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2006年6月30日 (金)

ブログ1周年&お知らせ

1_year__5    

今日で6月も終わり。

早いもので今月16日でこのブログも1週年を迎えました。

まるで仕事のように1日も休まず続けて、1年。

現時点で総記事数461、コメント数4185、アクセス数50000ヒット

突破。もちろん、もっとすごいブログなんていくらでもあるだろうけれど

3日坊主の私としてはよくやったほうだと思う。

当初はテキストをあまり書かずに写真主体で、なるべくオンタイムで

ほぼ毎日、とだけ決めて始めたこのブログ。書きたい気持ちが高じて

結局はテキストもいっぱい書いておりますが、始めた頃に心配したよ

うな、毎日書いて途中でネタが尽きるんじゃないかというようなことも

なく、むしろ幸か不幸か気力に体力と時間がついていかないだけで

書きたいことはまだまだいっぱいあるという状況で、1年目を終えるこ

とができそうです。おまけに最初は単純に自分のアウトプットのつもり

で始めたにもかかわらず、たくさんの方にコメントをいただき、またブ

ログを通じてかけがえのない友人に出会うこともできて、心から感謝

しています。

そして、明日7月からは、しばらくブログをお休みしようと思います。

先日来、コメントにはちょこょこ書いてきたことですが、18日の夜から

突如としてエキサイト・ブログにだけ私のクッキーがブロックされてコメ

ントが書けない状態になりました。先日デルのサポートと2時間余り

も電話で、「ここまでやって駄目だったら再インストール!」という例の

マニュアルどおり作業をひととおりやって結局駄目だったので、ハー

ドの中身を全部入れ替えなきゃならないことになりました。いまのとこ

ろ不便はそれだけなのだけれど、やらないわけにもゆかず。なんでも

サポートによれば、ただブログ(サイト)を閲覧しているだけでもシステ

ムの中身が書き換えられてしまうことはあるそうで、ウィンドウズって

そんなに脆弱なシステムなの?! と思わずにはいられませんが、

そういうこともあるらしい。そんなわけで明日からしばらくお休みです。

なにゆえPCにあまり強くない私なのでいつ再開するかは未定です。

そして再開の折には、今までのようにほぼ毎日、ではなくて、もっと

気楽に気ままに不定期でいこうかと思っています。1年間1日も休ま

ずやってみて、それが自分にできるということもわかったし、コメント

がひとつも入らなくても書き続けられるということもわかったので、と

りあえずそれはもう良いかなと。

正直なところ、私の暮らしは人がブログを見て想像している以上にた

ぶん不安定で、今日はとてもブログの記事を書くような気分ではない

という日もあったし、何も書きたくない日もありました。また、たかが

ブログと言えども毎日のように自分の言葉を発信し続けることで、人

との間に摩擦が生じて嫌な思いをしたこともありました。多かれ少な

かれ公の場でものを言うとはそういうことなので仕方がないけれど、

なかなか体力のいることです。そんな日でも欠かさずに記事をアップ

することは、毎日腹筋を続ける程度に私自身には意味のあることだ

ったのかどうか。わからないけれど、それもひとまずピリオドに。

無事にコンピューターのメンテナンスが終って再開した折には、また

どうかよろしくお願い致します。また、上記のような理由でしばらくコ

メントを書けていないブログにもお伺いますので、よろしく。

これを機に今までただ見ているだけだった方も、コメントくださると

嬉しいです。先ほど、ひとつもコメントが入らなくても書き続けられる

と書いたけれど、たくさんの人のコメントに支えられて続けてこられ

たことは確かで、とても感謝しているところです。

人の日常には毎日、良いことも悪いことも起こるけれど、人の心な

んて誰かの言葉ひとつでアップもすればダウンもする。

今日、私の心を元気にしてくれるのはあなたのコメントかも知れない

し、あなたを元気するのは私かもしれない。そうなることを願って。

今までたくさんの温かいコメントをありがとうございました。

それでは、また。See you soon !

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2006年6月29日 (木)

太陽へ向かう人/Original Love

Sky_1

夏の兆しを感じるとかならず聴きたくなる音楽にオリジナル・ラブがあ

る。そして実際に聴くと心は、一足飛びにいつもあの最も苦しかった

夏と、友人Sに直結してしまう。

私の家族生活にカタストロフィーが起こった翌年の夏。

あの頃Sは、私にオリジナル・ラブの音楽をいくつも送ってくれた。

当時はCDなんかではなく、カセット・テープ。そしてすぐに好きになっ

た。おかげで繰り返し聴いた曲はいまでも歌える。歌える曲はいっぱ

いある。私は自分からラオケに行くことはないけれど、田島貴男の作

る曲って実によくできていて、歌詞がとてもうまく音符に乗っているか

ら、思いっきり声を出して歌うとすごく気持ちよくなるようにできている

のだ。まさに歌い手冥利。

初めてオリジナ・ルラブが『接吻』でTVに出てきたとき、日本にもこん

なクルセイダーズみたいなかっこいいバンドができたんだとうっとりし

たのを憶えている。最近は滅多に聴かないけれど、聴くたびに興奮

させてくれるのは日本では田島貴男くらいじゃないかと思う。

なんたってヴォーカルがすごくうまいし、うまいだけじゃなくて彼の歌

にはすごく力がある。こんなにパワフルで色っぽいヴォーカリストが

他にいるだろうか。バンドの完成度も高い。出てきた頃の彼らはジャ

ジーだったけれど、だいたいジャズをやろうなんていうのはよっぽど

うまくなければできない。

ヴォーカルに力を感じたのは最近ではポルノグラフィティーだけれど、

彼らの作る楽曲はブレスにかなり無理があって、歌っていると少々

酸欠になるのと、田島貴男が太陽に向かってゆくタイプだとすれば、

ポルノは闇に向かってゆくタイプなのだ。(と言ったらうちの息子は、

だから僕はポルノが好き、だそうだ。)

そう、田島貴男を季節にたとえるなら夏だと思う。彼の歌には熱い

太陽と爽やかな汗が似合う。夏の強い陽射しは物の陰影をくっきり

させ、人の眼差しを深くする。夏が暑ければ暑いほど、夏の終わり

は切なく、秋はドラマティックにやって来る。私は10年前の暑い夏を

彼の夏の光に彩られた切ない歌を聴いて過ごした。そしてずいぶん

救われた。そして1年に数回、オリジナル・ラブのライブに来ることだ

けを楽しみに、田舎で夫の家業と家事に明け暮れているSと一緒に

私も何度かライブに行った。渋谷公会堂、赤坂ブリッツ ・・・・・・

そしてあれから11年目の夏が来ようとしているいま。

あの頃は、彼女の身にも自分と同じようなことが起ころうとは考えて

もみなかった。人生ってなんて皮肉で残酷なんだろう。

****************************************************

但し、私が持っているオリジナル・ラブのCDは以下の7枚だけであ

る。田島貴男って売れようが売れまいが、いま自分の興味のあるこ

とを思い切りやるっていうタイプの本物のミュージシャンで、これ以

降、打ち込みにハマったりしてかなり実験的なことをやっていた。

最近はまたポップスに戻っているみたいだけれど、私がJポップで

これだけ持っているのはオリジナル・ラブとスピッツくらい。

もちろん友人のSは全部持っているに違いない。

Original_love_7 Original_love_6_1

Original_love_5_2  Original_love_4_5

Original_love_3_2 Original_love_2_2

Original_love_1   

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2006年6月28日 (水)

