La vie en rose

2020年11月10日 (火)

まばゆい冬のひかりのなかで

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今日は西高東低の典型的な冬型の気圧。
陽射しのある日だまりは暖かいけれど大気はだいぶつめたい。
洗いものをする水もずいぶん冷たくなってきた。
どんどん日が短くなって、日が傾くのが早すぎて時々いま何時なのかわからなくなる。
家にいるとやることはいくらでもあってあっという間に1日が過ぎてしまう。
うちのガス栓はキッチンにしかなくて、したがってガスファンヒーターをつなげようと思うと、換気扇の掃除からはじめないとならない。今日はキッチンにあるものをぜんぶテーブルに避けて徹底的にキッチンの掃除をして、それから家中の窓を開け放ってトイレ掃除と部屋の掃除をしてガスファンヒーターを取り付け、あちこちでセージを焚いて喚起をして終わりにした。掃除したあとの部屋は気が変わってすごくすっきりした。
これでいつ寒くなってもだいじょうぶ。
明日11月11日は宇宙のポータルがひらく日だ。
ふと気がついて時間のあるときはいつでも忘れずに瞑想しよう。
写真はまばゆい冬のひかりのなかで咲く、ラ・パリジェンヌ。
ほんとに美しいひかり。美しいばら。

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2020年10月 9日 (金)

朝のペタル

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朝ベランダに出たら、ばらの花びらがいちまい落ちていた。
これはラ・パリジェンヌの花びら。
今日も朝から霧雨のような雨が降っていて、気温は14度しかなくて、寒い。
まだ10月のはじめなのに。
マイケル・フランクスが『I was so busy Breaking Hearts』と歌うのを聴いて、まるでうちの息子にぴったりだなと思った。
息子よ、今日も元気で!

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2020年10月 7日 (水)

10月のバラード

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10月のばらに降る雨。
うっすらピンクがかったボレロ。

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2020年9月 2日 (水)

9月のばら

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今日もなんだかんだいって暑い。
それで相変わらず大気が不安定で、なにやら不穏な空模様。
風にあおられて咲く9月のばら。
そして、あろうことか、わたしとしたことがこの写真を見てばらの名前がわからないのだ。う~~ん、これってなんだっけな?
長年の友達の名前を忘れるなんて・・・・・・。
それくらい今年は変な年。

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2020年1月16日 (木)

冬のばら

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冬のばら。
切ってキッチンの窓辺に飾った。
ジュード・ジ・オブスキュア。

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2019年10月18日 (金)

つぼみいっぱいのジュード・ジ・オブスキュア

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火曜日に息子から「18日にHさんの誕生日やるんだけど、渡すものがあるなら当日昼くらいに取りに行きます」とメールがきて、あわてた。わたしがHさんの誕生日に贈ろうと思っていたのは、ばらの苗なんだから、急に取りに行くといわれたって困ってしまう。
いつだったか、息子がHさんに母が長いことベランダでばらを育てている、といったら、「ぼくもばらを育ててみたいんだけど、ばらはいつもすぐに枯らしてしまう」といっていたというので、まずそれは良い苗を手に入れることが先決だね、と話した、それがきっかけだった。
折しも先日、相原ばら園さんから『つぼみつきのばら販売のお知らせ』というメールをいただいたところだったから、息子のメールを見てすぐさま相原ばら園に電話をかけた。
ばらのナーサリーに電話をかけるのなんて、いったい何年ぶりだろう?
あれはまだ村田さんが生きてらっしゃるころだったから・・・・・・

