« 男心と秋の空 | トップページ | 横浜ジャズプロムナードのお知らせ »

2006年9月29日 (金)

Power Voice,Power Music !

Mirorin

みんないったいいつからこんなにメールが好きになっちゃったのか

な。ひと頃、インターネットサイトのチャットで知り合って、一度も顔を

見ることなくゴールイン(結婚)なんてことがマスコミで取り沙汰された

けれど、そこまで極端じゃないにしろ、ネット上で知り合って、何度か

メールのやりとりをして結ばれる、なんてことは実際によくあることら

しい。いまや若い世代では、好きな人や友達に電話をかけるのさえ

ハードルが高い行為なんだという。いったいそんなんでどうするの?

と思うけれど、実際、私のまわりにもいた。

うちに遊びに来るのに「いま駅に着きました、道順を教えてください」

とメールが来たから電話をすれば電話には出ない。面倒だなと思い

ながら、「わかった。今すぐ行くから待ってて」とメールをして自転車

に乗れば、走っている間にもまたもやメールが来る。やれやれ。

そしてたまにはメールじゃなくて直接声が聞きたいと思って電話をす

れば、後でパソコンに「私とのコンタクトは電話じゃなくてメールでお

願いします」なんてメールが来る。「電話は嫌いなのでかけないでく

ださい!」と言われたこともある。そうなると私はもうその時点でパス

・パス・パスだ。特別な事情でも無い限り、電話で普通に話すことも

できない人とは私は友達にはなれない。

人と話したりコンタクトしないで買い物ができるからという理由でコン

ビニやネットショップを利用する人たちがたくさんいる。インターネッ

ト時代のいまは本当に声無き時代だと思う。その時代の申し子とも

言うべきニート族は2010年には120万人にも達する見込みだとい

うから、この国はいったいどうなっちゃうの? と思う。

確かにメールは便利だし、私も日々インターネットの恩恵を受けて暮

らしていて、いまやインターネットや携帯やメールが無い生活など考

えられない。このブログにしてもしかり。毎日ここでコンタクトする人々

との会話は、いまや確実に私の生活の一部になってきていて、皆さ

んのコメントからはいっぱい元気ももらっている。感謝としか言いよう

がない。でもそれを充分に理解した上でも基本は変わらずに実生活

であって、私の人間関係は実際に声をかわせる人を中心にまわって

いる。私にとっては会って顔が見られることがベストで、その次は声を

聴くことで、物理的、時間的、その他の事情でそれができないときの

手段がメールやファックスや手紙、ということになる。つまり二義的な

手段であって、これが最初にくることはない。

いつも書く私の仕事のパートナーは耳鼻咽喉科医で、それも長年、

音声医学を研究してきた人で、実際に普通の患者さんを診るだけで

はなくて、声を職業とする人(歌手や俳優やタレント)たちの咽喉を診

て、ヴォイストレーニングもやっている人なのだけれど、彼は人を見る

とき、声のインプレッションをとても大切にする。たとえば新しく自分の

クリニックに人を雇うとき、最初の声の印象を重要な決め手としてい

る。彼はその人の声を聴けば、だいたい身体のどこいらへんが悪い

か、心にブロックを抱えているかいないかなど、心身の健康状態から

性格的なことまで、だいたいのところはわかってしまうと言う。妙に甲

高い神経質な声をした人にクリニックで働かれたら、患者に悪いばか

りでなく、自分までイライラして疲れてしまうから。声がもたらすものは

想像以上に多く、人は無意識のうちにも声からいろいろな影響を受け

ているのだ。元中日の星野監督がチームを復活させるために最初に

行ったのは、練習のときメンバーに声を出させることだったと言う。声

は使い方によっては自分を変え人をも変えるパワーヴォイスになる。

昨日(というか今日になるけれど)、コンビニでアルバイトしている息

子がお客さんからのクレームで深夜1時に店に呼び出されるという

良くないことがあって、結局寝たのは4時過ぎだから、さすがに今朝

はダメージが大きくて朝食のあと床に伸びて目をつぶっていた。そう

したら、毎日聴いていたJ-WAVEの番組『GOOD MORNING TOKYO』

のナビゲーターのジョン・カビラが今日の放送で辞めるという。少なか

らずショックを受けながら聴いていたら、朝のライブ、モーニング・セッ

ションにサイゲンジが出てきて、2曲歌った。それを聴いているうちに

自分でも驚くほど気持ちが回復するのがわかった。いままでサイゲン

ジはコンピレーション・アルバムでしか聴いたことがなくて、それほど

いいと思っていなかったのに、生で聴いたらすごかった。

どんなに天気の悪い朝でも、朝からハイ・テンションでエネルギー全

開で話すジョン・カビラの声こそパワー・ヴォイスだったけれど、サイ

ゲンジといい、あらためて人の声ってすごいと思った。

今日、あなたが誰かにかける何気ない声の一言が、その人にもの

すごい勇気を与えるかもしれないんだ。みんな、もっと声を出そうよ!