東京奇譚集/村上春樹

Tokyo_kitan_1

人が生きているなかで最もリアルな感覚は痛みだと思う。

痛みは人の理性のコントロールなどはるかに及ばないところで人に

襲いかかり、人はそれに抗うことはできない。

そして痛みだけがいつも人を覚醒し、意識的にする。

その痛みがフィジカルなものであれ、メンタルなものであれ同じであ

る。身体に傷を負って激しく血を流すような痛みと同じような心の痛み

があるとして、もしあなたがそれを知らないというなら、あなたはしあ

わせな人だと思う。

ここに集められた5つの物語は、奇妙な偶然をモチーフにしながら、

心に大なり小なり痛みを抱えた人たちの話である。

ゲイであることをカミングアウトしたがゆえに家族と絶縁状態になった

ピアノの調律師、離婚後女手ひとつで育てた19歳の1人息子をハナ

レイ・ベイで鮫に食われて亡くした母親、マンションの24階と26階の

間で忽然と消えた夫の行方を捜す依頼人の女、『男が一生に出会う

中で、本当に意味を持つ女は3人しかいない』という父親の言葉がト

ラウマになって本当に人を愛せなくなった小説家、日常的に自分の

名前を忘れることに不安を感じた専業主婦が、カウンセラーを通じて

たどり着く自分の心の闇。最後の『品川猿』という話だけが、そのタイ

トル通り現実にはありえない非現実的なストーリーになっているが、

それ以外はどれも日常に実際に起こり得そうな話である。

村上春樹は昔から、人が些細なことで出会って関わり合い、些細な

ことでまた離れてゆくのを描くのがうまい。彼の小説の主人公は皆、

理知的で、感覚的ではあるが感情的ではなく、感情は抑制されすぎ

るくらいに抑制されている。その抑制された枠がわずかに崩れ、感情

が噴出する瞬間を描くのもまたうまいが、それは、ギリギリまで張力

を保った波が崩れる瞬間のようで、長くは続かない。そしてそれはい

つもたいてい独りのときに訪れる。噴出した感情は誰とも共有されな

い。これはきわめて現代的、都会的と言えるのかもしれない。

個人的には『ハナレイ・ベイ』という小説の中で、息子を失った主人公

のサチが、それを自分で認めるまでにはずいぶん時間がかかったの

だが、として、『正直なことを言えば、サチは自分の息子を人間として

はあまり好きになれなかった。もちろん愛してはいた。世の中のほか

の誰より大事に思ってはいた。しかし人間的にはどうしても好意が持

てなかった』と回想するシーンがいちばんこたえた。自分もティーン・

エイジャーの息子を持つ母親として、そうであればそれがどういう気

持ちかはっきり想像できたからだ。これってなんて痛いんだろう。

ただ村上春樹の主人公たちが昔とはっきり違うのは、どういう状況で

あれ、自分の人生の難しい局面にまっすぐに向き合い、人をしっかり

抱きしめたり、喪失感に思うさま苦しんだり、全部はっきり見た上で

現実を受けとめようとしていることだ。そこにははっきりと生きる意志

が感じられる。村上春樹も確かに昔とは変わったのだ。

リアルな痛みだけが人の心の襞を深くさせ、人を成長させる。

Tokyo_kitan_001

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久しぶりのバラ

Evelyn_2

何も咲いてないと思ってベランダに出て、バラが咲いているのをみつ

けたときは嬉しいな。

おととい見たときはまだ咲かないと思っていたのに。イブリン。

1番花とくらべると花の大きさも形も劣るけれど、素敵な花いろ。

私のベランダのバラも遅ればせながらやっと2番花のつぼみが上が

り始めた。それにしてもこの気候!

わずかだけれどウドンコも相変わらず出ているし、貝殻虫は付き始

めたし、毎日取っても取っても大量のアブラムシ。

今年は少し薬剤散布が必要かもしれない。

Evelyn_22

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2006年6月27日 (火)

6月のビーチ

Shounan_01

鎌倉の良いところは山も海もあるところだと思う。

とりわけ海が大好きな私にとっては、視界に海が見えるのはいい。

成就院の坂を下りて長谷の町を歩いていたら、路地の先に海が見え

て思わず、「あ、海だ。hanta さん、ちょっと見たい」と言う。

「いいよ。見よう」と言うhanta さんとともに由比ガ浜のビーチへ。

小雨混じりのこの季節のビーチはそれほど人もいなくて、波のない静

かな海でウィンドサーフィンをする人が少し。

ちょっとセンチメンタルな海。

Shounan

私がたまに行く私の好きな海は、砂浜が白くて、外房でいつ行っても

波が高くて荒くて、波の音がもの凄く、波音がサラウンドで聞こえて、

しばらくビーチにいるだけで脳内マッサージをされたようになる。

ビーチを離れてからも、しばらく耳鳴りが止まらない。

しだいに激しくなる雨の中を長谷寺の駅に向かった。長谷寺から行き

よりさらに混雑した江ノ電に乗って鎌倉に戻る。クルマで海沿いを走

ってくれるというhanta さんとクルマを駐車している場所に向かう途中

「見せたいお寺があるんだ」と言われて、来たのがここ、妙本寺。

駅前の通りからちょっと入っただけなのに、境内に入った途端に山の

中のような静けさ。本堂には雨宿りをする人の姿あり。

Myouhouji_02

本堂からは雨に濡れてしっとりと鮮やかな鎮守の森の緑が見えて。

屋根から音もなく流れる雨の雫と静かな時間。

Myouhouji_01

そして本堂から見た境内と参道。

Myouhouji

しだいに小止みになってきた頃、腰を上げた人たちと共に寺を出る。

その後、hanta さんとしばらくシーサイドを走って、最後にお茶をした。

この日はhanta さんといっぱい話をした。奇しくも私たちはファーストネ

ームが同じで、やってきた人生は違っても、似たようなシチュエーショ

ンで仕事をし、子供を育ててきた。人は暮らしている環境や立場が違

っても、想像力や日本の良い言葉、『慮る』ことで、他者を理解するこ

とはできる。でも結局のところ、人は自分の経験則でしかものを見ら

れないし、本当に理解することはできないんじゃないかと思う。

今日も実はそれを痛感させられるできごとがあって、そのダメージで

ブログのアップがこんなに遅くなってしまったのだけれど、そんな意味

からも、hanta さんは私にとってお互いに理解できて、人生の先輩と

して学ばせていただける稀有な存在だと思う。ブログなんて頼りない

縁で知り合っても、『長いこと会っていなかったふるい友人にまた会

えた』ようだったと言ってくださる。ありがたいことです。

駅が新しくなってすっかり記憶と違っていても、江ノ電が昔と全然変

わってしまっていても、鎌倉が私にとって懐かしい土地だったように、

hanta さんもどこか懐かしい人でした。

hanta さん、どうもありがとう! またね!

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2006年6月26日 (月)

成就院のあじさい

Joujyuin

そして、お昼ご飯を済ませた後にhanta さんが連れて行ってくれたの

は、あじさいが美しいことで有名な成就院。

鎌倉から江ノ電に乗ろうと駅にゆくと、そこもまたすごい人! 

