ーに、あらためて感動した。私が音楽を聴いて新鮮なインパクトを感

じるのは、物理的に古いとか新しいとか、やっているスタイルが斬新

とか、そんなことにはほとんど関係なく、そこに流れているミュージシ

ャンの血のフレッシュさとか、前向きなパワーとか、音楽への情熱と

か底に流れる愛情だったりするのだ。これまでスティーヴィーを聴き

ながら泣いてる私の横で、どこがそんなにいいのかわからないと言っ

ていた息子も、初めてスティーヴィーの真価がわかったようだった。

息子もちょっと興奮していた。息子にもこの音楽の良さがわかったの

なら、このCDを選んだのは正解だった。

CDを大音量で流しながらキッチンに立って料理を始めたとき、『可愛

いアイシャ』が始まって、もう何十回となく聴いている曲なのに、また

思わず泣いてしまった。初めて自分のこどもが生まれたときの、ステ

ィーヴィーの弾けるような喜びと、妻と神さまへの愛と感謝の気持ち

がストレートに伝わってきて。頭が何かを考えるよりも先に泣いてしま

うのがスティーヴィーの音楽なんだ。このアルバムにこのタイトルを付

けたのにもすごい意味を感じる。

そんな意味でもこのCDを選んだのは正解。

これをずっとこの先、私の母の日のテーマ・ソングにしよう。

| | コメント (6)

