« 清水翠@DANCE | トップページ | 冬のあたたかな香り »

2006年12月 7日 (木)

カリンバ

Kalimba

先週の日曜日、音楽をやっている友人がカリンバを取りに来た。

このあいだ、清水翠のライブに行くときについでに持って来てと言わ

れていたのを私が忘れてしまったからなんだけど。

何に使うの、録音? と訊いたら、うん、それとまず学校でも使いた

い、と言う。彼女は某音楽学校のヴォーカル科で singing を教えてい

る講師です。カリンバを使ってどんな授業をするんだろう?

カリンバ。オルゴールの原型とも言われ、親指ピアノとも呼ばれる、

主にアフリカ、タンザニアの楽器。

いつかアフリカに行ったとき(これについてはいつか書くことがあるだ

ろうか。なぜアフリカに行ったのかとかいう説明を普通の人にわかる

ように説明するのは、私にとってはちょっと面倒でもある)、お土産物

屋で探したけれど、私がいたのはケニアのナイロビで、ケニアでは作

っていないということで、東京の雑貨屋で買うのと変わらないクオリテ

ィーのものが2つだけ、ひどく高く売られていたので買わなかった。

もう10数年前のことになるけれど、同じ友人の家で「カリンバが欲し

いんだ」と言ったら、「そうきちさん、カリンバなんか買ってどうするの」

と訊くから、子供が寝静まった夜中に独りでつま弾いて遊ぶの」と言

ったら、「へえ、そうきちさんて、意外と暗いんだね」、と言われた。

そのときは、「エ、暗い? 暗いって言われちゃうかなあ。いわゆるヒ

ーリング・グッズだよ」なんて言ったのだけれど、むかーし、ブライアン

・イーノだったっけかな。カリンバを使ったアンビエント・ミュージックが

あったと思ったけれど ・・・

このカリンバのひとつは、井の頭公園入り口近くの民族雑貨屋『チチ

カカ』で、しばらく売り場に座って音色を確かめてから買ったもの。

親指ではじくと、森の中にいるような、岩に水滴が滴るような、不思

議な音がする。この自然な音がいいんだ。音楽になる一歩手前の音

が。もちろん、こんなお土産物屋レヴェルのものじゃなくて、ちゃんと

音楽に使える楽器としてきちんとチューニングされたハイ・クオリティ

で高価なカリンバもあるけれど、ときどきつま弾いて遊ぶくらいなら、

私はこれで充分。私はいままで知らなかったけれど、今回ブログを

書くのにちょっと調べたら、アフリカではカリンバを『心の楽器』と呼

んでいるそうだ。だとしたら私の使い方もあながち間違ってはいなか

ったということじゃないか。

これまたもう昔、ZONA系列のショップで働いていたとき、レインステ

ィックなるアフリカの楽器が入ってきた。これは大きなサボテンを乾

燥して作ったものなんだけれど、乾燥させた筒状のサボテンの内側

に多くの突起(トゲ)が並んでいて、揺すると種が当たってザザーッ、

ザザーッ…と響くのです。それが雨みたいに(私には海の潮騒みた

いに)聴こえるから、レインスティックって言うらしい。この楽器もなか

なか素敵で、大きい割には安かったから、いま思えばそれも買って

おけばよかったと思う。

かつては日本人に限らず、人間はもっと自然に近いところで、自然を

五感で感じ、自然を模倣しながら生きていた。今や人間だけが自然

から遠く離れたところで、環境を破壊しながら最も不自然に人工的に

生きているから、こういう自然を感じる音に惹かれるのかも知れな

い。いつだったかSが家に来たときに、何を思ったのかカリンバのチ

ューニングをして行った。友人は2つのうちのどちらかにしようとして

決めかねていたので、両方持って行かせた。好きにチューニングして

かまわないから、と言って。何か音を出したいと思ったなら、私にはま

だスティール・ドラムがあるのだ。

私はスティール・ドラムのトロピカルな音も大好きです。

****************************************************

これはインドの人が作ったカリンバだけど、素敵な音のするカリンバ

を見つけました。聴いてみたい人はここ ↓

 カリンバの音色  →  http://now.ohah.net/meena/k1/1.html

ちなみに、このブログをご覧になっている方の中に、カリンバやスティ

ール・ドラムを使ったCDでお勧めのものがあったら教えてください。

|

« 清水翠@DANCE | トップページ | 冬のあたたかな香り »

日々のあれこれ」カテゴリの記事

コメント

そうそう、自然音に近い音の楽器って素晴しい。
だから打楽器も好きよ。和太鼓も素晴しい。
というわけで、カリンバのように優しい音じゃないけど、打楽器音楽のお勧めを。
www.safriduo.dk
デンマークのパーカッションデュオです。
打楽器って血肉が踊り沸き立つ感じが動物として生きてる人を呼び起こす。
デプレスな私でも、血がどくどく流れるのを感じます。