私が20代だった頃は江ノ電は一両か二両しかない木造の電車で、

窓からのんびり景色をスナップできるほど長閑なものだったけれど、

いまやその面影は無し。すっかり観光地化されたペイントの電車に、

朝の山手線の通勤ラッシュ並みの混雑。とにかその人の多さに驚き

ました。そして乗って3つめの駅、『極楽寺』で降りるとすぐ目の前の

山の斜面に、きれいなあじさいが。雨がぽつぽつと降り出した中を

山の階段を登って成就院へ。境内に咲いていた『墨田の花火』。

Jjyoujyuin_01

笑ったのはこの他にも原種のバラやシャラや姫睡蓮などがあるのだ

けれど境内は意外と狭く、「ちょっと、あじさいってこれだけなの?」

と言い出すhanta さん。地元に○十年も住んでいるにもかかわらず、

この成就院に来たのはこの日が初めてだそうで、観光地に住んでい

るって意外とこういうことなんだなあと思ってしまう。実は本当の見所

は登ってきたのと反対の坂にあって、眼下に広がる眺望の先にある

のは由比ガ浜。これぞまさしく鎌倉ならではの景色。

Jyoujyuin_05

Jyoujyuin_04

小さな坂道を挟んで山の斜面の両側に、色とりどりのあじさいが迫る

ように咲く景色は圧巻。いままで鎌倉であじさいといえば北鎌倉の明

月院しか知らなかったけれど、ここの方がすごいかも。

Jyoujyuin_12_1

Jyoujyuin_06_1

そして、hanta さんが「あの小さいのはたしか原種のあじさいじゃない

かしら」と言ったのが、これ。初めて見たけれど、とってもきれい。

Jyoujyuin_09 

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そんなわけで小雨のなか、6月の景色を満喫したのでした。

続きはまた明日。

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カマクラムジカ

Narutoya_01

6月最後の日曜の昨日は、『ネコに学ぶ21世紀を生き抜く法』のブロ

ガーさんで、鎌倉で輸入楽譜屋さん『カマクラムジカ』を経営している

hanta さんにお会いしてきました。

私の住む町から電車に揺られること約1時間40分。ところは鎌倉。

電車の中でhanta さんから「凄い人だよ!」とメールをもらっていたも

のの、10数年ぶりで降り立った鎌倉駅はほんとに凄い人、人。

もう私の記憶の中とは全然違う鎌倉駅の改札で、まるで昔からの友

人のようにhanta さんと落ち合って、まずは混まないうちにお昼をすま

せようと私がネットでたまたま見つけた『なると屋』へ。

ところが店に着くともうすでに混んでいて、ここでさんざん待たされた

のでした。でも、その間もたくさんお話できたからよかった。

やっと中に通されて私たちがオーダーしたのは『六月のご飯』。

Narutoya

冬瓜の煮物に生湯葉とオクラの和え物がのったお鉢に、冷やしトマト

にゴマだれ、絹さやのせ、ゴマ豆腐にタケノコとワカメのお味噌汁、

グリーンピースとコーンのご飯。かなり薄味で素材の味が生きていて

美味しかった。器も織部に焼き締めと凝っていてなかなか。

待った甲斐があったわね、とhanta さんが言ってくれたので、ここにし

て正解でした。『なると屋』は鎌倉駅東口下車、小町通り入り口の寿

ビルの2階。鎌倉にお越しの際はぜひどうぞ。

Narutoya_02_2

子供の頃から一度も鎌倉を出たことがないというhanta さん。

つまり生粋の鎌倉っ子。店の名前の『カマクラムジカ』は、外国人の

方から、鎌倉は京都や東京と同じように世界に通じる固有名詞だか

ら、ぜひ使ったほうがいいと言われて付けることにしたそう。

一発で覚えられて一度聞いたら忘れられない素敵な名称だと思う。

hanta さんの経営していらっしゃる輸入楽譜専門店は、普通の楽譜

屋さんでは絶対に見つからないようなマニアックな楽譜を探して見つ

けてくれる店。ウェブサイトでもオーダーを受け付けているので、どう

しても欲しい楽譜が見つからないという方は、一度hanta さんに相談

してみてはいかがだろうか。

そんなスペシャル・オーダーはここへ → カマクラムジカ  

ちなみにこのマークはカマクラムジカのショップバッグに付いていた

もの。好きなものは猫と音楽、というhanta さんを象徴しているような

可愛いマークとロゴ。

Kamakura_001_1

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2006年6月25日 (日)

ムーンライト・セレナーデ

Moon_2

I stand at your door

And the song that I sing is of moonright

I stand and I wait

For the touch of your hand in the June night

The roses are sighing a moonright serenade


The stars are aglow

And tonight how their light sets me dreaming

My love, do you know

That your eyes are like stars brightly beaming ?

I bring you and sing you a moonlight serenade


Let us stray till break of day

In love's valley of dreams

Just you and I, a summer sky

A heavenly breeze,kissing the trees


So don't let me wait

Comes to me tenderly in the June night

I stand at your gate

And I sing you are song in the moonlight

A love song,my darling

A moonlight Serenade

****************************************************

6月って意外と思い出すことが多くてびっくりしてしまう。

6年前の今頃、私は恋に堕ちてたんだった。

もう6年が過ぎたなんて!

雨が降りそうな6月の暗い午後に、うつむいて仕事をしていた私の前

に現れたその人は、「元気?」と言って目の前で手をひらひらさせた。

その瞬間、私の頭の上に落ちてきたコーテーション・マーク!

ちょっと待って、と思ったときにはいつだって遅いんだ。

それからというもの私は毎日、一日千秋の思い。

恋は麻薬だから人は少々眠らなくても食べなくてもOKになる。

明け方までかかって書いた手紙と1枚のCDR。とりわけ音楽は私

の言葉以上に伝わったはず。

以来、私の6月はこの曲とともにある。

雨も上がって空は澄み渡り、夜風が素肌に心地よい夜。クルマの

サンルーフを開けて、今宵お月様と一緒にランデヴー。それでレイ

ンボーブリッジを渡ったら、気分はまさに over the rainbow だ。

誰か連れて行ってくれないかなあ ・・・・・・

Dream_5

Dream_001_2

  「手紙読んだよ。それからCDも聴いた。すごく良かった」と、その人

が言ってくれた小野リサの『DREAM』は、アメリカの40年代のスタン

ダード・ナンバーをボサノヴァ・アレンジでカバーしたアルバム。

選曲もアレンジもとても良くて、小野リサの声もとっても気持ち良く、

まさに dreamyな気分にさせてくれる。彼女の数あるアルバムの中で

も名盤中の名盤。スタンダードをよくご存知の方なら、曲のラインナッ

プを見ただけで、私がなにゆえこのCDとともに手紙を渡したか一発

でわかるはず。 時が過ぎゆくとも、いつの時代にも変わらずにファン

ダメンタルなものは恋、かな 。

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2006年6月24日 (土)

ひまわり

Himawari_2

プールに行く途中のブリヂストン工場のフェンス脇のここには、春は

いつも菜の花が植えられる。そして菜の花が終ったあとはひまわり。

距離にして200メートルくらいで、ひまわりの花が咲くとなかなか壮

観。このあいだ二葉が生えてきたばかりだと思っていたのに、もうこ

んなに大きな本葉が出ていた。このひまわりがぐんぐん伸びて、私の

背を越えフェンスも越える頃にはもう夏だ。あともう少し!

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2006年6月23日 (金)

A GIRL IN SUMMER

Yuming_1

東京は降ってもやんでも鬱陶しい梅雨の毎日が続いているけれど、

この梅雨が終れば夏だ!

そう思いながら深夜にオークションの中を見ていて、このジャケットを

見るなりヒットしてしまった。ジャケットの写真といいアルバムタイトル

といい、なんて今の気分におあつらえ向きなんだ。

少し前に仕事で知り合ったプロデューサーに「矢野顕子の新譜はお

聴きになりましたか?」と聞いたら、「聴いたよ。素晴らしかったよ。

それにユーミンの新譜もすごくよかった。昔の荒井由美時代を髣髴と

させる仕上がりで」と言っていたから、気になっていたのだ。

でも私、何を隠そう、ユーミンのCDを買うのは初めてです。

なんたって自分のおこづかいで初めて買ったLPレコードがウィングス

の『ビーナス&マース』で、ほとんど洋楽しか聴いてなかった私。

けれど、ハイティーンの頃に知り合った、当時音大を出たばかりの3

つ年上のMちゃんがユーミンやオフコースが大好きで、その頃はよく

彼女にLPを借りて聴きました。ときたま彼女と一緒に武蔵野音楽大

学のピアノの練習室にこもって、彼女が弾き語りするユーミンを聴い

たり。懐かしい。当時は江古田の駅からちょっと遠かった彼女のアパ

ートまでゆくのに、彼女の自転車の後ろに乗っかって、環七を渡ると

き、よくミニ・パトカーに拡声器で注意されましたっけ。

2人とも当時流行っていたアメカジ・ルックで、きょうだいみたいと言わ

れた私たちだけど、その彼女は今や貫禄たっぷりの女社長で、世界

を股にかけて仕事をしています。時は瞬く間に過ぎ去りました。

うちの息子は人は時が経てば『大人』という生き物になると思ってる。

でも、もうとうにGIRLとは言えなくなったいま、私はあの頃とどれだけ

変わったかなと思う。17歳の息子には、いくつになっても子供性を抱

えている大人のことなどわからないのかも知れないけれど。

アマゾンの作品紹介を読むと「『海』をテーマに、過ぎ去って行く儚さ、

切なさを描いた、潮風が薫る短編集』となっているこのCDは、その

言葉通り、波の音がフィチャーされた夏物語。

いつか情熱大陸に出てきたユーミンを見ていたら、ご主人の松任谷

正隆とスタジオに入るシーンがあって、私は松任谷正隆ってとても優

しいイメージがあったのだけれど実はすごく厳しい人で、ユーミンも夫

婦と言うよりはプロデューサーとしてすごく真摯にリスペクトしている

感じがあって、こういう人がいつもそばにいるからこそ今のユーミンが

あるんだなと思った。今回のアレンジもまさに松任谷正隆で、相変わ

らずカッコイイ、いい仕事してます。個人的には6曲目のボサノヴァ・

アレンジの『Many is the time』がいちばん好き。

すでに終った恋、別れてしまった恋人に、

『もし この街を通るときには 声をきかせてよ』

『もしも全てが変わっていても 声が聞きたいわ』

『もし あの頃を思い出したら 声をきかせてよ』

と、歌うのが切ない。恋愛に情けなさや惨めさや切なさはつきもの

で、プライドが勝っている間はまだまだと思う。私自身はこんな台詞

はもう言うことなく封印して、こういう感情の前からは一足飛びに駆け

去ってしまいたいけれど。

過去を思い出すにも、今年の夏の思い出を作るにも良い1枚。

Yuming_001_1

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2006年6月22日 (木)

つばめ!