Mother's Day

08jayne_austin_08

私の友人は年齢に関係なく結婚してる人・していない人、こどもがい

る人・いない人、晩くに結婚して超高齢出産でまだ小さなこどもを育

てている人、私と同じようにシングル・マザーになって、こどもの自立

同様に自分自身の自立に向けて頑張っている人など様々だけれど、

先日久しぶりに高校時代の友人に会った。彼女は高校生の頃からと

てもお洒落で洋服が大好きで、いままでファッション一筋で生きてき

た人だ。こどもはいない。その彼女と帰り際に母の日の話になって、

「そういえば私も、このあいだ息子から早々と母の日のプレゼントに

CDをもらったなあ」なんて言ったら、「そういうの、羨ましい」と言われ

た。先日もブログの記事を見た彼女から、「息子とJAZZライブに行く

なんていいよね。羨ましい」とメールをもらったばかりだった。

「でも、こどもを育てるって、そういういいことばっかりじゃないからね」

と言ってそのときは別れたけれど、これはおとといのこと。

朝、息子がめずらしく散らかった自分の部屋に掃除機をかけようとし

ていて、シーツと布団カバーも洗ったほうがいいかなと言うので洗っ

た。息子はその後アルバイトに行って帰りは9時半だ。もともと布団

にカバーをかけるのがこの世で1番面倒で嫌いだ、という息子だし、

バイトして疲れて帰って来てからならなおさらだろうと思ってカバーを

かけてベッドメイクをしようと思ったら、朝掃除してたはずなのに、息

子の机の上は散らかり放題でゴミや消しゴムのカスや埃が溜まって

いる。おまけによく見れば部屋の隅にはゴミ袋がいくつも置いてある

わ洗濯物がくしゃくしゃになって転がっているわで、汚いったらありゃ

しない。こんなところで布団をバサバサやったらどうなるの?と夕飯

の買い物にも行かずに片づけたのだけれど、その後が大変だった。

バイトから帰って来た息子はきれいになった自分の部屋を見るなり癇

癪を起こして机にあった本を力まかせに床に叩きつける。怒鳴り始め

る。最近ではだいぶ少なくなったものの、いつもの親子喧嘩の始ま

り。こんなとき、いつまでたってもそういうとこ大人にならないんだなあ

と心底げんなりするのと同時に、それってまったくもって父親譲りの

性質に他ならず、私の離婚は実に正解だったと哀しく思うのである。

言葉の暴力であれ物への八つ当たりであれ実際の暴力であれどれ

も暴力には違いなく、そういうのを全く経験したことのない人からした

ら私はもう充分すぎるほど経験したから、もうたくさんだ。大声を出さ

れるくらいでも嫌。息子を育てる上ではこれくらいのこと、というよりむ

しろもっと酷いことだっていっぱいあったのだ。母親になることを選ば

なかった彼女には到底わかるまい。

お互いそれぞれいろいろあるだろうけど、思えば人生の大半をファッ

ションに、毎日何を着て、どんなメイクをして、どんなヘアスタイルをし

て、どのバッグにどの靴を履いて行こう、なんていう(つまりおおかた

自分中心の)ことに費やしてきた人と、26で結婚して27で母親にな

り、そしてこの十数年はシングル・マザーとして生きてきた私とでは

意識に大きな差があるのは当然のことで、彼女に何かを真に理解

してもらおうと思うことすら、もう無理なのかも知れない、と思う。少な

くともこれまでの関係で私のほうにはそんな醒めた思いがある。

今日、母の日で何か贈ろうと思いつつ、今年は間に合わなかったの

でさっき義理の母に電話すると、お母さんも同じようなことを言ってた

っけな。母と同い年でシングルの友人からお茶に誘われたので、「今

日は娘から花が届くから家を出られないの」と言ったら、「あら。そん

な人を羨ましがらせるようなこと言わないで」と言われたのだそうだ。

あの母も3人の娘・息子にはとても苦労した。今日はめずらしく母の

口から本音が出たけれど、それも私が半分方他人になった今だから

言えることだろうか。

さて、問題の彼女の不肖の息子よ、いま何処?

08chantal

この週末、東京は雨で、とても肌寒かった。

今日の気温は、開きかけたバラの蕾も固まりそうな13度。

写真は上から2つめのジェーン・オースティン、まるでピンクのルージ

ュのような色をしたフレンチ・ローズのシャンタル・メリニュー。

そして今日はクレマチスの1番花が咲いた。

08clematis

| | コメント (2)

2008年5月10日 (土)

雨の土曜日

08jayne_austin_01

完璧に寝坊した。

目覚ましが鳴ったとき、「今日は学校じゃない」と思った途端、安堵と

ともにふたたび眠りに落ちた。目が覚めたのは2時半後。

Baaaaaaad!

眠っているとき、やたらに目が痒くて掻いてた気がするけど、洗面台

の鏡で見たら目が充血していた。いまさら花粉症? まさか。 

その時点でかなり終了していたけれど、ベランダに出たり食事の用

意をしているうちにすっかり気持ちが萎えた。泳ぐ前には2時間前、

遅くとも1時間前には食事を済ませてないと泳げないのだ。身体が重

くて。いつも週1でも思うように泳げないのに、2週間ぶりのうえに食

事の直後となったら。ああ ・・・・・・ Time up。

ラジオからJAZZが流れてきて、私の気はまたあちこちに散り始める。

こんな日はゆっくり料理でもしよう。

ベランダではイヴリンのお姉さんのようなジェーン・オースティンが咲

いていた。とてもよく似た姉妹。

08jayne_austin_02

08jayne_austin_05

08jayne_austin_2

この色。

淡いピンクともアプリコットもつかないシフォンのドレス!

08jayne_austin_04_2

ラジオからまた三上博史の朗読で寺山修司の詩が流れてくる。

そっか。5月だからな。

すごく落ち着く。詩もいいけど、それを読んでる声もいい。

三上博史は声だけでも特別な役者。

ふたつめのグラミスも咲いた。

08gramis_castle_01

| | コメント (2)

2008年5月 9日 (金)

