La vie en rose

2019年5月20日 (月)

ライラックローズ

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きっと彼女は繊細なんだ。
土の微妙な成分とか日の当たり具合とか気温なんかで、色あいがまるでちがってしまう。あんな生き生きとしたばらいろのつぼみをしていたのに、青ざめてしまったライラックローズ。
繊細過ぎると生きづらいのは人間と一緒。
でも、だいじょうぶ。
六月の雨の中でヴィヴィッドに咲いていた君のことをちゃんと憶えているから。
それに君は神経質な春より、大らかな秋の光の中で軽やかに舞うばらだから。
ねえ、ちょっと歌の歌詞でも書けそうじゃないか。

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Monday Morning

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いつもの、珈琲のいい匂い。
空は曇っていて風もあって、大気はちょっとつめたい。
白とグリーンが繊細な『グリーンアイス』は、ちいさくてもノアゼットローズの趣き。
この花いっぱいにフレッシュなハーブを束ねてマリアージュのブーケ、なんていうのもいいんじゃないかな。
初々しい若い花嫁に似合う。

また風が鳴りはじめた。
ここってまるで嵐が丘みたいだ。
わたしはこの風の音がほんとうに嫌いだ。
邪悪な風の悪意。

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2019年5月19日 (日)

Shining Hour

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午後、西側のキッチンの窓から陽射しが射しこんで部屋の一辺が輝きだした。
映画『バグダットカフェ』のあるシーンを思い出す。
誰にでも輝く瞬間があるとして、それって人生に何度もあるものかな?

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西側のキッチンの窓から陽射しが入るようになると夏だ。
最近ずいぶん日が伸びた。
午後遅く、家にいるのが苦しくなって外に出た。
娘と国分寺の急な坂を降りたり上がったり、しばらく散歩してローズカフェへ。
ひさしぶりに行ったら5時で閉店だって、マスターがドアに『crose』の看板をかけてて中には入れなかったけれど・・・

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2019年5月14日 (火)

雨が降りそう

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毎朝玄関で「じゃあね」と出てゆく息子を、「気をつけてね」といって送る。
そのとき、ドアの向こうに消えてゆこうとする息子の瞳から一瞬、
なんらかの感情を感じるのだけれど、
それはわかりそうでいて、正確にはつかめない。
それにくらべたら今日の天気のほうがずっとわかりやすい。

今日起きたとき、空の低いところに黒雲がたちこめていた。
ベランダの戸をあけると風もあって、大気はちょっとつめたい。
今日は雨が降りそうだ。

わたしの住むこの町は『風の町』という名前にしたいくらい強い風が吹き抜ける町で、ここは4階だからなおさら風が強い。
それは風の日に電話をしていて、受話器の向こうにいる友人から「なんの音?」と訊かれるくらいだ。
「風の音」というと、たいていみんなびっくりする。
まるで風の精霊が口笛を吹いてるみたいな。

それでこのあいだからひどい風が吹くたび、元気に出てきたばらのシュートが根元からぼっきり折られるショックな事案がつづいているので、今日はそうなる前に折れそうな枝を切った。

今日のばらはジュビリー・セレブレーション。
フランボワーズと淡いクリームいろがグラデーションになるこのきれいなばらは、細いステムの上にまんまるの大きなつぼみをつけるから、枝は耐えかねて下方にしなだれてしまうのだ。

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それから純白のフェアビアンカ。
どちらのばらもいい匂い・・・・・・
香りのあるばらを育てていると、香りのないばらがなんと味気なく感じられることか。
それって人間にもいえることなんじゃないかな。
きつい香水の香りなんかは別として、花屋の服に染みついた精油の匂いとか、男のひとの冬のコートからたちのぼるウールフランネルの匂いとか、ああ、あなたはいまのいままであの分厚い書物が積み重なる書斎にいたんですね、、、みたいな匂いとか。

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そして3年めに入って見事としかいいようのないサルビア・ディスコロール。
銀白色の茎とタフタみたいな黒い花がソワレのドレスみたいでシック!
風に揺れる姿もどこか優雅で、葉っぱはまるでレザーみたいなテクスチャだし。

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成長したこの花はふんわりした6つの袋からできていて、
自然の造形って、ほんとによくできてるなと思う。

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まだまだこれからがばらの最盛期の五月のベランダが
今日の雨と風でめちゃくちゃになりませんように。

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2019年5月10日 (金)

今日のばら

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今日のばらは、ラ・レーヌ・ビクトリア。
ブルボンローズのいい香り。
そして、このばらは、まるっこいつぼみのときがいちばんかわいい。
このばら6本くらいにハーブでブーケをつくったらすごく素敵だろうな。
そんなブーケがほしい。
今年は5月になっても気温が上がったり下がったりで一気に暑くならないから、ばらの開花もいつもよりゆっくりです。
でも、今日は暑くなりそう。家のばらがお花屋さんで買ってきたのとちがうのは、葉っぱが大きいこと。
枝が思い思いのほうを向いてしまうこと。
5月の食卓。

