La vie en rose

2017年5月28日 (日)

ばらの季節ももう終わり。

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青空に白い雲もくもく。
爽やかな風が吹きわたる朝。
ばらの5月、最後に咲いたのはスカボロフェアーでした。
イングリッシュローズとは思えないセミダブルの平たい花。
長く伸びた枝の先でふわふわと風に揺れるエアリーなばらは、満開になった途端に散ってしまう一日花。

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2017年5月26日 (金)

雨、新月の朝

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今朝はめずらしく気持ちいいくらい音を立てて雨がザーザー降ってる。
雨は浄化だからたまにはこんな日があってもいい。
雨に濡れて咲くスカボロフェアー。
あおの向こうで咲いているのはマダム・フィガロとセント・セシリア。
今日、双子座の新月。

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2017年5月25日 (木)

Bouquet de mai

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朝摘みたてのフレッシュミントと、グリーンアイスの小さなブーケ。
クールミントのいい香り!

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2017年5月24日 (水)

ピンクのふたつのばら

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青ざめたお姫さま。
でも咲いてくれたことがすべて。
スピリット・オブ・フリーダム。
それからシャンタル・メリュー。

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これまで何年にもわたって、ほとんど手もかからず毎年たくさんの花を咲かせてくれたこのばらもいよいよ寿命なのか、今年は樹勢が弱まって、小さな花がいくつかついただけ。
はじまったことにはすべて終わりがある。
ベランダで、ただばらを育てているだけでもいろいろなことを教えられる。
今日は夕方この時間になってはじめてベランダに出て、この花たちに会った。
今日は父のがんの定期検診で朝から病院に行き、そのあと春のお彼岸のとき行けなかった母のお墓詣りに行った。
霊園のあるバスの停留所でわたしたちがバスから降りた時ちょうどポツポツ降りはじめた雨は、なぜかお墓参りをしているわずかな時間だけやんで、霊園を後にした途端にまた降りはじめた。それでも今日は電車もバスも常にタイミングよくやってきて、雨に濡れることなく行って帰って来ることができた。まるで何かのおはからいみたいに。
あまり何かを深く考えることなく、一見平穏に暮らす父の身体の中ではいまも静かにがんが進行していて、そのことに疑問を抱かずにはいられないけど、『目の前に山があるかぎり登る』というのとほぼ変わらずに、『目の前にがんがあるかぎりオペをする』という病院の方針には従わずに、それも天のおはからいにまかす。
God bless you.

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2017年5月21日 (日)

5月のベランダ*

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美容師のJ君は一日の労働で疲れて、毎日たいてい夜9時には眠って朝1時に起きる。
「え、1時? なんで? 1時ってまだ朝じゃないよ。ミッドナイトだよ!」と、わたしがいったらJ君は「眠って5時間くらい経つと目が覚めちゃうじゃないですか」っていうんだけど、9時に寝て1時じゃ、実際にはまだ4時間しか経ってない。まあ、いいや。
J君は毎日夜9時には眠って朝1時には起きる。
それからひたすら本を読んだり、音楽を聴いたりしてすごす。
あたりが明るくなってきたら、そこからは身体を鍛える時間。
ストレッチをやったり、筋トレをじっくりやって身体を絞る。
身体を動かして汗をかいたらシャワーを浴びて、店の外と中の入念な掃除をする。彼は無類の清潔好きだ。それが毎日の日課で、夜から早朝までのその時間が誰にも邪魔されない自分にとって最も自由な時間だという。
完全なショートスリーパー。
わたしもかつては一日数時間しか眠らずに家事に仕事に育児にと時間に追われていたけれど、必要に迫られてしょうがなくやっていただけのことで、何も好きでやってたわけじゃない。いつだって眠かったし、いつだって休みたかった。
J君の場合は体力があってその生活が自分の身体のリズムに合っているというんだから、ちょっとうらやましいくらいだ。
人は年をとるごとにセロトニンの分泌量が減ってだんだん眠れなくなるといわれるけれど、自分についていえばいまだそんなことはなくて、6時間から7時間は眠りたいみたい。とくにプールで泳いだ翌日の日曜の朝は目覚まし時計が鳴ってもたいてい起きられないのだけれど、昨日12時半に眠ったら今朝は7時半に起きれた。やっぱり7時間。
わたしの一日のはじまりは歯磨きして水回りの掃除からはじまる。
でも5月の朝だけはそんなことも早々にベランダに出る。
今朝は狭いベランダで頭を悩ましてまるでジグソーパズルみたいに鉢を動かしてたら、あっという間に数時間が過ぎた。
ときどき鉢の配置を変えるのは、いつもは無理でもできるだけ平等にばらにお日さまの光を当てたいから。それに鉢を移動していいのは、これまで見えなかった裏側が見えて、カイガラムシがびっしり付いてるのを発見できたり。
今朝は朝から陽射しが強くて、ばらの手入れをしてたら背中が熱くなって、ふだんあんまり汗をかかないわたしでも汗をかきました。
本日の予想最高気温、31度。
ついに30度超え!