イヴリン開花

08evrin_02

今年も大好きなバラ、イヴリンが咲き始めました。

実は1番花が咲いたのは昨日だったのだけれど、昨日は朝から陽射

しがバラにストレートに当たっていて、うまく写真が撮れなかったので

す。今朝、古いカメラと新しいカメラで撮ってさっきPCのディスプレイで

較べて見たら、その歴然たる表現力の違いにびっくり。

ただ今朝は昨日とは逆に朝から曇っていて光がきれいにまわらない

せいで、妙に現実的(というより写実的、と言うべきか?)な写真で

す。子供の頃からアタマが非現実的なそうきちさんは、あまりこの現

実的な光が好きではない。やっぱりバラと好きな人の笑顔はキラキ

ラ・モードでなくちゃ。

おまけにこのイヴリンさんは、しなやかな枝を優雅にアーチ状にしな

わせて、その先に大輪の花を重たげに、うなだれたように咲かせる。

それは風情はあるけれど、とっても撮りにくい。

(カメラを構えてる私の態勢をご想像あれ!)

08evrin_04

08evrin_05

ひと株にいま、こんなに咲いています。

昨日、切って水に挿したのがテーブルに2輪。

お陰で部屋の中も外も、イヴリンのいい香りです。

08evrin_03

そして先日の実生苗は、この間は気づかなかったけれど、開き切る

前はカップ咲きなのでした。これは成長して花がもうちょっと大きくな

ればいい感じになるかもしれないな。ただ、つるなのでどんどん伸び

る。ジャックと豆の木みたいに ・・・

08mishou_03

| | コメント (2)

2008年5月 5日 (月)

凄まじき休日

08mona_01

朝早くに目覚ましをセットしていたのに起きれず、それから起きること

数時間後。顔を洗ってヨガパンツに長袖Tシャツというラクチンな格好

で遅い朝食を作り、そのあと窓からベランダを覗いて、ちょっとバラの

手入れをしようと思ったのがいけなかった。髪をひとつにまとめて顔に

日焼け止めクリームだけ塗り、帽子をかぶってベランダに出る。

08

・・・ そして気づけば夕方なのだった。

途中、遅いランチを作るために部屋に戻ったりはしたけれど、それ以

外はずっとベランダ。

ウドンコが出やすいのは日当たりが良くなかったり風通しが悪かった

りするせいが大きいから、狭いベランダの中を少しでも良くなるように

と配置換え。伸びた株の支柱を立て直し、枯れた枝を切り取り、ウド

ンコの出た葉っぱを1枚1枚布で拭いたり、混んだ葉をむしり取ったり

・・・ なんてことを集中するまま気長にやっていると、あっという間に数

時間が過ぎているのだ。

いまベランダではミニチュア・ローズが次々に咲いている。

上から、モナ、ベン・ムーン、そして下はハーレクイン・コルダナ。

08tutu

そして、今日はいいことを思いついた。

枝が四方八方アーチ状にしなってまとまりのつかないバラの株を、ブ

レスレットを作るときのシリコンゴムでまぁるくまとめた。透明だから見

た目を損なわないし、ゴムだから自在に伸びてバラを傷つけない。な

かなかいいアイディアじゃないかと思う。蕾をつけて重くしなだれてい

た枝も前よりはコンパクトにまとまった。

イヴリンは淡い緑の葉も美しいバラ。

08evrin_01

こんな蕾がいっぱいついている。あともう少し!

08evrin

暗くなる頃やっと部屋に入ったら、息子に「いいかっこだね」と言われ

た。1日そんな格好でノーメーク、細かい作業ができないので手袋を

せずにやっていたから手はキズだらけ。鏡を見たら顔にまで引っ掻

き傷があるじゃないか。お陰でベランダはすっかりきれいになったけ

れど、こんなの家族以外の誰にも見せられませんね。(ため息)

Zassou_2

ベランダの排水溝に溜まったわずかなこぼれ土から雑草が生えてい

た。雑草もこんな風に健気に咲かれると、無下に抜き取ってポイっ!

なんて、できないよなぁ ・・・

| | コメント (2)

実生のバラが咲いた!