Tsubame

昔、荒井由美(ユーミン)の『雨のステイション』という曲の中に、

『霧深い街の通りを/かすめ飛ぶつばめが好きよ』

という歌詞があったけれど、つばめが好きだ。こんど人間以外のもの

に生まれ変わるとしたら、つばめと決めている。(決めたってしょうが

ないけど。)さっき郵便局に行って靴屋さんのサインの上につばめの

巣を見つけた。上の写真、私のカメラではズームしてもこれが限界で

とっても小さくしか写ってないけれど、雛がいるのがわかるだろうか?

全部で5羽いるらしい。見てたら親鳥が来た。一瞬!

Tsubame_01

本当に雛にエサをあげるのは一瞬で、またすぐに飛び去ってゆく。

それを何度も何度も繰り返している。疲れないのかなあ。

親鳥の愛情ってすごい。

私が写真を撮っていたら、小さな子供連れのお父さんが隣りのお肉

屋さんにもいるよ、というので行くと、こちらもネオンの上に。

Tsubame_02

そして、こちらにも来ました、親鳥が。

Tsubame_03

こんなとき私のカメラがズーム付きのデジタル一眼レフだったらなあ

と思う。もうしばらくすると、この雛が大きくなって飛行の練習を始め

るところが見られる。それもまた素敵なんだ。

鬱陶しい梅雨時のささやかな愉しみ。

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聞こえない声音

Nyao_01

雨が上がったから自転車で外へ出たら、駐輪場の自転車の後ろカゴ

の中にちょこんと座っている猫を見つけた。それをそのまま撮ろうと思

ったのに、ご丁寧にも出てきてしまった。やたらと人懐こい。

出てこなくてもいいんだよ。

君にあげられるものは何も持ってないし、私はhanta さんじゃないん

だから、猫語はわからない。

この猫、にゃあーという口の形はするけど声が出てこない。

私は猫のこの聞こえない声音は好きだけれど、でも君はいささか元

気がないみたいだぞ。目にも光が足りないし。

近頃すっかりご無沙汰のハルコさんも何をしてるかと思ったら、どう

いういきさつか知らないが、親猫2匹に子猫5匹も預かって、子猫の

里親探しに奔走しているらしい。

ハルコさんが疲れ果てないうちに無事に里親が見つかりますように。

Nyao

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2006年6月21日 (水)

夏椿

Natsutsubaki01jpg

ベランダから下を見たら、木に白い花がついているのが見えて、もう

芙蓉かと思って降りていったら、足もとに花首ごと落ちた白い花。

これはまさしく椿の落ち方で、ははあ、これが夏椿かと思ったのでし

た。先日、waiwai さんのところで見たと思ったけれど、自分のこんな

身近にもあったとは。そういうことって意外に多いのかも知れないな。

そう思ったら、今日をいつもと違う気持ちで始められそうだ。

夏椿。とはなんて鮮烈な君。

沖縄は今日、梅雨明け、東京は、夏至。

東京は朝から霧にけぶるような雨。

Natsutsubaki 

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2006年6月20日 (火)

夕暮れの紫

Murasaki_2

コンピューターの不調も

不機嫌な友人の苛々した声も

四散してゆく

人より何より最もいいのは

やっぱりこれなのじゃないかと思ったりして

しばらく独りでいようと思う。しばらく。

そう、週末まで。

Murasaki_01_2

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初夏の涼

Tenugui_02

東京は梅雨の晴れ間の昨日、今日。

蒸し暑さも扇風機を回した部屋の中ではそれほどでもないようです。

降らなくても空は爽やかな青空、といかない梅雨時のいま、ささやか

な涼をもとめて玄関先の額装の手ぬぐいを変えてみました。

この格子に柳の手ぬぐいは、先日野暮用で出かけた際に、たまたま

催事で来ていた京都の手ぬぐい屋『京のてんてん』でみつけたもの。

『てんてん』というかわいい響きの言葉は、京ことばで手ぬぐいのこと

だそうです。京のてんてんの手ぬぐいを見てちょっと驚いたのはその

色のカラフルなこと。京都と言えば私はもうちょっと詫び寂び系の色

を思ってしまうのだけれど、あにはからんや、関西はカラフル、関東は

渋めなのだそうです。『京のてんてん』のHPと『かまわぬ』のHPで

手ぬぐいのラインナップを見比べると、その好みの違いが歴然として

面白いかも。そして私がどちらが好みかと言えば、それも言わずと知

れたこと、江戸っ子の私はやっぱり渋好みです。

こんな粋な縞の着物があったら着てみたい、と思うような渋い手ぬぐ

い。左は『涼風』という名の黒のてぬぐいで、右は紫のよろけ縞。

『かまわぬ』は毎年わずかだけれど浴衣も作っているので、もしかし

たら同じ柄の浴衣も探せばあるかもしれません。

Tenugui_03

夏の黒というのはなにゆえに涼しげなのか。

備前の急須を買ってからはほとんど使っていない黒の鉄瓶。

中に小さな剣山を入れて、花を一輪活けても素敵。

Testubin

そして清水の青もみじの箸置き。

日本人に生まれてきてよかったと思える色と形。

Aomomiji_2

いままたロハス志向もあいまって、手ぬぐいがブームのようです。

かぶる、包む、敷く、拭く、袋にする、etc.

持っていてもかさばらず、自在な使い方ができて色柄が豊富なのが

その人気の秘密のよう。たしかに見ていると何枚も欲しくなってしまう

んです。私はもう10年も前からハンカチ代わりに使っています。何度

も洗って、くたくたになったその布の風合いも好き。さらし布って他の

布と違って毛羽立たないので何を拭くにも優れものなんです。

さて、京都にはそんな手ぬぐいのアウトレットショップができたらしい。

私は京のてんてんの回し者じゃないけどついでに宣伝もしてあげよ

う。京都のお近くにお住まいの方はぜひどうぞ。

Kyonotenten_2   

***************************************************

*ここでちょっとお知らせなのですが、日曜の夜にいつものように

  皆さまのブログにコメントを入れていたら途中からブロックされて

  しまうようになり、昨日からは更にココログの一部のブログ、エキ

   サイトは全てのブログに書き込みができなくなってしまいました。

 いま原因を調べているところなので、あしからずご了承ください。  

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2006年6月19日 (月)

イギリス帰り

English_garden_025_3   

ほぼ一日雨だった昨日、その日の朝イギリスから帰って来たばかり

の『つるバラの庭』のみちこさんと、みちこさんの従姉妹のお嫁さんの

Mさんと、品川でお会いしてきました。みちこさんから、6月にイギリ

スにイングリッシュガーデン・ツアーに行くことになって、飛行機が成

田経由になったので東京で会えませんか?とご連絡をいただいたの

が先月のこと。何度かお電話でお話ししたことはあるものの、実際に

お会いするのは昨日が初めてだったのにもかかわらず、そこはさす

がにブロガー友達。毎日のようにブログ上でかわした会話の積み重

ねがあるから、全然初めて会った気がしません。みちこさんもお連れ

のMさんも、11時間も飛行機に乗って帰国したばかりとは思えない

ほど、快活で明るい楽しい方たちでした。

今回のツアーは『ガーデニング』という言葉を日本に定着させて、か

つて日本流行語大賞を取った『私の部屋ビズ』主催のツアーだった

そうで、ビズのカメラマンであるアンドリュー・ローソンを始めとする個

人宅のイングリッシュ・ガーデンから、モッチスフォント修道院、チャー

ルズ皇太子のお庭まで、実に様々なたくさんのお庭を見学してきた

そうです。「まあ、とにかくお庭は素敵だったわよ!」とは、みちこさん

談。そりゃそうでしょう。私がこれほどバラに魅了されたのもビズの影

響が大きいし、私が持っている『バラの園を夢見て』なんて見すぎて

もう帳合がバラけてきているくらいですもの。日本にオールドローズ、

イングリッシュローズブームを巻き起こした火付け役となった雑誌主

催のツアーともなれば、素敵じゃないわけがない!