初夏の朝。
賑やかな5月のベランダ。

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2017年5月20日 (土)

根頭癌腫病のヘリテージ

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もう何年めかな。
根頭癌腫病のヘリテージが花を咲かせるの。
いっときは、ほかのばらに移るから焼き捨てないとならないかな、というところまでいったのだけど、けっきょく捨てなかった。
ベランダの、東のいちばん端っこに隔離するように置いていて、そこは夏以外はそんなに日の当たるところじゃないから大きくなることはないけど、それでも毎年、細い枝の先にいくつか花を咲かせてくれる。
それでわたしはこの花が咲くたびに、「あなたがわたしを捨てなかったから、今年もわたしは花を咲かせました」といわれてるような気になるんだ。

このばらを切った後はかならずハサミを消毒しなくちゃならない。
いつもキッチンに置いてあるアルコールをかけて消毒する。
我が家で唯一の深紅のばらだった、ルイ14世は根頭癌腫病が移ってもうとっくの昔に枯れてしまった。

それからクレア・オースティン。
いまにも枯れそうな細い株から細く長く伸びた枝の先に、緑がかった白いつぼみがついて、そしてこの何重にも巻いたレモンイエローの花が咲くと、いつもびっくりする。
まだ生きてたんだ、って。
去年の夏、枯れたんじゃなかったんだ、って。
すると、去年の夏に枯れたあのばらはなんだったんだろう? って。
いつもわからなくなります。

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白に近いレモンイエローの、ぐるぐる巻き巻き、花びらがぎゅうぎゅうに詰まったこのばらは香りもとてもよくて、デヴィッド・オースチンがいうように最高の白ばらだと思います。
もう、最も好みのばら。
これだけでベランダを埋め尽くされてもいい。
ただし、もっと強ければ、の話です。
デヴィッド・オースチンの白ばらはたいてい弱い。
鉢植えという環境を考えても弱い。
もっと学習しなければならないのは人間のわたしのほうだ、ともいえるのだけれど・・・・・・

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2017年5月19日 (金)

ライラックローズ**

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何年育てていてもちっとも大きくならないばら。
ライラックローズ。
すべてにおいてスローなこのばらは、冬の休眠期から覚めて芽を出すのも遅いし、つぼみをつけるのも遅いし、大輪だから、せっかくつぼみをつけてもつぼみが大きくなるまでに時間がかかり、そうこうしているうちにうどんこ病にやられてつぼみが開かなくなったりと、なかなか難しいばら。
そうやってやっと咲いた春のライラックローズの色は、モーブピンクとでもいいたいほどに重たくてアンニュイ。まるで冬の間に身内に溜めこんだ苦いもの、しんどかったものぜんぶ吐きだしてるみたいに。
このばらを見てると、花を咲かせるってことがばらの木にとってどれだけ大変なことかがわかるようだ。
そして、それはきっと人間もおなじだね。

でも、ひとたび春に花を咲かせたライラックローズは、秋にはもっとエアリーでかろやかな花を見せてくれる。まるで何かから解かれて自由になったみたいに。
そして、それがこのばらの本来の魅力なんだと思う。
だからわたしはライラックローズは秋のほうがずっと好きです。