私はあなたの声が聴きたい。

****************************************************

ずっと完売になっていた清水翠の1st CD "Remains"が、やっと再リ

リースされました。発売当時はスイングジャーナル誌、ジャズライフ

誌に掲載され好評を博したという事実は最近知りましたが、私が彼

女を知るきっかけになったのもこのCDからでした。私の友人はこの

CDが完売していることを非常に残念がり、「私なんて、まとめて何枚

か買いたいのに」と言うから、「それは何ゆえ?」と聞いたら、「あげた

い人がいるのよ。1日の終わりに聴くだけで、心が解き放たれる音楽

があることを知らない人に、聴かせてあげたいの」ということであっ

た。翠さんが聞いたら、なんとも歌手冥利に尽きるお言葉。

翠さんの声もまた、人の心を解き放つパワー・ヴォイス。

Remains_1  

CDのオーダーは NUX STUIO から

 

|

« 男心と秋の空 | トップページ | 横浜ジャズプロムナードのお知らせ »

Health&Beauty !」カテゴリの記事

コメント

我が家は夫婦喧嘩に成ると
その後はメールのやり取りになります。
会話だとお互い一歩も譲らないので・・・・

soukichiさんは
J-WAVEファンですね。
私も部屋で仕事の時は一日中
J-WAVEを聞いています。

ジョン・カビラの声は
「うるさい」と(特にサッカーを語る時)思う時も有りましたが
朝だ!!頑張ろう!!って感じに、してくれました。


ピストン西沢/秀島史香も好きです・・・・

投稿: ルイ | 2006年9月29日 (金) 21:15

私達世代はメールがなくても生きていける世代だよね。返事が直ぐほしい時は電話のほうがいいよね。絵文字なんてほとんど使わないよ私。メールだと長電話しなくてすむといえばそうかもしれない。電話しちゃうとつい長くなったりする。長電話でよく親に叱られたもんね。 息子に彼女が出来たとき、はじめはPCでメールをしてたけど、返事が来るまでPCから動けなくて、一言二言に、すごい時間かけてやり取りしてるのを見ていて、電話で話したほうがたっぷり話できるし声は聞けるし楽しいでしょうと助言をしてあげたら、電話派になってたけどこれがまたいつまでも話してるから、3回言っても聞かないと、電話のせんの元を抜いてやったわよ。
 子供つながりのお母さん友達だと5歳ぐらい下だから、メール好きよね。簡単に返してもまた返事が来て、きりがないから私は直ぐ止めちゃう。すると私は返事が簡単だとか、メールしても返事が直ぐ来ないとかで、メル友にはならないわけよ。私はそれでいいんだけどね。
 恋人同士は声聞きたいと思わないのかな~?
声って大切よね。人を声で好きになったりするもんね。 私は録音した自分の声は、嫌です。

投稿: angelseed | 2006年9月29日 (金) 22:54

今度 声聞かせてください!

投稿: MOAPA | 2006年9月29日 (金) 23:17

だよね! ブログで知り合ったら、声聞きたくなるし、会いたくなるよね。
オレ、メール嫌いだったんで、メールの返事よく電話していた。  最近はメール全然オッケーになったけど。

投稿: Shindouxxx | 2006年9月30日 (土) 00:08

電話嫌いな人て結局電話から自分の色んな情報が
漏れるのがイヤなのかな?正に電話の声で
「その人となり」が(soukichiさんのパートナー
ほどじゃなくても)判るよね。
凛なんてPCのタイプはブログのお陰で早く打てるように
なったけど、携帯メールなんて時間が掛かって
イライラしちゃう!
それに、メールって情報が少な過ぎて微妙な
ニュアンスが伝わり難いって思うし・・
絵文字なんて使っても誤解される要素が
沢山あるのになぁ・・簡単な連絡事項くらいでしか
正確に伝わらないんじゃないかな?
自分では楽しく会話しているつもりでも
第三者が見たら詰まらない感じの会話に見えるかも・・
なんて思うのだけど・・

投稿: | 2006年9月30日 (土) 06:01

そうきちさん、おはようございます!
メールか、電話か。
どちらかというと、メールは単純に連絡事項を伝えたいときに使うものだと思いますね。
会社でよくあるんですけど、メールの文章を見ると、すごく怒っているような内容なのが、実際に話すとそうでもなかったりします。
やっぱり人のコミュニケーションなので、相手の目を見ながら、表情を見ながら、声を聞きながら話すのが一番でしょう。
微妙なニュアンスも伝わりますしね。

投稿: q-harada | 2006年9月30日 (土) 09:03

ルイさま、
そうね(^-^)
夫婦喧嘩になっちゃったらもうあまり感情がストレートに出ないメールの方がいいかもね。
でも私は逆に、夫婦喧嘩になってもメールで会話できるというところがすごいと思うな。仲いいんですね♪