08mishou

このブログをずっと見てくださっている方なら憶えてらっしゃるかもしれ

ない。おととし種から育てた実生のバラが、約2年かかってついに今

日、開花しました。

プランターに種を50個ほど撒いて、出てきた強そうな芽が本葉にな

るのを待って小さなポットに移植。でもそれは気温の寒暖差の激しさ

やウドンコやアブラムシや、いろんな理由で全滅。これは株を間引い

た後のほったらかしのプランターから出てきたもののひとつです。

結局、あんなにたくさん種を撒いたのに、ここまで生き残ったのはたっ

た2株だけ。それはまるでウミガメやカクレクマノミの赤ちゃんを思わ

せるけれど、それだけ生き残ったのは強いってことになるんでしょう。

08mishou_01

この実生苗の種、つまり母親は純白のつるバラ、プロスペリティー。

咲いたのはミニチュアローズほどの極小花、セミダブルのピンクのバ

ラ。でもしっかり、つるバラです。遺伝子って不思議。

5月5日に咲いたピンクのバラなので『ピンク・スター☆』と名付けまし

た。小さいけれど、たくさん蕾をつけています。

08mishou_02_2 

| | コメント (2)

2008年5月 4日 (日)

休日もあと2日。

08gramis_castle_jpg

休日2日目ももう夕方。

さっきからやっと少し空が明るくなってきた。

ゴールデンウィーク中は晴天が続いて、日中の気温が25度以上の

真夏日になる、といった予報は見事にハズレて、冴えない天気が続

く。今朝、グラミス・キャッスルが咲いた。今年のグラミスの1番花は

ちょっと小ぶり。他のイングリッシュも蕾はすごいけれどまだ開花しな

い。他のバラ友さんの家ではもうずいぶん咲いているみたいだから、

ちょっと差があるとも思うけれど、それは去年、植え替えをしなかった

あたりに理由がありそう。不精をすればそれなりに、手をかければか

けただけ返ってくるあたりは、人間よりずっとわかりやすい、か。

カーディナル・ドゥ・リシュリューもぼちぼちと開花。

08cardinal_de_richelieu03

08cardinal_de_richelieu02

株全体で6個も花が咲いているルイ14世は今がピーク。

08louis_xiv01

| | コメント (4)

ローズカフェのいま

08rose_cafe

数日前にルイさんにのだめセレクトCDを渡しがてら、ちょこっとローズ

カフェまで行って来た。この日は日中の気温が25度を越えて真夏日

だったけれど、さすがにまだ4月中のローズカフェのバラは早すぎて

ぜんぜん咲いてなかった。でもガーデンの中は健康なバラの蕾でい

っぱい! 健康なバラの蕾ほど、希望に満ちあふれているものはな

いと思いませんか?

08rose_cafe01

ちょうどローズカフェのホームページの写真を撮っているカメラマンの

方が来ていて、彼と話しながら庭を眺めた。「今年は特に壁面のバラ

がいいですね。壁面だと日が暮れてからも温められた壁のせいで暖

かいから、バラにはいいようです」なんて言ってから、「ほら、ここにボ

ウベルズが一輪だけきれいに咲いてますよ。たまにいるんだ、こんな

のが」と言ってバラの枝をかき分けた。

08rose_cafe_02

カメラマンにしては妙にバラに詳しいので訊くと、ここのバラの写真を

撮るようになってから、もう何年ものあいだ1年を通してバラを観察

し名前や品種を調べたりしているうちに自然とバラには詳しくなってし

まったそうだ。バラの持ち主であるオーナーに次いでこの庭を熟知し

ているのはカメラマンの彼かも知れない。そして今では自宅でもバラ

を育てているのだそう。やっぱり見ているだけではすまなくなってくる

んですねぇ、と笑った。

「あと2、3週間もすると、クラクラするくらい咲いてますね」

ということなので、またその頃に行こうと思う。ただし、混んでるピーク

の時間帯をうまく避けて。シーズン中はバラもすごいけど人もすごい

んだもの。

08rose_cafe_03

私よりスイーツ好きのルイさんとケーキにお茶をしてバラを眺めて1時

間ちょっと、「それじゃ、また」と別れた。

家の近所まで帰って来ると、近くの公園の藤棚の藤が満開に!