昨日の夕暮れ時。
いつもこのばらを見ると、骨董通り沿いのマンションの窓に揺れていたモーブ色のカーテンと、その部屋の中にいたであろう女のことを思いだします。

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2017年5月18日 (木)

しろばらしろばら *

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今年わたしのところにやってきた、咲かせちゃいけない新苗のばらが咲いた。
ボレロ。
純白のうつくしいばら。ものすごくいい香り!
鮮烈で強いけれど、これぞばら、っていう、ばららしい香り。
咲いた後は株が消耗しないようにすぐに切って花瓶に活ける。
接いではじめて咲いた花がこの完成度ってことは、来年以降は大いに期待できるってことだ。もちろん、枯らさない限り。
そして小さくて不完全だけど、ボレロにくらべてもさらに繊細でやさしい感じのばら。
フェア・ビアンカ。

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まんなかにグリーンアイ。爽やかな瞳。
ボレロの香りを嗅いだ後だと、このばらの香りが特殊なのがわかる。
人には美白効果があるという、濃厚なミルラの香り。
そしてグリーンアイというと、このばらもそう。

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グリーンアイス。
極小輪ながら花のかたちはノアゼットローズを思わせる完璧なロゼット咲き。
このばらはうちに来てからなんだかずっと大きくならないでいたけど、今年になって俄然何かから解き放たれたように伸び伸びしてきた。やっぱりHB-101がよかったのかな。
このあいだの日曜、仕事仲間のマンションの前まで迎えに行ったとき玄関先にあったのもグリーンアイスで、ものすごく大きくて見事で、グリーンアイスってこんなに大きくなるんだってびっくりしたけど、テリハノイバラの血を継いでいるので大きく茂るんだそうです。
願わくはうちのグリーンアイスも大きくなってほしい。
うちのベランダが白ばらで埋め尽くされたらどんなにいいでしょう!
白と緑の組み合わせがいちばん好きです。

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2017年5月10日 (水)

パープル・レイン

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ひさしぶりの雨。
暑かった昨日と打って変わって肌寒いくらいだ。

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でも、つよい太陽の陽射しを浴びるとあっという間に退色してしまうこのばらにとっては、おあつらえ向きの天気かもしれない。

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カーディナル・ド・リシュリュー。
わたしのベランダの唯一の紫のばら。

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昨日、この時間にはもう暑さでうなだれていたアンブリッジローズも今日はきれいに咲いている。
このばらの、圧倒的な透明感。
堂々たる存在感でありながら、ふわふわと舞うようなエレガントさがあって。
ばらに降る雨。

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2017年5月 9日 (火)

5月の朝は忙しい。

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毎日夏日がつづくと、ばらの水やりも1日1回では足りなくなってくるし、次々に花が咲きだすので忙しい。
朝起きたらまず真っ先にベランダに出て水やりと花柄摘み。
ばらに虫が付いていないかよく観察して、ひどい病葉は取り、ブラインドの枝はカットする。
このあいだあたりまでベランダのばらたちはとてもきれいなつぼみをしていたのに、先日の雨つづきと最近の昼夜の寒暖差のせいですっかりうどんこ病が蔓延。
きょうはHB-101に展着剤を混ぜたのを散布して、葉っぱや枝に付いたうどんこを洗い流した。HB-101には天然サポニンの効果もあるから、うどんこがよく落ちるように思う。
ベランダでばらの手入れをしていると、あっという間に朝の数時間が過ぎる。
でも、どんなに手をかけたところで桜とおなじく、咲きはじめたら一気に咲いて、あっという間に終ってしまうのだけれど・・・・・・。

このところ真夏日だったけど、今日は暑さが少しやわらいだ。
空は曇り。雨でもくるのか、大気はひんやりしている。
人間も、ばらも、気圧と気温の変化についていくのが大変な季節。
今朝咲いた黄色いばらはシャルロット・オースチン。

原種の蘭のつぼみがはっきりしてきました。

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