そう、私はJ-WAVEリスナーです。
というのも、どうも私が住んでいるこの辺りって電波が悪いみたいで、ここに引っ越してきてからまともに入るのはJ-WAVEだけだったんです。それさえ全く入らなくなっちゃうときがある。
何も音の無い部屋に1日いるのは息が詰まるので。

私が1番好きなのはクリス友子です。
昨日、最後のジョン・カビラからバトンタッチしたクリス友子が泣きながら自分の番組を始めたときは、思わず朝からもらい泣きしちゃいました。次に好きなのは『ランデヴー』のvievie かな。
彼女の華麗なフランス語の発音にはうっとり♡

投稿: soukichi | 2006年9月30日 (土) 11:44

angel さま、
はいはい、私もよく親に長電話を怒られました(^-^)
でも私はもっぱら電話をかける方じゃなくてかけてもらう方だったから、「別にいいじゃん。うちが電話代かかるわけじゃないんだからさ!」なんて思ってたけど。
まあ、いま思えばよくあんなに話すことがあったと思うわ。
さんざん電話で話したあげく、「きりが無いから会おうか?」
なんてね。いい時代ね。
長電話にイライラするのはわかるけど、あんまり息子の邪魔しないほうがいいわよー
あ、PCでリアルタイムに会話したいならチャットの方がいいわよ、って教えてあげたら? もう知ってるとは思うけど。

私もメル友はいらない。
PCならまだしも、携帯電話に長々と何通もメールを送られるのは
かなわん。
ちょっとした軽い用件のみ携帯のメールで、すぐに答が欲しいときは電話で、手紙の代わりがPCのメールかな。
手書きの手紙はほんとに書かなくなりました。
たまに書こうとしても時間ばかりかかってしまって、まず字をうまく書くことさえできない。あかん。

投稿: soukichi | 2006年9月30日 (土) 11:55

MOAPAさま、

わお!
キターーーー!

って感じですね。

はい。機会がありましたら(^-^)

投稿: soukichi | 2006年9月30日 (土) 11:58

shindou さん、
私も一応OKだよ。
毎日使ってるからね。

でもときどきPCでも携帯でも、メール打ちかけて、「あー、めんどくさい!」と思って電話しちゃうときあるね。
「元気?」って言ったら、すぐに「おう!」って返ってくるのが嬉しいじゃないですか。
やっぱりこれだよー!(笑)

投稿: soukichi | 2006年9月30日 (土) 12:02

凛さま、
あちきも。(^-^)
今ではPCでチャットできるくらいタイピングは早いけどね、そういう問題じゃなくて、直接話した方が早い上に微妙なニュアンスまで伝わることって多いよね。
特に携帯のメール! 
簡単な用件以外は嫌かも。目がチカチカするしさあ。イライラします。私もイラチなんですかね。

確かに電話はいきなり自分の都合にかかわらず一方的にかかってきて困る、とか、自分の時間を取られる、とか、電話嫌いな気持ちはわかるんだけどね、でも私は最初に必ず「いま、だいじょうぶ?」と聞くので、駄目なら「あ、いま駄目だわ」って言えばいいだけのこと。
メールは便利だけど、コミュニケーションの方法がそれだけっていうのは、やっぱり嫌ですね。

投稿: soukichi | 2006年9月30日 (土) 12:11

 そうきちさん、息子の長電話は中学の時の事。
今は女っけも泣く部活ばかりで、工業高校だから覚悟はしてたんだろうけど、彼女のいる友達を羨ましがっている息子です。それに高校になって携帯持ってるから、彼女が出来たとしても、親なんかわからないよね。

投稿: angelseed | 2006年9月30日 (土) 13:01

harada さん、
確かにそれってあるよね。
活字だと、ちょっと強い語調がすごく怒ってるみたいに感じられたり、ちょっとシリアスな内容だとすごーく暗い深刻な感じに受けとめられたりね。
なかなかデリケートなニュアンスまでは伝えにくいし伝わりにくい。
それにみんながみんな文章力があるわけじゃないし、表現に限界があるのがメールだと思います。
ただ仕事だと、言った・言わないをなくす、とか証拠のためとか、プロセスをはっきりさせるためにメールは口頭よりいい場合も多いですけれど。
TPOに応じてうまく使いたいですよね

投稿: soukichi | 2006年9月30日 (土) 20:01

angel さま、
そうかあ、そうよね。
いまは高校生の時から携帯だものね。
私なんか携帯持ったのつい数年前のことよ。
私はいらないとか思ってたんだもの。
男の子は女っけもなく部活ばかりの時代があっても、というかあったほうがいいと思うなあ。
いずれ女の子ばっかりになっちゃうんだから。
いま、うちの子は一応ギターに専念してますけど、去年の夏は女の子のことでほんとに大変でした。すっかりそのときは顔つきまで変わっちゃってね。最悪。
まだギター弾いてウルサイ今の方がいいわ。

投稿: soukichi | 2006年9月30日 (土) 20:34

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 男心と秋の空 | トップページ | 横浜ジャズプロムナードのお知らせ »