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2007年5月30日 (水)

海岸美術館に行ってきた

Kaiganbijyutsukan

バラの肥料を買っているバイオゴールドから、このタイトルでメールマ

ガジンがきたのが先月。

その内容もさることながら、『海岸美術館』という名前にヒットしてしま

った海好きの私がさっそくネットで検索すると、それは写真家・浅井

愼平のギャラリーだった。浅井愼平というと私には少々思い出があっ

て、女子高時代、仲のよかった私にとってのカリスマ的友人が大の

ビートルズマニアで、彼女に見せてもらった今では超お宝のビートル

ズ初来日のときのパンフレットの写真が浅井愼平の手によるものだ

った。その写真のイメージと印象は今でも頭の片隅に残っている。

そして肝心のその海岸美術館だが、これがなかなか素敵なのだ。

場所は千葉県の千倉。折りしもブロガー友達のhanta さんと会う算段

をしているときだったので、同じように海好きの彼女とここに行くのは

とても素敵なアイディアに思われた。直感による思いつきを大事にす

る私たち。さっそくメールすると、すぐに「その話、乗った!」と返事が

返って来た。やった! 持つべき者はノリのいい友達!

かくして海岸美術館に行くことになった私たち。でも『びゅう・さざな

み』みたいな特急を使わずに行くとなると、hanta さんちからでも私の

家からでもなんと4時間以上かかるのだ。おまけに途中までは私が

調べていった通りに順調に電車に乗れたものの、hanta さんのひと

声で乗った電車が予定違いで、なんと千葉駅で次の電車を待つこと

50分! つまり5時間以上かかって、予定の1時間遅れで千倉に着

いたのでした。ふぅ。駅前の観光局でパンフレットをもらい、『カフェ千

倉』でまず腹ごしらえ。美術館へは行きは山道の上り坂でとても歩い

てはいけないからタクシーで行ったほうがいいとカフェのマスターに言

われ、タクシーに乗って約5分。降りたところはこんなところ ↓

Kaiganbijyutsukan_01

山のなかに忽然と現れた壮麗で不思議な建物。

手前の水はもともと灌漑用水として使われていたものらしい。

着くなりhanta さんに「うわあ。素敵なところだ。連れてきてくれてあり

がとう!」なんて言われてしまった。5時間もかけて来た甲斐があり

ました。

Kaiganbijyutsukan_02

そして、これが海岸美術館入り口。

Kaiganbijyutsukan_03

窓口の女の子に、「この建物のどこからか海が見えるんですか?」

と聞いたら、「いいえ。海はここからは見えません。海岸美術館という

のは浅井が企画の段階から考えていた名前なんです」という答が返

ってきた。そうか。私はてっきり海が見える美術館だと勝手に思って

いたのだけれど。確かに山の中にあるんだし。見えるわけないか。

順路に沿って階段を上り、これが2階。アートに溶け込むhantaさん。

Kaiganbijyutsukan_06

建物は上から見るとH型なのかな。2つの建物を結ぶ外通路。

Kaiganbijyutsukan_07

通路から見た、海を感じさせるタイル張りのコーナー。

Kaiganbijyutsukan_08

通路を渡った先は、天井の高いギャラリー。

音が気持ちよく響き、光がきらめき、風が吹き抜ける心地よい空間。

館内のどこにいても水の音が聞こえる。写真のほとんどは南の国の

写真で、海の写真も多く、白い壁にブルーの海が生きてるみたいだ、

海が見えなくても海を感じさせる、そう、ここは海岸美術館だ。

Kaiganbijyutsukan_09

そして1階。素敵な暖炉があった。

庭にはバナナの木。

Kaiganbijyutsukan_13

Kaiganbijyutsukan_11

外の緑がきれいだ。ここの芝生をメンテナンスしているのがバイオゴ

ールドってわけです。

Kaiganbijyutsukan_10

Kaiganbijyutsukan_14

猫が飼い主に似るのか飼い主が猫に似るのか、それとも同じ波動で

呼びあっているのか。何故だかとびっきり級にイタズラな三毛猫ばか

りに縁のあるhanta さん。立ち入り禁止の札があれば中に入ってみ

たくてしょうがない、椅子があれば座って、寝台があれば寝てみなき

ゃいられない。hanta さんて、三毛そのものみたいな人です。

Hanta_san_04

時間を忘れていつまででもいたいようなギャラリーを出ると、建物の

中にはギャラリーのほかにミュージアム・ショップがあった。

これは店内から見た裏庭。

Kaiganbijyutsukan_15

このショップで英国人作家が作るリアルでアートな猫にひと目惚れし

てしまったhanta さん。「この猫を見にまた来る!」と言うので、「その

時は私もつきあう!」と言いました。どうやら、この猫のお陰でまたこ

こに来る口実ができたみたいです。よかったにゃあー

Hanta_nyan

海岸美術館のある千倉へは、うまく時間が合えば、東京駅から特急

『さざなみ』に乗って3時間ちょっとで行けます。土日は新宿からも千

倉行きの『新宿さざなみ』が出ていて、これは館山で内房線に乗り換

えることなく千倉に行けるので、都内にお住まいの方はこれが便利

かも。私たちは往復10時間以上かかって嫌というほど(お尻が痛く

なるほど)電車に乗った、1 Day ショート・トリップでした。

Kaiganbijyutsukan_2 Kaiganbijyutsukan_017 

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コメント

な、なんか、すごい所に行ったんだね(^^)
千倉かぁ、めっちゃ遠いよね。むかしここの海岸で泳いだことあるよ。
で、浅井慎平の海岸美術館は山の中にある・・・予想外だ(笑)
でもここっていい空気が流れているのが手にとるようにわかるわかる。