08fuji

08fuji_01

08fuji_02

でも近寄ると大きなくまん蜂が数匹ブンブン唸りをあげて蜜を吸いな

がら飛び回っていたのでしたwobbly

| | コメント (2)

2008年5月 3日 (土)

SPRING TOUCH

Spring_touch_3 

雨で始まった土曜日、今日はゴールデン・ウィークでスイミング・クラ

ブが休みだったので、もうあさっては立夏で夏だというのに今頃にな

って春バージョンのセレクトCDを作ってみました。

SPRING TOUCH

春という季節が苦手な私は、他の季節にくらべるとどうもイメージが

まとまらなくて、なかなか苦労してしまった。ふつう春というと一般的

には『希望にあふれた始まりの季節』ということになるのだろうけど、

どうやら私は違うらしい。私の思う春を言葉にして羅列してみると、

春はひたすら眠い・春は埃っぽい・春はどこか空しい・春はふわふわ

としてつかみどころがない・春は鮮烈・春は頼りなくて心細い・春は

悪戯にわくわくする・春はちょっとクレイジー・春はガラス細工のように

デリケート・春はぽわんとぼやけたパステル・春は移ろいやすくて儚

い・春は未成熟な若さ・春は変わりやすくて不安定・春は相反する要

素を同時に持った無邪気な子供・・・ と、書いてるうちになんだかだ

んだん自分のことみたいになってきたな。気候的には厳寒の2月生

まれの私はでも季節で言うと春生まれということになるらしくて、自分

がそんな眠い春生まれだなんてBOOだけど、ある占いでは『春生ま

れの宝』というのになる私は「宝石は磨かないと輝かないため、埃っ

ぽい春の季節は全く冴えない」のだそうだ。なるほどね。どーりで。

そんな私の春のイメージを詰めたセレクトCD。

ラインナップ・チューンは以下のとおり。

Spring_touch_001_2

簡単に全曲紹介すると、プロローグである1と2はタヒチ80のフロン

トマン、グザビエ・ボワイエの曲。彼のラブリーな声はちょっと眠たげ

でセンシティブで、私の思う春のイメージにぴったり/ボサノヴァ風の

柔らかなガット・ギターで始まる3と4はクラプトンの曲。いつかヴァー

ジン・レコードのフロアにいてこの曲が流れたときの幸せな気分!