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2019年5月 1日 (水)

一番花

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今年いちばん最初に咲きはじめたのは、ラ・レーヌ・ビクトリアでした。
大きなつぼみがいっぱい!
もうわたしのベランダはジャングルみたいです。
小さなトラでも飼いたいくらいです。
いえいえ、自分が小さくなってばらの木の下に住みたいようです。
つまり、わたしの好きな季節がまたやってきたってことです。
五月は薔薇の季節。
むかーし、子供が小さかったころに愛読していた『セサミ』という子供のファッション雑誌によく載っていた『ばらいろの帽子』という帽子のブランドがつくる帽子。大好きだったなあ!
実際にばらいろをした帽子もあったかもしれないけれど、いうまでもなく、比喩です。
『ばらいろ』とつくだけでなんて世界はHAPPYになるんでしょうか。
今日はあいにくのお天気だけど、さっきわたしの帽子が届きました。
黒いリボンのついた大きなブリムの夏の帽子です。
これ以上、シミ・ソバカスだらけになりたくないから、というのもあるけど、帽子をかぶるのは好きです。真冬以外3シーズンかぶっているから、娘には「セザンヌみたい」っていわれてます。
わたしはあんなにクレイジーじゃないけど。

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2018年11月18日 (日)

冬の白 ***

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気温的には初冬というよりまだ晩秋の暖かさだけど、季節的にはもう冬。
11月のフェアビアンカ。
うっとりするような白。
このあいだ『冬には赤が着たくなる』と書いたけど、冬の白も好きです。
昔はよく全身白のコーディネートをしたものでした。
いまでも思いだすな。
クリスマスプレゼントに買ってもらったまっしろいコート着て、冬の海に行ったこと。
人生で、時間が経ってからわかることってとても多くて、いまからだってそれを伝えられたらと思うけど、もうわたしにはその術がないんだ。
それにもうとうにそんなこと、求められてもいないと思うしね。
こんなとき、わたしに必要なレメディーはハニーサックルかな。
徐々に色づいてきたセルリア。
うつくしい、午後の冬のひかりのなかで。

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2018年11月 2日 (金)

空気が乾燥してきました。

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ひさしぶりにベランダで咲いたフェアビアンカ。
このばらが一輪あるだけで部屋じゅう、いい香り。
フェアビアンカはイングリッシュローズのなかでは古いほうに入るばらで、うどんこ病に弱かったり樹勢があまり強くなかったりするせいか、あまり作られなくなってきたようだけど、このばら独自といってもいい、咲きはじめの繊細な雰囲気も、花がひらききって中心に淡いグリーンのボタンアイが見えてきたところも、わたしは好き。
とっても好きなばらなれど、純白のこのばらを外の光のなかでとらえるには、わたしの相棒(カメラ)のスペックではどうやら無理らしい。光が当たり過ぎても暗すぎてもピントがこないから。このあいだ近所の馴染みのカメラ屋さんで教えてもらった。
それにしても空気が乾燥してきました。
今日、Yahoo!のトピックにあった、今日は晴れて空気カラカラに。東京2日連続で今季一番の冷え込み!

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2018年10月22日 (月)

ばら一輪。

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昨日、自分で企画した今年ラストの大きなイベントが無事に終わってほっとしたのと疲れたのとで帰りの電車の中でうとうとして、着いた乗換駅で、そこだけ光を集めて華やだった花屋の前で立ち止まってしばらく眺めたあと、いったんは通り過ぎてホームに降りたけど、電車が来るまでしばらく待ち時間がありそうだったからまた花屋まで戻って、自分のためだけにばらを一輪買った。
クォーターロゼットの花びらがぎゅうっと詰まった、たっぷり深いカップ型のこのばらは、カーマイン・クラシック。
今朝、花瓶にいけたら、、、、、、
きれい!
・・・・・・ しあわせ。
一輪で完璧なうつくしさ。
こんな完璧に自分好みのばらがベランダにもあったらと思うけど、地植えならまだしも、これだけ巻きのある深いカップ型のばらを鉢植えで咲かせるのはとても難しい。
食卓に花があると、いつ席に座ってもじっと眺めつづけてしまう。
その時間は自分だけのもの。
このところ、自分の抱える現実に打ち負かされそうになって落ちることが多いけど、昨日わざわざ戻ってこのばらを買ってよかった。

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2018年10月16日 (火)

曇天つづき

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やっと朝から晴れた。
冴えない天気はもううんざり!
ミニチュアローズほどの花を咲かせた秋のセント・セシリア。
小さくても香りは濃厚。

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