みちこさんのそのイギリスでの様子は、たぶんご自身による写真で

徐々にみちこさんのブログにアップされることと思いますので、興味

のある方はぜひ覗きに行ってみてくださいね。

一緒にランチをして、パシフィック・ホテルのウォーター・ガーデンの中

のラウンジでお話しした3時間はあっという間。少々、時差ボケが襲

ってきたというみちこさんとは山の手線の駅でお別れしたのでした。

「いつか、お子さんが大きくなったらあなたとも一緒にどこかに行ける

かも知れないしね」とみちこさんに言われたけれど、はたして私にそ

んな日が来るのでしょうか。・・・・・・ 前向きにがんばります。

下はみちこさんからいただいたイギリス土産。

娘にまで、かわいいうさぎのぬいぐるみをいただきました。

みちこさん、Mさん、ありがとうございました。旅行から帰ってくると

いつもバラは数本枯れているとのことでしたけど、無事を祈ります。

English_garden

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2006年6月18日 (日)

早く帰ってきてね

Marble_1

「お父さんの友達は、もうほとんどみんな死んでしまった」

先日、久しぶりに家に来た父にこう言われたときには、なんと言葉を

返してよいかわからなかった。

今年の四月で御歳75歳になった私の父は、連れ合いを亡くして6年

が過ぎたいま、すっかり年老いて寂しい人になってしまったが、私が

子供の頃はたいそう優しくて面白い父だった。

朝、仕事に行く前には必ず私を呼んで、

「○○(私の名前)、今日のおみやげは何がいい?」と訊く。

「マーブル!」と決まって私は答える。ほぼ毎日。

「よしよし。○○はほんとにマーブルが好きだなあ。じゃあ、お父さん

 は行ってくるね。お母さんに怒られないようにね」

などと言って父は出てゆく。

かくして、ほぼ毎日のようにマーブルをゲットした私は毎日のように

マーブルを食べた。私の生まれた年と同じに生まれたこのお菓子

が、私は大好きなのだった。固くて丸い筒をポン! と音を立てて

開けると、中身をじゃらじゃらっとテーブルの上に出す。そしてその

きれいな虹色の粒を眺めながら、どの色から食べようかなあなどと

考えているときは至福のときなのだ。昔の古いアルバムの中には

マーブルが載っかったテーブルの脇で、扇風機の風を浴びている

白黒の写真があるくらいである。そうしてマーブルを食べ続けた私

は小学校入学の歯科検診で見事ひっかかり歯医者に行くのだが、

そこで歯医者に言われたのは「すごい! 君は虫歯の女王だ!」

である。ちっとも嬉しくない。

まあ、そんなに優しかった私の父だけれど、玄関先まで送りに行っ

た私が必ず言うのが、「早く帰ってきてね」だった。

それはいま思うと小さな子供だった私にはなかなか切実な言葉で、

なんたってうちの母は「3回言ってわからない子はぶつ!」という恐

怖のスパルタ教育の人だったから、私はとにかく父に早く帰って来

てもらわなければならなかったのだ。夏の夕方など、父が帰って来

るまで外で待っていたこともあるし、母に締め出されたときも外で

父の帰りを待っていた。玄関先で私を見つけた父は「なんだ。また

叱られたのか」とにやにや笑っているが、こっちとしては笑い事じゃ

ない。「ただいま」と家に入る父の後ろからネズミ小僧のようにこそ

こそと家に入るのである。

先日の朝、夢から夢へと、様々な変な夢からやっと覚めたと思った

ら、そんな小さかった頃のいろいろをいきなり思い出してしまった。

今でも私の父が優しいことに変わりはないし、かけがえのない人で

あることにも変わりはないけれど、完璧にお父さん子だった小さい

頃の私には救世主のような人であった。

防虫剤のCMよろしく「亭主元気で留守がいい」、なんていうのがす

っかり定着してしまった今、玄関先で家人から「早く帰ってきてね」

なんて言われる父親や旦那さまはいったいどれだけいるだろう?

好きな人が不在の時間は長い。

そういえばいつか出張に行く人に、「早く帰ってきてね」と言ったら、

「早く帰ってこられるわけないだろ。出張の日程は決まってるんだか

 ら」と言われた。そんなことわかっているけれど、もう少し言い方が

あるでしょう、と思う。

マーブルを開けたら中からシールが出てきた。世界の旅シリーズだ

って。私にフィジーとはなんておあつらえ向きな。昔は爪でこするシー

ルが入っていたけれど、よく木の柱にこすって怒られました。

Marble_01

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2006年6月17日 (土)

一瞬のブルー

Blue_1

昨日、土砂降りの雨が午後には上がって、そして夕方。

分厚い灰色の雲の間からちょっとだけ見えたきれいなみずいろ。

久しぶりに、思わず空を撮りたくなった一瞬。

地上にはブルーの瞳。

Blue_01

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2006年6月16日 (金)

リサイクル

Auction_2

今って本当にCDが売れないらしい。

それは音楽を聴く人が減ったからというわけではなく、今はCDを買

わなくても気軽に安いデジタル音源を1曲から買うことができるし、著

作権法的には違法であっても、無料でダウンロードできるサイトだっ

て存在しているからなのだと思うが、いつか新宿のヴァージン・レコー

ドが無くなっていたのには驚いた。どこのフロアのどのコーナーに自

分の欲しいジャンルのCDがあるか、唯一把握しているCDショップだ

ったのに。それにベテランの店員が書く推薦コメントを読むのもなか

なか楽しかった。クラシックの中にはそれを読んで買って大当たりだ

ったCDもある。残念なことだ。

以来CDを買うのはもっぱらアマゾンだったが、近頃はそれも事情が

変わってきた。私が欲しいブラジル音楽のCDがアマゾンには無い

ことが多くて、たまたまヤフーのオークションを見たら、あるではない

か。しかも定価より安く。ブラジル盤の新品はもとより、たまに国内盤

もみつかる。日本のアーティストの新譜さえ新品で多少安く買えたり

する。同じ予算なら1枚でも多く買えたほうがいいから、これはありが

たい。そんなわけで最近はもっぱらヤフオクを利用している。

カテゴリに『NO MUSIC NO LIFE』というのを作っているくらいなので、

私は音楽無しには生きられない。そう書くと私が常に音楽を聴いてい

ると思ってしまう人もいるみたいだけれど、そんなことはなくて、ただ

雨音だけが響く家の中に静かにいることだってあります。

ただ、私と同じ年齢の人から見たら圧倒的にCDは買っていると思

う。常にアマゾンのカートの中には3ページ分くらいのCDと本が放り

込まれている。もちろん、そうそうCDや本ばかり買ってはいられな

いから、ひと月かふた月にいっぺんくらい吟味に吟味を重ね、厳選

に厳選してレジに進む。ところが、それでもやっぱり聴いてみたら自

分が思ってたのと違う、ということはある。そんなときは心底がっかり

してしまう。たとえ人が5つ☆を付けていたって、しょせん人の感覚と

自分の感覚は違うのである。好き嫌いばかりはしかたがない。CDラ

ックに入りきれないほどCDを持っていたって、ヘヴィ・ローテーション

で聴くCDはごくわずかしかない。私が好き嫌いについて書くと反発

する方もあるみたいだけれど、本当に好きになるって、そういうこと

じゃないか?

私はマニアでもないしコレクターになる気もまったくないから、聴かな

いCDをラックに並べて眺める趣味はない。身の回りはできるだけコ

ンシャスに余計なものは持たないようにしたいし、私は常に聴いたこ

とのない音楽を聴きたいから、新たに手に入れたいと思ったら手放

すに限る。ひとつ手に入れたら、ひとつ手放すこと。もうひとつCDラ

ックを増やすことなんざ、間違っても考えちゃあいけない。

それで手持ちのCDから、買ってわずか数回しか聴いていないCDを

10数枚、オークションに出品することにした。

今はオークションとかマーケットプレイスなんて便利なものがあるけ

れど、出品の作業はけっこう面倒くさい。画像を撮って調整すること

から、テンプレートに入力することから、実際にアップロードすること

まで。私はかなり手際良くできるほうだと思うけれど、それでもけっこ

うな手間。慣れない人はここで挫折してしまうかも知れないな。

落札されたらされたで何度かメールのやりとりをしなきゃならないし、

入金を確認したらすぐに梱包して発送しなければばらない。けれども

そんな手間を惜しまずなんとか無事発送を終えたら、自分に不要な

ものが必要な人のところに行って、少し身軽になったかわりに何がし

かの現金が手元に残る。それは悪くない。微々たるお金と言ったら

それまでだけれど、いらない物を売って、また新しい必要なものを得

るのだ。それはそのまま、またCDになったり、ときには子供のおや

つ代になったりする。でももちろん、自分が思ったとおりに落札されな

いことも多々あるけれど。

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2006年6月14日 (水)

紫の君

Murasaki_01

買い物に行く途中で、すごく濃い紫のあじさいをみつけて、思わず立

ち止まってしまった。最初は上のような濃いピンクで、しだいに赤紫

になり、最後は濃い紫に。

先日コメント欄でもあったけれど、これは見た目はごく普通のあじさ

いだけれど、この色は品種のせいなのか、それとも土の酸性度に

よるものなのか。

いずれにしても、もうこうなると、あじさいの重そうなブルーの頭見て

ブルー、なんて感じでもないな。

かといって君が好きかというと、はて。

少々、返答に困ってしまう。

Murasaki

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2006年6月13日 (火)

デトックスジュース!