投稿: カルロス | 2007年5月30日 (水) 23:51

カルちゃん、
はやっ!
私がテキスト全部メンテナンスする前にコメント入れたね。
うん。ここはきっとカルちゃんも好きだと思うよ。
あなたに似合うよ。
きっとここでもウクレレを弾きたくなるでしょう。
こんどカミさんと、いえ愛妻と一緒に行ってくだされ。泊りがけでさ。
そうそう、この日キラランちゃんにも良さそうな情報をhanta さんにもらったよ。
例のブツ送るときにでも手紙に書くわ。
いや、メールするかも。

投稿: soukichi | 2007年5月31日 (木) 00:11

髪切らなくっちゃ。(重いね)
背筋ピントして歩かなくっちゃ。
電車は確認して乗らなくっちゃ。(ゴメンね)

1日でこんな気づきが有るなんて、
素晴らしいトリップだった。

私と三毛の大きな違いをここで言っておきたい。
三毛はいけないと言われると必ずやってのける。
私はいけないと言われたら、渋々ながら我慢する。

海岸美術館の、あの風を思い出すと、
何とも言えない良い気分になります。
美術館と言うのは作品を見るだけでなく、
そこに居て、
何をどう感じられるかがとても大事なのだと
分かった。
必ず又行こうね~~~。電車を選んでね~~~。

投稿: hanta | 2007年5月31日 (木) 11:15

「新宿さざなみ」で2時間半・・・行きたい!
猫、見たい!

投稿: waiwai | 2007年6月 1日 (金) 06:19

hanta さま、おそよう。
いえいえスロウな旅も楽しかったです。
お互い睡眠不足じゃなくて、気力体力100%!だったらもちっと余裕だったのかも。
私から見たらhanta さんの髪はちーとも重くないし、姿勢も悪くないし、むしろとってもバランスの良い方だと思います。
山椒は小粒でぴりりと辛い、って感じでしょうか(^-^)

良いミュージアムに行くといつも思うのだけれど、現実の時間の只中にあって、世の中の時間の流れとは別時間にいるような、限りなく自然に右脳モードにシフトできるような、そんな気持ちになれますね。
人はそういう場所で『アートを鑑賞』するだけじゃなくて、もっとアート以前、アートが生まれるってどんな感じなのか、がわかればいいんだと思う。
いつも言う、『お勉強以前』、お勉強じゃどうにもならないところのものを・・・

ここに来て私は浅井慎平さんて人を、それからスポンサーのモスフードを見直しました。

また行こう!
それにもう行くこと決まってるしね(^-^)

投稿: soukichi | 2007年6月 1日 (金) 15:06

waiwai さま、
waiwaiさんは猫にヒットね(^-^)
千倉はこの猫作家の猫の置物だけじゃなくて、本物もたくさんいるみたいです。
なんていったか忘れたけど(もしほんとに行くことがあったら駅前のカフェ千倉で聞いてください)、ガラスの工房があって、そこには野良なんだかセミ飼い猫なんだかわからないけど、猫がゴロゴロいるそうな。その工房と言ったら猫! というくらい有名みたいですよ。
ガラス作家が色とりどりのガラスを膨らましてる後ろで悠々と歩く猫。
想像するだけでいいじゃないすか。

投稿: soukichi | 2007年6月 1日 (金) 15:15

soukichiさん、行ってきました。(^^)v
海岸美術館、とても良かった。
でも、私にはちょっと完璧過ぎる空間、という感じかな。

美術館の裏山、美術館からの散策路、農家の脇の天神様、・・・そして海。
ほとんど誰とも会わず、独りの時間を堪能しました。
ああ、このところ私が必要としていたのは、この独りの時間だった、と実感したショート・トリップでした。

きっかけをくださったsoukichiさんに感謝! (^^)

投稿: waiwai | 2007年6月11日 (月) 05:41

waiwai さん、
朝コメント読んで驚きました。
ほんとに行ってくださるとはね。
それこそ私の思う細胞の青い部分、若さです。素晴らしい。
思い立ったら行動しなけりゃ。
思い立ったときにしたことは、絶対いいことあるんだもん。

私の方こそ感謝です。
裏山の道ね、すごーく心惹かれながら行ってみなかったの。
今度は絶対に行こう! って思いました。

投稿: soukichi | 2007年6月12日 (火) 00:59

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