『レプタイル』とは愛したり慕ったりする相手に使う言葉なのだそうだ。

いわゆるマブダチって感じでしょうか/5は懐かしのビリー・ジョエル。

恋人に「この歌キミにぴったりだと思うよ!」なんて言われたこともあ

りましたっけね/『パパが灰皿でリズムをとれば、赤ちゃんは泣き出

す。パパがコルトレーンだとしたら、坊やはマイルスってところ。そん

なことを思って微笑む彼女はまるで天国のよう』と歌うマイケル・フラ

ンクスの6は、私にとってはまさに春なのです/そして春になると必ず

聴きたくなるのが7のカエターノ・ヴェローソのイタプアン。カエタノの

声は透明で美しくゆったりしてるのに、歌詞はラジカル。そこが好き。

彼は私にとっては魔性の人/FREVO。フレーヴォ!聴くたびに心が高

揚する8はエグベルト・ジスモンチ。光の原っぱを無邪気に駆け回る

ようなピアノはまさにジスモンチ・マジック。またこれをライブで聴けた

らなあ!この次はできればチャーリー・ヘイデンと一緒に来てほしい。

9は矢野顕子。彼女の歌が好きかどうかは別として、彼女は真にア

ーティスティックなヴォーカリストだと思う。彼女が小学生の頃に一生

懸命、意味を知ろうとしたというこの曲の原曲はThe Young Rascals

の曲。矢野顕子の歌い方はとても切なく儚くて、春/アッコちゃんとき

たらヤマタツ!10のMIDASとは手に触れるものを金に変える力を

与えられたPhrygiaの王のことだそう。いっときこの曲にハマった。恋

とは私にとっては片頭痛の種のようなものなのか?/出ました。イヴ

ァンheart0111はとろけるようなラヴソングのスタンダード・ナンバー/12は

いま息子と私が好きな吉田桂一と、サックス・プレイヤーの小川高生

のデュオによるトミー・フラナガンのナンバー。しっとりと甘い春の宵を

思わせる曲/13.毎回小野リサの曲を入れようと思うのだけれど、あ

まりに耳に馴染みすぎて選べないのです。ここではぴったりなコール

ポーターの曲を入れることができました。タイトルどおり「夜も昼も思う

はあなた1人だけ」というラヴソング/小野リサときたらジョアンでしょ。

ってことで14はシンプルなパーカッションだけをお供に、なぜかベー

スの音さえ聴こえるジョアン・ジルベルトのマジカルなギターによるイ

ンストゥルメンタル/15はオノ・セイゲンの曲。春先はこの曲をかける

と無条件に幸福感に浸れた私。どこか春の茫洋とした幸福感を感じ

させるんだよなぁ。トランペットは私の好きな五十嵐一生、そしてサッ

クスは竹内直ですheart04(ハートが余計か?)/幸せに浸った後になんで

これなの?と言われそうだけど、私にとっての春はこういう風でもある

の。ひどく頼りな気でセンチメンタルなラストの曲はエゴラッピン。ジャ

ジーなこの曲はそれぞれのミュージシャンのプレイがもう素晴らしくて

何度聴いても完璧な曲!

ふぅ。これで全16曲。80のCDRにほぼギリギリ。野川で撮った桜

をジャケットに、なかなか美しいCDになりました。

先日、カルロスさんにもらったCDのアンサーソング、楽しんでもらえ

るかなあ???

| | コメント (4)

2008年5月 2日 (金)

Guard

Guard

ガードを解いて

何ができるのか試してみよう

詩人のように歌おうか

それとも 大声で叫んでみようか


人の言葉に僕はすっかりドライになった

僕の言葉はきっと君を泣かせてしまう


ちゃんとした言葉を口にして

イジイジするのは止めにして

鳥のように歌うんだ

ありったけの声で


とりあえず君の考えはしまっておいて

今度は僕が話す番 逃げてもムダだよ


君の行動と君の言動が一致するわけないし

真意を汲みとってよ

みんなを楽しませようとしてばかりいちゃだめなんだ

魔法を解くんだ 祈りの泉にたどり着き

魔法を解かなくちゃ 自分の殻の鍵なんか捨てて


欲しくてたまらないけど なくたって平気かも

自分ちの裏庭でじっとして

決してそこから出ないんだ


人になんて言われても

今度は僕が話す番 逃げてもムダだよ


(『Guard』Words & Music by Xavier Boyer / 対訳:藤野治美)

****************************************************

いまの自分の心境にぴったりな歌をみつけた。

これをA氏にあげよう。

たぶん見てないだろうし、ちょっとした思いつきのほか大した意味もな

いけど。

そして去年の夏になんとなく撮って、捨てずにいた写真をつけた。

これはもしかしたら私の心の原風景と言えるかもしれない。

どこまでも続く線路、その上で揺らめいている陽炎、

草ぼーぼーの夏の原。

今日、外は5月の雨だけれど。

| | コメント (0)

2008年5月 1日 (木)

今日咲いたバラ

08cardinal_de_richelieu01jpg_2

今日、咲いたバラはカーディナル・ドゥ・リシュリュー。

このバラの色はデジタルカメラでは捉えることができない。

実際の色はこんな明るい紫ではなくて、もっと深くて落ち着いた紫。

このバラは日当たりのいい場所より、ちょっと日陰で見るくらいが美

しい。

08cardinal_de_richelieu

そして、ミニチュア・ローズのモナ。

朝は良い天気だったのに、午後から曇って風が吹き荒れだした。

明日は天気が悪くなるのかな ・・・

08mona

| | コメント (0)