Detox_juce_03

最近よく耳にするデトックスという言葉。

世の中はいまデトックス・ブームのようだ。

デトックスとは、食物に含まれる残留農薬や食品添加物などで、身

体に溜まってしまった有害毒素(主に水銀や鉛、カドミウムなど)を

排出すること。もともとそんな言葉が無い頃から和食にはデトックス

の考え方があったと思う。お寿司にワサビをつけるのも、一緒にガ

リを食べるのも、そして食後に緑茶を飲むのもデトックスだし、お腹

のお掃除と言ってこんにゃくを食べるのも、ごぼうのような食物繊維

の多いものを食べるのもデトックス。

今はデトックスのための様々なサプリメントも売られているけれど、

日々の食生活のなかでもっと自然にそれを行うのに最適な食材が

アボカドだ。

このアボカド、実は私が食べられるようになったはごく最近なのだけ

れど、すぐれた栄養素と様々な効果を持つパワフルなフルーツなの

である。まず、手のひらサイズのアボカド半分で約100カロリー。

森のバターとも言われるように果実の約20%が脂肪分でありなが

ら、その80%が人が身体の中では生産することのできない不飽和

脂肪酸のオレイン酸やリノール酸などで、コレステロールを気にする

ことなく摂れるばかりか、動脈硬化の予防、抗酸化作用、老化防止

の効果があり、三大栄養素(蛋白質、糖質、脂質)のエネルギー代

謝を促進してくれる。

そしてアボカドの代表成分であるビタミンEは美肌・美白に高い効果

があり、乾燥肌を防ぐセラミドを作るのに欠かせないビタミンとしてい

ま注目されているビタミンFの含有量が、全ての食品の中でトップクラ

スなのだ。まさに女性の美容には欠かせないフルーツと言えよう。

また不安感の解消であるとか緊張の緩和とか、メンタル的な効果も

あるようである。

さらに! 100グラムあたりの食物繊維はレタスの5倍。それだけで

も毒素を排出するには最適と言えるけれど、最も注目される解毒成

分はグルタチオンで、これは肝臓が毒素を解毒するときに発生する

酸化物の害を抑える強力な抗酸化力を持っている。アボカドを食べ

ることで肝臓が強くなり、解毒力を高めることができるのだ。

さて、こんなにもパワフルなアボカドだけれど、デトックスの基本はお

腹が空いているとき、胃が空っぽのときに行うこと。

毎朝、1番に飲むアボカドベースのヘルシージュースで、身体の中か

らきれいになるっていうのはどうだろうか。

Detox_juce_01

ちなみに上は、ここ数日、家族で毎朝飲んでいるジュース。

アボカド半分、バナナ1本に、絞ったレモンを半個分。それにハチミ

ツとオリゴ糖、最後に豆乳を入れてブレンダーでシェイクしたもの。

バナナもまたすぐにエネルギーに変わるパワフルな果物。糖分が気

になる方もいるかもしれないけれど、朝一番にブドウ糖などを摂るこ

とは、一気に脳を目覚めさせます。実際、このジュースを飲むと珈琲

を飲むより目が覚める。ダイエットしている方はここにプロテインを入

れれば、この1杯で朝食代わりにもなると思う。加えるフルーツをリン

ゴにしてヨーグルト(できればカスピ海ヨーグルト)を入れたら整腸作

用のあるジュースができあがるし、ブルーベリーを入れたら目の疲れ

に効く、とアレンジもバリエーションもいろいろ。

朝1杯から始める健康生活、あなたもぜひ明日からお試しあれ!

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2006年6月12日 (月)

カスミ草

Kasumisou

6月はカスミ草。

昔、雨の降りそうな246通りをあなたと歩いていて、花屋の店先に

大きなバケツいっぱいに入ったカスミ草をみつけた。

それをあなたは抱えるほども買ってくれて、私はそれを抱いて表参

道を歩いた。白いカットソーに水玉のスカート。両手いっぱいにカス

ミ草を抱えた私を、行き交う人は振り返って眺めた。

明治神宮の原っぱにゆくと俄かに雨が降り出して、細かい雨粒が

ぱらぱらとセロファンにかかった。瑞々しく滲む緑の中で、あなたに

カスミ草を持ってもらって私がニコンFMで撮った写真は、今でもど

こかにあるはずだ。それ以前に私の脳裏には今でもファインダーを

覗いたときのように鮮やかにある。あなたは繊細な雰囲気のギター

少年だった。

あの頃のあなたは私が望むたいていのことは何でも叶えてくれよう

とした。私がいま自分にできることなら何でもしてあげようと思うの

は、それゆえなのかも知れない。

それが私の人生で人から花をもらった最良の思い出。

いつかもっと素敵な思い出に取って代わるかもしれないけれど。

いつかそうなることを願って。

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2006年6月11日 (日)

梅雨の味覚

Biwa_01

昨日、スーパーに行ったら『梅雨の味覚』としてビワが売っていた。

ああ、これってそういう果物だったのかと思った。

ビワが店先に出回り始めると、いつも祖母のことを思い出す。

ビワは祖母の好物だった。

ビワをみつけると毎年、祖母の仏壇に供えに行かなきゃなと思いつ

つ、行かないまま、もう数年が過ぎている。

「ビワなんて、種ばっかり大きくて食べるとこないのにね」

ビワを剥きながら母は言った。

確かにあらためて食べてみても、他においしい果物なんていくらでも

あるなかで、特別おいしいというほどのものじゃない。

けれど、どこか懐かしく、梅雨時にこのビワ色としか言いようがない色

にも惹かれて、毎年買う。

食べながら、野菜や果物の品種改良が進むなかで、もうちょっと種を

小さくできないものかと思ってしまう。

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2006年6月10日 (土)

もう5年? やっと5年?