また最近の私はiTunesのラジオでアンビエントの局をよくかけっぱなしにしています。
カリンバのような音もよく使われてるような・・・

投稿: lehto | 2006年12月 7日 (木) 18:08

lehto さま、
そちらのお天気はどう?
東京もずいぶん寒くなってきたよ。
うちは今年から2人の子供の部屋を別々にしたので、暖房器具が足りなくて、今日あんまり寒いので夕方慌てて子供の机の下に入れるハロゲンヒーターを買って来ました。
明日はもっと冷たい雨になるらしい。

パーカッションのお勧め、サンキュね。
lehto さんでもそんなワイルドなの聴くんだねえ。
今年もあっという間に12月になっちゃったね。
去年、郵便局にフィンランド行きの荷物を出しに行ったのが、つい
昨日のことのようだ。
送りそびれてるCDもあるし、また今月中に何か送るね。
お楽しみに(^-^)

投稿: soukichi | 2006年12月 7日 (木) 23:02

そうきちさん、やっとメンテ終わったんですね。長かったなぁ!一週間ぐらいメンテしてた?そんなにやってないか(^^:)

あの・・・ぼくもマイ・カリンバ持ってるんですよ(^^)あんまり弾いてるとツメがぼろぼろになってウクレレ弾くのに支障がでるから、最近は飾りになってますけど、僕もカリンバの音が大好き!スティールドラムも大好き!だから、そうきちさんも大好き!?

アフリカのオトコはカリンバを弾いてオンナの子に愛の告白をするっていいますね。それどんなメロディなのかな?知ってますか?

投稿: カルロス | 2006年12月 8日 (金) 00:53

しばしの休暇で、ちょっとのんびりでした。
原始的な楽器て、特に心にきます。
単純でお母さんのお腹の内で浮いていた
生まれていない、記憶の音に共鳴するのかも。
ガリンバの音、聞いたことはないですが
そんな感じを受けました。
音色の受け方って、そのひとの気持ちで変わるのでしょうね、微妙な世界。
でも楽器はモダンで、お部屋の装飾にもいいみたいです。

投稿: みちこ | 2006年12月 8日 (金) 06:01

私、楽器は弾けないけどカリンバは持っているんです
公園のフリマで手作りのカリンバを演奏しながら売っていたのを買ったんですよ
やさしい音色がいいなあって
これを自在に弾けたらいいのにね
ドレミの音階を探しながらポロンポロンと「咲いた咲いたチューリップ」を弾く程度
夜遅くこんなことしていると暖かい気持ちになるんですよ
やっと入れた、ココログはメンテだったのね

投稿: tama | 2006年12月 8日 (金) 09:23

カリンバのチューニングってどうやってやるの?
この指ではじく部分を上下に動かすのかな?
で、チューニングと言っても
アフリカ音楽の音階って、西洋音楽とは
違うでしょ?でも演奏する曲に会わせて
西洋音階にするの?

投稿: hanta | 2006年12月 8日 (金) 10:24

カルロスさま、
カルロスさんはウクレレ弾く方なんだものね。
楽器は得意よね。

>アフリカのオトコはカリンバを弾いてオンナの子に愛の告白をする。

って、初めて聞いたなあ。
それってサンボマスターの山口が、「口で言えないからギターを弾く」ってのとおんなじ?
どんなメロディーなんだろ。聞いてみたいなあ。
日本の男性にもそんなのがあったら助かる人がいっぱいいるかもね。(でも演奏が下手で逆にフラれちゃったりして・・・)

投稿: soukichi | 2006年12月 9日 (土) 21:04

みちこさま、
カリンバの音、リンクしてあるURLをクリックするだけで聞けますから、聞いてみてください。
とってもいい音ですよ♪

アフリカって楽器に限らず、ハンドメイド製品はみんなモダンでアートです。マサイなんかはまさに生きたアート。

投稿: soukichi | 2006年12月 9日 (土) 21:08

tama さん、
何度もお手数かけたみたいですね。
私もメンテナンスが始まるって知らなくて、テキスト書いてていきなりぶっ飛びました。
少なくとも来てくれる方にはもっとはっきりメンテナンス中だってわかるシステムにしてもらいたいなあ、ココログさん!

そう、私が欲しいのもtama さんが持ってるみたいな手作りのオリジナルのカリンバ!
作る人によってきっといろいろなカリンバがあるんでしょうね。
世界に2つと無い。
だから手作りのものって大好きです。
曲が弾けるだけも tama さんはすごいよ。
私はただ音を出して遊ぶだけ。

投稿: soukichi | 2006年12月 9日 (土) 21:14

hanta さま、
そんな精密な話じゃないのよ。
このハリガネが留まっているところをキツクしたり、位置を少しずらしたり、上下に動かしたりするだけ。
でも、それだけでも微妙に音が変わるよ。

投稿: soukichi | 2006年12月 9日 (土) 21:17

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 清水翠@DANCE | トップページ | 冬のあたたかな香り »