電話に出てこられたのは落ち着いた穏やかな声の感じのよい女性で、いまオーダーして金曜日に間に合うか訊いたら、「間に合いますよ!」と明るい声で即答された。事情を話して初心者でもきれいに咲かせられる品種のおすすめを伺うと、「いまちょうどつぼみが上がってきたところなので、いまなら選び放題ですよ」とおっしゃる。わたしの経験ではイングリッシュローズなら比較的誰でも最初からカタログの写真通りに咲かせられる、というイメージがあって、そのなかでも香りのいいばらがいいな、と思った。どんなに美しいばらでも、香りが全然ないのは味気ない。そんなことを話しているうち、ばら園で働いているのだから当たり前といったら当たり前かもしれないけれど、彼女の話っぷりからほんとうにばら好きなのが伝わってきて、なんだか楽しくなってしまった。「いまちょうど農園の近くにいるので、なんでしたら農園に移動して実際に苗の状態を見ながらおすすめをいってもいいですか?」というので、「お願いします!」というと、彼女は農園の中を歩きながら、いま送るのにちょうどいいばらの名前を次々にあげていった。
彼女の一押しはボスコベル。
それからダーシー・バッセルにセプタード・アイル、ポエッツ・ワイフにグレイス。シャルムにエウリディーチェ、そしてボレロ。レディ・エマ・ハミルトンもいい感じです。ああ、それからデズデモーナもいいですね。これも香りのいいばらです。そして、さっき好きだとおっしゃった、ジュード・ジ・オブスキュアもつぼみがいっぱいついてます。それからこれは長くばらをやってらして、ばらをよくわかってらっしゃる方が次にお迎えするときおすすめのばらなんですが、サントノーレとクロード・モネ、それにモーリス・ユトリロもすごく印象的な、美しい咲き方をするばらです。
わたしは左手に受話器を持ったまま、彼女がいうばらお名前を次々に手近にあった紙にメモしていった。
そして最後にお礼をいって、すこし考えて今日中にオーダーしますといって電話を切った。

それから、インターネットで次々ばらの名前と花姿の画像を検索していった。
たしかに彼女の一押しのボスコベルはとてもヴィヴィッドで美しく、いまの急に寒くなった薄暗いこんな日に届いたら思わず「わあっ!」と声をあげてしまいそうなばらだったけど、Hさんが育てる繊細なグリーンガーデンに調和するだろうか。
迷ったので、息子にボスコベルとデズデモーナの画像を送って「どっちがいいと思う?」と訊いたら、息子の答えは「こっち!」だった。
淡いピンクがかった白ばらのデズデモーナ。
いかにも息子らしい。
(で、自分も娘もやはりこのばらなのだった。白のばらは特別。)
それでHさんにはデズデモーナを送ってもらうことにした。
『デズデモーナ』って、シェイクスピアの『オセロ』にでてくるヒロインの名前だそうだ。

それでオーダーフォームをひとつ書いて送信した後、うっかり自分のもオーダーしてしまった。『つぼみいっぱいのジュード・ジ・オブスキュア』って、わたしにはなんとも魅惑の言葉で、いったいそれをばら好きのこのわたしがどうして無視できよう。
・・・ということで今日の午後遅く、そのジュード・ジ・オブスキュアが我が家に届いた。
いままで家に届いた中でもいちばんくらい背の高い大きな箱で(つまり長尺苗で)、箱の上にあいたまあるい穴からはすごくいい匂いがしてた。記憶の中の、ジュード・ジ・オブスキュアのいい香り!

ばら苗は昔にくらべても、近年ますます贅沢品になった。
それに亜熱帯化している日本の気候にはどんどんばらは合わなくなっている。
やーれやれ! わたしはいったい何をやってるのかな。
こんなことしてる場合じゃないのに、、、、、、
とも思うけど、わたしのベランダにやってきたジュード・ジ・オブスキュアはまるで前からそこにあったように景色になじんで、外の世界を遮断し、束の間ここを楽園にしてくれるのです。

Hさん、お誕生日おめでとう!
そして、このばらはわたしの退職記念にしよう。
そうだ、人生に花くらいなけりゃ!
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2019年5月20日 (月)

ライラックローズ

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きっと彼女は繊細なんだ。
土の微妙な成分とか日の当たり具合とか気温なんかで、色あいがまるでちがってしまう。あんな生き生きとしたばらいろのつぼみをしていたのに、青ざめてしまったライラックローズ。
繊細過ぎると生きづらいのは人間と一緒。
でも、だいじょうぶ。
六月の雨の中でヴィヴィッドに咲いていた君のことをちゃんと憶えているから。
それに君は神経質な春より、大らかな秋の光の中で軽やかに舞うばらだから。
ねえ、ちょっと歌の歌詞でも書けそうじゃないか。