Snow_01_1

今日土曜はスイミングの日。

されど、このところ私はひどく疲れを溜めていて、自分の中でこれは

病気寸前のレベルだなと感じていた。昨夜は12時にはPCの電源を

切ってデスクを離れたものの、それからキッチンの後片付けをして、

気分はすぐにも寝たいようだったけれど、肩こりに腰痛に謎の下腹部

痛まであるので、これはすぐ寝るよりあれをしなきゃ! と、例の足踏

みマットを体重をかけて踏むこと20分。それから足の指から膝上10

cnまで揉み上げて、嫌だけど白湯をマグカップで2杯飲んで、ゆっくり

お風呂に入って寝たらもう2時半なのでした。

それで今朝は7時間後の9時半に目覚ましをかけるものの起きられ

ず、息子に「もう11時だよ!」と言われて起きた次第。まったくトホホ

な日常で、「今日はほんっとに調子悪いからプールは無理かも知れ

ない」などと言っていたのだけれど、でも行かなかったら行かなかっ

たで身体の状態はさらに悪化するような気がして、結局出かけた。

こんなとき始めた頃と違うと思うのは、そんな状態で行ってもなんとか

泳げることで、それには自分でもびっくりしてしまう。かつての自分か

らは想像もできない。アップで100。それからクロール25を4本。背

泳ぎと平泳ぎを50で2本ずつ。間にバタフライのためのドリルが数本

入って、片手バタフライを50で2本。それから半分までバタフライ、半

分からクロールを25で2本。ダウンでクロールを50。まだあまり上手

くない身としてはバタフライの消耗度はすごいが、水中の動きを陸上

で考えると、あんな激しい運動はとうていできないだろうと思う。自分

では自分の向上度ってよく実感できないものだけれど、今日久々に

来たオバサマからは「しばらく見ないうちにすごく上手くなった」と言

われた。結局、今日も行って正解だった。行く前より行った後の方が

生き生きした顔になっている。

そう、5年。スイミングを始めて今日でついに5年が経ったのだ。

気持ちの上ではやっとというより、もう5年。月日の経つのは早い。

いろんな意味で余裕のない状況で始めて、でも5年間、週に1回泳

ぐことだけは自分に確保してきたっていうことだ。根性無しの私とし

ては頑張った方だと思う。

体操の後に小さな表彰状とバスタオルをもらった。

こんなの ↓

Hyousyoujyou_1

スイミングを続けている人はほんとに長くやっている。次の表彰は10

年、次は15年だ。すごい。始めるときにスポーツをまったくやってい

ない女友達に「悪いけど10年後の私の身体は君とは全然違うわよ」

と豪語している私なのだ。また5年、頑張らねば。

ちなみに上はプールの帰りに野火止用水の脇に咲いていたスノーフ

レーク。例のマガモかアヒルかわからない鳥は、ちょうどR病院の前

にいるのだが、今日は病院から息抜きに出てきた車椅子のオジサン

2人がパジャマ姿で眺めていた。近づいてよくよく見るとけっこうデカイ

ので、私が「これってマガモ? それともアヒルかな?」と聞くとオジ

サン、「これはマガモだよ」と言う。「でも、これにそっくりなアヒルがい

るんだよ」と言うと「でもコイツは飛ぶよ。飛ぶとこ何度も見たけど、飛

んでるところは、そりゃあーすごいよ」と言うので、やっぱり鴨かと言う

ことになった。しばらくオジサン2人と話す。こんな鴨でも四六時中病

院の中にいる者にとっては癒しになるらしい。

「それじゃあ、またね。早く良くなって退院してね」と言ったら「また来

てね」と言われた。子鴨を見つけたらすぐに電話するから、と冗談を

言うので、飛んだときにもね、と言って別れた。

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2006年6月 9日 (金)

入梅

Tsuyuiri_01

東京も今朝、梅雨入りした。

これでしばらく長雨を覚悟しなきゃならない。

5月がほとんど晴れ間が無かったことを考えると、ついまたかという

気分になってしまうが、雨なら雨で、雨の日なりの愉しみかたを考え

ればいいのだ。

子供の頃、雨が降って遊ぶ友達がいなくても、口うるさい母親と家の

中にずっといるのが嫌で1人で出て行った。子供が退屈を知らない、

なんていうのは嘘で、子供だってそれなりに自分の人生に退屈する

ときはあるのだ。長靴を履いて傘をさし、意外に明るい外に出てゆく

と、目に映る景色はすべて雨に濡れて鮮やかに滲み、岩崎ちひろの

描く水彩画のようにポエティックだった。私は雨で濡れた紫陽花の大

きな葉っぱを1枚1枚裏返しては、そこにでんでん虫を探した。運が良

いとそこに生まれたばかりのカタツムリがくっ付いていることがあって

カタツムリの赤ちゃんは透き通ってきれいな虹色をしていた。

このブログを始めてもうすぐ1年になろうとしているが、去年も虹色の

カタツムリの赤ちゃんの写真を撮りたくて探してみたけれど、結局み

つけることはできなかった。昔はでんでん虫なんてどこにでもいたの

に、と思うが、それは単に私がいま、子供のテリトリーの中にいない

だけだからだろうか。今でも小さい子供はでんでん虫を捕まえて、プ

ラスティックケースの中で飼っていたりするのかな。その辺を歩いて

いる子供を捕まえて聞いてみたい。

雨の日、ガラス張りのサンルームのある喫茶店で恋人とお茶をして

いて、ガラスのルーフから流れ落ちる雨だれをいつまで見ていても

飽きなかったのは、あれは恋をしていたからなんだろうか。

Tsuyuiri

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2006年6月 8日 (木)

梅雨まで

Tsuyumade

庭の草をむしる

ハハコグサやハルジョオンは

すぐ根っこまで抜けて

乾いた土がはらはらこぼれるが

オオバコは

二葉からまだ間もないのに

シャベルで深く掘らないと

根ごととれない


帽子をかぶるのを忘れていた

五月の太陽が

髪を熱くしているのに気づいたのは

イブキ、マサキ、ツバキ

シダレヤナギ、アジサイなどが

込みあっている日陰に

うずくまったときだった

頭を動かしたらじぶんの髪が

日なた臭くにおったのだ


貧弱な葉のくせに

根が針金のように強く

どこまで掘ってもきりのない草の名は

知らない

ところどころ

親指大のコブまでついている


草をむしっていると

心しずかに

じぶんが偏執狂ではないかと疑うことがある

ミミズがのたくっている

ずいぶんたくさんいる

指につまんでみる

この虫を

研究してる人もいるんだなと思う


草は

必ず根っこまでとるべし


夏には

大きな麦藁帽子をかぶる


(北村太郎/詩集『あかつき闇』から『梅雨まで』)

*************************************************

17歳のときにたまたま新聞の文芸欄で見た、このとりたてて何とい

うこともない詩が心にとまって新聞の切り抜きをして以来、もう十数

年になる。その間、私は飽きることなく北村太郎の詩を愛してきた。

アルコールを飲まない人にとって、アルコールがまったく興味のない

ものであるのと同じように、詩を解さない人にとっては詩なんてほと

んど興味の外にあって、わけがわからない上にどこか非現実的な

だけなのかもしれないが、物心ついて以来、私にとってはなくてはな

らないものだ。日常的な言葉では足りないし、詩以外の他の文学の

言葉でさえ足りない。雑誌やインターネットで見る言葉、人の書いた

論文やメール、自分の書く挨拶文や説明文や企画書やここで書く言

葉、なんかだけで日常をずっとやっていると、私はしばらく野菜を食

べていなかった人が無性に野菜を欲するように、飢えてきてしまう。

確かに詩の言葉でなくてはならない何かがあるのだが、それが何な

のか、どうしてそれじゃないと駄目なのかはわからない。

ただ、詩の言葉だけが一瞬にして見せてくれる風景があり、私はそ

のなかにいるのが好きなのだ。それはたとえばこの詩にしても、いま

読んでも昔と変わらぬものを私にもたらしてくれる。

私は滅多に好きにならないから、いったん好きになるとそれは半端

じゃなく、かつて私の伴侶だった人に、「君が人を、人が作ったもの

を、そこまで愛せるのはすごい。そこまで愛せたら本望だろうな」と

言われたことがあるけれど、はたして呆れていたのかどうか。

言葉は時折り気紛れに私の上にも降りてくる。こんなに好きなのだか

ら、願わくは死ぬまでに詩のミューズが私に微笑んでくれんことを。

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2006年6月 7日 (水)

漢字のバトン

Kanji_2_2

猫に学ぶ21世紀を生き抜く法』のhanta さんから漢字のバトンなる

ものが回ってきました。たまたま彼女のブログに自分の名前がある

のをみつけ、「げっ! こんなの私に回す人がいるなんて」と、見なか

ったことにしようと思ったけれど、hanta さんに『颯爽』なんて言葉を

いただいて名指しされたら無下にパスするわけにもいかず、頂くこと

にいたしました。では、とっとといきましょう。後の人、よろしく!

■Q1:前の人がQ2で答えた漢字に対して自分が持つイメージは?

hanta さんの出題は「生肉」「野菜」「魚」で、これに対して私が持つ

イメージは『医食同源』。まず生肉は食べない方がいい。野菜には

カロテノイドといって強力な抗酸化物質が含まれているので、特に

紫外線の強いこれからの季節は積極的に食べましょう。同じく魚に

はEPA、DHAといった貴重なオメガ3系脂肪酸が含まれているので

肉を食べる回数を減らしても魚を食べてください。

以上、お仕事がらみの発想。

■Q2:次の人にまわす言葉を3つ。

「色」 「音」 「数字」

■Q3:大切にしたい言葉を3つ。

才能とは、自分にできることを信じること(ジョン・レノン)

いつの世にも必ず、ひとりの女のための、たったひとりの男がいる

                       (ヴィニシウス・ヂ・モライス)

この世の物事は全て、自分がしたように返ってくる(波動の原理)

■Q4:漢字のことをどう思う?

簡潔にして深遠。

■Q5:最後にあなたの好きな四文字熟語を3つ教えてください。

『花鳥風月』 『以心伝心』 『軽妙洒脱』

■Q6:バトンを回す人8人と、その人をイメージする漢字を。

気分転換程度におつきあいくださる方、お願いしま~す!

【巴里】  よしえちゃん

【夢想】  angel さん

【雅】    みちこさん

【漂泊】  itio さん

【温厚】  うーさん

【楽園】  MOAPAさん!

【薔薇族】 ルイさん

【紅茶】  レチェさん

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ハートがいっぱい!

Heart_01_2_1

あなたのハートはどれかな?

