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2006年12月 8日 (金)

冬のあたたかな香り

Sea_2 

私は最近やっと自分の新しい香りをみつけた。

以前にもここに香りのことを書いたけれど、私は女っぽい甘い香りが苦手で、初

めてのパルファンから今に至るまで、ユニセックスな香りしかつけたことがない。

少し前に使っていたのも男性用で、そのせいか女性の受けがとてもよくて、ブテ

ィックに入って試着をするのにコートを脱いだりするときなど、お店の女の子から

かならずといってよいほど「何をつけているんですか?」と聞かれた。

私がこたえると、「私もその香水ときどき使ってますけど、私だとこんな香りになら

ない」などといわれたりして。

香りというのは相性というか、その人にあったものがあるんだと思う。

誰かがつけていていい香りだなと思っても、自分がつけてそうなるとは限らない。

その香りは自分でもとても気に入っていて、車の助手席に乗った瞬間に「ああ、

君の香りだ」といわれるほど私に馴染んでいたのだけれど、人の感覚っていうの

はとても不思議なもので、ある日とつぜん自分にはその香りがとてもキツく感じら

れるようになって以来、人工香料の香水がまったく駄目になってしまった。

それからはたまにアロマセラピー的に天然の香料を使ったバラのオードトワレを

つけるくらいで、日常的には何もつけないことが多くなった。香りに常習性がある

のかどうかわからないけれど、つけないのがふつうになるとべつに香りがなくても

平気になってしまうのに、香りをつけるのが日常的だったころは、つけ忘れた日は

服を一枚着忘れたみたいに何か物足りない気持ちになったものだ。

私は春や夏より、むしろ空気が澄み始めてウールのセーターやコートを着るように

なるころになると香りが恋しくなる。

セーターを着たり脱いだりするときに、ふわっと香るあの感じ。

こんどの香りは海を思わせるブルーのボトルに入っていて、ボトルからして、海が

好きな私にあっている。ジンジャーの爽やかでクールなトップからはじまり、ミドル

はムスクとウイステリア(藤)、フラックスフローラルの甘さ、そしてラストはバニラ、

サンダルウッド、アカシアの深く包みこまれるようなパウダリーで温かい香り。

説明書にはクールさと情熱のユニークなコンビネーションが奏でる香り、とある。

そんなところも自分にはあっているように思う。何よりラストの温かいニュアンス

に惹かれた。しかも今回はオムではなくフェムなのだ。私にとっては初めてとい

ってもいいような、女性用の香り。そして当然のことのようにこのフレグランスに

は男性用もあって、その説明に書いてある言葉もなかなか素敵で、いつか新しい

恋人にプレゼントしたい、などと思わせる。

私が若いころに憧れたのは、好きな香りでバスソープからシャンプー、コンディシ

ョナー、タルクまでフル・ラインナップを揃えて使うことで、いまはもうそんなことに

憧れたりはしないけれど、いま考えてもそれってなんて贅沢なんだろう、と思う。

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