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Monday Morning

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いつもの、珈琲のいい匂い。
空は曇っていて風もあって、大気はちょっとつめたい。
白とグリーンが繊細な『グリーンアイス』は、ちいさくてもノアゼットローズの趣き。
この花いっぱいにフレッシュなハーブを束ねてマリアージュのブーケ、なんていうのもいいんじゃないかな。
初々しい若い花嫁に似合う。

また風が鳴りはじめた。
ここってまるで嵐が丘みたいだ。
わたしはこの風の音がほんとうに嫌いだ。
邪悪な風の悪意。

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2019年5月19日 (日)

Shining Hour

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午後、西側のキッチンの窓から陽射しが射しこんで部屋の一辺が輝きだした。
映画『バグダットカフェ』のあるシーンを思い出す。
誰にでも輝く瞬間があるとして、それって人生に何度もあるものかな?

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西側のキッチンの窓から陽射しが入るようになると夏だ。
最近ずいぶん日が伸びた。
午後遅く、家にいるのが苦しくなって外に出た。
娘と国分寺の急な坂を降りたり上がったり、しばらく散歩してローズカフェへ。
ひさしぶりに行ったら5時で閉店だって、マスターがドアに『crose』の看板をかけてて中には入れなかったけれど・・・

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2019年5月14日 (火)

雨が降りそう

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毎朝玄関で「じゃあね」と出てゆく息子を、「気をつけてね」といって送る。
そのとき、ドアの向こうに消えてゆこうとする息子の瞳から一瞬、
なんらかの感情を感じるのだけれど、
それはわかりそうでいて、正確にはつかめない。
それにくらべたら今日の天気のほうがずっとわかりやすい。

今日起きたとき、空の低いところに黒雲がたちこめていた。
ベランダの戸をあけると風もあって、大気はちょっとつめたい。
今日は雨が降りそうだ。

わたしの住むこの町は『風の町』という名前にしたいくらい強い風が吹き抜ける町で、ここは4階だからなおさら風が強い。
それは風の日に電話をしていて、受話器の向こうにいる友人から「なんの音?」と訊かれるくらいだ。
「風の音」というと、たいていみんなびっくりする。
まるで風の精霊が口笛を吹いてるみたいな。

それでこのあいだからひどい風が吹くたび、元気に出てきたばらのシュートが根元からぼっきり折られるショックな事案がつづいているので、今日はそうなる前に折れそうな枝を切った。

今日のばらはジュビリー・セレブレーション。
フランボワーズと淡いクリームいろがグラデーションになるこのきれいなばらは、細いステムの上にまんまるの大きなつぼみをつけるから、枝は耐えかねて下方にしなだれてしまうのだ。

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それから純白のフェアビアンカ。
どちらのばらもいい匂い・・・・・・
香りのあるばらを育てていると、香りのないばらがなんと味気なく感じられることか。
それって人間にもいえることなんじゃないかな。
きつい香水の香りなんかは別として、花屋の服に染みついた精油の匂いとか、男のひとの冬のコートからたちのぼるウールフランネルの匂いとか、ああ、あなたはいまのいままであの分厚い書物が積み重なる書斎にいたんですね、、、みたいな匂いとか。

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そして3年めに入って見事としかいいようのないサルビア・ディスコロール。
銀白色の茎とタフタみたいな黒い花がソワレのドレスみたいでシック!
風に揺れる姿もどこか優雅で、葉っぱはまるでレザーみたいなテクスチャだし。

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成長したこの花はふんわりした6つの袋からできていて、
自然の造形って、ほんとによくできてるなと思う。

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まだまだこれからがばらの最盛期の五月のベランダが
今日の雨と風でめちゃくちゃになりませんように。

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