この葉っぱの名前は、『ホヤ・カーリィ』。

 学名:Hoya kerrii  特徴:非耐寒性の多肉植物

 植物分類:ガガイモ科ホヤ属(サクララン属) 原産地:タイ、ラオス

 ハート型の葉を鉢植えにしたものはサクララン(ホヤ・カルノーサ)の

 近縁種、ホヤ・カーリィを葉ざししたもの。長く育てるとつるが伸び

 て、再生する。 花いろ:黄白色 草丈:3m(つる長) 

 花径 1.2cm ふやし方:さし木、葉ざし 出回り時期:ほぼ周年

つるが伸びて、つるの先にハートの葉っぱが付いているところもまた

面白かわいい。ハートとハートをつなげたみたいで。

 こんな感じ  →  スウィート・ハート

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2006年6月 6日 (火)

赤いクレマチス

Clematis_07

ここ数日でとても日が長くなったと思う。

夜7時を過ぎてもまだ明るい。

本格的な夏を迎えるにはまだ梅雨を越さなければならないけれど、

でもいずれにしてももうすぐだ。どこか懐かしい輝ける季節。

ずいぶん前から咲き始めて、夏の間中涼しげに咲くクレマチスだけ

れど、こんな赤いのを見つけた。小さな釣鐘状のかわいい花。

テキセンシス・エトワール・ローズというらしい。

最近になって私はクレマチスにも驚くほど種類があり、またバラと同

じように熱心な愛好家がいることを知った。それにバラにくらべてさ

え、高価な値段で流通していることにも驚いた。

暑い季節にも涼しげで、とても雰囲気のある花だからだろうか。

ブルーや白の大きなクレマチスも素敵だけれど、私はむしろこの小さ

なクレマチスに惹かれた。

夏の夕暮れの庭で、こんなのが揺れていたらいいだろうな。

Clematis_06_1

Clematis_08

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2006年6月 5日 (月)

夏の予感

Tachiaoi

私の住んでいる住宅の前にはタチアオイ(立葵)がずらっと植えられ

ていて、ここに来てからはこの花が咲き始めると、「ああ、もうすぐ夏

だ」と思うようになった。今の時期から咲き始めて、梅雨を越えて夏

の陽射しが強くなる頃まで繰り返し咲き続ける。子供の頃から見慣

れた花だけれど、写真に撮るまでこんなに種類の多い花だとは知ら

なかった。せいぜい赤とピンクがあるくらいにしか思っていなかった

のだ。つぼみの姿は、さながらフリルのついた日傘をたたんだときの

よう。それではしばし、タチアオイの競演を。

 一般名:タチアオイ(立葵)  学名:Althaea rosea(アルテアロゼア)

 科属名:アオイ科タチアオイ属  原産地:中国 草丈:100~200cm

 開花期:5~8月 花径:5~10cm  咲き方:一重・八重

 花色:赤・濃赤・桃・黄・青紫・白・黒  花の咲き方:穂状

 アオイ科の仲間:ハイビスカス、アメリカ芙蓉、芙蓉

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2006年6月 4日 (日)

お持ち帰りローズ

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最近コメント欄に「バラに魅了される人には2通りあって、そのひとつ

は自分の人生、あるいは自分自身に何か足りないものを感じている

人」と書いたけれど、先日、心に足りないものがあって、ついうっかり

お持ち帰りしてしまったバラがこれだ。かわいそうな私。

この日のついうっかりのポイントは、鉢植えですぐ植え替える必要が

なくて、株立ちが良く、なかなか強健そうなこのクオリティーのバラが

1000円でお釣りがくること。このバラは英国のガーデンローズ育種

会社ハークネス・ニューローズィズ社の育成種だそうだ。こんな会社

初めて知ったけれど、最近は本当に手軽にバラが手に入るようにな

ったと思う。付いていたネームタグの説明によると、このバラの名前

はオクタビア・ヒル(Octavia Hill)。特徴は、オールドローズの魅力に

四季咲き性を加えた芳香種。花付きが良く、鮮やかなピンクの中輪

クォーター咲きオールドローズ型の花が、一花茎に5~7輪。

樹高100×樹幅100cm、花径7cm。とある。

買ったときから一枝に7つもつぼみがついていたが、とてもゆっくり

とした咲き方。花がなくなりつつある私のベランダで、これからしば

らく楽しめそうだ。濁りのないピンクに整った花形、端正なバラだ。

しばし、君とまたランデヴー。

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2006年6月 3日 (土)

アイスクリーム?

Ice_cream

いえいえ、ミントの栽培キットです。

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ほらね。

Ice_cream_03

アイスクリームカップに、水を含むと大きくなる固形の土を入れて、

ぬるま湯を8分目まで注いで、

Ice_cream_05

土が充分に大きく膨らんだらほぐして平らにして、

ミントの種を撒いて、

木のスプーンのネームタグを立てれば、できあがり!

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これで、1週間から2週間したらミントの芽が出てくるんだって。

楽しみ!

ちなみに、夏にあなたが私の家に遊びに来たら、麦茶かミントティー

を選んでもらうことになるけれど、どっちがいい?

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2006年6月 2日 (金)

かわいいパン屋さん

Quignon

先日、友人とローズ・カフェに行った帰りに、かわいいパン屋さんをみ

つけた。お店の名前は『Quignon』(キィニョン)。

外装も内装も見るからにハンドメイドな、絵本の中から出てきたような

木造のお店。中に入ると、まるで幼稚園の教室に入ったみたいな懐

かしい感じ。ダンボールや板で作った工作みたいな手作りのデコレー

ションがされていて、フレンチな柳のカゴの中には、子供の手のサイ

ズぴったりに焼かれた、これまたかわいいパンがいっぱい! 

これらのパンはみんな自家製発酵種(天然酵母)のパンだそうだ。

私に小さな子供がいたら思わず連れてきたいお店だけれど、店の中

にはいたるところにキィニョンのパンを頬張る小さな子供や親子の写

真が飾られていて、ほんわかあったかな雰囲気が漂っていた。

小さなコロネには子供用と大人用があって、大人用のチョコクリーム

は高級チョコレート使用のビターな味とあったので、それを買って食べ

てみたのだけれど、ほんとにビターチョコがおいしかった。同様にチョ

コの入ったクロワッサンも苦くて濃ゆい珈琲にぴったりなおいしさ。

店員さんもとても感じよく丁寧で、こういうお店は時間のないオフィス

の昼休み時間に来たら駄目だろうなと思うスローな雰囲気。1人で買

いに来たオジサンも店員の女の子と何気なくお喋りしてる。

こういう、なんでもないけどあったかなお店が街にひとつあると、それ

だけで街の雰囲気は潤い人と人とのコミュニケーションが生まれる。

おいしいパン屋とケーキ屋と良い花屋と書店と落ち着く喫茶店、とり

あえずこれだけあれば、端的に文化がある街、と私は勝手に決めて

いるのだが、残念ながら私の住む町にはその全部は揃っていない。

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お店の前に置かれた看板もかわいい。

この子がキィニョンの看板娘(息子?)。

Quignon01jpg 

そうだ。忘れてた。喫茶店といえば、ローズ・カフェがいっぱいでラン

チするのをあきらめて、たまたま見つけた鬱蒼と蔦のからまる下の

お店(ちょいとあやしい)に入ったのだけれど、ここはなかなか当たり

でした。お店の名前はわからないけれど、男の人でもお腹いっぱい

になりそうな、ちゃんとしたチキンカレーにラッシィに珈琲がついて

850円也。ここもなかなか昔ながらの喫茶店という感じの雰囲気の

あるお店でした。国分寺駅南口近く。

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2006年6月 1日 (木)

紫陽花の季節

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6月だ。

6月は紫陽花の季節。

でも、景色のなかで美しい紫陽花を見るのはいいけれど、私はこの

花があまり好きじゃない。梅雨どきのウェットな季節にブルーの大き

な頭は重そうで、小さな花のひとつひとつは、なんだかこの花の想い

みたいで、見ているうちに私は少々しんどくなってしまう。

晴れた日、バラを見た帰りに色づき始めたばかりの小ぶりの紫陽花

を見つけた。これくらい小さくて、まだ色づき始めたばかりの紫陽花

なら重くなくていいと思った。

紫陽花って子供の頃、口の中に入れて舐めてると色が変わるアメ

玉、変わり玉って言ったっけかな。あれに似てる。咲きながら徐々に

色が変わってゆくことから、花言葉は『心変わり』。一心に誰かを片

想いしているような花なのに、それはないでしょうと思う。

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