つまらないお知らせ

Soukichi_stamp

5月になりました。

怒涛の薔薇ウィークに突入する前に、ここでツマラナイお知らせです。

このあいだから身辺整理のつもりもあって、ずいぶん長らく放ったらか

しのままだった『そうきちの勝手気儘なシネマの日記』の中のテキス

トをちょこちょこと苦労しながらこちらに移し、ブログ本体は抹消しまし

た。さすがに3年前、ブログを始めて最初に書いたテキストはいま読

み返すとひどくて、少々書き直したり、いま付けられる画像なども付

けて新たにアップしましたので、よかったらご覧ください。(ただし、ス

トーリーに関してはかなりネタバレのものもあるので、それが嫌な方

はパスしてくださいね。)

実はこの『COLORS.』のほうも、いま終らせる方向で考えています。

というのも、ただただ好きに書けるのがよくて続けていたこのブログ

なのだけれど、最近だんだんそうでもなくなりつつあって、それと3年

前はどのプロバイダでも一発でアカウントが取れた私のこのおかしな

ニックネームも、最近は使ってる人が増えてしまって、高校生の頃か

らこのニックネームで呼ばれている私からすると、なんだかダミーみ

たいなのが増殖してるみたいで少々気持ち悪い。いつからか別のプ

ロバイダで別のタイトルで別のハンドルネームで、また新しく始める

のもいいなと思うようになりました。そう思った瞬間にキャッチーなタ

イトルとハンドルネームも浮かんで、実はもう大体イメージができあが

ってたりします。ここでは1テキストに1個以上の写真ないし画像付き

というのを自分に課していたのだけれど、新しいブログはそのテーマ

上、滅多に更新できそうにないから、別に日々のアウトプットとしてテ

キストだけでもアップできる日記をつけて、とか。

そして新たに始めるときは、その所在はいっさい誰にも知らせず、コ

メント無し、アクセス・ゼロのところから始めようと。

ただ、まだ何も具体的に決めたわけではないので、いつ終わりにす

るかは未定です。キリのいいところで3周年にするか20万アクセス

にするか ・・・

桜の季節とバラの季節を毎年楽しみにしてくれている(しかも遠く海

外の地から)方もいるので、それが終ってからにしようか、とか。

3年もやっているとポスティングした記事も1000をゆうに超えて、コメ

ント数も8000、先日ニフティからメンテナンスのお知らせがきたのだ

けれど、『普通このメンテナンスは10分くらいで終りますが、あなた

のブログはデータ量が膨大なため30分以上かかります』と書いてあ

って笑いました。このデータをどうするか?

いっそ全部を終わりにしないで、このブログの根幹である(?)シネマ

と音楽のカテゴリだけをたまに更新して、そのほかは桜とバラの季節

だけ写真をアップする、とかとか?

私の性格だといろいろ考えているうちに面倒になってやめちゃうかも

しれないのだけれど、でも日々新しいブログの方に気持ちが傾いて

いるので、やっぱりやるだろうな。

・・・・・ またちゃんと決まったらお知らせします。

そのときはまた、Amazon でもヤフオクでも売れなかったCDの棚卸

し&プレゼント企画でもやりませう。

写真のスタンプは、先日このブログで知り合った友達に何かを送る

ときに封筒に押して送ったら、「スタンプ作ったの?いいね」と言われ

たのだけれど、なんと高校生の頃に私にこのニックネームを付けた

友人(カリスマ女)が作ってくれたものなのです。作ってくれた本人は

もうどこにいるかもわからなくて、私が未だにこのニックネームで呼ば

れていることも、未だにこのスタンプを使っていることも知らないのだ。

人生って面白いよね。

| | コメント (6)

« 2008年4月 | トップページ | 2008年6月 »